JP6161463B2 - 異物除去工具及び異物除去方法 - Google Patents

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本発明は、断面形状が双凹形状の保持面を有した保持テーブルから異物を除去する異物除去工具及び異物除去方法に関する。
IC,LSI等の数多くのデバイスが表面に形成され、且つ個々のデバイスが分割予定ラインによって区画された半導体ウエーハは、研削装置によって裏面が研削されて所定の厚みに加工された後、切削装置によって分割予定ラインを切削して個々のデバイスに分割され、分割されたデバイスは携帯電話、パソコン等の各種電子機器に利用されている。
ウエーハはその表面に複数のデバイスが形成されたデバイス領域とデバイス領域を囲繞する外周余剰領域とを有しており、最近になり電子機器の軽量化、小型化を可能にするために、ウエーハの裏面が研削装置によって研削されてウエーハの厚みは100μm以下、更には50μm以下程度に薄く形成される。
このようにウエーハを薄く研削すると取り扱いが困難になり、搬送等において破損する恐れがある。そこで、ウエーハのデバイス領域に対応する裏面のみを研削してウエーハ裏面に円形凹部を形成し、デバイス領域を囲繞する外周余剰領域に対応する領域は研削せずに残存させて外周にリング状の補強部を形成する技術が例えば特開2007−19461号に開示されている。
ところで、この種のウエーハの研削には、保持テーブルに保持されたウエーハの回転中心を通過し形成すべきリング状の補強部の内側に位置付けられる環状の研削砥石が配設された研削ホイールを用いる必要があり、研削ホイールは、単純な平面研削用ホイールに比較して、保持テーブルの半径程度の比較的小さな外径となる。
このため、研削ホイール全体が常に保持テーブルに保持されたウエーハ上にオーバーラップしており、研削ホイールの回転軸を保持面に直交させた状態で研削を実施すると、ウエーハ面内厚みを均一化できるものの、ウエーハの研削面に交差研削条痕が生じ、次工程でエッチング等によってこの条痕を除去する場合に時間がかかってしまうという問題がある。
この問題を解決するために、特開2008−60470号公報では、断面形状が中心から外周に向かって凹状に湾曲した双凹形状の保持面を有する保持テーブルが開示されている。そして、このような保持テーブルに保持されたウエーハの研削時には、保持テーブルの回転軸に対する研削ホイールの回転軸を僅かばかり(例えば0.01°程度)回転方向前側に傾斜させてウエーハの研削を実施することにより、従来問題であったウエーハの研削面に交差研削条痕が発生するのを防止している。
このような保持テーブルでウエーハを保持してウエーハの研削を継続すると、保持テーブルの保持面上には研削屑等の異物が付着する。そこで従来は、保持テーブルの概略半径程度の直径を有する油砥石を保持テーブルの保持面に当接させて保持面に付着した異物を除去するようにしていた。
特開2007−19461号公報 特開2008−60470号公報
しかし、上述したように保持テーブルの保持面はその断面が双凹形状であるため、異物除去時に中心と外周の頂点に油砥石を当接させるとこれらの頂点が欠けてしまったり、頂点が過度に摩耗して保持テーブルの寿命が短命化するという問題がある。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、保持テーブルの寿命を従来より延命し得る異物除去工具及び異物除去方法を提供することである。
発明によると、被加工物を保持する円形の保持面を有し、該保持面は中心から外周に向かって凹状に湾曲している保持テーブルの該保持面から異物を除去する異物除去方法であって、異物除去時に該保持面の中心と外周との間の半径領域に当接するように適合した油砥石からなる円形砥石部と、異物除去時に該保持面の中心と外周に当接するように適合した該円形砥石部を囲繞する環状ブラシ部と、を備えた異物除去工具を準備する工具準備ステップと、該異物除去工具の該円形砥石部を該保持面の中心と外周との間の半径領域に当接させるとともに該環状ブラシ部を該保持面の中心と外周に当接させた状態で、該異物除去工具と該保持テーブルとを回転させることで、該保持面状の異物を除去する異物除去ステップと、を備えたことを特徴とする異物除去方法が提供される。
本発明の異物除去工具は、異物除去時に保持テーブルの保持面の中心と外周の頂点に当接する環状ブラシ部を有するため、異物除去を繰り返し実施しても保持面の中心と外周の頂点が過度に摩耗することがなく、保持テーブルの寿命を従来より長寿命化することができる。
研削ホイールによって実施される円形凹部研削ステップを示す斜視図である。 円形凹部研削ステップの説明図である。 円形凹部研削ステップ後のウエーハの裏面側斜視図である。 図4(A)は本発明実施形態に係る異物除去工具の平面図、図4(B)はホイールマウントに装着された異物除去工具の一部断面側面図である。 異物除去ステップ時の異物除去工具と保持テーブルとの位置関係を示す模式図である。 図5のVI向から見た一部断面側面図である。 図5のVII−VII線断面図である。 図5のVIII方向からみた一部断面側面図である。
本発明実施形態に係る異物除去工具を説明する前に、図1乃至図3を参照して、本発明の異物除去工具を使用して異物を除去する保持テーブルを用いたウエーハの裏面研削方法について説明する。ウエーハ11はよく知られているように、その表面に複数のデバイスが形成されたデバイス領域と、デバイス領域を囲繞する外周余剰領域とを備えている。
ウエーハ11の裏面研削を実施するには、ウエーハ11の表面に形成されたデバイスを保護するために、ウエーハ11の表面には表面保護テープ13が貼着され、ウエーハ11の裏面研削時には、研削装置の保持テーブル(チャックテーブル)10で表面保護テープ13側を吸引保持してウエーハ11の裏面を露出させる。
研削ユニット12は、スピンドルハウジング14中に回転可能に収容されたスピンドル16と、スピンドル16の先端部に固定されたホイールマウント18と、ホイールマウント18に着脱可能に装着された研削ホイール20とを含んでいる。
研削ホイール20は、環状のホイール基台22と、ホイール基台22の下端部に環状に固着された複数の研削砥石24とから構成される。研削ホイール20は、研削すべきウエーハ11の半径と概略同程度或いは半径以下の直径を有している。
裏面研削ステップでは、研削砥石24をウエーハ11のデバイス領域に対応する裏面に当接させて保持テーブル10を矢印aで示す方向に例えば300rpmで回転しつつ、研削ユニット20を矢印bで示す方向に例えば6000rpmで回転させるとともに、図示しない研削ユニット送り機構を作動して研削ホイール20の研削砥石24をウエーハ11の裏面に接触させながら、研削ホイール20を所定の研削送り速度で下方に所定量研削送りする。
その結果、ウエーハ11の裏面には、図3に示すように、デバイス領域に対応する領域が研削除去されて円形凹部15が形成されるとともに、外周余剰領域は残存されてリング状の補強部17が形成される。
この研削方法を実施するためのウエーハ11と研削ホイール20との関係について図2を参照して説明する。保持テーブル10の回転中心P1と環状に配設された研削砥石24の回転中心P2は偏心しており、研削ホイール20は、研削砥石24がウエーハ11の回転中心P1を通過し、且つ研削砥石24の外周縁がデバイス領域と外周余剰領域との境界19を通過する外径に設定されている。
この研削方法に使用する保持テーブル10は、図6乃至図8に示すように、保持テーブル10の保持面38が、中心から外周にかけて凹形状に湾曲されており、中心及び外周には凸状の頂部40,42が設けられている。頂部40は点状に形成され、頂部42は環状に形成されている。
図6乃至図8では、説明の便宜上、保持面38の形状を誇張して示しているが、保持面38の高低差hは、例えば保持テーブル10の直径が200mmの場合で10μm程度である。
次に、図4を参照して、本発明実施形態に係る異物除去工具30について説明する。図4(A)は異物除去工具30の平面図であり、図4(B)は研削装置のホイールマウント18に装着された異物除去工具30の一部断面側面図を示している。
異物除去工具30は、基台32と、基台32の下面に固着された円形砥石部34と、円形砥石部34を囲繞する環状ブラシ部36とから構成される。円形砥石部34は油砥石から構成される。
異物除去工具30の直径は保持テーブル10の半径と概略同程度に設定されている。より詳細には、図5に示すように、円形砥石部34の外周縁34aが保持テーブル10の半径未満に設定され、環状ブラシ部36の外径が保持テーブル10の半径よりも僅かばかり大きくなるように設定されている。
図5を参照すると、異物除去工具30を使用した異物除去ステップ時の異物除去工具30と保持テーブル10との位置関係を示す模式図が示されている。図6は図5のVI方向から見た一部断面側面図、図7は図5のVII−VII線断面図、図8は図5のVIII方向から見た一部断面側面図をそれぞれ示している。
図8に示すように、異物除去工具30を使用した異物除去ステップでは、スピンドル16の回転軸16aは保持テーブル10の回転軸10aに対して回転方向前方側に僅かな角度α(例えば0.01°程度)傾斜している。このスピンドル16の傾斜角αは、ウエーハ11の裏面研削時でも同様である。
このように、異物除去工具30は保持テーブル10の回転軸10aに対して回転方向前方側に僅かばかり傾斜して装着されているため、図5の太線35で示すように異物除去工具30の円形砥石部34は半円形状で保持テーブル10の保持面38に当接する。
異物除去ステップでは、図6及び図7に示されるように、異物除去工具30の環状ブラシ部36は保持面38の中心頂部40及び外周の環状頂部42に当接し、円形砥石部34が凹形状に湾曲した保持面38に当接するように、異物除去工具30を配置し、保持テーブル10を矢印a方向に回転するとともに異物除去工具30を矢印b方向に回転させながら、保持テーブル10の保持面38に付着した研削屑等の異物を除去する。
この異物除去ステップ時には、異物除去工具30の環状ブラシ部36が保持面38の中心頂部40と外周の環状頂部42とに当接しながら異物除去ステップが実施されるため、保持面38に付着している異物は円形砥石部34でこすられて除去されるが、中心頂部40及び外周の環状頂部42には環状ブラシ部36は当接しているため、頂部40,42が欠けたり過度に摩耗することがなく、保持テーブル10の寿命を長寿命化することができる。
上述した実施形態では、異物除去工具30は研削ホイール20が装着されるスピンドル16に装着されているが、スピンドル16とは別の異物除去工具専用のスピンドルに装着するようにしても良い。
10 保持テーブル
11 ウエーハ
15 円形凹部
17 リング状補強部
20 研削ホイール
24 研削砥石
30 異物除去工具
34 円形砥石部
36 環状ブラシ部
38 湾曲保持面
40 中心頂部
42 環状頂部

Claims (1)

  1. 被加工物を保持する円形の保持面を有し、該保持面は中心から外周に向かって凹状に湾曲している保持テーブルの該保持面から異物を除去する異物除去方法であって、
    異物除去時に該保持面の中心と外周との間の半径領域に当接するように適合した油砥石からなる円形砥石部と、異物除去時に該保持面の中心と外周に当接するように適合した該円形砥石部を囲繞する環状ブラシ部と、を備えた異物除去工具を準備する工具準備ステップと、
    該異物除去工具の該円形砥石部を該保持面の中心と外周との間の半径領域に当接させるとともに該環状ブラシ部を該保持面の中心と外周に当接させた状態で、該異物除去工具と該保持テーブルとを回転させることで、該保持面上の異物を除去する異物除去ステップと、
    を備えたことを特徴とする異物除去方法。
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