JP2008243468A - 放電灯点灯装置、照明器具及び照明システム - Google Patents

放電灯点灯装置、照明器具及び照明システム Download PDF

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Abstract

【課題】初始動、再始動の違いによるばらつき要因を低減し、ランプ判別時のランプ電圧の立ち上がり特性が大きく変化しないように制御することで、より確実にランプ定格電力を判別できる放電灯点灯装置を提供する。
【解決手段】直流電源からの電力を変換して高圧放電灯に電力を供給する電力変換回路と、電力変換回路の供給電力を制御する点灯制御回路とを備え、複数種の高圧放電灯を負荷対象とし、電源投入後に高圧放電灯の種類を判別して、該高圧放電灯を定格点灯させる放電灯点灯装置であって、電源投入後、放電灯への電力投入を開始するまでの間に所定の待機時間を設定するタイマを有する。待機時間は前回の電源遮断から今回の電源投入までの電源遮断時間が長いほど短く、また、点灯時の出力電力が大きいほど長く設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は複数種の高圧放電灯を適合ランプとする放電灯点灯装置およびこれを用いた照明器具、照明システムに関するものである。
高圧放電灯(HIDランプ)を点灯させる高圧放電灯点灯装置としては、従来、銅鉄型の安定器が主流であった。しかし、近年、安定器の軽量化・小型化・高機能化を目的とした多くの電子部品を用いた電子バラストが主流になりつつある。この電子バラストについて以下に簡単に説明する。
図17に電子バラストのブロック図を示す。交流電源Vsに整流回路を含む直流電源回路部Aが接続され、その出力端に放電灯への供給電力を調整・制御できるインバータ回路部Bが接続され、さらにその出力端に放電灯DLが接続されている。インバータ回路部Bは直流電源回路部Aの出力を低周波の交流電圧に変換して放電灯DLに供給する点灯回路部Cと、放電灯DLの状態に応じて点灯回路部Cの動作を制御する制御回路部Dとを備えている。
このような従来の点灯装置では、定格電力の異なるHIDランプを点灯する場合、点灯しようとするランプに適合した高圧放電灯点灯装置を用いる必要があった。
例えば、図18(a)は35WのHIDランプのランプ電圧とランプ電力の特性、図18(b)は70WのHIDランプのランプ電圧とランプ電力の特性を示しており、前者には図19のB2のバラスト特性、後者には図19のB1のバラスト特性が適している。
このため、用途に応じて光出力を変えたい場合にはランプに加えて、放電灯点灯装置ごと取り替える必要があった。このような理由により高圧放電灯点灯装置は、複数の定格電力のHIDランプを点灯することができる性能が望まれていた。
そこで、特許文献1,2では、複数種のHIDランプを負荷対象とした高圧放電灯点灯装置が提案されており、特開2003−229289号公報(特許文献1)ではHIDランプの管電圧が所定の値を超えるまでの時間を計測して負荷種を判別する手段、また、特開2005−310676号公報(特許文献2)ではHIDランプ始動後のランプ電圧の過渡変化によって負荷種を判別する手段が開示されている。
特開2003−229289号公報 特開2005−310676号公報
特開2003−229289号公報(特許文献1)には様々のランプ判別手法が開示されており、ランプ判別はランプを始動した後に、ある特性が所定の値に達するまでの時間などによって行われる。例えば、図20に示すように、35Wランプと70Wランプとでは、始動後、ランプ電圧Vlaが所定値(例えば40V)に達するまでの時間が異なるから、その時間を測定することによりランプの種類を判別できる。しかしながら、図21に示すように、再始動時には初始動時よりもランプ電圧Vlaの立ち上がりが速くなり、所定のランプ電圧Vaに達するまでの時間がばらつくことになる。このため、ランプの種類を精度良く判定することが困難となる場合があった。
また、特開2005−310676号公報(特許文献2)ではHIDランプ始動後のランプ電圧の過渡変化によって負荷種を判別する手段が開示されている。例えば、図20に示すように、35Wランプと70Wランプとでは、ランプ電圧が30Vから40Vに変化するのに要する時間が異なるから、その時間を測定することによりランプの種類を判別できる。しかしながら、図21に示すように、再始動時には初始動時よりもランプ電圧Vlaの立ち上がりが速くなり、ランプ電圧が30Vから40Vに変化するのに要する時間がばらつくことになる。このため、ランプの種類を精度良く判定することが困難となる場合があった。
このように、ランプ電圧の立ち上がり特性が初始動と再始動では異なっているため、同じ定格のランプでも所定のランプ電圧に達するまでの時間や、所定のランプ電圧範囲の上昇にかかる時間にばらつきが生じる。その結果、2種の定格電力の異なるランプ間の計測結果の差が小さくなるため、定格電力を判別する際の時間計測や比較判定の精度を高くする必要がある。あるいは、始動時と安定時など、2回以上の判定結果を併用する、といった対策が必要となる。
そこで、本発明では、特に初始動、再始動の違いによるばらつき要因を低減し、ランプ判別時のランプ電圧の立ち上がり特性が大きく変化しないように制御することで、より確実にランプ定格電力を判別できる放電灯点灯装置を提供することを課題とする。
請求項1の発明によれば、上記の課題を解決するために、直流電源からの電力を変換して高圧放電灯に電力を供給する電力変換回路と、電力変換回路の供給電力を制御する点灯制御回路とを備え、複数種の高圧放電灯を負荷対象とし、電源投入後に高圧放電灯の種類を判別して、該高圧放電灯を定格点灯させる放電灯点灯装置であって、電源投入後、放電灯への電力投入を開始するまでの間に所定の待機時間を設定するタイマを有することを特徴とするものである。
ここで、前記待機時間は前回の電源遮断から今回の電源投入までの電源遮断時間が長いほど短く、また、点灯時の出力電力が大きいほど長く設定すると良い(請求項2,3)。また、前回の電源遮断から所定の時間を計測するタイマを設けて、再度電源を投入された際にタイマの計時終了までは点灯を開始しないように構成しても良い(請求項4)。前記タイマはCR充放電回路やマイコンのカウンタ機能で実現しても良い(請求項5,6)。
本発明によれば、電源投入後、放電灯への電力投入を開始するまでの間に所定の待機時間を設定することで、再始動であっても初始動に近い状態とすることができ、したがって、初始動、再始動のばらつき要因を低減し、より確実に放電灯の種類を判別することが可能となる。
再始動時はランプ内の温度が高く、内部状態が安定していないため、ランプ電圧の立ち上がり特性が条件によって変化するのに対して、初始動時はランプが常温になっていることにより、内部の封入物の状態が安定しており、同じ状態から始動し、ほぼ同一の始動過程を経るために、ランプ電圧の立ち上がり特性が安定する。したがって、ランプ電圧の立ち上がり特性の安定した初始動のみでランプを判別することで、異なる定格のランプ間での特性の差を維持できるので、比較的安価な回路構成や部品で判別を行うことが可能となる。例えば、始動時の所定の1つの区間におけるランプ電圧の上昇に要する時間で判別するとか、あるいは、始動後の所定時間経過後のランプ電圧のみで判別する、といった簡単な判別手法を採用することができる。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1の回路図である。電力変換部7は、HIDランプ点灯用の電子バラストよりなり、商用交流電源Vsを整流平滑して直流電圧を生成し、これを低周波の矩形波電圧に変換してHIDランプDLに供給して点灯させる。制御ブロック8は電力変換部7のスイッチング動作を制御する。タイマ部9はHIDランプDLの点灯中に点灯情報を受けて、電源投入からの時間あるいは電源遮断(消灯)からの時間を計測し、タイマの経過時間に応じて、電源投入後の点灯開始の許可/不許可の信号を与える。制御用電源1は商用交流電源Vsまたは電力変換部7から直流低電圧Vcを生成し、制御ブロック8やタイマ部9に動作電源として供給する。
タイマ部9の構成例を図2に、これに基づく始動許可信号の生成動作のタイムチャートを図3に示す。HIDランプDLの点灯中、制御ブロック8からタイマ部9のスイッチング素子Q1に供給される信号はHレベルとなり、スイッチング素子Q1はオンとなる。これにより、抵抗Rc1を介して電圧VcからコンデンサC1がVt=Vc×Rd/(Rc1+Rd)まで充電される。電源が遮断され、HIDランプDLが消灯すると、制御ブロック8からタイマ部9のスイッチング素子Q1に供給される信号はLレベルとなり、スイッチング素子Q1はオフする。その後、コンデンサC1は抵抗Rdを介して時定数C1×Rdで放電を開始する。
図2(b)の回路にてコンデンサC1の電圧Vtを所定のしきい値V1と比較し、点灯していたランプDLが消灯してから十分に冷めるまでの時間をコンパレータCPの出力として取り出す。コンデンサC1の電圧Vtが十分に高い間は、コンパレータCPの出力はLレベルであるが、コンデンサC1の放電が進み、コンデンサC1の電圧Vtが所定のしきい値V1を下回ると、コンパレータCPの出力はHレベルとなる。
コンデンサC1の電圧Vtが所定のしきい値V1に至るまでの時間は、消灯後のランプが再度点灯を開始した際の挙動が初始動のときと同様になるように、十分にランプが冷めるまでの時間とする。ランプが十分に冷めて、コンパレータCPの出力がHレベルとなったことを受け、制御ブロック8はランプDLを始動させ、点灯を開始する。
図3の波形図では、始動許可となった時点から点灯を開始し、そのためスイッチング素子Q1がオンされ、再度コンデンサC1の充電が開始して、その充電電圧Vtが上昇に転じている。このとき始動許可信号は再度Lレベルとなり、始動は不許可となるが、本構成ではランプの点灯自体を終了させるものではないので、特に問題ではない。
図4は本実施の形態のタイマ部9のコンパレータCPの機能をソフトウェアで実現する際のフローチャートである。特に制御ブロック8においてマイコンなどを点灯制御に用いている場合など、新たな部品を追加することなく、比較的容易に機能を実現できるので有効である。電源投入後、コンデンサC1の電圧VtをマイコンのA/D変換機能により取り込み、ソフトウェア内でしきい値V1との比較を行い、しきい値V1以下となるまで待つ。コンデンサC1の電圧Vtの検出値がしきい値V1以下となれば、ランプ始動の処理に進むようにしている。
(実施の形態2)
図5は本発明の実施の形態2の要部構成を示しており、実施の形態1において抵抗Rc1を可変抵抗に置き換えた構成である。抵抗Rc1の値を調整することにより、点灯中のコンデンサC1の充電電圧Vtが可変となるので、電源遮断後から始動可能となるまでの時間の調整が可能となる。コンデンサC1の電圧Vtは、図2(b)あるいは図4の構成で検出し、しきい値V1以下となれば、ランプ始動が許可される。
これにより、対象とするランプ負荷の範囲によって、点灯開始許可までの時間を調整することができる。例えば、接続可能な最大電力のランプに合わせて点灯開始許可までの時間を設定しておけば、すべてのランプに対して初始動の状態からランプ判別可能となる。
また、以下の実施の形態3のように、点灯中の出力電力によって、抵抗値を自動的に切り替えることにより点灯開始許可までの時間を最適化することもできる。
(実施の形態3)
図6は本発明の実施の形態3の要部構成を示しており、実施の形態2において、タイマ部9の充電抵抗Rc1とRc2(>Rc1)を点灯時の電力に基づいて切り替える構成を示している。
図6の回路例では、抵抗Rc1,Rc2と直列に接続されたスイッチング素子Q1,Q2のうち、どちらをオンさせるかを制御ブロック8の出力信号により選択することによって抵抗Rc1とRc2を切り替える。ランプの点灯制御を行う制御ブロック8においてマイコンなどを点灯制御に用いている場合には、その点灯中のランプ定格電力に応じて、スイッチング素子Q1,Q2の一方をオン、他方をオフとなるように制御すれば良い。
図7は点灯時の電力に応じて、スイッチング素子Q1,Q2の切り替えを行う駆動信号の生成フローを示す。この例の場合、ランプ定格電力は70Wと35Wの2種類であり、70Wのときはスイッチング素子Q1をオン、スイッチング素子Q2をオフとする。また、35Wのときは、スイッチング素子Q1をオフ、スイッチング素子Q2をオンとする。
図8は本実施の形態の動作を示すタイムチャートである。点灯時のランプ電力が70Wのときは、抵抗値の小さい抵抗Rc1を介してコンデンサC1が充電されるので、点灯中のコンデンサC1の充電電圧Vtは、図8の破線で示されるように、高い電圧Vc×Rd/(Rc1+Rd)となる。また、点灯時のランプ電力が35Wのときは、抵抗値の大きい抵抗Rc2を介してコンデンサC1が充電されるので、点灯中のコンデンサC1の充電電圧Vtは、図8の実線で示されるように、低い電圧Vc×Rd/(Rc2+Rd)となる。
このように、70Wのときは35Wのときと比較して小さい抵抗値の充電抵抗で充電するので、コンデンサC1の充電電圧Vtが高くなる。そのため、電源がオフされた後、コンデンサC1の電圧Vtがしきい値V1まで放電するのに要する時間が長くなる。したがって、電源が再びオンとなってから、始動許可信号が得られるまでの時間は、70Wのときは35Wのときと比較して長くなる。これはランプの定格が大きいものほど、発光管形状が大きく、熱容量が大きいため、ランプが冷めにくいから、内部が安定状態になるまでに時間がかかることに対応した時間調整である。本実施の形態によれば、定格電力の小さいランプにおいて必要以上に長い時間を待つ必要がなく、使用者に利便性を提供するものである。
なお、図6の構成に代えて、図9の構成とし、点灯中はスイッチング素子Q1を常にオン、35Wの時にはスイッチング素子Q2をオフ、70Wの時はスイッチング素子Q2をオンするという構成としてもよい。
(実施の形態4)
図10は本発明の実施の形態4の要部構成を示しており、図11はその動作波形図である。本実施の形態では、再始動等の直近のランプの点灯状態に拠らず、常に電源オン後に一定の時間をおいてから、点灯を開始することで確実に初始動状態で始動を開始させるものである。すなわち、電源投入すると、スイッチング素子Q1がオンとなり、抵抗Rc1を介してコンデンサC1が充電される。その充電電圧Vtがしきい値に達すると、始動許可信号がHレベルとなり、点灯が開始される。
ここで、電源オン後に計測される一定の時間は、ランプが消灯後に冷却されてほぼ安定状態になるのに要する時間以上としておく。上述のように、ランプは定格が大きいものほど発光管形状が大きく、熱容量が大きいため、ランプが冷めにくい。このため、電源オン後に計測される一定の時間は、接続可能なランプのうち最大定格のランプに合わせて設定すると良い。
このように、電源オン後に一定の時間をおいてから点灯を開始する処理は制御用マイコンのソフトウェアで実現しても良い。その実施の形態を以下に述べる。
(実施の形態5)
図12は上述の実施の形態4の機能をソフトウェアで実現する場合のフローチャートであり、ステップ#1a〜#1cに特徴がある。ステップ#1で電源投入により初期化されると、ステップ#1aでマイコン内部のタイマをカウントアップし、ステップ#1bでタイマ値が設定値に達するのを待つ。タイマ値が設定値に達するまでは、ランプ始動処理を開始しない。タイマ値が設定値に達すると、ステップ#1cに移行し、ランプ始動処理を開始する。
図13はランプ始動処理開始後のランプ種別判別処理であり、その詳細については後述するが、その前に、まず点灯装置の回路構成について説明する。
図14に本実施の形態で用いる点灯装置の回路図を示す。電解コンデンサC0には、例えば昇圧チョッパ回路により商用交流電源を整流平滑して得られた直流電圧が印加されている。この直流電圧は、一般的にHIDランプを始動するために必要とされている消灯時のランプ両端電圧(無負荷2次電圧)=約300Vとなっている。
制御用電源1は、降圧用の抵抗R1,R2とツェナーダイオードZD1の直列回路よりなり、制御回路に供給する電圧Vcを生成する回路である。
降圧チョッパ回路2は、スイッチング素子Q3、回生用ダイオードD1、インダクタL1、コンデンサC2よりなり、スイッチング素子Q3が高周波でスイッチングすることにより、電解コンデンサC0に蓄積されている直流電圧をランプDLに必要な電力に変換する。極性反転回路3は、スイッチング素子Q4,Q5,Q6,Q7のフルブリッジ回路よりなり、フルブリッジ制御回路の制御下で、降圧チョッパ回路2のコンデンサC2の直流電圧を数十Hz〜数百Hzの低周波に変換する。イグナイタ回路4は、パルストランスとパルス発生回路を含み、ランプ始動に必要な高圧パルス(約3〜5kV)を発生させる。
放電灯判別回路6は、放電灯DLのランプ電圧を検出して、複数種の放電灯を判別する。たとえば、マイクロチップ社製PIC12F675(A/D変換機能・フラッシュメモリ付8ビットマイコン)のような汎用マイコンIC1で構成されており、抵抗R4、R5の分圧点の電圧を監視することにより、ランプ電圧を検出し、その検出値に応じて、負荷であるランプの定格電力を判別する。そのために7番ピンはA/D変換入力に設定されており、コンデンサC2の両端電圧から得られるランプ電圧値を読み取る。また、2番,3番ピンは2値出力に設定されている。1番ピンは電源端子、8番ピンはグランド端子である。
制御回路5は降圧チョッパ回路2のスイッチング素子Q3を制御することによりランプDLに所望の電力を供給する。上述のように、電解コンデンサC0の電圧が一定(約300V)である場合、その電源から供給される電流値を調整することにより負荷であるランプに供給する電力を決定することができる。例えば、ランプに70Wの電力を供給する場合、70W/300V≒0.23Aを直流電源たるコンデンサC0から供給すれば負荷はおおよそ70W消費していることになる。このような原理により、電流検出抵抗R3により直流電源から供給される電流値を検出し、誤差アンプOP1により電流値を調整する。
具体的には、誤差アンプOP1の出力電圧と比較器OP2のマイナス端子の三角波信号とを比較することにより降圧チョッパ回路2のスイッチング素子Q3のオン・オフ動作を調整し、供給する電力を調整する。比較器OP2によるスイッチング素子Q3の駆動信号の生成動作を図15に示す。
図15(a)はマイコンIC1の2番ピンのH/Lの出力状態を示しており、同図(b)は比較器OP2のマイナス端子に印加されるコンデンサC4の電圧、同図(c)の実線は比較器OP2のプラス端子に印加される基準電圧、破線はコンデンサC4の電圧、同図(d)は比較器OP2の出力を示している。なお、比較器OP2と誤差アンプOP1は1パッケージに2個のオペアンプを内蔵したICなどで安価に構成でき、その制御電源は電圧Vcから供給される。
マイコンIC1の2番ピンがHレベルのとき、スイッチング素子Q8がオンすることにより、コンデンサC4が短絡され、その蓄積電荷は放電される。マイコンIC1の2番ピンがLレベルになると、スイッチング素子Q8がオフすることにより、抵抗R14を介してコンデンサC4が充電され、その電圧が上昇して行く。コンデンサC4の電圧は比較器OP2のマイナス端子に印加されている。比較器OP2のプラス端子には誤差アンプOP1の出力電圧が基準電圧として印加されている。コンデンサC4の電圧が基準電圧よりも低い期間は比較器OP2の出力はHレベルとなる。したがって、マイコンIC1の2番ピンから出力される周波数で、スイッチング素子Q3はオン・オフ駆動され、そのパルス幅は誤差アンプOP1の出力電圧が上昇するにつれて大きくなる。それゆえ、誤差アンプOP1のプラス端子の基準電圧を可変することにより、直流電源から供給される電流値(ひいては供給される電力)を調整することが可能である。
なお、本回路では回路構成を簡単化するために、スイッチング素子Q8をオン・オフする制御信号をマイコンIC1の2番ピンから供給しているが、高周波発振回路をマイコンIC1とは別に設けて、その発振出力によりスイッチング素子Q8をオン・オフ制御しても構わない。
電流検出抵抗R3に流れるチョッパ電流は抵抗R6とコンデンサC3により平均化されて直流電圧に変換され、入力抵抗R10を介して誤差アンプOP1の反転入力端子に印加される。誤差アンプOP1の反転入力端子と出力端子の間には帰還抵抗R11が接続されており、入力抵抗R10と帰還抵抗R11の比率で増幅率が決まる。また、誤差アンプOP1の非反転入力端子には、コンデンサC5の電圧が印加されている。
マイコンIC1の3番ピンからはランプ電力指令値としてPWM信号が出力されている。このPWM信号はランプ電力の指令値に応じてパルス幅が変化する矩形波電圧であり、Hレベルになると、抵抗R12を介してコンデンサC5が充電され、Lレベルになると、抵抗R12を介してコンデンサC5が放電され、結果として、PWM信号のパルス幅に応じた直流電圧がフィードバック制御の目標値としてコンデンサC5に充電される。これにより、マイコンIC1の制御下で放電灯DLへの供給電力を任意に調節することができ、ランプ電圧Vlaの検出値に応じて(マイコンIC1内のメモリテーブルを参照することにより)任意のランプ電力を供給できるので、任意のバラスト特性を実現することができる。
所定のバラスト特性によりランプを始動させ、ランプ始動後、ランプ電圧が30Vから40Vになる時間を計測することにより、ランプ電力種類を判別する。
ランプ電圧が30Vから40Vになる時間の検出は、例えば、マイコンIC1のA/D変換(ランプ電圧検出)の回数をカウントすることにより実現できる。また、マイコンIC1の内蔵タイマーを用いることでも計測可能である。
所定のバラスト特性を有する点灯装置でランプを始動し、そのときのランプ電圧が変化する様子を計測した結果は例えば図20のようになる。図20よりランプ電圧が30Vから40Vに変化する時間を計測すれば35W、70Wを判別することが可能となる。また、この図20より、例えば、点灯後20秒後のランプ電圧が40V未満のものは、70Wランプであると判別可能であることがわかる。したがって、これらの判別手法を組み合わせることにより、より確実にランプ種類を判別することが可能となる。
そのときの動作フローが上述の図12、図13である。図12では全体のフロー、図13では判別処理の詳細なフローを示す。
図12のステップ#1cでランプ始動処理が開始されると、イグナイタ回路4により高圧始動電圧が印加され、ステップ#2でランプが始動したかを判定する。ランプが始動したか否かは、ランプ電圧とほぼ等しい降圧チョッパ回路2の出力電圧であるコンデンサC2の両端電圧を抵抗R4、R5で分圧し、検出することによりマイコンIC1にて判定できる。
ステップ#3で判別処理が開始されると、後述の図13の判別A,Bが確定するのを待ち(#4)、確定すると判別処理を終了し(#5)、判別A,Bの結果に応じて、出力電力を切り替える(#6,#7)。図12のステップ#8〜#10は、判別処理の終了後に、判別結果に応じた定格点灯制御を行う動作である。
図13は判別処理の詳細なフローであり、図12のステップ#3〜#5に対応している。
ステップ#11で判別処理が開始されると、ステップ#12で一定ランプ電流となるように制御し、ステップ#13で時間t1の計測を開始する。具体的には、マイコンIC1内部の変数t1を0にリセットし、一定時間毎のタイマー割り込みを許可して、タイマー割り込みの度に変数t1をインクリメントすれば良い。
ステップ#14,#15ではランプ電圧がVla≧30Vとなるか、時間t1の計測値が20秒以上となるまで待機する。
仮に、Vla≧30Vとなる前にt1≧20sとなった場合、ステップ#16で時間t1の計測を終了する。具体的には、マイコンIC1内部の変数t1を0にリセットし、そのタイマー割り込みを禁止とする。これは後述のステップ#23でt1≧20sと再度判定されるのを防ぐためである。
ステップ#17ではランプ電圧を検出し、その検出値をVla3とする。ステップ#18ではVla3<40Vか否かを判定する。始動後20秒が経過した後もランプ電圧が40V未満であれば、図20から70Wランプであると判定できるので、ステップ#19に移行し、第1の判別結果(判別A)は70Wランプと確定させる。それ以外の場合にはステップ#20に移行し、第1の判別結果(判別A)は不明としておく。
ステップ#15〜#20と全く同様の判定処理はステップ#23〜#28にも設けているが、後者の判定処理はステップ#14,#15のループでt1≧20sとなる前にVla≧30Vとなった場合にのみ実行される。一度でもステップ#16を通れば、その時点でt1=0となり、変数t1のカウントは停止するので、ステップ#19または#20からステップ#14に戻ると、次にステップ#15を通ってもt1=0であるから、ステップ#16には移行せず、ステップ#14,#15のループでVla≧30Vとなるのを待つことになり、一度確定された判別Aの結果が変更されることは無い。
ステップ#14でVla≧30Vになると、ステップ#21へ移行し、時間t2の計測を開始する。具体的には、マイコンIC1内部の変数t2を0にリセットし、一定時間毎のタイマー割り込みを許可して、タイマー割り込みの度に変数t2をインクリメントすれば良い。
ステップ#22では一定ランプ電力(例えば30W)の制御を設定し、ステップ#23でt1≧20sとなるか、ステップ#29でランプ電圧の検出値がVla2≧40Vとなるのを待つ。ステップ#23でt1≧20sとなった場合、ステップ#24〜#28の動作(ステップ#15〜#20で説明したのと同じ動作)を1回だけ実行し、その後は、t1=0となることで、ステップ#22→#23→#29のループを繰り返す。
ステップ#29でVla2≧40Vとなれば、ステップ#30へ移行し、時間t2の計測を終了する。具体的には、変数t2の値は保持したまま、タイマー割り込みを禁止とすれば良い。この変数t2はステップ#14でVla≧30Vとなった直後にステップ#21でt2=0からカウントを開始しており、ステップ#29でVla2≧40Vとなった直後にステップ#30でカウントを停止しているから、ランプ電圧が30Vから40Vに変化する時間に対応している。
ステップ#31では、この時間t2が3秒未満か否かを判定する。t2<3sであれば、図20から35Wのランプであると判定できるから、ステップ#32で第2の判別結果(判別B)は35Wランプと確定する。t2≧3sであれば、図20から70Wのランプであると判定できるから、ステップ#33で第2の判別結果(判別B)は70Wランプと確定する。ステップ#34で判別結果が確定し、図12のステップ#5の判別処理終了となる。
図12のステップ#6では、第1の判別結果(判別A)を優先的に参照し、判別Aが70Wであれば、ステップ#8の70W定格点灯制御(図19のB1の特性)に移行する。判別Aが70Wでなければ、ステップ#7で第2の判別結果(判別B)を参照し、判別Bが70Wであれば、ステップ#9の70W定格点灯制御に、判別Bが35Wであれば、ステップ#10の35W定格点灯制御(図19のB2の特性)に移行する。
以上のように、本実施の形態では、第1の判別手法として、始動から20秒後のランプ電圧を計測し、始動から20秒後のランプ電圧が40V未満の場合、70Wと判別する。
また、第2の判別手法として、ランプ電圧が30Vから40Vに到達するまでの時間を計測し、30Vから40Vへの所要時間が3秒未満の場合、35Wと判別する。また、30Vから40Vへの所要時間が3秒超の場合、70Wと判別する。
本実施の形態では第1の判別結果(判別A)を優先的に参照しているが、第2の判別結果(判別B)を優先的に参照しても良い。
また、2つの測定値を組み合わせて判別しているが、どちらか1つだけでもよい。例えば、再始動から所定時間後のランプ電圧のみで判別する、ということも可能であり、その場合、図13のステップ#21〜#33、#14を省略し、ステップ#20では35Wランプと判別すれば良い。
あるいは、ランプ電圧が30Vから40Vに上昇するのに要する時間のみで判別する、ということも可能であり、その場合、図13のステップ#15〜#20、#23〜#28、#13を省略すれば良い。
なお、図12のステップ#1a〜#1cを上述の図4の処理に置き換えれば、実施形態1,2にも同様の判別処理を適用できる。その場合、マイコンIC1の未使用端子(4番〜6番ピン)の1つを用いて図2(a)のスイッチング素子Q1のオン・オフを制御すると共に、未使用端子の他の1つを用いてコンデンサC1の電圧Vtを検出すれば良い。
さらに、図12のステップ#8〜#10の定格点灯制御の後に上述の図7の処理を実行すれば、実施形態3にも同様の判別処理を適用できる。その場合、マイコンIC1の未使用端子(4番〜6番ピン)の2つを用いて図6または図9のスイッチング素子Q1,Q2のオン・オフを制御すると共に、未使用端子の残りの1つを用いてコンデンサC1の電圧Vtを検出すれば良い。
(実施の形態6)
図16は上述の実施の形態1の機能をコンデンサC1を用いずにマイコンのソフトウェアだけで実現する際のフローチャートである。回路構成は、図14と同じで良いが、マイコンIC1の1番ピン(電源端子)と8番ピン(グランド端子)の間に十分に容量の大きい電解コンデンサを接続し、商用交流電源Vsが遮断されても、マイコンIC1のカウント機能は使用できるようにしておく。
放電灯点灯装置の電源が遮断された後に制御電源電圧Vcが低下してある値を下回った場合には、マイコンIC1はランプが消灯されたものと判断して、図16の電源断後待機中処理に入る。この後、マイコンIC1は、低消費電力モードへ移行し、1−8番ピン間の大容量の電解コンデンサに蓄積された電荷で動作を継続する。マイコンIC1は所定の初期値からタイマのカウントダウンを開始し、このタイマのカウントダウンが続いている間は再度電源が投入されてもランプ始動処理は開始しない。タイマのカウントダウンが進み、タイマの値が0になると、その時点で電源投入の有無を判定する。この時点で電源が投入されていれば、通常のランプ始動処理へ移行する。電源が投入されていなければ、電源断処理へ移行する。電源断処理後は、再度電源が投入されたときにタイマのカウントダウンは行われないので、電源投入時からランプ始動処理へ移行できる。
本実施の形態において、タイマがカウントダウンを開始するときの初期値は、対象とするランプ負荷の範囲に応じて設定すれば、上述の実施の形態2と同様に、対象とするランプ負荷の範囲によって、点灯開始許可までの時間を調整することができる。例えば、接続可能な最大定格のランプに合わせて点灯開始許可までの時間を設定しておけば、すべてのランプに対して初始動の状態からランプ判別可能となる。
また、タイマがカウントダウンを開始するときの初期値をランプ点灯中の定格電力に応じて設定すれば、上述の実施の形態3と同様に、タイマの計時時間を可変とすることができる。具体的には、点灯中のランプの定格電力が大きい場合には初期値も大きく設定し、定格電力が小さい場合には初期値も小さく設定すれば実施の形態3と同等の機能を実現できる。あるいは、タイマの初期値は固定とし、カウントダウンの刻み幅を可変としても良い。具体的には、点灯中のランプの定格電力が大きい場合には、カウントダウンの刻み幅を小さく設定し、定格電力が小さい場合にはカウントダウンの刻み幅を大きく設定すれば良い。
(実施の形態7)
図22は本発明の放電灯点灯装置を用いた照明器具の構成例を示す。(a)、(b)はスポットライトに適用した例、(c)はダウンライトに適用した例であり、図中、11は点灯装置の回路を格納した電子バラスト、12は高圧放電灯を装着した灯体、13は配線である。いずれの照明器具も35W、70Wのような複数の種類の高圧放電灯を適宜選択して装着することができる。これらの照明器具を複数組み合わせて照明システムを構築しても良く、必要な照度、発光色、デザイン等に応じて、種類の異なる複数の高圧放電灯が混在して用いられても構わない。
また、高圧放電灯とバラストが単純に接続されるのみで光出力を得る高圧放電灯点灯装置や、定格の異なる複数の照明器具を組み合わせて用いる照明システム、ランプとバラストあるいは反射板等を適宜必要な数だけ組み合わせて成る照明システム、という形態を取ることも可能である。あるいは、光を伝導する手段などを用いて、ランプと光出力部がそれぞれ離れた位置に設置されるものや、他の光源などが組み合わせて設置されるような照明システムに用いてもよい。
本発明の実施の形態1の全体構成を示すブロック回路図である。 本発明の実施の形態1のタイマ部の構成を示す回路図である。 本発明の実施の形態1の動作を示すタイムチャートである。 本発明の実施の形態1の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2の要部構成を示す回路図である。 本発明の実施の形態3の要部構成を示す回路図である。 本発明の実施の形態3の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3の動作を示すタイムチャートである。 本発明の実施の形態3の一変形例の要部構成を示す回路図である。 本発明の実施の形態4の要部構成を示す回路図である。 本発明の実施の形態4の動作を示すタイムチャートである。 本発明の実施の形態5の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態5のランプ判別処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態5の回路図である。 図14の回路の制御動作を示す波形図である。 本発明の実施の形態6の動作を示すフローチャートである。 従来の点灯装置のブロック図である。 定格電力の異なるHIDランプの特性を示す特性図である。 定格違いのバラストの出力特性を示す特性図である。 定格電力の異なるHIDランプのランプ電圧の立ち上がり特性の違いを示す特性図である。 初始動時と再始動時のランプ電圧の立ち上がり特性の違いを示す説明図である。 本発明の照明器具の外観を示す斜視図である。
符号の説明
7 電力変換部
8 制御ブロック
9 タイマ部
DL 放電灯(HIDランプ)
Vs 電源

Claims (10)

  1. 直流電源からの電力を変換して高圧放電灯に電力を供給する電力変換回路と、電力変換回路の供給電力を制御する点灯制御回路とを備え、複数種の高圧放電灯を負荷対象とし、電源投入後に高圧放電灯の種類を判別して、該高圧放電灯を定格点灯させる放電灯点灯装置であって、電源投入後、放電灯への電力投入を開始するまでの間に所定の待機時間を設定するタイマを有することを特徴とする放電灯点灯装置。
  2. 前記待機時間は前回の電源遮断から今回の電源投入までの電源遮断時間が長いほど短く設定されることを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
  3. 前記待機時間は点灯時の出力電力が大きいほど長く設定されることを特徴とする請求項1または2に記載の放電灯点灯装置。
  4. 前記タイマは前回の電源遮断から所定の時間を計測するタイマであり、再度電源を投入された際にタイマの計時終了までは点灯を開始しないことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の放電灯点灯装置。
  5. 前記タイマは、放電灯の点灯中に点灯時の出力電力が大きいほど高い電圧に充電され、電源断後、所定の抵抗で放電されるコンデンサを備え、電源再投入後、前記コンデンサの充電電圧値を検出し、閾値より高い間は点灯を開始しないことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の放電灯点灯装置。
  6. 前記タイマは、電源断後、電荷蓄積手段により駆動される演算手段のカウンタ機能で実現され、点灯時の出力電力によってカウント初期値またはカウント幅を設定され、カウント値が所定値に達するまでは点灯を開始しないことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の放電灯点灯装置。
  7. 放電灯の種類は、ランプ電圧が第1のランプ電圧から第1のランプ電圧よりも大きい第2のランプ電圧に変化する時間により判別することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の放電灯点灯装置。
  8. 放電灯の種類は、放電灯が始動した後、所定の時間が経過した後のランプ電圧により判別することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の放電灯点灯装置。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の放電灯点灯装置を搭載したことを特徴とする照明器具。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の放電灯点灯装置または照明器具を含む照明システム。
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