JP2008123647A - 光ディスク装置とその記録パワー補正方法 - Google Patents

光ディスク装置とその記録パワー補正方法 Download PDF

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Abstract

【課題】記録中の記録パワーを補正する手段としてWOPCを用いる光ディスク装置に好適な記録パワー補正方法とそれを用いた光ディスク装置を提供する。
【解決手段】予め設定された量のデータが連続して記録された時に記録動作を中断し、中断した直前の光ディスクへの記録状態から、次に記録を行うときの記録パワーを決定して、当該中断した直後から前記決定した記録パワーにより記録を開始する光ディスク装置における記録パワー補正方法で、記録動作中断時において決定した記録パワーが所定の閾値を超えている場合には、光ピックアップのチルト角を調整し、中断した直前の光ディスクへの記録パワーにより、当該中断した直後の記録を開始する。更に、中断した直前の終端部を再生して記録パワーを再度検出し、又は、決定した記録パワーを低減し、当該低減した記録パワーにより、当該中断した直後の記録を開始する。
【選択図】図3

Description

本発明は、光情報記録媒体に情報を記録/再生するための光ディスク装置における記録パワー補正に関し、特に、光ディスクの高速記録化と共に、記録動作中のパワー記録を補正(記録補正)する手段として、所謂、ウォーキングOPC(Operating Power Control)における記録パワー補正方法とそれを利用した光ディスク装置に関する。
光情報記録媒体である光ディスクの情報記録面上に情報を記録/再生可能な光ディスク装置では、光ディスクを高速で回転しながらレーザ光を情報記録面に照射し、又は、その反射光を検出することによって、情報を光ディスクに対する記録/再生が行われる。かかる光ディスクの記録中における記録品質を評価して記録補正を行う技術として、従来、記録中の戻り光のB地点での出力(Bレベル)を評価し、当該Bレベルの劣化に基づいて記録パワーを補正する、ランニングOPC(以下「ROPC」と略す)が行われていた。
なお、このROPCにおける光ディスクの反りや感度の揺らぎへの対応としては、以下の特許文献1や2により既に知られるように、当該ROPCによる補正後の記録パワーが所定値を越えた場合、記録を中断してチルト調整を実施し、記録を再開することが開示されている。また、以下の特許文献3によれば、記録動作中に、一定時間経過する毎に、あるいは、記録動作の進行が一定アドレス区間を経過するごとにチルト調整を行いながら、ROPCによる記録補正を行うことが開示されている。
特開2004−234703号公報 特開2005−4873号公報 特開2005−276248号公報
ところで、近年においては、光ディスクの記録動作の高速化と共に、特に、当該記録中の記録パワーを補正する手段として、所謂、ウォーキングOPC(以下「WOPC」と略す)が用いられている。即ち、このWOPCでは、記録動作において、光ディスクの一定間隔毎に記録を中断して記録終端部を再生し、もって、記録品質を評価して記録パワー補正を行うものである。
その一方で、情報記録媒体である光ディスクの幅広い普及に伴って、当該光ディスクの種類や機能も、種々のものが提供されると共に、個々の光ディスクにおいても、ディスク内における感度の揺らぎや部分的に反りの大きい光ディスクも散見されるようになっている。そのため、かかるWOPCによる記録パワーの補正だけでは、かかる光ディスクに対して、十分な記録品質を確保することが困難になってきている。
しかしながら、上述した記録の高速化と共に、上記従来のROPCによる記録パワーの補正では、Bレベルを精度良く検出することが困難となっており、加えて、上述したように、従来のROPCに代えて、新たに、上記したWOPCが記録中の記録補正手段となっており、そのため、当該WOPCに好適な記録パワー補正とチルト調整の組合せが必要となっている。
そこで、本発明では、上述した従来技術における問題点に鑑み、特に、記録中の記録パワーを補正する手段としてWOPCを用いる光ディスク装置に好適な記録パワー補正方法とそれを用いた光ディスク装置を提供することを目的とするものである。即ち、本発明による記録パワー補正方法によれば、WOPCにおける記録補正手段として、記録パワー補正とチルト調整を組み合わせて高速記録におけ記録品質を確保することを可能とする。
上記の目的を達成するため、本発明によれば、まず、光ディスクを回転駆動するディスクモータと、前記ディスクモータにより回転駆動される光ディスクの情報記録面にレーザ光を照射してデータを記録し、反射光から信号を検出して記録データを再生する光ピックアップと、前記光ピックアップの光ディスクの半径方向への移動と共に、前記光ディスクへのレーザ光の照射を制御する手段と、前記光ピックアップから照射されるレーザ光の強度を制御する手段と、前記光ディスクからの反射光から得られる信号から前記光ピックアップのチルト状態を検出する手段と、前記光ピックアップのチルト角を制御する手段と、少なくとも前記レーザ光強度制御手段と前記チルト角制御手段を制御する制御装置を備えており、前記レーザ光強度制御手段により、光ディスクへの情報記録時における記録パワーを制御する光ディスク記録再生装置であって、連続した記録動作中に予め設定された条件となった時に当該記録動作を中断し、中断した直前の光ディスクへの記録状態から、次に記録を行うときの記録パワーを決定して、当該中断した直後から前記決定した記録パワーにより記録を開始する光ディスク装置において、前記制御装置は、前記記録動作中断時において決定した前記記録パワーが所定の閾値を超えている場合には、前記チルト角制御手段により前記光ピックアップのチルト角を調整する光ディスク装置が提供される。
なお、本発明では、前記に記載した光ディスク装置において、前記制御装置は、前記チルト角制御手段により前記光ピックアップのチルト角を調整した後、前記決定した記録パワーに代えて、中断した直前の光ディスクへの記録パワーにより、当該中断した直後の記録を開始することが好ましく、又は、前記チルト角制御手段により前記光ピックアップのチルト角を調整した後、前記決定した記録パワーに代えて、中断した直前の終端部を再生して記録パワーを再度検出し、当該再度検出した記録パワーにより、当該中断した直後の記録を開始することが好ましい。又は、前記制御装置は、前記チルト角制御手段により前記光ピックアップのチルト角を調整した後、前記決定した記録パワーを低減して、当該中断した直後の記録を開始することが好ましく、その場合、更に、前記制御装置は、予め設定した減衰量又は率に従って、前記決定した記録パワーを低減し、特に、前記減衰率(0〜1)を、以下の式に基づいて決定することが好ましい。
減衰率=ΔTilt×α
但し、ΔTiltは、調整前のチルト角との差分量、αは補正反映係数。
上記光ディスク装置に加え、本発明によれば、やはり上述の目的を達成するため、回転駆動される光ディスクの情報記録面にレーザ光を照射してデータを記録し、反射光から信号を検出して記録データを再生すると共に、連続した記録動作中に予め設定された条件となった時に当該記録動作を中断し、中断した直前の光ディスクへの記録状態から、次に記録を行うときの記録パワーを決定して、当該中断した直後から前記決定した記録パワーにより記録を開始する光ディスク装置における記録パワー補正方法であって、前記記録動作中断時において決定した前記記録パワーが所定の閾値を超えているか否かを判定し、前記判定の結果、前記記録パワーが所定の閾値を超えている場合には、前記光ピックアップのチルト角を調整し、中断した直前の光ディスクへの記録パワーにより、当該中断した直後の記録を開始し、前記判定の結果、前記記録パワーが所定の閾値を超えていない場合には、当該中断した直後から前記決定した記録パワーにより記録を開始する光ディスク装置における記録パワー補正方法が提供される。
或いは、本発明によれば、やはり上述の目的を達成するため、回転駆動される光ディスクの情報記録面にレーザ光を照射してデータを記録し、反射光から信号を検出して記録データを再生すると共に、連続した記録動作中に予め設定された条件となった時に当該記録動作を中断し、中断した直前の光ディスクへの記録状態から、次に記録を行うときの記録パワーを決定して、当該中断した直後から前記決定した記録パワーにより記録を開始する光ディスク装置における記録パワー補正方法であって、前記記録動作中断時において決定した前記記録パワーが所定の閾値を超えているか否かを判定し、前記判定の結果、前記記録パワーが所定の閾値を超えている場合には、前記光ピックアップのチルト角を調整し、更に、中断した直前の終端部を再生して記録パワーを再度検出して、当該再度検出した記録パワーにより、当該中断した直後の記録を開始し、前記判定の結果、前記記録パワーが所定の閾値を超えていない場合には、当該中断した直後から前記決定した記録パワーにより記録を開始する光ディスク装置における記録パワー補正方法が提供される。
加えて、本発明によれば、やはり上述の目的を達成するため、回転駆動される光ディスクの情報記録面にレーザ光を照射してデータを記録し、反射光から信号を検出して記録データを再生すると共に、連続した記録動作中に予め設定された条件となった時に当該記録動作を中断し、中断した直前の光ディスクへの記録状態から、次に記録を行うときの記録パワーを決定して、当該中断した直後から前記決定した記録パワーにより記録を開始する光ディスク装置における記録パワー補正方法であって、前記記録動作中断時において決定した前記記録パワーが所定の閾値を超えているか否かを判定し、前記判定の結果、前記記録パワーが所定の閾値を超えている場合には、前記光ピックアップのチルト角を調整し、更に、前記決定した記録パワーを低減し、当該低減した記録パワーにより、当該中断した直後の記録を開始し、前記判定の結果、前記記録パワーが所定の閾値を超えていない場合には、当該中断した直後から前記決定した記録パワーにより記録を開始する光ディスク装置における記録パワー補正方法が提供される。
以上の本発明によれば、記録中の記録パワーを補正する手段としてWOPCを用いる光ディスク装置に好適であり、WOPCにおける記録補正手段として、記録パワー補正とチルト調整を組み合わせて高速記録におけ記録品質を確保することを可能とする記録パワー補正方法とそれを用いた光ディスク装置を提供するという優れた効果を発揮する。
以下、本発明の実施の形態について、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、添付の図2は、本発明の一実施の形態になる光ディスク装置の内部構成を示すブロック図である。この図において、ディスクモータ回転制御部1は、装置全体の制御部を構成するマイコン2から、モータ回転数を指示する制御信号を入力しており、もって、当該制御信号により指定された回転数でディスクモータ3が回転するよう、例えば、図示しないモータ電流駆動回路を介してその駆動電流を制御する。このように、その回転数が制御されるディスクモータ3は、その回転軸の先端に取り付けられた図示しないターンテーブルに装着された光ディスク4を回転駆動し、もって、ディスクを任意の回転数で制御することが可能となっている。
一方、レーザパワー制御部5は、図示しないスライドモータ等からなる移動機構により光ディスクの半径方向に移動可能に設けられた光ピックアップ6の内部に設けられた、半導体レーザから照射されるレーザ光のパワーを、やはり上記マイコン2からの制御信号により指定されたパワーとなるように、図示しない駆動回路を介して、レーザ駆動電流を制御する。なお、この光ピックアップ6は、上記レーザ光の発生源である半導体レーザと共に、上記光ディスク4の情報記録面(図では、その下面)に対しレーザ光を集光させるための対物レンズなどを含んでおり、当該レーザ光を所定の強度で光ディスク4の情報記録面に対して照射することにより、所望の情報の記録動作を行う。また、当該光ピックアップ6は、上記光ディスク4の情報記録面からの反射光を受光する受光素子(フォトトランジスタ又はフォトダイオード)を備えており、当該受光した反射光により、光ディスク4に記録された情報を光情報として検出し、電気信号に変換する。
また、サーボ制御部7は、上記光ピックアップ6からの電気信号を入力し、当該電気信号から、上記光ピックアップ6により検出された信号の内、当該ピックアップをディスクの情報記録面に形成された螺旋状の溝(トラック:特に、DVDの場合は、ランドとグルーブ)に追従させるために必要な信号(トラッキングエラー信号)やレーザ光のフォーカスを制御するために必要な信号(フォーカスエラー信号)を抽出し、もって、当該トラッキングエラー信号及びフォーカスエラー信号を基に、光ピックアップ6のフォーカス(Focus)を制御すると共に、トラッキング(Tracking)追従動作を行う制御ループを形成している。
更に、図中のチルト制御部8は、図示しないボイスコイルなどへの駆動電流を制御して上記光ピックアップ6内の対物レンズの位置を調整することにより、レーザ光の光ディスク4の情報記録面に対する傾斜角度であるチルト角を、上記マイコン2により指定された任意の角度に制御する。
加えて、RF EFM信号beta/変調度検出部9は、RF EFM信号のbeta(又は、β)又は変調度を検出する。なお、このbeta(β)は、例えば、上記光ピックアップ6から得られるRF EFM信号(ACカップリングを介して得られるRF信号)のピークレベルをA1、そのボトムレベルをA2とし、以下の式により表される値である。
Beta(β)=(A1+A2)/(A1−A2)
即ち、以下にも詳細に説明するが、このRF EFM信号beta/変調度検出部9の出力に基づいて前記光ピックアップのチルト状態を検出して、上記のマイコン2がチルト角を制御する。
そして、アドレス情報検出部10は、上記光ピックアップ6により得られる電気信号から、ウォブル(WOBBLE)信号を検出する。即ち、例えば、DVD等の光ディスクの情報記録面に形成されたランドとグルーブの揺れ(WOBBLE)からADIP/ATIP等の物理アドレス情報を検出する。
続いて、上記にその内部構成を説明した、本発明の一実施の形態になる光ディスク装置におけるWOPC動作について、添付の図2や図3を参照しながら、以下に詳細に説明する。なお、これらの処理は、上記図1のマイコン2において、そのメモリ内に予め格納されたソフトウェアにより実行されるものである。
まず、上記の光ディスク装置では、例えば、外部からのデータ書込み指令などによって記録動作を開始するが、その際、当該記録動作において、WOPCにより、即ち、光ディスクの一定間隔毎に、又は、温度変化が一定量になった場合等、連続した記録動作中に予め設定された条件となった時に、記録を中断して記録終端部を再生し、もって、記録品質を評価して記録パワー補正を行うものである。
まず、図2にも示すように、WOPCによる記録処理時には、予め設定された量のデータを連続して光ディスクの情報記録面上に記録した後、当該記録処理を中断してWOPC処理を行い、即ち、中断した直前の記録状態を測定し、この記録状態の測定結果から次に記録を行う時の記録パワーを決定して、中断した直後から当該決定した記録パワーで記録を再開するものである。
このように、WOPCによる記録処理時には、各記録処理の中断において、WOPCの結果として学習した記録パワーによって直後の記録処理を行うが、その詳細について説明する。即ち、添付の図3にも示すように、このWOPCによる各々の中断処理においては、上述したように予め設定された量のデータを連続して光ディスクの情報記録面上に記録した後、処理を開始する(S31)。その後、例えば、上記アドレス情報検出部10により検出したウォブル(WOBBLE)信号から、光ディスク上の位置情報(例えば、物理アドレス情報)を検出する(S32)。その後、WOPCを実施する領域、具体的には、上記記録中断領域の近傍における手前(直前)の領域を設定し(S33)、その後、当該WOPCを実施して記録用レーザ光の補正パワーを算出する(S34)。即ち、記録領域の終端部を再生して評価し、もって、補正パワーを算出する。
その後、通常のWOPCによる記録処理では、上記記録用レーザ光の出力である記録パワーを、上述したステップS34で算出された補正パワーに変更し(S35)、もって、中断した直後の領域における記録処理を再開する(S36)。
これに対し、本発明になる記録パワー補正方法では、更に、以下の点を特徴とするものである。即ち、WOPCを行う光ディスク装置において、記録を中断して記録終端部を再生評価して記録パワーを補正する際に、補正後の記録パワー(Pn)が所定の閾値を越えた場合、チルト調整を実施する。即ち、WOPC制御によるレーザパワーが、予め設定しておいた閾値(Pth)を超えた場合、チルトが外れている場合が多く、そこで、本発明の記録パワー補正方法では、チルトが外れていると判断し、そこで、以下に示すチルトの調整を実施する。
より詳細に説明すると、上記図3のフローにおいて一点鎖線で取り囲んで示すように、まず、上述した補正したパワー(Pn)が予め設定しておいた閾値(Pth)を超えているか否かを判定する(S40)。その結果、補正したパワー(Pn)が閾値(Pth)を超えていない(No)を判定された場合には、処理は、上述した通常のWOPCによる記録処理と同様に、上記記録用レーザ光の出力である記録パワーを、上述したステップS34で算出された補正パワーに変更し(S35)、もって、中断した直後の領域における記録処理を再開する(S36)。
一方、上記の判定処理(S40)の結果、補正したパワー(Pn)が閾値(Pth)を超える(Yes)を判定された場合には、以下の手順により、チルト角の調整(最適化処理)を実施することとなる(S41)。
このチルト調整(最適化処理)(S41)では、まず、上記光ピックアップ6からの入力した再生信号に基づいて、上記RF EFM信号beta/変調度検出部9から、RF EFM信号の変調度、又はbeta(β)を取得する。即ち、中断位置近傍の手前(直前)の記録領域での記録状態(β又は変調度等)を検出する。
ここで、添付の図4は、チルト角とRF EFM信号の変調度、又は、beta(β)との関係を示す特性図であり、横軸にチルト角を、縦軸にRF EFM信号の変調度、又は、beta(β)を示す。図に示すように、RF EFM信号の変調度はチルト角がゼロの時最大となり、チルト角がゼロから離れるに従って、RF EFM信号の変調度、又は、beta(β)は低下する。従って、RF EFM信号の変調度が最大になるように光ピックアップ自体又は光ピックアップの対物レンズの角度を調整してチルト角を調整する。
より具体的には、RF EFM信号beta/変調度検出部9からの変調度、又は、beta(β)の情報が最大値を示す時のチルト角を調査するため、上記チルト制御手段8によって実際のチルト角を変化させながら、変調度又はbeta(β)が最大となるチルト角を検索する。そして、このRF EFM信号変調度beta/変調度検出部9によって最大となるチルト角を認識した上記マイコン2は、チルト制御手段8を通し、変調度、又は、beta(β)が最大となるチルト角に制御する。なお、チルト最適化は、他の検出手段を用いた方法でも良い。
なお、上述したチルト角の調整の後、上記の記録パワーの変更(上記ステップS35)を行って、中断した直後の領域における記録処理を再開する(S36)することも可能であるが、本例では、更に、上述したチルト角の補正を実施することによる補正パワーの算出(S42)を行った後、上記の記録パワーの変更(上記ステップS35)と中断した直後の領域における記録処理を再開する(S36)。
即ち、その後、記録再開処理を行うこととなるが、上述したチルト角の補正により光ディスク装置におけるチルト角が正しく制御された状態において、上述した閾値(Pth)の近傍の記録パワーで記録を再開すると、形成されるピットが所望の値よりも深く記録される場合が生じる。そこで、本発明になる記録パワー補正方法では、上記補正を実施することによる補正パワーの算出(S42)において、記録再開時には、チルト角の調整前と同じ、即ち、補正前の記録パワーを用いて記録を再開する、或いは、補正前の記録パワー又はWOPCにより得られた記録パワーよりも低い記録パワーによって記録を再開する。
即ち、上記チルト角の最適化により、WOPCによる記録パワーの補正(即ち、上記ステップS34における補正パワーの算出)は既に不要となったと判断することもでき、その場合、記録開始時と同じ記録パワーで、記録再開しても良いことになる。又は、上述した光ディスク装置におけるチルト角の調整を実施した後、再度、前記記録終端部を再生して記録パワーの補正量を検出した後、記録を再開することも可能であろう。或いは、上記の補正パワーの算出のステップ(S42)において、上記に代え、例えば、温度やチルト量を考慮して実験などで設定した減衰量又は率(0〜1の間)を予め求めておき、この減衰量を上記ステップS34で算出した補正パワーに対して演算(減算又は掛け算)することも可能である。例えば、一例として、前記減衰率を、以下の式1に基づいて決定することが出来る。
減衰率(0〜1)=1−ΔTilt×α……(式1)
ここで、ΔTiltは、調整前のチルト角との差分量、αは補正反映係数であり、実験等により求まる補正反映係数である。
以上に詳述したように、上述した本発明の実施の形態によれば、WOPC記録動作を行う光ディスク記録装置において、WOPCの結果として学習した記録パワー目標値が閾値を超えた場合、記録開始近傍でチルト調整を行い、チルト調整結果を利用して記録再開することから、記録パワーが所定値を超えて増加することを防ぐと共に、ディスク内における感度の揺らぎや部分的に反りの大きい光ディスクなど、WOPCによる記録パワーの補正だけでは十分な記録品質を確保することが困難な光ディスクに対しても、WOPCにおける記録補正手段として、記録パワー補正とチルト調整を組み合わせ、もって、高速記録におけ記録品質を十分に確保することが可能となる。
本発明の一実施の形態になる光ディスク装置の内部構成を示すブロック図である。 上記光ディスク装置により実施されるWOPC記録動作の概要を説明する図である。 上記光ディスク装置により実施されるWOPC記録動作における処理の詳細を示すフローチャート図である。 上記WOPC記録動作におけるチルト角の補正処理で利用されるチルト角とRF EFM信号の変調度、又は、beta(β)との関係を示す図である。
符号の説明
1…ディスクモータ回転制御部、2…マイコン、3…ディスクモータ、4…光ディスク、5…レーザパワー制御部、6…光ピックアップ、7…サーボ制御部、8…チルト制御部、9…RF EFM信号beta/変調度検出部、10…アドレス検出部。

Claims (9)

  1. 光ディスクを回転駆動するディスクモータと、
    前記ディスクモータにより回転駆動される光ディスクの情報記録面にレーザ光を照射してデータを記録し、反射光から信号を検出して記録データを再生する光ピックアップと、
    前記光ピックアップの光ディスクの半径方向への移動と共に、前記光ディスクへのレーザ光の照射を制御する手段と、
    前記光ピックアップから照射されるレーザ光の強度を制御する手段と、
    前記光ディスクからの反射光から得られる信号から前記光ピックアップのチルト状態を検出する手段と、
    前記光ピックアップのチルト角を制御する手段と、
    少なくとも前記レーザ光強度制御手段と前記チルト角制御手段を制御する制御装置を備えており、当該レーザ光強度制御手段により、光ディスクへの情報記録時における記録パワーを制御する光ディスク記録再生装置であって、連続した記録動作中に予め設定された条件となった時に当該記録動作を中断し、中断した直前の光ディスクへの記録状態から、次に記録を行うときの記録パワーを決定して、当該中断した直後から前記決定した記録パワーにより記録を開始する光ディスク装置において、
    前記制御装置は、前記記録動作中断時において決定した前記記録パワーが所定の閾値を超えている場合には、前記チルト角制御手段により前記光ピックアップのチルト角を調整することを特徴とする光ディスク装置。
  2. 前記請求項1に記載した光ディスク装置において、前記制御装置は、前記チルト角制御手段により前記光ピックアップのチルト角を調整した後、前記決定した記録パワーに代えて、中断した直前の光ディスクへの記録パワーにより、当該中断した直後の記録を開始することを特徴とする光ディスク装置。
  3. 前記請求項1に記載した光ディスク装置において、前記制御装置は、前記チルト角制御手段により前記光ピックアップのチルト角を調整した後、前記決定した記録パワーに代えて、中断した直前の終端部を再生して記録パワーを再度検出し、当該再度検出した記録パワーにより、当該中断した直後の記録を開始することを特徴とする光ディスク装置。
  4. 前記請求項1に記載した光ディスク装置において、前記制御装置は、前記チルト角制御手段により前記光ピックアップのチルト角を調整した後、前記決定した記録パワーを低減して、当該中断した直後の記録を開始することを特徴とする光ディスク装置。
  5. 前記請求項4に記載した光ディスク装置において、前記制御装置は、予め設定した減衰量又は率に従って、前記決定した記録パワーを低減することを特徴とする光ディスク装置。
  6. 前記請求項5に記載した光ディスク装置において、前記減衰率を、以下の式
    に基づいて決定することを特徴とする光ディスク装置。
    減衰率=ΔTilt×α
    但し、ΔTiltは、調整前のチルト角との差分量、αは補正反映係数。
  7. 回転駆動される光ディスクの情報記録面にレーザ光を照射してデータを記録し、反射光から信号を検出して記録データを再生すると共に、連続した記録動作中に予め設定された条件となった時に当該記録動作を中断し、中断した直前の光ディスクへの記録状態から、次に記録を行うときの記録パワーを決定して、当該中断した直後から前記決定した記録パワーにより記録を開始する光ディスク装置における記録パワー補正方法であって、
    前記記録動作中断時において決定した前記記録パワーが所定の閾値を超えているか否かを判定し、
    前記判定の結果、前記記録パワーが所定の閾値を超えている場合には、前記光ピックアップのチルト角を調整し、中断した直前の光ディスクへの記録パワーにより、当該中断した直後の記録を開始し、
    前記判定の結果、前記記録パワーが所定の閾値を超えていない場合には、当該中断した直後から前記決定した記録パワーにより記録を開始することを特徴とする光ディスク装置における記録パワー補正方法。
  8. 回転駆動される光ディスクの情報記録面にレーザ光を照射してデータを記録し、反射光から信号を検出して記録データを再生すると共に、連続した記録動作中に予め設定された条件となった時に当該記録動作を中断し、中断した直前の光ディスクへの記録状態から、次に記録を行うときの記録パワーを決定して、当該中断した直後から前記決定した記録パワーにより記録を開始する光ディスク装置における記録パワー補正方法であって、
    前記記録動作中断時において決定した前記記録パワーが所定の閾値を超えているか否かを判定し、
    前記判定の結果、前記記録パワーが所定の閾値を超えている場合には、前記光ピックアップのチルト角を調整し、更に、中断した直前の終端部を再生して記録パワーを再度検出して、当該再度検出した記録パワーにより、当該中断した直後の記録を開始し、
    前記判定の結果、前記記録パワーが所定の閾値を超えていない場合には、当該中断した直後から前記決定した記録パワーにより記録を開始することを特徴とする光ディスク装置における記録パワー補正方法。
  9. 回転駆動される光ディスクの情報記録面にレーザ光を照射してデータを記録し、反射光から信号を検出して記録データを再生すると共に、連続した記録動作中に予め設定された条件となった時に当該記録動作を中断し、中断した直前の光ディスクへの記録状態から、次に記録を行うときの記録パワーを決定して、当該中断した直後から前記決定した記録パワーにより記録を開始する光ディスク装置における記録パワー補正方法であって、
    前記記録動作中断時において決定した前記記録パワーが所定の閾値を超えているか否かを判定し、
    前記判定の結果、前記記録パワーが所定の閾値を超えている場合には、前記光ピックアップのチルト角を調整し、更に、前記決定した記録パワーを低減し、当該低減した記録パワーにより、当該中断した直後の記録を開始し、
    前記判定の結果、前記記録パワーが所定の閾値を超えていない場合には、当該中断した直後から前記決定した記録パワーにより記録を開始することを特徴とする光ディスク装置における記録パワー補正方法。
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