JPH06260289A - 放電灯点灯装置及びこれを用いた照明装置 - Google Patents
放電灯点灯装置及びこれを用いた照明装置Info
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- JPH06260289A JPH06260289A JP4775593A JP4775593A JPH06260289A JP H06260289 A JPH06260289 A JP H06260289A JP 4775593 A JP4775593 A JP 4775593A JP 4775593 A JP4775593 A JP 4775593A JP H06260289 A JPH06260289 A JP H06260289A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 再始動性を確保しつつ、高圧パルス発生時間
を必要最小限に減らして安全性を向上させること。 【構成】 高輝度放電灯３の点灯時間を計時する第１の
計時手段７と、計時された点灯時間を予め設定された一
定の変換比率に従いパルス待機時間ＴW に変換する変換
手段８と、電源遮断から電源再投入までの経過時間ＴP
を計時する第２の計時手段９と、ＴWとＴPとを比較する
比較手段１０と、比較の結果ＴW≦ＴPの時には即座に始
動パルス発生回路４を動作させ、ＴW＞ＴPの時にはＴW
−ＴPなる時間経過後に始動パルス発生回路４を動作さ
せる出力制御手段１１とを設け、電源再投入時点の状況
から高輝度放電灯３が瞬時再始動可能な状況までに要す
る時間を所定の特性に基づき自己判断し、その結果で、
即座に、又は、所定の時間が経過してから高圧パルスを
印加するように制御するように構成した。
を必要最小限に減らして安全性を向上させること。 【構成】 高輝度放電灯３の点灯時間を計時する第１の
計時手段７と、計時された点灯時間を予め設定された一
定の変換比率に従いパルス待機時間ＴW に変換する変換
手段８と、電源遮断から電源再投入までの経過時間ＴP
を計時する第２の計時手段９と、ＴWとＴPとを比較する
比較手段１０と、比較の結果ＴW≦ＴPの時には即座に始
動パルス発生回路４を動作させ、ＴW＞ＴPの時にはＴW
−ＴPなる時間経過後に始動パルス発生回路４を動作さ
せる出力制御手段１１とを設け、電源再投入時点の状況
から高輝度放電灯３が瞬時再始動可能な状況までに要す
る時間を所定の特性に基づき自己判断し、その結果で、
即座に、又は、所定の時間が経過してから高圧パルスを
印加するように制御するように構成した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、メタルハライドランプ
等の高輝度放電灯用の放電灯点灯装置及びこれを用いた
照明装置に関する。
等の高輝度放電灯用の放電灯点灯装置及びこれを用いた
照明装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、この種の放電灯点灯装置では、
高輝度放電灯（ランプ）を始動させるために、高圧パル
スをランプに印加する高圧パルス発生回路を備えてい
る。即ち、高電圧を始動パルス発生用トランスの１次側
に印加し、このトランスの２次側にパルス電圧を発生さ
せることで、ランプを始動点灯させるようにしている。
高輝度放電灯（ランプ）を始動させるために、高圧パル
スをランプに印加する高圧パルス発生回路を備えてい
る。即ち、高電圧を始動パルス発生用トランスの１次側
に印加し、このトランスの２次側にパルス電圧を発生さ
せることで、ランプを始動点灯させるようにしている。
【０００３】ここに、ランプ点灯後もいつまでも高圧パ
ルスを印加し続けることは安全上、好ましくなく、通常
は、高圧パルスの印加を所定時間内に制限している。
ルスを印加し続けることは安全上、好ましくなく、通常
は、高圧パルスの印加を所定時間内に制限している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、高圧パルス発
生の制限時間は、再始動を確実なものとするため、現状
では、１０〜３０分といった比較的長い時間となってい
る。これは、例えば長時間点灯させた後に、一旦、消灯
し、再始動させようとするような場合、ランプ温度が高
くなっており、非常にガス圧が高い状態であるため、始
動しにくい状況にあり、長い始動時間を要するためであ
る。
生の制限時間は、再始動を確実なものとするため、現状
では、１０〜３０分といった比較的長い時間となってい
る。これは、例えば長時間点灯させた後に、一旦、消灯
し、再始動させようとするような場合、ランプ温度が高
くなっており、非常にガス圧が高い状態であるため、始
動しにくい状況にあり、長い始動時間を要するためであ
る。
【０００５】よって、高圧パルスの発生時間を制限して
いるといっても比較的長い時間であり、安全性に支障を
来すとともに、比較的大きな再始動エネルギーを必要と
し、ランプ電極を損耗させ、寿命が著しく短くなってし
まうこともある。
いるといっても比較的長い時間であり、安全性に支障を
来すとともに、比較的大きな再始動エネルギーを必要と
し、ランプ電極を損耗させ、寿命が著しく短くなってし
まうこともある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明で
は、始動パルス発生回路を備えて始動時に始動パルスを
高輝度放電灯の電極に印加するようにした放電灯点灯装
置において、前記高輝度放電灯の始動から電源遮断まで
の点灯時間を計時する第１の計時手段と、この第１の計
時手段により計時された点灯時間を予め設定された一定
の変換比率に従いパルス待機時間ＴW に変換する変換手
段と、前記電源遮断から電源再投入までの経過時間ＴP
を計時する第２の計時手段と、前記パルス待機時間ＴW
と前記経過時間ＴP とを比較する比較手段と、この比較
手段による比較の結果、ＴW ≦ＴPの時には即座に前記
始動パルス発生回路を動作させ、ＴW ＞ＴP の時にはＴ
W −ＴP なる時間経過後に前記始動パルス発生回路を動
作させる出力制御手段とを設けた。
は、始動パルス発生回路を備えて始動時に始動パルスを
高輝度放電灯の電極に印加するようにした放電灯点灯装
置において、前記高輝度放電灯の始動から電源遮断まで
の点灯時間を計時する第１の計時手段と、この第１の計
時手段により計時された点灯時間を予め設定された一定
の変換比率に従いパルス待機時間ＴW に変換する変換手
段と、前記電源遮断から電源再投入までの経過時間ＴP
を計時する第２の計時手段と、前記パルス待機時間ＴW
と前記経過時間ＴP とを比較する比較手段と、この比較
手段による比較の結果、ＴW ≦ＴPの時には即座に前記
始動パルス発生回路を動作させ、ＴW ＞ＴP の時にはＴ
W −ＴP なる時間経過後に前記始動パルス発生回路を動
作させる出力制御手段とを設けた。
【０００７】この際、請求項２記載の発明では、始動パ
ルス発生回路による始動パルスの発生を一定短時間内に
規制するタイマ手段を有する出力制御手段とした。
ルス発生回路による始動パルスの発生を一定短時間内に
規制するタイマ手段を有する出力制御手段とした。
【０００８】請求項３記載の発明では、器具本体と、高
輝度放電灯と、この高輝度放電灯を点灯させる請求項１
又は２記載の放電灯点灯装置とよりなる照明装置とし
た。
輝度放電灯と、この高輝度放電灯を点灯させる請求項１
又は２記載の放電灯点灯装置とよりなる照明装置とし
た。
【０００９】
【作用】高輝度放電灯は連続点灯させた時間が長くなる
ほど、その温度が高くなり、電源遮断による消灯後に、
その温度が瞬時再始動が可能な温度まで冷却されるのに
要する時間も長くなる。そこで、請求項１記載の発明に
おいては、高輝度放電灯の点灯時間を計時して予め設定
された一定の変換比率に従いパルス待機時間に変換し、
電源再投入時点までの消灯状態の経過時間と比較して、
少なくともパルス待機時間分が経過した状態で始動パル
ス発生回路を動作させるので、瞬時再始動可能な状態で
の高圧パルス印加となり、確実な再始動を確保でき、よ
って、高圧パルスの発生を必要最小限の時間に抑えるこ
とができ、安全性も確保できるものとなる。
ほど、その温度が高くなり、電源遮断による消灯後に、
その温度が瞬時再始動が可能な温度まで冷却されるのに
要する時間も長くなる。そこで、請求項１記載の発明に
おいては、高輝度放電灯の点灯時間を計時して予め設定
された一定の変換比率に従いパルス待機時間に変換し、
電源再投入時点までの消灯状態の経過時間と比較して、
少なくともパルス待機時間分が経過した状態で始動パル
ス発生回路を動作させるので、瞬時再始動可能な状態で
の高圧パルス印加となり、確実な再始動を確保でき、よ
って、高圧パルスの発生を必要最小限の時間に抑えるこ
とができ、安全性も確保できるものとなる。
【００１０】請求項２記載の発明においては、瞬時再始
動可能な状況での高圧パルスの発生をタイマ手段で一定
短時間内に規制するので、より高圧パルス印加に対する
安全性を向上させることができる。
動可能な状況での高圧パルスの発生をタイマ手段で一定
短時間内に規制するので、より高圧パルス印加に対する
安全性を向上させることができる。
【００１１】請求項３記載の発明においては、このよう
な放電灯点灯装置を備えた照明装置としたので、始動が
確実で安全性の高い照明装置となる。
な放電灯点灯装置を備えた照明装置としたので、始動が
確実で安全性の高い照明装置となる。
【００１２】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。図１は概略構成を示すもので、まず、交流電源１に
は、電源スイッチ（図示せず）、安定器（パルストラン
スを兼用）２を介して高輝度放電灯（ＨＩＤランプ）、
例えばメタルハライドランプ３が接続されている。そし
て、前記パルストランス２に対しては始動パルス発生回
路４が接続されている。これにより、基本的には、始動
時に始動パルス発生回路４が動作してパルストランス２
からＨＩＤランプ３に高圧パルスが印加され、ＨＩＤラ
ンプ３の始動動作が行なわれる。この高圧パルス印加に
よりＨＩＤランプ３が点灯するに至らなかった場合、次
の交流電源サイクルで同様の動作が繰返される。
る。図１は概略構成を示すもので、まず、交流電源１に
は、電源スイッチ（図示せず）、安定器（パルストラン
スを兼用）２を介して高輝度放電灯（ＨＩＤランプ）、
例えばメタルハライドランプ３が接続されている。そし
て、前記パルストランス２に対しては始動パルス発生回
路４が接続されている。これにより、基本的には、始動
時に始動パルス発生回路４が動作してパルストランス２
からＨＩＤランプ３に高圧パルスが印加され、ＨＩＤラ
ンプ３の始動動作が行なわれる。この高圧パルス印加に
よりＨＩＤランプ３が点灯するに至らなかった場合、次
の交流電源サイクルで同様の動作が繰返される。
【００１３】なお、ＨＩＤランプ３が点灯し、例えば、
ランプ電流が流れたことが点灯検出回路５で検出される
と、始動パルス発生回路４の動作が禁止される。即ち、
高圧パルスの発生が規制される。
ランプ電流が流れたことが点灯検出回路５で検出される
と、始動パルス発生回路４の動作が禁止される。即ち、
高圧パルスの発生が規制される。
【００１４】ここで、ＨＩＤランプ３の点灯特性につい
て検討する。まず、ＨＩＤランプ３は図２（ａ）中に示
すようにその点灯時間が長くなるほどそのランプ温度が
曲線的に高くなる特性を持つ。一方、このような点灯時
間に対してＨＩＤランプ３を再始動させるに必要なラン
プ再始動パルス電圧も同図（ａ）に示すような特性を示
す。これらの特性は、各ＨＩＤランプ３によってほぼ決
まったものである。よって、高圧パルスの電圧がＶH に
設定されているような状況下では、ランプ温度がｔ以下
であれば、瞬時再始動し得ることになる。今、連続点灯
状態で時点Ｔａにて電源を遮断したとすると、Δａなる
冷却時間を経た時点Ｔａ′でランプ温度がｔまで低下
し、同様に、連続点灯状態で時点Ｔｂにて電源を遮断し
たとすると、Δｂなる冷却時間を経た時点Ｔｂ′でラン
プ温度がｔまで低下し、連続点灯状態で時点Ｔｃにて電
源を遮断したとすると、Δｃなる冷却時間を経た時点Ｔ
ｃ′でランプ温度がｔまで低下することが分かる。
て検討する。まず、ＨＩＤランプ３は図２（ａ）中に示
すようにその点灯時間が長くなるほどそのランプ温度が
曲線的に高くなる特性を持つ。一方、このような点灯時
間に対してＨＩＤランプ３を再始動させるに必要なラン
プ再始動パルス電圧も同図（ａ）に示すような特性を示
す。これらの特性は、各ＨＩＤランプ３によってほぼ決
まったものである。よって、高圧パルスの電圧がＶH に
設定されているような状況下では、ランプ温度がｔ以下
であれば、瞬時再始動し得ることになる。今、連続点灯
状態で時点Ｔａにて電源を遮断したとすると、Δａなる
冷却時間を経た時点Ｔａ′でランプ温度がｔまで低下
し、同様に、連続点灯状態で時点Ｔｂにて電源を遮断し
たとすると、Δｂなる冷却時間を経た時点Ｔｂ′でラン
プ温度がｔまで低下し、連続点灯状態で時点Ｔｃにて電
源を遮断したとすると、Δｃなる冷却時間を経た時点Ｔ
ｃ′でランプ温度がｔまで低下することが分かる。
【００１５】よって、同図（ａ）に示す特性に基づき、
連続点灯時間と消灯後にランプ温度がｔまで低下するに
必要な待機時間との関係を示すと、同図（ｂ）に示すよ
うな曲線の特性となる。この曲線より上部の斜線を施し
て示す領域が、瞬時再始動可能領域となる。
連続点灯時間と消灯後にランプ温度がｔまで低下するに
必要な待機時間との関係を示すと、同図（ｂ）に示すよ
うな曲線の特性となる。この曲線より上部の斜線を施し
て示す領域が、瞬時再始動可能領域となる。
【００１６】このような特性に着目し、本実施例では、
連続点灯状態を経て、一旦、電源を切り消灯させた後、
再度電源を投入して再始動させようとする再投入時点
が、上記の瞬時再始動可能領域中に存在する時には即座
に高圧パルスを発生させるように制御するが、瞬時再始
動可能領域から外れた領域中に存在する時には所定の時
間が経過して瞬時再始動可能領域中となるまで待ってか
ら高圧パルスを発生させるように制御するものである。
連続点灯状態を経て、一旦、電源を切り消灯させた後、
再度電源を投入して再始動させようとする再投入時点
が、上記の瞬時再始動可能領域中に存在する時には即座
に高圧パルスを発生させるように制御するが、瞬時再始
動可能領域から外れた領域中に存在する時には所定の時
間が経過して瞬時再始動可能領域中となるまで待ってか
ら高圧パルスを発生させるように制御するものである。
【００１７】このため、本実施例では、このような高圧
パルスの発生を規制するためのパルス制御回路６が付加
されている。このパルス制御回路６には、まず、ＨＩＤ
ランプ３が始動した後、電源遮断により消灯するまでの
点灯時間を計時するためのカウンタ等による計時回路
（第１の計時手段）７が設けられている。この計時回路
７の出力側には変換回路（変換手段）８が接続されてい
る。この変換回路８は計時回路７により計時された点灯
時間Ｔを、その時間に応じて、図２（ｂ）に示す特性の
ように予め設定された一定の変換比率に従って、必要な
パルス待機時間ＴW に変換するものである。図２（ａ）
の例であれば、点灯時間ＴがＴａであればパルス待機時
間ＴW はΔａ、点灯時間ＴがＴｂであればパルス待機時
間ＴW はΔｂ、点灯時間ＴがＴｃであればパルス待機時
間ＴW はΔｃの如く変換されることになる。このような
変換手段としては、例えば、ＨＩＤランプの種類に応じ
た図２の特性をメモリ等に記憶させておき、その記憶内
容と点灯時間との対比によりパルス待機時間を算出する
ように構成すればよい。一方、電源遮断により消灯して
から電源再投入までの経過時間ＴP を計時するためのカ
ウンタ等による計時回路（第２の計時手段）９が設けら
れている。これらの変換回路８と計時回路９との出力は
比較器（比較手段）１０に入力され、両者の大小比較に
供される。ＨＩＤランプ３の点灯・消灯検出は、例え
ば、点灯検出回路５或いは他に設けた点灯検出手段によ
り行なう。
パルスの発生を規制するためのパルス制御回路６が付加
されている。このパルス制御回路６には、まず、ＨＩＤ
ランプ３が始動した後、電源遮断により消灯するまでの
点灯時間を計時するためのカウンタ等による計時回路
（第１の計時手段）７が設けられている。この計時回路
７の出力側には変換回路（変換手段）８が接続されてい
る。この変換回路８は計時回路７により計時された点灯
時間Ｔを、その時間に応じて、図２（ｂ）に示す特性の
ように予め設定された一定の変換比率に従って、必要な
パルス待機時間ＴW に変換するものである。図２（ａ）
の例であれば、点灯時間ＴがＴａであればパルス待機時
間ＴW はΔａ、点灯時間ＴがＴｂであればパルス待機時
間ＴW はΔｂ、点灯時間ＴがＴｃであればパルス待機時
間ＴW はΔｃの如く変換されることになる。このような
変換手段としては、例えば、ＨＩＤランプの種類に応じ
た図２の特性をメモリ等に記憶させておき、その記憶内
容と点灯時間との対比によりパルス待機時間を算出する
ように構成すればよい。一方、電源遮断により消灯して
から電源再投入までの経過時間ＴP を計時するためのカ
ウンタ等による計時回路（第２の計時手段）９が設けら
れている。これらの変換回路８と計時回路９との出力は
比較器（比較手段）１０に入力され、両者の大小比較に
供される。ＨＩＤランプ３の点灯・消灯検出は、例え
ば、点灯検出回路５或いは他に設けた点灯検出手段によ
り行なう。
【００１８】さらに、この比較器１０の出力側には比較
出力に応じて、前記始動パルス発生回路４のパルス発生
動作を制御するための出力回路（出力制御手段）１１が
接続されている。まず、パルス待機時間ＴW と経過時間
ＴP との比較の結果、ＴW ≦ＴP の時（再投入時点が、
図２（ｂ）において瞬時再始動可能領域中に存在する
時）には、即座に、発光ダイオード１２を発光させてフ
ォトカプラ結合されたフォトサイリスタ１３を導通させ
て始動パルス発生回路４に直列な双方向性サイリスタ１
４をゲートトリガして始動パルス発生回路４を動作させ
て高圧パルスを発生させる。しかし、比較の結果、ＴW
＞ＴP の時（即ち、再投入時点が、図２（ｂ）において
Ｘ点のように、瞬時再始動可能領域中に存在しない時）
には、ＴW−ＴP なる時間が経過して瞬時再始動可能領
域中に達した後に、発光ダイオード１２を発光させてフ
ォトカプラ結合されたフォトサイリスタ１３を導通させ
て双方向性サイリスタ１４をゲートトリガして始動パル
ス発生回路４を動作させて高圧パルスを発生させる。
出力に応じて、前記始動パルス発生回路４のパルス発生
動作を制御するための出力回路（出力制御手段）１１が
接続されている。まず、パルス待機時間ＴW と経過時間
ＴP との比較の結果、ＴW ≦ＴP の時（再投入時点が、
図２（ｂ）において瞬時再始動可能領域中に存在する
時）には、即座に、発光ダイオード１２を発光させてフ
ォトカプラ結合されたフォトサイリスタ１３を導通させ
て始動パルス発生回路４に直列な双方向性サイリスタ１
４をゲートトリガして始動パルス発生回路４を動作させ
て高圧パルスを発生させる。しかし、比較の結果、ＴW
＞ＴP の時（即ち、再投入時点が、図２（ｂ）において
Ｘ点のように、瞬時再始動可能領域中に存在しない時）
には、ＴW−ＴP なる時間が経過して瞬時再始動可能領
域中に達した後に、発光ダイオード１２を発光させてフ
ォトカプラ結合されたフォトサイリスタ１３を導通させ
て双方向性サイリスタ１４をゲートトリガして始動パル
ス発生回路４を動作させて高圧パルスを発生させる。
【００１９】なお、本実施例中の始動パルス発生回路
４、パルス制御回路６の各構成についての詳細は、図示
及び説明を省略したが、当業者であれば既知のもの等に
より適宜実施し得るものである。
４、パルス制御回路６の各構成についての詳細は、図示
及び説明を省略したが、当業者であれば既知のもの等に
より適宜実施し得るものである。
【００２０】上記構成によれば、どのような状況におい
ても、瞬時再始動可能な状態で始動パルス発生回路４に
より高圧パルスがＨＩＤランプ３に印加されて再始動動
作が行なわれることになり、再始動の確実性を維持しつ
つ、高圧パルス発生に要する時間を必要最小限（例え
ば、数秒）に抑えることができ、高圧パルスに対する安
全性を向上させることができる。なお、より安全性を高
めるため、本実施例では、例えば、出力回路１１中にタ
イマ手段（図示せず）が内蔵され、上記のように高圧パ
ルスの発生を許容した後、ランプ点灯が確実な時間を見
込んだ所定短時間経過後には、始動パルス発生回路４の
動作を禁止させるように構成されている。もっとも、こ
の場合のタイマ手段は別個に設けてもよいし、計時回路
７，９を利用することもできる。また、本実施例によれ
ば、上記のように再始動のための高圧パルス発生が必要
最小限で済むため、高圧パルスに対する絶縁構造を簡易
化・小型化し得るとともに、ＨＩＤランプ３においても
その電極損傷が軽減されランプ寿命に好ましいものとな
り、さらには、高圧パルス発生に伴う電波ノイズの悪影
響も最小限となる。
ても、瞬時再始動可能な状態で始動パルス発生回路４に
より高圧パルスがＨＩＤランプ３に印加されて再始動動
作が行なわれることになり、再始動の確実性を維持しつ
つ、高圧パルス発生に要する時間を必要最小限（例え
ば、数秒）に抑えることができ、高圧パルスに対する安
全性を向上させることができる。なお、より安全性を高
めるため、本実施例では、例えば、出力回路１１中にタ
イマ手段（図示せず）が内蔵され、上記のように高圧パ
ルスの発生を許容した後、ランプ点灯が確実な時間を見
込んだ所定短時間経過後には、始動パルス発生回路４の
動作を禁止させるように構成されている。もっとも、こ
の場合のタイマ手段は別個に設けてもよいし、計時回路
７，９を利用することもできる。また、本実施例によれ
ば、上記のように再始動のための高圧パルス発生が必要
最小限で済むため、高圧パルスに対する絶縁構造を簡易
化・小型化し得るとともに、ＨＩＤランプ３においても
その電極損傷が軽減されランプ寿命に好ましいものとな
り、さらには、高圧パルス発生に伴う電波ノイズの悪影
響も最小限となる。
【００２１】なお、始動パルス発生回路４の発生パルス
電圧値は任意に設定可能である。即ち、パルス待機時間
とパルス電圧値との関係により、どちらを、より優先さ
せるかにより選択すればよいものである。
電圧値は任意に設定可能である。即ち、パルス待機時間
とパルス電圧値との関係により、どちらを、より優先さ
せるかにより選択すればよいものである。
【００２２】上述したような本実施例のＨＩＤランプ３
は、照明装置、例えば、図３に示すような道路灯として
用いられる。図示例は、道路１５の中央分離帯１６に支
柱１７により設置された道路灯（照明装置）の例であ
り、下向き開口の器具本体１８内にＨＩＤランプ３が内
蔵され、所定形状の反射体１９及び開口を覆う強化ガラ
ス製の下面ガラス２０を介して上下両側の道路１５を照
明し得るように構成されている。このような器具本体１
８の一部又は支柱１７内に、前述したような機能を発揮
する放電灯点灯装置が内蔵されている。よって、始動が
確実で安全性の高い道路灯となり、その照明機能を十分
に発揮させることができる。
は、照明装置、例えば、図３に示すような道路灯として
用いられる。図示例は、道路１５の中央分離帯１６に支
柱１７により設置された道路灯（照明装置）の例であ
り、下向き開口の器具本体１８内にＨＩＤランプ３が内
蔵され、所定形状の反射体１９及び開口を覆う強化ガラ
ス製の下面ガラス２０を介して上下両側の道路１５を照
明し得るように構成されている。このような器具本体１
８の一部又は支柱１７内に、前述したような機能を発揮
する放電灯点灯装置が内蔵されている。よって、始動が
確実で安全性の高い道路灯となり、その照明機能を十分
に発揮させることができる。
【００２３】
【発明の効果】請求項１記載の発明によれば、電源再投
入時点の状況から高輝度放電灯が瞬時再始動可能な状況
までに要する時間を所定の特性に基づき自己判断し、そ
の結果で、即座に、又は、所定の時間が経過してから高
圧パルスを印加するように制御するように構成したの
で、確実な再始動性を確保しつつ、高圧パルスの発生を
必要最小限の時間に抑えることができ、安全性も確保で
き、さらには、高圧パルスに対する絶縁構造の簡易化・
小型化、ランプ電極損傷の軽減による長寿命化、及び、
高圧パルス発生に伴う電波ノイズの悪影響の最小限化を
も図ることができる。
入時点の状況から高輝度放電灯が瞬時再始動可能な状況
までに要する時間を所定の特性に基づき自己判断し、そ
の結果で、即座に、又は、所定の時間が経過してから高
圧パルスを印加するように制御するように構成したの
で、確実な再始動性を確保しつつ、高圧パルスの発生を
必要最小限の時間に抑えることができ、安全性も確保で
き、さらには、高圧パルスに対する絶縁構造の簡易化・
小型化、ランプ電極損傷の軽減による長寿命化、及び、
高圧パルス発生に伴う電波ノイズの悪影響の最小限化を
も図ることができる。
【００２４】さらに、請求項２記載の発明によれば、瞬
時再始動可能な状況での高圧パルスの発生をタイマ手段
で一定短時間内に規制するので、より高圧パルス印加に
対する安全性を向上させることができる。
時再始動可能な状況での高圧パルスの発生をタイマ手段
で一定短時間内に規制するので、より高圧パルス印加に
対する安全性を向上させることができる。
【００２５】請求項３記載の発明によれば、器具本体
と、高輝度放電灯と、この高輝度放電灯を点灯させる請
求項１又は２記載の放電灯点灯装置とよりなる照明装置
としたので、始動が確実で安全性の高い照明装置とする
ことができる。
と、高輝度放電灯と、この高輝度放電灯を点灯させる請
求項１又は２記載の放電灯点灯装置とよりなる照明装置
としたので、始動が確実で安全性の高い照明装置とする
ことができる。
【図１】本発明の一実施例を示す回路図である。
【図２】特性図である。
【図３】道路灯への適用例を示す概略断面図である。
３ 高輝度放電灯 ４ 始動パルス発生回路 ７ 第１の計時手段 ８ 変換手段 ９ 第２の計時手段 １０ 比較手段 １１ 出力制御手段 １８ 器具本体
Claims (3)
- 【請求項１】 始動パルス発生回路を備えて始動時に始
動パルスを高輝度放電灯の電極に印加するようにした放
電灯点灯装置において、前記高輝度放電灯の始動から電
源遮断までの点灯時間を計時する第１の計時手段と、こ
の第１の計時手段により計時された点灯時間を予め設定
された一定の変換比率に従いパルス待機時間ＴW に変換
する変換手段と、前記電源遮断から電源再投入までの経
過時間ＴP を計時する第２の計時手段と、前記パルス待
機時間ＴW と前記経過時間ＴPとを比較する比較手段
と、この比較手段による比較の結果、ＴW ≦ＴP の時に
は即座に前記始動パルス発生回路を動作させ、ＴW ＞Ｔ
P の時にはＴW −ＴP なる時間経過後に前記始動パルス
発生回路を動作させる出力制御手段とを設けたことを特
徴とする放電灯点灯装置。 - 【請求項２】 始動パルス発生回路による始動パルスの
発生を一定短時間内に規制するタイマ手段を有する出力
制御手段としたことを特徴とする請求項１記載の放電灯
点灯装置。 - 【請求項３】 器具本体と、高輝度放電灯と、この高輝
度放電灯を点灯させる請求項１又は２記載の放電灯点灯
装置とよりなることを特徴とする照明装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4775593A JPH06260289A (ja) | 1993-03-09 | 1993-03-09 | 放電灯点灯装置及びこれを用いた照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4775593A JPH06260289A (ja) | 1993-03-09 | 1993-03-09 | 放電灯点灯装置及びこれを用いた照明装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06260289A true JPH06260289A (ja) | 1994-09-16 |
Family
ID=12784181
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4775593A Pending JPH06260289A (ja) | 1993-03-09 | 1993-03-09 | 放電灯点灯装置及びこれを用いた照明装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06260289A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005046293A1 (ja) * | 2003-11-10 | 2005-05-19 | Matsushita Electric Works, Ltd. | 高圧放電灯点灯装置及び照明器具 |
| JP2008140657A (ja) * | 2006-12-01 | 2008-06-19 | Sharp Corp | 放電灯点灯装置及びプロジェクタ |
| JP2008243468A (ja) * | 2007-03-26 | 2008-10-09 | Matsushita Electric Works Ltd | 放電灯点灯装置、照明器具及び照明システム |
| EP2244534A2 (en) | 2008-11-25 | 2010-10-27 | Panasonic Electric Works Co., Ltd. | High pressure discharge lamp lighting device, illumination fixture and illumination system |
| US8207690B2 (en) | 2008-10-28 | 2012-06-26 | Panasonic Corporation | High-pressure discharge lamp ballast with rapid lamp restart circuit |
-
1993
- 1993-03-09 JP JP4775593A patent/JPH06260289A/ja active Pending
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| US7759878B2 (en) | 2003-11-10 | 2010-07-20 | Panasonic Electric Works Co., Ltd. | Lighting device for a high-pressure discharge lamp and lighting equipment employing same |
| JP2008140657A (ja) * | 2006-12-01 | 2008-06-19 | Sharp Corp | 放電灯点灯装置及びプロジェクタ |
| JP2008243468A (ja) * | 2007-03-26 | 2008-10-09 | Matsushita Electric Works Ltd | 放電灯点灯装置、照明器具及び照明システム |
| US8207690B2 (en) | 2008-10-28 | 2012-06-26 | Panasonic Corporation | High-pressure discharge lamp ballast with rapid lamp restart circuit |
| EP2244534A2 (en) | 2008-11-25 | 2010-10-27 | Panasonic Electric Works Co., Ltd. | High pressure discharge lamp lighting device, illumination fixture and illumination system |
| US8198824B2 (en) | 2008-11-25 | 2012-06-12 | Panasonic Corporation | Electronic ballast for restarting high-pressure discharge lamps in various states of operation |
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|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
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