JP4138627B2 - 情報記録再生装置と情報記録再生方法とプログラムとコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

情報記録再生装置と情報記録再生方法とプログラムとコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Description

この発明は、CD−Rディスク,CD−RWディスク,DVD−Rディスク,DVD−RWディスク,DVD+Rディスク,DVD+RWディスク,DVD−RAMディスク等のデータ記録可能型光ディスクの記録面に光ビームを照射してデータの記録と再生を行う光ディスクドライブ等の情報記録再生装置と情報記録再生方法とプログラムとそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体とに関する。
一般的に、情報記録再生装置は書き込み可能な記録媒体(光ディスク)にデータを記録する場合、光ピックアップにおける光ディスクのトラック上に記録の為のレーザ光を集光して光スポットを形成する対物レンズを、光ディスクの記録面に対して垂直に交差させて記録を行う。
しかし、光ディスクに反りがあった場合などには、光ピックアップの対物レンズの光軸が光ディスクの記録面に垂直に交差しなくなり、光ディスクへの記録品質を低下させてしまう恐れがある。
このように、対物レンズと光ディスクの記録面との間に傾きが生じている状態をチルトが生じていると呼ぶ。
上記チルトによる光ディスクへの記録品質の低下を解決する為の方法として、光ピックアップ内にチルト量を検出する為のチルト検出手段であるチルトセンサを設けて、その検出結果に基づいて対物レンズと光ディスクの記録面との間のチルトを補正する情報記録再生装置が提案されている。
このようなチルトセンサは、予めチルトの無い光ディスクに対して2分割受光素子の出力に差が無いように設置姿勢を調整し、既発光素子の出射光が光ディスクで反射されてチルトセンサに入射されることによりチルトセンサ上にスポットを作り、この反射光スポットの差信号を取ることによってチルト量を検出する。
その検出されたチルト量を補正する方法として、予め光ディスクを複数のゾーンに分けておき、その各ゾーンの所定の位置でRF信号,TE信号が最大となるようなチルト補正値を取得しておき、そのデータに基づいてゾーン毎にチルト制御を行う方法がある。
例えば、光ディスクの径方向の各位置でのチルト量を予め測定して記憶した後、その測定値を後のデータ記録再生時に適用してチルト量を補正する情報記録再生装置(例えば、特許文献1参照)があった。
また、例えば、情報記録再生装置は、光ディスクが挿入されたら予め記録動作前に、図5に示すように、光ディスクを複数のゾーンで分割し、各ゾーンの先頭アドレスを検出点1,2,3・・・として各検出点でチルト量の検出を行い、図6に示すように、各ゾーンのチルト量の検出結果とチルト量の検出時の温度とを対応させて記憶しておく。その後、データの記録時に、光ピックアップがゾーンの先頭アドレスに達した場合、チルト補正が必要か否かに応じてチルト補正を行うものがあった。
特開2000−339727
しかしながら、従来の情報記録再生装置では、電源投入時から動作中にモータやレーザダイオードや回路の各素子の消費エネルギーによって発熱し、光ディスクや光ピックアップの温度が上昇していく。その温度上昇によって光ディスクのチルト量が変化したり、光ピックアップの各素子の温度変化による光ピックアップの最適角度が変化したりして、図7に示すように、予め測定したときとはチルト特性が変わってしまう。
したがって、例えば、光ディスクが情報記録再生装置に挿入されてから長時間経過した場合、予め測定したチルト量に基づいてチルト補正を行うと、本来補正したいチルトとは異なる補正をしてしまってデータの記録再生品質に悪影響を及ぼしてしまう恐れがあるという問題があった。
この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、データ記録動作中に装置内の温度が上昇して光ディスクと光ピックアップとの間のチルト量が変化しても、最適なチルト補正ができるようにすることを目的とする。
この発明は上記の目的を達成するため、次の(1)〜(4)の情報記録再生装置を提供する。
(1)記録媒体とその記録媒体に光を照射する光ピックアップとの間の相対的なチルト量を検出するチルト量検出手段と、上記記録媒体を複数のゾーンに分け、その各ゾーン毎に上記チルト量検出手段によって検出した各チルト量を予め記憶するゾーン毎チルト量記憶手段と、そのゾーン毎チルト量記憶手段に記憶された各ゾーン毎のチルト量に基づいて上記記録媒体と上記光ピックアップとの間のチルト量を補正するチルト補正手段を備えた情報記録再生装置において、当該情報記録再生装置内の温度を検出する温度検出手段と、上記チルト量検出手段によって上記各ゾーンでのチルト量を検出するときに上記温度検出手段によって検出された各温度を、上記チルト量検出手段によって検出した各チルト量にそれぞれ対応させて記憶する温度記憶手段と、記録媒体へのデータ記録中に各ゾーンの先頭アドレスで上記温度検出手段によって当該情報記録再生装置内の現在温度を検出し、各ゾーンに対応する上記温度記憶手段に記憶されている温度に対して上記現在温度がある一定値以上変化があったか否かを判断する判断手段と、その判断手段によって上記現在温度がある一定値以上変化があったと判断された場合、上記チルト量検出手段によって当該記録媒体の各ゾーン毎のチルト量を再度検出し、その再度検出された各ゾーン毎のチルト量に基づいてチルト量を補正するチルト補正制御手段を設けた情報記録再生装置。
(2)記録媒体とその記録媒体に光を照射する光ピックアップとの間の相対的なチルト量を検出するチルト量検出手段と、上記記録媒体を複数のゾーンに分け、その各ゾーン毎に上記チルト量検出手段によって検出した各チルト量を予め記憶するゾーン毎チルト量記憶手段と、そのゾーン毎チルト量記憶手段に記憶された各ゾーン毎のチルト量に基づいて上記記録媒体と上記光ピックアップとの間のチルト量を補正するチルト補正手段を備えた情報記録再生装置において、当該情報記録再生装置内の温度を検出する温度検出手段と、上記チルト量検出手段によって上記各ゾーンでのチルト量を検出するときに上記温度検出手段によって検出された各温度を、上記チルト量検出手段によって検出した各チルト量にそれぞれ対応させて記憶する温度記憶手段と、記録媒体へのデータ記録中に各ゾーンの先頭アドレスで上記温度検出手段によって当該情報記録再生装置内の現在温度を検出し、各ゾーンに対応する上記温度記憶手段に記憶されている温度に対して上記現在温度がある一定値以上変化があったか否かを判断する判断手段と、その判断手段によって上記現在温度がある一定値以上変化があったと判断された場合、上記チルト量検出手段によって当該記録媒体の当該ゾーンのチルト量を再度検出し、その再度検出された当該ゾーンのチルト量に基づいてチルト量を補正するチルト補正制御手段を設けた情報記録再生装置。
(3)記録媒体とその記録媒体に光を照射する光ピックアップとの間の相対的なチルト量を検出するチルト量検出手段と、上記記録媒体を複数のゾーンに分け、その各ゾーン毎に前記チルト量検出手段によって検出した各チルト量を予め記憶するゾーン毎チルト量記憶手段と、そのゾーン毎チルト量記憶手段に記憶された各ゾーン毎のチルト量に基づいて上記記録媒体と上記光ピックアップとの間のチルト量を補正するチルト補正手段を備えた情報記録再生装置において、当該情報記録再生装置内の温度を検出する温度検出手段と、上記チルト量検出手段によって上記各ゾーンでのチルト量を検出するときに上記温度検出手段によって検出された各温度を、上記チルト量検出手段によって検出した各チルト量にそれぞれ対応させて記憶する温度記憶手段と、記録媒体へのデータ記録中に各ゾーンの先頭アドレスで上記温度検出手段によって当該情報記録再生装置内の現在温度を検出し、各ゾーンに対応する上記温度記憶手段に記憶されている温度に対して上記現在温度がある一定値以上変化があったか否かを判断する判断手段と、その判断手段によって上記現在温度がある一定値以上変化があったと判断された場合、上記チルト量検出手段によって当該記録媒体の当該ゾーン以降の各ゾーン毎のチルト量を再度検出し、その再度検出された各ゾーン毎のチルト量に基づいてチルト量を補正するチルト補正制御手段を設けた情報記録再生装置。
(4)上記(1)乃至(3)のいずれかの情報記録再生装置において、上記再度検出したゾーンのチルト量と前記現在温度とを対応させて記憶する手段を設けた情報記録再生装置。
また、次の(5)〜(8)の情報記録再生方法も提供する。
(5)記録媒体とその記録媒体に光を照射する光ピックアップとの間の相対的なチルト量を検出するチルト量検出工程と、上記記録媒体を複数のゾーンに分け、その各ゾーン毎に上記チルト量検出工程によって検出した各チルト量を予め記憶するゾーン毎チルト量記憶工程と、そのゾーン毎チルト量記憶工程に記憶された各ゾーン毎のチルト量に基づいて上記記録媒体と上記光ピックアップとの間のチルト量を補正するチルト補正工程と、当該情報記録再生装置内の温度を検出する温度検出工程と、上記チルト量検出工程によって上記各ゾーンでのチルト量を検出するときに上記温度検出工程によって検出された各温度を、上記チルト量検出工程によって検出した各チルト量にそれぞれ対応させて記憶する温度記憶工程と、記録媒体へのデータ記録中に各ゾーンの先頭アドレスで上記温度検出工程によって当該情報記録再生装置内の現在温度を検出し、各ゾーンに対応する上記温度記憶工程によって記憶されている温度に対して上記現在温度がある一定値以上変化があったか否かを判断する判断工程と、その判断工程によって上記現在温度がある一定値以上変化があったと判断された場合、上記チルト量検出工程によって当該記録媒体の各ゾーン毎のチルト量を再度検出し、その再度検出された各ゾーン毎のチルト量に基づいてチルト量を補正するチルト補正制御工程とからなる情報記録再生方法。
(6)記録媒体とその記録媒体に光を照射する光ピックアップとの間の相対的なチルト量を検出するチルト量検出工程と、上記記録媒体を複数のゾーンに分け、その各ゾーン毎に上記チルト量検出工程によって検出した各チルト量を予め記憶するゾーン毎チルト量記憶工程と、そのゾーン毎チルト量記憶工程に記憶された各ゾーン毎のチルト量に基づいて上記記録媒体と上記光ピックアップとの間のチルト量を補正するチルト補正工程と、当該情報記録再生装置内の温度を検出する温度検出工程と、上記チルト量検出工程によって上記各ゾーンでのチルト量を検出するときに上記温度検出工程によって検出された各温度を、上記チルト量検出工程によって検出した各チルト量にそれぞれ対応させて記憶する温度記憶工程と、記録媒体へのデータ記録中に各ゾーンの先頭アドレスで上記温度検出工程によって当該情報記録再生装置内の現在温度を検出し、各ゾーンに対応する上記温度記憶工程によって記憶されている温度に対して上記現在温度がある一定値以上変化があったか否かを判断する判断工程と、その判断工程によって上記現在温度がある一定値以上変化があったと判断された場合、上記チルト量検出工程によって当該記録媒体の当該ゾーンのチルト量を再度検出し、その再度検出された当該ゾーンのチルト量に基づいてチルト量を補正するチルト補正制御工程とからなる情報記録再生方法。
(7)記録媒体とその記録媒体に光を照射する光ピックアップとの間の相対的なチルト量を検出するチルト量検出工程と、上記記録媒体を複数のゾーンに分け、その各ゾーン毎に上記チルト量検出工程によって検出した各チルト量を予め記憶するゾーン毎チルト量記憶工程と、そのゾーン毎チルト量記憶工程に記憶された各ゾーン毎のチルト量に基づいて上記記録媒体と上記光ピックアップとの間のチルト量を補正するチルト補正工程と、当該情報記録再生装置内の温度を検出する温度検出工程と、上記チルト量検出工程によって上記各ゾーンでのチルト量を検出するときに上記温度検出工程によって検出された各温度を、上記チルト量検出工程によって検出した各チルト量にそれぞれ対応させて記憶する温度記憶工程と、記録媒体へのデータ記録中に各ゾーンの先頭アドレスで上記温度検出工程によって当該情報記録再生装置内の現在温度を検出し、各ゾーンに対応する上記温度記憶工程によって記憶されている温度に対して上記現在温度がある一定値以上変化があったか否かを判断する判断工程と、その判断工程によって上記現在温度がある一定値以上変化があったと判断された場合、上記チルト量検出工程によって当該記録媒体の当該ゾーン以降の各ゾーン毎のチルト量を再度検出し、その再度検出された各ゾーン毎のチルト量に基づいてチルト量を補正するチルト補正制御工程とからなる情報記録再生方法。
(8)上記(5)乃至(7)のいずれかの情報記録再生方法において、上記再度検出したゾーンのチルト量と上記現在温度とを対応させて記憶する工程を有する情報記録再生方法。
さらに、次の(9)〜(10)のプログラムも提供する。
(9)コンピュータに、記録媒体とその記録媒体に光を照射する光ピックアップとの間の相対的なチルト量を検出するチルト量検出手順と、上記記録媒体を複数のゾーンに分け、その各ゾーン毎に上記チルト量検出手順によって検出した各チルト量を予め記憶するゾーン毎チルト量記憶手順と、そのゾーン毎チルト量記憶手順によって記憶された各ゾーン毎のチルト量に基づいて上記記録媒体と上記光ピックアップとの間のチルト量を補正するチルト補正手順と、当該情報記録再生装置内の温度を検出する温度検出手順と、上記チルト量検出手順によって上記各ゾーンでのチルト量を検出するときに上記温度検出手順によって検出された各温度を、上記チルト量検出手順によって検出した各チルト量にそれぞれ対応させて記憶する温度記憶手順と、記録媒体へのデータ記録中に各ゾーンの先頭アドレスで上記温度検出手順によって当該情報記録再生装置内の現在温度を検出し、各ゾーンに対応する上記温度記憶手順によって記憶されている温度に対して上記現在温度がある一定値以上変化があったか否かを判断する判断手順と、その判断手順によって上記現在温度がある一定値以上変化があったと判断された場合、上記チルト量検出手順によって当該記録媒体の各ゾーン毎のチルト量を再度検出し、その再度検出された各ゾーン毎のチルト量に基づいてチルト量を補正するチルト補正制御手順とを実行させるためのプログラム。
(10)コンピュータに、記録媒体とその記録媒体に光を照射する光ピックアップとの間の相対的なチルト量を検出するチルト量検出手順と、上記記録媒体を複数のゾーンに分け、その各ゾーン毎に上記チルト量検出手順によって検出した各チルト量を予め記憶するゾーン毎チルト量記憶手順と、そのゾーン毎チルト量記憶手順によって記憶された各ゾーン毎のチルト量に基づいて上記記録媒体と上記光ピックアップとの間のチルト量を補正するチルト補正手順と、当該情報記録再生装置内の温度を検出する温度検出手順と、上記チルト量検出手順によって上記各ゾーンでのチルト量を検出するときに上記温度検出手順によって検出された各温度を、上記チルト量検出手順によって検出した各チルト量にそれぞれ対応させて記憶する温度記憶手順と、記録媒体へのデータ記録中に各ゾーンの先頭アドレスで上記温度検出手順によって当該情報記録再生装置内の現在温度を検出し、各ゾーンに対応する上記温度記憶手順によって記憶されている温度に対して上記現在温度がある一定値以上変化があったか否かを判断する判断手順と、その判断手順によって上記現在温度がある一定値以上変化があったと判断された場合、上記チルト量検出手順によって当該記録媒体の当該ゾーンのチルト量を再度検出し、その再度検出された当該ゾーンのチルト量に基づいてチルト量を補正するチルト補正制御手順とを実行させるためのプログラム。
(11)コンピュータに、記録媒体とその記録媒体に光を照射する光ピックアップとの間の相対的なチルト量を検出するチルト量検出手順と、上記記録媒体を複数のゾーンに分け、その各ゾーン毎に上記チルト量検出手順によって検出した各チルト量を予め記憶するゾーン毎チルト量記憶手順と、そのゾーン毎チルト量記憶手順によって記憶された各ゾーン毎のチルト量に基づいて上記記録媒体と前記光ピックアップとの間のチルト量を補正するチルト補正手順と、当該情報記録再生装置内の温度を検出する温度検出手順と、上記チルト量検出手順によって上記各ゾーンでのチルト量を検出するときに上記温度検出手順によって検出された各温度を、上記チルト量検出手順によって検出した各チルト量にそれぞれ対応させて記憶する温度記憶手順と、記録媒体へのデータ記録中に各ゾーンの先頭アドレスで上記温度検出手順によって当該情報記録再生装置内の現在温度を検出し、各ゾーンに対応する上記温度記憶手順によって記憶されている温度に対して上記現在温度がある一定値以上変化があったか否かを判断する判断手順と、その判断手順によって上記現在温度がある一定値以上変化があったと判断された場合、上記チルト量検出手順によって当該記録媒体の当該ゾーン以降の各ゾーン毎のチルト量を再度検出し、その再度検出された各ゾーン毎のチルト量に基づいてチルト量を補正するチルト補正制御手順とを実行させるためのプログラム。
(12)上記(9)乃至(11)のいずれかのプログラムにおいて、上記再度検出したゾーンのチルト量と上記現在温度とを対応させて記憶する手順を有するプログラム。
さらにまた、次の(13)のコンピュータ読み取り可能な記録媒体も提供する。
(13)上記(9)乃至(12)のいずれかのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
この発明による情報記録再生装置と情報記録再生方法は、記録媒体への記録動作中に装置内の温度が上昇して記録媒体と光ピックアップとの間のチルト量が変化しても、最適なチルト補正ができる。また、この発明によるプログラムは、コンピュータにこの発明に係る機能を容易に実現させることができる。さらに、この発明によるコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、コンピュータに実行させるプログラムを容易に広く配布することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、本発明の一実施形態である情報記録再生装置の構成を示すブロック図である。
この情報記録再生装置は、CD−Rディスク,CD−RWディスク,DVD−Rディスク,DVD−RWディスク,DVD+Rディスク,DVD+RWディスク,DVD−RAMディスク等のデータ記録可能型(データの書き換え可能な光ディスクを含む)光ディスクの記録面に光ビームを照射してデータの記録と再生を行う光ディスクドライブ(光ディスク装置)であり、CD−Rディスク,CD−RWディスク,DVD−Rディスク,DVD−RWディスク,DVD+Rディスク,DVD+RWディスク,DVD−RAMディスク等のデータ記録可能型光ディスク(以下「光ディスク」と略称する)13を任意の回転速度で回転させるモータ(スピンドルモータ)1と、そのモータ1の制御を行う回転制御部2を備えている。
また、光ディスク13に半導体レーザ光源によるレーザ光Lを照射する光ピックアップ3を備え、その光ピックアップ3内には、光ディスク13と光ピックアップ3との間の相対的なチルト量を検出する為のチルト検出手段であるチルトセンサ3aを設けている。このチルトセンサ3aは、予めチルトの無い光ディスク13に対して2分割受光素子の出力に差が無いように設置姿勢を調整し、既発光素子の出射光が光ディスク13で反射されてチルトセンサ3aに入射されることによりチルトセンサ上にスポットを作り、その反射光スポットの差信号を取ることによってチルト量を検出する。
さらに、光ピックアップ3のレーザ光Lの発光を駆動するレーザ駆動回路4と、光ピックアップ3を光ディスク13の半径方向へ移動させる動作,ドライブコントローラ10からの指示に基づいて光ピックアップの姿勢の調整等の各種制御を行うアクチュエータ制御部5と、光ディスク13に照射したレーザ光Lの反射光を光ピックアップ3で受光してその光ピックアップ3による上記受光した光に基づく信号を制御し、上記チルトセンサ3aから出力されるチルト量の信号をドライブコントローラ10へ出力する信号制御部6を備えている。
また、ホストコンピュータ12から受信した光ディスク13へ記録するデータ,光ディスク13から再生したデータ等の一時保管場所であるバッファメモリ7と、この情報記録再生装置内の温度を測定する温度センサであり、その測定した温度値の信号をドライブコントローラ10へ送る温度測定回路8と、この情報記録再生装置に固有の情報と後述するチルト量,温度等を記憶し、ドライブコントローラ10を動かすための各種の制御プログラム等も記憶し、この発明に係る情報記録再生方法を実行し、この装置全体の制御を行うときの作業領域となる不揮発性メモリ9と、その不揮発性メモリ9に記憶された各種の制御プログラムを実行してこの情報記録再生装置全体の制御を司り、チルトセンサ3aと温度測定回路8の検出結果に基づいてアクチュエータ制御部5へ指示を送って光ピックアップ3の姿勢調整によって光ピックアップ3内の対物レンズと光ディスク13の記録面との間のチルトを補正するドライブコントローラ10と、ホストコンピュータ12との信号のやりとりを行う外部インタフェース11も備えている。
すなわち、上記不揮発性メモリ9には、この発明に係る制御プログラムとして、上記コンピュータに、上記チルトセンサ3aによって記録媒体(上記光ディスク13)とその記録媒体に光を照射する光ピックアップ3との間の相対的なチルト量を検出するチルト量検出手順と、上記記録媒体を複数のゾーンに分け、その各ゾーン毎に上記チルト量検出手順によって検出した各チルト量を上記不揮発性メモリ9に予め記憶するゾーン毎チルト量記憶手順と、そのゾーン毎チルト量記憶手順によって記憶された各ゾーン毎のチルト量に基づいて上記記録媒体と上記光ピックアップ3との間のチルト量を補正するチルト補正手順と、上記温度測定回路8によって当該情報記録再生装置内の温度を検出する温度検出手順と、上記チルト量検出手順によって上記各ゾーンでのチルト量を検出するときに上記温度検出手順によって検出された各温度を、上記チルト量検出手順によって検出した各チルト量にそれぞれ対応させて上記不揮発性メモリ9に記憶する温度記憶手順と、記録媒体へのデータ記録中に各ゾーンの先頭アドレスで上記温度検出手順によって当該情報記録再生装置内の現在温度を検出し、各ゾーンに対応する前記温度記憶手順によって記憶されている温度に対して上記現在温度がある一定値以上変化があったか否かを判断する判断手順と、その判断手順によって上記現在温度がある一定値以上変化があったと判断された場合、上記チルト量検出手順によって当該記録媒体の各ゾーン毎のチルト量を再度検出し、その再度検出された各ゾーン毎のチルト量に基づいてチルト量を補正するチルト補正制御手順とを実行させるためのプログラムを記憶する。
そして、ドライブコントローラ10が、上記プログラムを実行することにより、記録媒体(光ディスク13)とその記録媒体に光を照射する光ピックアップ3との間の相対的なチルト量を検出するチルト量検出工程と、記録媒体を複数のゾーンに分け、その各ゾーン毎にチルト量検出工程によって検出した各チルト量を予め記憶するゾーン毎チルト量記憶工程と、そのゾーン毎チルト量記憶工程によって記憶された各ゾーン毎のチルト量に基づいて記録媒体と光ピックアップ3との間のチルト量を補正するチルト補正工程と、当該情報記録再生装置内の温度を検出する温度検出工程と、チルト量検出工程によって上記各ゾーンでのチルト量を検出するときに温度検出工程によって検出された各温度を、チルト量検出工程によって検出した各チルト量にそれぞれ対応させて記憶する温度記憶工程と、記録媒体へのデータ記録中に各ゾーンの先頭アドレスで温度検出工程によって当該情報記録再生装置内の現在温度を検出し、各ゾーンに対応する温度記憶工程によって記憶されている温度に対して上記現在温度がある一定値以上変化があったか否かを判断する判断工程と、その判断工程によって上記現在温度がある一定値以上変化があったと判断された場合、チルト量検出工程によって当該記録媒体の各ゾーン毎のチルト量を再度検出し、その再度検出された各ゾーン毎のチルト量に基づいてチルト量を補正するチルト補正制御工程とからなる情報記録再生方法を実行する。
したがって、上記ドライブコントローラ10と上記チルトセンサ3aが、記録媒体とその記録媒体に光を照射する光ピックアップとの間の相対的なチルト量を検出するチルト量検出手段の機能を、上記ドライブコントローラ10と上記不揮発性メモリ9が記録媒体を複数のゾーンに分け、その各ゾーン毎にチルト量検出手段によって検出した各チルト量を予め記憶するゾーン毎チルト量記憶手段の機能を、上記ドライブコントローラ10と上記アクチュエータ制御部5がゾーン毎チルト量記憶手段に記憶された各ゾーン毎のチルト量に基づいて記録媒体と光ピックアップ3との間のチルト量を補正するチルト補正手段の機能を、上記温度測定回路8が当該情報記録再生装置内の温度を検出する温度検出手段の機能を、上記不揮発性メモリ9と上記ドライブコントローラ10がチルト量検出手段によって上記各ゾーンでのチルト量を検出するときに温度検出手段によって検出された各温度を、チルト量検出手段によって検出した各チルト量にそれぞれ対応させて記憶する温度記憶手段の機能をそれぞれ果たす。
さらに、上記アクチュエータ制御部5,信号制御部6,温度測定回路8及びドライブコントローラ10が、記録媒体へのデータ記録中に各ゾーンの先頭アドレスで温度検出手段によって当該情報記録再生装置内の現在温度を検出し、各ゾーンに対応する温度記憶手段に記憶されている温度に対して上記現在温度がある一定値以上変化があったか否かを判断する判断手段と、その判断手段によって上記現在温度がある一定値以上変化があったと判断された場合、チルト量検出手段によって当該記録媒体の各ゾーン毎のチルト量を再度検出し、その再度検出された各ゾーン毎のチルト量に基づいてチルト量を補正するチルト補正制御手段の機能を果たす。
また、上記不揮発性メモリ9に、この発明に係る制御プログラムとして、コンピュータに、上記チルトセンサ3aによって記録媒体(上記光ディスク13)とその記録媒体に光を照射する光ピックアップ3との間の相対的なチルト量を検出するチルト量検出手順と、上記記録媒体を複数のゾーンに分け、その各ゾーン毎に上記チルト量検出手順によって検出した各チルト量を上記不揮発性メモリ9に予め記憶するゾーン毎チルト量記憶手順と、そのゾーン毎チルト量記憶手順によって記憶された各ゾーン毎のチルト量に基づいて上記記録媒体と上記光ピックアップ3との間のチルト量を補正するチルト補正手順と、上記温度測定回路8によって当該情報記録再生装置内の温度を検出する温度検出手順と、上記チルト量検出手順によって上記各ゾーンでのチルト量を検出するときに上記温度検出手順によって検出された各温度を、上記チルト量検出手順によって検出した各チルト量にそれぞれ対応させて上記不揮発性メモリ9に記憶する温度記憶手順と、記録媒体へのデータ記録中に各ゾーンの先頭アドレスで上記温度検出手順によって当該情報記録再生装置内の現在温度を検出し、各ゾーンに対応する上記温度記憶手順によって記憶されている温度に対して上記現在温度がある一定値以上変化があったか否かを判断する判断手順と、その判断手順によって上記現在温度がある一定値以上変化があったと判断された場合、上記チルト量検出手順によって当該記録媒体の当該ゾーンのチルト量を再度検出し、その再度検出された当該ゾーンのチルト量に基づいてチルト量を補正するチルト補正制御手順とを実行させるためのプログラムを記憶するとよい。
そして、ドライブコントローラ10が、上記プログラムを実行することにより、上記温度測定回路8によって記録媒体とその記録媒体に光を照射する光ピックアップ3との間の相対的なチルト量を検出するチルト量検出工程と、記録媒体を複数のゾーンに分け、その各ゾーン毎にチルト量検出工程によって検出した各チルト量を上記不揮発性メモリ9に予め記憶するゾーン毎チルト量記憶工程と、ゾーン毎チルト量記憶工程によって記憶された各ゾーン毎のチルト量に基づいて記録媒体と光ピックアップ3との間のチルト量を補正するチルト補正工程と、上記温度測定回路8によって当該情報記録再生装置内の温度を検出する温度検出工程と、チルト量検出工程によって上記各ゾーンでのチルト量を検出するときに温度検出工程によって検出された各温度を、チルト量検出工程によって検出した各チルト量にそれぞれ対応させて上記不揮発性メモリ9に記憶する温度記憶工程と、記録媒体へのデータ記録中に各ゾーンの先頭アドレスで温度検出工程によって当該情報記録再生装置内の現在温度を検出し、各ゾーンに対応する温度記憶工程によって記憶されている温度に対して上記現在温度がある一定値以上変化があったか否かを判断する判断工程と、その判断工程によって上記現在温度がある一定値以上変化があったと判断された場合、チルト量検出工程によって当該記録媒体の当該ゾーンのチルト量を再度検出し、その再度検出された当該ゾーンのチルト量に基づいてチルト量を補正するチルト補正制御工程とからなる情報記録再生方法を実行する。
したがって、上記の場合は、上記チルトセンサ3aと上記ドライブコントローラ10が、記録媒体とその記録媒体に光を照射する光ピックアップ3との間の相対的なチルト量を検出するチルト量検出手段の機能を、上記不揮発性メモリ9と上記ドライブコントローラ10が、記録媒体を複数のゾーンに分け、その各ゾーン毎にチルト量検出手段によって検出した各チルト量を予め記憶するゾーン毎チルト量記憶手段の機能を、上記アクチュエータ制御部5と上記ドライブコントローラ10が、ゾーン毎チルト量記憶手段に記憶された各ゾーン毎のチルト量に基づいて記録媒体と光ピックアップ3との間のチルト量を補正するチルト補正手段の機能を、上記温度測定回路8と上記ドライブコントローラ10が、当該情報記録再生装置内の温度を検出する温度検出手段の機能を、上記不揮発性メモリ9と上記ドライブコントローラ10が、チルト量検出手段によって上記各ゾーンでのチルト量を検出するときに温度検出手段によって検出された各温度を、チルト量検出手段によって検出した各チルト量にそれぞれ対応させて記憶する温度記憶手段の機能をそれぞれ果たす。
さらに、上記アクチュエータ制御部5,信号制御部6,温度測定回路8及びドライブコントローラ10が、記録媒体へのデータ記録中に各ゾーンの先頭アドレスで温度検出手段によって当該情報記録再生装置内の現在温度を検出し、各ゾーンに対応する温度記憶手段に記憶されている温度に対して上記現在温度がある一定値以上変化があったか否かを判断する判断手段と、その判断手段によって上記現在温度がある一定値以上変化があったと判断された場合、チルト量検出手段によって当該記録媒体の当該ゾーンのチルト量を再度検出し、その再度検出された当該ゾーンのチルト量に基づいてチルト量を補正するチルト補正制御手段の機能も果たす。
さらに、上記不揮発性メモリ9にこの発明に係る制御プログラムとして、コンピュータに、記録媒体(上記光ディスク13)とその記録媒体に光を照射する光ピックアップ3との間の相対的なチルト量を検出するチルト量検出手順と、上記記録媒体を複数のゾーンに分け、その各ゾーン毎に上記チルト量検出手順によって検出した各チルト量を上記不揮発性メモリ9に予め記憶するゾーン毎チルト量記憶手順と、そのゾーン毎チルト量記憶手順によって記憶された各ゾーン毎のチルト量に基づいて上記記録媒体と上記光ピックアップ3との間のチルト量を補正するチルト補正手順と、上記温度測定回路8によって当該情報記録再生装置内の温度を検出する温度検出手順と、上記チルト量検出手順によって上記各ゾーンでのチルト量を検出するときに上記温度検出手順によって検出された各温度を、上記チルト量検出手順によって検出した各チルト量にそれぞれ対応させて上記不揮発性メモリ9に記憶する温度記憶手順と、記録媒体へのデータ記録中に各ゾーンの先頭アドレスで上記温度検出手順によって当該情報記録再生装置内の現在温度を検出し、各ゾーンに対応する上記温度記憶手順によって記憶されている温度に対して上記現在温度がある一定値以上変化があったか否かを判断する判断手順と、その判断手順によって上記現在温度がある一定値以上変化があったと判断された場合、上記チルト量検出手順によって当該記録媒体の当該ゾーン以降の各ゾーン毎のチルト量を再度検出し、その再度検出された各ゾーン毎のチルト量に基づいてチルト量を補正するチルト補正制御手順とを実行させるためのプログラムを記憶するとよい。
そして、ドライブコントローラ10が、上記プログラムを実行することにより、上記チルトセンサ3aによって記録媒体とその記録媒体に光を照射する光ピックアップ3との間の相対的なチルト量を検出するチルト量検出工程と、記録媒体を複数のゾーンに分け、その各ゾーン毎にチルト量検出工程によって検出した各チルト量を上記不揮発性メモリ9に予め記憶するゾーン毎チルト量記憶工程と、ゾーン毎チルト量記憶工程によって記憶された各ゾーン毎のチルト量に基づいて記録媒体と光ピックアップ3との間のチルト量を補正するチルト補正工程と、上記温度測定回路8によって当該情報記録再生装置内の温度を検出する温度検出工程と、チルト量検出工程によって上記各ゾーンでのチルト量を検出するときに温度検出工程によって検出された各温度を、チルト量検出工程によって検出した各チルト量にそれぞれ対応させて上記不揮発性メモリ9に記憶する温度記憶工程と、記録媒体へのデータ記録中に各ゾーンの先頭アドレスで温度検出工程によって当該情報記録再生装置内の現在温度を検出し、各ゾーンに対応する温度記憶工程によって記憶されている温度に対して上記現在温度がある一定値以上変化があったか否かを判断する判断工程と、その判断工程によって上記現在温度がある一定値以上変化があったと判断された場合、チルト量検出工程によって当該記録媒体の当該ゾーン以降の各ゾーン毎のチルト量を再度検出し、その再度検出された各ゾーン毎のチルト量に基づいてチルト量を補正するチルト補正制御工程とからなる情報記録再生方法を実行する。
したがって、上記の場合は、上記チルトセンサ3aと上記ドライブコントローラ10が、記録媒体とその記録媒体に光を照射する光ピックアップ3との間の相対的なチルト量を検出するチルト量検出手段の機能を、上記不揮発性メモリ9と上記ドライブコントローラ10が、記録媒体を複数のゾーンに分け、その各ゾーン毎にチルト量検出手段によって検出した各チルト量を予め記憶するゾーン毎チルト量記憶手段の機能を、上記アクチュエータ制御部5と上記ドライブコントローラ10が、ゾーン毎チルト量記憶手段に記憶された各ゾーン毎のチルト量に基づいて記録媒体と光ピックアップ3との間のチルト量を補正するチルト補正手段の機能と、上記温度測定回路8と上記ドライブコントローラ10が、当該情報記録再生装置内の温度を検出する温度検出手段の機能を、上記不揮発性メモリ9と上記ドライブコントローラ10が、チルト量検出手段によって上記各ゾーンでのチルト量を検出するときに温度検出手段によって検出された各温度を、チルト量検出手段によって検出した各チルト量にそれぞれ対応させて記憶する温度記憶手段の機能をそれぞれ果たす。
さらに、上記アクチュエータ制御部5,信号制御部6,温度測定回路8及びドライブコントローラ10が、記録媒体へのデータ記録中に各ゾーンの先頭アドレスで温度検出手段によって当該情報記録再生装置内の現在温度を検出し、各ゾーンに対応する温度記憶手段に記憶されている温度に対して上記現在温度がある一定値以上変化があったか否かを判断する判断手順と、その判断手順によって上記現在温度がある一定値以上変化があったと判断された場合、チルト量検出手段によって当該記録媒体の当該ゾーン以降の各ゾーン毎のチルト量を再度検出し、その再度検出された各ゾーン毎のチルト量に基づいてチルト量を補正するチルト補正制御手段の機能を果たす。
さらにまた、上記各プログラムにおいて、上記再度検出したゾーンのチルト量と上記現在温度とを対応させて上記不揮発性メモリ9に記憶する手順を有するプログラムも記憶するとよい。
そして、上記ドライブコントローラ10が、上記プログラムを実行することにより、上記不揮発性メモリ9に上記再度検出したゾーンのチルト量と上記現在温度とを対応させて記憶する工程を実行する。
したがって、上記不揮発性メモリ9と上記ドライブコントローラ10が、上記再度検出したゾーンのチルト量と上記現在温度とを対応させて記憶する手段の機能を果たす。
また、上記各プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体によれば、汎用の情報記録再生装置に上記各プログラムを実行可能にインストールすることができ、そのドライブコントローラにこの発明に係る情報記録再生方法の処理を実行させ、上記のような各手段の機能を果たすようにすることができる。
次に、この情報記録再生装置におけるデータ記録前の動作について説明する。
ドライブコントローラ10は、光ディスク13を複数のゾーンに分け、その各ゾーン毎にチルトセンサ3aによって光ディスク13とその光ディスク13に光を照射する光ピックアップ3との間の相対的なチルト量を検出し、信号制御部6を介してその検出したチルト量の信号を受信し、温度測定回路8によって上記各ゾーンでのチルト量を検出するときの当該情報記録再生装置内の各温度を検出し、その検出した各温度の信号を受信し、上記各ゾーン毎に検出したチルト量と温度とを対応させて不揮発性メモリ9に予め記憶する。
図2は、図1に示した情報記録再生装置のドライブコントローラのデータ記録動作時の処理を示すフローチャート図である。
ドライブコントローラ10は、データ記録を開始したら、ステップ(図中「S」で示す)1で光ディスク13上のアドレスからデータ記録動作中の位置がゾーンの先頭アドレスか否かを判断し、データ記録動作中の位置がゾーンの先頭アドレスであった場合、ステップ3で不揮発性メモリに記憶されているそのゾーンに対応する温度(予めチルト量を検出したときの検出時の温度)と現在の温度とを比較して温度が所定の値以上に上昇しているか否か(当該ゾーンに対応する不揮発性メモリに記憶されている温度に対して現在温度がある一定値以上変化があったか否か)を判断する。
ステップ3の判断で所定の値以上温度上昇なら(ある一定値以上変化があった場合)、ステップ5の記録中断処理でデータ記録動作を中断し、ステップ6のチルト再検出処理で光ディスクの各ゾーン毎のチルト量を再度検出し、ステップ4へ進み、所定の値以上温度上昇でないなら(ある一定値以上変化が無かった場合)、データ記録動作を中断しないでステップ4へ進む。
ステップ4では、データ記録中のチルトセンサからのチルト量の検出結果と温度測定回路8の温度の検出結果とに基づいてチルトの補正が必要であるか否かを判断し、チルトの補正が必要ではないと判断した場合はステップ2へ進み、チルトの補正が必要であると判断した場合はステップ7でデータ記録中断中か否かを判断し、データ記録中断中と判断した場合(前の処理でデータ記録を中断していれば)、ステップ8のチルト補正処理で上記チルト再検出処理で検出した当該ゾーンに対応するチルト量に基づいてチルト量を補正し、ステップ9の記録再開処理で中断していたデータ記録動作の続きからデータ記録を再開し、ステップ2へ進む。
また、ステップ7でデータ記録中断中ではないと判断した場合(前の処理でデータ記録を中断していなかったら)、ステップ10でデータ記録動作を中断し、ステップ8のチルト補正処理で上記チルト再検出処理で検出した当該ゾーンに対応するチルト量に基づいてチルト量を補正し、ステップ9の記録再開処理で中断していたデータ記録動作の続きからデータ記録を再開し、ステップ2へ進む。
一方、ステップ3で温度が所定の値以上に上昇していないと判断したら、ステップ4でデータ記録中のチルトセンサからのチルト量の検出結果と温度測定回路8の温度の検出結果とに基づいてチルトの補正が必要であるか否かを判断し、チルトの補正が必要ではないと判断した場合はステップ2へ進み、チルトの補正が必要であると判断した場合はステップ7でデータ記録中断中か否かを判断し、データ記録中断中と判断した場合(前の処理でデータ記録を中断していれば)、ステップ8のチルト補正処理で不揮発性メモリに予め記憶されている当該ゾーンに対応するチルト量に基づいてチルト量を補正し、ステップ9の記録再開処理で中断していたデータ記録動作の続きからデータ記録を再開し、ステップ2へ進む。
また、ステップ7でデータ記録中断中ではないと判断した場合(前の処理でデータ記録を中断していなかったら)、ステップ10でデータ記録動作を中断し、ステップ8のチルト補正処理で不揮発性メモリに予め記憶されている当該ゾーンに対応するチルト量に基づいてチルト量を補正し、ステップ9の記録再開処理で中断していたデータ記録動作の続きからデータ記録を再開し、ステップ2へ進む。
そして、ステップ2でデータ記録終了か否かを判断し、終了でなければステップ1へ戻って上述の処理を繰り返し、終了ならこの処理を終了する。
このようにして、データ記録中の温度上昇とチルト量の変化によるデータ記録品質の低下を防ぐことができる。
次に、光ディスク13にデータ記録最中に温度検出結果に対して温度がある一定値以上変化があった場合に当該光ディスクの各ゾーンに対して再度チルト量の検出を行うと、チルト量の検出に時間がかかってしまい、実際のデータ記録も時間がかかってしまう。また、チルトの変化量は光ディスクの外周に行くほど大きい。
そこで、光ディスク13の各ゾーンに対して再度チルト量の検出を行わなくてもよい。
この場合、上述のデータ記録処理においてステップ6の処理が若干異なる。すなわち、ドライブコントローラ10は、ステップ6のチルト検出処理で光ディスクの当該ゾーン(現在のゾーン)のチルト量のみを再度検出する。
このようにして、データ記録中の温度上昇によるチルト再検出を当該ゾーンのみ行うようにすることにより、チルト再検出処理の時間を短縮することができ、実際のデータ記録に時間がかかってしまうことを防止することができる。
次に、上記チルト再検出処理を現在のゾーン以降のゾーンに対して行うようにしてもよい。図3は、チルト再検出処理を現在のゾーン以降のゾーンに対して行うときの説明図である。
例えば、現在のゾーンの開始アドレスが第3検出点の場合は、第3検出点のゾーンから第6検出点のゾーンまでについてチルト再検出処理を行う。
すなわち、ドライブコントローラ10は上記ステップ6のチルト再検出処理で光ディスクの当該ゾーン(現在のゾーン)以降のゾーンに対してチルト量を再度検出する。
このようにして、データ記録中の温度上昇によるチルト再検出処理を当該ゾーン以降の各ゾーンに対して行うことにより、チルト再検出処理の時間を短縮することができ、また、当該ゾーン以降の各ゾーンに対してもチルト再検出処理をしてあるため、更に温度が上昇していなければ、次のゾーンではチルト補正のみで済み、無駄なチルト再検出処理をせずにデータ記録を能率良く行うことができる。
次に、データ書き換え可能な光ディスクに対しては、データの上書き等で温度上昇の要因は再度同じような状況になることが考えられる。
したがって、温度上昇によってチルト再検出処理した場合には、各ゾーンのチルト量の検出結果と、その時の温度を記憶しておけば何度も同じようなチルトの再検出処理を行う必要がなくなる。
そこで、ドライブコントローラ10は、上記チルト再検出処理を行ったときには、その再度検出したゾーンのチルト量とそのときの温度(現在温度)とを対応させ、上記不揮発性メモリ9の当該ゾーンの予め記憶しているチルト量と温度と対応させて記憶する。
図4は、チルト再検出処理で検出されたチルト量と温度とを予め記憶している当該ゾーンのチルト量と温度とに対応させて記憶したときのフォーマットを示す図である。
例えば、ゾーン1について先頭アドレス「AAAAAA」に予め記憶している温度「X」とチルト検出結果(チルト量)「○○」に、チルト再検出処理で検出された温度「Y」とチルト再検出結果(チルト量)「□□」を対応させて記憶する。
このようにして、データ書き換え可能な光ディスクに対してのデータの上書き時に、温度上昇によって再度同じような状況になった場合には、予め記憶させてある前回の検出結果に基づいてチルト補正を行うことができるため、チルト再検出処理をする必要がなくなり、無駄なチルト再検出処理をせずにデータ記録を能率良く行うことができる。
この発明による情報記録再生装置と情報記録再生方法とプログラムとコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、データ記録可能な記録媒体にデータの記録を行う情報記録装置全般と、デスクトップパソコン,ノートブックパソコン等のパーソナルコンピュータにおいても適用することができる。
この発明の一実施形態である情報記録再生装置の構成を示すブロック図である。 図1に示す情報記録再生装置のドライブコントローラのデータ記録動作時の処理を示すフローチャート図である。 図1に示す情報記録再生装置のドライブコントローラがチルト再検出処理を現在のゾーン以降のゾーンに対して行うときの説明図である。 チルト再検出処理で検出されたチルト量と温度とを予め記憶している当該ゾーンのチルト量と温度とに対応させて記憶したときのフォーマットを示す図である。
従来のチルト検出処理の説明図である。 従来のチルト量とそのチルト量の検出時の温度とを対応させて記憶したときのフォーマットの一例を示す図である。 データ記録中に予め測定したチルト特性が変化することを示す線図である。
符号の説明
1:モータ 2:回転制御部 3:光ピックアップ 3a:チルトセンサ 4:レーザ駆動回路 5:アクチュエータ制御部 6:信号制御部 7:バッファメモリ 8:温度測定回路 9:不揮発性メモリ 10:ドライブコントローラ 11:外部インタフェース 12:ホストコンピュータ 13:光ディスク L:レーザ光

Claims (13)

  1. 記録媒体と該記録媒体に光を照射する光ピックアップとの間の相対的なチルト量を検出するチルト量検出手段と、前記記録媒体を複数のゾーンに分け、その各ゾーン毎に前記チルト量検出手段によって検出した各チルト量を予め記憶するゾーン毎チルト量記憶手段と、該ゾーン毎チルト量記憶手段に記憶された各ゾーン毎のチルト量に基づいて前記記録媒体と前記光ピックアップとの間のチルト量を補正するチルト補正手段とを備えた情報記録再生装置において、
    当該情報記録再生装置内の温度を検出する温度検出手段と、前記チルト量検出手段によって前記各ゾーンでのチルト量を検出するときに前記温度検出手段によって検出された各温度を、前記チルト量検出手段によって検出した各チルト量にそれぞれ対応させて記憶する温度記憶手段と、
    記録媒体へのデータ記録中に各ゾーンの先頭アドレスで前記温度検出手段によって当該情報記録再生装置内の現在温度を検出し、各ゾーンに対応する前記温度記憶手段に記憶されている温度に対して前記現在温度がある一定値以上変化があったか否かを判断する判断手段と、該判断手段によって前記現在温度がある一定値以上変化があったと判断された場合、前記チルト量検出手段によって当該記録媒体の各ゾーン毎のチルト量を再度検出し、その再度検出された各ゾーン毎のチルト量に基づいてチルト量を補正するチルト補正制御手段を設けたことを特徴とする情報記録再生装置。
  2. 記録媒体と該記録媒体に光を照射する光ピックアップとの間の相対的なチルト量を検出するチルト量検出手段と、前記記録媒体を複数のゾーンに分け、その各ゾーン毎に前記チルト量検出手段によって検出した各チルト量を予め記憶するゾーン毎チルト量記憶手段と、該ゾーン毎チルト量記憶手段に記憶された各ゾーン毎のチルト量に基づいて前記記録媒体と前記光ピックアップとの間のチルト量を補正するチルト補正手段とを備えた情報記録再生装置において、
    当該情報記録再生装置内の温度を検出する温度検出手段と、前記チルト量検出手段によって前記各ゾーンでのチルト量を検出するときに前記温度検出手段によって検出された各温度を、前記チルト量検出手段によって検出した各チルト量にそれぞれ対応させて記憶する温度記憶手段と、
    記録媒体へのデータ記録中に各ゾーンの先頭アドレスで前記温度検出手段によって当該情報記録再生装置内の現在温度を検出し、各ゾーンに対応する前記温度記憶手段に記憶されている温度に対して前記現在温度がある一定値以上変化があったか否かを判断する判断手段と、該判断手段によって前記現在温度がある一定値以上変化があったと判断された場合、前記チルト量検出手段によって当該記録媒体の当該ゾーンのチルト量を再度検出し、その再度検出された当該ゾーンのチルト量に基づいてチルト量を補正するチルト補正制御手段を設けたことを特徴とする情報記録再生装置。
  3. 記録媒体と該記録媒体に光を照射する光ピックアップとの間の相対的なチルト量を検出するチルト量検出手段と、前記記録媒体を複数のゾーンに分け、その各ゾーン毎に前記チルト量検出手段によって検出した各チルト量を予め記憶するゾーン毎チルト量記憶手段と、該ゾーン毎チルト量記憶手段に記憶された各ゾーン毎のチルト量に基づいて前記記録媒体と前記光ピックアップとの間のチルト量を補正するチルト補正手段とを備えた情報記録再生装置において、
    当該情報記録再生装置内の温度を検出する温度検出手段と、前記チルト量検出手段によって前記各ゾーンでのチルト量を検出するときに前記温度検出手段によって検出された各温度を、前記チルト量検出手段によって検出した各チルト量にそれぞれ対応させて記憶する温度記憶手段と、
    記録媒体へのデータ記録中に各ゾーンの先頭アドレスで前記温度検出手段によって当該情報記録再生装置内の現在温度を検出し、各ゾーンに対応する前記温度記憶手段に記憶されている温度に対して前記現在温度がある一定値以上変化があったか否かを判断する判断手段と、該判断手段によって前記現在温度がある一定値以上変化があったと判断された場合、前記チルト量検出手段によって当該記録媒体の当該ゾーン以降の各ゾーン毎のチルト量を再度検出し、その再度検出された各ゾーン毎のチルト量に基づいてチルト量を補正するチルト補正制御手段を設けたことを特徴とする情報記録再生装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の情報記録再生装置において、前記再度検出したゾーンのチルト量と前記現在温度とを対応させて記憶する手段を設けたことを特徴とする情報記録再生装置。
  5. 記録媒体と該記録媒体に光を照射する光ピックアップとの間の相対的なチルト量を検出するチルト量検出工程と、前記記録媒体を複数のゾーンに分け、その各ゾーン毎に前記チルト量検出工程によって検出した各チルト量を予め記憶するゾーン毎チルト量記憶工程と、該ゾーン毎チルト量記憶工程によって記憶された各ゾーン毎のチルト量に基づいて前記記録媒体と前記光ピックアップとの間のチルト量を補正するチルト補正工程と、当該情報記録再生装置内の温度を検出する温度検出工程と、前記チルト量検出工程によって前記各ゾーンでのチルト量を検出するときに前記温度検出工程によって検出された各温度を、前記チルト量検出工程によって検出した各チルト量にそれぞれ対応させて記憶する温度記憶工程と、記録媒体へのデータ記録中に各ゾーンの先頭アドレスで前記温度検出工程によって当該情報記録再生装置内の現在温度を検出し、各ゾーンに対応する前記温度記憶工程によって記憶されている温度に対して前記現在温度がある一定値以上変化があったか否かを判断する判断工程と、該判断工程によって前記現在温度がある一定値以上変化があったと判断された場合、前記チルト量検出工程によって当該記録媒体の各ゾーン毎のチルト量を再度検出し、その再度検出された各ゾーン毎のチルト量に基づいてチルト量を補正するチルト補正制御工程とからなることを特徴とする情報記録再生方法。
  6. 記録媒体と該記録媒体に光を照射する光ピックアップとの間の相対的なチルト量を検出するチルト量検出工程と、前記記録媒体を複数のゾーンに分け、その各ゾーン毎に前記チルト量検出工程によって検出した各チルト量を予め記憶するゾーン毎チルト量記憶工程と、該ゾーン毎チルト量記憶工程によって記憶された各ゾーン毎のチルト量に基づいて前記記録媒体と前記光ピックアップとの間のチルト量を補正するチルト補正工程と、当該情報記録再生装置内の温度を検出する温度検出工程と、前記チルト量検出工程によって前記各ゾーンでのチルト量を検出するときに前記温度検出工程によって検出された各温度を、前記チルト量検出工程によって検出した各チルト量にそれぞれ対応させて記憶する温度記憶工程と、記録媒体へのデータ記録中に各ゾーンの先頭アドレスで前記温度検出工程によって当該情報記録再生装置内の現在温度を検出し、各ゾーンに対応する前記温度記憶工程によって記憶されている温度に対して前記現在温度がある一定値以上変化があったか否かを判断する判断工程と、該判断工程によって前記現在温度がある一定値以上変化があったと判断された場合、前記チルト量検出工程によって当該記録媒体の当該ゾーンのチルト量を再度検出し、その再度検出された当該ゾーンのチルト量に基づいてチルト量を補正するチルト補正制御工程とからなることを特徴とする情報記録再生方法。
  7. 記録媒体と該記録媒体に光を照射する光ピックアップとの間の相対的なチルト量を検出するチルト量検出工程と、前記記録媒体を複数のゾーンに分け、その各ゾーン毎に前記チルト量検出工程によって検出した各チルト量を予め記憶するゾーン毎チルト量記憶工程と、該ゾーン毎チルト量記憶工程によって記憶された各ゾーン毎のチルト量に基づいて前記記録媒体と前記光ピックアップとの間のチルト量を補正するチルト補正工程と、当該情報記録再生装置内の温度を検出する温度検出工程と、前記チルト量検出工程によって前記各ゾーンでのチルト量を検出するときに前記温度検出工程によって検出された各温度を、前記チルト量検出工程によって検出した各チルト量にそれぞれ対応させて記憶する温度記憶工程と、記録媒体へのデータ記録中に各ゾーンの先頭アドレスで前記温度検出工程によって当該情報記録再生装置内の現在温度を検出し、各ゾーンに対応する前記温度記憶工程によって記憶されている温度に対して前記現在温度がある一定値以上変化があったか否かを判断する判断工程と、該判断工程によって前記現在温度がある一定値以上変化があったと判断された場合、前記チルト量検出工程によって当該記録媒体の当該ゾーン以降の各ゾーン毎のチルト量を再度検出し、その再度検出された各ゾーン毎のチルト量に基づいてチルト量を補正するチルト補正制御工程とからなることを特徴とする情報記録再生方法。
  8. 請求項5乃至7のいずれか一項に記載の情報記録再生方法において、前記再度検出したゾーンのチルト量と前記現在温度とを対応させて記憶する工程を有することを特徴とする情報記録再生方法。
  9. コンピュータに、記録媒体と該記録媒体に光を照射する光ピックアップとの間の相対的なチルト量を検出するチルト量検出手順と、前記記録媒体を複数のゾーンに分け、その各ゾーン毎に前記チルト量検出手順によって検出した各チルト量を予め記憶するゾーン毎チルト量記憶手順と、該ゾーン毎チルト量記憶手順によって記憶された各ゾーン毎のチルト量に基づいて前記記録媒体と前記光ピックアップとの間のチルト量を補正するチルト補正手順と、当該情報記録再生装置内の温度を検出する温度検出手順と、前記チルト量検出手順によって前記各ゾーンでのチルト量を検出するときに前記温度検出手順によって検出された各温度を、前記チルト量検出手順によって検出した各チルト量にそれぞれ対応させて記憶する温度記憶手順と、記録媒体へのデータ記録中に各ゾーンの先頭アドレスで前記温度検出手順によって当該情報記録再生装置内の現在温度を検出し、各ゾーンに対応する前記温度記憶手順によって記憶されている温度に対して前記現在温度がある一定値以上変化があったか否かを判断する判断手順と、該判断手順によって前記現在温度がある一定値以上変化があったと判断された場合、前記チルト量検出手順によって当該記録媒体の各ゾーン毎のチルト量を再度検出し、その再度検出された各ゾーン毎のチルト量に基づいてチルト量を補正するチルト補正制御手順とを実行させるためのプログラム。
  10. コンピュータに、記録媒体と該記録媒体に光を照射する光ピックアップとの間の相対的なチルト量を検出するチルト量検出手順と、前記記録媒体を複数のゾーンに分け、その各ゾーン毎に前記チルト量検出手順によって検出した各チルト量を予め記憶するゾーン毎チルト量記憶手順と、該ゾーン毎チルト量記憶手順によって記憶された各ゾーン毎のチルト量に基づいて前記記録媒体と前記光ピックアップとの間のチルト量を補正するチルト補正手順と、当該情報記録再生装置内の温度を検出する温度検出手順と、前記チルト量検出手順によって前記各ゾーンでのチルト量を検出するときに前記温度検出手順によって検出された各温度を、前記チルト量検出手順によって検出した各チルト量にそれぞれ対応させて記憶する温度記憶手順と、記録媒体へのデータ記録中に各ゾーンの先頭アドレスで前記温度検出手順によって当該情報記録再生装置内の現在温度を検出し、各ゾーンに対応する前記温度記憶手順によって記憶されている温度に対して前記現在温度がある一定値以上変化があったか否かを判断する判断手順と、該判断手順によって前記現在温度がある一定値以上変化があったと判断された場合、前記チルト量検出手順によって当該記録媒体の当該ゾーンのチルト量を再度検出し、その再度検出された当該ゾーンのチルト量に基づいてチルト量を補正するチルト補正制御手順とを実行させるためのプログラム。
  11. コンピュータに、記録媒体と該記録媒体に光を照射する光ピックアップとの間の相対的なチルト量を検出するチルト量検出手順と、前記記録媒体を複数のゾーンに分け、その各ゾーン毎に前記チルト量検出手順によって検出した各チルト量を予め記憶するゾーン毎チルト量記憶手順と、該ゾーン毎チルト量記憶手順によって記憶された各ゾーン毎のチルト量に基づいて前記記録媒体と前記光ピックアップとの間のチルト量を補正するチルト補正手順と、当該情報記録再生装置内の温度を検出する温度検出手順と、前記チルト量検出手順によって前記各ゾーンでのチルト量を検出するときに前記温度検出手順によって検出された各温度を、前記チルト量検出手順によって検出した各チルト量にそれぞれ対応させて記憶する温度記憶手順と、記録媒体へのデータ記録中に各ゾーンの先頭アドレスで前記温度検出手順によって当該情報記録再生装置内の現在温度を検出し、各ゾーンに対応する前記温度記憶手順によって記憶されている温度に対して前記現在温度がある一定値以上変化があったか否かを判断する判断手順と、該判断手順によって前記現在温度がある一定値以上変化があったと判断された場合、前記チルト量検出手順によって当該記録媒体の当該ゾーン以降の各ゾーン毎のチルト量を再度検出し、その再度検出された各ゾーン毎のチルト量に基づいてチルト量を補正するチルト補正制御手順とを実行させるためのプログラム。
  12. 請求項9乃至11のいずれか一項に記載のプログラムにおいて、前記再度検出したゾーンのチルト量と前記現在温度とを対応させて記憶する手順を有するプログラム。
  13. 請求項9乃至12のいずれか一項に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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