JP2008245763A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Koshiro Uehata
高史郎 植畑
Koki Nishimura
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Abstract

【課題】遊技機の異常と不正行為の弁別を正確に行うことができ、遊技場にむやみにゴト発生を報知しないようにしたパチンコ遊技機を提供する。
【解決手段】可変入賞装置の可動開閉口を打球が入賞したことが検出されたことに応じて、その個数データN1と、遊技者にとって有利となる特別遊技状態を発生させる入賞口に入球した個数データN2と、特別遊技状態の発生を阻止する入賞口に入球した個数データN3とを検出し(SP21)、これらの個数データと、不正電波を検出する不正電波検出手段の検出出力とに基づいて、玉遊技機の異常である玉詰まりを識別して報知し(SP22,28)、不正電波による不正遊技を識別して報知(SP23,26,27)し、不正電波以外の不正遊技を識別して報知する(SP24,29)。
【選択図】図7

Description

この発明は、電波を用いて不正遊技されるのを検出するパチンコ遊技機に関する。
パチンコ遊技機においては、針金などを使用して、例えばアタッカを無理やり明けて入賞球を入手する不正行為や、不正電波を発射することにより、入賞検出センサをオンさせる、いわゆる電波ゴトと呼ばれる不正遊技などが発生している。
さらに、開閉羽根などの可動開閉口を使用した可変入賞装置においても、入賞装置内の大当り遊技継続用入賞センサを電波ゴトで外部からオンさせるような不正遊技も行われることがある。
電波ゴトに関して、不正電波検知手段を設けることが、特開2001−112997号公報(特許文献1)、特開平6−327828号公報(特許文献2)および特開平2−224688号公報(特許文献3)などに記載されている。
特許文献1は、複数の入賞球センサが同時に出力したときに不正と判定することを記載している。特許文献2は、入賞球流下路に沿って上流側と下流側とにそれぞれ入賞センサを配置し、流下する打球を検知した時間が同時であれば不正と判断することについて記載している。特許文献3は、電気的玉通過検出器を感応させて通過検出信号を出力させるために発振された電波を感知可能な電波検出器を弾球遊技機に設けることについて記載している。
特開2001−112997号公報 特開平6−327828号公報 特開平2−224688号公報
しかし、可変入賞装置においては、打球入賞がイレギュラーにたくさん生じる場合もあり、不正電波を検出する電波検出器の誤動作も起こりうる。
例えば、不正電波を検出する電波検出器として不正電波に応答するダミーセンサを設けることもあるが、ダミーセンサを設ける場合、不正行為者によって発信された、少なくとも入賞センサがオンするような周波数の電波を検知しなければ意味が無い。不正電波で入賞センサがオンしているにもかかわらず、ダミーセンサがオンしないのでは、不正電波を検出する電波検出器として用を成さない。ダミーセンサを有効に動作するように感度を上げておくことにより、不正電波に感応しやすくすることも考えられるが、感度を上げると、正常動作時に何らかの外乱により誤動作を生じてしまう。
例えば、正常な大当りの発生時に、上記のような外乱による誤動作がかぶって生じると、大当りを無効にしてしまうなどの事態が生じてしまい、遊技客との間でトラブルを生じる。このようにダミーセンサの感度を上げるにしても不都合を生じる。
そこで、この発明は、遊技機の異常と不正行為の弁別を正確に行うことができ、遊技場にむやみにゴト発生を報知しないようにしたパチンコ遊技機を提供することである。
この発明は、可動開閉口を有する可変入賞装置が遊技盤に設けられ、遊技盤の所定領域を打球が通過することを条件に、可動開閉口を開放可能とするパチンコ遊技機であって、可変入賞装置は、可動開閉口を通過した打球が入球したことに応じて、遊技者にとって有利となる特別遊技状態を発生させる第1の入賞口と、可動開閉口を通過した打球が入球したことに応じて、特別遊技状態を発生させない第2の入賞口と、可動開閉口に入球した打球を検出する第1の検出手段と、第1の入賞口に入球した打球を検出する第2の検出手段と、第2の入賞口に入球した打球を検出する第3の検出手段と、不正に発生された電波を検出する不正電波検出手段とを含み、第1の入賞口に打球が入賞したことが第1の検出手段によって検出されたことに応じて、第1の検出手段によって検出された打球数と、第2および第3の検出手段によって検出された打球数と、不正電波検出手段の各検出出力に基づいて、遊技機の異常と、不正遊技とを識別する識別手段を備える。
この発明では、不正電波検出手段の検出出力と、可変入賞装置に入球した遊技球数と、特別遊技状態に寄与する遊技球数と、寄与しない遊技球数とに基づいて、遊技機の異常と不正行為の識別を正確に行うことができる。
好ましい実施形態における識別手段は、遊技機の異常として可変入賞装置の玉詰まりを識別し、不正遊技として不正電波が発信されたことにより第1、第2および第3の検出手段から打球検出時と同程度の信号を出力させる遊技を識別する。玉詰まりと不正遊技とを識別できるので、無用な遊技不能状態を回避でき、遊技場の運営に支障を来たすことなく円滑に処理できる。
他の実施形態における識別手段は、第1の検出手段によって検出された打球数が、第2の検出手段によって検出された打球数と、第3の検出手段によって検出された打球数との合計よりも多いことに応じて、可変入賞装置の玉詰まりを識別する。玉詰まりが識別されたときには、遊技場として迅速に対処できる。
さらに、他の実施形態における識別手段は、不正電波検出手段によって不正電波が検出され、第1の検出手段によって検出された打球数が、第2の検出手段によって検出された打球数と、第3の検出手段によって検出された打球数との合計よりも少ないか同じであることに応じて、不正電波発信による不正遊技であることを識別する。不正遊技であることを正確に識別できることにより、遊技場として的確に対応できる。
さらに、他の実施形態における識別手段は、不正電波検出手段によって不正電波が検出されず、第1の検出手段によって検出された打球数が、第2の検出手段によって検出された打球数と、第3の検出手段によって検出された打球数との合計と等しいことに応じて、第2の検出手段の検出出力に基いて、特別遊技状態へ移行させる特別遊技状態移行制御手段を含む。玉詰まりや不正遊技でないことを識別したときには、円滑に特別遊技状態に移行できるので、遊技客とのトラブルを減らすことができる。
他の実施形態における識別手段は、不正電波検出手段によって不正電波が検出されず、第1の検出手段によって検出された打球数が、第2の検出手段によって検出された打球数と、第3の検出手段によって検出された打球数との合計よりも少ないことに応じて、不正電波発信以外の不正遊技であることを識別する。この例では、不正電波による不正遊技とそれ以外の不正遊技とを識別することができるので、遊技場において適切に対応できる。。
さらに、好ましくは、識別手段が不正遊技であることを識別したことに応じて、第2の検出手段の検出出力に基く特別遊技状態への移行を阻止する特別遊技状態移行阻止制御手段を含む。不正遊技であることを識別したときには、特別遊技状態への移行を阻止できるので、遊技場の運営に支障を来たすのを阻止できる。
この発明によれば、可変入賞装置の可動開閉口を打球が入賞したことが検出されたことに応じて、その打球数と、遊技者にとって有利となる特別遊技状態を発生させる入賞口に入球した打球数と、特別遊技状態の発生を阻止する入賞口に入球した打球数とを検出し、これらの検出数と、不正電波を検出する不正電波検出手段の検出出力とに基づいて、遊技機の異常と、不正遊技とを識別するようにしたので、遊技機の異常と不正行為の弁別を正確に行うことができ、遊技場にむやみにゴト発生を報知しないようにすることができる。
図1は、この発明の一実施形態に係るパチンコ遊技機1の外観構成を示す正面図である。パチンコ遊技機1は、ベース枠2に開閉自在に取り付けられた正面扉3を有している。正面扉3には、その上部を開口する略円形の窓4が形成されている。窓4には、例えばガラス板等の透明板が嵌め込まれており、この透明板を介して、その奥側に設けられた遊技盤5を視認できる。
正面扉3の下部には、遊技媒体である遊技球を貯留するための球受容器(球受け皿)6が配置されている。球受容器6に貯留された遊技球は、パチンコ遊技機1の内部に設けられた発射装置(図示せず)に1球ずつ供給される。球受容器6の右側にはハンドル7が設けられており、遊技者がこのハンドル7を握って、軸線回りに回転させることにより、発射装置から遊技盤5に向かって遊技球が1つずつ発射される。
遊技盤5の下部には、遊技者が演出選択できるように押しボタン8,9,10が配置されていてもよい。また、遊技盤5の下部の左右には、効果音を報知するためのスピーカ11,12が設けられている。
図2は、図1に示した遊技盤5の構成を示す正面図であり、図3は図2に示した可変入賞装置14を示す外観斜視図である。
遊技盤5の周縁には、発射装置から発射された遊技球を遊技盤5の左側上部に導くための略円弧状のガイドレール(図示せず)が配置されている。遊技盤5には、図示しないが多数本の障害釘が配設されており、ガイドレールに沿って遊技盤5の左側上部から上方に放たれた遊技球は、遊技盤5の盤面に沿って多数本の障害釘の間を通って下方へと入球していく。
遊技盤5のほぼ中央には、可変入賞装置14が配置されている。可変入賞装置14は、図3に示すようなクルーンで構成されている。すなわち、可変入賞装置14は、底部分を構成する底部材141を基本的な構成として含んでおり、底部材141の上表面には遊技球が転動する凹面部142が形成されている。
凹面部142から所定の高さの位置に可動開閉口として作動する電動チューリップ(いわゆる、電チュー)15が配置されている。通常時は、電動チューリップ15の開口部153が閉状態となっていて遊技球が入球し難くなっている。すなわち、通常時には、電動チューリップ15の羽根151,152が互いに近接して窄められた状態になっていて開口部153に入球するのが難しくなっている。開口部153には、電動チューリップ15の羽根151,152が開かれて開口部153を通過した遊技球を検出するために、第1の検出手段として作動する打球検出センサS1が配置されている。電動チューリップ15と凹面部142との間は、図3の点線で示すように、例えば透明なドーム状ケース体などによって覆われている。
凹面部142は、その断面の中央部が周辺に比べて円弧を描くように低くなるように形成されており、電動チューリップ15に入球した打球が凹面部142に落下すると、凹面部142の周辺から中部に向けて、例えば図3に示す矢印のように転動する。凹面部142には、第1の入賞口として作動する1個の入賞孔143と、第2の入賞口として作動する2個のはずれ孔144,145とが形成されている。
入賞孔143に遊技球が入球すると特別遊技状態である大当りとなり、はずれ孔144,145に遊技球が入球すると大当りの発生を阻止するはずれとなるように予め設定されている。入賞孔143,はずれ孔144,145には、それぞれ対応する孔に入球した遊技球を検出するための第2の検出手段として作動する打球検出センサS2と、第3の検出手段として作動する打球検出センサS3,S4が配置されている。打球検出センサS2〜S4は通過型センサからなり、それぞれ孔通路に設置されている。
また、凹面部142には、不正電波を検出するための不正電波検出手段として作動する不正電波検出センサS5が配置されている。不正電波検出センサS5は、不正電波により打球検出センサS1,S2,S3,S4から打球検出時と同程度の信号が出力される不正遊技を検出するために設けられており、不正電波を検出するとオン信号を出力する。電動チューリップ15を通過した遊技球は、凹面部142上に入球し、凹面部142上を転動して入賞孔143と、はずれ孔144,145とのいずれかに入球し、打球検出センサS2,S3,S4のいずれかによって検出される。
不正電波検出センサS5は、可変入賞装置14外部の遊技盤面や遊技盤の外周部に設けることも可能であるが、各センサに対して局所的に不正電波を与える不正行為に対しては不十分となる。本実施形態では、不正電波検出センサS5は、可変入賞装置14内部にて各センサと近接して配置することにより、各センサに向けて局所的に発せられる不正電波ゴトに対して確実に対処することができる。不正電波検出センサS5を打球検出センサS2後方に位置させているが、可変入賞装置14の前方側、つまり不正電波検出センサS5を打球検出センサS2の近傍、例えば、センサ隣接位置ないし直下位置付近に配置することにより、窓4越しに前方より打球検出センサS2等に向けて発する不正電波をより精度良く捕獲することができる。
可変入賞装置14の左隣には入球により普通抽選の契機となる所定領域である始動ゲート21が設けられている。可変入賞装置14の下方の左側には、遊技球が入球可能で、入球により特別図柄抽選(大当たり抽選)の契機となる始動入賞口16が配置されている。始動入賞口16に遊技球が入球すると、予め定める個数の賞球(遊技球)が遊技者に付与されるとともに、遊技者が大当たり遊技を実行できるか否かを決定するための大当たり抽選が行われる。
可変入賞装置14の下方の右側には、例えば左右に長い長方形状に形成され、複数個の遊技球が同時に入球可能な大入賞口17が配置されている。この大入賞口17に関連して、大入賞口17に遊技球を案内する開状態および大入賞口17に遊技球が入るのを阻止する閉状態に開閉可能な開閉板18が設けられている。すなわち、開閉板18は、遊技盤5の盤面に沿った状態で大入賞口17を閉塞して、大入賞口17に遊技球が入るのを阻止することができ、また、この状態から、大入賞口17の下端縁に沿って配置された回動軸(図示せず)を中心に手前側に倒伏することにより、大入賞口17を開放して、大入賞口17上に入球してくる遊技球を大入賞口17内に導き入れることができる。
大入賞口17への遊技球の入球に対しては、予め定める個数の賞球が、図示しない賞球払出装置により賞球として、図1に示した球受容器6に払い出される。大当たり遊技に突入すると、開閉板18が開状態となり、容易に遊技球が大入賞口17に入るので、遊技者は多数個の賞球を獲得することができる。
可変入賞装置14の左側には、遊技球の流れに影響を与えるための風車19,20が配置されている。可変入賞装置14、始動入賞口16、大入賞口17に入球しなかった遊技球(アウト球)は、遊技盤5の下部に形成されたアウト球回収口29から機内に回収される。
可変入賞装置14の上方には特別図柄表示部24と、普通図柄表示部25と、特別図柄用保留表示部26と、普通図柄保留表示部27とが設けられている。特別図柄表示部24は、7セグメント表示器が用いられており、7セグメント表示器によって始動入賞ごとの特別図柄抽選結果を示すセグメント表示を行う。普通図柄表示部25は、例えば赤色と緑色の発光ダイオードが用いられており、始動ゲート21を遊技球が通過時に抽選が行われ、当該抽選に当選したときは、所定時間変動した後に、赤色発光ダイオードが点灯し、電動チューリップ15の羽根151,152が所定の時間および回数開く。一方、外れのときは緑色発光ダイオードが点灯する。特別図柄保留表示部26、普通図柄保留表示部27は、それぞれ発光表示器が用いられており、特別図柄と普通図柄の抽選に関しての結果表示を保留している遊技球数を表示する。
さらに、遊技盤5の上部には、装飾効果を演出するための演出ランプや、パチンコ遊技機1における遊技の雰囲気を盛り上げるためのランプ等の図示しない発光部が配置されている。
なお、図2において、可変入賞装置14の下部に液晶表示装置を設け、変動図柄などを表示するようにしてもよい。
図4はこの発明の一実施形態に係るパチンコ遊技機1の電気的構成を示すブロック図である。図4において、制御部100は、I/Oポート101と、ドライバ回路102,103,104と、主制御部110と、副制御部120,130と、中継基板140とを含む。I/Oポート101は、主制御部110と、入力部30とのインタフェースであり、ドライバ回路102,103,104は、出力部60を駆動する。入力部30は、始動口センサ31と、大入賞口センサ32と、ゲートセンサ33と、可変入賞装置14のそれぞれに設けられる打球検出センサS1〜S4と、不正電波検出センサS5とを含む。
始動センサ31は、始動入賞口16に設けられて遊技球の入球を検出し、大入賞口センサ32は、大入賞口17への入球を検出する。ゲートセンサ33は、始動ゲート21を遊技球が通過したことを検出する。
主制御部110は、パチンコ遊技機1における遊技の基本となる動作を制御するためのものであり、制御の中枢となり、識別手段、特別遊技状態移行制御手段および特別遊技状態移行阻止手段として作動するCPU111や、大当たり抽選を行うための乱数発生部とプログラムソフトとが記憶されたROM112や、制御時に必要なデータが書込まれるRAM113を含むマイクロコンピュータで構成されている。RAM113には、打球検出センサS1,S2,S3,S4が検出した入賞数である個数データN1、V入賞数である個数データN2、はずれ球数である個数データN3をストアする個数データエリア114が設けられている。
主制御部110は、入力部30からI/Oポート101を介して入力された信号に基づいて、抽選結果に応じたコマンドやデータ等を、中継基板140を介して副制御部120に一方向に出力する。また、主制御部110は、ドライバ回路102を介して出力部60に含まれる特別図柄表示部24と、普通図柄表示部25と、特別図柄用保留表示部26と、普通図柄用保留表示部27と、始動口駆動部61と、大入賞口駆動部62とに制御信号を与える。始動口駆動部61は、図3に示した電動チューリップ15の羽根151,152を開閉する。大入賞口駆動部62は、大入賞口17の開閉板18を開閉する。始動入賞に基づいて行われる抽選処理はCPU111により実行される。
副制御部120は、図柄変動表示用液晶表示装置が設けられる場合に、ドライバ回路103を介して液晶表示装置の表示を制御し、CPU121と、ROM122と、RAM124とを含むマイクロコンピュータで構成されている。CPU121は、CPU111からの抽選結果に応じたコマンドを受けて、大当たり遊技演出をはじめとする各種演出を行う。なお、図1に示した押しボタン8,9,10が設けられるときは、副制御部120には、I/Oポート101を介して図示しない左押しボタンセンサ,中押しボタンセンサ,右押しボタンセンサからセンサ信号が与えられる。
また、副制御部120には、双方向でデータを送受信する副制御部130が接続されている。副制御部130は、ドライバ回路104を介して、スピーカ11,12と装飾効果を演出するための演出ランプを制御するものであり、CPU131と、ROM132と、RAM133とを含む。
図5は、この発明の一実施形態に係るパチンコ遊技機の遊技処理動作を示すフローチャートであり、図6は、この発明の一実施形態に係るパチンコ遊技機の電波不正検知処理動作を示すフローチャートであり、図7は、この発明の一実施形態に係るパチンコ遊技機の不正処理動作を示すフローチャートである。
本実施形態における特別遊技(大当たり遊技)は2つの発生条件のいずれかの成立により発生する。一つは、始動入賞に基づき実行される大当たり抽選の結果、当選した場合である。この始動入賞は始動口16への入球により発生する。打球された遊技球が始動口16に入賞すると、始動口センサ31により遊技球の通過が検出される。始動口センサ31による球検知を契機に、大当たり抽選が主制御部110により所定の大当たり確率で行われる。この抽選結果は、特別図柄表示部24に表示され、前記図柄変動表示用液晶表示装置を併設した場合には、その液晶画面上での図柄変動表示により表示される。この図柄変動は例えば、3列の図柄変動列(各変動列は複数個の図柄からなる)からなり、各列の図柄変動後、停止した図柄の組み合わせ態様により当否が報知される。始動口センサ31による検知ごとに行われる抽選結果の表示残数(未変動処理分)は保留数として特別図柄用保留表示部26に表示される。この抽選による大当り遊技が発生すると、1回の開放で9個の球入賞を30秒間受入れ、大入賞口17の開閉が8回継続して行われる。
もう一つは、可変入賞装置14における打球検出センサS2によるV入賞検出に基づき発生する。この場合、そのような抽選処理を介在させずに、打球検出センサS2のV入賞検出により大当たりが決定されるので、電波ゴトの対象とされる。
以下、特別遊技に関連した遊技処理のうち、V入賞検出の場合を主にして説明する。
まず、図5を参照して、遊技処理について説明する。打球された遊技球が始動ゲート21を通過すると、ゲートセンサ33が遊技球を検出する。図4に示した主制御部110のCPU111は、図5に示すステップ(図示ではSPと略称する)SP1において、ゲートセンサ33の検出出力に基づいて、羽根開ありかを判別し、普通図柄抽選を実行する。普通図柄抽選の結果は普通図柄表示部25により発光色点滅表示される。その表示結果が赤色のとき、電動チューリップ15開放の当選となる。連続してゲートセンサ33検出が行われたとき、普通図柄抽選結果の表示残数(未変動処理分)は保留数として普通図柄用保留表示部27に表示される。CPU111は、ステップSP2において、ドライバ回路102を介して始動口駆動部61を制御する。始動口駆動部61は、可変入賞装置14の電動チューリップ15の羽根151,152を1回開閉する。
電動チューリップ15の羽根151,152が開かれると、遊技球が入賞し易くなり、遊技球が可変入賞装置14に入球すると、打球検出センサS1がオン信号を出力する。ステップSP3において、打球検出センサS1がオンしたことを判別し、ステップSP4において、可変入賞装置14への入賞球数の個数データN1を+1する。電動チューリップ15は1回の開放により複数個の打球が入賞できる開放状態に移行する。
可変入賞装置14内に入球した遊技球が凹面部142を転動して入賞孔143に入賞すると、打球検出センサS2がオンする。ステップSP5において、打球検出センサS2がオンしたことを判別すると、ステップSP6において、V入賞球数の個数データN2を+1する。もし、可変入賞装置14内に入球した遊技球が、凹面部142を転動してはずれ孔144または145に入ると、打球検出センサS3またはS4がそれを検出してオン信号を出力する。ステップSP7において、打球検出センサS3またはS4がオン信号を出力していることを判別すると、ステップSP8において、はずれ球数の個数データN3を+1する。
ステップSP9において、羽根開放から所定時間を経過したか否かを判別し、経過していなければステップSP3に戻る。なお、ステップSP3において、打球検出センサS1がオンしていないことを判別したときには、ステップSP5に進み、ステップSP7において、はずれセンサである打球検出センサS3またはS4のオン信号を判別できなったときにはステップSP9に進む。
次に、図6を参照して、電波不正検知処理について説明する。電波不正検知処理は、CPU111が図5に示す遊技処理と並行して行う。すなわち、ステップSP11において、電動チューリップ15の羽根151,152が開閉されたか否かを判別しており、羽根151,152が開閉されるまで待機している。羽根151,152が開閉されたことを判別すると、ステップSP12において、不正電波を検出する不正電波検出センサS5がオンしているか否かを判別し、オンしていることを判別すると、ステップSP13において、不正電波を検出したことを示すセンサS5フラグをオンさせる。センサS5フラグは、RAM113の所定の記憶領域に設定される。センサS5フラグを設定した後は、ステップSP11に戻り、次に、羽根151,152が開閉されるまで待機する。
続いて、図7を参照して不正監視処理について説明する。図7に示す不正監視処理は、CPU111が図5に示す遊技処理と、図6に示す電波不正検知処理と並行して行う。すなわち、ステップSP21において、RAM113の個数データエリア114に個数データN1,N2,N3がストアされているか否かを判別する。個数データN1,N2,N3がストアされていることを判別すると、ステップSP22において、N1>(N2+N3)であるか否かを判別する。
N1>(N2+N3)は、V入賞球数の個数データN2と、はずれ球数の個数データN3との合計よりも可変入賞装置14への入賞球数の個数データN1が多いことを示しており、可変入賞装置14内で遊技球が残っていて、玉詰まりを起していること示している。ステップSP28において、可変入賞装置14内で玉詰まりを起していることを知らせるために、玉詰まりエラー報知する。すなわち、不正電波を検出する不正電波検出センサS5がオン,オフしているに関わらず、N1>(N2+N3)のときには、可変入賞装置14における玉詰まりを優先的に、目視で確認できるように報知する。この報知はエラー専用ランプ(図示せず)の点灯により行う。これにより、遊技場の店員は玉詰まりが発生していることを確認すると、玉詰まりを解消するための措置を取ることで、無用な遊技不能状態を回避でき、遊技場の運営に支障を来たすことなく円滑に処理できる。
ステップSP22において、N1>(N2+N3)でないことを判別すれば、ステップSP23において、不正電波を検出したことを示すセンサS5フラグがオフしているか否かを判別する。センサS5フラグがオフしていることを判別すると、不正電波が発信されていないと判断し、ステップSP24において、N1<(N2+N3)であるか否かを判別する。
N1<(N2+N3)は、はずれ球数の個数データN2と、V入賞球数の個数データN3との合計よりも可変入賞装置14への入賞球数の個数データN1が少ないことを示している。すなわち、可変入賞装置14に入賞した遊技球数よりもV入賞球数およびはずれ球数が多いので不正が行われたものと判断できる。しかし、不正電波を検出したことを示すセンサS5フラグがオフしているので、ステップSP29において、不正電波以外の不正遊技の発生であることを判断して報知する。
ステップSP23において、センサS5フラグがオフしていないことを判別したときには不正電波が発信されていることを示しているので、ステップSP26において、N1≦(N2+N3)であるか否かを判別し、N1>N2+N3の関係を満足していれば電波検知自体が誤動作である可能性があるので、ステップSP28において、玉詰まりエラー報知する。この報知は玉詰まりエラー専用ランプ(図示せず)の点灯により行う。実際に玉詰まりエラーが発生していれば、店員により玉詰まりを解消することにより、遊技を実行できる。もちろん玉詰まりでなければ、電波不正行為の発生となるが、エラー対処時に店員等が該報知台に赴くことにより、不正行為の抑止効果がある。たまたま、これらが同時に生じたとしても、V入賞の発生には至っておらず、遊技場の損失は生じない。
もし、不正遊技者が玉詰まり解消後も電波不正行為を続けると、そのときは玉詰まりエラーが発生しない限り、N1≦(N2+N3)の関係になる。そして、ステップSP26において、N1≦(N2+N3)であることを判別すれば、ステップSP27において、電波不正発生を報知する。
このように、N1<(N2+N3)のときには、不正電波の検出を示すセンサS5フラグがオンしているかあるいはオフしているかに応じて、不正電波による不正遊技と、それ以外の不正遊技の発生を識別して報知することができ、遊技場での的確な対処が可能になる。
ステップSP24において、N1<(N2+N3)でないことを判別したときは、ステップSP25において、N1=(N2+N3)であるか否かを判別する。N1=(N2+N3)であることを判別すると、ステップSP30において、V入賞有効化処理を行う。そして、ステップSP31において、大入賞口駆動部62を駆動して大入賞口17の開閉板18を開いて、大入賞口17を開放することにより、V入賞大当り遊技を実行し、その後、ステップSP21に戻る。V入賞大当り遊技の場合、1回の開放で9個の球入賞を30秒以内に受入れ、大入賞口17の開閉が15回継続して行われる。ステップSP25において、N1=(N2+N3)でないことを判別したときにはステップSP26以下の処理を行う。
このように、N1=(N2+N3)のときには、不正電波を検出したことを示すセンサS5フラグがオンしているかあるいはオフしているかに応じて、不正電波による不正遊技と、正常遊技とを識別して報知することができるので、遊技場での的確な対処が可能になる。
図8は、電波による不正が行われていない、一般的な動作を説明するためのタイミングチャートであり、図9は電波による不正が行われていない、入賞タイミングが極めて稀な動作を説明するためのタイミングチャートであり、図10は電波による不正が行われ、タイミングを狙わなかった場合の動作を説明するためのタイミングチャートであり、図11は電波による不正が行われ、タイミングを狙った場合の動作を説明するためのタイミングチャートである。
ここで、図8〜図11を参照して、具体例について説明する。
電波による不正が行われていない、一般的な動作を行う場合は、図8(A)に示すように、前述のように、遊技球のゲート通過に基づき始動口駆動部61が駆動されると、図8(B)に示すように電動チューリップ15の羽根151,152が開閉し、例えば、2個の遊技球が可変入賞装置14に入賞すると、打球検出センサS1が図8(C)に示すように2個のオン信号を出力する。
2個の入賞球のうちの1個が入賞孔143に入球して、図8(D)に示すように、打球検出センサS2がそれを検出する。他の1個がはずれ孔144または145に入球して、図8(E)に示すように打球検出センサS3またはS4がそれを検出する。図8(F)に示すように、不正電波検出センサS5の出力はオフになっているので、電波による不正が行われていないものとして、打球検出センサS2の出力に基づいて大当り処理が行われる。
次に、図9を参照して、入賞タイミングの一例についての動作について説明する。複数回の遊技球のゲート通過に基づき、図9(A)に示すように、始動口駆動部61が連続駆動されると、図9(B)に示すように電動チューリップ15の羽根151,152が2回開閉し、例えば、1回目の開閉で2個の遊技球が可変入賞装置14に入球し、2回目の開閉で1個の遊技球が可変入賞装置14に入球したものとする。このタイミングにおいて、1回目に入球した2個の遊技球のうちの1個が入賞孔143に入球し、他の1個がはずれ孔144または145に同時入球したものとする。
同時に入球したことにより、図9(C),(D),(E)に示すように、打球検出センサS1,S2,S3またはS4が同時にオンしている。その後、2回目の開閉で入賞した1個の遊技球がはずれ孔144または145に入球すると、打球検出センサS3またはS4がオンする。この例においても、図9(F)に示すように、不正電波検出センサS5の出力はオフになっているので、電波による不正が行われていないものとして、打球検出センサS2の出力に基づいて大当り処理が行われる。
次に、図10を参照して、電波による不正が行われ、タイミングを狙わなかった場合の動作について説明する。図9と同様にして、図10(A)および(B)に示すように電動チューリップ15の羽根151,152が2回開閉し、例えば、1回目の開閉で2個の遊技球が可変入賞装置14に入賞したものとする。
1個目の遊技球がはずれ孔144または145に入球して打球検出センサS3またはS4がそれを検出し、図10(E)に示すように、オン信号を出力する。その後、不正電波が発射されて不正遊技が行われたものとする。不正電波により、図10(F)に示すように、不正電波検出センサS5の出力がオンするとともに、打球検出センサS1,S2,S3,S4の出力も図10(C),(D),(E)に示すように、オンする。その後、2個目の遊技球がはずれ孔144または145に入球して打球検出センサS3またはS4がそれを検出してオン信号を出力する。
この例では、可変入賞装置14に入球した個数データN1は2個であるのに対して、不正電波により打球検出センサS1が1回オンしているため、可変入賞装置14に入球した遊技球数は3個になる。しかし、打球検出センサS2から出力されるV入賞数である個数データN2は1個であり、打球検出センサS3またはS4から出力されるはずれ球数を示す個数データN3は3個であるので、合計4個となり、N1の3個とつじつまが合わなくなる。
可変入賞装置14内で玉詰まりが起きていないとすれば、電波による不正が行われた可能性があると判断できる。
次に、図11を参照して、電波による不正が行われ、タイミングを狙った場合の動作について説明する。上記の場合と同様に、図11(A)および(B)に示すように電動チューリップ15の羽根151,152が2回開閉し、例えば、1回目の開閉で2個の遊技球が可変入賞装置14に入球したものとする。1個目の遊技球がはずれ孔144または145に入球するタイミングを狙って、不正電波が発射されると、そのタイミングで不正電波検出センサS5の出力がオンするとともに、打球検出センサS1,S2,S3,S4の出力も図11(C),(D),(E)に示すように、オンする。
この例では、可変入賞装置14への入球した個数データN1は実際に入賞した2個と、不正により計数された1個の合計3個となる。しかし、不正電波により打球検出センサS2がオン信号を出力しており、1個の遊技球が入賞孔143に入賞して、図11(D)に示すように、打球検出センサS2がそれを検出し、個数データN2は1個となる。2個の遊技球がはずれ孔144または145に入っているので、図11(E)に示すように、打球検出センサS3またはS4がそれを検出し、個数データN3は2個となる。合計の個数データN2+N3は3個になり、N1=N2+N3の条件を満たすので不正を看破することができない。
しかし、図7に示したステップSP23において、不正電波を検出したことを示すセンサS5フラグがオフしていないことを判別し、ステップSP26において、N1≦(N2+N3)であることを判別したときには、ステップSP27において、電波不正発生報知するようにしているので、電波による不正遊技をほぼ完璧に看破することができる。
図12は図3に示した可変入賞装置14の変形例を示す図である。図3に示した可変入賞装置14の底部材141には、遊技球が転動する凹面部142を設けた。これにして、図12(A)に示した例は、上側に膨らみを有する凸面部41を可変入賞装置14内に設ける。凸面部41の表面をリブ42により複数の領域に区切り、各領域にV入賞孔43,44と、はずれ孔45,46,47,48,49,50のいずれかを形成する。
好ましくは、凸面部41を回転させれば、図3に示した電動チューリップ13に入球した遊技球が凸面部41上に入球し、凸面部41上で飛び跳ね、V入賞孔43,44と、はずれ孔45,46,47,48,49,50のいずれかに入球するので、遊技球の動きに変化をもたらすことができる。V入賞孔43,44と、はずれ孔45,46,47,48,49,50には、図示しないがそれぞれ入賞を検出する打球検出センサと、はずれを検出する打球検出センサとが設けられる。
なお、上述の実施形態は可変入賞装置14の打球検出センサS1〜S4と、不正電波検出センサS5の出力を主制御部110に出力し、主制御部110のCPU111により不正遊技と、玉詰まりとを識別するようにしたが、打球検出センサS1〜S4と、不正電波検出センサS5の出力を副制御部120に出力し、副制御部120のCPU121によって、不正遊技と、玉詰まりとを識別するようにしてもよい。勿論、本発明は、2種類の大当り遊技のうち、抽選による大当たり遊技を行わない、V入賞大当たりのみの遊技機にも適用できる。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示された実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
この発明の一実施形態に係るパチンコ遊技機の外観構成を示す正面図である。 図1に示したパチンコ遊技機の遊技盤の構成を示す正面図である。 図2に示した遊技盤の可変入賞装置を示す図である。 この発明の一実施形態に係るパチンコ遊技機の電気的構成を示すブロック図である。 この発明の一実施形態に係るパチンコ遊技機に係る遊技処理動作を示すフローチャートである。 この発明の一実施形態に係るパチンコ遊技機に係る不正処理動作を示すフローチャートである。 この発明の一実施形態に係るパチンコ遊技機に係る電波不正検知処理動作を示すフローチャートである。 電波による不正が行われていない、一般的な動作を説明するためのタイミングチャートである。 電波による不正が行われていない、入賞タイミングの一例としての動作を説明するためのタイミングチャートである。 電波による不正が行われ、タイミングを狙わなかった場合の動作を説明するためのタイミングチャートである。 電波による不正が行われ、タイミングを狙った場合の動作を説明するためのタイミングチャートである。 可変入賞装置の他の例を示す図である。
符号の説明
1 パチンコ遊技機、2 ベース枠、3 正面扉、4 窓、5 遊技盤、6 球受容器、7 ハンドル、8,9,10 押しボタン、11,12 スピーカ、14 可変入賞装置、15 電動チューリップ、16 始動入賞口、17 大入賞口、18 開閉板、19,20 風車、21 始動ゲート、24 特別図柄表示部、25 普通図柄表示部、26 特別図柄保留表示部、27 普通図柄保留表示部、29 アウト球回収口、30 入力部、31 始動口センサ、32 大入賞口センサ、33 ゲートセンサ、41 凸面部、42 リブ、100 制御部、101 I/Oポート、102,103,104 ドライバ回路、110 主制御部、111 CPU、112 ROM、113 RAM、114 個数データエリア、61 始動口駆動部、62 大入賞口駆動部、141 底部材、142 凹面部、43,44,143 入賞孔、45〜47,48〜50,144,145 はずれ孔、151,152 開閉羽根、153 開口部、S1〜S4 打球検出センサ、S5 不正電波検出センサ。

Claims (7)

  1. 可動開閉口を有する可変入賞装置が遊技盤に設けられ、前記遊技盤の所定領域を打球が通過することを条件に、前記可動開閉口を開放可能とするパチンコ遊技機であって、
    前記可変入賞装置は、
    前記可動開閉口を通過した打球が入球したことに応じて、遊技者にとって有利となる特別遊技状態を発生させる第1の入賞口と、
    前記可動開閉口を通過した打球が入球したことに応じて、前記特別遊技状態を発生させない第2の入賞口と、
    前記可動開閉口に入球した打球を検出する第1の検出手段と、
    前記第1の入賞口に入球した打球を検出する第2の検出手段と、
    前記第2の入賞口に入球した打球を検出する第3の検出手段と、
    不正に発生された電波を検出する不正電波検出手段とを含み、さらに
    前記第1の入賞口に打球が入賞したことが前記第1の検出手段によって検出されたことに応じて、前記第1の検出手段によって検出された打球数と、前記第2および第3の検出手段によって検出された打球数と、前記不正電波検出手段の各検出出力に基づいて、遊技機の異常と、不正遊技とを識別する識別手段を備える、パチンコ遊技機。
  2. 前記識別手段は、前記遊技機の異常として、前記可変入賞装置の玉詰まりを識別し、前記不正遊技として、不正電波が発信されたことにより前記第1、第2および第3の検出手段から打球検出時と同程度の信号を出力させる遊技を識別する、請求項1に記載のパチンコ遊技機。
  3. 前記識別手段は、前記第1の検出手段によって検出された打球数が、前記第2の検出手段によって検出された打球数と、前記第3の検出手段によって検出された打球数との合計よりも多いことに応じて、前記可変入賞装置の玉詰まりを識別する、請求項1または2に記載のパチンコ遊技機。
  4. 前記識別手段は、前記不正電波検出手段によって不正電波が検出され、前記第1の検出手段によって検出された打球数が、前記第2の検出手段によって検出された打球数と、前記第3の検出手段によって検出された打球数との合計よりも少ないかあるいは同じであることに応じて、前記不正電波発信による不正遊技であることを識別する、請求項1または2に記載のパチンコ遊技機。
  5. 前記識別手段は、前記不正電波検出手段によって不正電波が検出されず、前記第1の検出手段によって検出された打球数が、前記第2の検出手段によって検出された打球数と、前記第3の検出手段によって検出された打球数との合計と等しいことに応じて、前記第2の検出手段の検出出力に基づいて、前記特別遊技状態へ移行させる特別遊技状態移行制御手段を含む、請求項1または2に記載のパチンコ遊技機。
  6. 前記識別手段は、前記不正電波検出手段によって不正電波が検出されず、前記第1の検出手段によって検出された打球数が、前記第2の検出手段によって検出された打球数と、前記第3の検出手段によって検出された打球数との合計よりも少ないことに応じて、前記不正電波発信以外の不正遊技であることを識別する、請求項1または2に記載のパチンコ遊技機。
  7. さらに、前記識別手段が前記不正遊技であることを識別したことに応じて、前記第2の検出手段の検出出力に基づく前記特別遊技状態への移行を阻止する特別遊技状態移行阻止制御手段を含む、請求項4に記載のパチンコ遊技機。
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