JP2006252676A - 情報記録再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ランニングパワー制御記録手段と、このランニングパワー制御記録手段によるランニングパワー制御を実行する間隔を調整する実行間隔調整手段とを備えることにより、記録位置、記録速度、記録品質及び再生信号に応じた値が変化しても、適正なOPCが可能な情報記録再生装置を提供する。
【解決手段】 データ記録が開始される(S1)。つづいて、ROPCを実行するか否かを判断する(S2)。実行しない場合は、データ記録が終了したか否かを確認し(S6)、終了していた場合は、処理を終了する(S7)。終了していない場合は、S2へ戻り繰り返す。S2で実行する場合は、ROPCを実行する(S3)。続いて、ROPCの実行間隔の変更を行うか否かを確認する(S4)。変更しない場合は、S6に進む。S4で変更する場合は、ROPCの実行間隔を変更する(S5)。その後、データ記録が終了したかどうか確認し(S6)、終了していた場合は、処理を終了する(S7)。終了していない場合は、S2へ戻って繰り返す。
【選択図】 図2

Description

本発明は、情報記録再生装置に関し、さらに詳しくは、記録可能な情報記録媒体に情報を記録する際のパワー制御技術に関するものである。
大容量記録可能なメディアにCD−RやCD−RWがある。最近では、更に大容量記録可能なメディアとして、DVD+R/+RWがCD−R/RWにとって代わり一般市場に浸透しつつある。これらのメディアを記録する場合、ドライブはOPC(Optimum Power Control & Calibration)という動作を行う。OPCとは媒体上に存在する試し書き領域で、レーザーパワーを段階的に振り分けテスト記録を行い最適パワーを決定するものである。この試し書き領域のことを、CD−R/RWでは、PCA(Power Calibration Area)、DVD+Rでは、Inner & Outer Disc Test Zone、DVD+RWでは、Inner & Outer Drive Test Zoneと呼ぶ。
また、通常のOPCのほかに、代表的なパワー制御方法としてランニングOPC(以下、ROPCと呼ぶ)がある。ROPCとは、記録中のディスク状態を常に監視し、記録パワーを制御しながら記録する方法である。最近では、DVDでも記録速度の高速化が進み、DVD+R/−Rでは16倍記録が可能になっている。
従来技術として特許文献1には、ディスクの記録感度の違いや周囲温度等の違いによって最適記録パワーが異なっても良好な記録マークが形成できるようにするために、ディスクに光ビームを照射して情報記録マークを形成する情報記録装置において、光ビームの記録パワーを可変させて試し書きを行う手段と、試し書きの結果により、情報記録時の回転数を決定する回転数決定手段を有する情報記録装置について開示されている。
特開平9−288827号公報
しかしながら、上記のような高速記録の場合、上記ROPCを実行するとディスクの内周や中周ではROPCにより最適な状態で記録できていたものが、外周に行くにしたがって最適な状態で記録することができずに記録品質が悪化することがある。この原因には温度やディスクの反り、機械特性等が挙げられる。このような場合、通常より高い記録パワーが必要になるため、この記録パワーの差分をROPCによって補っている。しかし、16倍といった高速記録の場合、この補正が間に合わず、記録パワーの差分を補正できずに記録品質が悪くなってしまい、記録したデータが読めないといった問題がある。
また特許文献1に開示されている従来技術は、記録する前の試し書きを行い、その結果から、記録時の回転数を制御するというものであるが、この方法だと高速記録中に記録パワーがディスクの反りや機械特性などにより影響を受けることを考慮していないため、補正が間に合わないといった問題がある。
本発明は、かかる課題に鑑み、ランニングパワー制御記録手段と、このランニングパワー制御記録手段によるランニングパワー制御を実行する間隔を調整する実行間隔調整手段とを備えることにより、記録位置、記録速度、記録品質及び再生信号に応じた値が変化しても、適正なOPCが可能な情報記録再生装置を提供することを目的とする。
本発明はかかる課題を解決するために、請求項1は、記録可能な情報記録媒体に情報を記録して再生する情報記録再生装置において、前記情報記録媒体に情報を記録中に当該情報の記録状態を常時監視し、記録パワーを制御しながら前記情報を記録するランニングパワー制御記録手段と、該ランニングパワー制御記録手段によるランニングパワー制御を実行する間隔を調整する実行間隔調整手段と、前記ランニングパワー制御記録手段及び実行間隔調整手段を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記情報記録媒体に情報を記録する条件に基づいて、前記ランニングパワー制御記録手段を動作させるか否かを判断し、該ランニングパワー制御記録手段を動作させる場合には、前記実行間隔調整手段に対して前記ランニングパワー制御の実行間隔の値を指示することを特徴とする。
本発明の情報記録再生装置は、記録中のディスク状態を常に監視し、記録パワーを制御しながら記録するランニングパワー制御(ROPC)を実行するランニングパワー制御記録手段と、ROPCを実行する間隔を調整する実行間隔調整手段と、これらを制御する制御手段とを備えている。そして制御手段は、情報記録媒体に情報を記録する条件(例えば、記録位置、記録速度等)に基づいて、ROPCを実行するか否かを判断し、実行する場合は条件により実行する間隔を適宜調整する。
請求項2は、前記制御手段は、前記ランニングパワー制御記録手段により前記情報記録媒体の全面に亘ってランニングパワー制御を動作させる場合、前記情報記録媒体の内周と外周とで異なる実行間隔により前記ランニングパワー制御を実行するように前記実行間隔調整手段を制御することを特徴とする。
従来のROPCでは、情報記録媒体の全面に亘ってROPCを実行した場合、内周や中周ではROPCによる補正が有効であるが、外周部では記録速度により補正が間に合わない場合があった。そこで本発明では、情報記録媒体の全面に亘ってROPCを実行する場合、情報記録媒体の内周と外周とで異なる実行間隔によりROPCを実行するものである。
請求項3は、前記制御手段は、前記ランニングパワー制御記録手段により前記情報記録媒体の全面に亘ってランニングパワー制御を動作させる場合、前記情報記録媒体の内周の実行間隔に比較して外周の実行間隔が狭くなるように前記実行間隔調整手段を制御することを特徴とする。
ROPCはその実行間隔を狭くすればエラーレイトが低下することが解っている。また高速記録の場合、ROPCを実行すると情報記録媒体の内周や中周ではROPCにより最適な状態で記録できていたものが、外周に行くにしたがって最適な状態で記録することができずに記録品質が悪化することがある。そこで本発明では、内周の実行間隔に比較して外周の実行間隔が狭くなるようして、外周のエラーレイトを低下させるものである。
請求項4は、前記制御手段は、前記ランニングパワー制御記録手段により前記情報記録媒体の一部の面にランニングパワー制御を動作させる場合、前記情報記録媒体の外周に限定して前記ランニングパワー制御を実行するように前記実行間隔調整手段を制御することを特徴とする。
高速記録の場合、一定の実行間隔でROPCを実行した場合、外周になればなるほど、エラーレイトが高くなる。しかし、内周部ではエラーレイトは低下しないので、部分的にROPCを実行すれば全体のエラーレイトを維持することができる。そこで本発明では、エラーレイトが低下する外周に限定してROPCを実行するものである。
請求項5は、前記情報記録媒体に情報を記録する条件は、情報を記録する位置、記録速度、再生信号に応じた値、記録品質および記録時間であることを特徴とする。
情報記録媒体に記録する情報の記録位置によりROPCを実行する間隔を変更する。例えば、ディスクの半径まではROPCを実行または実行間隔を変更すればよい。また4倍や8倍といった低速記録ではROPCを実行する間隔を変更する必要はないが、16倍といった高速記録ではROPCを実行する間隔を変更する必要がある。また基本的にROPCはβと呼ばれる値を決められた基準値に制御することである。このβは再生信号RFから求めることができ、一般的にこの値が基準値より大きいと記録パワーが大きく、低い場合は記録パワーが不足していることになる。またROPCでは、通常、直前に記録した位置の状態から記録パワーを補正している。このとき記録品質を測定し、良くないようならROPCの間隔を短くするものである。また情報を記録してから所定の時間が経過すると、記録位置がどこまで進んでいるかを判断することができる。即ち、記録時間を監視することにより、どこで記録状態を確認する間隔を変更すればよいかがわかる。
請求項1の発明によれば、制御手段は、情報記録媒体に情報を記録する条件に基づいて、ランニングパワー制御記録手段を動作させるか否かを判断し、実行間隔調整手段に対してランニングパワー制御の実行間隔の値を指示するので、高速記録の場合でも情報記録媒体の全面に亘って最適なOPCを行うことができる。
また請求項2では、情報記録媒体の全面に亘ってROPCを実行する場合、情報記録媒体の内周と外周とで異なる実行間隔によりROPCを実行するので、記録位置による補正の不具合を減少することができる。
また請求項3では、内周のROPCの実行間隔に比較して外周の実行間隔が狭くなるようにしたので、外周のエラーレイトを低下させ画像品質の低下を抑制することができる。
また請求項4では、エラーレイトが低下する外周に限定してROPCを実行するので、不必要なROPCの実行を防止することができ、全体の記録速度を高めることができる。
また請求項5では、情報記録媒体に情報を記録する条件は、情報を記録する位置、記録速度、再生信号に応じた値、記録品質および記録時間であるので、各条件に最適なROPCを適宜選択することができる。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
図1は本発明の実施形態に係る情報記録再生装置の構成図である。以下、DVD+Rドライブを例として説明する。この情報記録再生装置100は、情報記録媒体としての光ディスク1を回転駆動するためのスピンドルモータ2と、光ディスク1のスパイラル状又は同心円状のトラック(記録領域)が形成された記録面にレーザ光を照射するとともに、記録面からの反射光を受光するための光ピックアップ装置3と、エンコーダ5からの書き込み信号及びCPU13の指示に基づいて、光ピックアップ装置3から出射されるレーザ光の出力を制御するレーザコントロール回路4と、CPU13の指示に基づいて、バッファRAM9に蓄積されているデータをバッファマネージャ10を介して取り出し、データ変調及びエラー訂正コードの付加などを行い、光ディスク1への書き込み信号を生成するとともに、再生信号処理回路7からの同期信号に同期してレーザコントロール回路4に出力するエンコーダ5と、サーボコントローラ8からの各制御信号に応じて光ピックアップ装置3のトラッキングアクチュエータ及びフォーカシングアクチュエータを駆動するモータドライバ6と、上記受光器の出力信号に基づいてウォブル信号、RF信号及びサーボ信号(フォーカスエラー信号、トラックエラー信号)などを検出する再生信号処理回路7と、再生信号処理回路7からのフォーカスエラー信号に基づいてフォーカスずれを補正するための制御信号を生成し、トラックエラー信号に基づいてトラックずれを補正するための制御信号を生成するサーボコントローラ8と、メモリとしてのバッファRAM9と、バッファRAM9へのデータの入出力を管理し、蓄積されたデータ量が所定の値になると、CPU13に通知するバッファマネージャ10と、ホスト15(例えばパソコン)との双方向の通信インターフェースであるインターフェース11と、CPU13にて解読可能なコードで記述された後述するホストからの記録要求に応じてデータを光ディスク1に記録するプログラムが格納されているROM12と、全体を制御するCPU13と、ワーキングメモリとしてのRAM14とを備えて構成される。なお、図における矢印は、代表的な信号や情報の流れを示すものであり、各ブロックの接続関係の全てを表すものではない。また、本実施形態では、光ディスク1には、一例としてDVD+RWの規格に準拠した情報記録媒体が用いられるものとする。
また光ピックアップ装置3は、光源としての半導体レーザ、該半導体レーザから出射される光束を光ディスク1の記録面に導くとともに、記録面で反射された戻り光束を所定の受光位置まで導く光学系、受光位置に配置され戻り光束を受光する受光器、及び駆動系(フォーカシングアクチュエータ、トラッキングアクチュエータ及びシークモータ)(いずれも図示省略)などを含んで構成されている。そして、受光器からは、その受光量に応じた信号が再生信号処理回路7に出力される。
また再生信号処理回路7は、検出したウォブル信号からADIP(Address In Pre-groove)情報及び同期信号等を抽出し、ADIP情報をCPU13に、同期信号をエンコーダ5にそれぞれ出力する。さらに、検出したRF信号に対して復号処理及び誤り訂正処理等を行った後、再生データとしてバッファマネージャ10を介してバッファRAM9に格納する。なお、復号処理に際して発生したエラー(エラーレート)はCPU13に通知される。また、ここで検出されたサーボ信号はサーボコントローラに出力される。
またサーボコントローラ8で生成された各制御信号はそれぞれモータドライバ6に出力される。
モータドライバ6は、再生信号処理回路7、サーボコントローラ8及びモータドライバ6によってトラッキング制御及びフォーカス制御が行われる。また、CPU13の指示に基づいてスピンドルモータ2及び光ピックアップ装置3のシークモータを駆動する。
またインターフェース11は、ホスト15(例えばパソコン)との双方向の通信インターフェースであり、ATAPI(AT Attachment Packet Interface)、SCSI(Small Computer System Interface)及びUSB(Universal Serial Bus)等の標準インターフェースに準拠している。
ここで、データ記録処理について説明する。先ず、記録速度に基づいてスピンドルモータ2の回転を制御するための制御信号をモータドライバ6に出力するとともに、ホスト15から受信したユーザーデータをバッファRAM9に蓄積するようにバッファマネージャ10に指示する。さらに、ホスト15から記録要求コマンドを受信した旨を再生信号処理回路7に通知する。これにより、光ディスク1の回転が所定の線速度に達すると、上記トラッキング制御及びフォーカス制御が行われる。なお、トラッキング制御及びフォーカス制御は記録処理が終了するまで随時行われる。そして、バッファマネージャ10からバッファRAM9に蓄積されたユーザーデータのデータ量が所定の量を超えたとの通知を受けると、エンコーダ5に書き込み信号の生成を指示し、光ピックアップ装置3が書き込み開始地点に到達すると、エンコーダ5に通知する。これにより、ユーザーデータは、エンコーダ5、レーザコントロール回路4及び光ピックアップ装置3を介して光ディスク1に書き込まれ、ホスト15からのユーザーデータがすべて書き込まれると記録処理を終了する。
次に、データ再生処理について説明する。先ず、再生速度に基づいてスピンドルモータ2の回転を制御するための制御信号をモータドライバ6に出力するとともに、再生要求コマンドを受信した旨を再生信号処理回路7に通知する。これにより、光ディスク1の回転が所定の線速度に達すると、上記トラッキング制御及びフォーカス制御が行われる。なお、トラッキング制御及びフォーカス制御は再生処理が終了するまで随時行われる。そして、光ピックアップ装置3が読み出し開始地点に到達すると、再生信号処理回路7に通知する。これにより、前述の如く再生信号処理回路7を介して再生データがバッファRAM9に蓄積されるとともに、再生データがセクタデータとして揃うと、バッファマネージャ10及びインターフェース11を介してホスト15に転送され、ホスト15から指定された全てのデータを再生すると再生処理を終了する。
図2は、本発明の実施形態に係る情報記録再生装置の動作フローチャートである。まず、データ記録が開始される(S1)。つづいて、ROPCを実行するか否かを判断する(S2)。実行しない場合は(S2でNOのルート)、データ記録が終了したか否かを確認し(S6)、終了していた場合は(S6でYESのルート)、処理を終了する(S7)。終了していない場合は(S6でNOのルート)、S2へ戻り繰り返す。S2で実行する場合は(S2でYESのルート)、ROPCを実行する(S3)。続いて、ROPCの実行間隔の変更を行うか否かを確認する(S4)。変更しない場合は(S4でNOのルート)、S6に進む。S4で変更する場合は(S4でYESのルート)、ROPCの実行間隔を変更する(S5)。その後、データ記録が終了したかどうか確認し(S6)、終了していた場合は(S6でYESのルート)、処理を終了する(S7)。終了していない場合は(S6でNOのルート)、S2へ戻って繰り返す。
本発明の情報記録再生装置100は、記録中のディスク状態を常に監視し、記録パワーを制御しながら記録するランニングパワー制御(ROPC)を実行するランニングパワー制御記録手段と、ROPCを実行する間隔を調整する実行間隔調整手段と、これらを制御する制御手段とを備えている。そして制御手段は、光ディスク1に情報を記録する条件(例えば、記録位置、記録速度等)に基づいて、ROPCを実行するか否かを判断し、実行する場合は条件により実行する間隔を適宜調整する。
図3(a)は、ROPCを実行しないでDVD+Rの16倍CAV記録を行った際の光ディスクの記録位置と記録速度との関係を示す図である。縦軸が記録速度、横軸が光ディスクの記録位置を示している。符号20は現在の記録速度を示し、符号21は回転数(CAV記録のため一定)を示している。図3(b)は、ECC単位毎のエラー率を示すBLER(Block Error Rate)と呼ばれる値である。ここで縦軸はBLERとβであり、横軸は、物理アドレスを示している。βとは、ROPC時に基準になる値で、このβは再生信号RFから求めることができ、一般的にこの値が基準値より大きいと記録パワーが大きく、低い場合は記録パワーが不足していることになる。ここで符号22は前述のβを示し、符号23はPI(Parity Inner)、符号24はPOF(Parity Outer Fail)を示している。DVDのエラー訂正は、ECC単位毎に行と列の2重訂正を行っており、最初に列の訂正を行い(PI訂正)、それで訂正しきれない場合は、行の訂正(PO訂正)を行い、それでも訂正しきれないエラーがPOFになる。図3(b)では、外周に行くにつれてPIエラー(符号23)が増加し、最終的には、POF(符合24)が発生しており、非常に記録品質の良くないディスクになっていることが解る。
図4(a)は、全面ROPCを有効にした場合の記録速度と光ディスクの位置関係を示す図である。符号30は現在の記録速度を示し、符号31は回転数(CAV記録のため一定)を示している。ROPCは、直前に記録した箇所のβを測定するために一旦ライト動作を停止している。そのため、記録速度の波形が一定間隔で段差が発生している。また、この全面ROPCの間隔は10秒で行っている。図4(b)は、ECC単位毎のエラー率を示すBLER(Block Error Rate)と呼ばれる値である。ここで縦軸はBLERとβであり、横軸は、物理アドレスを示している。ここで符号32は前述のβを示し、符号33はPI(Parity Inner)、符号34はPOF(Parity Outer Fail)を示している。この図から明らかなように図3と比較すると、PIエラーは内周、中周のBLERは抑えられているが、外周のBLERが高くなっている。これは、10秒毎のROPCでは中周、内周の記録パワーの補正ができ、BLERを低く抑えることができるが、外周では記録パワーの補正が間に合わず、BLERが高くなってしまっていることが解る。
図5(a)は、外周ROPCを有効にした場合の記録速度と光ディスクの位置関係を示す図である。符号35は現在の記録速度を示し、符号36は回転数(CAV記録のため一定)を示している。ROPCは、直前に記録した箇所のβを測定するために一旦ライト動作を停止している。そのため、記録速度の波形が外周で一定間隔に段差が発生している。また、この全面ROPCの間隔は3秒で行っている。図5(b)は、ECC単位毎のエラー率を示すBLER(Block Error Rate)と呼ばれる値である。ここで縦軸はBLERとβであり、横軸は、物理アドレスを示している。ここで符号37は前述のβを示し、符号38はPI(Parity Inner)、符号39はPOF(Parity Outer Fail)を示している。この図から明らかなように図3と比較すると、外周ROPCを有効にしたので外周のBLERは低く抑えられており、POF(符合39)も発生していない。
高速記録の場合、一定の実行間隔でROPCを実行した場合、外周になればなるほど、エラーレイトが高くなる。しかし、内周部ではエラーレイトは低下しないので、部分的にROPCを実行すれば全体のエラーレイトを維持することができる。そこで本発明では、エラーレイトが低下する外周に限定してROPCを実行するものである。これにより、不必要なROPCの実行を防止することができ、全体の記録速度を高めることができる。
図6(a)は、全面ROPC+外周ROPCを有効にした場合の記録速度と光ディスクの位置関係を示す図である。この場合、位置によってROPCの間隔を変更しており、LBA(Logical Block Address)で0x1D0000h以降(領域B)は、ROPCの間隔を3秒に変更している。それ以前(領域A)は、10秒間隔で行っている。図(b)は、ECC単位毎のエラー率を示すBLER(Block Error Rate)と呼ばれる値である。ここで縦軸はBLERとβであり、横軸は、物理アドレスを示している。ここで符号42は前述のβを示し、符号43はPI(Parity Inner)、符号44はPOF(Parity Outer Fail)を示している。この図から明らかなように図3と比較すると、全面ROPC+外周ROPCを有効にした場合の図で、全体的にPIエラーのBLERが非常に低く抑えられており、特に外周においてもBLERの上昇は見られない。
このようにROPCの実行のON、OFFまた、間隔等を変更することにより、従来のROPCよりも記録品質を向上することができる。ここで、速度や間隔変更箇所や実行間隔時間はこれに限定するものではない。例えば、ROPCの変更を記録開始から6分後とすれば、16倍の場合、上記の図6と同様のグラフとなる。
従来のROPCでは、光ディスク1の全面に亘ってROPCを実行した場合、内周や中周ではROPCによる補正が有効であるが、外周部では記録速度により補正が間に合わない場合があった。そこで本発明では、光ディスク1の全面に亘ってROPCを実行する場合、光ディスク1の内周と外周とで異なる実行間隔によりROPCを実行するものである。そこで本発明では、内周の実行間隔(10秒)に比較して外周の実行間隔(3秒)が狭くなるようして、外周のエラーレイトを低下させるものである。これにより、外周のエラーレイトを低下させ画像品質の低下を抑制することができる。
本発明の実施形態に係る情報記録再生装置の構成図。 本発明の実施形態に係る情報記録再生装置の動作フローチャート。 (a)は、ROPCを実行しないでDVD+Rの16倍CAV記録を行った際の記録速度と光ディスクの位置関係を示す図、(b)は光ディスクのアドレスとBLERの関係を示す図。 (a)は、全面ROPCを有効にした場合の記録速度と光ディスクの位置関係を示す図、(b)は光ディスクのアドレスとBLERの関係を示す図。 (a)は、外周ROPCを有効にした場合の記録速度と光ディスクの位置関係を示す図、(b)は光ディスクのアドレスとBLERの関係を示す図。 (a)は、全面ROPC+外周ROPCを有効にした場合の記録速度と光ディスクの位置関係を示す図、(b)は光ディスクのアドレスとBLERの関係を示す図。
符号の説明
1 光ディスク、2 スピンドルモータ、3 光ピックアップ装置、4 レーザコントロール回路、5 エンコーダ、6 モータドライバ、7 再生信号処理回路、8 サーボコントローラ、9 バッファRAM、10 バッファマネージャ、11 インターフェース、12 ROM、13 CPU、14 RAM、15 ホスト、100 情報記録再生装置

Claims (5)

  1. 記録可能な情報記録媒体に情報を記録して再生する情報記録再生装置において、
    前記情報記録媒体に情報を記録中に当該情報の記録状態を常時監視し、記録パワーを制御しながら前記情報を記録するランニングパワー制御記録手段と、該ランニングパワー制御記録手段によるランニングパワー制御を実行する間隔を調整する実行間隔調整手段と、前記ランニングパワー制御記録手段及び実行間隔調整手段を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記情報記録媒体に情報を記録する条件に基づいて、前記ランニングパワー制御記録手段を動作させるか否かを判断し、該ランニングパワー制御記録手段を動作させる場合には、前記実行間隔調整手段に対して前記ランニングパワー制御の実行間隔の値を指示することを特徴とする情報記録再生装置。
  2. 前記制御手段は、前記ランニングパワー制御記録手段により前記情報記録媒体の全面に亘ってランニングパワー制御を動作させる場合、前記情報記録媒体の内周と外周とで異なる実行間隔により前記ランニングパワー制御を実行するように前記実行間隔調整手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の情報記録再生装置。
  3. 前記制御手段は、前記ランニングパワー制御記録手段により前記情報記録媒体の全面に亘ってランニングパワー制御を動作させる場合、前記情報記録媒体の内周の実行間隔に比較して外周の実行間隔が狭くなるように前記実行間隔調整手段を制御することを特徴とする請求項1または2に記載の情報記録再生装置。
  4. 前記制御手段は、前記ランニングパワー制御記録手段により前記情報記録媒体の一部の面にランニングパワー制御を動作させる場合、前記情報記録媒体の外周に限定して前記ランニングパワー制御を実行するように前記実行間隔調整手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の情報記録再生装置。
  5. 前記情報記録媒体に情報を記録する条件は、情報を記録する位置、記録速度、再生信号に応じた値、記録品質および記録時間であることを特徴とする請求項1に記載の情報記録再生装置。
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