JP2008240544A - 燃料噴射制御装置及び燃料噴射装置 - Google Patents

燃料噴射制御装置及び燃料噴射装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008240544A
JP2008240544A JP2007078367A JP2007078367A JP2008240544A JP 2008240544 A JP2008240544 A JP 2008240544A JP 2007078367 A JP2007078367 A JP 2007078367A JP 2007078367 A JP2007078367 A JP 2007078367A JP 2008240544 A JP2008240544 A JP 2008240544A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
injection
fuel injection
time
control device
drive pulse
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007078367A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4782718B2 (ja
Inventor
Yoshiharu Nonoyama
由晴 野々山
Fumiaki Arikawa
文明 有川
Yasuhiro Fukagawa
康弘 深川
Shuichi Matsumoto
修一 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Soken Inc
Original Assignee
Denso Corp
Nippon Soken Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp, Nippon Soken Inc filed Critical Denso Corp
Priority to JP2007078367A priority Critical patent/JP4782718B2/ja
Priority to DE200810000587 priority patent/DE102008000587B4/de
Publication of JP2008240544A publication Critical patent/JP2008240544A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4782718B2 publication Critical patent/JP4782718B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/20Output circuits, e.g. for controlling currents in command coils
    • F02D41/2096Output circuits, e.g. for controlling currents in command coils for controlling piezoelectric injectors
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/20Output circuits, e.g. for controlling currents in command coils
    • F02D2041/202Output circuits, e.g. for controlling currents in command coils characterised by the control of the circuit
    • F02D2041/2055Output circuits, e.g. for controlling currents in command coils characterised by the control of the circuit with means for determining actual opening or closing time
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/24Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents characterised by the use of digital means
    • F02D41/2406Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents characterised by the use of digital means using essentially read only memories
    • F02D41/2425Particular ways of programming the data
    • F02D41/2429Methods of calibrating or learning
    • F02D41/2451Methods of calibrating or learning characterised by what is learned or calibrated
    • F02D41/2464Characteristics of actuators
    • F02D41/2467Characteristics of actuators for injectors

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

【課題】インジェクタ経時変化と外部経時変化とを個別に補正対応することを容易に実現できる燃料噴射制御装置及び燃料噴射装置を提供する。
【解決手段】要求噴射量に基づいて指令信号を設定し出力する出力手段と、弁部材が閉弁作動して噴射が実際に終了した終了時期を検出する終了時期検出手段と、終了時期検出手段により検出された終了時期に応じて、要求噴射量に基づき設定される指令信号について補正を実施する補正手段と、を備える。そのため、ピエゾ素子の制御内容を外部経時変化とは無関係に補正できるので、インジェクタ経時変化と外部経時変化とを個別に補正対応することを容易に実現できる。
【選択図】 図11

Description

本発明は、インジェクタによる燃料の噴射を制御する燃料噴射制御装置及び燃料噴射装置に関する。
従来の一般的なインジェクタは、燃料を噴射する噴射孔が形成された弁ボディ、弁ボディに収容されて噴射孔を開閉する弁部材、及び弁部材を開閉作動させるアクチュエータを備えて構成されている。そして、所望の燃料噴射量が得られるようにアクチュエータの作動を制御することが特許文献1等にて開示されており、例えば、アクチュエータの開閉作動を指令する駆動パルス信号を出力し、この信号のパルス幅を制御することにより弁部材の開弁時間を制御し、ひいては燃料噴射量を制御することが挙げられる。
ここで、噴射孔の磨耗や目詰まり等によるインジェクタの経時変化が生じると、インジェクタの噴射特性(パルス幅Tqと噴射量Qとの関係)は変化する。そこで、特許文献1記載の制御装置では、実際の噴射量と目標噴射量との偏差に基づき駆動パルス信号のパルス幅をフィードバック補正している。この時、実際の噴射量と目標噴射量との偏差は、実際のエンジン回転速度と目標エンジン回転速度との偏差から推定している。
特開2003−254139号公報
しかしながら、実際のエンジン回転速度は、インジェクタの経時変化以外の経時変化(以下、外部経時変化と呼ぶ)にも起因して変化する。外部経時変化の具体例としては、吸気量を制御するスロットルバルブや排気ポートにデポジットが付着することが挙げられる。なお、デポジットとは、残留した未燃燃料が燃焼以外の化学反応を起したり、燃料中の不純物が析出することにより生じる堆積物のことである。
したがって、上述した補正の方法では、実際のエンジン回転速度と目標エンジン回転速度との偏差から駆動パルス信号のパルス幅をフィードバック補正しているので、インジェクタの経時変化のみならず外部経時変化をも含めて補正が行われていることとなる。そのため、インジェクタ経時変化と外部経時変化とを個別に補正対応することが困難となり、正確な補正が困難となる場合がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、インジェクタ経時変化と外部経時変化とを個別に補正対応することを容易に実現できる燃料噴射制御装置及び燃料噴射装置を提供することである。
以下、上記課題を解決するための手段、及びその作用効果について記載する。
請求項1記載の発明では、燃料を噴射する噴射孔が形成された弁ボディ、弁ボディに収容されて噴射孔を開閉する弁部材、及び弁部材を開閉作動させるアクチュエータを有するインジェクタを制御対象とし、アクチュエータの作動を制御することにより燃料の噴射を制御する燃料噴射制御装置において、要求噴射量に基づいて指令信号を設定し出力する出力手段と、弁部材が閉弁作動して噴射が実際に終了した終了時期を検出する終了時期検出手段と、終了時期検出手段により検出された終了時期に応じて、要求噴射量に基づき設定される指令信号について補正を実施する補正手段と、を備えることを特徴とする。
ここで、インジェクタが経時変化して噴射特性が変化すると、実噴射終了時期が変化することに起因して実噴射量が変化していることを本発明の発明者らは見出した。本発明はこの点に着目してなされたものであり、上記構成によれば、噴射が実際に終了した終了時期を終了時期検出手段により検出し、その検出結果に応じてアクチュエータの開閉作動を指令する指令信号を補正する。そのため、アクチュエータの開閉作動内容を外部経時変化とは無関係に補正できるので、インジェクタ経時変化と外部経時変化とを個別に補正対応することを容易に実現できる。
なお、指令信号の具体例として、アクチュエータの開閉作動量及び開閉時間の少なくとも一方を指令する信号が挙げられる。
請求項2記載の発明では、指令信号は駆動パルス信号であり、補正手段は、駆動パルス信号により閉弁作動を指令する時期を変えるよう、駆動パルス信号を補正することを特徴とする。
請求項3記載の発明では、出力手段は、要求噴射量と予想噴射終了時期との関係を示す噴射指令特性を用いて指令信号を設定し、補正手段は、終了時期検出手段により検出された終了時期に基づき噴射指令特性を学習させることにより指令信号を補正することを特徴とする。これによれば、閉弁作動を指令する時期を正確に補正することができる。
なお、請求項3記載の如く噴射指令特性を学習させることにより指令信号を補正することに替えて、指令信号を直接補正するようにしてもよい。
請求項4記載の発明では、アクチュエータは、供給される電力の充電及び放電に応じて伸縮するピエゾ素子であることを特徴とする。ここで、実噴射終了時期が変化することに起因して実噴射量が変化するといった現象は、アクチュエータに電磁ソレノイドを採用した場合に比べて、ピエゾ素子を採用した場合の方が顕著に現れることを発明者らは見出した。よって、アクチュエータにピエゾ素子を採用した場合には、アクチュエータの制御内容を外部経時変化とは無関係に補正することをより確実にできる。
また、アクチュエータにピエゾ素子を採用した場合には、駆動パルス信号により閉弁作動を指令する時期を変えるよう駆動パルス信号を補正することに替えて、請求項5記載の如く、ピエゾ素子に印加する電圧の値又は電流の値の大きさを補正することにより、噴射終了時期を変えることもできる。例えば、駆動パルス信号を同じにしたまま電圧値を高くするように電圧値を補正すれば、電圧又は電流を印加したことによる弁部材の開弁作動量が大きくなる。すると、電圧又は電流の印加を解除したことによる弁部材の閉弁に要する時間が長くなり、その結果噴射終了時期が遅くなる。
ところで、発明者らが行った各種試験により、ピエゾ素子に印加する電圧の値又は電流の値に関し、これらの値が時間経過とともに変化する波形中に、噴射終了のタイミングでピーク波形が生じることが明らかになった。
この点に鑑み請求項6記載の発明では、終了時期検出手段は、ピエゾ素子に印加される電圧の値又は電流の値が時間経過とともに変化する波形の中から、駆動パルス信号により閉弁作動を指令した時期以降に生じたピーク波形を検出するとともに、ピーク波形が出現した時期を、噴射が実際に終了した時期とみなす。これによれば、弁部材の作動位置を検出するセンサ等を用いることなく噴射終了時期を検出できるとともに、噴射終了時期を正確に検出することができる。
請求項7記載の発明では、終了時期検出手段は、電圧値が予め設定された閾値よりも高くなっている期間、或いは電流値が予め設定された閾値よりも低くなっている期間内にピーク波形が出現しているとみなすことを特徴とする。これによれば、ピーク波形の出現時期を容易に検出することができる。
請求項8記載の発明では、終了時期検出手段は、電圧値の単位時間あたりの変化量が正から負に変化した時期、或いは前記電流値の単位時間あたりの変化量が負から正に変化した時期を前記ピーク波形が出現した時期とみなすことを特徴とする。これによれば、ピーク波形の出現時期を正確に検出することができる。
請求項9記載の発明では、終了時期検出手段は、ピーク波形を検出するにあたり、駆動パルス信号により閉弁作動を指令した時期から予め設定された放電時間が経過した以降に検出を行なうことを特徴とする。そして、駆動パルス信号により閉弁作動を指令した時期からピエゾ素子に印加された電力が放電されるまでの間は、ピーク波形は出現しないため、上記構成の如く予め設定された放電時間が経過した以降に検出を行えば、ピーク波形の検出に不要なノイズを検出してしまうことを回避できる。
請求項10記載の発明では、内燃機関の複数の気筒に対して各々設置されたインジェクタを制御対象とし、補正手段は、インジェクタから噴射される実噴射量が各々のインジェクタについて一致するように、指令信号について補正を実施することを特徴とする。そのため、各々のインジェクタの実噴射量がばらついている場合に比べて内燃機関の出力効率を向上できる。
また、請求項11記載の如く、燃料を噴射する噴射孔が形成された弁ボディ、弁ボディに収容されて噴射孔を開閉する弁部材、及び弁部材を開閉作動させるアクチュエータを有するインジェクタと、請求項1乃至10のいずれかに記載の燃料噴射制御装置と、を備えた燃料噴射装置とした場合、上記各効果を燃料噴射装置においても享受することができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明に係る燃料噴射制御装置を、ディーゼル機関に搭載されるピエゾインジェクタを用いた燃料噴射制御装置に適用した第1の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に、上記ディーゼル機関を含むエンジンシステムの全体構成を示す。図示されるように、燃料タンク2から汲み上げられた燃料は、高圧燃料ポンプ4により加圧され高圧状態でコモンレール6に供給される。コモンレール6は、高圧燃料ポンプ4から供給される燃料を高圧状態で蓄え、高圧燃料通路8を介してピエゾインジェクタ10に供給する。ピエゾインジェクタ10は、低圧燃料通路12とも接続されており、低圧燃料通路12を介して燃料タンク2に燃料を戻すことが可能となっている。
電子制御装置(ECU60)は、マイクロコンピュータやメモリ等を備えて構成され、ディーゼル機関の出力の制御を行なう。この制御に際しては、ECU60は、コモンレール6内の燃圧を検出する燃圧センサ14の検出結果や、ディーゼル機関のクランク軸の回転角度を検出するクランク角センサ16の検出結果、ユーザによるアクセルペダルの操作量を検出するアクセルセンサ18等、各種センサの検出結果を取り込み、これら検出結果を参照する。
図2に、ピエゾインジェクタ10の構成を示す。
ピエゾインジェクタ10は、複数の部材からなる弁ボディ30a,30b,30c,30dを備え、弁ボディ30dの先端部には、弁ボディ30dの内部とピエゾインジェクタ10の外部とを連通させる噴射孔32が形成されている。そして、弁ボディ30d内部には、弁部材としてのノズルニードル34、ニードルストッパ36及びバランスピストン38が先端部側から順に配置され、弁ボディ30dの内壁に沿ってその軸方向に変位可能に収納されている。ノズルニードル34と弁ボディ30dの内壁とによって区画形成されるニードル室35と、バランスピストン38の背面側のバランス室39とには、上記高圧燃料通路8から高圧燃料が供給される。
ニードルストッパ36のうち噴射孔32の反対側(以下、後方側と呼ぶ)の面と弁ボディ30cの内壁とで形成される背圧室41は、上記低圧燃料通路12と連通しており、低圧燃料通路12からの燃料が供給される。背圧室41には、スプリング40が設けられており、これにより、ニードルストッパ36は、弁ボディ30cの噴射孔32側(以下、先端側と呼ぶ)へ押されている。
一方、ニードルストッパ36のうち噴射孔32側の面は、弁ボディ30cの内壁とともに第1油密室42を形成している。第1油密室42は、伝達通路44を介して、バランスピストン38よりも噴射孔32の反対側に位置する第2油密室46と接続されている。これら第1油密室42、伝達通路44、第2油密室46には、動力を伝達する媒体としての燃料が充填されている。
第2油密室46は、ピエゾピストン48のうち弁ボディ30bの噴射孔32側の面と弁ボディ30bの内壁とによって区画形成される空間である。ピエゾピストン48は、その内部に逆止弁50を備えており、低圧燃料通路12から第2油密室46への燃料の供給が可能となっている。また、ピエゾピストン48は、その後方側においてピエゾ素子52と接続されている。
上記ピエゾ素子52は、複数積層されて積層体(ピエゾスタック)を構成しており、これが逆圧電効果により伸縮することによりアクチュエータとして機能する。具体的には、ピエゾ素子52は、容量性の負荷であり、充電されることで伸長し、放電されることで縮小する。ちなみに、本実施形態にかかるピエゾ素子52は、PZT等の圧電材料の圧電素子を利用したものである。
こうした構成において、ピエゾ素子52に通電が開始されると、ピエゾ素子52の伸長に伴い、ピエゾピストン48が弁ボディ30aの先端方向に変位する。これにより、第2油密室46、伝達通路44及び第1油密室42内の燃圧が上昇する。そして、ニードル室35内の高圧燃料がノズルニードル34を後方側に押す力と第1油密室42内の燃料がニードルストッパ36を後方側に押す力とが、スプリング40及び低圧燃料がニードルストッパ36を先端側に押す力とバランス室39内の高圧燃料がバランスピストン38の背面を先端側に押す力とに打ち勝つと、ノズルニードル34が弁ボディ30dの後方側に変位し、ピエゾインジェクタ10が開弁する。これにより、弁ボディ30dの内部の燃料が噴射孔32を介して外部に噴射される。
一方、ピエゾ素子52の通電後にこれを放電させると、ピエゾ素子52の収縮に伴い、ピエゾピストン48が弁ボディ30aの後方側に変位するため、第2油密室46、伝達通路44及び第1油密室42内の燃圧が低下する。これにより、スプリング40及び低圧燃料がニードルストッパ36を先端側に押す力とバランス室39内の高圧燃料がバランスピストン38の背面を先端側に押す力とが、ニードル室35内の高圧燃料がノズルニードル34を後方側に押す力と第1油密室42内の燃料がニードルストッパ36を後方側に押す力とに打ち勝つと、ノズルニードル34の加速度が弁ボディ30dの先端側方向となり、ピエゾインジェクタ10が閉弁する。これにより、燃料噴射が終了する。
このピエゾインジェクタ10では、ピエゾ素子52の変位量に応じて、ノズルニードル34のボディ30の後方への変位量であるリフト量が変化する。なお、リフト量はピエゾ素子52の変位量に比例する。このため、ピエゾインジェクタ10の閉弁に対応するリフト量ゼロから最大のリフト量であるフルリフト量までの間で、リフト量を任意に制御することができる。
すなわち、例えばピエゾ素子52の通電によりその電気的な状態量を操作する際に、同状態量を一定とする期間を設けると、ノズルニードル34は中間のリフト量で停滞する。このため、その後通電制御を再開することで2段階のリフト量を有するリフト制御が可能となる。このように、ピエゾインジェクタ10を用いることで、リフト量を自由に制御することができるために、燃料噴射量のみならず1回の燃料噴射における燃料噴射率波形をも自由に制御することが可能となる。ちなみに、ここで燃料噴射率とは、ピエゾインジェクタ10から噴射される単位時間当たりの燃料量を意味する。
図3に、本実施形態におけるピエゾ素子52の駆動回路としてのドライバユニット20の構成を示す。
図示されるように、バッテリBからドライバユニット20に供給される電力は、まず昇圧回路であるDC/DCコンバータ21に供給される。DC/DCコンバータ21は、バッテリBの電圧(例えば「12V」)を、ピエゾ素子52を充電するための高電圧(例えば「200〜300V」)に昇圧する。
DC/DCコンバータ21の昇圧電圧は、コンデンサ22に印加される。コンデンサ22は、その一方の端子がDC/DCコンバータ21側に接続され、また他方の端子が接地されている。そして、DC/DCコンバータ21の昇圧電圧がコンデンサ22に印加されると、コンデンサ22はピエゾ素子52に供給するための電荷を蓄える。
コンデンサ22のうちの高電位となる端子側、すなわち、DC/DCコンバータ21側は、充電スイッチ23と充放電コイル24との直列接続体を介して、ピエゾ素子52の高電位となる端子側に接続されている。そして、ピエゾ素子52の低電位となる端子側は、接地されている。充電スイッチ23と充放電コイル24との間には、放電スイッチ25の一方の端子が接続されており、放電スイッチ25の他方の端子は、接地されている。
放電スイッチ25には、接地側からコンデンサ22及び充放電コイル24間側に向かう方向を順方向とする態様にて、ダイオード26が並列接続されている。このダイオード26は、コンデンサ22、充電スイッチ23、充放電コイル24と共に、ピエゾ素子52を充電するチョッパ回路を構成するものであり、フリーホイーリングダイオードとして機能する。
一方、充電スイッチ23には、放電スイッチ25側からコンデンサ22側へと向かう方向を順方向とする態様にて、ダイオード27が並列接続されている。このダイオード27は、コンデンサ22、充放電コイル24、放電スイッチ25と共に、ピエゾ素子52の電荷を放電するチョッパ回路を構成するものであり、フリーホイーリングダイオードとして機能する。
そして、検出部29により検出された電流値はECU60に入力される。また、上記構成の駆動回路は、コントローラ28により駆動され、コントローラ28はECU60により制御される。詳しくは、ECU60では、ディーゼル機関の運転状態等を検出する各種センサの検出値が入力される。また、上記回路によりピエゾ素子52に印加される電流値は検出部29により検出されてECU60に入力される。ECU60は、これらの検出値に基づきピエゾインジェクタ10の噴射を指令する駆動パルス信号を生成し、コントローラ28に出力する。
コントローラ28では、駆動パルス信号による噴射指令に応じてピエゾ素子52を伸縮させるようピエゾ素子52に駆動電力を印加する。具体的には、コントローラ28は、ノードN1を介して検出されるピエゾ素子52の電圧、ノードN2を介して検出されるピエゾ素子52の電流に基づき、充電スイッチ23や放電スイッチ25を操作する。また、この駆動パルス信号に基づき、充電スイッチ23や放電スイッチ25を操作する。駆動パルス信号に応じたこれら各操作は、図4に示す態様にて行なわれる。
図4(a)に駆動パルス信号の出力態様の推移を示し、また、図4(b)に充電スイッチ23の操作態様の推移を示し、図4(c)に放電スイッチ25の操作態様の推移を示し、図4(d)にピエゾ素子52を介して流れる電流(操作電流)の推移を示し、図4(e)にピエゾ素子52の操作電圧の推移を示す。
図示されるように、駆動パルス信号は、論理値が「H」であるパルスオン期間において燃料を噴射させるように指令する信号であり、この論理値「H」の期間を駆動パルス幅tq(ms)と呼ぶ。そして、ピエゾインジェクタ10が噴射孔を1回開閉させることにより噴射される燃料の噴射量Q(mm3/st)は、駆動パルス幅tqにより制御されることとなる。つまり、駆動パルス幅tqを長くするほど噴射量Qは多くなる。以下、このような駆動パルス幅tqと噴射量Qとの関係を示す特性をピエゾインジェクタ10の噴射特性と呼ぶ。
また、駆動パルス信号のパルスが立ち上がって噴射が指令されると、充電スイッチ23のオン・オフ操作によるチョッパ制御により、操作電流を増減させつつピエゾ素子52の充電がなされる。具体的には、充電スイッチ23がオン操作されることによって、コンデンサ22、充電スイッチ23、充放電コイル24、ピエゾ素子52からなる閉ループ回路が形成される。これにより、コンデンサ22の電荷がピエゾ素子52に充電される。このとき、ピエゾ素子52を介して流れる電流量が増加する。一方、充電スイッチ23のオン操作の後、充電スイッチ23がオフ操作されることで、充放電コイル24、ピエゾ素子52、ダイオード26からなる閉ループ回路が形成される。これにより、充放電コイル24のフライホイールエネルギが、ピエゾ素子52に充電される。このとき、ピエゾ素子52を介して流れる電流量が減少する。
上記態様にて充電スイッチ23が操作される降圧チョッパ制御が行なわれることで、ピエゾ素子52が充電され、ピエゾ素子52の高電位となる端子側の電位が上昇する。
一方、駆動パルス信号のパルスが立ち下がって噴射停止が指令されると、放電スイッチ25のオン・オフ操作によるチョッパ制御により、操作電流を増減させつつピエゾ素子52の放電がなされる。具体的には、放電スイッチ25がオン操作されることで、放電スイッチ25、充放電コイル24、ピエゾ素子52によって閉ループ回路が形成される。これにより、ピエゾ素子52が放電される。このとき、ピエゾ素子52を介して流れる電流量が増加する。更に、放電スイッチ25のオン操作の後、放電スイッチ25がオフ操作されることで、コンデンサ22、ダイオード27、充放電コイル24、ピエゾ素子52によって閉ループ回路が形成される。これにより、充放電コイル24のフライホイールエネルギがコンデンサ22に回収される。
上記態様にて放電スイッチ25が操作される昇圧チョッパ制御が行なわれることで、ピエゾ素子52が放電され、ピエゾ素子52の高電位となる端子側の電位が低下する。
ところで、本発明の発明者らは、異なる噴射特性である複数のピエゾインジェクタ10について以下に説明する試験を行ない、図5、図6及び図7に示す試験結果を得た。なお、異なる噴射特性となる要因の具体例として、ピエゾインジェクタ10が経時変化した場合、製造過程にて生じる個体間ばらつきを有する場合、等が挙げられる。
図5は、3つのピエゾインジェクタ10について、コモンレール6の内部圧力を200MPaに設定して噴射特性を試験した結果を示す。その結果、駆動パルス幅tqが約0.32msのときに噴射量のばらつきが最も大きく、そのばらつきの幅は11.3(mm3/st)になっていることが分かった。
次に、このように噴射特性が異なる3つのピエゾインジェクタ10について、0.32msの駆動パルス幅tqで燃料を噴射した時の、ピエゾ素子52に印加される電圧(V)、電流(A)、及び噴射率(mm3/ms)の時間経過にともなう変化を計測する試験を行なった。すると、図6に示すように、噴射率の上昇開始時期及び噴射率の最大値は3つのピエゾインジェクタ10についてほぼ同じであるが、噴射率の下降終了時期にばらつきが生じていることが分かった。したがって、図5に示す噴射特性の違いは、噴射率の下降終了時期に大きく依存していることとなる。本発明者らはこの点に着目し、噴射率の下降終了時期を検出すれば、実際に噴射されている噴射量Q(図6に示す噴射率の面積)を正確把握でき、要求噴射量と実噴射量との偏差が得られ、この偏差に基づき要求噴射量をフィードバック補正できるとの知見を得た。
次に、噴射率の下降終了時期をどのようにして検出するかに関し、図6のI部拡大図である図7を用いて説明する。図7に示すように、ピエゾ素子52の放電が終了した後に、電流値の波形の中にマイナス側に凸となるピーク波形が出現し、図中の点線t1、t2、t3は、ピーク値が出現した時期を3つのピエゾインジェクタ10についてそれぞれ示す。そして、図6に示すように、ピーク値が出現した時期t1、t2、t3が噴射率の下降終了時期にほぼ一致することが分かった。したがって、電流波形中におけるピーク値が出現した時期t1、t2、t3を検出すれば、噴射率の下降終了時期を推定できるとの知見を発明者らは得た。
これらの知見に基づき本実施形態では、ECU60は上述の如く要求噴射量と実噴射量との偏差を得、その偏差に基づき要求噴射量をフィードバック補正する。具体的には、ECU60は、各気筒のピエゾインジェクタ10に対して噴射指令特性としてのマップを有しており、算出した要求噴射量に対して駆動パルス幅tqをどれだけに設定したらよいかを前記マップに基づき決定している。ところが、噴射特性はピエゾインジェクタ10の経時変化により変化するため、その変化を検知してマップを学習する必要がある。そこで、このマップ学習に前記フィードバック補正を用いている。
図8及び図9に、本実施形態にかかるマップ学習処理手順を示す。図8及び図9に示す処理は、ECU60により例えば所定周期で繰り返し実行される。
図8に示す一連の処理では、先ずステップS10において、エンジン回転速度及びアクセル操作量等に基づき所望のエンジン出力を得るべく要求噴射量Qを算出し、続くステップS11において、コモンレール6内の高圧燃料の圧力(レール圧Pc)を読み取る。以下、ステップS11にて読み取ったレール圧Pc(駆動パルス幅指令値Tq_comを出力した時のレール圧)をPc_comと呼ぶ。
ECU60のメモリには第1のマップM1が予め記憶されており、この第1のマップM1には、要求噴射量Q及びレール圧Pcに対する噴射終了時期が記憶されている。この噴射終了時期は、上述した噴射率の下降終了時期に相当するものであり、以下、マップM1に記憶された噴射終了時期のことを噴射終了時期指令値Tfin_comと呼ぶ。
そして、ステップS12において、ステップS10にて算出した要求噴射量Q及びステップS11にて読み取ったレール圧Pc_comに応じた、噴射終了時期指令値Tfin_comを第1のマップM1から読み取る。因みに、第1のマップM1によれば、要求噴射量Qが多いほど噴射終了時期指令値Tfin_comは大きくなり、レール圧Pc_comが高いほど噴射終了時期指令値Tfin_comは小さくなる。
ECU60のメモリには第2のマップM2が予め記憶されており、この第2のマップM2には、噴射終了時期指令値Tfin_com及びレール圧Pc_comに対する駆動パルス幅が記憶されている。以下、マップM2に記憶された駆動パルス幅のことを駆動パルス幅指令値Tq_comと呼ぶ。
そして、ステップS13において、ステップS12にて読み取った噴射終了時期指令値Tfin_com及びステップS11にて読み取ったレール圧Pc_comに応じた、駆動パルス幅指令値Tq_comを第2のマップM2から読み取る。因みに、第2のマップM2によれば、噴射終了時期指令値Tfin_comが大きいほど駆動パルス幅指令値Tq_comは大きくなり、レール圧Pc_comが高いほど駆動パルス幅指令値Tq_comは小さくなる。
続くステップS14では、ステップS13にて読み取った駆動パルス幅指令値Tq_comに対して、例えば、パイロット噴射とメイン噴射との間隔であるパイロットインターバルの長さに応じた補正、等の各種補正を行ない、続くステップS15では、駆動パルス幅指令値Tq_comを駆動パルス信号としてコントローラ28に出力する。すると、ドライバユニット20は駆動パルス幅指令値Tq_comに基づきピエゾ素子52への充放電を行ない、その結果、ピエゾインジェクタ10は駆動パルス幅指令値Tq_comに応じた噴射量で燃料を噴射することとなる。
次に、後に詳述する図9の処理にて検出された噴射終了時期Tfinを読み込む。この噴射終了時期Tfinは、駆動パルス信号がオンになってから電流マイナスピーク値が出現するまでの経過時間に等しい。
続くステップS17では、検出された噴射終了時期Tfinと噴射終了時期指令値Tfin_comとの偏差dif_Tfin=Tfin-Tfin_comを演算するとともに、噴射終了時期Tfinを検出したときのレール圧PcとステップS11にて読み取ったレール圧Pc_comとの偏差dif_Pc=Pc-Pc_comを演算する。
続くステップS18では、ECU60のメモリに、ステップS15にて出力した駆動パルス幅指令値Tq_comとステップS17にて演算した噴射終了時期偏差dif_Tfinとの関係を、レール圧偏差dif_Pc毎にサンプリングデータmem(Pc,I)として記憶する。そして、このサンプリングデータmem(Pc,I)の数Iが所定数N以上になるまでステップS10〜S18の処理が繰り返される。具体的には、ステップS19にてサンプリングデータ数Iが所定数N以上になっていないと判定されれば(S19:NO)処理を終了し、I≧Nになっていると判定されれば(S19:YES)処理はステップS20に進む。
続くステップS20では、メモリに記憶された複数の駆動パルス幅指令値Tq_comのうちの最大値と最小値が、所定の補正Tq範囲(図10(b)参照)を超えているか否かを判定する。所定の補正Tq範囲を超えていないと判定されれば(S20:NO)処理を終了する。その結果、所定の補正Tq範囲を超えるまでステップS10〜S20の処理が再度繰り返されることとなる。一方、所定の補正Tq範囲を超えていないと判定されれば(S20:YES)、ステップS21に進み、メモリ内の全てのサンプリングデータmem(Pc,I)を母集団として近似カーブを生成する(図10参照)。この近似カーブは、駆動パルス幅指令値Tq_com及びレール圧偏差dif_Pcを変数とした関数func(Tq_com,dif_Pc)で噴射終了時期偏差dif_Tfinを表したものである。
なお、図10(a)は、駆動パルス幅指令値Tq_comと噴射終了時期偏差dif_Tfinとレール圧偏差dif_Pcとの関係を示すグラフである。また、図10(b)は、駆動パルス幅指令値Tq_comと噴射終了時期偏差dif_Tfinとの関係を示すグラフであり、図10(a)に示すレール圧偏差dif_Pc軸を、駆動パルス幅指令値Tq_comを出力した時のレール圧Pc_comの値に固定した場合のグラフである。
続くステップS22では、ステップS21にて生成された近似カーブに基づき、駆動パルス幅指令値Tq_comと噴射終了時期偏差dif_Tfinとの相関関係の度合いが大きいか否かを判定する。具体的には、近似カーブから得られる相関係数の絶対値が所定値以上(例えば0.2以上)であれば相関大と判定する。そして、相関大ではないと判定されれば(S22:NO)処理を終了する。その結果、相関大となるまでステップS10〜S21の処理が再度繰り返されることとなる。
一方、相関大であると判定されれば(S22:YES)処理はステップS23に進み、ステップS12で用いる第1のマップM1を書き換える。具体的には、ステップS21にて生成された近似カーブから演算される噴射終了時期偏差dif_Tfin=func(Tq_com,dif_Pc)を、マップM1中の噴射終了時期指令値Tfin_comに加算して書き換える。これにより、第1のマップM1は学習される。
ステップS23でのマップM1の書き換え処理が終了すると、ステップS24に進み、メモリ内に記憶されていたサンプリングデータmem(Pc,I)を全てクリアして、サンプリングデータ数Iをゼロにする。
図9に示す一連の処理では、図7に示す試験結果から得られた前述の知見に基づき、電流波形中におけるマイナスピーク値が出現した時期を検出することにより、噴射率の下降終了時期を推定している。そして、マイナスピーク値が出現した時期が、ステップS16にて用いられる噴射終了時期Tfinに相当する。
先ず、ステップS30において駆動パルス信号がオフになったことを検出すると、ステップS31においてカウンターによるカウントを開始する。つまり、駆動パルス信号がオフになった時点t4(図11参照)からカウントを開始する。そして、カウント値が予め設定された判定時間範囲W1(図11参照)内の時にステップS33、S34、S35の処理を実行して、検出部29にて検出される電流のマイナスピーク値出現時期を検出する。なお、判定時間範囲W1は、ピエゾ素子52の放電時間W2(図11参照)と重複しないように設定されている。
ステップS32の判定処理により前記カウント値が判定時間範囲W1の前でないと判定されれば(S32:NO)、ステップS33において、検出部29で検出された現時点での電流値Icurを検出する。そして、その検出した電流値Icurが最大値Icur_maxよりも大きいと判定されれば(S34:YES)、ステップS35において、最大値Icur_maxを電流値Icurに更新するとともに、その更新時点でのカウント値を記憶する。一方、電流値Icurが最大値Icur_max以下であると判定されれば(S34:NO)、前記更新を行なうことなく処理はステップS36に進む。
その後、ステップS36の判定処理により前記カウント値が判定時間範囲W1の後でないと判定されれば(S36:NO)処理はステップS33に戻り、前記カウント値が判定時間範囲W1の後であると判定されれば(S36:YES)、ステップS33、S34、S35によるマイナスピーク値検出の処理を終了して処理はステップS37に進む。
以上のステップS33、S34、S35によれば、判定時間範囲W1にて電流マイナスピーク値P1(図11参照)が出現した時期のカウント値Tfin_cntが検出されることとなる。
続くステップS37では、ステップS15にて出力した駆動パルス幅指令値Tq_comに、ステップS35にて記憶されたカウント値Tfin_cntを加算して、ステップS16にて用いられる噴射終了時期Tfinを算出する。そして、続くステップS38では、ステップS37にて算出した噴射終了時期Tfinを、対応する駆動パルス幅指令値Tq_com及びレール圧Pcとともにメモリに格納して記憶し、処理を終了する。
なお、図8及び図9に示す処理は、図1に示す複数のピエゾインジェクタ10の各々に対して実行される。また、図9の処理を実行するときのECU60及び検出部29が終了時期検出手段として機能し、駆動パルス信号を出力するときのECU60が出力手段として機能し、図9の処理にて検出された噴射終了時期Tfinを用いて第1のマップM1を学習するときのECU60が補正手段として機能することとなる。
以上詳述した本実施形態によれば、例えば、ピエゾインジェクタ10が経時変化して、駆動パルス幅tqに対する噴射量Qが低下すると、図9の処理にて検出される噴射終了時期Tfinが第1のマップM1に記憶されている噴射終了時期Tfinよりもカウント値Tfin_cntの分だけ遅くなり、駆動パルス信号により噴射を指令してから実際に噴射が終了するまでの時間(噴射終了時期Tfinに相当)が長くなる。そして、このように長くなった噴射終了時期Tfinに基づきステップS23にて第1のマップを学習させるので、ピエゾインジェクタ10の経時変化による噴射特性の変化を学習して、要求噴射量Qに対する駆動パルス幅tqを決定することができる。
さらに本実施形態によれば、噴射が実際に終了した噴射終了時期Tfinを図9の処理により検出し、その検出した噴射終了時期Tfinを用いて第1のマップM1を学習させる。そして、噴射終了時期Tfinはピエゾインジェクタ10の経時変化にのみに起因して変化するものであるため、外部経時変化とは無関係に第1のマップM1を学習させることができる。よって、インジェクタ経時変化と外部経時変化とを個別に学習又は補正対応することを容易に実現できる。
ところで、上述した特許文献1記載の従来制御では、インジェクタの噴射特性が経時変化した場合の補正に関し、エンジン回転速度の変動に基づき駆動パルス幅Tqを補正している。すると、噴射孔32詰まり等により実噴射率が適正値より低くなっていたとしても、上記補正によれば駆動パルス幅Tqが長く補正されることとなるため、要求噴射量Qは満たされることとなる。したがって、実噴射率が適正値より低くなっていないかまでは判定できず、適正値より低い実噴射率での燃料噴射によるエミッション悪化状態を検知できない。
これに対し、本実施形態によれば、低実噴射率になってエンジン回転速度が低下したことは第1のマップM1の学習に反映されないので、実際に噴射される燃料の噴射量が要求噴射量Qよりも少なくなる。すると、エンジンのトルク不足によりエンジン回転速度が所望の回転数よりも低くなるため、エンジン回転速度の低下の有無を検知することで低実噴射率になっていることを検知できる。なお、このようにエミッション悪化状態をECU60が検出した場合には、ウォーニングランプ等の警告報知装置61(図3参照)を作動させて、エミッション悪化状態であるとともにトルク不足の状態で退避運転中である旨を運転者に報知することが望ましい。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
上記第1の実施形態では、噴射量Qを制御するにあたり、駆動パルス信号の駆動パルス幅tqを調節することにより噴射時間を調節しているのに対し、本実施形態では、駆動パルス幅tqを一定にしたまま、ピエゾ素子52に印加する電圧の値を調節することにより噴射時間を調節している。
以下、図12を用いてより具体的に説明する。駆動パルス幅tqを一定にしたままピエゾ素子52への電圧値を上昇させると、その電圧波形は図中の実線位置から一点鎖線L1の位置に変化する。すると、ノズルニードル34のリフト量の変位は図中の実線位置から一点鎖線L2の位置に変化する。その結果、リフト量がゼロになる時期が図中のt5からt6に変化し、噴射率は図中の実線位置から一点鎖線L3の位置に変化する。つまり、噴射時間が長くなる。したがって、例えば噴射量Qを増大させるよう制御する場合には、電圧値を高くすることにより噴射時間を長くすればよい。
なお、本実施形態においても、上記第1の実施形態と同様にして、電流波形中にマイナスピーク値が出現した時期を検出することにより噴射終了時期Tfinを推定し、推定した噴射終了時期Tfinに基づき第1のマップM1を学習する。よって、第1の実施形態と同様の効果が発揮される。
(その他の実施形態)
本発明は上記実施形態の記載内容に限定されず、上記各実施形態の特徴的構造をそれぞれ任意に組み合わせるようにしてもよい。また、例えば次のように実施しても良い。
ピエゾ素子52に印加する電流のマイナスピーク値が出現する時期が噴射率の下降終了時期にほぼ一致するとの知見を上述したが、この知見に加え、噴射終了時期にピエゾ素子52に印加する電圧のプラスピーク値P2(図11参照)が出現するとの知見も発明者らは得ている。したがって、検出部29にて電流値を検出することに替えて電圧値を検出し、図9の処理において電圧のプラスピーク値を検出することにより噴射終了時期Tfinを検出するようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、ノズルニードル34を開閉作動させるアクチュエータとしてピエゾ素子52を採用しているが、ソレノイドを採用してもよい。但し、ソレノイドを採用した場合には電流及び電圧のピーク値が出現しないため、他の終了時期検出手段を要する。例えば、ノズルニードル34のリフト量を検出するセンサを備え、ノズルニードル34が噴射孔32を閉鎖した時期をそのセンサにより検出することが必要となる。
また、上記第2の実施形態では、ピエゾ素子52に印加する電圧の値を調節することにより噴射時間を調節しているが、電流の値を調節することによっても噴射時間を調節できる。
第1の実施形態に係るエンジンシステムの全体構成を示す図。 同実施形態のピエゾインジェクタの断面構成を示す断面図。 同実施形態に係るドライバユニット及びECUの構成を示す図。 同実施形態に係るピエゾ素子の操作態様を示すタイムチャート。 発明者らによる試験結果であり、3つのピエゾインジェクタの噴射特性を示すグラフ。 発明者らによる試験結果であり、ピエゾ電圧、ピエゾ電流及び噴射率の変化を示すグラフ。 図6のI部拡大図。 上記実施形態において、マップ学習処理手順を示すフローチャート。 上記実施形態において、噴射終了時期Tfinを検出する処理手順を示すフローチャート。 図8の処理にて用いられるマップ。 図8の処理によるピエゾ電圧、ピエゾ電流及び噴射率の変化を示すタイミングチャート。 第2の実施形態を説明する、ピエゾ電圧、ピエゾ電流及び噴射率の変化を示すタイミングチャート。
符号の説明
10…ピエゾインジェクタ、29…検出部(終了時期検出手段)、30a,30b,30c,30d…弁ボディ、32…噴射孔、34…ノズルニードル(弁部材)、52…ピエゾ素子(アクチュエータ)、60…ECU(終了時期検出手段、出力手段、補正手段)。

Claims (11)

  1. 燃料を噴射する噴射孔が形成された弁ボディ、前記弁ボディに収容されて前記噴射孔を開閉する弁部材、及び前記弁部材を開閉作動させるアクチュエータを有するインジェクタを制御対象とし、前記アクチュエータの作動を制御することにより燃料の噴射を制御する燃料噴射制御装置において、
    要求噴射量に基づいて指令信号を設定し出力する出力手段と、
    前記弁部材が閉弁作動して噴射が実際に終了した終了時期を検出する終了時期検出手段と、
    前記終了時期検出手段により検出された終了時期に応じて、前記要求噴射量に基づき設定される前記指令信号について補正を実施する補正手段と、
    を備えることを特徴とする燃料噴射制御装置。
  2. 前記指令信号は駆動パルス信号であり、
    前記補正手段は、前記駆動パルス信号により閉弁作動を指令する時期を変えるよう、前記駆動パルス信号を補正することを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射制御装置。
  3. 前記出力手段は、前記要求噴射量と予想噴射終了時期との関係を示す噴射指令特性を用いて前記指令信号を設定し、
    前記補正手段は、前記終了時期検出手段により検出された終了時期に基づき前記噴射指令特性を学習させることにより前記指令信号を補正することを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料噴射制御装置。
  4. 前記アクチュエータは、供給される電力の充電及び放電に応じて伸縮するピエゾ素子であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の燃料噴射制御装置。
  5. 前記補正手段は、前記ピエゾ素子に印加する駆動電力の電圧値又は電流値の大きさを補正することを特徴とする請求項4に記載の燃料噴射制御装置。
  6. 前記アクチュエータの開閉作動を指令する駆動パルス信号を出力する出力手段を備え、
    前記終了時期検出手段は、
    前記ピエゾ素子に印加される電圧の値又は電流の値が時間経過とともに変化する波形の中から、前記駆動パルス信号により閉弁作動を指令した時期以降に生じたピーク波形を検出するとともに、
    前記ピーク波形が出現した時期を、前記噴射が実際に終了した時期とみなすことを特徴とする請求項4又は5に記載の燃料噴射制御装置。
  7. 前記終了時期検出手段は、
    前記電圧値が予め設定された閾値よりも高くなっている期間、或いは前記電流値が予め設定された閾値よりも低くなっている期間内に前記ピーク波形が出現しているとみなすことを特徴とする請求項6に記載の燃料噴射制御装置。
  8. 前記終了時期検出手段は、
    前記電圧値の単位時間あたりの変化量が正から負に変化した時期、或いは前記電流値の単位時間あたりの変化量が負から正に変化した時期を前記ピーク波形が出現した時期とみなすことを特徴とする請求項6又は7に記載の燃料噴射制御装置。
  9. 前記終了時期検出手段は、前記ピーク波形を検出するにあたり、前記駆動パルス信号により閉弁作動を指令した時期から予め設定された放電時間が経過した以降に検出を行なうことを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載の燃料噴射制御装置。
  10. 内燃機関の複数の気筒に対して各々設置された前記インジェクタを制御対象とし、
    前記補正手段は、前記インジェクタから噴射される実噴射量が各々のインジェクタについて一致するように、前記指令信号について補正を実施することを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の燃料噴射制御装置。
  11. 燃料を噴射する噴射孔が形成された弁ボディ、前記弁ボディに収容されて前記噴射孔を開閉する弁部材、及び前記弁部材を開閉作動させるアクチュエータを有するインジェクタと、
    請求項1乃至10のいずれかに記載の燃料噴射制御装置と、
    を備えることを特徴とする燃料噴射装置。
JP2007078367A 2007-03-26 2007-03-26 燃料噴射制御装置及び燃料噴射装置 Expired - Fee Related JP4782718B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007078367A JP4782718B2 (ja) 2007-03-26 2007-03-26 燃料噴射制御装置及び燃料噴射装置
DE200810000587 DE102008000587B4 (de) 2007-03-26 2008-03-10 Kraftstoffeinspritzsteuerungssystem und Kraftstoffeinspritzsystem

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007078367A JP4782718B2 (ja) 2007-03-26 2007-03-26 燃料噴射制御装置及び燃料噴射装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008240544A true JP2008240544A (ja) 2008-10-09
JP4782718B2 JP4782718B2 (ja) 2011-09-28

Family

ID=39736350

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007078367A Expired - Fee Related JP4782718B2 (ja) 2007-03-26 2007-03-26 燃料噴射制御装置及び燃料噴射装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4782718B2 (ja)
DE (1) DE102008000587B4 (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010242570A (ja) * 2009-04-03 2010-10-28 Denso Corp 燃料噴射装置
DE102010016305A1 (de) 2009-04-03 2010-10-28 DENSO CORPORATION, Kariya-shi Kraftstoffeinspritzvorrichtung
DE102010016536A1 (de) 2009-04-22 2010-11-04 DENSO CORPORATION, Kariya-shi Kraftstoffeinspritzvorrichtung
DE102010016230A1 (de) 2009-04-03 2010-11-25 Denso Corporation, Kariya-City Kraftstoffeinspritzgerät
JP2010275987A (ja) * 2009-06-01 2010-12-09 Denso Corp 直動式燃料噴射弁の制御装置
WO2011039889A1 (ja) * 2009-10-02 2011-04-07 ボッシュ株式会社 噴射制御装置及び噴射制御方法並びに目標噴射量の補正方法
JP2011152638A (ja) * 2010-01-26 2011-08-11 Prospection & Inventions Techniques Spit:Soc 内燃機関式の手持ち工具の制御方法および内燃機関式の手持ち工具
DE102010016231A1 (de) 2009-04-03 2011-08-18 DENSO CORPORATION, Aichi-pref. Kraftstoffeinspritzgerät
CN106460702A (zh) * 2014-06-13 2017-02-22 大陆汽车有限公司 用于表征压电喷射器的液压联接元件的方法
JP2018119475A (ja) * 2017-01-25 2018-08-02 株式会社デンソー 燃料噴射制御装置
KR20190039468A (ko) * 2016-03-08 2019-04-12 가부시끼가이샤 사따께 압전식 밸브, 그 압전식 밸브의 구동 방법, 및 그 압전식 밸브를 이용한 분풍 수단을 구비하는 광학식 입상물 선별기
JP2019167834A (ja) * 2018-03-22 2019-10-03 三菱重工業株式会社 燃料噴射制御装置及び燃料噴射制御方法

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102009039965A1 (de) * 2009-09-03 2011-04-07 Khs Gmbh Verfahren zur Innenreinigung einer Flaschen- oder Behälterreinigungsmaschine sowie Flaschen- oder Behälterreinigungsmaschine
DE102013206600B4 (de) * 2013-04-12 2015-08-06 Continental Automotive Gmbh Einspritzsystem zum Einspritzen von Kraftstoff in eine Brennkraftmaschine und Regelverfahren für ein solches Einspritzsystem
DE102013207555B3 (de) 2013-04-25 2014-10-09 Continental Automotive Gmbh Verfahren zur Einspritzmengenadaption
EP2796703B1 (en) 2013-04-26 2016-07-20 Continental Automotive GmbH Valve assembly for an injection valve and injection valve
CN107709750B (zh) * 2015-07-09 2020-03-24 日立汽车系统株式会社 燃料喷射装置的控制装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62186038A (ja) * 1986-02-12 1987-08-14 Toyota Motor Corp 内燃機関の燃料噴射制御装置
JPH07127552A (ja) * 1993-10-29 1995-05-16 Nippondenso Co Ltd ディーゼル機関の燃料噴射時期検出装置
JPH07174040A (ja) * 1993-11-02 1995-07-11 Toyota Motor Corp 内燃機関の燃料噴射装置
JPH09264181A (ja) * 1996-03-28 1997-10-07 Nippon Soken Inc 燃料噴射制御装置
JP2001214787A (ja) * 2000-02-01 2001-08-10 Denso Corp 燃料噴射装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20020152985A1 (en) * 2001-04-20 2002-10-24 Wolff Peter U. System, apparatus including on-board diagnostics, and methods for improving operating efficiency and durability of compression ignition engines
JP4089244B2 (ja) * 2002-03-01 2008-05-28 株式会社デンソー 内燃機関用噴射量制御装置
DE10232356A1 (de) * 2002-07-17 2004-01-29 Robert Bosch Gmbh Verfahren zur Steuerung von Injektoren eines Kraftstoffzumesssystems einer Brennkraftmaschine

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62186038A (ja) * 1986-02-12 1987-08-14 Toyota Motor Corp 内燃機関の燃料噴射制御装置
JPH07127552A (ja) * 1993-10-29 1995-05-16 Nippondenso Co Ltd ディーゼル機関の燃料噴射時期検出装置
JPH07174040A (ja) * 1993-11-02 1995-07-11 Toyota Motor Corp 内燃機関の燃料噴射装置
JPH09264181A (ja) * 1996-03-28 1997-10-07 Nippon Soken Inc 燃料噴射制御装置
JP2001214787A (ja) * 2000-02-01 2001-08-10 Denso Corp 燃料噴射装置

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102010016231A1 (de) 2009-04-03 2011-08-18 DENSO CORPORATION, Aichi-pref. Kraftstoffeinspritzgerät
DE102010016230B4 (de) * 2009-04-03 2017-02-02 Denso Corporation Kraftstoffeinspritzgerät
US8398002B2 (en) 2009-04-03 2013-03-19 Denso Corporation Fuel injection device
DE102010016300A1 (de) 2009-04-03 2010-11-11 DENSO CORPORATION, Kariya-shi Kraftstoffeinspritzvorrichtung
DE102010016230A1 (de) 2009-04-03 2010-11-25 Denso Corporation, Kariya-City Kraftstoffeinspritzgerät
DE102010016305A1 (de) 2009-04-03 2010-10-28 DENSO CORPORATION, Kariya-shi Kraftstoffeinspritzvorrichtung
JP2010242570A (ja) * 2009-04-03 2010-10-28 Denso Corp 燃料噴射装置
US8444069B2 (en) 2009-04-03 2013-05-21 Denso Corporation Fuel injection apparatus
DE102010016305B4 (de) 2009-04-03 2021-12-30 Denso Corporation Kraftstoffeinspritzvorrichtung
DE102010016231B4 (de) 2009-04-03 2021-08-26 Denso Corporation Kraftstoffeinspritzgerät
JP2010242569A (ja) * 2009-04-03 2010-10-28 Denso Corp 燃料噴射装置
DE102010016536A1 (de) 2009-04-22 2010-11-04 DENSO CORPORATION, Kariya-shi Kraftstoffeinspritzvorrichtung
JP2010275987A (ja) * 2009-06-01 2010-12-09 Denso Corp 直動式燃料噴射弁の制御装置
DE102010017093A1 (de) 2009-06-01 2010-12-23 Denso Corporation, Kariya-City Steuervorrichtung für ein Kraftstoffdirekteinspritzventil
WO2011039889A1 (ja) * 2009-10-02 2011-04-07 ボッシュ株式会社 噴射制御装置及び噴射制御方法並びに目標噴射量の補正方法
JP2011152638A (ja) * 2010-01-26 2011-08-11 Prospection & Inventions Techniques Spit:Soc 内燃機関式の手持ち工具の制御方法および内燃機関式の手持ち工具
CN106460702A (zh) * 2014-06-13 2017-02-22 大陆汽车有限公司 用于表征压电喷射器的液压联接元件的方法
KR20190039468A (ko) * 2016-03-08 2019-04-12 가부시끼가이샤 사따께 압전식 밸브, 그 압전식 밸브의 구동 방법, 및 그 압전식 밸브를 이용한 분풍 수단을 구비하는 광학식 입상물 선별기
KR102558623B1 (ko) 2016-03-08 2023-07-21 가부시끼가이샤 사따께 압전식 밸브, 그 압전식 밸브의 구동 방법, 및 그 압전식 밸브를 이용한 분풍 수단을 구비하는 광학식 입상물 선별기
JP2018119475A (ja) * 2017-01-25 2018-08-02 株式会社デンソー 燃料噴射制御装置
JP2019167834A (ja) * 2018-03-22 2019-10-03 三菱重工業株式会社 燃料噴射制御装置及び燃料噴射制御方法
JP7224765B2 (ja) 2018-03-22 2023-02-20 三菱重工業株式会社 燃料噴射制御装置及び燃料噴射制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
DE102008000587A1 (de) 2008-10-09
JP4782718B2 (ja) 2011-09-28
DE102008000587B4 (de) 2015-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4782718B2 (ja) 燃料噴射制御装置及び燃料噴射装置
JP4623066B2 (ja) 内燃機関の噴射制御装置
JP4407731B2 (ja) 燃料噴射制御装置
JP4582064B2 (ja) 燃料噴射制御装置
JP4911197B2 (ja) 直動式燃料噴射弁の制御装置
JP4483908B2 (ja) 燃料噴射制御装置
JP4535032B2 (ja) 燃料噴射制御装置
JP4839359B2 (ja) 噴射制御システム
EP2045458A2 (en) Defective injection detection device and fuel injection system having the same
JP5287915B2 (ja) 燃料噴射状態推定装置
JP4161635B2 (ja) 燃料噴射制御装置
JP2009068494A5 (ja)
JP5141723B2 (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP4476950B2 (ja) 燃料噴射制御装置
EP1860309A1 (en) Improvements relating to fuel injector control
CN103089465B (zh) 燃料喷射控制器
JP6203159B2 (ja) 燃料噴射装置
JP4773034B2 (ja) 内燃機関の作動のための方法、コンピュータプログラムおよび開ループ制御および/または閉ループ制御機器、並びに内燃機関
JP4302665B2 (ja) 燃料噴射制御方法、燃料噴射弁及び燃料噴射制御装置
JP5370348B2 (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
US20080087748A1 (en) Method and Injection System for Injecting a Fluid
US6986339B2 (en) Method, computer program, memory medium and control and/or regulating unit for operating an internal combustion engine, as well as internal combustion engine, in particular for a motor vehicle
JP2012163073A (ja) 燃料噴射状態解析装置
JP4483822B2 (ja) 燃料噴射制御装置
JP2020084851A (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100302

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110412

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110414

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110610

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110705

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110707

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140715

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4782718

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees