JP2008246627A - 面取り装置、面取り方法および焼結磁石 - Google Patents

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【課題】砥石の寿命を延ばすことができかつ焼結磁石の面取り面に短い研磨目を形成できる、面取り装置および面取り方法を提供する。
【解決手段】面取り装置10は、焼結磁石100を保持する保持ユニット12、および円柱状に形成される砥石48を回転させる砥石ユニット14を含む。保持ユニット12は、焼結磁石100の回転軸S1が砥石48の回転軸S2に対して90°傾きかつ焼結磁石100の回転軸S1が砥石48の回転軸S2に交わらないように焼結磁石100を保持する。面取り装置10では、外周面48aの周速度が外周縁102の周速度よりも大きくなるように焼結磁石100と砥石48とをそれぞれ回転させつつ焼結磁石100を矢印A方向および矢印B方向に移動させる。面取り装置10によって面取りされた焼結磁石100aの面取り面104には、略放射状に延びる短い研磨目が形成される。
【選択図】図4

Description

この発明は、面取り装置、面取り方法および焼結磁石に関し、より特定的には、焼結磁石の円形の外周縁を面取りする面取り装置および面取り方法、ならびに外周縁が面取りされた焼結磁石に関する。
一般に、モータ等に用いられる円筒状の永久磁石の外周縁には、表面処理の際に表面処理膜を容易に形成するためや、モータの組み立ての際に欠けを防止するために、面取り面が形成される。永久磁石の外周縁を面取りする装置として、カップ型の砥石のテーパーする内周面に永久磁石の外周縁を圧接させる面取り装置が知られている。しかし、このような面取り装置では、砥石の内周面の特定箇所に永久磁石が接するので、砥石の内周面が線状に偏磨耗し、砥石の寿命が短いという問題があった。
このような問題を解決するためにたとえば特許文献1には、一方の回転軸が他方の回転軸に対して傾くように配置される円筒状のワークと円柱状の砥石とをそれぞれ回転させつつ、砥石を軸方向に往復移動させる面取り装置が開示されている。特許文献1の技術によれば、砥石の偏磨耗を抑えることができ、砥石の寿命を延ばすことができる。特許文献1の面取り装置では、ワークの外周縁の周速度および砥石の外周面の周速度よりも大きい速度で砥石を軸方向に移動させることは構造上困難であるので、ワークの面取り面に略周方向に延びる研磨目が形成されると考えられる。
特開2001−179580号公報
通常、面取りされたワークには、バリを取り除くとともに角部を丸めるためのバレル処理が施される。しかし、面取り面に周方向に延びる長い研磨目が形成されたワークでは、バレル処理の際に面取り面およびその近傍が長い研磨目に沿って大きく欠けやすいという問題があった。この問題は、ワークとしてたとえば希土類焼結磁石等の脆い焼結磁石を用いる場合に顕著であった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、砥石の寿命を延ばすことができかつ面取り面に短い研磨目を形成できる、面取り装置および面取り方法を提供することである。
この発明の他の目的は、欠けにくい焼結磁石を提供することである。
上述の目的を達成するために、請求項1に記載の面取り装置は、円形の外周縁を有する筒状または柱状の焼結磁石の面取り装置であって、円柱状の砥石、前記焼結磁石を周方向に回転させる第1回転手段、前記砥石の外周面の周速度が前記焼結磁石の外周縁の周速度よりも大きくなるように前記砥石を周方向に回転させる第2回転手段、前記焼結磁石と前記砥石とを一方の回転軸が他方の回転軸に対して90°傾きかつ一方の回転軸が他方の回転軸に交わらないように配置する配置手段、前記焼結磁石の外周縁が前記砥石の外周面に接するように前記焼結磁石と前記砥石との少なくともいずれか一方を他方側に移動させる第1移動手段、および前記焼結磁石の外周縁が前記砥石の外周面上を往復移動するように前記焼結磁石と前記砥石との少なくともいずれか一方を前記砥石の軸方向に移動させる第2移動手段を備える。
請求項2に記載の面取り方法は、筒状または柱状の焼結磁石の円形の外周縁を面取りする面取り方法であって、前記焼結磁石と円柱状の砥石とを一方の回転軸が他方の回転軸に対して90°傾きかつ一方の回転軸が他方の回転軸に交わらないように配置する工程、前記砥石の外周面の周速度が前記焼結磁石の外周縁の周速度よりも大きくなるように前記焼結磁石と前記砥石とをそれぞれ周方向に回転させる工程、および前記焼結磁石の外周縁が前記砥石の外周面に接するように前記焼結磁石と前記砥石との少なくともいずれか一方を他方側に移動させつつ前記焼結磁石の外周縁が前記砥石の外周面上を往復移動するように前記焼結磁石と前記砥石との少なくともいずれか一方を前記砥石の軸方向に移動させる工程を備える。
請求項3に記載の焼結磁石は、円形の外周縁が面取りされた面取り面を有する筒状または柱状の焼結磁石であって、前記面取り面に略放射状に延びる研磨目が形成されることを特徴とする。
請求項1に記載の面取り装置では、焼結磁石と砥石とを、一方の回転軸が他方の回転軸に対して90°傾きかつ一方の回転軸が他方の回転軸に交わらないように配置し、砥石の外周面の周速度が焼結磁石の外周縁の周速度よりも大きくなるようにそれぞれ回転させる。そして、外周縁が外周面に接するように焼結磁石と砥石との少なくともいずれか一方を他方側に移動させつつ外周縁が外周面上を往復移動するように焼結磁石と砥石との少なくともいずれか一方を砥石の軸方向に移動させる。このように焼結磁石と砥石とを配置して相対的に移動させることによって、砥石の外周面を有効に利用して焼結磁石の外周縁を面取りでき、砥石の寿命を延ばすことができる。また、このように焼結磁石と砥石とを配置して外周面の周速度が外周縁の周速度よりも大きくなるようにそれぞれ回転させることによって、外周縁を焼結磁石の略径方向に研削できる。これによって、周方向に交わる方向に延びる短い研磨目を焼結磁石の面取り面に形成できる。請求項2に記載の面取り方法についても同様である。
請求項3に記載の焼結磁石では、面取り面に略放射状に延びる短い研磨目が形成されていることによって、バレル処理の際に面取り面およびその近傍が欠けにくく、たとえ欠けたとしてもその範囲を小さくできる。
この発明によれば、砥石の寿命を延ばすことができかつ焼結磁石の面取り面に短い研磨目を形成できる。
また、欠けにくい焼結磁石が得られる。
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について説明する。
図1を参照して、面取り装置10は、焼結磁石100の円形の外周縁102{図2(a)参照}を面取りすることによって、面取り面104を有する焼結磁石100a{図2(b)参照}を得るために用いられる。円筒状の焼結磁石100はたとえばNd−Fe−B磁石等の希土類焼結磁石であり、焼結磁石100を面取りすることによって得られる焼結磁石100aはたとえばモータ等に用いられる。
図1に示すように、面取り装置10は、保持ユニット12および砥石ユニット14を含む。保持ユニット12は、基台16、基台16上に設けられるロボットアーム18、およびロボットアーム18に設けられるロボットハンド20を含む。
ロボットアーム18は、基台16上に設けられる支持部21、支持部21上に設けられる回転部22、回転部22に連結される第1アーム24、第1アーム24に連結される第2アーム26、および第2アーム26に連結される第3アーム28を含む。
支持部21は、回転部22を鉛直方向(矢印A方向)に延びる回転軸を中心として回転させるためのモータ30を含む。
第1アーム24は、図1の紙面に直交する方向(水平方向の一方向)に延びる連結シャフト31aを介して回転部22に連結され、図示しないサーボモータによって連結シャフト31aを支点として回転部22に対して揺動される。第2アーム26は、連結シャフト31aに平行な連結シャフト31bを介して第1アーム24に連結され、図示しないサーボモータによって連結シャフト31bを支点として第1アーム24に対して揺動される。第3アーム28は、連結シャフト31aおよび31bに平行な連結シャフト31cを介して第2アーム26に連結され、連結シャフト31cを支点として図示しないサーボモータによって第2アーム26に対して揺動される。このような第1アーム24、第2アーム26および第3アーム28の揺動によって、ロボットハンド20ひいてはロボットハンド20に保持される焼結磁石100が矢印A方向および矢印B方向(水平方向の他の方向)の少なくともいずれか一方に移動される。つまり、ロボットアーム18は、第1アーム24、第2アーム26および第3アーム28の3つのアームの直線補間動作を実行可能に構成され、ロボットハンド20(焼結磁石100)を矢印A方向および矢印B方向の少なくともいずれか一方に移動させる。
第3アーム28は、第2アーム26に連結される駆動部32、および駆動部32に回転可能に設けられる柱状の回転部34を含む。回転部34の一端は駆動部32内に設けられるモータ36に連結される。また、回転部34の他端にはワーク100を保持するロボットハンド20が設けられる。ロボットハンド20は、3本の爪38を有するいわゆる3本爪型に構成される。ロボットハンド20は、3本の爪38で焼結磁石100の外周面106を挟むことによって、焼結磁石100を回転部34と同軸上に保持する。
このような保持ユニット12では、焼結磁石100の端面108{図2(a)参照}が真下を向くように焼結磁石100を保持する。そして、その状態でモータ36を駆動させることによって、矢印A方向に延びる回転軸S1(一点鎖線で示す)を中心として回転部34ひいては焼結磁石100を周方向(矢印C1方向:図4参照)に回転させる。
砥石ユニット14は、基台40、基台40上に設けられるL字状の板状部材42、板状部材42に取り付けられるモータ44、基台40上に設けられるスピンドルユニット46、およびスピンドルユニット46に取り付けられる砥石48を含む。
スピンドルユニット46は、矢印B方向に延びるスピンドルシャフト50、およびスピンドルシャフト50を回転可能に支持する支持部52を含む。スピンドルシャフト50の一端はモータ44に連結される。また、スピンドルシャフト50の他端には砥石48が取り付けられる。砥石48は、矢印B方向に延びる円柱状に形成される。砥石48としては、超硬合金からなるベースにダイヤモンド砥粒を電着したもの等が用いられる。
このような砥石ユニット14では、モータ44を駆動させることによって、矢印B方向に延びる回転軸S2(一点鎖線で示す)を中心としてスピンドルシャフト50ひいては砥石48を周方向(矢印C2方向:図4参照)に回転させる。
この実施形態では、モータ36が第1回転手段に相当し、モータ44が第2回転手段に相当し、ロボットアーム18が第1および第2移動手段として機能する。また、配置手段は、ロボットアーム18、ロボットハンド20およびスピンドルユニット46を含む。
ついで、図1、図3および図4を参照して、面取り装置10の主要動作について説明する。
まず、保持ユニット12によってベルトコンベア等から焼結磁石100が取得される。そして、図1に示すように、取得された焼結磁石100が、保持ユニット12によってその回転軸S1が砥石48の回転軸S2に対して90°傾きかつその回転軸S1が砥石48の回転軸S2に交わらないように保持される(図4参照)。つまり、面取り装置10では、焼結磁石100の回転軸S1が砥石48の回転軸S2に対して90°傾きかつ焼結磁石100の回転軸S1が砥石48の回転軸S2に交わらないように焼結磁石100と砥石48とが配置される。
つづいて、モータ36を駆動させてロボットハンド20ひいては焼結磁石100を矢印C1方向(図4参照)に回転させるとともにモータ44を駆動させて砥石48を矢印C2方向(図4参照)に回転させる。面取り装置10では、砥石48の外周面48aの周速度が焼結磁石100の外周縁102の周速度の40倍以上になるようにモータ36が焼結磁石100を回転させかつモータ44が砥石48を回転させる。
そして、焼結磁石100を矢印A方向(焼結磁石100の軸方向)かつ砥石48側(ここでは下側)に移動させる(送る)ように、ロボットアーム18が直線補間動作を実行する。これによって、図3および図4に示すように焼結磁石100の外周縁102が砥石48の外周面48aに接する。その後、焼結磁石100を矢印A方向かつ砥石48側に移動させつつ矢印B方向(砥石48の軸方向)に往復移動させるように、ロボットアーム18が直線補間動作を実行する。これによって、外周縁102が外周面48aに圧接しつつ外周縁102が外周面48a上で往復移動し、外周縁102が面取りされる。
その後、焼結磁石100が矢印A方向かつ砥石48側に所定量(所定時間)移動されれば外周縁102の面取りが終了し、面取り面104が形成された焼結磁石100a{図2(b)参照}が保持ユニット12によってベルトコンベア等に与えられる。
このような面取り装置10によれば、焼結磁石100を矢印A方向に移動させつつ矢印B方向に往復移動させることによって、外周面48aの全面を有効に利用して外周縁102を面取りでき、砥石の寿命を延ばすことができる。また、焼結磁石100と砥石48とを、回転軸S1が回転軸S2に対して90°傾きかつ回転軸S1と回転軸S2とが交わらないように配置し、外周面48aの周速度が外周縁102の周速度よりも大きくなるようにそれぞれ回転させることによって、外周縁102を焼結磁石100の略径方向(矢印D方向:図4参照)に研削できる。これによって、矢印C1方向(図4参照)に交わる方向に延びる短い研磨目(研削目)を面取り面104{図2(b)参照}に形成できる。
外周面48aの周速度を外周縁102の周速度の40倍以上にすることによって、確実に外周縁102を略矢印D方向(図4参照)に研削でき、確実に面取り面104に略放射状に延びる短い研磨目を形成できる。
ついで、従来技術の面取り装置で面取りされた焼結磁石と、面取り装置10で面取りされた焼結磁石との比較例について説明する。なお、いずれの面取り装置においても外周縁102の直径(外径)が32mmの焼結磁石100を面取りした。
従来技術の面取り装置では、焼結磁石100とカップ型の砥石とを同軸上に配置し、焼結磁石100の外周縁102をカップ型の砥石のテーパーする内周面に圧接させつつそれぞれを周方向に回転させることによって外周縁102を面取りした。
面取り装置10では、端面48b(図4参照)の直径が30mmの円柱状の砥石48を用いた。また、面取り装置10では、外周縁102の回転数が120rpmになるように焼結磁石100を回転させ、外周面48aの回転数が6000rpmになるように砥石48を回転させた。この条件から直径×円周率×回転数を用いて外周縁102の周速度、および外周面48aの周速度を求めると、外周縁102の周速度は約0.2m/sとなり、外周面48aの周速度は約9.4m/sとなる。したがって、外周面48aの周速度は外周縁102の周速度の約47倍となる。
従来技術の面取り装置によって面取りされた焼結磁石の要部を図5に示し、面取り装置10によって面取りされた焼結磁石の要部を図6に示す。
従来技術の面取り装置では、外周縁を周方向に研削するので、図5に示すように面取り面に周方向に延びる研磨目が形成される。一方、面取り装置10では、回転軸S1と回転軸S2との傾きが90°でありかつ砥石48の外周面48aの周速度が焼結磁石100の外周縁102の周速度よりも大幅に大きいので、焼結磁石100を略矢印D方向(図4参照)に研削できる。これによって、図6に示すように、面取り面に略放射状に延びる研磨目を形成できる。
一般に、バリを取り除くとともに角部を丸めるために、たとえば砥粒と面取りされた複数の焼結磁石とを入れた容器を回転させることによって、面取りされた焼結磁石にバレル処理を施すことが知られている。
従来技術の面取り装置によって面取りされた焼結磁石では、面取り面に周方向に延びる長い研磨目が形成されるために、バレル処理の際に他の焼結磁石と衝突することによって面取り後の外周縁近傍(図5参照)が欠けやすく、長い研磨目に沿って欠けの範囲も広くなりやすい。一方、面取り装置10によって面取りされた焼結磁石100aでは、面取り面104に略放射状に延びる短い研磨目が形成されるので、他の焼結磁石100aと衝突しても面取り後の外周縁近傍(図6参照)が欠けにくく、たとえ欠けたとしてもその範囲を小さくできる。
このように面取り装置10によって面取りされた焼結磁石100aは、面取り面104に略放射状に延びる短い研磨目が形成されることによって、バレル処理の際に面取り面104およびその近傍が欠けにくく、生産性が良好である。
なお、上述の実施形態では、第1および第2移動手段をロボットアーム18によって構成する場合について説明したが、第1および第2移動手段は任意に構成できる。たとえば、第1移動手段として第1アクチュエータによって焼結磁石を砥石側に移動させ、第2移動手段として第2アクチュエータによって焼結磁石を砥石の軸方向に移動させるようにしてもよい。
また、上述の実施形態では、鉛直方向に並ぶように焼結磁石と砥石とを配置する場合について説明したが、一方の回転軸と他方の回転軸との傾きが90°であれば焼結磁石と砥石との配置態様は特に限定されない。たとえば、焼結磁石の回転軸が水平方向に延びて砥石の回転軸が鉛直方向に延びるように焼結磁石と砥石とを配置してもよいし、焼結磁石の回転軸と砥石の回転軸とがそれぞれ水平方向に延びるように焼結磁石と砥石とを配置してもよい。
さらに、上述の実施形態では、焼結磁石を移動させる場合について説明したが、この発明はこれに限定されない。焼結磁石と砥石との少なくともいずれか一方を移動させることによって、砥石の外周面に焼結磁石の外周縁を圧接させればよい。また、焼結磁石と砥石との少なくともいずれか一方を移動させることによって、焼結磁石の外周縁を砥石の外周面上で往復移動させればよい。
なお、上述の実施形態では、円筒状の焼結磁石を面取りする場合について説明したが、この発明はこれに限定されない。たとえば円柱状の焼結磁石を面取りしてもよい。
この発明の一実施形態を示す側面図解図である。 焼結磁石を示す斜視図であり、(a)は面取り前の焼結磁石を示し、(b)は面取り後の焼結磁石を示す。 図1の状態から焼結磁石を鉛直方向かつ砥石側に移動させた状態を示す側面図解図である。 焼結磁石の外周縁と砥石の外周面とが接触した状態を示す斜視図解図である。 従来の面取り装置によって面取りされた焼結磁石の要部を示す図解図である。 この発明の面取り装置によって面取りされた焼結磁石の要部を示す図解図である。
符号の説明
10 面取り装置
12 保持ユニット
14 砥石ユニット
18 ロボットアーム
20 ロボットハンド
30,36,44 モータ
46 スピンドルユニット
48 砥石
48a 外周面
100,100a 焼結磁石
102 外周縁
104 面取り面
S1,S2 回転軸

Claims (3)

  1. 円形の外周縁を有する筒状または柱状の焼結磁石の面取り装置であって、
    円柱状の砥石、
    前記焼結磁石を周方向に回転させる第1回転手段、
    前記砥石の外周面の周速度が前記焼結磁石の外周縁の周速度よりも大きくなるように前記砥石を周方向に回転させる第2回転手段、
    前記焼結磁石と前記砥石とを一方の回転軸が他方の回転軸に対して90°傾きかつ一方の回転軸が他方の回転軸に交わらないように配置する配置手段、
    前記焼結磁石の外周縁が前記砥石の外周面に接するように前記焼結磁石と前記砥石との少なくともいずれか一方を他方側に移動させる第1移動手段、および
    前記焼結磁石の外周縁が前記砥石の外周面上を往復移動するように前記焼結磁石と前記砥石との少なくともいずれか一方を前記砥石の軸方向に移動させる第2移動手段を備える、面取り装置。
  2. 筒状または柱状の焼結磁石の円形の外周縁を面取りする面取り方法であって、
    前記焼結磁石と円柱状の砥石とを一方の回転軸が他方の回転軸に対して90°傾きかつ一方の回転軸が他方の回転軸に交わらないように配置する工程、
    前記砥石の外周面の周速度が前記焼結磁石の外周縁の周速度よりも大きくなるように前記焼結磁石と前記砥石とをそれぞれ周方向に回転させる工程、および
    前記焼結磁石の外周縁が前記砥石の外周面に接するように前記焼結磁石と前記砥石との少なくともいずれか一方を他方側に移動させつつ前記焼結磁石の外周縁が前記砥石の外周面上を往復移動するように前記焼結磁石と前記砥石との少なくともいずれか一方を前記砥石の軸方向に移動させる工程を備える、面取り方法。
  3. 円形の外周縁が面取りされた面取り面を有する筒状または柱状の焼結磁石であって、
    前記面取り面に略放射状に延びる研磨目が形成される、焼結磁石。
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