JP2008242233A - 外部機器識別手段を備えた楽器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】利用者の認証後に、自動演奏装置20はオーディオ再生装置10のファイル管理テーブル14aに記憶されている各楽曲コードとこれと対になる再生回数のデータ群を受信・解析して、データ配信装置30に送信する。データ配信装置30はこの解析結果に応じて推薦すべき複数の楽曲の楽曲情報を含む楽曲推薦リストを生成し、自動演奏装置20にこれを送信して表示させる。この表示に応じて利用者が楽曲を選択してダウンロード操作を指示すると、選択した楽曲の楽曲コードがデータ配信装置30に送信される。データ配信装置30は送信された楽曲コードに対応する楽曲ファイルを取得し、自動演奏装置20に送信する。送信された楽曲ファイルは記憶部22に記憶されるとともに、自動演奏される。
【選択図】図1
Description
また、前記傾向情報生成手段は、前記受信手段が受信した各データをそのまま傾向情報として出力してもよい。
また、上述の態様において、前記演奏操作子の一部もしくは全部が、前記特定手段を兼ねていてもよい。
図1は、本実施形態に係る楽曲配信システム100の全体構成を示す図である。
この楽曲配信システム100は、オーディオ再生装置10と、自動演奏装置20と、データ配信装置30と、パーソナルコンピュータPCとを備えている。オーディオ再生装置10は、オーディオデータやMIDI(MusicalInstrument Digital Interface;登録商標)データを再生して、オーディオ信号を出力する装置であり、例えばポータブルオーディオプレイヤーである。自動演奏装置20は、外部機器との通信機能を有するとともに、MIDIの規格に準拠した楽曲データであるMIDIデータに基づいて自動演奏を行う自動演奏ピアノの構成を有している。この場合、自動ピアノは演奏者による鍵盤の演奏操作によっても楽音を生成することもできるようになっている。また、自動演奏装置20は、MIDIデータに基づいて電子音源を用いた自動演奏を行う機能も有している。なお、自動演奏装置20の詳細については後述する。
データ配信装置30は、インターネットや固定電話網など様々な通信網によって構成されるネットワーク40を介して、パーソナルコンピュータPCや自動演奏装置20にオーディオデータやMIDIデータを配信する装置であり、例えばWWW(World Wide Web)サーバ装置である。パーソナルコンピュータPC、自動演奏装置20及びデータ配信装置30はそれぞれ有線又は無線によってネットワーク40に接続されている。また、オーディオ再生装置10はパーソナルコンピュータPCや自動演奏装置20のそれぞれと相互に接続可能であり、これらの装置が協働することによって、楽曲を再生する再生システムとして機能する。なお、オーディオデータ及びMIDIデータは、それぞれファイル形式のデータとして取り扱われるから、以下では、オーディオファイルとMIDIファイルといい、両方を総称して楽曲ファイルという。また、MIDIファイルに基づいて自動演奏を行うことを、以下では必要に応じて、MIDIファイルを再生する、という。
図2は、データ配信装置30の構成の一例を示す図である。
データ配信装置30は、制御部31と、通信部32と、記憶部33とを備えている。制御部31は、例えばCPU(Central Processing Unit)などの演算装置とROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などの各種メモリを備えている。演算装置がこれらのメモリや記憶部に記憶されているコンピュータプログラムを読み出して実行することにより、データ配信装置30の各部を制御する。通信部32は、ネットワーク40に接続されており、制御部31による制御の下で自動演奏装置20と通信を行う。
次に、本実施形態で取り扱われる各種データの内容を説明する。
図3は、オーディオファイルの構成の一例を示す図である。
オーディオファイルは、タグ部分とコンテンツ部分とからなる。タグ部分には、タグの識別文字列を先頭に、曲名、アーティスト名などの楽曲ファイルについての各種関連情報が含まれている。コンテンツ部分には、例えば、44.1(kHz)などの所定のサンプリング周波数を基準にしてサンプリングされた時系列の音声波形をデジタル化し、必要に応じて圧縮されたデータそのものが含まれている。
このMIDIファイルは、SMF(Standard MIDI File)とも呼ばれており、図4上段に示すように、ヘッダチャンクとトラックチャンクによって構成されている。ヘッダチャンクには、チャンクタイプ等のSMFの属性情報が含まれている。トラックチャンクには、実体となるMIDIデータが含まれている。トラックチャンクには、同図下段に示すように、演奏制御等を指示するイベントと、先行するイベントと後発のイベントとの発生時間間隔を示すデルタタイムとが含まれている。イベントには、発音又は消音すべき旨を示すノートオン・ノートオフ情報や、音の高さを示すノートナンバ情報や、発音の強弱を示すベロシティ情報などが含まれている。
次に、図5のブロック図を参照しながら、オーディオ再生装置10の構成について説明する。
オーディオ再生装置10は、制御部11と、第1通信部12と、第2通信部13と、記憶部14と、操作部15と、表示部16と、放音部17とを備えている。制御部11は、例えばCPUなどの演算装置とROMやRAMなどの各種メモリを備えている。演算装置がこれらのメモリや記憶部に記憶されているコンピュータプログラムを読み出して実行することにより、オーディオ再生装置10の各部を制御する。本実施形態において、第1通信部12は、USB(Universal Serial Bus)インタフェースであり、パーソナルコンピュータPCと通信を行う。第2通信部13も同様に、USBインタフェースであり、自動演奏装置20と通信を行う。また、オーディオ再生装置10には1台につき1つの固有な識別信号(以下m−ID)が割り当てられており、第1通信部12と第2通信部13は、制御部11の制御の下、この識別信号m−IDを送信する。識別信号m−IDとは、例えば、ネットワーク機器のMACアドレスや予め制御部11内のROMに記憶させたシリアルナンバーなどである。
操作部15は例えばメニュー画面に表示されたリスト中のいずれかの項目を選択するための方向ボタンやスイッチなどを備えており、利用者による操作を受け付けてその操作内容に応じた信号を制御部に供給する。表示部16は、例えば液晶ディスプレイ装置であり、制御部11から与えられるデータに基づいて利用者との対話画面や各種の情報を表示する。放音部17は、楽曲ファイルの再生によって生成される音響信号を増幅するアンプと増幅された音響信号を出力する出力端子を備えており、本実施形態においてアンプにより増幅された音響信号はこの出力端子を介してイヤホン17aへ出力される。イヤホン17aはこの音響信号を振動膜の振動に変換することにより音響信号に応じた音を放音する。
次に、図7のブロック図を参照しながら、自動演奏装置20の構成について説明する。
自動演奏装置20は、コントローラ21と、記憶部22と、第1通信部23と、第2通信部24と、操作部25と、演奏部26と、表示部27とを備えている。第1通信部23は、ネットワーク40に接続されており、コントローラ21による制御の下でデータ配信装置30と経由の通信を行う。第2通信部24は、例えばUSBインタフェースであり、オーディオ再生装置10の第2通信部13と通信を行う。コントローラ21は、例えばCPUなどの演算装置とROMやRAMなどの各種メモリを備えており、CPUがROMや記憶部に格納されている各種プログラムを実行することで自動演奏装置20全体を制御する。このコントローラ21は、時間を計測する計時部21aを備えている。計時部21aは、水晶振動子を有する発振回路(図示略)を備えており、その発振回路から出力される発信信号を適宜分周してタイミング制御用のクロックを生成し、生成したクロックに基づいて時間を計測する。操作部25は各種のキーを備えており、押下されたキーに対応した信号を制御部11へ出力する。表示部27は、CRT(Cathode Ray Tube)またはLCD(Liquid Crystal Display)等の表示装置を備えており、制御部11の制御下で文字や画像を表示する。
また、ピアノ電子回路26dは、手動演奏により生成されたこれらのイベントをMIDIファイルとして記憶部22に記憶することもできる。記憶部22にこれらのイベントを記憶する期間は、例えば、操作部25を介して手動演奏の収録開始指令を受けてから収録停止指令を受けるまでの期間などである。
(1−5−1)利用者管理テーブルの構成
次に、図8を用いて利用者管理テーブル33aを説明する。図8は上述した利用者管理テーブル33aの構造の一例を示す図である。利用者管理テーブル33aには、オーディオ再生装置10の識別信号m−IDが、オーディオ再生装置10の利用者を示す文字列である利用者名(以下、u−IDという)と関連付けられて記述されている。例えば、識別信号m−ID「m20000」によって特定されるオーディオ再生装置10の利用者名u−IDは「TARO」である。データ配信装置30は、識別信号m−IDをキーにしてこの利用者管理テーブル33aを検索し、その結果、対応する利用者名u−IDを特定することができる。
次に、図9は上述したファイル管理テーブル14aの構造の一例を示す図である。ファイル管理テーブル14aは、図9に示すように1つの楽曲ファイル毎に対応する1つのレコードを持っている。レコードには対応する楽曲ファイルの属性情報が含まれており、この属性情報とは、具体的には、楽曲コード、楽曲名、再生回数である。
ここで楽曲コードとは楽曲ファイルに記述された楽曲を識別するための文字列であり、楽曲毎にユニークな(識別可能な)文字列となるようにデータ配信装置30によって付与されたものである。これは、例えば図に示すように「A−1234−5678−9MD」のような文字列である。データ配信装置30はパーソナルコンピュータPCや自動演奏装置20へ楽曲ファイルとともにこの楽曲コードを送信する。これにより、ファイル管理テーブル14aの楽曲コードをキーにして、制御部11は記憶部14に記憶した楽曲ファイルを特定することが可能となる。なお、楽曲コードはオーディオファイルであれば、タグ部分のコメント領域に記憶してもよい。
楽曲名とは、その楽曲の内容が利用者にわかるように表現された文字列であり、例えば、「ゴルトベルク変奏曲」「ポロネーズ第6番変イ長調」などである。
再生回数とは、その楽曲がオーディオ再生装置10においてダウンロードされてから今までに再生された回数をいう。
次に、図10は自動演奏装置20の履歴管理データベース22aの一例を示す図である。履歴管理データベース22aには、利用者名テーブル22a−1と楽曲コードテーブル22a−2と、利用履歴テーブル22a−3が記述されており、これらが図6に示すように、関連付けられてデータベースを構築している。ここで、利用者名テーブル22a−1とは、自動演奏装置20に接続したオーディオ再生装置10の利用者名u−IDを記述したテーブルである。楽曲コードテーブル22a−2とは、利用者がオーディオ再生装置10に所持していた楽曲ファイルの楽曲コードを記述したテーブルであり、当該利用者名u−ID毎に構築されている。利用履歴テーブル22a−3とは、利用者名u−IDと楽曲コードの組み合わせ毎に、データ受信時刻及び再生回数を記述したテーブルである。
一方楽曲コードが「C−4321−8765−9WV」で特定される楽曲ファイルの最新のデータ受信時刻「2007年2月9日」には再生回数に空の値(数値の0と異なり、データが空であることを示す値をいう。図中は「−」で表す。)が記録されている。これはすなわち、この楽曲ファイルは、2007年2月2日から同年2月9日にかけてオーディオ再生装置10において「TARO」によって削除されたファイルであることを示す。
このようにして、自動演奏装置20は履歴管理データベース22aを用いることで、オーディオ再生装置10における記憶内容の変遷がわかるため、利用者毎に楽曲の好みの変遷を把握することができる。
次に、実施形態の動作を説明する。
(2−1)オーディオ再生装置10による単独動作
〔認証プロセスS100〕
図11は認証プロセスS100の動作を示すシーケンス図である。まず、オーディオ再生装置10は第2通信部13を介して自動演奏装置20に識別信号m−IDを送信する(ステップS101−1)。自動演奏装置20は第2通信部24によって、識別信号m−IDを受信し(ステップS101−2;YES)、コントローラ21の制御の下に当該識別信号m−IDが記憶部22に記憶されているかどうかを判定する(ステップS102)。識別信号m−IDが記憶部22に記憶されている場合には(ステップS102;YES)、自動演奏装置20は表示部27に利用者が認証された旨を表す認証メッセージを表示させる(ステップS103)。識別信号m−IDが記憶部22に記憶されていない場合には(ステップS102;NO)、後述するサーバ確認プロセスS200を開始する。
図12はサーバ確認プロセスS200の動作を示すシーケンス図である。自動演奏装置20はコントローラ21の制御の下、第1通信部23によってデータ配信装置30へ前述した識別信号m−IDを送信する(ステップS201−1)。データ配信装置30は制御部31の制御の下、通信部32のデータ受信状態を監視し(ステップS201−2)、データの受信を検知すると(ステップS201−2;YES)、受信したデータが識別信号m−IDであるかどうかを判定する(ステップS201−3)。受信したデータが識別信号m−IDでない場合には(ステップS201−3;NO)、データは後述するデータ解析プロセスS600によって得られた解析結果であるため、制御部31は後述する楽曲推薦プロセスS500に処理を移行する。受信したデータが識別信号m−IDである場合には(ステップS201−3;YES)、制御部31は記憶部33内の利用者管理テーブル33aに受信した当該識別信号m−IDが記憶されているかどうか判断する(ステップS202)。識別信号m−IDが利用者管理テーブル33aに記憶されている場合には(ステップS202;YES)、記憶されている識別信号m−IDと関連付けられて記述されている利用者名u−IDを自動演奏装置20へ送信する(ステップS203−1)。識別信号m−IDが利用者管理テーブル33aに記憶されていない場合には(ステップS202;NO)、識別信号m−IDに対応する利用者名u−IDがない旨を自動演奏装置20へ送信する(ステップS203−2)。自動演奏装置20は、データ配信装置30から送信されたデータを受信し(ステップS204)、受信したデータに当該識別信号m−IDに対応する利用者名u−IDがあるかどうかを判断する(ステップS205)。そして、当該利用者名u−IDがある場合には(ステップS205;YES)、これを当該識別信号m−IDと対にして記憶部22に記憶し、さらに計時部21aから得た現在時刻をタイムスタンプとしてこれらに付して記憶する(ステップS206)。そして、認証メッセージを表示するプロセス(ステップS103)に移行する。一方、受信したデータに識別信号m−IDに対応する利用者名u−IDがない場合には(ステップS205;NO)、表示部27によって未登録である旨の表示をし(ステップS207)、新たに識別信号m−IDの受信待ちの状態(ステップS101−2)に移行する。
一方、自動演奏装置20の計時部21aによって生成されるクロックを用いて、コントローラ21は記憶部22の更新プロセスS400を所定間隔で起動する。図13は記憶部22の更新プロセスS400の動作を示すフロー図である。予め記憶部22には識別信号m−IDの記憶時間についての閾値(例えば「6時間」など)が記憶されている。この閾値と現在時刻とステップS206で記憶したタイムスタンプから、当該識別信号m−IDの記憶時期が古いか否かを判断し(ステップS401)、当該識別信号m−IDの記憶時期が古いと判断する場合(ステップS401;YES)、コントローラ21はこの識別信号m−IDと、当該識別信号m−IDと対にして記憶した利用者名u−ID及びタイムスタンプを記憶部22から削除して、割り込み処理を終了する(ステップS402)。当該識別信号m−IDの記憶時期が古いと判断しない場合(ステップS401;NO)には識別信号m−IDを削除せずに割り込み処理を終了する。
図14は楽曲推薦プロセスS500の動作を示すシーケンス図である。
上述のプロセス群により、自動演奏装置20によってオーディオ再生装置10の利用者が認証されたら、自動演奏装置20はオーディオ再生装置10に対し、ファイル管理テーブル14aに記憶されている各楽曲コードとこれと対になる再生回数のデータ群を要求する(ステップS502)。オーディオ再生装置10はこの要求に応じてデータ群を送信する(ステップS503)と、自動演奏装置20はこのデータ群を解析する。この解析プロセスをデータ解析プロセスS600といい、その詳細は後述する。
データ解析プロセスS600について、図16を用いて詳細に説明する。自動演奏装置20は上述のデータ群を受信して、計時部21aから得た現在時刻をデータ受信時刻として記憶部22に記憶すると(ステップS601)、記憶部22にオーディオ再生装置10の識別信号m−IDと対にして記憶された利用者名u−IDをキーとして、履歴管理データベース22a内の利用者名テーブル22a−1を検索し、当該利用者名u−IDに関連付けられている楽曲コードテーブル22a−2を特定する(ステップS602)。次に、受信したデータ群に記述された全ての楽曲コードについてループ処理を開始し(ステップS603)、受信したデータ群に記述された個々の楽曲コードがステップS602で特定した楽曲コードテーブル22a−2に記憶されているか否かの判断を行う(ステップS604)。
当該楽曲コードが楽曲コードテーブル22a−2にある場合(ステップS604;YES)には、上述のステップS605及びステップS606を行わず、ステップS607のみを行う。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。以下にその一例を示す。なお、上述した実施形態及び、以下の各態様を適宜に組み合わせてもよい。
また、オーディオ再生装置10が楽曲の評価値、最終再生日時、再生時間、演奏者名、ジャンルなどを各楽曲について管理して記憶している場合は、これらの情報あるいはこれらの組み合わせを用いて嗜好を推定してもよい。また、推定のアルゴリズムは適宜に設定すればよく、要するに予めプログラム等によって設定しておけばよい。この場合、評価値とは、例えば、利用者がその楽曲に対する評価を点数などの数値によって表したものであり、利用者によって入力される。一例としては、各楽曲について0点から5点までの評価点数などを入力する。演奏者名とは、その楽曲の演奏者の名前であり、オーディオファイルであれば図3に示すタグ部分の「アーティスト名」を用いてもよい。また、利用者の手動演奏をMIDIファイルとして記録した場合には、利用者名u−IDを演奏者名として用いてもよい。楽曲のジャンルは図3に示すタグ部分に記録されたジャンルコードを抽出してもよい。さらに、利用者の手動演奏をMIDIファイルとして記録した場合には、演奏履歴から解析したテンポと曲調を嗜好推定の要素として記憶してもよい。
また、上述のオーディオ再生装置10から送信されるデータ群と上述の演奏履歴とを組み合わせて利用者の音楽嗜好を解析してもよい。この場合、よく聴く楽曲のジャンルの中から演奏レベルにあった楽曲を推薦することもできる。
また、識別信号m−IDはオーディオ再生装置10の第2通信部13が送信し自動演奏装置20の第2通信部24が受信したが、オーディオ再生装置10から識別信号m−IDを受信する機器を自動演奏装置20に別途設けてもよい。このような機器としては、例えばオーディオ再生装置10に付したICタグを読み取るICタグリーダや、オーディオ再生装置10の筐体にに付したバーコードを読み取るバーコード読取装置などを使用することができる。
また、一の機器を複数の利用者で利用する場合には、識別信号m−IDと利用者名u−IDは1対多の対応関係になる。このような場合には識別信号m−IDと利用者名u−IDとの組み合わせ毎に対して嗜好を推定すればよい。自動演奏装置20は、オーディオ再生装置10から送信される識別信号m−IDに加えて、手動演奏による演奏データを用いて利用者を特定してもよい。この場合、自動演奏装置20は利用者の手動演奏による演奏データから利用者特有の演奏の癖を抽出し、利用者名u−IDとともに記憶部22に記憶した過去の演奏履歴から当該抽出した癖を検索することで利用者名u−IDを特定してもよい。また、予め利用者名u−ID毎にキーフレーズを定めておき、当該キーフレーズを演奏することで自動演奏装置20に利用者名u−IDを特定させてもよい。
楽曲属性情報としては楽曲の曲調、テンポ、作曲時期・年代、作曲家、演奏者、使用楽器などが挙げられる。これらをそれぞれ数値化することで、楽曲毎にこれらの数値が反映された固有のベクトルを付したデータベースを構築し、解析結果で示される「よく聴かれる楽曲」が示すベクトルに近い楽曲をこのデータベースから選択してもよい。
Claims (6)
- 楽曲データを再生する外部機器から、前記外部機器を識別する機器識別データおよび前記楽曲データを特定する楽曲識別データを受信する受信手段と、
前記受信手段が受信した前記楽曲識別データを前記機器識別データ毎に区分けして記憶する記憶手段と、
前記記憶手段内の機器識別データ毎の前記楽曲識別データを用いて、当該機器識別データ毎に嗜好性を示す傾向情報を生成して出力する傾向情報生成手段と、
前記傾向情報生成手段が出力した傾向情報を所定のサーバに送信する送信手段と、
前記傾向情報に対する応答として前記サーバから送信されたコンテンツのリストを示すリストデータを受信するリストデータ受信手段と、
前記リストデータ受信手段が受信したリストデータを表示する表示手段と、
操作者の操作に連動し、前記表示手段が表示しているリストデータ中のコンテンツを特定する特定手段と、
前記特定手段によって特定されたコンテンツを前記サーバに要求し、当該要求に応じて配信されたコンテンツを受信するコンテンツ受信手段と、
操作者によって演奏される演奏操作子を有し、前記演奏操作子の操作に応じた楽音を発生する演奏手段と
を具備することを特徴とする演奏装置。 - 前記受信手段は、前記機器識別データ、前記楽曲識別データに加えて前記楽曲データの再生回数を示す再生回数データを受信し、
前記記憶手段は、前記受信手段が受信した前記楽曲識別データとこれに対応する再生回数データとを前記機器識別データ毎に区分けして記憶し、
前記傾向情報生成手段は前記記憶手段内の機器識別データ毎に前記楽曲識別データと前記再生回数データを用いて、当該機器識別データ毎に嗜好性を示す傾向情報を生成して出力することを特徴とする請求項1記載の演奏装置。 - 前記傾向情報生成手段は、前記受信手段が受信した各データをそのまま傾向情報として出力することを特徴とする請求項1または2記載の演奏装置。
- 前記演奏手段によって演奏された演奏を演奏データにして記憶する演奏記憶手段を具備し、
前記傾向情報生成手段は、前記演奏記憶手段内の演奏データと前記受信手段が受信した各データに基づいて前記機器識別データ毎の傾向情報を生成して出力することを特徴とする請求項1から3いずれかに記載の演奏装置。 - 前記演奏操作子の一部もしくは全部が、前記特定手段を兼ねていることを特徴とする請求項1から4いずれかに記載の演奏装置。
- 前記コンテンツには自動演奏を指示する自動演奏データが含まれ、
前記演奏手段は、前記コンテンツ受信手段が受信したコンテンツのうち前記自動演奏データに基づいて自動演奏を行う自動演奏手段を有していることを特徴とする請求項1から5いずれかに記載の演奏装置。
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