JP2008241935A - グレーマスク及びグレーマスク用パターン製造方法 - Google Patents

グレーマスク及びグレーマスク用パターン製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】この発明の目的は、円,円弧,曲線形状のパターンの露光に使用されるグレーマスク及びその製造時間を大幅に短縮可能なグレーマスク用パターン製造方法の提供である。
【解決手段】この製造方法は:相互に同じ長さと幅を有し、夫々が幅方向に等ピッチで配置された複数の直角四辺形パターン10a〜10iを含むグループ10A〜10Iを、夫々のパターンの長さ及び幅そして上記ピッチの少なくとも一方を変えて複数準備する工程と;所定部位の所望の光透過率と配光特性になるよう、夫々に含まれる複数のパターンのピッチが同じであって夫々に含まれる複数のパターンの夫々の幅が異なる複数のグループが、夫々に含まれる複数のパターンの長さ方向中心線CLを合致されて上記長さ方向に組み合わされ、前記長さ方向に組み合わせる相互に隣接した2つのグループの夫々の複数のパターンを前記長さ方向に相互に接触もしくはオーバーラップさせる工程と;を含む。
【選択図】 図2

Description

この発明は、グレーマスク、及びグレーマスクの為のパターンの製造方法に関係している。
パターン露光用マスクを介して感光性材料の表面にパターン露光を行い、感光性材料の表面を現像して上記表面に所望のパターンを形成すること、若しくは、感光性材料を所望のパターン形状にすることは、種々の工業分野において広く行なわれている。
パターン露光用マスクの一種としてグレーマスクが知られている。グレーマスクは所望の濃度差(即ち、100%と0%との間の光透過率の変化若しくは遮光率変化)分布を有している。
グレーマスクは電子ビーム描画装置により通常作成され、そのようなグレーマスク製造方法は例えば特開2002−244273号公報(特許文献1)により知られている。
グレーマスクにおける濃度差は、単位面積あたりの光透過部又は光遮光部の面積比により定められる。即ち、単位面積当たりに形成されている光透過部の数の多少又は単位面積当たりに形成される個々の光透過部の面積の大小により定められる。いずれにしろ、単位面積当たりに形成される光透過部は単位面積中に形成された所望のパターンの分布により規定される。
特開2002−244273号公報
電子ビーム描画装置の描画方式は、ラスタースキャン方式とベクタースキャン方式が知られている。そして、一筆書きの要領で描画を行なうので描画時間が短くて済むベクタースキャン方式の電子ビーム描画装置がグレーマスク用のパターンの作成の為に広く採用されている。
とはいうものの、ベクタースキャン方式の電子ビーム描画装置を採用したとしても、X方向とY方向の夫々に直線状のパターンを形成する以外に円形状や円弧状や曲線状のパターンを形成するには、X方向とY方向の夫々の位置データに加えX方向とY方向の間に挟まれた位置データも必要とするので、位置データの量が多くなり、描画に多くの時間を必要としている。
この発明は上記事情の下でなされ、この発明の目的は、製造に要する時間を大幅に短縮可能な、円形状や円弧状や曲線状のパターンの露光に使用されるグレーマスク、及びそのようなグレーマスク用パターン製造方法を提供することである。
上述した目的を達成する為にこの発明に従ったグレーマスクは:相互に同じ長さと幅を有し夫々の中心が前記中心を通る夫々の長さ方向中心線に対し直交する幅方向に相互に等間隔のピッチで配置された複数の直角四辺形のパターンを含んでいて、夫々のパターンの長さ及び幅そして上記ピッチの少なくとも一つを変えた複数のパターングループの中から選択された、夫々に含まれる複数のパターンの前記幅方向におけるピッチが同じであって夫々に含まれる複数のパターンの夫々の幅が異なる複数のパターングループが、所定の部位において求められる光透過率と配光特性になるように、夫々に含まれる複数のパターンの長さ方向の中心線を合致されて上記長さ方向に組み合わされるとともに、前記長さ方向に組み合わせる相互に隣接したパターングループの夫々が含む複数のパターンが前記長さ方向に相互に接触もしくはオーバーラップされている、ことを特徴としている。
そしてこのようなグレーマスクを製造する為のこの発明に従ったグレーマスク用パターン製造方法は:相互に同じ長さと幅を有し、夫々の中心が前記中心を通る夫々の長さ方向中心線に対し直交する幅方向に相互に等間隔のピッチで配置された複数の直角四辺形のパターンを含むパターングループを、夫々のパターンの長さ及び幅そして上記ピッチの少なくとも一つを変えて複数準備するパターングループ準備工程と;そして、所定の部位において求められる光透過率と配光特性になるように、夫々に含まれる複数のパターンの前記幅方向におけるピッチが同じであって夫々に含まれる複数のパターンの夫々の幅が異なる複数のパターングループが、夫々に含まれる複数のパターンの長さ方向の中心線を合致されて上記長さ方向に組み合わされるとともに、前記長さ方向に組み合わせる相互に隣接したパターングループの夫々が含む複数のパターンを前記長さ方向に相互に接触もしくはオーバーラップさせる、パターングループ組み合わせ工程と;を備えることを特徴としている。
このような方法により製造されるグレーマスク用パターンにおいては、夫々のパターングループに含まれる複数の直角四辺形のパターンの夫々が相互に同じ長さと幅を有していて、しかも複数のパターンは夫々の中心が前記中心を通る夫々の長さ方向中心線に対し直交する幅方向に相互に等間隔のピッチで配置されている。そして、所定の部位において求められる光透過率と配光特性になるように、夫々に含まれる複数のパターンの前記幅方向におけるピッチが同じであって夫々に含まれる複数のパターンの夫々の幅が異なる複数のパターングループが、夫々に含まれる複数のパターンの長さ方向の中心線を合致されて上記長さ方向に組み合わされるとともに、前記長さ方向に組み合わせる相互に隣接したパターングループの夫々が含む複数のパターンを前記長さ方向に相互に接触もしくはオーバーラップさせる。
従って、電子ビーム描画装置、特にベクタースキャン方式の電子ビーム描画装置、により、円形状や円弧状や曲線状のパターンの露光に使用されるグレーマスクの製造に要する位置データの数を少なくすることが出来る。即ち、円形状や円弧状や曲線状のパターンの露光に使用されるグレーマスクの製造に要する時間を大幅に短縮可能である。
次に、添付図面を参照しながらこの発明の一実施の形態に従ったグレーマスク用パターン製造方法及びその製造方法により製造されたグレーマスクを説明する。
図1の(A)乃至(I)中に例示されているように、相互に同じ長さと幅を有し夫々の中心がその中心を通る夫々の長さ方向(図中では矢印Xにより示す)の中心線CLが夫々の長さ方向中心線CLに対し直交する幅方向(図中では矢印Yにより示す)に相互に等間隔のピッチで配置された複数の直角四辺形のパターン10a,10b,10c,10d,10e,10f,10g,10h,又は10iを夫々が含んでいる複数のパターングループ(以下、単にグループという)10A,10B,10C,10D,10E,10F,10G,10H,そして10Iが準備される。
なお、複数の直角四辺形のパターン10a,10b,10c,10d,10e,10f,10g,10h,又は10iの夫々は、夫々の長さ方向(図中のX方向)及び夫々の長さ方向に対し直交する幅方向(図中のY方向)に直線状に配置された図示されない多数の光透過部又は光遮光部により構成されている。
実際には、これら複数のグループ10A,10B,10C,10D,10E,10F,10G,10H,そして10Iの夫々に含まれる複数の直角四辺形のパターン10a,10b,10c,10d,10e,10f,10g,10h,又は10iの夫々を構成する図示されない多数の光透過部又は光遮光部の位置情報が、図示されていない公知の電子ビーム描画装置の動作制御装置の記憶回路中に記憶されている。これら多数の光透過部又は光遮光部は相互に直角に交差する2次元の方向(図中のX方向とY方向)に直線状に配置されているので、複数のパターン10a,10b,10c,10d,10e,10f,10g,10h,又は10iの夫々を円形状や円弧形状や曲線状に配置されている多数の光透過部又は光遮光部により円形状や円弧形状や曲線状にする場合に比べ、複数の直角四辺形のパターン10a,10b,10c,10d,10e,10f,10g,10h,又は10iの夫々を構成する図示されない多数の光透過部又は光遮光部の位置情報のデータ量を少なくすることが出来る。
そして、これら複数のグループ10A,10B,10C,10D,10E,10F,10G,10H,そして10Iの夫々において、複数の直角四辺形のパターン10a,10b,10c,10d,10e,10f,10g,10h,又は10iの夫々における長さ方向(図中のX方向)と直交する幅方向(図中のY方向)における相互間の間隔(いわゆる、ピッチ),個々のパターン10a,10b,10c,10d,10e,10f,10g,10h,又は10iの長さ方向における長さ及び上記長さ方向と直交する幅方向における長さ(即ち、幅)は、以下のように設定されている。
複数のグループ10A,10B,10C,10D,10E,10F,10G,10H,そして10Iは、夫々に含まれている複数の直角四辺形のパターン10a,10b,10c,10d,10e,10f,10g,10h,又は10iの相互間の図中のY方向における上記ピッチにより3つの系統に分類されている。
第1の系統はグループ10A,10B,そして10Cを含み、第2の系統はグループ10D,10E,そして10Fを含み、さらに第3の系統はグループ10G,10H,そして10Iを含む。
即ち、第1の系統のグループ10A,10B,そして10Cの夫々に含まれている複数の直角四辺形のパターン10a,10b,そして10cの相互間の図中のY方向における上記ピッチは相互に等しいが、第2の系統のグループ10D,10E,そして10Fの夫々に含まれている複数の直角四辺形のパターン10d,10e,そして10fの相互間の図中のY方向における上記ピッチ及び第3の系統のグループ10G,10H,そして10Iの夫々に含まれている複数の直角四辺形のパターン10g,10h,そして10iの相互間の図中のY方向における上記ピッチとは異なる。第2の系統のグループ10D,10E,そして10Fの夫々に含まれている複数の直角四辺形のパターン10d,10e,そして10fの相互間の図中のY方向における上記ピッチは相互に等しいが、第1の系統のグループ10A,10B,そして10Cの夫々に含まれている複数の直角四辺形のパターン10a,10b,そして10cの相互間の図中のY方向における上記ピッチ及び第3の系統のグループ10G,10H,そして10Iの夫々に含まれている複数の直角四辺形のパターン10g,10h,そして10iの相互間の図中のY方向における上記ピッチとは異なる。また、第3の系統のグループ10G,10H,そして10Iの夫々に含まれている複数の直角四辺形のパターン10g,10h,そして10iの相互間の図中のY方向における上記ピッチは相互に等しいが、第1の系統のグループ10A,10B,そして10Cの夫々に含まれている複数の直角四辺形のパターン10a,10b,そして10cの相互間の図中のY方向における上記ピッチ及び第2の系統のグループ10D,10E,そして10Fの夫々に含まれている複数の直角四辺形のパターン10d,10e,そして10fの相互間の図中のY方向における上記ピッチとは異なる。
第1の系統に含まれるグループ10A,10B,そして10Cの個々の直角四辺形のパターン10a,10b,そして10cは、夫々の長さ方向(図中のX方向)の長さが相互に同じであるが、夫々の幅(図中のY方向の長さ)が相互に異なる。
第2の系統に含まれるグループ10D,10E,そして10Fの個々の直角四辺形のパターン10d,10e,そして10fも、夫々の長さ方向(図中のX方向)の長さが相互に同じであるが、夫々の幅(図中のY方向の長さ)が相互に異なる。
さらに、第3の系統に含まれるグループ10G,10H,そして10Iの個々の直角四辺形のパターン10g,10h,そして10iも、夫々の長さ方向(図中のX方向)の長さが相互に同じであるが、夫々の幅(図中のY方向の長さ)が相互に異なる。
また、第1の系統に含まれるグループ10A,10B,そして10Cの個々の直角四辺形のパターン10a,10b,そして10cの夫々の長さ方向(図中のX方向)の長さ,第2の系統に含まれるグループ10D,10E,そして10Fの個々の直角四辺形のパターン10d,10e,そして10fの夫々の長さ方向(図中のX方向)の長さ,そして第3の系統に含まれるグループ10G,10H,そして10Iの個々の直角四辺形のパターン10g,10h,そして10iの夫々の長さ方向(図中のX方向)の長さは、相互に同じである。
そして、図2の(A)乃至(C)や図3の(A)乃至(C)中に例示されているように、所定の部位(即ち、隣接したパターンに挟まれる部位、若しくはパターン自身)において求められる光透過率と配光特性になるように、複数のグループ10A,10B,10C,10D,10E,10F,10G,10H,そして10Iを、夫々に含まれている複数の直角四辺形のパターン10a,10b,10c,10d,10e,10f,10g,10h,又は10iの夫々の長さ方向(図中のX方向)と幅方向(図中のY方向)の少なくとも一方に組み合わせる。
この時、複数のグループ10A,10B,10C,10D,10E,10F,10G,10H,そして10Iを、夫々に含まれている複数の直角四辺形のパターン10a,10b,10c,10d,10e,10f,10g,10h,又は10iの夫々の長さ方向(図中のX方向)に組み合わせる場合には、夫々に含まれる複数のパターン10a,10b,10c,10d,10e,10f,10g,10h,又は10iの上記直交する方向(図中のY方向)における間隔(即ち、ピッチ)が同じであって夫々に含まれる複数のパターン10a,10b,10c,10d,10e,10f,10g,10h,又は10iの夫々の幅が異なる複数のグループ(即ち、前述した第1の系統のグループ10A,10B,10C、又は第2の系統のグループ10D,10E,10F、又は第3の系統のグループ10G,10H,10I)が、夫々に含まれる複数のパターン10a,10b,10c,10d,10e,10f,10g,10h,又は10iの長さ方向の中心線CLを合致されて上記長さ方向に組み合わされるとともに、上記長さ方向に組み合わされた複数のグループにおいて上記長さ方向に隙間が生じないよう複数のパターンが接するか、又は上記長さ方向の端部が重複(オーバーラップ)される。
このことは、上記長さ方向に組み合わされた複数のグループ(即ち、前述した第1の系統のグループ10A,10B,10C、又は第2の系統のグループ10D,10E,10F、又は第3の系統のグループ10G,10H,10I)において上記長さ方向に相互に接して配置された複数のパターン10a,10b,10cの夫々の中心は共通の長さ方向(図中のX方向)中心線CLの上に並ぶことを意味している。
図2の(A)では、前述した第1の系統の3つのグループ10A,10B,そして10Cが、夫々に含まれる複数の直角四辺形のパターン10a,10b,そして10cが上述した長さ方向中心線CLを合致されて上記長さ方向(図中のX方向)に組み合わされている。上記長さ方向に組み合わされた複数のパターン10A,10B,そして10Cにおいて個々の共通の長さ方向中心線CL上に長さ方向中心線CLに沿い並べられている個々の直角四辺形のパターン10a,10b,そして10cが上記長さ方向(図中のX方向)に沿い周期的に順次幅を広げ、また周期的に順次幅を狭めている。即ち、1つの共通の長さ方向中心線CLにこの長さ方向中心線CLに沿い並べられている個々の直角四辺形のパターン10a,10b,そして10cと、上記1つの共通の長さ方向中心線CLの隣の1つの共通の長さ方向中心線CLにこの長さ方向中心線CLに沿い並べられている個々の直角四辺形のパターン10a,10b,そして10cと、の間の上記幅方向(図中のY方向)の距離Y1,Y2,そしてY3は上記共通の長さ方向中心線CLに沿い周期的に増減する。即ち、幅方向に隣接するパターン間の間隔は周期的に変化(増減)している。このことは、上記長さ方向(図中のX方向)に沿い、光透過率又は遮光率を周期的に変化させることが出来ることを意味する。
図2の(B)では、前述した第2の系統の3つのグループ10D,10E,そして10Fが、夫々に含まれる複数の直角四辺形のパターン10d,10e,そして10fが上述した長さ方向中心線CLを合致されて上記長さ方向(図中のX方向)に組み合わされている。上記長さ方向に組み合わされた複数のグループ10D,10E,そして10Fにおいて個々の共通の長さ方向中心線CL上に長さ方向中心線CLに沿い並べられている個々の直角四辺形のパターン10d,10e,そして10fが上記長さ方向に沿い周期的に順次幅を広げ、また周期的に順次幅を狭めている。即ち、1つの共通の長さ方向中心線CLにこの長さ方向中心線CLに沿い並べられている個々の直角四辺形のパターン10d,10e,そして10fと、上記1つの共通の長さ方向中心線CLの隣の1つの共通の長さ方向中心線CLにこの長さ方向中心線CLに沿い並べられている個々の直角四辺形のパターン10d,10e,そして10fと、の間の上記幅方向(図中のY方向)の距離Y4,Y5,そしてY6は上記共通の長さ方向中心線CLに沿い周期的に増減する。即ち、幅方向に隣接するパターン間の間隔は周期的に変化(増減)している。このことも、上記長さ方向(図中のX方向)に沿い、上記幅方向(図中のY方向)に隣接するパターン間の光透過率又はパターンを遮光部としたときのパターンの遮光率を周期的に変化させることが出来ることを意味する。
さらに図2の(C)では、前述した第3の系統の3つのグループ10G,10H,そして10Iが、夫々に含まれる複数の直角四辺形のパターン10g,10h,そして10iが上述した長さ方向中心線CLを合致されて上記長さ方向(図中のX方向)に組み合わされている。上記長さ方向(図中のX方向)に組み合わされた複数のパターン10G,10H,そして10Iにおいて共通の長さ方向中心線CL上に長さ方向中心線CLに沿い並べられている個々の直角四辺形のパターン10g,10h,そして10iが上記長さ方向に沿い周期的に順次幅を広げ、また周期的に順次幅を狭めている。即ち、1つの共通の長さ方向中心線CLにこの長さ方向中心線CLに沿い並べられている個々の直角四辺形のパターン10g,10h,そして10iと、上記1つの共通の長さ方向中心線CLの隣の1つの共通の長さ方向中心線CLにこの長さ方向中心線CLに沿い並べられている個々の直角四辺形のパターン10g,10h,そして10iと、の間の上記幅方向(図中のY方向)の距離Y7,Y8,そしてY9は上記共通の長さ方向中心線CLに沿い周期的に増減する。即ち、幅方向に隣接するパターン間の間隔は周期的に変化(増減)している。このことも、上記長さ方向(図中のX方向)に沿い、Y方向に隣接するパターン間の光透過率又はパターンを遮光部としたときのパターンの遮光率を周期的に変化させることが出来ることを意味する。
図2の(A)に図示されている第1の系統の3つのグループ10A,10B,そして10Cの複数の直角四辺形のパターン10a,10b,そして10cが構成する第1の組み合わせを構成する図示されない多数の光透過部又は光遮光部の位置情報、図2の(B)に図示されている第2の系統の3つのグループの10D,10E,そして10Fの複数の直角四辺形のパターン10d,10e,そして10fが構成する第2の組み合わせを構成する図示されない多数の光透過部又は光遮光部の位置情報、そして図2の(C)に図示されている第3の系統の3つのグループ10G,10H,そして10Iの複数の直角四辺形のパターン10g,10h,そして10iが構成する第3の組み合わせを構成する図示されない多数の光透過部又は光遮光部の位置情報のいずれかを用いて、図示されていない公知の電子ビーム描画装置によりパターン露光を行なう。即ち、図示しないガラス等の透明基板上に形成された放射線感応層に放射線、例えば図示しない感光体層に所定の波長の光、にて上述したパターンを照射させる。その後、上記感光体層を現像すると、図2の(A)に図示されている第1の系統の3つのグループ10A,10B,そして10Cの複数の直角四辺形のパターン10a,10b,そして10cが構成する第1の組み合わせ、又は図2の(B)に図示されている第2の系統の3つのグループの10D,10E,そして10Fの複数の直角四辺形のパターン10d,10e,そして10fが構成する第2の組み合わせ、又は図2の(C)に図示されている第3の系統の3つのグループ10G,10H,そして10Iの複数の直角四辺形のパターン10g,10h,そして10iが構成する第3の組み合わせに対応した組み合わせパターンに硬化された感光体層が残る。このようにして残された組み合わせパターンの硬化された感光体層を伴った透明基板を、グレーマスクとして使用することが出来る。
又は、透明基板,金属層,感光体層の順に積層されている積層体からも、上述した組み合わせパターンが写し取られた金属層を伴った透明基板を作成し、このような金属層を伴った透明基板をグレーマスクとして使用することが出来る。この場合には、上記積層体の感光体層に上述した如く図示されていない公知の電子ビーム描画装置により上記第1乃至第3の組み合わせパターンのいずれかで所定の波長の光を照射させた後に上記感光体層を現像し、次に、現像後に残された感光体層を耐エッチング層として上記金属層をエッチングすることにより上記金属層に上記第1乃至第3の組み合わせパターンを写し取り、最後に、現像後に残された感光体層を除去することにより上述した組み合わせパターンが写し取られた金属層を伴った透明基板を作成することが出来る。
なお、上述した説明では、光が照射された部位が硬化するネガ型の感光体層について説明したが、感光体層はネガ型に限定されるものではなく、ポジ型の感光体層を用いても構わない。ポジ型の感光体層を用いる場合には、感光体層に照射するパターンは図2に示す透過部パターンと遮光部パターンとを逆にしたパターンを露光する。
また、現像後に残存した感光体層を硬化させる為に、バーニング(加熱)等の硬化処理を行なうことも出来る。
上述したグレーマスクを介して、図示されていない被対象物にパターン露光を行なう。被対象物は、シリコン基板上や透明基板上に形成した例えば感光体層の如き放射線感応層である。グレーマスクを介した感光体層へのパターン露光後、現像を行なうことにより感光体層を所望するパターン形状にする。
なお、所望するパターン形状の大きさよりグレーマスク上のパターンの大きさを例えば5倍と大きく作成し、グレーマスクを介してのパターン露光時に所望するパターン形状の大きさにするために、グレーマスクのパターンを例えば5分の1に縮小露光しても良い。
被対象物(感光体層)へのパターン露光時、グレーマスクに照射される露光光の回折作用、若しくは、感光体層の解像度の関係でグレーマスクのパターンは感光体層に正確に写し取られることはなく、上記組み合わせパターン中の角部は丸められた形状として感光体層に写し取られる。
以下に、感光体層への写し取りを、感光体層がネガ型の場合を例にして説明する。
図2の(A),(B),そして(C)中に図示されている前述した第1の組み合わせパターン,第2の組み合わせパターン,そして第3の組み合わせパターンのいずれかに対応して図示しない感光体層にパターン露光を行なう。
そのとき、前述したようにマスク上でY方向(幅方向)に隣接するパターン同士の間隔は周期的幅を広げ、また周期的に幅を狭めるというように変化している。そのため、感光体層へのパターン露光時、マスク上においてY方向のパターン間隔が広い部分(例えば、図2の(A)ではY1の部分)では光が多く透過することになり、パターン間隔の広い部分に対応した感光体層の部分(例えば、図3の(A)のY´1の部分)では露光量が多くなる為に硬化が進む。Y方向に隣接するパターン同士の間隔がX方向(長さ方向)に向かい順次狭くなると(例えば、図2の(A)のY2,Y3の部分)、間隔が狭くなった分だけ光の透過量が減る。パターン間隔が順次狭くなっていき、光の透過量が減っていくと対応する感光体層の部位(例えば、図3の(A)のY´2,Y´3の部分)への露光量も順次減っていくため感光体層の硬化は順次減っていく。
感光体層への露光量が多い部分では感光体層の厚み方向への硬化が進むため、現像後に残存する感光体層の膜厚は大きくなる。逆に、感光体層への露光量が少ない部分では感光体層の厚み方向への硬化が進まないため、現像後に残存する感光体層の膜厚は小さくなる。
そのために、図2の(A),(B),そして(C)中に図示されている前述した第1の組み合わせパターン,第2の組み合わせパターン,そして第3の組み合わせパターンのいずれかに対応して図示しない例えば感光体層の如き放射線感応層に前述したピッチ毎の長さ方向に沿い形成される細長い形状は、図3の(A),(B),そして(C)中に図示されている如く個々の長さ方向中心線CLに沿い周期的に順次幅を広げ、かつ膜厚を大きくし、また周期的に順次幅を狭め、かつ膜厚を小さくした、第1の形状F1,第2の形状F2,そして第3の形状F3となる。
ここにおいて、グレーマスクに形成されている図2の(A)中に図示されている第1の組み合わせパターンに対応して図示しない例えば感光体層の如き放射線感応層に写し取られた図3の(A)中に図示されている細長い第1の形状F1と、グレーマスクに形成されている図2の(B)中に図示されている第2の組み合わせパターンに対応して図示しない例えば感光体層の如き放射線感応層に写し取られる図3の(B)中に図示されている細長い第2の形状F2と、そしてグレーマスクに形成されている図2の(C)中に図示されている第3の組み合わせパターンに対応して図示しない例えば感光体層の如き放射線感応層に写し取られる図3の(C)中に図示されている細長い第3の形状F3と、は、夫々の長さ方向に沿い周期的に順次幅を広げ、また周期的に順次幅を狭める周期が相互に異なっているとともにいわゆる振幅に相当する幅も相互に異なっている。
そして、図3の(A)中に図示されている細長い第1の形状F1,図3の(B)中に図示されている細長い第2の形状F2,或いは図3の(C)中に図示されている細長い第3の形状F3が写し取られた図示しない例えば感光体層の如き放射線感応層を現像すると、白い部分が山になり黒い部分が谷として残存する。図3の(D)には、図3の(A)中に図示されている細長い第1の形状F1が写し取られた図示しない例えば感光体層の如き放射線感応層を現像した場合における図3の(A)中のD−D線に沿った断面が概略的に示されている。そして図2の(A)中に図示されている細長い第1の形状F1のY方向のピッチを狭めれば、図3の(D)中に示されている夫々の山及び谷は前述した幅方向(図中のY方向)に連続して延出させることが可能である。また図2の(A)中に図示されている第1の組み合わせパターンのX方向,Y方向におけるピッチ及びX方向,Y方向に組み合わされるパターンの幅,長さを適宜設定することにより、図3の(E)中に示されている如くY方向に連続しX方向には相互に離間した複数の筋状の第4の形状F4のようにすることも出来る。なお、図3(F)は、図3(E)のF−F線における断面図を示し、第4の形状F4は断面が山状となっている。
上述した説明では、感光体層をネガ型として説明したが、感光体層はポジ型であることも出来る。感光体層がポジ型である場合には、図2の(A)乃至(C)中に例示されているグレーマスクとは光透過部と遮光部とを逆にしたマスクとなる。
この発明の概念に従えば、第1の系統に含まれるグループ10A,10B,そして10Cの個々の直角四辺形のパターン10a,10b,そして10cは、所定の部位において求められる光透過率と配光特性になるように、図2の(A)中に図示されている以外に夫々の長さ方向(図中のX方向)に沿って種々の組み合わせにすることが出来るし、第2の系統に含まれるグループ10D,10E,そして10Fの個々の直角四辺形のパターン10d,10e,そして10fも、図2の(B)中に図示されている以外に夫々の長さ方向(図中のX方向)に沿って種々の組み合わせにすることが出来るし、さらに、第3の系統に含まれるグループ10G,10H,そして10Iの個々の直角四辺形のパターン10g,10h,そして10iも、図2の(C)中に図示されている組み合わせ以外に夫々の長さ方向(図中のX方向)に沿って種々の組み合わせにすることが出来る。
図4の(A),(B),そして(C)は、第1の系統に含まれるグループ10A,10B,そして10Cの個々の直角四辺形のパターン10a,10b,そして10cの、図2の(A)中に図示されている組み合わせ以外の夫々の長さ方向(図中のX方向)に沿った組み合わせの種々の変形例を例示している。
図4の(A)中に示されている上述した第1の系統の3つのグループ10A,10B,そして10Cの複数の直角四辺形のパターン10a,10b,そして10cの長さ方向(図中のX方向)の中心線CLを合致された上記長さ方向における組み合わせの第1の変形例と、図4の(B)中に示されている上述した第1の系統の3つのグループ10A,10B,そして10Cの複数の直角四辺形のパターン10a,10b,そして10cの長さ方向(図中のX方向)の中心線CLを合致された上記長さ方向における組み合わせの第2の変形例と、そして図4の(C)中に示されている上述した第1の系統の3つのグループ10A,10B,そして10Cの複数の直角四辺形のパターン10a,10b,そして10cの長さ方向(図中のX方向)の中心線CLを合致された上記長さ方向における組み合わせの第3の変形例と、は、上記長さ方向に組み合わされた複数のグループ10A,10B,そして10Cにおいて共通の長さ方向中心線CL上に長さ方向中心線CLに沿い並べられている個々の直角四辺形のパターン10a,10b,そして10cが上記長さ方向に沿い周期的に順次幅を広げ、また周期的に順次幅を狭める周期が相互に異なっている。
図5の(A),(B),そして(C)は、図4の(A),(B),そして(C)中に図示されている上述した第1の系統の3つのグループ10A,10B,そして10Cの複数の直角四辺形のパターン10a,10b,そして10cの長さ方向(図中のX方向)の中心線CLを合致された上記長さ方向における組み合わせパターンの第1,第2,そして第3の変形例のいずれかに対応して図示しない例えば感光体層の如き放射線感応層に前述したピッチ毎の長さ方向に沿い形成される細長い第4の形状F4,第5の形状F5,そして第6の形状F6を概略的に示している。第4の形状F4,第5の形状F5,そして第6の形状F6は、図5の(A),(B),そして(C)中に図示されている如く個々の長さ方向中心線CLに沿い相互に同じ周期で順次幅を広げ、また順次幅を狭めていて、さらに相互に同じ振幅を有しているが、1つの周期の間における波形が相互に異なっている。
そして、図5の(A)中に図示されている細長い第4の形状F4,図5の(B)中に図示されている細長い第5の形状F5,或いは図5の(C)中に図示されている細長い第6の形状F6が写し取られた図示しない例えば感光体層の如き放射線感応層を現像して白い部分が山に黒い部分が谷になった時に、巨視的に見ると、夫々の山及び谷は前述した幅方向(図中のY方向)に連続して延出しているが、それらの断面の傾斜、即ち夫々の山や谷の側面の傾斜、や夫々の山の頂や谷の底の形状が相互に異なっている。
前述したことから明らかなように、この発明の概念に従って作成されたグレーマスク用の組み合わせパターンを構成する図示されない多数の光透過部又は光遮光部の位置情報のいずれかを用いて、図示されていない公知の電子ビーム描画装置に、図示しないガラス等の透明基板上に形成された放射線感応層に放射線、例えば図示しない感光体層に所定の波長の光、を照射させ、現像し、上記組み合わせパターンに硬化された感光体層を残すことにより、上記組み合わせパターンの硬化された感光体層を伴った透明基板をグレーマスクとすることが出来る。
又は、透明基板,金属層,感光体層の順に積層されている積層体からも、上述した組み合わせパターンが写し取られた金属層を伴った透明基板を作成し、このような金属層を伴った透明基板をグレーマスクとして使用することが出来る。この場合には、この発明の概念に従って作成された組み合わせパターンを構成する図示されない多数の光透過部又は光遮光部の位置情報のいずれかを用いて、図示されていない公知の電子ビーム描画装置により、上記感光体層に所定の波長の光を照射させた後に上記感光体層を現像し、次に、現像後に残された感光体層を耐エッチング層として上記金属層をエッチングすることにより上記金属層に上記組み合わせパターンを写し取り、最後に、現像後に残された感光体層を除去することにより上記組み合わせパターンが写し取られた金属層を伴った透明基板をグレーマスクとすることが出来る。なお現像後に残存した感光体層を硬化させる為に、バーニング(加熱)等の硬化処理を行なうことも出来る。
夫々の長さや幅が相互に異なる複数の直角四辺形のパターンを夫々の長さ方向に夫々の端を接するよう又は重複させるよう種々に組み合わせてグレーマスクに作成された組み合わせパターンは、組み合わせパターンの階段状の辺が巨視的に見て長さ方向(例えばX方向)の中心線CLを中心軸とし幅方向(例えばY方向)に対称となった滑らかな湾曲線で構成された波形状を構成している。そして、相互に隣り合う2つの長さ方向中心線CL上の巨視的な波形状の辺の相互間の間隔が変化することにより光透過率或いは遮光率を変化させることが出来る。
そして、このような組み合わせパターンを伴ったグレーマスクを介して図示されていない例えば感光体層の如き放射線感応層の表面にパターン露光を行うことにより上記表面にグレーマスクの上述した組み合わせパターンを写し取った場合には、パターン露光の為にグレーマスクに照射された例えば光の如き放射線は、回折作用もしくは感光体層の解像度の関係でグレーマスクの上記組み合わせパターンを上述した図示されていない例えば感光体層の如き放射線感応層に正確に写し取ることは出来ず、上記組み合わせパターンの辺の階段状の辺の角は丸められた形状として上述した図示されていない例えば感光体層の如き放射線感応層に写し取られる。その後、上述した図示されていない例えば感光体層の如き放射線感応層を現像した後に残された例えば感光体層の如き放射線感応層は、上記長さ方向(例えばX方向)の波形状に対応して上記長さ方向に沿った横断面が巨視的に見て滑らかな湾曲線で構成された波形状となり、さらに上記波形状は上記長さ方向と直交する幅方向(例えばY方向)に連続している。このことは、上述した如く現像した後に残された例えば感光体層の如き放射線感応層は、全体として波板の表面のような形状になることを意味している。
このようにして作成されたグレーマスクを介して、図示しない例えば感光体層の如き放射線感応層に例えば所定の周波数の光の如き放射線を照射することにより、図示しない例えば感光体層の如き放射線感応層に上記グレーマスク中の組み合わせパターンに対応して形成されたパターンは、例えば光学レンズを含む光学素子や、半導体電子回路や、導光板や、マイクロマシン用部品やDNAチップ等の種々の公知の部材の作成において利用することが出来る。
図1の(A),(B),(C),(D),(E),(F),(G),(H),そして(I)は、相互に同じ長さと幅を有し、夫々の中心が前記中心を通る夫々の長さ方向中心線に対し直交する幅方向に相互に等間隔のピッチで配置された複数の直角四辺形のパターンを含む複数のパターングループの一実施の形態を示す平面図である。 図2の(A)は、図1の(A),(B),そして(C)中に示されている夫々の複数の直角四辺形のパターンのピッチが相互に同じで夫々の複数の直角四辺形のパターンの幅のみが異なる第1の系統の3つのパターングループが、夫々に含まれる複数の直角四辺形のパターンの長さ方向の中心線を合致されて上記長さ方向に夫々のパターンの端部を相互に接触させて組み合わされることにより構成された、グレーマスク用の第1の組み合わせパターンの概略的な平面図であり; 図2の(B)は、図1の(D),(E),そして(F)中に示されている夫々の複数の直角四辺形のパターンのピッチが相互に同じで夫々の複数の直角四辺形のパターンの幅のみが異なる第2の系統の3つのパターングループが、夫々に含まれる複数の直角四辺形のパターンの長さ方向の中心線を合致されて上記長さ方向に夫々のパターンの端部を相互に接触させて組み合わされることにより構成された、グレーマスク用の第2の組み合わせパターンの概略的な平面図であり;そして、 図2の(C)は、図1の(G),(H),そして(I)中に示されている夫々の複数の直角四辺形のパターンのピッチが相互に同じで夫々の複数の直角四辺形のパターンの幅のみが異なる第3の系統の3つのパターングループが、夫々に含まれる複数の直角四辺形のパターンの長さ方向の中心線を合致されて上記長さ方向に夫々のパターンの端部を相互に接触させて組み合わされることにより構成された、グレーマスク用の第3の組み合わせパターンの概略的な平面図である。 図3の(A),(B),そして(C)は、図2の(A),(B),そして(C)中に図示されている第1,第2,そして第3の組み合わせパターンが形成された第1のグレーマスク,第2のグレーマスク,そして第3のグレーマスクを介して所定の波長の例えば光の如き放射線を照射されて図示しない例えば感光体層の如き放射線感応層に形成された細長い第1の形状,第2の形状,そして第3の形状を概略的に示す平面図であり、 図3の(D)は、図3の(A)の図示しない例えば感光体層の如き放射線感応層を現像した後に得られる上記感光体層の如き放射線感応層の図3の(A)のD−D線に沿った概略的な横断面図であり、 図3の(E)は、例えば図2の(A)中に示されている第1の組み合わせパターンの幅と長さ方向における組み合わせとを適宜選択することによりY方向に連続しX方向には相互に分離した複数の筋状の形状として例えば感光体層の如き放射線感応層に形成された第4の形状を概略的に示す平面図であり、そして、 図3の(F)は、図3の(E)のF―F線に沿った概略的な横断面図である。 図4の(A)は、図1の(A),(B),そして(C)中に示されている夫々の複数の直角四辺形のパターンのピッチが相互に同じで夫々の複数の直角四辺形のパターンの幅のみが異なる第1の系統の3つのパターングループが、夫々に含まれる複数の直角四辺形のパターンの長さ方向の中心線を合致されて上記長さ方向に夫々のパターンの端部を相互に接触させて、図2の(A)の場合とは異なって組み合わされることにより構成された、グレーマスク用の組み合わせパターンの第1の変形例の概略的な平面図であり;図4の(B)は、図1の(A),(B),そして(C)中に示されている夫々の複数の直角四辺形のパターンのピッチが相互に同じで夫々の複数の直角四辺形のパターンの幅のみが異なる第1の系統の3つのパターングループが、夫々に含まれる複数の直角四辺形のパターンの長さ方向の中心線を合致されて上記長さ方向に夫々のパターンの端部を相互に接触させて、図2の(A)の場合とは異なって組み合わされることにより構成された、グレーマスク用の組み合わせパターンの第2の変形例の概略的な平面図であり;そして、 図4の(C)は、図1の(A),(B),そして(C)中に示されている夫々の複数の複数の直角四辺形のパターンのピッチが相互に同じで夫々の複数の直角四辺形のパターンの幅のみが異なる第1の系統の3つのパターングループが、夫々に含まれる複数の直角四辺形のパターンの長さ方向の中心線を合致されて上記長さ方向に夫々のパターンの端部を相互に接触させて、図2の(A)の場合とは異なって組み合わされることにより構成された、グレーマスク用の組み合わせパターンの第3の変形例の概略的な平面図である。 図5の(A),(B),そして(C)は、図4の(A),(B),そして(C)中に図示されている第1の組み合わせパターンの第1,第2,そして第3の変形例が形成された第4のグレーマスク,第5のグレーマスク,そして第6のグレーマスクを介して所定の波長の例えば光の如き放射線を照射されて図示しない例えば感光体層の如き放射線感応層に形成された細長い第4の形状,第5の形状,そして第6の形状を概略的に示す平面図である。
符号の説明
CL…中心線、10A,10B,10C,10D,10E,10F,10G,10H,10I…パターングループ、10a,10b,10c,10d,10e,10f,10g,10h,10i…パターン、Y1,Y2,Y3…距離、F1…第1の形状、F2…第2の形状、F3…第3の形状、F4…第4の形状、F5…第5の形状、F6…第6の形状

Claims (4)

  1. 相互に同じ長さと幅を有し夫々の中心が前記中心を通る夫々の長さ方向中心線に対し直交する幅方向に相互に等間隔のピッチで配置された複数の直角四辺形のパターンを含んでいて、夫々のパターンの長さ及び幅そして上記ピッチの少なくとも一つを変えた複数のパターングループの中から選択された、夫々に含まれる複数のパターンの前記幅方向におけるピッチが同じであって夫々に含まれる複数のパターンの夫々の幅が異なる複数のパターングループが、所定の部位において求められる光透過率と配光特性になるように、夫々に含まれる複数のパターンの長さ方向の中心線を合致されて上記長さ方向に組み合わされるとともに、前記長さ方向に組み合わせる相互に隣接したパターングループの夫々が含む複数のパターンが前記長さ方向に相互に接触もしくはオーバーラップされている、ことを特徴とするグレーマスク。
  2. 前記長さ方向に組み合わされた複数のパターングループにおいては、前記長さ方向に相互に接した複数のパターンの幅が前記長さ方向に沿い周期的に変化するのに応じ、幅方向に隣接するパターン間の間隔が周期的に変化している、ことを特徴とする請求項1に記載のグレーマスク。
  3. 相互に同じ長さと幅を有し、夫々の中心が前記中心を通る夫々の長さ方向中心線に対し直交する幅方向に相互に等間隔のピッチで配置された複数の直角四辺形のパターンを含むパターングループを、夫々のパターンの長さ及び幅そして上記ピッチの少なくとも一つを変えて複数準備するパターングループ準備工程と;そして、
    所定の部位において求められる光透過率と配光特性になるように、夫々に含まれる複数のパターンの前記幅方向におけるピッチが同じであって夫々に含まれる複数のパターンの夫々の幅が異なる複数のパターングループが、夫々に含まれる複数のパターンの長さ方向の中心線を合致されて上記長さ方向に組み合わされるとともに、前記長さ方向に組み合わせる相互に隣接したパターングループの夫々が含む複数のパターンを前記長さ方向に相互に接触もしくはオーバーラップさせる、パターングループ組み合わせ工程と;
    を備えることを特徴とするグレーマスク用パターン製造方法。
  4. 上記パターングループ組み合わせ工程では、前記長さ方向に組み合わされた複数のパターングループにおいて前記長さ方向に相互に接した複数のパターンの幅が前記長さ方向に沿い周期的に変化するのに応じ、幅方向に隣接するパターン間の間隔が周期的に変化している、ことを特徴とする請求項3に記載のグレーマスク用パターン製造方法。
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