JP2008234755A - 記録ストラテジを選定する光ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】各種光ディスクに対して記録を行う際に、記録パワーに適した記録ストラテジを選択することを課題とする。
【解決手段】複数の記録ストラテジを保持する記録ストラテジ保持部と、複数の記録ストラテジから一の記録ストラテジを選択して記録をする記録部と、OPC処理手順にて記録部での最適記録パワー値を決定するOPC実行制御部と、所定の条件を保持する所定条件保持部と、決定された最適記録パワー値が前記所定の条件を満たすか判断する判断部と、前記所定の条件を満たしているとの判断結果である場合に記録部に他の記録ストラテジを選択させる制御をする制御部と、を有する光ディスク装置を提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光ディスクに対し情報を記録する光ディスク装置に関し、特に最適な記録ストラテジを選定する光ディスク装置に関する。
各種メーカの異なる種類の光ディスクに対して最適な記録を行うためには、記録ストラテジ及び記録パワーを調整する必要がある。記録ストラテジとは、記録レーザ波形信号の立ち上がり、立ち下がり、信号幅等のタイミングを規定するものであり、記録パワーとは、記録レーザの強度を規定するものである。各光ディスクには推奨記録ストラテジや推奨記録パワー値が予め記載されているが、これをそのまま利用しても最適な記録を行うことができない場合が多い。また、記録の度に両方(記録ストラテジと記録パワー)のパラメータを調整することは、調整が二次元的になって調整時間が長引いてしまうためにあまり実用的ではない。そのため、一般的には記録パワーのみ最適化を行っている。
もう少し具体的に説明すると、光ディスクの最内周領域にあるCDZ(Control Data Zone)には予めManufacturer IDが記述されており、これを読取ることで、メーカ名やディスクの種類、推奨記録ストラテジ、推奨記録パワー値などを取得することが可能である。この推奨記録ストラテジや推奨記録パワー値をそのまま記録に採用することも可能であるが、必ずしも最適な記録を行えるとは限らない。そのため、事前に各種光ディスクに対して記録ストラテジや記録パワーを変えて記録試験を行い、最適な記録が行えたときの記録ストラテジや記録パワー値を保持し、本記録の際に使用するという方法が採られている。なお、最適な記録が行えたときの記録ストラテジは推奨記録ストラテジからの補正情報という形で、また最適な記録が行えたときの記録パワー値はそれに対応するアシンメトリ値(再生信号の最大振幅と最小振幅の比)という形で、ファームウェア中のテーブルに保持される場合もある。
光ディスク装置に光ディスクがセットされると、CDZのデータを読むことでセットされた光ディスクの種類が特定され、その種類と記録速度などの条件に対応する記録ストラテジの補正情報や目標アシンメトリ値等データが読み込まれ、最適な記録ストラテジ及び最適な記録パワー値を決定している。
このとき、記録パワーはOPC(Optimum Power Control)処理などにより本記録前に調整が行われるが、記録ストラテジについてはこのような調整手段がほとんど存在しない。
特許文献1では、記録ストラテジを選定する方法としてOPC処理の結果得られる再生エラー値、アシンメトリ値及びディスク面に対する光軸のチルト角度等の特性値に基づき複数の記録ストラテジから一つを選択する発明がなされている。
特開2006−133403号公報
しかし、特許文献1にて開示されている発明では、記録ストラテジを変更する判断基準が明確でないため、記録ストラテジを的確に選択することはできない。また、特許文献1の実施形態中にはOPC処理の結果得られた記録パワー値が適正でないと判断された場合の記録ストラテジの選定については示されていない。
本件発明はこの状況に鑑みてなされたものであり、各種光ディスクに対して記録を行う際に、記録パワーに適した記録ストラテジを選択することを課題とする。
そこで本発明においては、以下の構成によって記録ストラテジを選定する光ディスク装置及びその動作方法を提案する。第一の発明は、複数の記録ストラテジを保持する記録ストラテジ保持部と、複数の記録ストラテジから一の記録ストラテジを選択して記録をする記録部と、OPC処理手順にて記録部での最適記録パワー値を決定するOPC実行制御部と、所定の条件を保持する所定条件保持部と、決定された最適記録パワー値が前記所定の条件を満たすか判断する判断部と、前記所定の条件を満たしているとの判断結果である場合に記録部に他の記録ストラテジを選択させる制御をする制御部と、を有する光ディスク装置である。第二の発明は、OPC実行制御部は、判断結果が所定の条件を満たした結果、記録部が他の記録ストラテジを選択した場合には他の記録ストラテジを用いて再度最適記録パワー値を決定する再決定手段を有する第一の発明に記載の光ディスク装置である。第三の発明は、所定条件保持部は、一の記録ストラテジを用いて記録した場合の記録パワー−ジッタ関数と他の記録ストラテジを用いて記録した場合の記録パワー−ジッタ関数とが互いに交わる点のパワー値を最適記録パワー値の閾値とし、最適記録パワー値に応じてジッタがより小さい記録パワー−ジッタ関数となる記録ストラテジを記録部に選択させるとの条件を所定の条件として保持している第一の発明又は第二の発明に記載の光ディスク装置である。
第四の発明は、一の記録ストラテジを選択しOPC処理手順にて最適記録パワー値を決定するOPC実行制御ステップと、決定された最適記録パワー値が所定の条件を満たすか判断する判断ステップと、所定の条件を満たしているとの判断結果である場合に本記録にて他の記録ストラテジを選択する制御をする制御ステップと、を有する光ディスク装置の動作方法である。第五の発明は、判断ステップでの判断結果が所定の条件を満たした結果、本記録にて他の記録ストラテジを選択することとなった場合には他の記録ストラテジを用いて再度最適記録パワー値を決定する再決定ステップをさらに有する第四の発明に記載の光ディスク装置の動作方法である。
本発明によれば、OPC処理によって得られた最適記録パワー値が、予め最適であると記録されている記録パワー値と大きく異なる場合でも的確な記録ストラテジを選択して記録をすることが可能である。的確な記録ストラテジを選択できるので、常に最良の再生ジッタを得ることができ、良好な記録品位を確保することができる。
以下に各発明を実施するための最良の形態を説明する。なお、本発明はこれら実施形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。なお、以下の実施形態と請求項の関係は次の通りである。実施形態1は、主に請求項1、4などについて説明する。実施形態2は、主に請求項2、5などについて説明する。実施形態3は、主に請求項3などについて説明する。
<<実施形態1>>
<実施形態1:概要>本実施形態は、各種光ディスクに対して予め保持されている複数の記録ストラテジのうちから実際の記録に用いる記録ストラテジを選定する際に、OPCの結果決定された最適記録パワー値に基づいて選定することを特徴とする光ディスク装置及びその動作方法について説明する。
<実施形態1:光ディスク装置>図1は、本実施形態に係る光ディスク装置全体の概念図である。光ディスク装置において光ディスク(0101)へデータを記録及び再生する際には、スピンドルモータ(0103)が回転することで光ディスクを安定に回転させ、光ピックアップ(0102)からレーザ光が出力される。そして、記録の際には、フォーカス制御機構(0111)やトラッキング制御機構(0112)により、ピックアップのフォーカシングやトラッキングといった光スポットの位置制御が行われる。また、再生の際には、光ピックアップ(0102)から出力されたレーザ光が、光ディスク(0101)で反射され、光ピックアップ(0102)に戻り、光ピックアップ内の光ディテクタによって取り込まれる。光ディテクタによって取り込まれた光は、ヘッドアンプ(0104)により演算増幅され、サーボ検出機構(0105)やRF検出機構(0106)により検出が行われる。サーボ検出機構とフォーカス制御機構のフォーカスサーボ回路により焦点制御が行われフォーカスサーボがかかる。また、サーボ検出機構で検出されたトラッキング誤差信号とサーボ検出機構とトラッキング制御機構のトラッキングサーボ回路により、トラッキングサーボがかかる。また、RF検出機構により検出されたRF信号はデコーダ(0108)により二値化され、コントローラ(0109)を介して再生信号データとして上位装置に出力される。
記録の際の最適記録パワーを決定するときには、光ディスク装置の記憶領域(0113)に保持されている記録ストラテジから一の記録ストラテジが選択され、OPC処理が実行される。そして、RF検出機構によりRF信号が検出される。検出されたRF信号が信号処理機構(0107)に出力され、アシンメトリ値等の特性値が算出される。そして算出された特性値がコントローラ(0109)に出力される。コントローラは特性値に基づいて最適記録パワーを決定し、決定された最適記録パワー値は記憶領域(0113)に記憶される。
また、本記録の際の記録ストラテジを選定するときには、コントローラ(0109)にて、決定された最適記録パワー値に応じた最適な記録ストラテジが選択され、記憶領域(0113)に記憶される。
コントローラは、記憶領域に記憶された最適記録パワー値及び最適な記録ストラテジをドライバー(0110)へ出力し、記録を行う際に光ピックアップが出力するレーザ光の強度や立ち上がり、立ち下がり、信号幅等のタイミングの設定を行う。
本実施形態における特徴的な機能をより詳細に説明するために、機能ブロック図を図2に示した。本実施形態に係る記録ストラテジを選択する光ディスク装置は、「記録ストラテジ保持部」(0201)と、「記録部」(0202)と、「OPC実行制御部」(0203)と、「判断部」(0204)と、「所定条件保持部」(0205)と、「制御部」(0206)と、を有する。
なお、以下に詳述する本発明の構成要素である各部は、ハードウェア、ソフトウェア、ハードウェアとソフトウェアの両方のいずれかによって構成される。例えば、これらを実現する一例として、コンピュータを利用する場合には、CPU、バス、メモリ、インタフェース、周辺装置などで構成されるハードウェアと、それらハードウェア上で実行可能なソフトウェアがある。ソフトウェアとしては、メモリ上に展開されたプログラムを順次実行することで、メモリ上のデータや、インタフェースを介して入力されるデータの加工、保存、出力などにより各部の機能が実現される。さらに具体的には、図10は一般的なコンピュータの構成を例示する図でありコンピュータが主にCPU(1010)、RAM(1020)、ROM(1030)、入出力インタフェース(I/O)(1040)、ハードディスク(HDD)(1050)、等から構成されており、それらがシステムバス(1060)等のデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。本実施形態に係る光ディスク装置の構成要素である各部は図10と同様の構成にて実現可能である。(明細書の全体を通じて同様である。)
また、RAM(1020)は、各種処理を行うプログラムをCPU(1010)に実行させるために読み出すと同時にそのプログラムのワーク領域を提供する。光ディスク装置が起動されるとHDD(1050)等の記憶装置に保持されている各種プログラムがRAM(1020)に展開される。また、RAM(1020)やROM(1030)にはそれぞれ複数のメモリアドレスが割り当てられており、CPU(1010)で実行されるプログラムは、そのメモリアドレスを特定しアクセスすることで相互にデータのやり取りを行い、処理を行うことが可能になっている。各部におけるコンピュータ処理の流れは、各部の説明の中に記載する。
「記録ストラテジ保持部」(0201)は、複数の記録ストラテジを保持する機能を有する。複数の記録ストラテジは、ROM等のファームウェア中に保持されている記録ストラテジテーブルから、光ディスク装置にセットされた光ディスクの種類に応じて選択、保持される。
光ディスク装置に光ディスクがセットされると、CPU(1010)が光ディスクの最内周領域にあるCDZ(Control Data Zone)に予め記載されているメーカ名やディスクの型番等(Manufacturer ID)から光ディスクの種類を特定し、さらに、推奨記録ストラテジ及び推奨記録パワー値などを読取る。そして、推奨記録ストラテジとは別に、セットされたディスクの種類に対応した記録ストラテジをROM等のファームウェア中に保持されている記録ストラテジテーブルから読出す。読み出された複数の記録ストラテジをRAM等の記録データ領域に格納、保持する。ここで、ROM等のファームウェア中に保持されている記録ストラテジテーブルには、本実施形態の例のように各種光ディスクに対応した記録ストラテジ自身が保持されていても良いし、各種光ディスクに対応した記録ストラテジの補正情報が保持されていても良い。また、記録ストラテジ保持部は記録ストラテジテーブル自身であってもよい。
<どのような記録ストラテジテーブルを保持すべきか>次に、ROM等のファームウェア中に保持されている記録ストラテジテーブルをどのように決定するかについて説明をする。記録ストラテジテーブルとは工場出荷前段階で個々の光ディスク装置に予め設定されているものであり、各種光ディスクに対応した複数の記録ストラテジが記述されている。これは、推奨記録ストラテジとは異なる記録ストラテジである。
推奨記録ストラテジをそのまま採用しない理由は、推奨記録ストラテジによって得られる記録パワー−ジッタの記録特性は図3のC特性のようになり、ジッタが比較的大きく、最適な記録特性にならないことがあるからである。そこで予め、各種光ディスクに対して最適なストラテジを決定するために記録試験を行う。この作業によって決定される記録ストラテジの記録特性が図3のA特性やB特性の記録ストラテジである。A特性の記録ストラテジとは、ジッタ値が最小となるがジッタのパワーマージンの狭い記録特性となる記録ストラテジであり、B特性の記録ストラテジとは、最小ジッタ値は若干増加するがジッタのパワーマージンが広い記録特性となる記録ストラテジである。ジッタ特性は温度など周りの環境にあまり影響を受けず、常に同様の特性を持つ。
そこで、記録ストラテジテーブルには、ジッタ値が最小となるがジッタのパワーマージンの狭い記録特性となるA特性のような記録ストラテジと最小ジッタ値は若干増加するがジッタのパワーマージンが広い記録特性となるB特性のような記録ストラテジを保持する。さらに、A特性の記録ストラテジを決定したときにジッタ値が最小になる値を最適な記録が行えたときの記録パワー値として保持する。
実際には2種類の記録ストラテジのみではなく、多種類の記録ストラテジを保持する場合も考えられるが、簡単のため、本明細書においては2種類の異なる記録ストラテジを利用する場合について主に説明する。
記録ストラテジ保持部はこの記録ストラテジテーブルから光ディスクの種類に応じた複数の記録ストラテジを選択し、保持する。
「記録部」(0202)は、複数の記録ストラテジから一の記録ストラテジを選択して記録をする機能を有する。一の記録ストラテジとは図3の例で言えば、A特性又はB特性の記録ストラテジである。なお、最初のテスト記録では最小ジッタ値が最も小さい記録ストラテジであるA特性の記録ストラテジを選択する。コンピュータ処理の流れとしては、CPU(1010)が記録ストラテジ及び記録パワーをRAM(1020)のデータ領域に読み込み、記録プログラムを実行する。これにより、定められた記録ストラテジや記録パワーにしたがってドライバーが記録を行う。なお、記録部が行う記録には、テスト記録(OPC処理の際の記録)と本記録の二種類がある。
「OPC実行制御部」(0203)は、OPC処理手順にて記録部での最適記録パワー値を決定する機能を有する。光ディスクに対して本記録を行う際の最適記録パワー値を決定する。コンピュータ処理の流れとしては、CPU(1010)が記録ストラテジ及び記録パワー範囲等の情報をRAM(1020)のデータ領域に読み込み、OPC実行制御プログラムを実行する。これにより決定された最適記録パワー値をRAM(1020)の記憶データ領域に格納、保持する。
「判断部」(0204)は、決定された最適記録パワー値が所定の条件を満たすか判断する機能を有する。所定の条件とは、予め所定条件保持部(詳細は後述)により保持されているものである。最適記録パワー値をパラメータとして判断するので、記録パワーを決定する手段とは別の手段を用いて記録ストラテジを決定する場合と比較して高速な判断をすることができる。コンピュータ処理の流れとしては、CPU(1010)が最適記録パワー値及び所定の条件をRAM(1020)のワーク領域に読み込み、判断プログラムを実行する。
「所定条件保持部」(0205)は、前記所定の条件を保持する機能を有する。所定の条件とは、記録ストラテジ保持部に保持されている記録ストラテジのうちどの記録ストラテジを使用するかを最適記録パワー値に応じて選択するための条件である。ジッタ値がより小さくなる記録ストラテジを選択するような所定の条件が保持されている。コンピュータ処理の流れとしては、ROM等のファームウェア中に保持されている所定条件保持テーブルに各種光ディスクに対応する所定の条件が保持されており、このテーブルから光ディスクの種類に応じた所定の条件を選択し、保持する。なお、所定条件保持部は所定条件保持デーブル自身であっても良い。
「制御部」(0206)は、前記所定の条件を満たしているとの判断結果である場合に記録部に他の記録ストラテジを選択させる機能を有する。他の記録ストラテジとは図3の例で言えば、B特性の記録ストラテジである。また、記録ストラテジ保持部が複数の記録ストラテジとして三以上の記録ストラテジを保持する場合には、OPC実行制御部にて決定された最適記録パワー値にて記録を行うときにジッタが最も小さくなるような記録特性を持つ記録ストラテジが選択される。コンピュータ処理の流れとしては、「判断部」における判断プログラムの実行結果が所定の条件を満たすとの判断であった場合に、CPU(1010)がRAM(1020)のワーク領域にて制御プログラムを実行する。
<実施形態1:処理の流れ>図4は、本実施形態に係る光ディスク装置の動作方法における処理の流れを示すフロー図である。
最初に、ステップS0401において複数の記録ストラテジから一の記録ストラテジを選択する。この処理は、主に記録部によって実行される。次にステップS0402においてOPC処理を実行する。この処理は、主に記録部とOPC処理実行制御部によって実行される。次に、ステップS0403において、OPC処理の結果から最適記録パワー値を決定する。この処理は、主にOPC実行制御部によって実行される。次に、ステップS0404において、決定された最適記録パワー値が所定の条件を満たすか判断する。この処理は、主に判断部によって実行される。ここでの判断が所定の条件を満たすとの判断であった場合には、ステップS0405において、本記録にて他の記録ストラテジを選択する制御をする。この処理は、主に制御部によって実行される。この処理の流れにより、決定された記録ストラテジ用いてステップS0406において本記録を行う。この処理は、主に記録部によって実行される。
なお、図4のフロー図は、計算機に実行させるプログラムの処理フロー図とみなすことも可能である。さらに、このようなプログラムをフレキシブルディスク等の媒体に記録することも可能である。(明細書の全体を通じて同様である。)
<実施形態1:効果>本実施形態に係る光ディスク装置及びその動作方法によれば、各種光ディスクに対して異なる記録特性を持つ記録ストラテジを複数保持しておくことにより、OPC処理によって決定された最適記録パワー値に応じた記録ストラテジを選択できるので、記録ストラテジの選択の余地がない場合と比較して常にジッタ値を小さくすることが可能である。
<<実施形態2>>
<実施形態2:概要>本実施形態は、実施形態1を基本とし、最適記録パワー値が所定の条件を満たし、他の記録ストラテジを選択した場合には、再度OPC処理を実行して最適記録パワー値を再決定する光ディスク装置及びその動作方法について説明する。
<実施形態2:光ディスク装置>本実施形態に係る光ディスク装置全体の概念図は図1と同様であるので説明は省略する。本実施形態における特徴的な機能をより詳細に説明するために、機能ブロック図を図5に示した。本実施形態に係る記録ストラテジを選択する光ディスク装置は、「記録ストラテジ保持部」(0501)と、「記録部」(0502)と、「OPC実行制御部」(0503)と、「判断部」(0504)と、「所定条件保持部」(0505)と、「制御部」(0506)と、「再決定手段」(0507)を有する。
「記録ストラテジ保持部」(0501)と、「記録部」(0502)と、「OPC実行制御部」(0503)と、「判断部」(0504)と、「所定条件保持部」(0505)と、「制御部」(0506)と、は実施形態1と同様であるので、詳細な説明は省略する。
「OPC実行制御部」(0503)は、「再決定手段」(0507)を有する。「再決定手段」(0507)は、判断結果が所定の条件を満たした結果、記録部が他の記録ストラテジを選択した場合には他の記録ストラテジを用いて再度最適記録パワー値を決定する機能を有する。記録ストラテジが変われば、最適記録パワー値も変わる可能性があり、最初の記録ストラテジによって決定された最適記録パワー値は最適値でなくなる可能性があるからである。そのため、再決定手段により、新しく選択された記録ストラテジを用いて最適記録パワー値を再決定する。コンピュータ処理の流れとしては、CPU(1010)が記録ストラテジ及び記録パワー範囲等の情報をRAM(1020)のデータ領域に読み込み、OPC実行制御プログラムを実行する。これにより決定された最適記録パワー値をRAM(1020)の記憶データ領域に格納、保持する。
<実施形態2:処理の流れ>図6は、本実施形態に係る光ディスク装置の動作方法における処理の流れを示すフロー図である。
最初に、ステップS0601において複数の記録ストラテジから一の記録ストラテジを選択する。この処理は、主に記録部によって実行される。次にステップS0602においてOPC処理を実行する。この処理は、主に記録部とOPC処理実行制御部によって実行される。次に、ステップS0603において、OPC処理の結果から最適記録パワー値を決定する。この処理は、主にOPC実行制御部によって実行される。次に、ステップS0604において、決定された最適記録パワー値が所定の条件を満たすか判断する。この処理は、主に判断部によって実行される。ここでの判断が所定の条件を満たすとの判断であった場合には、ステップS0605において、本記録にて他の記録ストラテジを選択する制御をする。この処理は、主に制御部によって実行される。次に、ステップS0606において、他の記録ストラテジを用いてOPC処理を実行する。この処理は、主に記録部とOPC実行制御部によって実行される。次に、ステップS0607において、OPC処理の結果から再度最適記録パワー値を決定する。この処理は、主にOPC実行制御部が有する再決定手段によって実行される。なお、ステップS0606とステップS0607で行われる処理は基本的にステップS0602とステップS0603で行われる処理と同じである。この処理の流れにより、決定された記録ストラテジ及び最適記録パワー値を用いてステップS0608において本記録を行う。この処理は、主に記録部によって実行される。
処理の流れについて、図7に具体例を示してより詳細に説明する。図7には、A特性とB特性の記録パワー−ジッタの記録特性が示してある。まず、図7の(1)1回目OPC範囲にてA特性の記録ストラテジを用いてOPC処理を実行する。このOPC処理の結果、得られた最適記録パワー値が図中(2)で示されている記録パワー値であったとする。このとき、A特性の記録ストラテジを利用した場合に得られるジッタ値とB特性の記録ストラテジを利用した場合に得られるジッタ値とを比較するとB特性の記録ストラテジを利用した場合の方が、ジッタ値が小さくなることが分かる。そこで、記録ストラテジをB特性の記録ストラテジに変更して、図7の(3)2回目OPC範囲にて再度OPC処理を実行する。2回目のOPC処理の結果、得られた最適記録パワー値が図中(4)で示されている記録パワー値であったとする。この再決定された最適記録パワー値及びB特性の記録ストラテジを本記録の際に利用する。
<実施形態2:効果>本実施形態に係る光ディスク装置及びその動作方法によれば、各種光ディスクに対して異なる記録特性を持つ記録ストラテジを複数保持しておくことにより、OPC処理によって決定された最適記録パワー値に応じた記録ストラテジを選択できるので、記録ストラテジの選択の余地がない場合と比較して常にジッタ値を小さくすることが可能である。さらに、他の記録ストラテジが選択された場合には新たに選択された記録ストラテジにてOPC処理を再度行うため、記録ストラテジに応じた適切な最適記録パワー値を再決定することが可能である。
<<実施形態3>>
<実施形態3:概要>本実施形態は、実施形態1又は実施形態2を基本とし、記録ストラテジを選択するために、予め、複数の記録ストラテジを用いて記録を行い、それによって得られる記録パワー−ジッタ関数の交点にあたる記録パワー値を記録ストラテジ切換えの閾値として利用する光ディスク装置及びその動作方法について説明する。
<実施形態3:光ディスク装置>本実施形態に係る光ディスク装置全体の概念図は図1と同様であるので説明は省略する。また、本実施形態において特徴的な機能ブロック図は図2又は図5と同様であるので説明は省略する。以下に、「所定条件保持部」についてさらに詳細に説明する。
「所定条件保持部」は、一の記録ストラテジを用いて記録した場合の記録パワー−ジッタ関数と他の記録ストラテジを用いて記録した場合の記録パワー−ジッタ関数とが互いに交わる点のパワー値を最適記録パワー値の閾値とし、最適記録パワー値に応じてジッタがより小さい記録パワー−ジッタ関数となる記録ストラテジを記録部に選択させるとの条件を所定の条件として保持している。
「一の記録ストラテジを用いて記録した場合の記録パワー−ジッタ関数」とは、例えば、図8に示したA特性の記録パワー−ジッタ関数のことである。次に、「他の記録ストラテジを用いて記録した場合の記録パワー−ジッタ関数」とは、例えば、図8に示したB特性の記録パワー−ジッタ関数のことである。また、この2つの関数が互いに交わる点のパワー値とは、図8に示したα及びβのパワー値である。これを最適記録パワー値に応じて記録ストラテジを選定するための閾値とする。ただし、2つの関数が互いに交わる点とは、必ずしも1点に限定される必要はなく、その点の周辺の値であれば同等の効果を奏する。
記録パワー値に応じた記録ストラテジを選定する光ディスク装置の動作方法を具体的に説明する。OPC処理手順にて決定された最適記録パワー値がγであるとして、α≦γ≦βであれば、所定の条件を満たさないとし、最初に選択したA特性の記録ストラテジを選択する。また、γ<α、γ>βであれば、所定の条件を満たすとし、B特性の記録ストラテジを選択する。例えば図8において、OPC処理手順にて決定された最適記録パワー値がγ1やγ3であるときは、B特性の記録ストラテジを選択し、γ2であるときは、A特性の記録ストラテジを選択する。このような処理を行うことにより、最適記録パワー値に応じてジッタがより小さい記録パワー−ジッタ関数となる記録ストラテジを選択することが可能である。
また、所定の条件は記録パワー値として記録されていても良いし、予め記録してある最適な記録を行えたときの記録パワー値から交点のパワー値までの幅として記録されていても良い。
さらに、図9に示したように複数の記録ストラテジによる記録パワー−ジッタ関数の交点にあたる記録パワー値を閾値とし、適切な記録ストラテジに切換えてOPC処理を行い、最適記録パワー値を決定してもよい。
<実施形態3:処理の流れ>本実施形態に係る光ディスク装置の動作方法における処理の流れを示すフロー図は、図4又は図6と同様であるので、説明は省略する。
<実施形態3:効果>本実施形態に係る光ディスク装置及びその動作方法によれば、各種光ディスクに対して異なる記録特性を持つ記録ストラテジを複数保持しておくことにより、OPC処理によって決定された最適記録パワー値に応じた記録ストラテジを選択できるので、記録ストラテジの選択の余地がない場合と比較して常にジッタ値を小さくすることが可能である。さらに、記録ストラテジの切換点が予め明確に定まっているので、処理時間が短く、常に記録品位を良好に保つことが可能である。
実施形態1に係る光ディスク装置全体の概念図 実施形態1に係る機能ブロック図 記録パワー−ジッタの記録特性を示すグラフ 実施形態1に係る処理フロー図 実施形態2に係る機能ブロック図 実施形態2に係る処理フロー図 実施形態2に係る処理の具体例を説明する図 記録パワー−ジッタの記録特性を示すグラフ 記録パワー値による記録ストラテジの切換えを説明する図 一般的なコンピュータの構成の一例図
符号の説明
0101 光ディスク
0102 光ピックアップ
0103 スピンドルモータ
0104 ヘッドアンプ
0105 サーボ検出機構
0106 RF検出機構
0107 信号処理機構
0108 デコーダ
0109 コントローラ
0110 ドライバー
0111 フォーカス制御機構
0112 トラッキング制御機構
0113 記憶領域

Claims (5)

  1. 複数の記録ストラテジを保持する記録ストラテジ保持部と、
    複数の記録ストラテジから一の記録ストラテジを選択して記録をする記録部と、
    OPC処理手順にて記録部での最適記録パワー値を決定するOPC実行制御部と、
    所定の条件を保持する所定条件保持部と、
    決定された最適記録パワー値が前記所定の条件を満たすか判断する判断部と、
    前記所定の条件を満たしているとの判断結果である場合に記録部に他の記録ストラテジを選択させる制御をする制御部と、
    を有する光ディスク装置。
  2. OPC実行制御部は、
    判断結果が所定の条件を満たした結果、記録部が他の記録ストラテジを選択した場合には他の記録ストラテジを用いて再度最適記録パワー値を決定する再決定手段
    を有する請求項1に記載の光ディスク装置。
  3. 所定条件保持部は、
    一の記録ストラテジを用いて記録した場合の記録パワー−ジッタ関数と他の記録ストラテジを用いて記録した場合の記録パワー−ジッタ関数とが互いに交わる点のパワー値を最適記録パワー値の閾値とし、最適記録パワー値に応じてジッタがより小さい記録パワー−ジッタ関数となる記録ストラテジを記録部に選択させるとの条件を所定の条件として保持している
    請求項1又は2に記載の光ディスク装置。
  4. 一の記録ストラテジを選択しOPC処理手順にて最適記録パワー値を決定するOPC実行制御ステップと、
    決定された最適記録パワー値が所定の条件を満たすか判断する判断ステップと、
    所定の条件を満たしているとの判断結果である場合に本記録にて他の記録ストラテジを選択する制御をする制御ステップと、
    を有する光ディスク装置の動作方法。
  5. 判断ステップでの判断結果が所定の条件を満たした結果、本記録にて他の記録ストラテジを選択することとなった場合には他の記録ストラテジを用いて再度最適記録パワー値を決定する再決定ステップをさらに有する請求項4に記載の光ディスク装置の動作方法。
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