JP2008243993A - 三次元集積回路設計方法及び三次元集積回路設計装置 - Google Patents

三次元集積回路設計方法及び三次元集積回路設計装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 設計コストと設計時間を節約しつつ、性能的に優れた三次元集積回路を設計する。
【解決手段】 二次元レイアウトデータから三次元レイアウトデータを作成する三次元集積回路設計方法であって、半導体基板上に形成される回路の二次元レイアウトデータを、それぞれ異なる層に配置可能な複数のレイアウトブロックデータに分割し、上下に隣接配置される層のそれぞれに配置されるブロックデータのうち一方を裏表に反転したブロックデータを生成し(4)、上下に重ね合わされる複数の層上に、反転されたブロックデータと反転されていないブロックデータとを交互に配置し、回路内で複数のブロックデータに含まれて複数の層に跨る配線のなかから、遅延又は配線の長さを優先して少なくとも1本選び、選んだ配線を上下の層を接続するビアを通じて再配置する(3a,4a)。
【選択図】 図1

Description

本発明は、上下に重ね合わされる複数の層上に半導体回路をレイアウト配置する三次元集積回路設計方法及び三次元集積回路設計装置に関する。
近年、上下に重ね合わされた複数のチップ同士の配線を、ボンディングワイヤで行うのではなく、基板内に形成されるビアを用いて行うSi貫通電極が提案されている(例えば、特許文献1参照)。Si貫通電極は、積層された複数の基板同士を導通させることができるため、二次元的なチップ面積を大幅に削減できる。
Si貫通電極を用いれば、SRAMやDRAM等のメモリとプロセッサなどをモジュール化したシステムLSIを積層することができ、配線遅延量を大幅に減少することができる。Si貫通電極を形成するためのスルーホールのビア径は、数μm〜数十μmまで小さくできることから、チップ全体で数千個〜数万個の貫通電極を形成することができる。
一方、従来の回路配置設計システムは、二次元的な回路配置しか念頭に置いていなかったため、ビアを介して三次元的な回路配置を行うとなると、それに対応した回路配置設計システムを開発しなければならず、多大なコストと時間がかかるおそれがある。特に、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)を開発するには、三次元的な回路配置を最適化する必要があり、回路配置設計システムの開発に更なるコストと時間がかかる。また、前記の特許文献1では、三次元に配置される各面間のルーティングを手作業で行う部分があり、設計が煩雑になり、且つ設計コストもアップしてしまう。
特許第2863613号公報
本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、その目的とするところは、設計コストと設計時間を節約しつつ、且つ長い配線長を減らすという性能的に優れた三次元集積回路を設計することのできる三次元集積回路設計方法及び三次元集積回路設計装置を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明は、次のような構成を採用している。
即ち、本発明の一態様に係わる三次元集積回路設計方法は、半導体基板上に形成される回路の二次元レイアウトデータを、それぞれ異なる層に配置可能な複数のレイアウトブロックデータに分割する工程と、上下に隣接配置される二つの層のそれぞれに配置される前記レイアウトブロックデータのうち、一方のレイアウトブロックデータを裏表に反転したレイアウトブロックデータを生成する工程と、上下に重ね合わされる複数の層上に、前記反転されたレイアウトブロックデータと反転されていないレイアウトブロックデータとを交互に配置する工程と、前記回路内で複数のレイアウトブロックデータに含まれて複数の層に跨る配線のなかから、遅延,配線の長さ及びブロックの中から少なくとも何れか一つが相互に機能的にまとまるように少なくとも1本選び(例えば、遅延又は配線の長さを優先して少なくとも1本選び)、選んだ配線を上下の層を接続するビアを通じて再配置する工程と、を含むことを特徴とする。
また、本発明の別の一態様に係わる三次元集積回路設計装置は、半導体基板上に形成される回路の二次元レイアウトデータを、それぞれ異なる層に配置可能な複数のレイアウトブロックデータに分割するブロック分割手段と、上下に隣接配置される二つの層のそれぞれに配置される前記レイアウトブロックデータのうち、一方のレイアウトブロックデータを裏表に反転したレイアウトブロックデータを生成する反転データ生成手段と、上下に重ね合わされる複数の層上に、前記ブロック分割手段で分割された複数のレイアウトブロックデータと、前記反転データ生成手段で生成されたレイアウトブロックデータとを交互に配置する三次元レイアウト生成手段と、前記回路内で複数のレイアウトブロックデータに含まれて複数の層に跨る配線のなかから、遅延,配線の長さ及びブロックの中から少なくとも何れか一つが相互に機能的にまとまるように少なくとも1本選び、選んだ配線を上下の層を接続するビアを通じて再配置する再配置手段と、を具備したことを特徴とする。
本発明によれば、二次元レイアウトデータから三次元配置可能なレイアウトブロックデータを作成し、特に遅延又は配線長が長いものに対し上下の層を接続するビアを通じて再配置することにより、設計コストと設計時間を節約しつつ、性能的に優れた三次元集積回路を設計することができ、しかも長い配線長を減らすことができる。
以下、本発明の詳細を図示の実施形態によって説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係わる三次元集積回路設計装置の概略構成を示すブロック図である。
この装置は、半導体回路生成部1と、ネットリスト生成部2と、二次元レイアウトデータ生成部3と、配線遅延の長い配線部分を抽出する部分3aと、三次元レイアウトデータ生成部4と、ビアの位置を決定する部分4aを備えている。
ここで、配線遅延の長い配線部分を抽出する部分3aとビアの位置を決定する部分4aを含まない構成は、本願発明者ら先に出願した先願発明(特願2006−71021号)であり、最初にこの先願発明について説明する。
半導体回路生成部1は、設計仕様書に従ってRTL(Resistor Transfer Level)記述を行う。半導体回路の記述方法は、特にRTLに限定されず、他の記述方法を用いてもよい。ネットリスト生成部2は、RTL記述に基づいて論理合成を行って、回路の接続情報を表したネットリストを生成する。二次元レイアウトデータ生成部3は、ネットリストに基づいて、P&R(Placement & Routing)を行って、二次元レイアウトデータを生成する。
半導体回路生成部1、ネットリスト生成部2及び二次元レイアウトデータの処理は、通常はコンピュータ上で専用のCADツールを起動してソフトウェア的に行われるが、専用のハードウェアで各処理を行ってもよい。半導体回路生成部1、ネットリスト生成部2及び二次元レイアウトデータ生成部3の処理手順をフローチャートで表すと、図2に示すようになる。
まず、システム設計とアーキテクチャの設計を行い(ステップS1)、設計仕様書を作成する(ステップS2)。このステップS1,S2の処理は、専用のツールを用いて行ってもよいし、設計者が手作業で行ってもよい。
次に、設計仕様書に基づいて半導体回路生成部1にてRTL設計を行って(ステップS3)、RTL記述を行う(ステップS4)。次に、ネットリスト生成部2にてゲートレベルの設計(論理合成)を行って(ステップS5)、ネットリストを生成する(ステップS6)。
次に、ネットリストに基づいて二次元レイアウトデータ生成部3にて二次元レイアウトデータを生成する(ステップS7)。その後、二次元レイアウトデータに基づいて三次元レイアウトデータ生成部4にて、以下に詳述する三次元レイアウトデータを生成する。
図3は、三次元レイアウトデータ生成部4が行う処理手順を示すフローチャートである。図4は、二次元レイアウトデータを2つのレイアウトブロックA,Bに分割して、二層に重ね合わせる例を示す図である。図5は、図4に対応する回路の一例を示す図である。以下では、図4及び図5を参照しながら図3のフローチャートに基づいて、三次元レイアウトデータ生成部4の処理動作を説明する。
まず、二次元レイアウトデータを分割する場所を設定する(ステップSl1)。図4(a)では、二次元レイアウトデータを二つのレイアウトブロックデータA,Bに分けており、レイアウトブロックデータAは図5(a)の点線(境界線)5よりも下側の回路に対応し、レイアウトブロックデータBは境界線5よりも上側の回路に対応する。
次に、レイアウトブロックデータAを1層目の基板上に配置し、レイアウトブロックデータBを2層目の基板に配置する。(ステップS12)。
レイアウトブロックデータA,B同士の境界線5は、例えば回路内のグローバル配線部分にグローバル配線を分割するように配置される。ここで、グローバル配線とは、複数のレイアウトブロックデータが共有する配線であり、図5(a)の信号線S0〜S3と、信号線S4〜S11などである。また、境界線5は、複数のレイアウトブロックデータ内のローカル配線を分断しないように配置される。
回路内には、複数のレイアウトブロック間を接続するグローバル配線と、各レイアウトブロック内の各セル間を接続するローカル配線がある。二次元レイアウトデータ内の配線がグローバル配線かローカル配線かを識別するには、二次元レイアウトデータ内の各機能ブロックに着目すればよい。
図6は、二次元レイアウトデータ内の機能ブロックの一例を示す図である。図6の二次元レイアウトデータには、RF回路11、RAM12、アナログ回路13、ASIC14、CPU15、DSP16、フラッシュメモリ17などの複数の機能ブロックが含まれている。図6の二次元レイアウトデータを複数のレイアウトブロックデータに分割するには、図示の太線のように機能ブロックの境界領域を基準とするのが望ましい。この境界領域に位置する配線がグローバル配線に相当する。図6の場合、2本の境界線5で3つのレイアウトブロックデータに分割されるため、3層に分けられることになる。なお、境界線5の位置は、図6に示したものに限定されない。
図3のステップS12の処理が終了すると、次に、境界線5で分割された両側2つのレイアウトブロックデータのうち一方を裏表に反転したレイアウトブロックデータを生成する(ステップS13)。図4(b)は、2層目に配置されるレイアウトブロックデータBを裏表に反転する例を示している。反転して得られるレイアウトデータを、「B裏」と表示している。なお、レイアウトブロックデータBの代わりにAを反転してもよい。
このステップS13の処理を、図5の回路を用いて詳述する。図5(a)の境界線5よりも上側の回路は2層目に配置されるものであり、この回路に対応するレイアウトブロックデータBが裏表に反転される。この場合、回路レベルで表現すると、図5(b)のようになる。図5(a)の境界線5を軸として上半分の回路を線対称に折り返した回路になる。一方、1層目の回路は、図5(c)のように反転せずに配置される。
隣接する二つの層のうち一方だけ反転処理を行う理由は、隣接する二つの層の配線位置が上下で重なるようにするためである。例えば、図5(b)に示す二層目の回路は、下の層につながる配線C1〜C12を有する。これら12本の配線の位置が上下に重なるように配置すれば、上下層を接続する配線部の長さを最も短縮でき、配線遅延量を大幅に削減できる。これら12本の配線の位置が上下に重なるようにするには、上述したように、隣接配置される二層のうち一層のレイアウトブロックデータを反転すればよい。このことから、図3のステップS13では、レイアウトブロックデータの反転処理を行っている。
レイアウトデータの反転処理が終わると、次に、各層間を接続する配線部を配置する(ステップS14)。図4(c)は二層からなる三次元半導体集積回路の断面構造を模式的に示す図である。図示のように、各層6,7をつなぐ配線部8は各配線部8の側面に沿って上下方向に配置されている。これにより、配線部8の長さは各基板の間隔と各基板の厚さを合わせた長さ程度にまで短縮できる。
3次元回路の形成方法には、基板の張り合わせ、Si結晶層の再成長法、或いはSi以外の材料層を第二層目からCVD法やスパッタ法などにより積層させる方法がある。従って、第二層目以上は第一層のSi基板と異なった材料の場合もあるが、以下では第二層目以降の回路を作成する層も便宜上、“基板”と称することにする。
ここで、上下に配置される各基板6,7はそれぞれ接着層を介して接合されており、各基板6,7の厚さは接着層(例えば、エポキシ系の接着剤を材料とする)の厚さを含めて0.1mm以下である。より具体的には、各基板の厚さは、バルクSi基板を材料とする場合には60〜70μm程度、SOI基板を材料とする場合には2〜3μm程度である。
上記ステップS13で形成した各基板6,7毎のレイアウトデータは、マスクデータに変換された後、製造プロセスにて実際に半導体集積回路が形成される。各基板6,7をつなぐ配線層は、例えば各基板6,7の側面が横になるように配置した状態で、通常の電界メッキ等を用いたパターニングを行って形成される。図4(c)を見れば分かるように、配線部8は側面の一部にだけ形成されるため、配線部8のない箇所から各基板6,7の熱を放熱することができ、配線部8を形成しても放熱性能が悪くなるおそれはない。
仮に、図4(a)のレイアウトブロックデータA,Bが同じ面積であれば、A,Bの二層からなる三次元半導体集積回路の二次元的な面積は、元の回路の半分になり、チップサイズを大幅に縮小できる。
図7及び図8は三次元レイアウトデータ生成部4の処理手順を模式的に説明する図であり、二次元レイアウトデータを4つの層からなる三次元レイアウトデータに変換する例を示している。図7は二次元レイアウトデータ内の4つのレイアウトブロックデータA,B,C,DをA→B→C→Dの順に重ね合わせる例、図8はA→D→C→Bの順に重ね合わせる例を示している。
図7の場合、4つのレイアウトブロックデータA,B,C,Dに分割した後、レイアウトブロックデータB,Dを裏表に反転したレイアウトデータを生成し、A→B→C→Dの順に上下に重ね合わせる。
図8の場合、4つのレイアウトブロックデータA,B,C,Dに分割した後、レイアウトブロックデータC,Dを裏表に反転したレイアウトデータを生成し、A→D→C→Bの順に上下に重ね合わせる。
図7と図8のいずれの場合も、各基板を接続する配線部8は、各基板の側面を沿って電界メッキ等を用いたパターニングなどを行って形成される。なお、基板間の配線については、ワイヤボンディング法を用いても良い。
さらに、図7と図8のように4つのレイアウトブロックデータA,B,C,Dに分割して重ね合わせることにより、元の二次元回路の1/4の二次元的な面積に削減でき、チップサイズを大幅に縮小できる。
図7と図8の何れを採用するかは、例えば二次元レイアウトデータ内のクリティカルパスの位置によって決められる。クリティカルパスは、タイミング的な制約が大きい重要な信号経路(例えば、システムクロックの信号経路)を指しており、クリティカルパスの長さが最短となるように回路配置を行う必要がある。従って、例えばクリティカルパスがA→B→C→Dの経路で配置されていれば、図7を採用するのが望ましく、或いはクリティカルパスがA→D→C→Bの経路で配置されていれば、図8を採用するのが望ましい。
なお、4つのレイアウトブロックデータA,B,C,Dを上下に並べる順序は、図7と図8以外にも考えられるため、各層をどのような順序で並べるかは、上述したクリティカルパス、配線部8の配線長、消費電力、熱の発生度合、ノイズ量等を考慮に入れて、決定すればよい。
例えば、層に跨る配線部分は、回路の外側に接しているため、放熱しやすい。従って、熱の発生が起こりやすい配線部分についてはできるだけ2層に跨るようにすればよい。また、逆にノイズに敏感な配線部分は同じ層内でまとまるようにすればよい。
また、三次元的に配置された複数の基板からなる半導体集積回路を同じパッケージ内に収納することを考えると、各基板のサイズは同じにするのが望ましいが、各基板上に配置されるレイアウトブロックデータのサイズは必ずしも同じである必要はない。この場合、最大の面積を持つレイアウトブロックデータに合わせて各基板のサイズを予め設定すればよい。
各基板6,7は側面の配線部8を介して互いに接続している。従って、配線部8につながる各基板6,7の配線は側面まで引き回さなければならず、二次元レイアウトの場合よりも配線長が多少長くなるおそれがあるが、クリティカルパスなどのタイミング的に厳しい信号線をなるべく一つの層に配置するか、或いは近接した二層に配置することで、タイミング的な不具合を防止できる。
三次元レイアウトデータ生成部4は、ハードウェアとソフトウェアの何れで構成してもよいが、CADツールを用いてソフトウェア的に処理を行う場合には、二次元レイアウトデータの分割処理や、分割したレイアウトブロックデータの裏表の反転処理も、CADツール上で行われる。この場合、分割して得られたレイアウトブロックデータのデータを一時的に記録装置に格納したり、予め他の装置で生成したレイアウトブロックデータのデータをネットワーク経由で、或いはCD−ROM等の記録媒体を介して入手して反転処理を行うようにしてもよい。このように、三次元レイアウトデータ生成部4は、一つのハードウェアやソフトウェアで構成してもよいし、複数のハードウェアやソフトウェアを協働させて構成してもよい。
上述した説明では、二次元レイアウトデータをグローバル配線に沿って分割してレイアウトブロックデータを生成したが、レイアウトブロックデータを生成する手法は他にも考えられる。例えば、図9は機能ブロック内のスタンダードセル間の配線を境界として分割する例を示している。図9(a)のRAM12、ASIC14及びDSP16を分断する太線が境界線5である。これら分断される機能ブロックでは、隣接するセルの間に境界線5が配置されている。
分断されるセルの間隔が図9(b)のように狭い場合には、ブロック分割を行う際に図9(c)のようにセル間の間隔を広げてもよい。
配線部8の材料は特に問わないが、カーボンナノチューブを用いると特に有益である。カーボンナノチューブは、CuやAlよりも導電性をよくすることができ、また異なる二層間に自己組織的に接続するという性質があり、複雑な製造工程を経なくても微小幅の配線部8を形成可能である。
このような構成であれば、二次元レイアウトデータを複数のレイアウトブロックデータに分割して、そのうちの一部を裏表に反転して、複数の基板上に各レイアウトブロックデータを配置するため、二次元レイアウトデータをフルに利用して、二次元的な面積を大幅に削減可能な三次元集積回路を作成できる。即ち、製造及び開発のコストと時間をかけることなく、簡易な手法で三次元集積回路を作成できる。
しかしながら、上述した先願の発明では、従来の二次元設計図での回路の遅延時間をそのまま引き継ぐだけであり、回路性能の向上には直接繋がらない。一方、実際の回路の配線の長さ分布を調べてみると、長い配線は配線全体の10%程度であることが経験上観察される。長い配線は、回路の遅延時間を制限するので、この長い部分のみ配線長を減らせばよいのであるが、二次元回路においては如何なる手法で最適化を行っても長い配線が避けられない。また、公知文献(Jpn. J. Appl. Phys Vol. 40(2001) pp3032-3027)に示されるように多くのビアを均一に作成するのは現状では技術的に難しい。従って、多数のビア配線を近接した設けた構造は回路の歩留まりまで含めると実用品としての作成は依然としてかなり難しい。
そこで本実施形態では、回路配置図(レイアウト図)を作成するとき、目的の論理回路の配線遅延が最小になるように素子を配置する。これはCAD上で行われ、通常P&Rと呼ばれている。この操作では配線で結ばれた素子間ができるだけ近くになるように配置されるが、回路は通常複雑なため、どうしてもチップ全体に近い領域にわたる配線を避けることができない。但し、そのような配線は10%程度以下なので、これらの長い配線についてだけビアでつなげば、二次元回路の最適P&Rよりも早く、且つ小面積な三次元集積回路を二次元のレイアウトをほぼそのまま使って実現することができる。ビアを設計するコストを鑑みて回路によってはビアの数は10本未満でかまわない。
本実施形態により、図1に示すように3a部分と4a部分が新たに追加されたが、3aにおいて最適化された二次元配線の中から、配線長の最も長い配線を長い方から順番に抽出する。この工程は通常の二次元レイアウト図作成の方法により実現できる。
次に、下記に詳述する第2〜第8の実施形態に示されるように、三次元化として二次元図を折り畳んだときに近接する長い配線間のピン間を結ぶためのビアの位置を決定する。まず、折り畳むという工程は先願の発明と同様に、レイアウトを作成するCAD上で、折り返す部分をコンピュータ上で、反転させればよい。ビアの位置は、上記の長い配線の配線長ができだけ短くなるように決定するが、他の回路の再配置が不要なように、若しくは再配置が最小になるような位置に決定する。これが図1の4aにあたる。以上の設計工程により、三次元回路図の各層のレイアウトとビアの位置が決定される。ここで、最もビアで結ばれるべき配線は、いわゆるクリティカルパスを含むのが望ましい。
ビアの形成にはコストがかかることから、本実施形態による三次元集積回路設計方法の用い方としては、以下のようなものが考えられる。まず、ビアの数を決定する。ビアが二本以上ある場合には、図1の3aで得られた情報に基づき、長い配線長を長い順に抽出する。例えば一つのビアだけ用いる場合には、長い配線長が最も短縮される二次元レイアウトデータの折り畳み方を選ぶ。この際、幾種類かの折り畳み方で短縮される配線長があまり変わらない場合には、二番目に長い配線が上下に隣り合うようにする。
例えば、前記図7と図8の何れを採用するかは、二次元レイアウトデータ内の二番目に長い配線の位置によって決められる。従って、例えば、二番目に長い配線がA→B→C→Dの経路で配置されていれば、図7を採用するのが望ましく、或いは二番目に長い配線がA→D→C→Bの経路で配置されていれば、図8を採用するのが望ましい。これはビアが二本以上のときにも適用される。例えば、ビアが三本のときには4番目に長い配線が隣り合った層に配置されるように折り畳むように設計する。
このように本実施形態によれば、二次元レイアウトデータを複数のレイアウトブロックデータに分割し、そのうちの一部を裏表に反転して、複数の基板上に各レイアウトブロックデータを配置するため、二次元レイアウトデータをフルに利用して、二次元的な面積を大幅に削減可能な三次元集積回路を作成することができる。即ち、製造及び開発のコストと時間をかけることなく、簡易な手法で三次元集積回路を作成することができる。
しかも、遅延又は配線長が長いものに対しては上下の層を接続するビアを通じて再配置することにより、長い配線長を減らすことができ、回路性能の向上をはかることができる。そしてこの場合、多数のビアを設けるのではなく、極めて少ない数(1桁程度)のビアを設けるだけなので、ビアの形成によるコストの増大を最小限に抑制することができる。
なお、以下に説明する第2〜第8の実施形態のレイアウト図においては、ビアを設置する配線のみを図示する。従って、以下に示す図ではブロックやモジュール、グローバル配線、ローカル配線通常の回路部品と配線などは省略してあるが、実際には存在する。
(第2の実施形態)
図10は、第2の実施形態を説明するためのもので、2つに折り畳む場合のビアの設置位置を示す図である。本実施形態は、前記図1における工程“4a”にあたり、配線長の長い配線においてビアの位置を決定する方法を示す。
まず、図10(a)は元の二次元的に最適化された回路レイアウトであり、図中央付近に描かれたAとBの間を結ぶ太い線21をレイアウト図内で最も長い配線だとする。ここで、AとBは最も長い配線によって結ばれた二つの部分回路である。上述したように二次元の回路のレイアウトでは、如何なる最適化を行っても殆ど必ずこのようなレイアウト図全体に近い領域にわたって配置する配線がある。
次に、図10(a)の点線L1を境に図10(b)に示すように回路を折り畳んだ構造にする。図では回路部分Aが含まれた部分が上部の層aになり、回路部分Bを含む部分が下部層bと示してある。すると、図10(a)に示されていた長い配線21の両端部分の回路部分Aと回路部分Bはほぼ上下に重なる。従って、この部分にビアを用いれば、回路全体のスピードを律速していた配線が短くなるので、回路の性能は大幅に向上する。
このビア以外の部分の配線としては、折り畳み線L1の部分に層間の配線を先願発明と同様の方法により接続する。なお、下層bの部分は図10(a)に示した、回路部分Bを含むレイアウトをCAD上で反転することにより、設計される。
ここで、折り畳み線L1は図10(a)に示すように必ずしもレイアウト図の中央付近でなくてもよい。また、L1によりAとBの位置が上下でほぼ同じ位置に描かれているが、AとBの上下の位置はずれていてもかまわない。
次に、2番目に長い配線を探して同じ過程を繰り返す。繰り返し回数は必要な回路面積に応じて定めればよい。また、3層以上の構造を形成する場合に隣り合っていない層間でビアが必要になっても構わない。
このように本実施形態によれば、二次元の回路レイアウトを折り畳み線L1で折り畳むことにより三次元の回路レイアウトを作成できるため、製造及び開発のコストと時間をかけることなく、簡易な手法で三次元集積回路を設計することができる。そして、回路部分A,Bをつなぐ最も長い配線21を三次元の回路レイアウトの上下の層で重なるように配置し、ビアを介してA,Bを接続することにより、長い配線長を減らすという性能的に優れた三次元集積回路を設計することができる。
なお、本実施形態は長い配線部分をビアにより短縮することが目的であるため、ビアによって再配置される配線数は全体の30%程度以下が望ましい。また、本実施形態は、配線長が長いものほど有効であるが、遅延時間が長い配線に関しても効果が大きい。
(第3の実施形態)
図11は、本発明の第3の実施形態を説明するためのもので、ビアの位置の決定例を示したものである。
図中のAとBは回路内で長い配線によって結ばれた二つのピンを示す。ここでは、図11(a)に示した二次元図を折り畳み線L1によって上下方向に折り畳む例を示している。図11(b)がL1を介して折り畳んだレイアウト図であり、回路は上層aと下層bの二層に分割される。ここで、上下の層で配線部分が一部重なる。従って、ビアの位置は図11(c)に示すようにピンBの場所になる。
なお、図11(c)の場合、上層a上でピンBの位置にあたる場所に動かせない回路部分がないことを仮定している。もし、上層a上で図に示したビアの位置に移動できない回路部分がある場合、ビアの位置を図11(d)に示すようにCの位置に移動すればよい。
(第4の実施形態)
図12は、本発明の第4の実施形態であり、三次元回路を形成した場合に、長い配線部分が元の二次元の3面にわたっている場合を示す。
まず、図12(a)に示す二次元図に対し、図12(b)に示すように折り返し線L1でレイアウト図を折り畳む。この場合、図12(b)の“C”に示す位置が第1ビア構造を設置する候補となる。もし、この位置の層a上に移動できない回路があった場合、ビアの位置をずらせばよい。ここでは、Cの位置にビアを形成した場合の例を、図12(c)に示す。
次に、図12(d)に示すように層bに注目する。この図12(d)では、層aは省略して書いてある。次に折り返す線は図12(d)で示したL2である。この線L2で折り返した結果が図12(e)となる。図12(e)ではピンの位置BとCがずれているため、この二つの層を結ぶビアは図12(f)に示すようにピンの位置Cの場所となる。この場合も、層b上でピンCの上に移動できない回路部分があれば、ビアの位置をずらせばよい。
本実施形態では、最終的に図12(g)に示すように4つの層からなる三次元回路を形成した。この回路を部分的、或いは全体的に折り畳んで、別の長い配線をビアで結んでいくことが可能である。ここで、図12(g)では層の間隔を見やすいように広めに書いてある。また、層間を結ぶビア以外の部分の配線を特徴的に回路の縁にそって模式的に書いている。
ここで、層の間の距離は強調して書いてあるが、実際はa2からb2までの層の間のビアの長さとa2,b2面内の配線長の合計が、元の2次元回路図の配線長より短い場合には3次元化により、回路スピードが短縮される。また、ビアの直径は2次元内配線より太い場合が多いので、a2からb2までの配線遅延が二次元の配線遅延より短縮されることになる。
このように本実施形態によれば、二次元の回路レイアウトを折り畳み線L1で折り畳み、更にL2で折りたたむことにより、三次元の回路レイアウトを作成でき、製造及び開発のコストと時間をかけることなく、簡易な手法で三次元集積回路を設計することができる。そして、二次元の回路レイアウトでは一つの長い配線で、異なる層a2,b1,b2に位置する配線をビアを介して接続することにより、長い配線長を減らすという性能的に優れた三次元集積回路を設計することができる。
(第5の実施形態)
図13は、本発明の第5の実施形態であり、一番目に長い配線A1−B1と二番目に長い配線A2−B2を別のビアで結んでいく場合を示す。
まず、図13(a)に示すような二次元図に対し、図13(b)に示すように、折り返し線L1で回路を上下に折り畳む。配線A1−B1では上下で重なった部分があり、配線A2−B2にも上下で重なった部分がある。従って、図13(c)に示すように、A1とB1を結ぶ配線はビアC1によって結ぶ構造をとることができる。また、A2とB2を結ぶ配線はビアC2によって結ぶ構造をとることができる。この場合も、二層間で配線が一部重なっていることがビアにより配線長を短くできるポイントとなる。
回路面積をさらに縮小化する場合には、層a,bを更に折り畳んで4層構造にすればよい。図13(d)には、4層構造にし、2層目と3層目のビアC3を形成した図を示す。ここで、図13(d)は見やすいように層間の間を離して書いてある。また、この図では層間を結ぶビア以外の配線は省略している。
(第6の実施形態)
図14は、本発明の第6の実施形態であり、二本の配線に本発明を適用する実施形態である。
まず、図14(a)に示す二次元図に対し、図14(b)に示すように折り返し線L1でレイアウト図を折り畳む。すると、図14(b)の円の点線で囲まれた部分で、配線A1−B1にはビアC1を、配線A2−B2にはビアC2を形成することができる。
次に、図14(c)に示すように、折り返し線L2でレイアウト図を折り畳む。すると、配線A1−B1には新しいビアを作成することが可能となる。図14(d)には、2層目と3層目のビアC3を形成した図を示す。
(第7の実施形態)
図15は、本発明の第7の実施形態であり、図11から図14とは違って、配線P1−P5がレイアウト図の周辺に対して、斜めに配置されている場合を示している。図15に示すように元の二次元配線が回路内に複雑に配置されていても本発明は適用することができる。
まず、図15(a)に示す二次元図に対し、図15(b)に示すように折り畳み、中間のb層のレイアウトを反転させる。図15(c)は、図15(b)を折り返した場合の配線の状況を上からみたものである。図15(c)において、異なった層間で配線は重なっていない。そこで本実施形態では、図15(d)に示すように、P1とP2、P4とP5が結べるように新たに配線La,Lbを作成し、P2,P4の位置にビアを設ける。これにより、上下の層間で配線を接続することができ、配線長を短くすることが可能となる。
このように本実施形態によれば、二次元の回路レイアウトで周辺に対して斜めに配置された配線に対しても、新たな配線を設けることにより、ビアを介して上下の層間で配線を接続することができる。そしてこの場合、ビアを通じて再配置する配線が本来の二次元配線図上の長さと比べてが短くなれば、配線長を減らすという効果が得られる。
(第8の実施形態)
図16は、本発明の第8の実施形態を示すものであり、貼り合わせ基板を用いた例である。
図16(a)に示すように、Si基板51の裏面及び表面にSiO2 等の絶縁膜52,53を形成した基板50と、Si基板61の表面にSiO2 等の絶縁膜62を形成した基板60とを貼り合わせることにより、図16(b)に示すように貼り合わせ基板100が形成されている。基板50にはビア54が埋め込み形成され、基板60にはビア64が埋め込み形成されている。
図16(b)に示す貼り合わせ基板100を用い、図16(c)に示すように、貼り合わせ基板100上での長い配線部分を短縮するために折り畳む。図16(c)では図示していないが、折り畳み方は先の図11から図15に示されたものと同じである。また、この例では二つだけ折り畳む様子だけ示しているが、先の図11から図15に示した実施形態と同じように3層以上に折り畳むことも可能である。
このように、二次元的なレイアウトデータを回路内の配線部分を境に複数の部分に分割し、隣り合った分割データの一方を、データ上で表裏反転させ、分割された個々の部分データがそれぞれ一層となるような三次元的な構成された集積回路設計において、隣り合った層を貼り合わせの方法で設計することも可能である。
(変形例)
なお、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではない。全ての実施形態において、折り畳み線は必ずしもレイアウト図の中央付近でなくてもよい。また、折り畳みにより、上下の配線の位置が上下の層で殆ど同じ位置に描かれているものがあるが、配線の位置は上下の層でずれていてもよい。同様に、ピンの位置が上下の層で殆ど同じに書いてあるものがあるが、上下の層でずれていてもよい。
また、実施形態では配線の長さが最も長いものをビアで結ぶ対象としたが、最も長い配線でなくてもよい。例えば、1番長い配線が、回路内に複雑に分布しているときは、2番目以降の長い配線を探して、ビアで結んでもよい。さらに、配線長が長い配線の代わりに、遅延時間の長い配線を選択するようにしてもよい。また、例えばプロセッサとメモリのような配線をビアとして3次元的に結んでもよい。
また、実施形態ではビアで結ぶ配線が1本か2本の場合しか例を示さなかったが、3本以上の配線について同じ工程を繰り返すことができる。繰り返し回数は、最終的に必要な回路面積に応じて定めればよい。また、3層以上の構造を形成する場合に隣り合っていない層間でビアが必要になってもかまわない。
図13、図14では特に2本の配線をビアで短縮する方法を示したが、3本以上の場合にも同様に適用できる。その際、どこに折り返し線をつけていくかについては、先願に示したようにできるだけブロック間、モジュール間(図6)若しくはグローバル配線部分(図9)が望ましい。これはブロック間、モジュール間もしくはグローバル配線部分でレイアウト図を折った方が、先願の方法で層の端につける配線の数が少なくてプロセス的にも有利なためである。
また、実施形態では、配線長又は配線遅延の最も長い配線に対して、ビア構造を用いたが、配線遅延が長くなくても必要に応じて、ビア構造で配線を結んでもかまわない。
その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施することができる。
第1の実施形態に係わる三次元集積回路設計装置の概略構成を示すブロック図。 第1の実施形態における処理手順の一例を示すフローチャート。 第1の実施形態における処理手順の一例を示すフローチャート。 二次元レイアウトデータを2つのレイアウトブロックデータA,Bに分割して、二層に重ね合わせる例を示す図。 図4に対応する回路の一例を示す図。 二次元レイアウトデータ内の機能ブロックの一例を示す図。 二次元レイアウトデータ内の4つのレイアウトブロックデータA,B,C,Dを、A→B→C→Dの順に重ね合わせる例を示す図。 二次元レイアウトデータ内の4つのレイアウトブロックデータA,B,C,Dを、A→D→C→Bの順に重ね合わせる例を示す図。 機能ブロック内のスタンダードセル間の配線を境界として分割する例を示す図。 第2の実施形態を説明するためのもので、2つに折り畳む場合のビアの設置位置を示す図。 第3の実施形態を説明するためのもので、2つに折り畳む場合のビアの設置位置を示す図。 第4の実施形態を説明するためのもので、4つに折り畳む場合のビアの設置位置を示す図。 第5の実施形態を説明するためのもので、4つに折り畳む場合のビアの設置位置を示す図。 第6の実施形態を説明するためのもので、3つに折り畳む場合のビアの設置位置を示す図。 第7の実施形態を説明するためのもので、配線がレイアウト図の周辺に対して斜めに配置されている場合のビアの設置位置を示す図。 第8の実施形態を説明するためのもので、張り合わせ用に設計させたビアを有する基板を用いた場合の例を示す図。
符号の説明
1…半導体回路生成部
2…ネットリスト生成部
3…二次元レイアウトデータ生成部
3a…配線遅延の長い配線部分を抽出する部分
4…三次元レイアウトデータ生成部
4a…ビアの位置を決定する部分
5…境界線
11…RF回路
12…RAM
13…アナログ回路
14…ASIC
15…CPU
16…DSP
17…フラッシュメモリ
21…配線
50,60…基板
51,61…Si基板
52,53,62…絶縁膜
54,64…ビア
100…貼り合わせ基板

Claims (6)

  1. 半導体基板上に形成される回路の二次元レイアウトデータを、それぞれ異なる層に配置可能な複数のレイアウトブロックデータに分割する工程と、
    上下に隣接配置される二つの層のそれぞれに配置される前記レイアウトブロックデータのうち、一方のレイアウトブロックデータを裏表に反転したレイアウトブロックデータを生成する工程と、
    上下に重ね合わされる複数の層上に、前記反転されたレイアウトブロックデータと反転されていないレイアウトブロックデータとを交互に配置する工程と、
    前記回路内で複数のレイアウトブロックデータに含まれて複数の層に跨る配線のなかから、遅延,配線の長さ及びブロックの中から少なくとも何れか一つが相互に機能的にまとまるように少なくとも1本選び、選んだ配線を上下の層を接続するビアを通じて再配置する工程と、
    を含むことを特徴とする三次元集積回路設計方法。
  2. 前記ビアを通じて再配置する配線を、本来の二次元配線図上の長さと比べて再配置した後の配線長が短くなるように設定することを特徴とする請求項1記載の三次元集積回路設計方法。
  3. 前記ビアを通じて再配置する配線を、本来の二次元配線を折り返したことによって作成される三次元配線に比べて、配線長が短くなるように設定することを特徴とする請求項1記載の三次元集積回路設計方法。
  4. 前記ビアを通じて再配置する配線は、本来の二次元配線を折り返した時に一部が折り返した二層間で重なっていることを特徴とする請求項1記載の三次元集積回路設計方法。
  5. 前記レイアウトブロックデータに分割する工程は、前記レイアウトブロックデータに対応する複数のレイアウトブロック同士で共有するグローバル配線に沿って、又は回路の機能に応じて分類して、又は前記レイアウトブロック内の内部配線が複数のレイアウトブロックを跨ることがないように分割することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の三次元集積回路設計方法。
  6. 半導体基板上に形成される回路の二次元レイアウトデータを、それぞれ異なる層に配置可能な複数のレイアウトブロックデータに分割するブロック分割手段と、
    上下に隣接配置される二つの層のそれぞれに配置される前記レイアウトブロックデータのうち、一方のレイアウトブロックデータを裏表に反転したレイアウトブロックデータを生成する反転データ生成手段と、
    上下に重ね合わされる複数の層上に、前記ブロック分割手段で分割された複数のレイアウトブロックデータと、前記反転データ生成手段で生成されたレイアウトブロックデータとを交互に配置する三次元レイアウト生成手段と、
    前記回路内で複数のレイアウトブロックデータに含まれて複数の層に跨る配線のなかから、遅延,配線の長さ及びブロックの中から少なくとも何れか一つが相互に機能的にまとまるように少なくとも1本選び、選んだ配線を上下の層を接続するビアを通じて再配置する再配置手段と、
    を具備したことを特徴とする三次元集積回路設計装置。
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