JP2008252845A - 情報通信システム、情報通信プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】情報通信網に接続されて通信する通信端末の利用者にとって、その嗜好やスキルに応じた通信端末の設定を自在に行え、設定された機能設定情報を一元管理し、利用者の求めに応じて指定された情報端末へ機能設定情報を提供可能な情報通信システム、情報通信プログラムを提供する。
【解決手段】制御端末1としてネットワーク(NW)サーバ3と、ネットワークサーバ3が接続して利用端末2に接続するための情報通信網(ネットワーク)4と、利用端末2として複数の電話機(情報通信端末)7と、を備える。ネットワークサーバ3は電話機7と通信可能であり、電話機7同士でも通信可能である。
【選択図】図1
【解決手段】制御端末1としてネットワーク(NW)サーバ3と、ネットワークサーバ3が接続して利用端末2に接続するための情報通信網(ネットワーク)4と、利用端末2として複数の電話機(情報通信端末)7と、を備える。ネットワークサーバ3は電話機7と通信可能であり、電話機7同士でも通信可能である。
【選択図】図1
Description
本発明は、情報通信網を介して互いに通信するための情報通信システム、情報通信プログラムに関する。
従来の技術において、たとえば情報通信網(ネットワーク)を介して相互に接続された複数の構内システム間で、それぞれの構内システムが一元管理している情報を相互に交換可能な構内交換機の構成が知られている(特許文献1参照)。
特開2005−244402号公報
しかしながら、従来技術では、それぞれの構内システムで一元管理された内線端末に関する電話番号/回線/端末等の情報を他の構内システムへ提供するのみであった。このため、電話機等の端末の個々についての機能設定情報などをきめ細かく管理し、他の電話機等の端末へその機能設定情報を再現することはできなかった。
また、構内システムに管理される一台の端末を複数の利用者が入れ替わり操作する場合において、それぞれの利用者に使いやすいカスタマイズを行い、それを機能設定情報とすることはできなかった。
このような課題に鑑み、本発明は、情報通信網に接続されて通信する通信端末の利用者にとって、その嗜好やスキルに応じた通信端末の設定を自在に行え、設定された機能設定情報を一元管理し、利用者の求めに応じて指定された情報端末へ機能設定情報を提供可能な情報通信システム、情報通信プログラムを提供することを目的とする。
また、タッチパネルを備えてハードウェアを変更することなしに機能追加をすることができ、情報通信システムおよび情報通信プログラムの開発効率を向上させることを目的とする。
また、情報通信網を介して情報通信端末のバージョンアップを容易に実行可能にすることを目的とする。
請求項1に記載の本発明は、情報通信網を介して互いに通信可能な複数の情報通信端末を有する情報通信システムにおいて、前記情報通信端末の前記通信の操作に係る機能設定情報を記憶するための機能設定情報記憶手段と、前記情報通信網に接続して前記機能設定情報記憶手段に記憶された前記機能設定情報を送信するための機能設定情報送信手段と、前記情報通信網に接続して受信した前記機能設定情報を前記機能設定情報記憶手段に書き込むための機能設定情報受信手段と、をそれぞれ有する前記情報通信端末と、前記情報通信網に接続されて前記機能設定情報を記憶しておき前記機能設定情報受信手段からの要求に応じて前記機能設定情報を送信するための機能設定情報サーバと、を備える。
また、請求項2に記載の本発明は、請求項1において、前記情報通信端末を操作する利用者はあらかじめ付与された固有のユーザIDを有し、前記情報通信端末の操作において入力された前記ユーザIDは前記機能設定情報と関連付けされて前記機能設定情報サーバに記憶され、前記機能設定情報サーバは、任意の前記情報通信端末の前記機能設定情報送信手段から送信される要求情報に含まれる前記ユーザIDと合致した場合に前記要求情報に応じて前記機能設定情報を前記機能設定情報受信手段へ送信する。
また、請求項3に記載の本発明は、請求項2において、前記IDは、前記利用者の個人を特定するために付与されたユーザIDと、前記利用者の属するグループを特定するために該グループ毎に付与されたグループIDと、のうちのいずれか一方または両方である。
また、請求項4に記載の本発明は、請求項1〜3のいずれかにおいて、前記機能設定情報は、前記利用者の任意に設定可能である。
また、請求項5に記載の本発明は、請求項1〜4のいずれかにおいて、前記情報通信端末は、前記利用者が触れることにより情報入力が可能なタッチパネルを備え、このタッチパネルに前記機能設定情報記憶手段に記憶された前記機能設定情報に基づいた前記利用者毎の画面表示を行い、前記通信中に必要な操作画面のみを表示する。
また、請求項6に記載の本発明は、請求項5において、前記情報通信網に接続してユーザインタフェースコンテンツをダウンロードする。
また、請求項7に記載の本発明は、前記ユーザIDおよび/または前記グループID毎に請求項5および請求項6を実行する。
また、請求項8に記載の本発明は、情報通信網を介して互いに通信可能な複数の情報通信端末を有する情報通信システムに適用しコンピュータにインストールして実行可能な情報通信プログラムにおいて、機能設定情報記憶手段において前記情報通信端末の前記通信の操作に係る機能設定情報を記憶するステップと、機能設定情報送信手段において前記情報通信網に接続して前記機能設定情報記憶手段に記憶された前記機能設定情報を送信するステップと、機能設定情報受信手段において前記情報通信網に接続して受信した前記機能設定情報を前記機能設定情報記憶手段に書き込むステップと、が前記情報通信端末においてそれぞれ実行され、機能設定情報サーバにおいて前記情報通信網に接続されて前記機能設定情報を記憶しておき前記機能設定情報受信手段からの要求に応じて前記機能設定情報を送信するステップと、して前記コンピュータに実行させる。
また、請求項9に記載の本発明は、請求項8において、前記情報通信端末を操作する利用者はあらかじめ付与された固有のユーザIDを有し、前記機能設定情報サーバにおいて、前記情報通信端末の操作において入力された前記ユーザIDが前記機能設定情報と関連付けされて記憶されるステップと、任意の前記情報通信端末の前記機能設定情報送信手段から送信される要求情報に含まれる前記ユーザIDと合致した場合に前記要求情報に応じて前記機能設定情報を前記機能設定情報受信手段へ送信するステップと、を有する。
また、請求項10に記載の本発明は、請求項9において、前記IDは、前記利用者の個人を特定するために付与されたユーザIDと、前記利用者の属するグループを特定するために該グループ毎に付与されたグループIDと、のうちのいずれか一方または両方である。
また、請求項11に記載の本発明は、請求項8〜10のいずれかにおいて、前記機能設定情報は、前記利用者の任意に設定可能である。
また、請求項12に記載の本発明は、請求項8〜11のいずれかにおいて、前記情報通信端末は、前記利用者が触れることにより情報入力が可能なタッチパネルを備え、このタッチパネルに前記機能設定情報記憶手段に記憶された前記機能設定情報に基づいた前記利用者毎の画面表示を行い、前記通信中に必要な操作画面のみを表示するステップを有する。
また、請求項13に記載の本発明は、請求項12において、前記情報通信網に接続してユーザインタフェースコンテンツをダウンロードするステップを有する。
また、請求項14に記載の本発明は、前記ユーザIDおよび/または前記グループID毎に請求項12および請求項13を実行するステップを有する。
本発明によれば、情報通信網に接続されて通信する通信端末の利用者にとって、その嗜好やスキルに応じた通信端末の設定を自在に行え、設定された機能設定情報を一元管理し、利用者の求めに応じて指定された情報端末へ機能設定情報を提供可能な情報通信システム、情報通信プログラムを提供することができる。
また、タッチパネルを備えてハードウェアを変更することなしに機能追加をすることができ、情報通信システムおよび情報通信プログラムの開発効率を向上できる。
また、情報通信網を介して情報通信端末のバージョンアップを容易に実行できる。
図1は、本発明の実施の形態の情報通信システムに係る、全体構成を説明するための構成図を示している。
この図1には、制御端末1と、利用端末2と、制御端末1の一例としてのネットワーク(NW)サーバ3と、ネットワークサーバ3が接続して利用端末2に接続するための情報通信網(ネットワーク)4と、利用端末2の一例としてある任意のA地点5およびB地点6にそれぞれ設置された電話機(情報通信端末)7と、が示されている。ネットワークサーバ3は電話機7とそれぞれ通信可能であり、電話機7同士でも通信可能である。
情報通信網4は例えばIP電話回線やインターネットあるいは電話回線網などが含まれ、これら通信網の必要に応じて図示しない(通信・電話)交換機なども接続されている。また、ネットワークサーバ3は利用端末2の一例とした複数の電話機7が接続されており、電話機7と情報通信網4との間に位置してゲートウェイサーバを構成している。
なお、電話機7は図示しない利用者が指先で接して(タッチ操作)操作するタッチパネルを備えている(タッチパネル機能搭載)。このタッチパネルは、たとえば液晶表示装置による画像表示が可能であり、この表示画像上の特定箇所を押すか触ることにより指示入力が可能である。たとえば、画像表示として数字キー、音量、音質、リダイヤル、電話番号、発信/着信履歴、留守電設定、通話時間、通話料金等の各種内容を任意に設定することができる。さらに、液晶表示装置を採用することにより、表示内容を自在に変更することも容易である。
また図2には、本発明の実施の形態の情報通信システムに係る、全体構成を説明するための別の構成図を示している。
この図2には、既に示した図1の構成の変形例の一つであり、制御端末10と、利用端末11と、制御端末10の一例として主装置12と、利用端末11の一例として電話機(情報通信端末)13と、が示されている。なお、電話機13は電話機7と同様の構成を備えることが好ましい。また、主装置12は電話機13とそれぞれ通信可能であり、電話機13同士でも主装置12を介して通信可能である。この主装置12はたとえば一般家庭や企業の事務所などに設置されて、外部とは図示しない情報通信網を介して接続している。主装置12によりIP電話網の利用やインターネットを介したWebサイトの閲覧などを可能とするゲートウェイサーバ(ホームサーバ)を構築している。
次の図3には、本発明の実施の形態の情報通信システムに係る制御端末1の構成を説明するための構成図を示している。
この図3には、システム制御部20と、利用者ID識別21と、個人データの記録・管理22と、FLASH(登録商標)データ管理23と、回線制御部(送受信制御部)24と、が示されている。さらに利用者ID識別21を構成する詳細なデータとして、利用ユーザを識別するユーザID30と、端末を特定するグループID31と、ユーザID毎の認証パスワード32と、を有している。
また、個人データの記録・管理22を構成する詳細なデータとしては、ユーザID毎の発着信データ管理33と、ユーザID毎の電話帳データ管理34と、ユーザID毎の端末設定データ管理35と、ユーザID毎の回線リソースデータ管理36と、ユーザID毎の留守番IC利用データ管理37と、ユーザID毎のプレゼンスデータ管理38と、を有している。
また、FLASH(登録商標)データ管理23を構成する詳細なデータとしては、後述する複数の操作モード39を有している。
次の図4は、本発明の実施の形態の情報通信システムに係る利用端末2の構成を説明するための構成図を示している。
この図4には、ユーザインタフェース(画面情報)40と、インタフェース制御部41と、システム制御部42と、利用者ID識別43と、個人データの送受信44と、回線制御部(送受信制御部)45と、が示されている。さらに、インタフェース制御部41を構成する詳細な構成としては、タッチパネル制御50と、FLASH(登録商標)制御(画面制御)51と、FLASH(登録商標)ファイル管理52と、を有している。
また、利用者ID識別43では、その構成内容の詳細として、利用ユーザを識別するユーザID53と、端末を特定するグループID54と、ユーザID毎の認証パスワード55と、を有している。
また、個人データの送受信44では、その構成として、利用ユーザの発着信データ管理56と、利用ユーザの電話帳データ管理57と、利用ユーザの端末設定データ管理58と、利用ユーザの回線リソースデータ管理59と、利用ユーザの留守番IC利用データ管理60と、利用ユーザのプレゼンスデータ管理61と、を有している。
次の図5に、本発明の実施の形態の情報通信システムに係る利用端末2と制御端末1による処理の流れを説明するためのフロー図を示している。
この図5には、図1〜図4に示した構成において実行される処理をフローで示している。初期状態として利用端末2では待ち受け画面が例えばタッチパネルに表示されている(ステップS1)。この表示を見て利用者は利用ユーザを決定するための操作を行う。この操作は利用者がタッチパネルに表示された名前やIDの中から自分に該当する項目を選び、タッチする(ステップS2)。
次に、タッチパネルへの入力により制御端末(制御装置)1へ利用者のユーザIDとグループIDを送信する(ステップS3)。ユーザIDは利用者の個々人に与えられたIDであり、個人認証を行うための情報である。グループIDは利用端末2を管理するためのIDであり、会社や組織、設置場所などをグループ化して割り当てられたIDである。
次に、制御端末1において、利用端末2から送信されたユーザIDとグループIDに該当するユーザIDのログイン状況を確認する(ステップS4)。この確認で該当するユーザIDで利用端末2が動作中(既にログイン中)である場合は、ログイン不可として処理し(ステップS5)、さらに必要に応じて利用端末2の画面にログイン不可の旨を表示してもよい。
一方、該当するユーザIDが非ログイン中であったり、あるいは利用端末2が非動作状態である場合は、別のユーザIDにてログインが可能な状態であり、この場合はログインされているユーザIDに別のユーザIDが上書きすることになる。このため、上書きされたユーザIDは制御端末1上で自動的にログアウトしてしまう。そこで、上書きされたログインIDがある場合は、上書きされたログインIDが制御端末1に再ログインされるまで制御端末1のタッチパネルにお知らせ情報として、自動的にログアウトされたユーザIDがあることを表示する。
さらに、ユーザIDとグループIDにて利用可能なFLASH(登録商標)ファイル情報を利用端末2へ情報通信網4を介して送信する(ステップS6)。このステップS6では利用端末2の図示しない表示画面に画像表示するための画像データファイルのインデックス情報を利用端末2へ送る。また画像データファイルは既存のFLASH(登録商標)形式のソフトウェアで書かれているが、これに限定するものではなく、他の画像や動画を処理するソフトウェアを用いてもよい。
次に、制御端末1から送信されたFLASH(登録商標)ファイル情報に基づき、利用端末2にて必要なFLASH(登録商標)ファイルの要求を制御端末1へ送信する(ステップS7)。制御端末1は、ユーザインタフェース情報として、要求されたユーザIDに一致した利用者データ情報を利用端末2へ送出する(ステップS8)。なお、ここで送出する利用者データ情報は制御端末1にて生成される利用データ情報一覧70を送出する。生成される利用データ情報一覧70の内容は、ユーザID毎の発着信データ管理情報71、ユーザID毎の電話帳データ管理情報72、ユーザID毎の端末設定データ管理情報73である。また、利用データ情報一覧70を生成するための基となる情報は、利用端末2が有する利用者ID識別43と個人データの送受信44の情報である。
また、ユーザID毎の端末設定データ管理情報73の内容は、例えば利用者の嗜好や操作のスキルに応じて設定された利用端末2の機能設定情報であり、受話音量や受話速度、タッチパネルに表示される操作ボタンの配置やデザイン、大きさ、種類、数などの機能を設定するための情報である。すなわち、本実施の形態における機能設定情報とは、「ユーザインタフェースコンテンツ」及び「設定情報(端末設定/発着信履歴/電話帳データ)」、「プレゼンス情報(待機中/発着信中/通話中/ログアウト)」の3つの情報を指している。なお、ユーザインタフェースコンテンツとは利用端末2に備わるタッチパネルに表示される画面情報である。この画面情報は、たとえば高齢者向けには大きなフォントやみやすい色や形などで構成された基本的なテンプレート情報である。また例えば、子供向けには平仮名表記にしたり、親しみやすいアニメ番組のキャラクターを動的に表示したりしてもよい。
また、利用端末2の動作状態に応じて必要な機能ボタンのみを選択して表示することが可能である。たとえばSIP(Session Initiation Protocol)端末等において、接続中の回線状態や端末2の状態をプレゼンス情報で表示することが可能になるので、回線が埋まっているときは発信ボタンを表示させない等の制御が可能になる。
さらには、先述の3つの情報以外に、利用端末2の内部動作に必要なファームウェアのバージョンアップデータを機能設定情報として利用端末2へ配信してもよい。配信されるファームウェアは受信した利用端末2にインストールされ、利用端末2の動作を司るファームウェアのバージョンアップを容易に行うことができる。そしてタッチパネルに表示されるユーザインターフェースコンテンツのバージョンアップもハードウェアを変更すること無しに実行できるので、機能追加も容易に行うことができる。
制御端末ユーザIDとグループIDを認証するためには、利用端末2から送出される利用ユーザを識別するユーザID53と、端末を特定するグループID54と、ユーザID毎の認証パスワード55と、を制御端末1が受信する。制御端末1は利用者ID識別21において、利用ユーザを識別するユーザID30と、端末を特定するグループID31と、ユーザID毎の認証パスワード32と、をもってそれぞれ照合する。照合して認証が完了された後に、ユーザID毎の発着信データ管理33と、ユーザID毎の電話帳データ管理34と、ユーザID毎の端末設定データ管理35と、を利用端末2へ送信する。
次に、利用端末2にてユーザ切替実施が完了する(ステップS9)。
次の図6には、利用端末2の動作について説明するためのフロー図を示している。ユーザIDとグループIDが制御端末1で認証され、利用データ情報一覧70が読み込まれた後は、該当のユーザIDを持つ利用者にとって利用端末2が使いやすい設定になっている。この設定は、例えば電話機7に搭載のタッチパネル機能に表示される機能ボタンが利用者の好みやスキルに応じて固有化されている。
利用端末2では待ち受け画面を画面表示する(ステップS10)。発信ボタンが押されると、これを状態変化(発信中)として識別し、機能制御部42へ通知送出する(ステップS11)。
機能制御部42ではキーパット入力(タッチパネルからの入力)開始要求をユーザインタフェース制御部40へ返信する(ステップS12)。次に、ファーストダイヤル入力待ちタイマーが起動する(ステップS13)。ファーストダイヤル待ちタイマーはキーパット入力による電話番号の入力を所定時間で待機するための計時手段である。ここで所定時間内にダイヤル入力がされないと、タイマー満了となりBT音鳴動を実行してエラー通知を行い(ステップS14)、待ち受け画面へ遷移する(ステップS15)。
一方、ステップS13にてダイヤル入力があると、桁間タイマーが満了するか、あるいは発信ボタンが押し下げられる(ステップS16)。機能制御部42ではダイヤル入力情報が発信され(ステップS17)、回線制御部45では網側入力発信が行われる(ステップS18)。発信先となる相手端末80より相手応答される(ステップS19)。この応答で、相手が受信不可(不在)の場合はBT音鳴動要求を回線制御部45へ返し(ステップS20)、機能制御部42もこの要求を受けてBT音鳴動要求をユーザインタフェース制御部40へ返す(ステップS21)。ユーザインタフェース制御部40では待ち受け画面への遷移が実行され送受信の待機状態になる(ステップS22)。
また、ステップS19にて相手が応答可能になると、回線制御部45にてRBT音鳴動要求がされ(ステップS23)、機能制御部42ではRBT音鳴動と呼び出し中の状態変化を通知送出する(ステップS24)。そして、ユーザインタフェース制御部40では呼び出し中画面へ遷移する(ステップS25)。
また、ステップS19において相手端末80が応答すると、回線制御部45はRBT音鳴動停止要求を発し(ステップS26)、機能制御部42はRBT音鳴動停止と状態変化(通話中)を通知送出する(ステップS27)。そして、ユーザインタフェース制御部40により通話中画面へ遷移する(ステップS28)。
図7には制御端末の動作を説明するためのフロー図を示している。
まず、利用端末2にて待ち受け画面が表示されている(ステップS30)。ここで、電話帳データの更新が自動もしくは手動で実行される(ステップS31)。制御端末1はこの電話帳の更新において、利用者ID毎に保存されている電話帳データの更新を実行する(ステップS32)。
利用端末2にて電話帳以外の端末操作を実行する(ステップS33)場合には、その端末操作が端末設定(受話音量のレベル設定など)や発着信データである場合は、利用端末2のROMへデータ保存する(ステップS34)。任意のタイミングやユーザログオフ時に利用端末2のROMに保存しているデータを制御端末に保存されているデータの更新(ステップ35)が行われる。
また、ステップS34に連動して制御端末1では利用者ID毎に保存されている発着信/端末データの更新が実行される(ステップS35)。なお、この更新はユーザログオフ時に自動登録されるか、あるいは手動でも実行可能である。また、ステップS36に連動して制御端末1では、利用者ID毎に保存されている端末データの更新が実行される(ステップS37)。なお、この更新もユーザログオフ時に自動登録されるか、あるいは手動でも実行可能である。
さらに、利用端末2において発着信動作や留守/通話録音動作を行うと(ステップS38)、自動的に制御端末1においてシステムデータの更新が実行される(ステップS39)。この更新内容は、回線リソース情報と留守番プレゼンス情報を少なくとも含んでいる。
また一方で、利用端末2の利用をやめ他の利用端末100へ利用端末2に使用していたユーザIDでもってログインすると、他の利用端末100では、制御端末1に保存されている利用者ID毎の電話帳データをダウンロードする(ステップS41)。また、制御端末1に保存されている利用者ID毎の端末データをダウンロードする(ステップS42)。また、制御端末1に保存されている利用者ID毎の端末データをダウンロードする(ステップS43)。そして、制御端末1からは自動的に他の端末100へプレゼンス情報が提供される。他の利用端末100が取得するプレゼンス情報は、空き回線情報通知と、他利用者IDの状況(通話中、着信中等)と、留守番機能の利用状況を少なくとも含む(ステップS40)。このようにして、ユーザIDにて特定される利用者個人個人に合わせてカスタマイズされた機能設定情報を他の利用端末100へローミングすることができる。
なお、情報通信網(電話回線等)のトラヒック負荷が過大な場合や、あるいは電話回線に輻輳が生じている場合は、その状況に応じて利用端末2と制御端末1および他の利用端末100との間の情報の通信は制御される。たとえば輻輳が生じていることが検知されると、WAITや保留などを実行し、回線が空いて輻輳が解消されるまで待機するなどの対策が実行される。また、利用端末2のタッチパネル上に例えば「しばらくお待ちください」といった利用者向けの案内表示をしてもよい。
次の図8に、操作モード39について説明するためのフロー図を示す。
この図8において、まず利用端末2のタッチパネルに利用者IDを入力して、この利用端末2の利用を認証により可能な状態にする。ここで、その利用者IDを持つ利用者が初めて操作モード39の設定を行う場合は、FLASHデータ管理23に利用者IDに紐付けされた操作モード39が登録されていないことが確認された後、ステップS100に示すような画面がタッチパネルに表示される。ステップS100においてタッチパネルに表示される内容としては、たとえば「基本モード」「シンプルモード」「携帯モード」といった内容である。この画面表示において、利用者が所望するモードのボタンを押すことにより、そのモードに応じた操作モード39が利用端末2へダウンロードされる。
次のステップS101では、利用者が選択した操作モード39について、識別しやすい名称を設定することができる。たとえばタッチパネルに「おじいちゃん」「おばあちゃん」「おとうさん」「おかあさん」「子ども1」「子ども2」「共通1」「共通2」「自分で登録する」といったボタン表示がされる。利用者はこの中から所望する名称のボタンを押すことにより、ステップS100で設定した操作モード39に名称を設定することができる。
なお、ステップS102は、ステップS101にて「自分で登録する」と表示されたボタンが選択された場合の表示の一例を示している。ここでは利用者の任意による名称が設定できる。タッチパネルに表示される内容は、作成中の文言のほかに、入力の確定や文字変換、文字種切替、消去などの文言編集に必要な機能ボタンであり、これらが同時に表示されている。
次に、ステップS101あるいはステップS102において選択あるいは作成された操作モード39の名称は、ステップS103において登録される。この登録が完了することにより、次回からは利用端末2へ利用者が利用者IDを入力してログインすることにより、ここで登録された名称が表示され、同時に利用者が操作しやすい構成である操作モード39に基づいた操作ボタンが表示される(ステップS104)。
このように操作モード39を自在に設定可能にすることで、利用者個人の好みやスキルによって変わる操作方法への要求に対応できる。この対応方法として、利用者個人のスキルや嗜好に合わせて利用端末2のタッチパネルに表示されるインターフェイスデザインを変更している。例えば、携帯電話の普及によりアイコンや単語(発信履歴等)での機能名称を表示したほうが直感的でわかりやすい利用者や、あるいは単語等でなく目的別に文章(電話をかけた相手を確認する等)にて機能名称を表示したほうがわかりやすい利用者にも対応できる。
そして、このように利用者個人の嗜好やスキルに合わせて、利用端末(電話機)2のインターフェイスデザインを変更することについて、たとえば図8に示したように世代別やスキル別のインターフェイス画面のテンプレートを用意することで、電話機のインターフェイスデザインの作成を容易に行うことができる。
なお、本発明の実施の形態において説明した情報通信システムにおいて実行される情報処理は、コンピュータが読み込んで実行可能なコンピュータプログラムとすることができる。このプログラムがコンピュータに読み込まれることにより、このプログラムと、コンピュータおよびサーバ、情報端末、制御端末を含むハードウエア資源が協働して情報の演算又は加工を実現することにより、本発明の解決すべき課題に応じた特有の情報通信方法、情報通信プログラムを構築することができる。
以上説明した本発明の実施の形態によれば、情報通信網に接続されて通信する通信端末の利用者にとって、その嗜好やスキルに応じた通信端末の設定を自在に行え、設定された機能設定情報を一元管理し、利用者の求めに応じて指定された情報端末へ機能設定情報を提供可能な情報通信システム、情報通信プログラムを提供することができる。
また、設定された情報を一元管理することによって、電話機等の端末の個々についての機能設定情報などをきめ細かく管理し、他の電話機等の端末へその機能設定情報を再現することができる。
また、従来の電話機では入力ボタンが固定されているため、機能追加を行う場合は、ユーザの操作が複雑になったり、ハードウェア仕様を変更する必要があった。しかし、データ入力部分をタッチパネル操作にすることによって、データ入力部と機能制御部をソフトウェアで制御することが可能になり、ハードウェア仕様を変更すること無しに機能追加することができるため、電話機の機能追加や機能削除などを容易に実現することができる。
また、構内システムに管理される一台の端末を複数の利用者が入れ替わり操作する場合において、それぞれの利用者に使いやすいカスタマイズを行った機能設定情報を提供することができる。
また、操作中に必要な機能ボタンのみを選択して表示することによって、利用者は電話機に対する操作指示の判断を容易に行うことができる。
1、10 制御端末
2、11 利用端末
3 ネットワーク(NW)サーバ
4 情報通信網(ネットワーク)
7、13 電話機(情報通信端末)
12 主装置
20 システム制御部
24 回線制御部
2、11 利用端末
3 ネットワーク(NW)サーバ
4 情報通信網(ネットワーク)
7、13 電話機(情報通信端末)
12 主装置
20 システム制御部
24 回線制御部
Claims (14)
- 情報通信網を介して互いに通信可能な複数の情報通信端末を有する情報通信システムにおいて、
前記情報通信端末の前記通信の操作に係る機能設定情報を記憶するための機能設定情報記憶手段と、
前記情報通信網に接続して前記機能設定情報記憶手段に記憶された前記機能設定情報を送信するための機能設定情報送信手段と、
前記情報通信網に接続して受信した前記機能設定情報を前記機能設定情報記憶手段に書き込むための機能設定情報受信手段と、をそれぞれ有する前記情報通信端末と、
前記情報通信網に接続されて前記機能設定情報を記憶しておき前記機能設定情報受信手段からの要求に応じて該当の前記機能設定情報を送信するための機能設定情報サーバと、
を備えることを特徴とする情報通信システム。 - 前記情報通信端末を操作する利用者はあらかじめ付与された固有のIDを有し、
前記情報通信端末の操作において入力された前記IDは前記機能設定情報と関連付けされて前記機能設定情報サーバに記憶され、
前記機能設定情報サーバは、任意の前記情報通信端末の前記機能設定情報送信手段から送信される要求情報に含まれる前記IDと合致した場合に前記要求情報に応じて前記機能設定情報を前記機能設定情報受信手段へ送信する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報通信システム。 - 前記IDは、
前記利用者の個人を特定するために付与されたユーザIDと、前記利用者の属するグループを特定するために該グループ毎に付与されたグループIDと、のうちのいずれか一方または両方である
ことを特徴とする請求項2に記載の情報通信システム。 - 前記機能設定情報は、前記利用者の任意に設定可能であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の情報通信システム。
- 前記情報通信端末は、
前記利用者が触れることにより情報入力が可能なタッチパネルを備え、
このタッチパネルに前記機能設定情報記憶手段に記憶された前記機能設定情報に基づいた前記利用者毎の画面表示を行い、前記通信中に必要な操作画面のみを表示する
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の情報通信システム。 - 前記情報通信網に接続してユーザインタフェースコンテンツをダウンロードすることを特徴とする請求項5に記載の情報通信システム。
- 前記ユーザIDおよび/または前記グループID毎に請求項5および請求項6を実行することを特徴とする情報通信システム。
- 情報通信網を介して互いに通信可能な複数の情報通信端末を有する情報通信システムに適用しコンピュータにインストールして実行可能な情報通信プログラムにおいて、
機能設定情報記憶手段において前記情報通信端末の前記通信の操作に係る機能設定情報を記憶するステップと、
機能設定情報送信手段において前記情報通信網に接続して前記機能設定情報記憶手段に記憶された前記機能設定情報を送信するステップと、
機能設定情報受信手段において前記情報通信網に接続して受信した前記機能設定情報を前記機能設定情報記憶手段に書き込むステップと、が前記情報通信端末においてそれぞれ実行され、
機能設定情報サーバにおいて前記情報通信網に接続されて前記機能設定情報を記憶しておき前記機能設定情報受信手段からの要求に応じて前記機能設定情報を送信するステップと、
して前記コンピュータに実行させることを特徴とする情報通信プログラム。 - 前記情報通信端末を操作する利用者はあらかじめ付与された固有のIDを有し、
前記機能設定情報サーバにおいて、
前記情報通信端末の操作において入力された前記IDが前記機能設定情報と関連付けされて記憶されるステップと、
任意の前記情報通信端末の前記機能設定情報送信手段から送信される要求情報に含まれる前記IDと合致した場合に前記要求情報に応じて該当の前記機能設定情報を前記機能設定情報受信手段へ送信するステップと、
を有することを特徴とする請求項8に記載の情報通信プログラム。 - 前記IDは、
前記利用者の個人を特定するために付与されたユーザIDと、前記利用者の属するグループを特定するために該グループ毎に付与されたグループIDと、のうちのいずれか一方または両方である
ことを特徴とする請求項9に記載の情報通信プログラム。 - 前記機能設定情報は、前記利用者の任意に設定可能であることを特徴とする請求項8〜10のいずれかに記載の情報通信プログラム。
- 前記情報通信端末は、
前記利用者が触れることにより情報入力が可能なタッチパネルを備え、
このタッチパネルに前記機能設定情報記憶手段に記憶された前記機能設定情報に基づいた前記利用者毎の画面表示を行い、前記通信中に必要な操作画面のみを表示するステップを有することを特徴とする請求項8〜11のいずれかに記載の情報通信プログラム。 - 前記情報通信網に接続してユーザインタフェースコンテンツをダウンロードするステップを有することを特徴とする請求項12に記載の情報通信プログラム。
- 前記ユーザIDおよび/または前記グループID毎に請求項12および請求項13を実行するステップを有することを特徴とする情報通信プログラム。
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