JP2008243383A - 燃料電池システム - Google Patents

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Abstract

【課題】液体型燃料電池システムにおいて、長期で高い発電効率を維持した状態で運転可能な燃料電池システムを提供する。
【解決手段】燃料を蓄える燃料タンク2と、燃料を燃料タンク2から供給する燃料供給部3と、燃料を希釈した燃料水溶液を蓄える混合タンク4と、電解質膜と、電解質膜を介して互いに対向するアノード極及びカソード極とを含む膜電極複合体を有し、アノード極に供給された燃料水溶液と、カソード極に供給された空気との反応により発電する発電部7と、燃料水溶液を混合タンク4からアノード極に供給する燃料循環部5と、カソード極に空気を供給する空気供給部6と、アノード極と混合タンク4の間に接続され、アノード極から排出された、反応により生成した流体を液体と気体に分離する気液分離部8とを備え、アノード極に空気を供給しアノード極内の燃料水溶液を混合タンク4へ排出する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、液体燃料を燃料とする液体型の燃料電池システムに関する。
メタノール等の液体燃料を燃料とする液体型燃料電池では、発電部における反応で必要な燃料と空気をポンプ等の補器を用いて供給する「アクティブ方式」が知られている(例えば、特許文献1参照)。アクティブ方式を採ることで、環境変動時にも高い出力を安定して得ることが可能である。しかし、携帯機器向けの用途を考えた場合、アクティブ方式は補器を多くもつことからシステムが大型化、複雑化する問題がある。したがって、補器を極力減らし、最低限必要となる補器も小型化することが望ましい。
例えばメタノールを燃料とした燃料電池において、発電部のアノード極ではメタノールと水が反応する。この反応が起こると同時にアノード極に供給されたメタノール及び水が電解質膜を透過してカソード極側へ移送する「クロスオーバー」が起こる。このクロスオーバーしたメタノール及び水は、アノード反応に寄与せずにカソード極側へ移動する。このため、クロスオーバーの割合が大きい場合、発電効率が低下する。
特に水のクロスオーバーが大きい場合、アノード側からカソード側へ移動する水の量が大きく、燃料タンクにアノード反応で必要な分の水を大量に積載する必要がある。この場合、燃料タンク内のメタノール濃度は下げざるを得なくなり、燃料利用効率は低下し、システム体積の小型化に不利である。一方、クロスオーバによりカソード極から排出された水を回収し、アノード極側に戻す水回収機構を設けると、それがシステムの体積増加につながり、小型化への障壁となる。
この水のクロスオーバーを低減するため、低水透過性の膜電極複合体(MEA)が開発されている。低水透過性のMEAを用いることで、水回収機構を省いてもアノード反応に必要な水の一部をMEA内でカソード極側から補うことができるため、燃料タンクにはその分高濃度のメタノールが積載可能である。また、水回収機構を設けたとしても、水回収機構により回収するべき水の量が減るので、回収のための凝縮部を小型化することができ、システムの小型化に繋がる。
しかし、低水透過性のMEAを用いた燃料電池システムにおいて長期で運転した場合、MEAの性能が劣化し、水のクロスオーバー量が初期の値より経時的に増大する。水のクロスオーバーが増大すると、水回収機構を省いた場合では、初期に積載したメタノール濃度で運転し続けると初期に比べて水の透過量が増大するため、アノード反応に必要な水が不足して運転不可能となる場合がある。一方、水回収機構を設けた場合では、水の回収量が増えるため、凝縮のための補器等に負担がかかり、補器等に与える電力量も増加し、システム効率が低下する。
特開2005−360700号公報
本発明は、液体型燃料電池において、長期で高い発電効率を維持した状態で運転可能な燃料電池システムを提供する。
本願発明の一態様によれば、(イ)燃料を蓄える燃料タンクと、(ロ)燃料を燃料タンクから供給する燃料供給部と、(ハ)燃料を希釈した燃料水溶液を蓄える混合タンクと、(ニ)電解質膜と、電解質膜を介して互いに対向するアノード極及びカソード極とを含む膜電極複合体を有し、アノード極に供給された燃料水溶液と、カソード極に供給された空気との反応により発電する発電部と、(ホ)燃料水溶液を混合タンクからアノード極に供給する燃料循環部と、(ヘ)カソード極に空気を供給する空気供給部と、(ト)アノード極と混合タンクの間に接続され、アノード極から排出された、反応により生成した流体を液体と気体に分離する気液分離部とを備え、アノード極に空気を供給しアノード極内の燃料水溶液を混合タンクへ排出する燃料電池システムが提供される。
本願発明の他の態様によれば、(イ)燃料を蓄える燃料タンクと、(ロ)燃料を燃料タンクから供給する燃料供給部と、(ハ)電解質膜と、電解質膜を介して互いに対向するアノード極及びカソード極とを含む膜電極複合体を有し、アノード極に供給される燃料とカソード極に供給された空気との反応により発電し、反応により生成した気体をアノード極の気体排出口から排出する発電部と、(ニ)燃料供給部から供給された燃料をアノード極へ供給する燃料循環部と、(ホ)アノード極から排出された燃料水溶液を回収する燃料回収部と、(ヘ)燃料回収部により回収された燃料水溶液を蓄える回収タンクとを備え、アノード極内から排出された燃料水溶液を燃料回収部が回収し、気体排出口からアノード極に空気を取り込む燃料電池システムが提供される。
本発明によれば、液体型燃料電池において、長期で高い発電効率を維持した状態で運転可能な燃料電池システムを提供することができる。
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。又、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
また、以下に示す実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、この発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態に係る燃料電池システムとして、燃料にメタノールを用いた直接メタノール型燃料電池(DMFC)を採用したシステムを説明する。本発明の第1の実施の形態に係る燃料電池システムは、図1に示すように、発電部7、燃料タンク2、及び発電部7の発電に必要な補器1を備える。
補器1は、燃料供給部3、混合タンク4、燃料循環部5、気液分離部8、空気供給部6、電力調整部9、温度調整手段13、液量センサ41、濃度センサ42及び制御部10を備える。
燃料タンク2と燃料供給部3とはラインL11を介して接続され、燃料供給部3と混合タンク4とはラインL12を介して接続され、混合タンク4と燃料循環部5とはラインL13を介して接続され、発電部7のアノード極と燃料循環部5とはラインL14を介して接続され、発電部7のアノード極と気液分離部8とはラインL15を介して接続され、混合タンク4と気液分離部8とはラインL16を介して接続され、発電部7のカソード極と空気供給部6とはラインL17を介して接続されている。発電部7のカソード極にはラインL18が接続されている。
燃料タンク2には、燃料又は燃料と少量の水を含んだ高濃度燃料水溶液を貯蔵している。燃料供給部3は、燃料タンク2から供給されるメタノール又は高濃度メタノール水溶液をラインL11を介して混合タンク4に供給する。混合タンク4は、燃料供給部3からラインL11を介して供給されるメタノール又は高濃度メタノール水溶液と発電部7からラインL15を介して排出されるメタノール水溶液を含む流体とを混合し、発電に最適な濃度のメタノール水溶液を貯蔵する。
燃料循環部5は、混合タンク4内のメタノール水溶液をラインL14を介して発電部7のアノード極に供給するとともに、発電部7から排出されるメタノール水溶液を含む流体をラインL15,L16を介して混合タンク4に循環させている。気液分離部8は、発電部7から排出された流体中には二酸化炭素(CO2)等の気体も含まれるため、気体と液体とを分離し、気体を大気へ放出する。また、気液分離部8を混合タンク4内に設置し、ラインL16を省略することも可能である。空気供給部6は、外部から取り込んだ空気をラインL17を介して発電部7のカソード極に供給する。燃料供給部3、燃料循環部5、空気供給部6としては、電磁式ポンプ又は空気ポンプ等のポンプが使用可能である。また、燃料タンク2に液化ガスを封入し、液化ガスの蒸気圧を用いてメタノール水溶液を送液する等、燃料タンク2からメタノール水溶液を圧送する場合には、燃料供給部3には流量調整バルブや開閉弁が使用可能である。
電力調整部9は、発電部7から電気エネルギを取り出す。温度調整手段13は、発電部7の温度を調整する。温度調整手段13としては、ヒーター、ファン、ペルチェ素子又は水冷ジャケット等が使用可能である。液量センサ41は、混合タンク4内に設けられている。液量センサ41は、混合タンク4内の液量を検知する。濃度センサ42は、メタノール濃度を検知する。濃度センサ42は混合タンク4内に設けても、燃料循環部5と混合タンク4との間のラインL13上や、燃料循環部5と発電部7との間のラインL14上に設けても良い。ここで、メタノール濃度の検知方法としては、濃度センサ42を使用する代わりに、発電部7の出力や温度と温度調整手段13の回転数の関係から判断することも可能である。
制御部10は、例えば中央演算処理装置(CPU)であり、図示を省略した入出力装置や記憶装置が接続されている。制御部10は、燃料供給部3、液量センサ41、濃度センサ42、空気供給部6、燃料循環部5、温度調整手段13及び電力調整部9に接続されている。制御部10は、液量センサ41及び濃度センサ42から混合タンク4内の燃料水溶液の液量及び濃度の情報を得て、混合タンク4内の燃料水溶液が最適な濃度域となり且つ燃料水溶液の液量が所定の範囲内に収まるように、燃料供給部3、空気供給部6、燃料循環部5、温度調整手段13、電力調整部9を制御する制御信号をそれぞれ与える。
発電部7は、図2に示すように、各発電セル13a,13b,13cを1単位として複数個直列に積層されている。発電セル13aは、低水透過性の膜電極複合体(MEA)14cと、MEA14cのアノード極側に面するアノード流路板14aと、MEA14cのカソード極側に面するカソード流路板14bを備える。発電セル13bは、MEA15cと、MEA15cのアノード極側に面するアノード流路板15aと、MEA15cのカソード極側に面するカソード流路板15bを備える。発電セル13cは、MEA16cと、MEA16cのアノード極側に面するアノード流路板16aと、MEA16cのカソード極側に面するカソード流路板16bを備える。
MEA14c,15c,16cは、プロトン導電性の固体高分子膜からなる電解質膜、電解質膜の両面に触媒を塗布して形成されたアノード極及びカソード極、アノード極及びカソード極の外側にカーボン緻密層(Micro Porous Layer;MPL)と、アノードガス拡散層(GDL)及びカソードガス拡散層を備える。例えば、電解質膜としてナフィオン膜(登録商標)を、アノード極の触媒として白金ルテニウム(PtRu)を、カソード極の触媒として白金(Pt)をそれぞれ使用可能である。
カーボン緻密層、アノードガス拡散層及びカソードガス拡散層は、燃料及び空気の供給、反応生成物の排出、及び反応した電子の円滑な集電を行う。カーボン緻密層としては、カーボンペーパー上にカーボン微粉末と4フッ化エチレン樹脂(PTFE)の混合したものをスプレーで塗布し、焼成の工程を経て作成したものを使用可能である。この工程により作成したカーボン緻密層はカーボンペーパーに比べ、気孔率、気孔径が共に小さく、液体の透過率がカーボンペーパーに比べて低い値となっている。アノードガス拡散層としては、市販のカーボンペーパーにPTFEで撥水処理を施したものを、カソードガス拡散層としては、市販のカーボン緻密層付のカーボンクロスをそれぞれ使用可能である。
アノード流路板14a,15a,16a及びカソード流路板14b,15b,16bの材料としては、導電性カーボンが利用可能である。アノード流路板14a,15a,16aは、燃料循環部5からそれぞれ供給されたメタノール水溶液をMEA14c,15c,16cのアノード極にそれぞれ供給し、反応で生成した流体を排出する。カソード流路板14b,15b,16bは、空気供給部6から供給された空気をMEA14c,15c,16cのカソード極に供給し、反応で生成、透過した水を排出する。
アノード集電板16と締付板11との間には絶縁シート18が配置されている。アノード流路板14aの外側にはアノード集電板16が配置され、電力調整部9と接続される。アノード集電板16の外側には締付板11が設置されている。カソード集電板17と締付板12との間には絶縁シート19が配置されている。一方、カソード流路板16bの外側にはカソード集電板17が設置され、電力調整部9と接続される。カソード集電板17の外側には締付板12が設置されている。
アノード集電板16及びカソード集電板17は、発電セル13a,13b,13cで生成された電気を収集する。締付板11,12は、発電セル13a,13b,13c、アノード集電板16及びカソード集電板17を挟んで固定する。
ガスケット14d,14e,15d,15e,16d,16eとしては、Oリング又はゴム状シート等が使用可能である。ガスケット14d,14e,15d,15e,16d,16eは、アノード流路板14a,15a,16aとカソード流路板14b,15b,16bを絶縁し、かつ燃料と空気のリークを防止する。
次に、本発明の第1の実施の形態に係る燃料電池システムの通常の運転の流れを説明する。まず、図1に示した燃料循環部5が、発電部7のアノード流路板14a,15a,16aのそれぞれにメタノール水溶液を供給する。更に、空気供給部6が、発電部7のカソード流路板14b,15b,16bに空気を供給する。発電部7のMEA14c,15c,16cのそれぞれのアノード極及びカソード極での反応は、

アノード極: CH3OH+H2O→6H++6e-+CO2 …(1)
カソード極: 6H++6e-+3/2O2→3H2O …(2)

で表される。アノード極ではメタノールと水が1対1のモル比率で反応が起こる。アノード極で生成した二酸化炭素(CO2)等の生成物及び未反応のメタノール水溶液は、図1に示したラインL15から排出され、気液分離部8において二酸化炭素(CO2)等の気体が除去された後に、ラインL16を介して混合タンク14に戻される。一方、発電部7のカソード極で生成した水はラインL18から放出される。なお、ラインL18を混合タンク4と接続し、発電部7のカソード極で生成した水を混合タンク4へ戻しても良い。
このとき、アノード極に供給されたメタノール及び水が電解質膜を透過してカソード極側へ移送するメタノール及び水のクロスオーバーが起こる。メタノールのクロスオーバーによる発熱で発電部7の温度は上昇する。温度が予め定められた温度以上になったら電力調整部9が電気エネルギを取り出す処理を行い、発電を開始する。発電中は、温度調整手段13が、発電部7の温度を制御する。混合タンク4のメタノール及び水がクロスオーバーにより減少するため、燃料供給部3が、メタノール又はメタノール水溶液を混合タンク4へ供給する。燃料タンク2の燃料濃度は、水及びメタノールのクロスオーバー量から決まり、MEA14c,15c,16cの特性を初期に計測することでその濃度を決定する。
ここで、発電部7のMEA14c,15c,16cのそれぞれにおける水のクロスオーバー量をα、H2O透過量(mol/s)をt、H+移動量(mol/s)をmとして、

α=t/m …(3)

で定義する。例えばα=0の場合、1molのメタノールと水が反応し、6molのH+がアノード極から電解質膜を通ってカソード極へ移動するものの、それに伴う水の移動はない。これは、水のクロスオーバーがないことを意味し、この条件にてカソードの水回収機構を省いたシステムを構築した場合、燃料タンク2にはアノード反応に必要なメタノールと水を1mol対1molの割合で積載すれば良い。更に、α=−1/6の場合、アノード極で1molのメタノールと水が反応して6個のH+が生成すると同時に、1molの水がカソード極から電解質膜を通ってアノード極へ移動(逆拡散)する。このように逆拡散してきた水によりアノード反応に必要な水が補えるため、燃料タンク2には水を積載する必要がなく、濃度が100%のメタノールが積載可能となる。
長期でシステムを運転した場合、MEA14c,15c,16cの性能が劣化し、水のクロスオーバー量が初期の値より経時的に増大していく現象が観察された。運転中、水のクロスオーバー量が経時的に劣化して初期の値に比べて増加すると、発電部7から水の透過が増大する。燃料タンク2のメタノール濃度は初期の水及びメタノールのクロスオーバー量の割合を元に決定しているため、水のクロスオーバー量が増加した状態で燃料濃度を一定に保ち続けていくと水不足により液量が減少し、そのまま運転を続けてしまうと液量の極端な減少による燃料不足等で最終的に運転不能に陥る場合がある。
この水のクロスオーバー量の経時的な増大は、初期に強い撥水性を有するアノードガス拡散層(GDL)及びカーボン緻密層(MPL)の内部に水が蓄積し撥水性が低下することにより引き起こされるものであり、アノード極を乾燥させて撥水性を回復させると水のクロスオーバー量の増大を回復できることが分かった。
そこで、増大した水のクロスオーバー量をより低いクロスオーバー量へと回復させるために、発電部7のアノード極に空気を供給して、発電部7のアノード極内に蓄積されたメタノール水溶液を排出することにより発電部7のアノード極内を乾燥させる「α回復処理」を行う。
α回復処理では、まず、燃料供給部3、燃料循環部5、空気供給部6、電力調整部9による燃料の供給、燃料の循環、空気供給、電気エネルギの取り出しを中止して発電運転を終了させる。次に、燃料循環部5が、気液分離部8から発電部7に燃料が流れるように逆回転させる。この操作時、気液分離部8の内圧が外の大気圧よりも低くなると気液分離膜を通して空気がラインL15に流れこみ、発電部7のアノード極内のメタノール水溶液はラインL14を介して混合タンク4へ排出される。更にこの操作を続けると、気液分離部8より取り込まれた空気は発電部7を通って混合タンク4内の通気孔等から排出され、発電部7のアノード極内から水が取り除かれていく。この結果、発電部7のアノード極内を乾燥させることができる。α回復処理の終了を判断するには、発電部7内の空気湿度を計測するような湿度計を発電部7又は発電部7外部に設け、その湿度が所定の値以下になったら終了するようにするか、一定時間経過後に自動的に終了するようにしても良い。
なお、燃料循環部5を逆回転して液体を排出する他に、発電部7のアノード極内から液体を排出する専用の液体排出ポンプを設けても良い。
また、α回復処理では、発電部7の温度が高い場合の方がよりアノード極内の液体の排出能力が高められる。よって、温度調整手段13を温度低下を抑制する様に制御することにより温度の低下を防いだり、発電部7にヒーターを配置し、α回復処理時に発電部7の温度を高める等の工夫を取り入れても良い。
次に、本発明の第1の実施の形態に係る燃料電池システムのα回復処理を含む運転方法を、図3のフローチャートを参照しながら説明する。
(イ)ステップS11において、運転を開始する。運転中に液量センサ41が混合タンク4内のメタノール水溶液の液量を検知する。ステップS12において、制御部10が、液量センサ41により検知した液量が所定の範囲内にあるかを判断する。所定の範囲内にあれば運転は正常であるため、再び液量検知を定期的に入れながら運転を継続する。一方、液量が正常の範囲内にない場合、ステップS13に進む。
(ロ)ステップS13において、液量制御処理を行う。液量制御処理では、液量が所定の範囲内に戻るように、例えば燃料供給部3が燃料の供給量を調整したり、電力調整部9が負荷を調整する。液量制御処理は、液量が所定の範囲内に戻るまで、制限時間内又は制限回数の範囲内で繰り返し行われる。ステップS14において、制御部10が、液量が所定の範囲に戻ったかを判断する。所定の範囲に戻っていれば、ステップS11に戻る。一方、制限時間内又は制限回数の範囲内に液量を正常の範囲に戻すことができなければ、ステップS15に進む。
(ハ)ステップS15において、発電運転を中止して、α回復処理を行う。α回復処理では発電部7のアノード極に空気を供給し、アノード極内に蓄積されたメタノール水溶液を排出することにより、アノード極内を乾燥させる。これにより、水のクロスオーバー量の増大を回復することができる。
(ニ)ステップS16において運転を再開し、制御部10が、液量センサ41による検知結果に基づいて液量が正常に戻ったかを判断する。ここで、液量が正常に戻っていると判断した場合、ステップS17に進み、運転を続行する。一方、液量が所定の範囲内に戻らない場合には、他の原因で液量の所定の範囲外への増減に問題があると思われるため、運転を中止する。
本発明の第1の実施の形態に係る燃料電池システムによれば、MEA14c,15c,16cが経時的に劣化し、水のクロスオーバー量が初期に比べて増大した場合に、発電部7のアノード極に空気を供給し、発電部7のアノード極内に蓄積された燃料水溶液を混合タンク4内へ戻すことにより、アノード流路板14a,15a,16a及びMEA14c,15c,16cのアノード極内を乾燥させることができる。これにより、アノード極の撥水性を回復させることができ、膜電極複合体のもつ本来の低水透過性を回復させることができる。したがって、長期にわたり高い発電効率と燃料利用効率を維持可能となる。
また、燃料を供給するための混合タンク4を有することから、α回復処理時に発電部7のアノード極から排出した燃料水溶液等を混合タンク4内に戻すことが可能である。
図1に示した発電部7のアノード極に空気を供給し、アノード極内に蓄積した液体を排出、乾燥させた場合の水のクロスオーバー量の回復結果を図4に示す。図4において、初期の水のクロスオーバー量は0.15であったのに対し、長期運転後の水のクロスオーバー量は約0.85に増加している。そこでアノードのメタノール水溶液を排出し、空気をアノードに供給して10分間アノード極を乾燥させる処理を行った結果、水のクロスオーバー量は初期の0.15に回復した。その後も水のクロスオーバー量は急激に上昇することなく初期の値付近で安定した性能を得ることができることが分かった。
また、α回復処理を行う前後の出力を比較したグラフを図5に示す。図5において、α回復処理前(劣化後)の出力に比べて、α回復処理後の出力の劣化は観察されないことから、α回復処理が、発電部7の出力性能を損なうことなく水のクロスオーバー量を回復可能なことが分かった。
(第1の変形例)
本発明の第1の実施の形態の第1の変形例として、α回復処理において、空気供給部6が、発電部7のアノード極に空気を供給することで乾燥を行う場合を説明する。本発明の第1の実施の形態の第1の変形例に係る燃料電池システムでは、図6に示すように、発電部7のアノード極に空気を供給可能にするためにラインL17とラインL14とを接続するラインL19が設けられている。ラインL19上には第1の開閉機構(開閉バルブ)31が設けられている。また、空気供給部6と発電部7のアノード極との間のラインL17上には、第2の開閉機構(開閉バルブ)32が設けれらている。第1及び第2の開閉機構31,32は、制御部10により制御される。
第1及び第2の開閉機構31,32は、通常の運転時とα回復処理時とで空気の流れを切り替える。即ち、通常の運転時には、第1の開閉機構31を閉じることにより空気供給部6から供給された空気が発電部7のアノード極へ流入するのを遮断し、且つ第2の開閉機構32を開けることにより発電部7のカソード極に空気を流入させる。一方、α回復処理時には、第2の開閉機構32を閉じて発電部7のカソード極への空気の流入を遮断し、且つ第1の開閉機構31を開けて発電部7のアノード極に空気を流入させる。
本発明の第1の実施の形態の第1の変形例によれば、第1及び第2の開閉機構31,32を制御して、空気供給部6から発電部7のアノード極へ空気を供給することにより、α回復処理を行うことができる。
(第2の変形例)
本発明の第1の実施の形態の第2の変形例として、発電終了後にα回復処理を行う燃料電池システムの運転方法を、図7のフローチャートを参照しながら説明する。
(イ)ステップS21において、発電終了の要求があるまで、運転を維持する。ステップS22において、発電中は液量センサ41が混合タンク4内の液量を検知する。液量センサ41の検知結果に基づいて、制御部10が液量が所定の範囲内にあるか否か判断する。液量が所定の範囲内にあればそのまま運転を維持し、その後も定期的に液量を検知する。一方、液量が所定の範囲内にない場合、ステップS24に進む。
(ロ)ステップS24において、液量制御処理を行う。ステップS25においいて、制御部10が、制限時間内又は制限回数の範囲内に液量を正常の範囲に戻せたか判断する。液量を正常の範囲に戻せた場合、ステップS21に戻る。一方、制限時間内又は制限回数の範囲内に液量が所定の範囲内に戻らない場合、ステップS26において液量異常を示すフラッグをたて、ステップS21に戻る。フラッグは、例えば制御部10に接続された図示を省略した記憶装置に格納すれば良い。
(ハ)ステップS21において発電終了が要求された場合、ステップS27に進む。ステップS27において、制御部10が、フラッグがあるかを判断する。フラッグがなければそのままシステムを終了する。一方、フラッグがある場合、ステップS28に進む。
(ニ)ステップS28において、発電を終了して、α回復処理を行う。この際、制御部10が、出力装置等を介して使用者側に、発電終了後にメンテナンスモードに入る旨を通知し、発電終了後に燃料循環部5や空気供給部6が動作すること、そのために外部電源等が使用されること等の許可を得ることが望ましい。α回復処理が終了したらシステムを終了する。次回起動の際には再び液量を判断する。
本発明の第1の実施の形態の第2の変形例によれば、システム発電中にα回復処理を行うのではなく、発電終了後にα回復処理を行うことにより、電力使用中に電力供給の中断を強いられることなく使用することが可能となる。
(第3の変形例)
本発明の第1の実施の形態の第3の変形例として、複数の発電部が交代でα回復処理を行う場合を説明する。本発明の第1の実施の形態の第3の変形例に係る燃料電池システムは、図8に示すように、複数(第1及び第2)の発電部7a,7b、燃料タンク2及び補器1を備える。補器1は、燃料供給部3、混合タンク4、第1及び第2の燃料循環部5a,5b、気液分離部8、空気供給部6、電力調整部9、第1及び第2の温度調整手段131,132、液量センサ41及び濃度センサ42を備える。
燃料タンク2と燃料供給部3とはラインL11を介して接続され、燃料供給部3と混合タンク4とはラインL12を介して接続され、混合タンク4と第1の燃料循環部5とはラインL13aを介して接続され、混合タンク4と第2の燃料循環部5とはラインL13bを介して接続され、第1及び第2の発電部7a,7bと空気供給部6とはラインL14a,L14bを介してそれぞれ接続されている。第1及び第2の発電部7a,7bと混合タンク4とは、ラインL15a,L15bを介して接続されている。
気液分離部8は、混合タンク4内の一部に取り付けられている。気液分離部8は、第1及び第2の発電部7a,7bから排出された流体を気体と液体に分離し、気体を大気へ排出し、液体を混合タンク4に戻す。
第1及び第2の燃料循環部5a,5bは、混合タンク4内のメタノール水溶液をラインL14a,L14bを介して第1及び第2の発電部7a,7bのアノード極にそれぞれ供給し、第1及び第2の発電部7a,7bで未使用な溶液をラインL15a,L15bを介して再び混合タンク4に戻す。空気供給部6は、ラインL17a,L17bを介して第1及び第2の発電部7a,7bのカソード極に空気を供給する。
電力調整部9は、第1及び第2の発電部7a,7bに接続されている。電力調整部9は、第1及び第2の発電部7a,7bから電気エネルギを取り出す。第1及び第2の温度調整手段131,132は、第1及び第2の発電部7a,7bの近傍にそれぞれ配置されている。第1及び第2の温度調整手段131,132は、第1及び第2の発電部7a,7bの温度を制御する。他の構成は、図1に示した燃料電池システムの構成と実質的に同様であるので、重複した説明を省略する。
次に、本発明の第1の実施の形態の第3の変形例に係る燃料電池システムの動作方法を説明する。
(イ)図8に示した燃料電池システムにおいて、第1及び第2の発電部7a,7bのいずれも通常の運転をしている。発電中に混合タンク4の液量が所定の範囲よりも外れ、液量制御処理を行っても液量を所定の範囲に戻せない場合は、第1及び第2の発電部7a,7bのうち一方のみを停止する。例えば第1の発電部7aは発電を維持したまま、第2の発電部7bの燃料循環、負荷を停止し、α回復処理を行う。このα回復処理中に必要な電力は第1の発電部7aの発電により供給する。
(ロ)そして、第2の発電部7bのα回復処理が終了したら、燃料供給部3が第2の発電部7bに燃料を供給し、第2の発電部7bによる発電を再開する。その後、第1の発電部7aを停止し、第1の発電部7aのα回復処理に移る。第1の発電部7の回復処理が終了後、第1の発電部7aも発電を再開する。
本発明の実施の形態の第3の変形例に係る燃料電池システムによれば、第1及び第2の発電部7a,7bで交互にα回復処理を行うことで、一方の発電部7aがα回復処理中であっても、他方の発電部7bで発電して電力を補うことができるので、外部電源から電力を供給することなくα回復処理を行うことができ、且つ発電を中止しなくて可能となる。
なお、図11では2つ(第1及び第2)の発電部7a,7bを示したが、3つ以上の発電部を配置して、順次α回復処理を行っても良い。
(第4の変形例)
本発明の第1の実施の形態の第4の変形例として、予めα回復処理を定期的に取り入れておく場合を説明する。
図1に示した燃料電池システムにおいて、例えば、図9に示すように、一定時間(ここでは50時間)運転毎にα回復処理を取り入れるモードであっても良い。また、図10に示すように、運転終了時に毎回α回復処理を取り入れてからシステムを停止するモードでも良い。
本発明の第1の実施の形態の第4の変形例によれば、液量や濃度が所定の範囲からずれた場合にα回復処理を取り入れてαの増加が既に起こった状態から回復させる手法に対して、一定期間毎又は運転毎にα回復処理を取り入れる手法では事前に水のクロスオーバー量の増加を予防することができるので、MEA14c,15c,16cの劣化の抑制や、α回復処理時間を短縮することができる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態では、図1に示したような混合タンク4及び気液分離部8が省略され、発電部のアノード循環系は常に一定の液量で満たされている構成の燃料電池システムについて説明する。本発明の第2の実施の形態に係る燃料電池システムは、図11に示すように、発電部7、燃料タンク2、及び補器1を備える。燃料タンク2は、メタノール又はメタノールと少量の水の混合溶液を含む。燃料タンク2内のメタノール濃度は水及びメタノールのクロスオーバー量を考慮して決定する。
補器1は、燃料供給部3、燃料循環部5、燃料回収部35、燃料回収タンク36、第1及び第2の開閉機構(バルブ)33,34、電力調整部9、温度調整手段13を備える。燃料タンク2と燃料供給部3とはラインL21を介して接続され、発電部7と燃料循環部5とはラインL23,L24を介して接続され、発電部7と燃料回収部35とはラインL25を介して接続され、燃料回収部35と燃料回収タンク36とはラインL25を介して接続されている。発電部7、燃料循環部5及びラインL23,L24が、所定の濃度範囲に希釈されたメタノール水溶液が循環する循環するループを形成している。
第1の開閉機構33は、発電部7の燃料流入側に接続されたラインL23上に配置されている。第2の開閉機構34は、発電部7の燃料排出側に接続されたラインL24上に配置されている。ラインL23上に濃度センサ42が配置されている。
燃料供給部3は、燃料タンク2からメタノール又はメタノールと少量の水の混合溶液を発電部7に供給する。燃料循環部5は、所定の範囲内に希釈したメタノール水溶液を発電部7に循環させる。燃料回収部35は、発電部7から排出されたメタノール水溶液を回収する。燃料回収タンク36は、燃料回収部35により回収したメタノール水溶液を一時的に蓄える。第1及び第2の開閉機構33,34は、発電部7への燃料の流入及び排出を制御する。電力調整部9は、発電部7から電気エネルギを取り出す。温度調整手段13は、発電部7の温度を制御する。
濃度センサ42は、発電部7のアノード触媒層のメタノール濃度を検知する。アノード触媒層のメタノール濃度の検知方法としては、濃度センサ42を用いる代わりに、発電部7の出力と温度調整手段13の温度の関係等から推定して検知しても良い。
制御部10は、燃料供給部3、燃料循環部5、温度調整手段13、燃料回収部35、電力調整部9、及び第1及び第2の開閉機構33,34を制御する。
発電部7は、図12に示すように、アノード流路板25、MEA21、カソード集電板26、及びガスケット28,29を備える。
MEA21は、プロトン導電性の固体高分子膜からなる電解質膜22、電解質膜22の両面に触媒を塗布して形成されたアノード極23及びカソード極24を備える。アノード極23及びカソード極24の外側には、図示を省略したカーボン緻密層(MPL)と、アノードガス拡散層(GDL)及びカソードガス拡散層がプレスして取り付けられている。MEA21の構造は、図2に示したMEA14c,15c,16cと実質的に同様であるので、重複した説明を省略する。
アノード流路板25には、燃料供給口255を介して燃料を供給し、且つ燃料排出口254を介して未使用の燃料等を排出する燃料流路251と、反応で生成した気体を気体排出口253を介して排出する気体流路252が個別に設けられている。気体流路252には、撥水処理を施した多孔体(疎液性多孔体)27等をMEA21と面する側に設置し、これにより気体のみを透過させ、液体の進入を防止する。発生した気体を気体流路252よりスムーズに排出できるように、燃料循環部5により所定の圧力をアノード極23に加えている。集電はアノード流路板25の一部に設けられた端子より行う。 MEA21のカソード極24側には空気を取り入れる空気供給口261を設けたカソード集電板26が外側に取り付けられ、空気供給と集電を兼ねる。
本発明の第2の実施の形態に係る燃料電池システムでは、反応や透過でメタノールと水が消費されるとその消費された液量分、燃料タンク2から燃料が供給される。ラインL22,L23,L24には発電中、常に液体のみが循環する。そのため、長期運転後に水のクロスオーバー量が初期の値に比べて増加した場合、燃料タンク2から供給される水のメタノールに対する比率に対し、透過する水のメタノールに対する比率が増加するため、ラインL23,L24の循環ループには初期に比べて高濃度のメタノール水溶液が循環するようになり、これにより触媒層のメタノール濃度は増加する。そして、メタノールのクロスオーバーの増加、出力の低下を引き起こし、最終的には運転不能に陥る可能性がある。
本発明の第2の実施の形態に係るα回復処理では、燃料供給部3、燃料循環部5、温度調整手段13、電力調整部9の操作を中止し、発電部7の入口、出口側ともに第1及び第2の開閉機構33,34を閉じる。その後、燃料回収部35が、発電部7のアノード極23側から排出されたメタノール水溶液を回収し、燃料回収タンク36に蓄える。この時、発電部7のアノード極23側から燃料回収タンク36側への流れが生じるため、発電部7の気体排出口253から空気が取り込まれ、アノード極23側から液体が排出される。この結果、発電部7のアノード極23側内を乾燥させることができる。乾燥の終了を判断するには湿度計をアノード流路板25内などに設けてその湿度値が所定の値以下になることで終了を判断する他、時間制限を設けることが可能である。
図11に示した燃料電池システムの他の構成は、図1に示した燃料電池システムの構成と実質的に同様であるので、重複した説明を省略する。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る燃料電池システムのα回復処理を含む運転方法を、図13のフローチャートを参照しながら説明する。
(イ)ステップS31において、運転を開始する。運転中に、濃度センサ42等によりMEA21のアノード触媒層のメタノール濃度を検知する。ステップS32において、制御部10が、メタノール濃度値等に基づいて濃度が所定の範囲内にあるかを判断する。所定の範囲内にあれば運転は正常であるため、ステップS31に戻り、再び濃度検知を定期的に入れながら運転を継続する。一方、濃度が正常の範囲内にない場合、ステップS33に進む。
(ロ)ステップS33において、濃度制御処理を行う。濃度制御処理では、燃料供給部3が燃料供給量を調整したり、温度調整手段13が発電部7の温度を調整したり、電力調整部9が負荷を調整したりする。濃度制御処理は、濃度が所定の範囲内に戻るまで制限時間又は制限回数内で繰り返し行われる。濃度が所定の範囲内に戻れば、ステップS31に戻る。一方、制限時間又は制限回数内に濃度が正常に戻らない場合、濃度を所定の範囲内に戻すことが不可能であるため、ステップS35に進む。
(ハ)ステップS35において、α回復処理を行う。燃料供給部3、燃料循環部5、温度調整手段13、電力調整部9の操作を中止し、第1及び第2の開閉機構33,34を閉じる。その後、燃料回収部35が、発電部7のアノード極23側から排出されたメタノール水溶液を回収することにより、発電部7のアノード極23側から燃料回収タンク36側への流れが生じるため、発電部7の気体排出口253から空気が取り込まれ、アノード極23側から液体が排出される。この結果、発電部7のアノード極23内を乾燥させることができる。
(ニ)ステップS36において、α回復処理の終了後、燃料回収タンク36内の燃料を再び発電部7に供給してから、燃料回収部35を止め、第1及び第2の開閉機構33,34を開ける。そして燃料循環部5が発電部7に燃料を循環させ、空気供給部6が発電部7に空気を供給し、運転を再開する。ステップS36において、制御部10が、濃度が正常に戻ったか濃度計又は出力値から判断する。濃度が所定の範囲に戻った場合、ステップS37に進み、運転を続行する。一方、濃度が所定の範囲内に戻らない場合、他の原因で濃度異常があると思われるため、運転を中止する。
本発明の第2の実施の形態に係る燃料電池システムによれば、αの経時的な増大による発電部7のアノード極23内のメタノール濃度の増加、更にはメタノールのクロスオーバーの増大と出力の低下を防止することができる。したがって、長期的に発電効率を高く維持することができる。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明は第1及び第2の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。第1及び第2の実施の形態は、その組合せによる実施も可能である。
また、本発明の第1及び第2の実施の形態に係る燃料電池システムで用いる燃料としては、メタノールの他、種々のアルコールやエーテル等を使用しても良い。このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
本発明の第1の実施の形態に係る燃料電池システムを例示するブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る燃料電池を例示する断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る燃料電池システムの運転方法の一例を説明するためのフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る燃料電池システムのα回復処理について説明するためのグラフである。 本発明の第1の実施の形態に係る燃料電池システムのα回復処理について説明するための他のグラフである。 本発明の第1の実施の形態の第1の変形例に係る燃料電池システムを例示するブロック図である。 本発明の第1の実施の形態の第2の変形例に係る燃料電池システムの運転方法の一例を説明するためのフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態の第3の変形例に係る燃料電池システムを例示するブロック図である。 本発明の第1の実施の形態の第4の変形例に係る燃料電池システムのα回復処理のタイミングを説明するためのグラフである。 本発明の第1の実施の形態の第4の変形例に係る燃料電池システムのα回復処理のタイミングを説明するための他のグラフである。 本発明の第2の実施の形態に係る燃料電池システムを例示するブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係る燃料電池を例示する断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る燃料電池システムの動作の一例を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1…補器
2…燃料タンク
3…燃料供給部
4…混合タンク
5,5a,5b…燃料循環部
6…空気供給部
7,7a,7b…発電部
8…気液分離部
9…電力調整部
10…制御部
11,12…締付板
13,131,132…温度調整手段
13a,13b,13c…発電セル
14…混合タンク
14a,15a,16a,25…アノード流路板
14b,15b,16b…カソード流路板
14c,15c,16c,21…MEA
14d,14e,15d,15e,16d,16e,28,29…ガスケット
16…アノード集電板
17,26…カソード集電板
18,19…絶縁シート
22…電解質膜
23…アノード極
24…カソード極
31,32,33,34…開閉機構
35…燃料回収部
36…燃料回収タンク
41…液量センサ
42…濃度センサ
251…燃料流路
252…気体流路
253…気体排出口
254…燃料排出口
255…燃料供給口
261…空気供給口

Claims (13)

  1. 燃料を蓄える燃料タンクと、
    前記燃料を前記燃料タンクから供給する燃料供給部と、
    前記燃料を希釈した燃料水溶液を蓄える混合タンクと、
    電解質膜と、前記電解質膜を介して互いに対向するアノード極及びカソード極とを含む膜電極複合体を有し、前記アノード極に供給された前記燃料水溶液と、前記カソード極に供給された空気との反応により発電する発電部と、
    前記燃料水溶液を前記混合タンクから前記アノード極に供給する燃料循環部と、
    前記カソード極に空気を供給する空気供給部と、
    前記アノード極と前記混合タンクの間に接続され、前記アノード極から排出された、前記反応により生成した流体を液体と気体に分離する気液分離部とを備え、
    前記アノード極に空気を供給し前記アノード極内の前記燃料水溶液を前記混合タンクへ排出することを特徴とする燃料電池システム。
  2. 前記気液分離部から前記アノード極に空気を供給することにより前記アノード極内の前記燃料水溶液を前記燃料循環部を介して前記混合タンクへ排出することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記空気供給部が、前記アノード極に空気を供給することにより前記アノード極内の前記燃料水溶液を前記気液分離部を介して前記混合タンクへ排出することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  4. 前記空気供給部と前記アノード極との間に接続された第1の開閉機構と、
    前記空気供給部と前記カソード極との間に接続された第2の開閉機構とを更に備えることを特徴とする請求項3に記載の燃料電池システム。
  5. 前記混合タンク内の液量を検知する液量センサを更に備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
  6. 前記混合タンク内の液量に基づいて前記アノード極内の前記燃料水溶液を前記混合タンクへ排出することを特徴とする請求項5に記載の燃料電池システム。
  7. 前記発電部を複数個有し、前記複数の発電部のそれぞれの前記アノード極内の前記燃料水溶液を前記混合タンクへ排出する処理を順次行うことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
  8. 一定時間毎に、前記アノード極内の前記燃料水溶液を前記混合タンクへ排出することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
  9. 前記発電部の運転終了時に前記アノード極内の前記燃料水溶液を前記混合タンクへ排出することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
  10. 前記アノード極内の前記燃料水溶液を前記混合タンクへ排出する前に、使用者に通知することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
  11. 燃料を蓄える燃料タンクと、
    前記燃料を前記燃料タンクから供給する燃料供給部と、
    電解質膜と、前記電解質膜を介して互いに対向するアノード極及びカソード極とを含む膜電極複合体を有し、前記アノード極に供給される前記燃料と前記カソード極に供給された空気との反応により発電し、前記反応により生成した気体を前記アノード極の気体排出口から排出する発電部と、
    前記燃料供給部から供給された前記燃料を前記アノード極へ供給する燃料循環部と、
    前記アノード極から排出された前記燃料水溶液を回収する燃料回収部と、
    前記燃料回収部により回収された前記燃料水溶液を蓄える回収タンクとを備え、
    前記アノード極内から排出された前記燃料水溶液を前記燃料回収部が回収し、前記気体排出口から前記アノード極に空気を取り込むことを特徴とする燃料電池システム。
  12. 前記アノード電極における前記燃料の濃度を検知する濃度センサを更に備えることを特徴とする請求項11に記載の燃料電池システム。
  13. 前記燃料の濃度に基づいて前記アノード極内に空気を取り込むことを特徴とする請求項12に記載の燃料電池システム。
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