JPS62186038A - 内燃機関の燃料噴射制御装置 - Google Patents

内燃機関の燃料噴射制御装置

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JPS62186038A
JPS62186038A JP2973586A JP2973586A JPS62186038A JP S62186038 A JPS62186038 A JP S62186038A JP 2973586 A JP2973586 A JP 2973586A JP 2973586 A JP2973586 A JP 2973586A JP S62186038 A JPS62186038 A JP S62186038A
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JP
Japan
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fuel injection
fuel
amount
cylinder
valve
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JP2973586A
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English (en)
Inventor
Masaki Mitsuyasu
正記 光安
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 及団LH力 [産業上の利用分野] 本発明は、多気筒内燃機関にお【プる各気筒間の燃料v
J射mの差の補正に有効な内燃機関の燃11噴射制御装
置に関する。
[従来の技術] 従来より、例えば自動車等に搭載される多気筒内燃機関
において、各気筒毎に設けられた燃おl噴射弁の開弁時
間を制御することにより、燃焼に必要な量の燃料を各気
筒に供給する内燃機関の燃料噴射制御装置が知られてい
る。
ところで上記のような装置では、製造時の誤差あるいは
経時変化等に起因する各燃料噴射弁の個体差により、開
弁時間を同一としても、その燃料噴射量には差が生じる
このような各気筒間の燃わ1噴射但の差に起因して、各
気筒毎の燃焼状態に相違が生じる。その結果、内燃機関
の回転速度あるいは駆動力等が脈動し、特にアイドル状
態もしくは低速回転時には安定した燃焼が得られず、排
気特性も悪化する場合もあった。
上記のような不具合点の対策として、例えば、「エンジ
ンシリンダ別燃料調■バラツキ補正方法」(特開昭58
−1764244公報)等が提案されている。すなわら
、エンジンの回転速度と平均回転速度との差から燃料噴
射量の多少を判定し、燃料噴射量の多い燃料噴射弁の噴
射時間を短く補正し、一方、少ない燃料噴射弁の噴射時
間を長く補正することにより、金気筒についての燃′F
31噴射量を均一にするものである。
[発明が解決しようとする問題点] かかる従来技術には以下のような問題があった。
すなわち、 (1)各燃料噴射弁間の燃料噴射量を均一に補正するた
めに、その開弁時間の変更による補正が行なわれていた
。しかし、このような補正では、各燃料噴射弁間の単位
時間当りの燃料噴射量には依然として差が生じていた。
このため、最終的には金気筒に同−mの燃料が供給され
るものの、例えば、燃料が多量に噴射される特性を有す
る燃料噴射弁に対応する気筒においては、燃料が比較的
短時間のうちに供給され、一方、上記と逆の特性を有す
る燃料噴射弁に対応する気筒においては、同量の燃料が
比較的長時間に亘って供給されていた。したがって、各
気筒間に同−但の燃料が供給されても、開弁時間、すな
わち噴射時間の差により各気筒間の燃焼状態に相違が生
じ、燃料噴射■を均一にするよう補正しても出力が変動
するという問題点があった。このような出力変動は、特
に最大出力を要求された場合等に顕著となる。
また、一般に、短時間のうらに多量の燃料を供給すると
、その気筒では急激な燃焼による温度上昇が起こり、N
Ox等が発生して排気特性を悪化ざぜると共に騒音も大
きくなる傾向がある。このため、各気筒間の燃料量rJ
JIを均一にするために、各気筒毎の開弁時間、すなわ
ち噴射時間を調整しても、特に多聞の燃お:を噴射する
特性を有する燃料噴射弁に対応した気筒においては、上
記のような弊害が生じるという問題もあった。
本発明は、燃焼状態を悪化させることなく、各気筒間の
燃料供給量を好適に補正する内燃機関の燃料噴射制御装
置の提供を目的とする。
l団五璽感 [問題点を解決するだの手段] 上記問題を解決するためになされた本発明は、第1図に
例示するように 多気筒内燃機関M1の運転状態を検出する運転状態検出
手段M2と、 上記多気筒内燃機関M1の各気筒に対応して配設され、
圧送される燃料を弁の開閉により上記多気筒内燃機関M
1に供給する燃料噴射弁M3と、上記検出された運転状
態に応じて定まる燃料量に相当する開弁時間を上記燃料
噴射弁M3に指令する制御手段M4と、 を具備した内燃機関の燃料噴射制御装置において、 ざらに、上記多気筒内燃機関M1の各気筒間の実燃料供
給量を等しくする開弁量を上記燃料噴射弁M3に指令す
る補正手段M5を備えたことを特徴とする内燃機関の燃
料噴射制御装置を要旨とするものである。
運転状態検出手段M2とは、多気筒内燃機関M1の運転
状態を検出するものである。例えば、多気筒内燃la開
のMlの負荷もしくはアクセル操作値、回転速度、冷却
水温度、過給圧等を検出するセンサから構成できる。ま
た例えば、クランク軸の位置から次に燃料噴射を行なう
気筒を判別するセンサもしくは出力される駆動力を検出
するトルクセンサ、光量から燃料状態を検出する光セン
サ等、または、これらのセンサと上記センサとを組み合
わせたものであってもよい。
燃料噴射弁M3とは、弁の開閉により多気筒内燃機関M
1の各気筒に供給される燃料を噴射するものである。例
えば、圧電素子を備え、該圧電素子の充電および放電に
伴なう伸縮により弁を開閉するよう構成してもよい。こ
こで圧電素子とは、圧電効果の顕著なものでおり、例え
ば、チタン酸バリウム磁器、ジルコン・チタン酸鉛(P
ZT)もしくは、水晶等であってもよい。
制御手段M4とは、運転状態に対応する開弁時間を燃料
噴射弁M3に指令するものである。例えば、多気筒内燃
機関M1の負荷または回転速度に基づいて定まる燃料の
基本間を、冷却水温度あるいは過給圧力等に応じて補正
し、該補正量を供給するのに必要な開弁時間を指令する
よう構成できる。
補正手段M5とは、各気筒間の実燃料供給量を等しくす
る開弁量を燃料噴射弁M3に指令するものである。例え
ば、燃料噴射弁M3が圧電素子を利用している場合には
、該圧電素子の充電時間および放電時間を調整すること
により開弁量を変更するよう構成できる。上記開弁量は
、例えば、燃料噴射弁M3の構造等に起因する作動特性
を測定し、該測定結果に応じて予め定めてもよい。また
例えば、上記運転状態検出手段M2から得られる回転速
度もしくは駆動力の脈動に基づいて各気筒間の実燃料供
給mを判定し、該判定結果を用いたフィードバック制御
により開弁量を定めるよう構成してもよい。
上記制御手段M4と補正手段M5とは、例えば各々独立
したディスクリートな論理回路として実現できる。また
例えば、周知のCPUを初めとし、ROM、RAMおよ
びその他の周辺回路素子と共に論理演算回路として構成
され、予め定められた処理手順に従って上記両手段を実
現するものでおってもよい。
[作用] 本発明の内燃機関の燃お1噴射制御装置は、第1図に例
示するように、運転状態検出手段M2の検出した多気筒
内燃機関M1の運転状態に応じて定まる燃料量に相当す
る開弁時間を制御手段M4が各気筒に対応して配設され
た燃料噴射弁M3に指令するに際し、補正手段M5は上
記各気筒間の実燃料供給量を等しくする開弁量を各燃料
噴射弁M3に指令するよう働く。
すなわち、各気筒間の実燃料供給量の相違を、制御手段
M4の指令する開弁時間を変えることなく、各燃料噴射
弁M3の開弁量の調整により、均一となるよう補正する
のである。
従って本発明の内燃機関の燃料噴射制御装置は、各気筒
間の燃焼状態に相違を生じることなく、各気筒間の実燃
料供給量を等しくする補正をおこなうよう働く。以上の
ように本発明の各構成要素が作用することにより、本発
明の技術的課題が解決される。
[実施例] 次に、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説
明する。本発明第1実施例のシステム構成を第2図に示
す。
4気筒デイーゼルエンジン1は、第1〜第4気筒2.3
,4.5を有し、各気筒2,3.4.5には、過給機6
から吸気マニホールド7を介して吸入空気が供給される また、上記各気筒2.3,4.5には、各気筒毎に燃料
噴射弁8.9.10.11が各々配設されている。各燃
料噴射弁8,9,10.11には、各々に対して設けら
れた燃料供給管12,13゜14.15を介して燃料蓄
圧管16から高圧燃料が供給される。該燃料蓄圧管16
内部に設けられた蓄圧室17には、燃料リザーバタンク
18から、燃料ポンプ19と燃料供給ポンプ20とによ
り燃料が圧送される。該燃料供給ポンプ20の吐出圧は
、ポンプ駆動装置21により調節される。また、各燃料
噴射弁8,9.10.11は、燃料返戻導管22を介し
て、燃料リザーバタンク1Bに連通している。
4気筒デイーゼルエンジン1は検出器として、アクセル
ペダル23の踏込尽を検出するアクセルセンサ24、冷
却水温度を検出する水温センサ25、吸気マニホールド
7内の過給圧を検出する過給圧センサ26.蓄圧室17
内の燃料圧を検出する燃料圧センサ27.クランクシャ
フトに配設されて、燃料噴射を行なう気筒を検出する気
筒判別センサ28およびクランクシャフトの回転速度を
検出する回転角セン4ノ29を有する。
上記各センサの検出信号は電子制御装置(以下単にEC
Uとよぶ)30に入力され、該ECU3Oは各駆動回路
31,32,33.34を介して燃1’3+噴射弁8.
9,10.11を、また駆動回路35を介してポンプ駆
動装置21をi+制御する。上記ECU3Oと各駆動回
路31,32,33,34.35は電源36から電力の
供給を受けて作動する。
燃料噴射弁8,9,10.11の構造はいずれも同一の
ため、第1気筒2の燃料噴射弁8を例として説明する。
燃料噴射弁8は、第3図(A)に示すように、燃料噴射
弁本体40、ノズル41および燃料噴射弁アクチュエー
タ42から構成されている。
燃料噴射弁本体40には、上部に燃料流入口43が設け
られ、下部にスペーサ44およびノズル41がノズルホ
ルダ45により固定され、該ノズル41の先端部にはノ
ズル孔46が形成されている。燃料噴射弁本体40、ス
ペーサ44およびノズル41内部には、互いに直列に配
設された制御ロッド47、加圧ピン48およびニードル
49がl習動自在に挿入されている。制御ロッド47の
上部には燃料室50が形成され、該燃料室50は燃料流
入口43を介して既述した燃料供給管12(第2図参照
)から既述した蓄圧室17(第2図参照)に連通してい
る。上記燃料室50は、燃料通路51を介してニードル
49の円錐状をなす受圧面52の周囲に形成されたニー
ドル加圧¥53に連通ずると共にニードル49の周囲に
形成された環状燃料通路54を介してノズル孔46に連
通する。燃料噴射弁本体40内部には、上記加圧ピン4
8を下方に付勢する圧縮ばね55が配設され、該圧縮ば
ね55によりニードル49は下方に押圧されている。制
御ロッド47の中間部に設けられた円錐状の受圧面56
の周囲には、制御ロッド加圧室57が形成され、該制御
ロッド加圧室57は、燃料噴射弁本体40内部に形成さ
れたシリンダ58に連通ずる。該シリンダ58にはOリ
ング59を備えた油圧ピストン60が摺動自在に嵌合し
ている。
上記油圧ピストン60は、燃料噴射アクチュエータ42
により駆動される。該燃料噴射弁アクチュエータ42は
、ケーシング61により上記燃料噴射弁本体40に固定
され、該ケーシング61と上記油圧ピストン60との間
にピエゾ圧電素子62を介装して構成されている。該ピ
エゾ圧電素子62は、薄板状の圧電素子を多数枚積層し
て構成され、電圧が印加されると電歪効果により長手方
向に伸びる。また電圧の印加を停止するとピエゾ圧電素
子62は直ちに縮む。該ピエゾ圧電素子62には、上記
油圧ピストン60が、該油圧ピストン60と燃料噴射弁
本体40との間に、介装された皿ばね63の付勢により
押圧されている。上記油圧ピストン60内部には、第3
図(B)に示すように、逆止弁64を備えた燃料通路6
5が形成されている。第3図(A>に示す、上記ケーシ
ング61とピエゾ圧電素子62との間には、該ピエゾ圧
電素子62を冷却するために、図示しない装置により燃
料が循環させられるように構成されている。また、上記
制御ロッド加圧室57内の制御油としての燃料が漏洩し
た場合には、上記ケーシング61内の燃料が、上述した
油圧ピストン60内の燃料通路65および逆止弁64を
介して上記制御ロッド加圧室57内に補給されるよう構
成されている。
以上のように構成された燃料噴射弁は8は、次のように
作動する。すなわち、ピエゾ圧電素子62に電圧が印加
されていない場合は、制御ロッド加圧室57内の燃料は
加圧されない。
したがって、ニードル49には、燃料室50内に圧送さ
れる燃料により制御ロッド47の上面に作用する下向き
の力と、圧縮ばね55による下向きの力と、該ニードル
49の受圧面52に作用する上向きの力が加わる。ここ
で、上記下向きの力の総和が上向きの力よりもわずかに
大きくなるように、制御ロッド47の直径、圧縮ばね5
5の付勢力およびニードル49の受圧面52の面積か設
定されている。このため、ピエゾ圧電素子62に電圧が
印加されていない場合は、ニードル49に下向きの力が
作用するので、該ニードル49がノズル孔46を閉鎖し
て燃料噴射は行なわれない。
一方、上記ピエゾ圧電素子62に電圧が印加された場合
は、該ピエゾ圧電素子62の伸長により油圧ピストン6
0が左方に移動して制御ロッド加圧室57内の燃料1よ
加圧される。
したがって、制御ロッド47の受圧面56に上向きの力
が作用して制御ロッド47が上昇し、これに伴ってニー
ドル49が上昇してノズル孔46を開口するので、燃料
噴射が行なわれる。なお、ピエゾ圧電索子62への電圧
の印加が中断されると該ピエゾ圧電素子62は収縮し、
制御ロッド加圧室57内の燃料は減圧される。このため
、制御ロッド47とニードル49とは直ちに下降して燃
料噴射は直ちに中断される。
次に、記述したECU3Oの構成を第4図に基づいて説
明する。ECU3Oは、CPU30a。
ROM30b、RAM30c等を中心に論理演算回路と
して構成され、コモンバス30dを介して入出力ポート
30e、出力ポート30fに接続されて外部との入出力
を行なう。
ECLI30は、既述した各センサの検出信号のバッフ
ァ30g、30h、30i、30j、マルチプレクサ3
0におよびA/D変換器30ff+’2有する。また、
気筒判別信号と回転角信号との波形を整形する波形整形
回路30nも備えている。これらの各検出信号は入出力
ポート30eを介してCPU30aに入力される。
また、CPU30aは出力ポート30fを介して、各燃
料噴射弁8,9,10.11の駆動回路。
31.32,33.34とポンプ駆動装置21の駆動回
路35とへ制御信号を出力する。
なお、出力ポート30fには、設定された所定時刻にC
PU30aに割込みを発生させる複数のコンベアレジス
タが配設されている。
上記各燃料噴射弁8.9,10.11の駆動回路31.
32,33.34は全て同一構成のため、駆動回路31
を例として説明する。駆動回路31は、第5図に示すよ
うに、電源36から電力の供給を受けて、500 [V
]相当の直流電圧を発生させる電源回路31aと、既述
した燃料噴射弁8の燃料噴射弁アクチュエータ42のピ
エゾ圧電素子62に直列接続されて電荷充電時間を制御
可能な充電回路31bと、上記ピエゾ圧電素子62に並
列接続されて電荷を放電させる放電回路31Gとから構
成されている。上記充電回路31bは、電荷充電の開始
および終了のスイッチング動作を行なうパワートランジ
スタ31dと該パワートランジスタ31dに直列接続さ
れた抵抗器31eとから構成されている。また、上記放
電回路31Cは、電荷放電開始のスイッチング動作を行
なうサイリスタ31fと該サイリスタ31fに直列接続
されたコイル31(]とから構成されている。
上記構成の駆動回路31は次のように作動する。
すなわち、ECU3Oから上記パワートランジスタ31
dのベース電極31hに充電時間tに亘って制御信号が
出力されると該充電時間主に相当する電荷がピエゾ圧電
素子62に充電される。ピエゾ圧電素子62は、上記充
電された電荷量に応じて伸長するので、充電時間tを長
くする程、伸長量は増大する。既述したように、上記ピ
エゾ圧電素子62の伸長量に応じて、燃料噴射弁8のニ
ードル49の変位量が増大し、ノズル孔46から噴射さ
れる燃料量も増加する。このように、ピエゾ圧電素子6
2の充電時間tを変化させることにより、燃料噴射弁8
の開弁量を調整できる。
したがって、燃料噴射開始時期において、所定ニードル
変位置(開弁m)に相当する充電時間主に亘って、EC
U3Oからパワートランジスタ31dに充電制御信号が
出力されると、燃料噴射弁8は所定開弁母だけ開き、燃
料噴射が開始される。
一方、ECU3Oからサイリスタ31fのゲート311
に放電制御信号が出力されると、ピエゾ圧電素子62の
電荷が放電されて、該ピエゾ圧電素子62は収縮するた
め、ニードル49がノズル孔46を閉鎖して、燃料噴射
弁8は燃料噴射を終了する。したがって、燃料噴射終了
時期において、ECU3Oからサイリスタ31fに放電
制御信号が出力されると、燃料噴射弁8は閉弁じ、燃料
噴射が終了する。
各燃料噴射弁8.9,10.11は、ピエゾ圧電素子の
電歪特性その他の機械的誤差等に起因して、燃料噴射量
特性が異なる。そこで、例えば第6図に実線と一点鎖線
で示すような燃料噴射間(ニードル変位量)特性を有す
る2種類の燃料噴射弁を使用して、同量の燃料噴射を行
なわせる場合には、以下のように制御する。すなわち、
ニードルが変位しやすい燃料噴射弁(実線で示す特性)
のピエゾ圧電素子の充電時間taを短く設定し、一方、
ニードルが変位しにくい燃料噴射弁(一点鎖線で示す特
性)のピエゾ圧電素子の充電時間tbを長く設定する。
このように設定した場合、燃料噴射開始時期における両
燃料噴射弁のニードル変位量は等しくなるので、燃料噴
射間を均一に調整することができる。このようにして、
燃料噴射特性の異なる燃料噴射弁を配設した複数の気筒
間の燃料噴射特性を補正することができる。
本発明に特徴的な、上述の気筒間燃料噴射量補正制御は
、第7図〜第10図に示す各処理をECU3Oが実行す
ることにより実現される。第7図は主制御処理を、第8
図は主制御処理中の燃斜噴射母算出処理の詳細を第9図
は主制御処理中の燃料噴射時期算出処理の詳細を、また
第10図はピエゾ圧電素子の充電時間算出処理を各々示
すフローチャートであり、以下この順で説明する。
第7図に示す主制御処理は、一定のクランク角毎に繰り
返して実行される。ステップ100では、回転角センサ
29から回転速度Neを、アクセルセンサ24からアク
セル操作量αを、過給圧センサ26から過給圧Pを、水
温センサ25から冷却水温度THWを、燃料圧センサ2
7から燃料圧Bを各々検出する処理が行なわれる。続く
ステップ200では、燃料噴射間を算出する処理が行わ
れ、次に、ステップ300では燃料噴射時期を算出する
処理が行なわれる。続くステップ400では燃料圧の制
御処理が行なわれる。すなわち、回転速度Neとアクセ
ル操作量αとに基づいて定まる基準燃料圧を冷却水温度
THWと過給圧Pとに応じて補正して目標燃料圧BO@
算出し、蓄圧至17内の燃料圧Bが上記目標燃料圧BO
となるようにポンプ駆動装置21を駆動し、燃料供給ポ
ンプ20の吐出圧を調節する処理が行なわれる。その後
、−量水主制御処理を終了する。以後、本主制御処理は
所定クランク角毎に繰り返して実行される。
次に、上記主制御処理において実行される燃料噴射量算
出処理の詳細を第8図のフローチャートに基づいて説明
する。ステップ210ではアクセル操作量αに応じて基
本燃料噴射量τOを算出する処理が行なわれる。ここで
、アクセル操作量αと基本燃料噴射量τOとは、第11
図に示すような関係を有する。ECtJ30は、予めR
OM30b内に第11図に示すようなマツプを記憶して
おり、該マツプに基づいて基本燃料噴射量τOを算出す
る。続くステップ220では、過給圧Pから過給補正係
数に1を算出する処理が行なわれる。第12図に示すよ
うに、過給圧Pの上昇に伴い過給補正係数に1は増加す
る。ECtJ30は、予めROM30b内に第12図に
示すようなマツプを記憶しており、該マツプに基づいて
過給補正係数に1を算出する。次にステップ230に進
み、基本燃料噴射」τOに上記過給補正係数に1を掛け
て実燃料噴射量τを算出する処理が行なわれる。続くス
テップ240では、冷却水温度THWに応じて最大燃料
噴射量τmaxを算出する処理が行なわれる。白煙の発
生を防止可能な最大燃料噴射mτmaxは、第13図に
示すように、冷却水温度THWの上昇に伴い減少する。
ECU3Oは予めROM30b内に、第13図に示すよ
うなマツプを記憶しており、該マツプに基づいて最大燃
料噴射量τmaxを算出する。次にステップ250に進
み、実燃料噴射用τが上記最大燃料噴射量τma×を上
回るかが判定され、肯定判断された場合はステップ26
0へ、一方、否定判断された場合は、本燃料噴射量算出
処理を終了して既述した主制御処理に移行する。実燃料
噴射■τが最大燃料噴射量τmaxを上回る場合に実行
されるステップ260では、最大燃料噴OA吊τmax
を実撚わl噴射量τに設定する処理を行なった後、本燃
料噴射量算出処理を終了して既述した主制御処理に移行
する。以後、本燃料噴射量算出処理は、既述した主制御
処理に伴い実行される。
次に、既述した主制御処理において実行される燃料噴射
時期算出処理の詳細を第9図のフローチャートに基づい
て説明する。ステップ310では、回転速度Neとアク
セル操作量αとに応じて、基本燃料噴射開始時期τaを
算出する処理が行なわれる。ECtJ30は第14図に
示すような、回転速度Neとアクセル操作量αと基本燃
料噴射開始時期τaとの関係を規定したマツプをROM
30b内に記憶しており、該マツプに基づいて基本燃料
噴射開始時期τa8算出する。続くステップ320では
、冷却水温度THWから水温補正係数に2を算出する処
理が行なわれる。水温補正係数に2は、第15図に示す
ように冷却水温度THWの上昇に伴い低下する。ECU
3Oは、ROM30b内に予め第15図に示すようなマ
ツプを記憶しており、該マツプに基づいて水温補正係数
に2を算出する。次にステップ330に進み、過給圧P
から過給補正係数に3を算出する処理が行われる。
過給補正係数に3は、第16図に示すように、過給圧P
の上昇に伴ない増加する。ECU3OはROM30b内
に第16図に示すようなマツプを予め記憶しており、該
マツプに基づいて過給補正係数に3を算出する。続くス
テップ340では、基本燃料噴射開始時期τaに、上記
水温補正係数に2と過給補正係数に3とを加算して実燃
料噴射開始時期τb@算出する処理が行なわれる。次に
ステップ350に進み、既述した燃料噴射子算出処理(
ステップ200)で算出された実燃料噴射量τと、上記
実燃料噴射開始時期τbとから実燃料噴射終了時期τC
を算出する処理が行われる。続くステップ360では、
実燃料噴射開始時期τbと実燃料噴射終了時期τCとを
出力ポート30fの別々のコンベアレジスタにセットす
る処理が行なわれた後、既述した主制御処理に移行する
。以後、本燃料噴射時期算出処理は、主制御処理に伴っ
て実行される。
次に、各燃料噴射弁8.9,10.11のピエゾ圧電素
子の充電時間算出処理を第10図のフローチャートに基
づいて説明する。本充電時間算出処理はクランク角18
0 [” OA]毎に、既述した主制御処理に割込んで
実行される。ステップ500では、燃料噴射を行う気筒
に対応する燃料噴射弁のピエゾ圧電素子の充電時間tを
ROM30bから読み出す処理が行なわれる。この充電
時間tは、各燃料噴射弁間の燃料噴射量を等しくする値
として、各燃料噴射弁毎に予め測定により定められ、R
OM30b内に記憶されている。続くステップ510で
は、燃料噴射を行なう気筒に配設された燃料噴射弁の充
電時間tを出力ポート30fのコンベアレジスタにセッ
トする処理が行なわれた後、本充電時間算出処理を終了
する。以後、本充電時間算出処理はクランク角180 
[” CAI毎に主制御処理に割込んで実行される。
上述したように算出された燃料噴射時期と充電時間とが
出力ポート30fの各コンベアレジスタにセットされた
後、燃お1噴射を行なう気筒においては、実燃料噴射時
間開始時期τbに至ると、充電時間主に亘ってピエゾ圧
電素子が充電されて燃料噴射弁のニードルが所定量だけ
変位し、開弁することにより、燃料噴射が開始される。
実燃料噴射量τだけ燃料が供給されると、実燃料噴射終
了時期τCに至り、ピエゾ圧電素子が放電により収縮し
、ニードルがノズル孔を閉鎖して燃料噴射は終了する。
以後、第1〜第4の各気筒2,3,4゜5に配設された
各燃料噴射弁8,9,10.11に対して同様の制御が
繰り返して行なわれる。
なお、第1実施例において、4気筒デイーゼルエンジン
1が多気筒内燃機関M1に該当し、アクセルセンサ24
と水温センサ25と過給圧センサ26と気筒判別センサ
28と回転角センサ29とECU3Oおよび該ECU3
Oにより実行される処理(ステップ100)が運転状態
検出手段M2として機能し、燃料噴射弁8,9,10.
11が燃料噴射弁M3に該当する。また、ECU3Oと
該ECU3Oにより実行される処理(ステップ200.
300>が制御手段M4として、(ステップ500.5
10>が補正手段M5として各々別能する。
以上説明したように第1実施例は、各燃料噴射弁8,9
,10.11の燃料噴射量を等しくするニードル変位量
に相当するピエゾ圧電素子の充電時間tを予めECU3
Oが記憶しており、各燃料噴射弁8.9,10.11に
よる燃料噴射が行なわれる場合には、各々に対応した充
電時間に亘ってピエゾ圧電素子が充電されることにより
燃料噴射弁が開弁じて燃料噴射を行なうよう構成されて
いる。このため、各気筒2,3.4.5に対する燃料噴
射間を、燃料噴射時間を変更することなくニードル変位
量の調整により均一に補正できる。
また、上記効果に伴ない、各気筒の燃料噴射状態がほぼ
同様の安定状態に制御できるため、4気筒ケイーゼルエ
ンジン1のトルク変動および騒音が減少すると共に、排
気特性が向上する。このことは、特にアイドル状態ある
いは低速回転時に有効である。
さらに、燃料噴射弁8,9.10.11がピエゾ圧電素
子により制御油圧を上昇させて開弁する構造となってい
るので、小型で消費電力の少ないアクチュエータによる
燃料噴射制御が可能となる。
また、駆動回路31.32.33.34は、パワートラ
ンジスタを用いた簡単な構成として同一電源電圧の供給
によりピエゾ圧電素子の充電時間を変更することが可能
となる。
ざらに、応答速度および精度の良好なピエゾ圧電素子に
より各燃料噴射弁間の燃料噴射量を補正するので、制御
精度が向上する。このため、燃料噴射量が少ない運転条
件においても微妙な補正が可能となるという利点も生じ
る。
なお、本第1実施例では、ピエゾ圧電素子の充電回路に
のみパワートランジスタを用いて充電時間の変更制御を
行なうよう構成した。しかし、例えばピエゾ圧電素子の
放電回路にもパワートランジスタを用いて放電時間の変
更制御も合わせて行なうように構成することもできる。
このように構成した場合には、各燃料噴射弁の開弁時の
補正のみならず、閉弁時の補正も可能となるので、噴射
特性変更の自由度が向上し制御精度がよりいっそう向上
するという利点も生じる。
次に、本発明第2実施例について説明する。第1実施例
と第2実施例との相違点は、第1実施例ではピエゾ圧電
素子の充電時間として各燃料噴射弁8.9,10.11
の各特性に基づいて予め定めた値を使用したのに対して
、第2実施例では上記充電時間の予め定められた値を、
各気筒毎の回転速度に応じてざらに補正する点である。
なお、システム構成および主制御処理等既述した第1実
施例と同一の部分は同一符号にて表記し、説明を省略す
る。
第2実施例において特徴的な充電時間算出処理を第17
図のフローチャートに基づいて説明する。
本充電時間算出処理はクランク角180 [’ OA]
毎に、既述した主制御処理に割込んで実行される。
ステップ600では、既述した第1実施例のステップ5
00と同様に、燃料噴射を行なう気筒に対応する燃料噴
射弁の基準充電時間10をROM3obから読み出す。
続くステップ610では、燃料噴射量がエンジン出力と
して反映された時の各気筒毎の回転速度Neiを算出す
る処理が行なわれる。次にステップ620に進み、上記
各気筒毎の回転速度Neiの平均値である平均回転速度
Nemを締出する処理が行なわれる。なお、上記ステッ
プ610,620の代わりに、回転速度Neiを気筒数
の整数倍である所定回数だけ検出して積算し、該積算値
を所定回数で除して平均回転速度Nemを算出してもよ
い。次にステップ630に進み、現在の回転速度Nei
と上記平均回転速度Nemとの回転速度差[)Neiを
算出する処理が行なわれる。
ここで、各気筒に供給される燃料噴射量の差は、第18
図に示すように、各気筒に対応した回転速度の脈動現象
となって表われる。したがって、その平均回転速度Ne
mに対して、各気筒に応じた回転速度Neiは、正負の
符号を有する回転速度差[)Netを生じる。この平均
回転速度Nemからの回転速度差[)Neiが、ステッ
プ630で締出される。続くステップ640では、上記
回転速度差[)Neiから充電時間福生値Δt@算出す
る処理が行なわれる。ここで回転速度差[)Neiと充
電時間補正値Δtとは、第19図(A)または(B)に
示すように設定できる。すなわち、第19図(A)に示
すように、充電時間補正値Δtを回転速度差DNe+に
比例した値としてもよく、また、第19図(B)に示す
ように、充電時間補正値Δtを回転速度差DNeiか大
きくなるに従って大きな値としてもよい。ECU3Oは
、第19図(A)または(B)に示すマツプを予めRO
M30b内に記憶しており、該マツプに基づいて充電時
間補正値Δtを算出する。次にステップ650に進み、
上記充電時間補正値Δtを基準充電時間10に加算して
実充電時間t1を棹出する処理が行なわれる。続くステ
ップ660では、上記実充電時間t1を出力ポート30
fのコンベアレジスタにセットする処理が行なわれた後
、−量水充電時間算出処理を終了する。以後、本充電時
間算出処理は、クランク角180 [’ CA]毎に、
既述した主制御処理に割り込んで実行される。
なお第2実施側において、ECU3Oと該ECU3Oに
より実行される処理(ステップ600.640.650
,660)が補正手段M5として機能する。
以上説明したように第2実施側は1.燃料噴射弁のピエ
ゾ圧電素子の充電時間を、平均回転速度Nemと各気筒
に対応する回転速度Ne1との回転速度差[)Neiに
応じて増減補正するよう構成されている。このように、
各気筒への実燃料噴射量の大小を反映する回転速度Ne
iの脈動を検出しているため、実燃料噴射量に応じて各
燃料噴射弁8.9,10.11の充電時間、すなわら燃
わl噴射量をフィールドバック制御できるので、気筒間
に亘る燃料噴射量補正の制御制度が向上する。
また、既述した第1実施例と同様の効果も奏する。
次に本発明第3実施例について説明する。第3実施例の
特徴は、燃料噴射時間中に、燃料噴射弁のニードル変位
量を変化させて、いわゆる噴射率制御を行なうことであ
る。
システム構成等は既述した第1実施例と同様のため、同
一符号を使用して説明を省略する。
第3実施例における噴射率制御の様子の一例を、第20
図のタイミングチャートに従って説明する。
ここでは、本噴射率制御が、第1気筒2の燃料噴射弁8
に対して行なわれる場合を一例として説明する。実燃料
噴射開始時期に該当する時刻T11から、ECU3Oよ
り駆動回路31に対して充電制御信号が、第1充電時間
1’−aに亘って出力される。このため、同時刻T11
からピエゾ圧電素子端子間電圧が上昇し始めて、燃料噴
射弁8のニードル49が変位を開始し、第1充電時間T
a経過語の時刻TI2において、該第1充電時間Taに
相当するだけ変位する。このため、上記時刻T11から
燃料噴射が開始され、時刻T12に至るまで、単位時間
当りの燃料噴fJJffiが増加する。時刻T12にお
いて、充電制御信号が中断されるので、ピエゾ圧電素子
端子間電圧は第1所定電圧となり、ニードル変位量も第
1所定母となり、単位時間当りの燃料噴射量も第1所定
値を保ったまま、燃料噴射が継続される。
次に、時刻T13から、ECU3Oより駆動回路31に
対して、再び充電制御信号が、第2充電時間Tbに亘っ
て出力される。このため、同時刻T13からピエゾ圧電
素子端子間電圧が再び上昇を開始し、ニードル49の変
位量も対応して増加する。このため、単位時間当りの燃
料噴射量は、再び増大する。上記時刻T13から第2充
電時間Tb経過後の時刻T14において、充電制御信号
が再び中断されるので、ピエゾ圧電素子端子間電圧は第
2所定電圧(500[V] )となり、ニードル変位量
も第2所定母となり、単位時間当りの燃料噴射量は上記
第1所定値より増加した第2所定値を保ったまま、燃料
噴射が続行される。
やがて、時刻T15において、ECU3Oより駆動回路
31に対して、放電制御信号が出力される。
このため、同時刻T15からピエゾ圧電素子端子間電圧
が下降し、二′−ドル49の変位量も減少する。このた
め、単位時間当りの燃料噴射量も減少し、上記時刻T1
5から時間tc経過後であって実燃料噴射終了時期に該
当する時刻T16において、ピエゾ圧電素子端子間電圧
は初期電圧(−200 [V] ’)となり、ニードル
変位量もOとなって、燃料噴射は終了する。なお、上記
のような噴射率制御は、例えば、既述した第1実施例の
第10図に示す充電時間算出処理のステップ500にお
いて、第11.第2両充電時間を読み込み、ステップ5
10にて両充電時間を順次出力することにより実現され
る。
したがって第3実施例においては同一の燃料噴射弁8の
燃料噴射時間中にニードルリフト量の変更により、単位
時間当りの燃料噴射量を変更する、いわゆる噴射率制御
が可能となる。
また、第1充電時間7−aに対応する初期噴射時の噴射
間を少なく設定し、第2充電時間Tbに対応する後期噴
射時の噴射量を多く設定している。
このため、急激な燃焼を回避して安定した燃焼が可能と
なるので、トルク変動および騒音を低下させると共に、
排気特性を向上させることができる。
ざらに、上記第1充電時間’laと第2充電時間Tbと
の時間配分を変更制御して、最適燃焼状態を実現するこ
とも可能となる。このことは、アイドル状態あるいは低
速回転状態において、急激な燃焼を防止できるので、排
気特性の向上と騒音低減の効果が顕著となり、一方、高
速回転状態においては、高い出力を1qることが可能と
なる。
また、ピエゾ圧電素子を用いた簡単な構成の燃料噴射弁
を噴射率制御することにより、従来から行なわれている
。パイロット噴射と主噴射との組み合わせ燃焼制御と同
様の各効果が得られるという利点も生じる。
なお、本第3実施例では第1充電時間Taと第2充実時
間Tbとの組み合わせによる2段階の噴射率制御を行な
うよう構成したが、例えば、充電時間と放電時間とを組
み合わせた、ざらに多段階の噴射率制御を行なうよう構
成することもできるこのように構成した場合は、燃焼制
御の制御精度をより一層向上させることができる。
以上本発明のいつくかの実施例について説明したが、本
発明はこのような実施例に何等限定されるものではなく
、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々なる態
様で実施し得ることは勿論である。
及団例四呈 以上詳記したように本発明の内燃機関の燃料噴射制御装
置は、運転状態検出手段の検出した多気筒内燃機関の運
転状態に応じた燃料量に相当する開弁時間を制御手段が
各燃料噴射弁に指令するに際し、各気筒の実燃料供給量
を等しくする開弁量を補正手段が各燃料噴射弁に指令す
るよう構成されている。このため、各気筒の燃焼状態を
好適な状態に維持しながら、各気筒間の実燃料供給量を
等しくする補正を行なうことができるという優れた効果
を秦する。
また、上記効果に伴ない、多気筒内燃機関の出力変動が
低下すると共に、排気特性が向上し、燃焼に伴なう騒音
も低下する。
ざらに、燃料噴射弁の開弁ωの調整による補正、すなわ
ら、燃料噴射弁の噴射特性の変更による補正が可能とな
る。このことは、総噴射量が少ない場合における各燃料
噴射弁の微小な噴射m差の補正に対して、特に有効であ
る。
なお、開弁量を燃料噴射弁の特性に応じて予め定めるよ
う構成した場合は、簡単な構成による気筒間補正が可能
となる。
また、開弁量を運転状態検出手段の検出結果から得られ
る各気筒毎の実燃料供給量に応じて定めるよう構成した
場合は、気筒間補正の制御精度が向上するという利点も
生じる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の内容を概念的に例示した基本的構成図
、第2図は本発明第1実施例のシステム構成図、第3図
(A>、(B)は同じくその燃料噴射弁の断面図、第4
図は同じくその電子制御装置の構成を説明するためのブ
ロック図、第5図は同じくその燃料噴射弁駆動回路の構
成を示すブロック図、第6図は同じくその充電時間とニ
ードル変位量との関係を示すグラフ、第7図〜第10図
は同じくその制御を示すフローチャート、第11図〜第
16図は同じくそのマツプを示すグラフ、第17図は本
発明第2実施例の制御を示すフローヤード、第18図は
同じくその回転速度差を示す説明図、第19図(A’)
、  (B)は同じくそのマツプを示すグラフ、第20
図は本発明第3実施例の制御の様子を示すタイミングヂ
ャートでおる。 Ml・・・多気筒内燃機関 M2・・・運転状態検出手段 M3・・・燃料噴射弁 M4・・・制御手段 M5・・・補正手段 1・・・4気筒デイーピルエンジン 8.9.10.11・・・燃料噴射弁 24・・・アクセルセンサ 25・・・水温センサ 26・・・過給圧センサ 28・・・気筒判別センナ 2つ・・・回転角センサ 30・・・電子制御装置(ECU) 30 a−CP Ll

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 多気筒内燃機関の運転状態を検出する運転状態検出
    手段と、 上記多気筒内燃機関の各気筒に対応して配設され、圧送
    される燃料を弁の開閉により上記多気筒内燃機関に供給
    する燃料噴射弁と、 上記検出された運転状態に応じて定まる燃料量に相当す
    る開弁時間を上記燃料噴射弁に指令する制御手段と、 を具備した内燃機関の燃料噴射制御装置において、 さらに、上記多気筒内燃機関の各気筒間の実燃料供給量
    を等しくする開弁量を上記燃料噴射弁に指令する補正手
    段を備えたことを特徴とする内燃機関の燃料噴射制御装
    置。 2 上記補正手段の指令する開弁量が、上記燃料噴射弁
    の特性に応じて予め定められている特許請求範囲第1項
    に記載の内燃機関の燃料噴射制御装置。 3 上記補正手段の指令する開弁量が、上記運転状態の
    検出結果から得られる各気筒毎の実燃料供給量に応じて
    定められる特許請求の範囲第1項に記載の内燃機関の燃
    料噴射制御装置。
JP2973586A 1986-02-12 1986-02-12 内燃機関の燃料噴射制御装置 Pending JPS62186038A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996016262A1 (fr) * 1994-11-17 1996-05-30 Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha Dispositif et procede de gestion de l'injection de carburant pour moteur a combustion interne
JP2008240544A (ja) * 2007-03-26 2008-10-09 Nippon Soken Inc 燃料噴射制御装置及び燃料噴射装置

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WO1996016262A1 (fr) * 1994-11-17 1996-05-30 Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha Dispositif et procede de gestion de l'injection de carburant pour moteur a combustion interne
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