JP2008253493A - 断層画像処理方法および装置ならびにプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】光トモグラフィー計測により得られた断層画像における分解能の劣化を効率的に抑える。
【解決手段】各走査ライン毎に干渉信号ISが取得され、干渉信号ISの一部が抽出されることにより、信号長の異なる複数の抽出干渉信号IS0〜IS3が生成される。次に、抽出干渉信号IS0〜IS3から測定対象Sの各深さ位置zにおける中間断層情報r0(z)〜r3(z)が取得される。そして、測定対象Sの深さ位置zが深くなるにつれて信号長の短い抽出干渉信号IS0〜IS3から取得した中間断層情報r0(z)〜r3(z)を用いて断層情報r(z)が取得され、断層画像Pが生成される。
【選択図】図3
【解決手段】各走査ライン毎に干渉信号ISが取得され、干渉信号ISの一部が抽出されることにより、信号長の異なる複数の抽出干渉信号IS0〜IS3が生成される。次に、抽出干渉信号IS0〜IS3から測定対象Sの各深さ位置zにおける中間断層情報r0(z)〜r3(z)が取得される。そして、測定対象Sの深さ位置zが深くなるにつれて信号長の短い抽出干渉信号IS0〜IS3から取得した中間断層情報r0(z)〜r3(z)を用いて断層情報r(z)が取得され、断層画像Pが生成される。
【選択図】図3
Description
本発明は、OCT(Optical Coherence Tomography)計測により光断層画像を生成する断層画像処理方法および装置ならびにプログラムに関するものである。
従来、生体組織の光断層画像を取得する際に、OCT計測を利用した光断層画像取得装置を用いることが提案されている。たとえば眼底や前眼部、皮膚の断層画像を取得する場合の他に、光プローブを用いる動脈血管壁の観察、内視鏡の鉗子チャンネルから光プローブを挿入する消化器管の観察など、様々な部位に応用されている。この光断層画像取得装置では、光源から射出された低コヒーレント光を測定光と参照光とに分割した後、測定光が測定対象に照射されたときの測定対象からの反射光、もしくは後方散乱光と参照光とを合波し、反射光と参照光との干渉光の強度に基づいて光断層画像を取得する。以下、測定対象からの反射光、後方散乱光をまとめて反射光と標記する。
上記のOCT計測には、大きくわけてTD−OCT(Time domain OCT)計測とFD(Fourier Domain)−OCT計測の2種類がある。TD−OCT(Time domain OCT)計測は、参照光の光路長を変更しながら干渉光強度を測定することにより、測定対象の深さ方向の位置(以下、深さ位置という)に対応した反射光強度分布を取得する方法である。
一方、FD(Fourier Domain)−OCT計測は、参照光と信号光の光路長は変えることなく、光のスペクトル成分毎に干渉光強度を測定し、ここで得られたスペクトル干渉強度信号を計算機にてフーリエ変換に代表される周波数解析を行うことで、深さ位置に対応した反射光強度分布を取得する方法である。TD―OCTに存在する機械的な走査が不要となることで、高速な測定が可能となる手法として、近年注目されている。FD(Fourier Domain)−OCT計測を行う装置構成で代表的なものとしては、SD−OCT(Spectral Domain OCT)装置とSS−OCT(Swept source OCT)の2種類が挙げられる(たとえば特許文献1、2参照)。
測定対象となる物質にはある波長の光を吸収してしまう特性があり、光の吸収の仕方は入射する物質によって異なり、さらには物質が同じであっても光の波数により異なる。よって、物質に入射した測定光が物質との相互作用によって吸収されることにより反射光が減衰してしまう場合があり、反射強度の大きさが見かけ上低下してしまうという問題がある。ここで、特許文献1において、測定対象の分散特性に関するデータを予め保持しておき、このデータに基づいて分散の影響を補正する方法が開示されている。また、特許文献2において、分散やスペクトルの影響を推定し、推定した分散特性等による影響を補正する方法が開示されている。
特開2005−283155号公報
米国特許第6980299号明細書
しかし、特許文献1の場合には測定対象の特性を予め計測しておく必要があるため汎用性が低く、分解能を補償する際の効率が悪いという問題がある。同様に、特許文献2の場合においてもスペクトル形状の歪みの影響を推定し最適化するための繰り返し演算が必要となり、分解能を補償する際の効率が悪いという問題がある。
そこで、本発明は、効率的に分解能の劣化を防止することができる断層画像処理方法および装置ならびにプログラムを提供することを目的とするものである。
本発明の光断層画像処理方法は、光を射出し、射出した光を測定光と参照光とに分割し、測定光が測定対象の各深さ位置において反射したときの反射光と参照光とを合波し、合波した反射光と参照光との干渉光を干渉信号として検出し、検出した干渉信号から断層画像を生成する断層画像処理方法であって、干渉信号の一部を抽出することにより信号長の異なる複数の抽出干渉信号を生成し、生成した複数の抽出干渉信号のうち、測定対象の深さ位置が深くなるほど信号長の短い抽出干渉信号を用いて測定対象の各深さ位置における断層情報を取得し、取得した断層情報を用いて断層画像を生成することを特徴とするものである。
本発明の断層画像処理装置は、光を射出し、射出した光を測定光と参照光とに分割し、測定光が測定対象の各深さ位置において反射したときの反射光と参照光とを合波し、合波した反射光と参照光との干渉光を干渉信号として検出し、検出した干渉信号から断層画像を生成する断層画像処理装置であって、干渉信号の一部を抽出することにより信号長が異なる複数の抽出干渉信号を生成する干渉信号抽出手段と、干渉信号抽出手段において生成された複数の抽出干渉信号のうち、測定対象の深さ位置が深くなるほど信号長の短い抽出干渉信号を用いて測定対象の各深さ位置における断層情報を取得する断層情報取得手段と、断層情報取得手段により取得された断層情報を用いて断層画像を生成する断層画像生成手段とを備えたことを特徴とするものである。
本発明の断層画像処理プログラムは、光を射出し、射出した光を測定光と参照光とに分割し、測定光が測定対象の各深さ位置において反射したときの反射光と参照光とを合波し、合波した反射光と参照光との干渉光を干渉信号として検出し、検出した干渉信号から断層画像を生成する断層画像処理プログラムであって、コンピュータに、干渉信号の一部を抽出することにより信号長の異なる複数の抽出干渉信号を生成し、生成した複数の抽出干渉信号のうち、測定対象の深さ位置が深くなるほど信号長の短い抽出干渉信号を用いて測定対象の各深さ位置における断層情報を取得し、取得した断層情報を用いて断層画像を生成することを実行させることを特徴とするものである。
ここで、反射光とは、測定対象からの反射光および後方散乱光を意味する。
なお、中間断層情報取得手段は、抽出干渉信号から各深さ位置における断層情報を取得するものであればその方法は問わず、たとえばフーリエ変換処理、最大エントロピー法、Yule−Walker法等のスペクトル解析により断層情報を取得するようにしてもよい。
また、断層情報取得手段は、測定対象の深さ位置が深くなるほど信号長の短い抽出干渉信号を用いて測定対象の各深さ位置における断層情報を取得するものであればその構成は問わず、たとえば測定対象の深さ位置が深くなるにつれて信号長の短い抽出干渉信号から取得した断層情報を割り当てるようにしてもよい。もしくは断層情報取得手段は、干渉信号抽出手段において生成した複数の抽出干渉信号からそれぞれ中間断層情報を取得する中間断層情報取得手段と、中間断層情報取得手段において取得された複数の中間断層情報を測定対象の深さに応じた重み付け加算することにより断層情報を取得する断層情報生成手段とを備えたものであってもよい。
さらに、干渉信号抽出手段は干渉信号の一部を抽出して抽出干渉信号を生成するものであればよいが、干渉信号の全信号長の中心を基準として信号長の異なる複数の抽出干渉信号を生成することが好ましい。
なお、断層画像処理装置は干渉信号もしくは抽出干渉信号から測定対象の表面の深さ位置を検出する表面検出手段を有するものであってもよい。このとき、断層情報取得手段は表面検出手段により検出された表面の深さ位置に基づいて断層情報を取得することになる。
また、光は所定の波長帯域内において波長を掃引しながら周期的に射出されたものであって、いわゆるSS−OCT計測により断層画像を取得するものであってもよいし、所定の波長帯域からなる低コヒーレンス光を射出するものであって、いわゆるSD−OCT計測により断層画像を取得するものであってもよい。
本発明の断層画像処理方法および装置ならびにプログラムによれば、光を射出し、射出した光を測定光と参照光とに分割し、測定光が測定対象の各深さ位置において反射したときの反射光と参照光とを合波し、合波した反射光と参照光との干渉光を干渉信号として検出し、検出した干渉信号から断層画像を生成する断層画像処理方法および装置ならびにプログラムであって、干渉信号の一部を抽出することにより信号長の異なる複数の抽出干渉信号を生成し、生成した複数の抽出干渉信号のうち、測定対象の深さ位置が深くなるほど信号長の短い抽出干渉信号を用いて測定対象の各深さ位置における断層情報を取得し、取得した断層情報を用いて断層画像を生成することにより、測定対象の分散特性・吸収特性の影響を多く受けている干渉信号の信号長の長さを調整し、測定対象の分散特性・吸収特性の影響が少ない信号長の短い抽出干渉信号から断層情報を取得するため、効率よく測定対象の分散特性・吸収特性による分解能の低下を抑えることができる。
なお、断層情報取得手段が、干渉信号抽出手段において生成した複数の抽出干渉信号からそれぞれ中間断層情報を取得する中間断層情報取得手段と、中間断層情報取得手段において取得された複数の中間断層情報を測定対象の深さに応じた重み付け加算することにより断層情報を取得する断層情報生成手段とを備えたものであるとき、個々の中間断層情報における測定対象の分散特性・吸収特性の影響を重み付け加算により緩和し、断層画像において測定対象の断層構造の再現性を保持しつつ測定対象の分散特性・吸収特性による分解能の低下を抑えることができる。
また、干渉信号もしくは抽出干渉信号から測定対象の表面の深さ位置を検出する表面検出手段をさらに有し、断層情報取得手段が、表面検出手段により検出された表面の深さ位置に基づいて断層情報を取得するものであるとき、測定対象による分散や吸収の影響の少ない浅い深さ位置においては、信号長の長い干渉信号を用いて分解能の高い断層情報を取得することができる。
以下、図面を参照して本発明の断層画像処理装置の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の断層画像処理装置を用いた光断層画像化システム1の好ましい実施の形態を示す模式図である。光断層画像化システム1は、たとえば体腔内の生体組織や細胞等の測定対象の断層画像PをSS−OCT(Spectral Domain OCT)計測により取得するものであって、光Lを射出する光源ユニット310と、光源ユニット310から射出された光Lを測定光L1と参照光L2とに分割する光分割手段3と、光分割手段により分割された測定光L1が測定対象Sの各深さ位置において反射したときの反射光(後方散乱光)と参照光L2とを合波する合波手段4と、合波手段4により合波された反射光L3と参照光L2との干渉光L4を干渉信号ISとして検出する干渉信号検出手段40と、干渉信号検出手段40により検出された干渉信号ISから断層画像を生成する断層画像処理装置50とを備えている。
光源ユニット310は、所定の波長帯域Δλ内において一定の周期Tで掃引させながらレーザ光Lを射出するものである。具体的には光源ユニット310は、半導体光増幅器(半導体利得媒質)311と光ファイバFB10とを有しており、光ファイバFB10が半導体光増幅器311の両端に接続された構造を有している。半導体光増幅器311は駆動電流の注入により微弱な放出光を光ファイバFB10の一端側に射出するとともに、光ファイバFB10の他端側から入射された光を増幅する機能を有している。そして、半導体光増幅器311に駆動電流が供給されたとき、半導体光増幅器311および光ファイバFB10により形成される光共振器によりパルス状のレーザ光Lが光ファイバFB1へ射出されるようになっている。
さらに、光ファイバFB10には光分岐器312が結合されており、光ファイバFB10内を導波する光の一部が光分岐器312から光ファイバFB11側へ射出されるようになっている。光ファイバFB11から射出した光はコリメータレンズ313、回折格子素子314、光学系315を介して回転多面鏡(ポリゴンミラー)316において反射される。そして反射された光は光学系315、回折格子素子314、コリメータレンズ313を介して再び光ファイバFB11に入射される。
ここで、この回転多面鏡316は矢印R1方向に回転するものであって、各反射面の角度が光学系315の光軸に対して変化するようになっている。これにより、回折格子素子314において分光された光のうち、特定の波長の光だけが再び光ファイバFB11に戻るようになる。この光ファイバFB11に戻る光の波長は光学系315の光軸と反射面との角度によって決まる。そして光ファイバFB11に入射した特定の波長の光が光分岐器312から光ファイバFB10に入射され、結果として特定の波長のレーザ光Lが光ファイバFB1側に射出されるようになっている。
したがって、回転多面鏡316が矢印R1方向に等速で回転したとき、再び光ファイバFB11に入射される光の波長λは、時間の経過に伴って一定の周期Tで変化することになる。こうして光源ユニット310からは、図2に示すように、波長帯域Δλ内において一定の周期Tで波長掃引されたレーザ光Lが光ファイバFB1側に射出される。
光分割手段3は、たとえば2×2の光カプラから構成されており、光源ユニット310から光ファイバFB1を介して導波した光Lを測定光L1と参照光L2に分割する。光分割手段3は、2本の光ファイバFB2、FB3にそれぞれ光学的に接続されており、測定光L1は光ファイバFB2により導波され、参照光L2は光ファイバFB3により導波される。なお、本実施形態における光分割手段3は、合波手段4としても機能するものである。
光ファイバFB2には光プローブ30が光学的に接続されており、測定光L1は光ファイバFB2から光プローブ30へ導波される。光プローブ30は、たとえば鉗子口から鉗子チャンネルを介して体腔内に挿入されるものであって、光学コネクタ31により光ファイバFB2に対し着脱可能に取り付けられている。光プローブ30は、シース内の光ファイバが矢印θ方向に回転することにより、測定対象Sに対し測定光L1を矢印θ方向に走査しながら照射する。また、光プローブ30は測定対象Sに測定光L1を照射したときの測定対象Sからの反射光L3を合波手段4側に導波する。
一方、光ファイバFB3における参照光L2の射出側には光路長調整手段20が配置されている。光路長調整手段20は、測定対象Sに対する測定開始位置を調整するために、参照光L2の光路長を変えるものであって、コリメータレンズ21および反射ミラー22を有している。そして、光ファイバFB3から射出した参照光L2はコリメータレンズ21を透過した後、反射ミラー22により反射され、再びコリメータレンズ21を介して光ファイバFB3に入射される。
ここで、反射ミラー22は可動ステージ23上に配置されており、可動ステージ23はミラー駆動手段24により矢印A方向に移動可能に設けられている。そして可動ステージ23が矢印A方向に移動することにより、参照光L2の光路長が変更するよう構成されている。
合波手段4は、2×2の光カプラからなり、光路長調整手段20により光路長の変更が施された参照光L2と測定対象Sからの反射光L3とを合波するとともに2分し、光ファイバFB1、FB4を介して干渉信号検出手段40側に射出するように構成されている。
干渉信号検出手段40は、たとえばフォトダイオード等からなっており、合波手段4により合波された反射光L3と参照光L2との干渉光L4を検出し干渉信号ISとして出力するものである。なお本例の装置は、干渉光L4を合波手段4(光ファイバカプラ)4で二分した干渉光L4をそれぞれ光検出器40aと40bに導き、バランス検波を行う機構を有している。
次に、上述した光断層画像化システム1の動作例について説明する。まず、可動ステージ23が矢印A方向に移動することにより、測定可能領域内に測定対象Sが位置するように光路長の調整が行われる。その後、光源ユニット310から光Lが射出され、光Lは光分割手段3により測定光L1と参照光L2とに分割される。測定光L1は光プローブ30により体腔内に導波され測定対象Sに照射される。そして、測定対象Sからの反射光L3が反射ミラー22において反射した参照光L2と合波手段4により合波され、反射光L3と参照光L2との干渉光L4が干渉信号ISとして干渉信号検出手段40により検出される。
そして、光プローブ30内の光ファイバを矢印θ方向に回転させることにより、測定対象Sに対して測定光L1を1次元方向に走査させれば、この走査方向θに沿った各部分において測定対象Sの深さ方向(測定光L1の光軸方向z)の情報が得られるので、この走査方向θの断層面について複数の干渉信号ISが取得される。断層画像処理装置50において、この複数の干渉信号ISから断層画像Pが取得されることになる。なお、測定対象Sに対して測定光L1を、上記走査方向に対して直交する第2の方向(光プローブ30の長手方向)に走査させることにより、この第2の方向を含む断層面についての断層画像Pをさらに取得することも可能である。
図3は本発明の断層画像処理装置の好ましい実施の形態を示すブロック図であり、図3を参照して断層画像処理装置50について説明する。なお、図3のような断層画像処理装置50の構成は、補助記憶装置に読み込まれた断層画像処理プログラムをコンピュータ(たとえばパーソナルコンピュータ等)上で実行することにより実現される。このとき、この断層画像処理プログラムは、CD−ROM等の情報記憶媒体に記憶され、もしくはインターネット等のネットワークを介して配布され、コンピュータにインストールされることになる。断層画像処理装置50は、干渉信号取得手段51、干渉信号抽出手段52、断層情報取得手段53、断層画像生成手段54を有している。
干渉信号取得手段51は干渉信号検出手段40において検出された干渉信号ISを取得するものである。ここで、干渉信号取得手段51は光源ユニット310において波長が1周期分掃引されたときに干渉信号ISを取得するものであり、測定光L1が走査しながら照射されたとき、複数の干渉信号ISを逐次取得するようになっている。このため、干渉信号ISはそれぞれ光Lの波長帯域Δλに対応した信号長を有している。なお、干渉信号検出手段40においては、光のスペクトル強度の影響を受けた状態で干渉信号ISが検出されることになる。よって、干渉信号取得手段51は、前処理として光Lのスペクトル形状の影響の除去を行うようにしてもよい。さらに、干渉信号ISは時間軸(波長軸)に対する干渉強度として取得される。一方、後述する断層情報取得手段53において波数k軸において等間隔になるような干渉信号ISが必要となる。よって、干渉信号取得手段51は光源ユニット310の時間−波長掃引特性を予め計測しておき、干渉信号を波数k軸において等間隔になるように変換するような前処理を行うようにしてもよい。この信号変換手法の詳細は米国特許第5956355号明細書に開示されている。
干渉信号抽出手段52は、干渉信号取得手段51において取得された干渉信号ISの一部を抽出することにより、信号長の異なる複数の抽出干渉信号IS1〜IS3を生成するものである。たとえば、干渉信号抽出手段52は、図4(A)に示す干渉信号ISから図4(B)〜(D)に示すような干渉信号ISの全信号長の95%、90%、85%の長さの複数の抽出干渉信号IS1〜IS3を生成する。このとき、干渉信号抽出手段52は信号長の中心λCを基準として短波長側および長波長側の干渉信号成分を除去することにより、信号長の異なる複数の抽出干渉信号IS1〜IS3を生成する。なお、干渉信号抽出手段52は、干渉信号IS自体(全信号長の100%)も抽出干渉信号IS0として抽出する機能を有している。
断層情報取得手段53は、干渉信号抽出手段52において生成された複数の抽出干渉信号IS0〜IS3のうち、測定対象Sの深さ位置zが深くなるほど信号長の短い抽出干渉信号IS0〜IS3を用いて測定対象の各深さ位置zにおける断層情報r(z)を取得するものである。具体的には、断層情報取得手段53は、中間断層情報取得手段53aa、断層情報生成手段53bを有している。
中間断層情報取得手段53aは、干渉信号抽出手段52により生成された各抽出干渉信号IS0〜IS3からそれぞれ中間断層情報r0(z)〜r3(z)を取得するものである。ここで、中間断層情報取得手段53aは、たとえばフーリエ変換処理、最大エントロピー法(MEM)、Yule−Walker法等の公知のスペクトル解析技術を用いて、深さ方向zの断層情報(反射率)を取得する。
断層情報生成手段53bは、各深さ領域z1〜z3において、深さ位置zが深くなるにつれて信号長が短い中間干渉信号から取得された異なる中間断層情報r0(z)〜r3(z)を用いて断層情報r(z)を取得するものである。具体的には、断層情報生成手段53bは、測定対象Sの各深さ位置zを0.0≦z1≦0.5mm、0.5≦z2≦1.0mm、1.0≦z3≦1.5mmというように、複数の深さ領域z1、z2、z3に区分する。
さらに、断層情報生成手段53bは、各深さ領域z1〜z3の断層情報r(z)を複数の中間断層情報r0(z)〜r3(z)を用いて深さに応じた重み付け加算を行うことにより取得する。たとえば深さ領域z1における断層情報r(z1)を取得するとき、断層情報生成手段53bは2つの中間断層情報r0(z)、r1(z)を下記式(1)に示すような深さに応じた重み付け加算を行う。
r(z1)=w0・r0(z1)+w1・r1(z1) ・・・(1)
なお、式(1)における重み付け係数w0、w1は、図5に示すような深さ位置zに応じて変動する係数であり、w0+w1=1になるように設定されたものである。
なお、式(1)における重み付け係数w0、w1は、図5に示すような深さ位置zに応じて変動する係数であり、w0+w1=1になるように設定されたものである。
同様に、断層情報生成手段53bは、深さ領域z2について中間断層情報r1(z2)、r2(z2)を用いて断層情報r(z2)を取得し、深さ領域z3について中間断層情報r2(z3)、r3(z3)を用いて断層情報r(z3)を取得する。さらに、断層情報生成手段53bは、干渉信号検出手段40において1ライン分の干渉信号ISが検出される度に、上述したように1ライン分の断層情報r(z)を取得していく。なお、断層情報生成手段53bは生成した断層情報r(z)を対数変換する機能を有していてもよいし、あるいは、中間断層情報r0(z)〜r3(z)をそれぞれ対数変換してから各深さの断層情報を得るようにしてもよい。
断層画像生成手段54は、断層情報生成手段53bにより逐次取得された複数ライン分の断層情報から1枚の断層画像Pを生成するものである。具体的には、断層画像生成手段54は、図1の光源ユニット310における波長掃引1周期分の干渉信号ISから得られた断層情報r(z)を1ライン分の断層情報r(z)として記憶してゆく。さらに、光プローブ30により測定光L1が測定対象Sに対し走査されながら照射されたときに、断層画像生成手段54は逐次取得される複数の断層情報r(z)を記憶していく。その後、断層画像生成手段54は、記憶していたnライン分の断層情報r(z)を用いて図6に示すように断層画像Pを生成し、図1の表示装置60に表示されることになる。
このように、測定対象Sの深さ位置zが深いほど信号長の短い抽出干渉信号IS0〜IS3から取得した中間断層情報r0(z)〜r3(z)を用いて断層情報r(z)を取得することにより、測定対象Sにおける分散や光損失による影響を低減し画質の向上を図ることができる。すなわち、OCT計測において、広帯域な光(干渉信号)であるほど分解能は上がり狭いほど分解能は下がる。断層画像Pの分解能を向上させることを考慮すれば、信号長の長い干渉信号ISを用いることが理想である。しかし、生体組織等の測定対象Sには光の分散特性、吸収特性があり、所定の波長域の測定光L1が測定対象Sにおいて分散もしくは吸収されてしまう場合がある。
ここで、Timothy R. Hillman and David D. Sampson,‘The effect of water dispersion and absorption on axial resolution in ultrahigh-resolution optical coherence tomography’OPTICS EXPRESS, 21 March 2005, Vol. 13, No.6 において、光Lの波長帯域が広くなるほどピークの広がり率が大きくなり分解能が低下することが示されている。また、測定対象Sの深さ位置zが深くなるにつれてピークの広がり率が大きくなり分解能が低下することが示されている。
従って、広帯域にすることによる分解能の向上効果と、分散特性・吸収特性の影響による分解能の低下とのバランスをとることが望ましく、特に深い領域は分散特性・吸収特性の影響を受けやすいことを考慮する必要がある。
そこで、光断層画像化システム1での光源ユニット310から射出される光Lは広帯域に設定し、断層画像処理装置50は測定対象Sの浅い深さ位置zでは波長帯域Δλが広帯域な状態での干渉信号ISを用いて断層情報r(z)を取得する。これにより、分散特性・吸収特性の影響が少ない浅い深さ位置zでは高い分解能を維持することができる。一方、測定対象Sの深さ位置zが深くなるにつれて信号長の短い抽出干渉信号IS1〜IS3を用いて断層情報r(z)を取得する。これにより、測定対象Sの深い領域において分散特性・吸収特性の影響を抑えることができる。
さらには、干渉光抽出手段52において干渉信号ISの信号長の長さを調整した抽出干渉信号IS0〜IS3を生成するだけで分解能の劣化を軽減することができ、効率よく測定対象Sの分散特性・吸収特性による分解能の低下を抑えることができる。
図7は本発明の断層画像処理方法の好ましい実施形態を示すフローチャートであり、図1から図7を参照して断層画像処理方法について説明する。まず、干渉信号取得手段51において走査ライン毎に干渉信号ISが取得される(ステップST1)。その後、干渉信号抽出手段52において、干渉信号ISの一部が抽出されることにより、信号長の異なる複数の抽出干渉信号IS0〜IS3が生成される(ステップST2)。なお、抽出干渉信号IS0〜IS3は全信号長の中心λcを基準として短波長側および長波長側を除去するような抽出が行われる。
次に、中間断層情報取得手段53aにおいて抽出干渉信号IS0〜IS3を用いて測定対象Sの各深さ位置zにおける中間断層情報r0(z)〜r3(z)が取得される(ステップST3)。その後、断層情報生成手段53bにおいて、測定対象の深さ位置zが深くなるにつれて信号長の短い抽出干渉信号IS0〜IS3から取得した中間断層情報r0(z)〜r3(z)を用いて断層情報r(z)が取得される(ステップST4)。そして、取得された断層情報r(z)を用いて断層画像Pが生成され、表示装置60に表示される(ステップST5)。
このように、測定対象Sの深さ位置zが深いほど信号長の短い抽出干渉信号IS0〜IS3を用いて断層情報r(z)を取得することにより、測定対象Sにおける分散や光損失による影響を効率的に低減し画質の向上を図ることができる。
図8は本発明の断層画像処理装置の別の実施形態を示すブロック図であり、図8を参照して断層画像処理装置150について説明する。なお、図8の断層画像処理装置150において図4の断層画像処理装置50と同一の構成を有する部位には同一の符号を付してその説明を省略する。図8の断層画像処理装置150が図4の断層画像処理装置と異なる点は、測定対象Sの表面からの深さ位置zに基づいて断層情報r(z)の取得に用いる中間断層情報を変更することである。
具体的には、断層画像処理装置150は、測定対象Sの表面を検出する表面検出手段151を備えている。表面検出手段151は、中間断層情報r0(z)を平滑化した後、中間断層情報r0(z)の深さ方向について差分を求め、いわゆるゼロ交差点検出を行うことにより最も大きい極大点を検出する。そして、表面検出手段151は極大点が検出された深さ位置が測定対象Sの表面の深さ位置zSであると判断する。
なお、光プローブ30と測定対象Sとが密着している場合、光プローブ30の表面が測定対象Sの表面の深さ位置zSとなる。一方、光プローブ30と測定対象Sとが離れている場合、光プローブ30のシース像よりも深い位置における極大点を測定対象Sの表面の深さ位置zSであると判断する。さらに、表面検出手段151は1つの中間断層情報r0(z)から表面の深さ位置zSを検出する場合について例示しているが、たとえば複数の中間断層情報r0(z)〜r3(z)から上述のように表面の深さ位置zSを検出し、検出した複数の表面位置を平均することにより表面の深さ位置zSを検出するようにしてもよい。
断層情報生成手段153bは、表面検出手段151において検出された表面位置および各中間断層情報r0(z)〜r3(z)を用いて断層情報r(z)を取得する。たとえば断層情報生成手段153bは、各深さ領域z1〜z3を表面の深さ位置のzS分だけオフセットして、中間断層情報r0(z)〜r3(z)を割り当ててゆく。なお、深さ位置0mm(測定光L1の射出面)〜表面の深さ位置zSまでの断層情報は、干渉信号ISから取得した中間断層情報r0(z)を用いるようにしてもよい。
このように、測定対象Sからの表面の深さ位置zSを考慮した断層情報r(z)の取得を行うことにより、測定対象Sによる分散や吸収の影響の少ない浅い深さ位置zにおいては、信号長の長い干渉信号ISを用いて分解能の高い断層情報r(z)を取得することができる。
図9は本発明の断層画像処理装置の第3の実施形態を示すブロック図であり、図9を参照して断層画像処理装置250について説明する。なお、図9の断層画像処理装置250において図3の断層画像処理装置50と同一の構成を有する部位には同一の符号を付してその説明を省略する。図9の断層画像処理装置250が図4の断層画像処理装置と異なる点は断層情報r(z)の取得方法である。
断層画像処理装置250は、各深さ領域z1〜z3と中間断層情報r0(z)〜r3(z)とを関連づけて記憶したデータテーブル251を有している。そして、断層画像生成手段253bは、深さ領域z1については中間断層情報r0(z1)を断層情報r(z1)として用い、深さ領域z2は中間断層情報r1(z2)、深さ領域z3は中間断層情報r2(z3)をそれぞれ断層情報r(z2)、r(z3)として用いる。この場合であっても、深さ位置が深いほど信号長の短い抽出干渉信号IS0〜IS3を用いて断層情報r(z)を取得することにより、測定対象Sにおける分散や光損失による影響を効率的に抑え画質の向上を図ることができる。
上記各実施の形態によれば、光Lを射出し、射出した光Lを測定光L1と参照光L2とに分割し、測定光L1が測定対象Sの各深さ位置zにおいて反射したときの反射光L3と参照光L2とを合波し、合波した反射光L3と参照光L2との干渉光L4を干渉信号ISとして検出し、検出した干渉信号ISから断層画像Pを生成するとき、干渉信号ISの一部を抽出して信号長の異なる複数の抽出干渉信号IS0〜IS3を生成し、生成した複数の抽出干渉信号IS0〜IS3のうち、測定対象Sの深さ位置zが深くなるほど信号長の短い抽出干渉信号IS0〜IS3を用いて測定対象Sの各深さ位置zにおける断層情報r(z)を取得し、取得した断層情報r(z)を用いて断層画像Pを生成することにより、測定対象Sの分散特性・吸収特性の影響を多く受けている干渉信号ISの信号長の長さを調整し、測定対象Sの分散特性・吸収特性の影響が少ない信号長の短い抽出干渉信号IS1〜IS3から断層情報r(z)を取得するため、効率よく測定対象Sの分散特性・吸収特性による分解能の低下を抑えることができる。
また、図3に示すように、断層情報取得手段53が、干渉信号抽出手段52において生成した複数の抽出干渉信号IS0〜IS3からそれぞれ中間断層情報r0(z)〜r3(z)を取得する中間断層情報取得手段53aと、中間断層情報取得手段53aにおいて取得された複数の中間断層情報r0(z)〜r3(z)を重み付け加算することにより断層情報r(z)を取得する断層情報生成手段53bとを備えたものであるとき、個々の中間断層情報r0(z)〜r3(z)における測定対象Sの分散特性・吸収特性の影響を重み付け加算により緩和し、断層画像Pにおいて測定対象Sの断層構造の再現性を保持しつつ測定対象の分散特性・吸収特性による分解能の低下を抑えることができる。
また、図8に示すように、抽出干渉信号IS0(=干渉信号IS)〜IS3から測定対象Sの表面の深さ位置zSを検出する表面検出手段151をさらに有し、断層情報取得手段153が、表面検出手段151により検出された表面の深さ位置zSに基づいて断層情報r(z)を取得するものであるとき、測定対象Sによる分散や吸収の影響の少ない浅い深さ位置においては、信号長の長い干渉信号ISを用いて分解能の高い断層情報r(z)を取得することができる。
本発明の実施形態は、上記実施の形態に限定されない。たとえば、干渉信号抽出手段52において、4つの中間干渉信号IS0〜IS3を生成する場合について例示しているが、2つ以上生成するものであればよい。
さらに、上記実施の形態において断層画像処理装置50をいわゆるSS−OCT計測に適用した場合について例示しているが、図11に示すようなSD−OCT計測を用いた光断層画像化システムについても同様に適用することができる。なお、図11においては、光源ユニット110は、広帯域な低コヒーレンス光を射出するものであり、干渉信号検出手段140において、干渉光L4がレンズ41介して回折格子素子42に入射され、回折格子素子42において各波長帯域毎に分光された後、レンズ43を介して複数の光検出素子(フォトダイオード等)が配列された光検出部44によって干渉信号ISとして検出されることになる。
図10のようなSD−OCT計測による光断層画像化システムであっても、測定対象Sの深さ位置zが深いほど信号長の短い抽出干渉信号IS0〜IS3を用いて断層情報r(z)を取得することにより、測定対象Sにおける分散や光損失による影響を低減し画質の向上を図ることができる。
1 光断層画像化システム
50、150、250 断層画像処理装置
51 干渉信号取得手段
52 干渉信号抽出手段
52 断層情報取得手段
53a 中間断層情報取得手段
53b 断層情報生成手段
54 断層画像取得手段
151 表面検出手段
IS 干渉信号
IS0〜IS3 抽出干渉信号
L1 測定光
L2 参照光
L3 反射光
L4 干渉光
P 断層画像
r(z) 断層情報
r0(z)〜r3(z) 中間断層情報
S 測定対象
z1〜z3 深さ領域
50、150、250 断層画像処理装置
51 干渉信号取得手段
52 干渉信号抽出手段
52 断層情報取得手段
53a 中間断層情報取得手段
53b 断層情報生成手段
54 断層画像取得手段
151 表面検出手段
IS 干渉信号
IS0〜IS3 抽出干渉信号
L1 測定光
L2 参照光
L3 反射光
L4 干渉光
P 断層画像
r(z) 断層情報
r0(z)〜r3(z) 中間断層情報
S 測定対象
z1〜z3 深さ領域
Claims (6)
- 光を射出し、射出した光を測定光と参照光とに分割し、該測定光が測定対象の各深さ位置において反射したときの反射光と前記参照光とを合波し、合波した前記反射光と前記参照光との干渉光を干渉信号として検出し、検出した該干渉信号から断層画像を生成する断層画像処理方法であって、
前記干渉信号の一部を抽出することにより信号長の異なる複数の抽出干渉信号を生成し、
生成した前記複数の抽出干渉信号のうち前記測定対象の深さ位置が深くなるほど信号長の短い前記抽出干渉信号を用いて前記測定対象の各深さ位置における断層情報を取得し、
取得した前記断層情報を用いて断層画像を生成する
ことを特徴とする断層画像処理方法。 - 光を射出し、射出した光を測定光と参照光とに分割し、該測定光が測定対象の各深さ位置において反射したときの反射光と前記参照光とを合波し、合波した前記反射光と前記参照光との干渉光を干渉信号として検出し、検出した該干渉信号から断層画像を生成する断層画像処理装置であって、
前記干渉信号の一部を抽出することにより信号長が異なる複数の抽出干渉信号を生成する干渉信号抽出手段と、
該干渉信号抽出手段において生成された前記複数の抽出干渉信号のうち前記測定対象の深さ位置が深くなるほど信号長の短い前記抽出干渉信号を用いて前記測定対象の各深さ位置における断層情報を取得する断層情報取得手段と、
該断層情報取得手段により取得された前記断層情報を用いて断層画像を生成する断層画像生成手段と
を備えたことを特徴とする断層画像処理装置。 - 前記断層情報取得手段が、
前記干渉信号抽出手段において生成した前記複数の抽出干渉信号からそれぞれ中間断層情報を取得する中間断層情報取得手段と、
該中間断層情報取得手段において取得された前記複数の中間断層情報を前記測定対象の深さに応じて重み付け加算することにより前記断層情報を取得する断層情報生成手段と
を備えたものであることを特徴とする請求項2記載の断層画像処理装置。 - 前記干渉信号抽出手段が、前記干渉信号の全信号長の中心を基準として信号長の異なる前記複数の抽出干渉信号を生成するものであることを特徴とする請求項2または3記載の断層画像処理装置。
- 前記干渉信号もしくは前記抽出干渉信号から前記測定対象の表面の深さ位置を検出する表面検出手段をさらに有し、前記断層情報取得手段が、該表面検出手段により検出された前記表面の深さ位置に基づいて前記断層情報を取得するものであることを特徴とする請求項2から4のいずれか1項記載の断層画像処理装置。
- 光を射出し、射出した光を測定光と参照光とに分割し、該測定光が測定対象の各深さ位置において反射したときの反射光と前記参照光とを合波し、合波した前記反射光と前記参照光との干渉光を干渉信号として検出し、検出した該干渉信号から断層画像を生成する断層画像処理プログラムであって、
コンピュータに、
前記干渉信号の一部を抽出することにより信号長の異なる複数の抽出干渉信号を生成し、
生成した前記複数の抽出干渉信号のうち前記測定対象の深さ位置が深くなるほど信号長の短い前記抽出干渉信号を用いて前記測定対象の各深さ位置における断層情報を取得し、
取得した前記断層情報を用いて断層画像を生成する
ことを実行させるための断層画像処理プログラム。
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---|---|---|---|
JP2007098442A JP2008253493A (ja) | 2007-04-04 | 2007-04-04 | 断層画像処理方法および装置ならびにプログラム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2007
- 2007-04-04 JP JP2007098442A patent/JP2008253493A/ja not_active Withdrawn
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