JP2009289317A - 光学的記録再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ディスク媒体のチルトを検出するためのセンサを別途設けることなく、かつ記録パワーによる装置内の環境温度の大きな変化による影響を低減し、記録中に発生するチルトの補正を適切なタイミングで実施できる光記録再生装置を提供する。
【解決手段】 レーザー光源(105)と、対物レンズ(102)と、対物レンズの位置制御を行なうアクチュエータ(103)とを有する光ピックアップ(120)によって情報の記録または再生を行う光学的記録再生装置(100)であって、
ディスク媒体に対して記録マークを記録するためのレーザーパワーを決定する手段と、ディスク媒体からの反射光に基づいて記録マークの対称性を検出する手段とを備え、記録時には、記録マークの対称性の変化量に基づいてチルト調整手段を用いて対物レンズの傾きを調整する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、レーザー光を用いてディスク媒体に情報の記録または再生を行う光学的記録再生装置に関し、特にはチルトを補正する機構を備え、当該チルト補正機構を用いて、良好なる情報の記録動作を行なう装置に関するものである。
昨今、ディスク媒体が安価で大量に供給される環境に至り、光学的記録再生装置は、ディスク媒体の組成や固体ばらつきを十分カバーする必要が生じた。媒体の組成としては、トラック幅やピッチ、溝形状、記録膜の材料、半径方向の膜均一性など、主にメーカー毎の仕様に依存する。また、媒体の固体ばらつきは同一メーカーであっても、製造ロットの違いなどによって特性差が現れる。
特に、媒体の使用環境、保存環境、経時変化によってディスク媒体に反り(以降「チルト」と称する)が発生するが、これは記録信号品位に大きな影響を及ぼす。チルトの影響は、光ビームスポットの波面収差の増加をもたらす。図5を用いて、チルトと波面収差の関係を説明する。
図5は、横軸にディスク半径方向のチルト量〔deg〕、縦軸に光ビームスポットの反射光強度を示している。この図例は、対物レンズNA≒0.6、発光レーザー波長660nmにおける光ピックアップの特性である。ディスクにチルトが無い場合の反射光強度を1とすると、チルトが0.4〔deg〕の時、反射光強度は0.8、つまり20%も低下してしまうことを示す。このようにチルトによって、波面収差が増え、光ビームスポット品位が損なわれてしまう。すなわち、記録時の信号品位そのものが損なわれてしまうことを意味する。こうした波面収差の影響を、記録パワー強度で補う解決策として、特開平06−295458号公報(特許文献1)や特開2002−319135号公報(特許文献2)、特開2007−149238号公報(特許文献3)が知られている。
特開平06−295458号公報には、光ピックアップ上にチルトセンサを設けてディスク媒体のチルト量を検出し、検出されたチルト量に応じて、記録のレーザーパワー強度を制御する技術が記載されている。
また、特開2002−319135号公報においては、ディスクからの再生信号に応じてディスク面の物理状態を検出するステップを設け、チルトなどを検出している。そして検出された物理状態に応じて、記録のレーザーパワー強度を制御する技術が記されている。
また、特開2007−149238号公報には、レーザー光源近傍温度を監視して、所定の温度変化があれば、記録動作を一時停止して、直前の記録マークのβ値を測定し、目標β値との差から、記録ストラテジを最適化する技術が開示されている。ここで、β値とは、再生信号の非対称性を示す指標であり、再生信号のピーク電圧(A)とボトム電圧(B)から、
β=(A+B)/(A−B)で算出される指標である。
特開平06−295458号公報 特開2002−319135号公報 特開2007−149238号公報
しかしながら、上記従来技術には、次のような課題があった。特開平06−295458号公報記載技術では、チルトセンサを光ピックアップに装備しなければならない。これは、光ピックアップの大型化とコストアップに繋がってしまう。さらに、検出されたチルトの量に応じて記録パワーを変化させるため、たとえば記録パワーを上昇する方向に補正をかけた場合には、発熱をもたらしてしまう。高充填された筐体においては、システムの熱暴走を招く危険がある。
また、特開2002−319135号公報に記載された技術においてもチルトセンサを設けているため大型化になってしまう。また、チルトセンサの替わりに再生信号品位に応じて記録パワーを補正している。しかしながら結局、チルト量に応じて記録パワーを過剰供与してしまうという課題が残る。
また、特開2007−149238号公報記載の技術では、レーザー近傍の温度変化を監視して、再生信号のβ値変化を求め、記録パワーの補正を実施している。しかし、レーザー近傍の温度変化から、チルトの補正を適切なタイミングで行うことは難しい。これは、ディスクが反っている(あるいは反った)ということと、その時の(レーザー周囲)温度に相関が低いためである。
そこで本発明では、別途センサを設けることなく、かつ記録パワーによる装置内の発熱の影響を低減しつつ、記録中に発生するチルトの補正を適切に実施できる光学的記録再生装置を提供することを目的とする。
本発明の光学的記録再生装置は、レーザー光源と、前記レーザー光源からの光束をディスク媒体に集光させる対物レンズと、前記対物レンズの位置制御を行なうアクチュエータと、少なくとも前記レーザー光源と前記対物レンズと前記アクチュエータとを含む光ピックアップによって情報の記録または再生を行う光学的記録再生装置であって、
前記ディスク媒体に対する前記対物レンズの傾きを調整するチルト調整手段と、前記ディスク媒体に対して記録マークを記録するためのレーザーパワーを決定する手段と、前記ディスク媒体からの反射光に基づいて前記記録マークの対称性を検出する手段とを備え、
記録時には、前記記録マークの対称性の変化量に基づいて、前記チルト調整手段により前記対物レンズの傾きが調整される光学的記録再生装置である。
以上説明したように本発明は、装置の小型化やモバイル環境使用下によって生じる過酷な動的変動要因に対して、記録中に発生するチルトの補正を適切に実施する効果が得られる。
特に、媒体の使用環境、保存環境、経時変化によってディスク媒体に生じるチルトは予測不能であるが、本発明のチルト調整機構であれば、適切なタイミングでチルト調整に移行することができる。さらに、従来技術のようにチルトセンサを設ける必要もなく、また記録パワーを過剰に供与することはない。すなわち、充填率の高い小型筐体においてもチルトに起因する記録パワーの上昇を抑えられるので、消費電力の節電、ならびにシステム全体の発熱量を低く抑える効果が得られる。
牽いては、記録時のビームスポット品位を、常に良好な状態に保つ効果が得られる。
以下、本発明の好ましい実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
本発明によるチルト調整は、ディスク媒体に記録済の記録マークを再生したβ値の変化量を見て行うものである。このチルト調整は、図1に示すような光学的記録再生装置100において行われる。
なお、従来技術でも記したがβ値とは、再生信号の非対称性を示す指標であり、再生信号のピーク電圧(A)とボトム電圧(B)から、β=(A+B)/(A−B)で算出される指標である。
<光学的記録再生装置100の構成要素及び一連の動作>
光学的記録再生装置100は、光ディスク(以下「ディスク」と記す)101、光ピックアップ(以下「OPU」と記す)120、スピンドルモータ(以下「SPM」と記す)110を備えている。更に、スピンドルモータ制御(以下「SPM制御」と記す)109、パワー制御111、アクチュエータドライバ113、送り機構112、サーボ記録再生プロセッサ114、ディスクコントローラ(CPU)115を備えている。
図1の全体構成ならびに基本動作を説明する。
ディスクコントローラ115は、CPU(中央演算処理ユニット)を備える。外部インタフェース116を介して、不図示の操作系からユーザー指示コマンド、あるいは所定のプログラムを実行することで、光学的記録再生装置100全体の動作を制御する。ディスクへの記録あるいは再生動作は、メモリ117を介して、周知のショックプルーフ(間欠駆動)制御がなされる。
ディスク101は、たとえば相変化タイプのディスクであって、記録層にGe−Sb−Te等の相変化材料で構成されている。ディスクを回転させながら光ビーム強度を変調して照射すると、アモルファス状態と結晶状態が可逆的に変化する。記録層を結晶状態からアモルファス状態に変化させるには、光ビーム(光束)をパルス上に照射し、一旦溶融した後、急冷する。逆に、アモルファス状態から結晶状態変化させるには、比較的弱い光ビーム強度のレーザー光を照射して結晶化温度以上でアニールする。このような相変化特性を利用して、情報の1または0を状態変化で蓄積可能な特性を有している。
なお、ディスク101は、有機色素を記録層に備えたライトワンス(追記型)タイプのディスクであってもよい。ライトワンスタイプでは、記録時に照射された強い光ビームが色素膜で吸収され、熱変質することで、媒体の反射率が変化する。このタイプのディスクは、記録は1回しかできないが、プレーヤーの再生互換が高く比較的安価なため、需要が急拡大している。
次に、ディスクコントローラ115ならびにサーボ記録再生プロセッサ114によるサーボ・記録再生処理を説明する。サーボ記録再生プロセッサ114は、SPM制御109によって、スピンドルモータ(SPM)110の回転駆動制御を行う。ここで、スピンドルモータの回転制御は、所謂CLV(Constant Linear Velocity;線速度一定)である。ディスク101には、トラック溝にそってウォブルと呼ばれる蛇行側壁が形成されている。ディスク回転速度は、当該ウォブルの周波数が目標値になるように制御される。
OPU120は、対物レンズ102、アクチュエータ103、光学系104、LD/ドライバ105、再生信号センサ106、LDパワーモニタセンサ107、温度センサ108によって構成されている。OPU120はフレキシブルケーブル等によって、サーボ記録再生プロセッサ114、あるいはモータ、アクチュエータドライバ系に接続されている。
LD/ドライバ105は、半導体レーザー素子(以下「LD」と記す)ならびにレーザードライバである。LDより出射されたレーザー光は、光学系104、対物レンズ102を介して、ディスク101に集光される。また、LDパワーモニタセンサ107は、半導体受光センサと光電変換アンプによって構成される。LDより出射されたレーザー光の一部は、LDパワーモニタセンサ107を経由、サーボ記録再生プロセッサ114、パワー制御111によってAPC(Auto Power Control)ループを構成する。すなわち、LDパワーモニタセンサ出力とディスクコントローラ115で設定された目標パワーが一致するようLD出射パワーがフィードバック制御される。
再生信号センサ106は、半導体受光センサと光電変換アンプによって構成される。図9にディスク上の光スポットの配置、再生信号センサの構成、そしてサーボ記録再生プロセッサにおける演算処理部を示す。
図9において、メインビームMainは、トラック中心に位置制御される。サブビームSUB1、SUB2は、Mainに対して1/2トラックだけ半径方向にずらして位置制御される(差動プッシュプル法;Differential Push Pull)。
再生信号センサ部は、3ビームにそれぞれに対応して、メインビームMainの反射光は4分割センサ(A〜D)、サブビームSUB1、SUB2の反射光は2分割センサ(E〜F、G〜H)に照射される。再生信号センサ出力は、フレキシブルケーブル等を介してOPU120からサーボ記録再生プロセッサ114の演算処理部に伝送される。演算処理部では、所定ゲイン制御(Auto Gain Control)、フィルタ処理(Pre Filter)、ディジタル化(Analog/Digital Converter)されて、A〜H各チャンネル信号が演算処理される。ここで、メインビームの反射光の総和であるSUM信号は、
SUM=A+B+C+D
として演算出力される。また、4分割センサの対角和の差信号は、メインビームのフォーカスエラー/FE信号として演算出力される(非点収差法)。
FE=(A+C)−(B+D)
また、メインビームのプッシュプル信号は、(A+D)−(B+C)として得られるが、ディスク半径方向の対物レンズシフトに起因するオフセットが含まれている。そこで、サブビームのプッシュプル成分(E−F)+(G−H)を所定係数k倍した後、差分演算し、当該オフセット成分をキャンセルしたトラックエラー/TE信号を生成する。
TE=(A+D)−(B+C)−k{(E−F)+(G−H)}
なお、所定係数kは、メインビームとサブビームの分割光量比に応じて決定される定数である。
以上より、フォーカスエラー/FE信号に基づいて、光ビームスポットの焦点位置制御(フォーカス制御)がなされる。また、トラッキングエラー/TE信号に基づいて、情報トラックに対して光ビームスポットを溝方向に追従制御させるトラッキング制御がなされる。なお、トラッキング制御は、アクチュエータ103における微調整と、送り機構112による粗調整で制御される。即ち、対物レンズ位置がアクチュエータの可動範囲端に位置されたことが検知されると、送り機構が稼動して、OPU120全体をディスク半径方向に移送する。このように、アクチュエータによる微調制御と、送り機構によるOPUの移送を組み合わせて、光ビームスポットはディスクの所定トラックに追従制御される。また、送り機構112は、OPU120をディスク半径方向に移送して(トラバース制御)、所定アドレスへのシーク動作を担う。
次に、ディジタル化された再生信号は、不図示のPLL(Phase Locked Loop)によって再生信号のエッジに同期したクロックが生成され、データ処理される。さらに、PRML(Partial−Response Maximum−Likelihood)によるデータ検出、ECC(誤り訂正;Error Correction Code)等、所定の復号処理がなされる。
ここで、サーボ記録再生プロセッサ114で検出される、再生信号のβ値について説明する。
図6は、再生信号のβ値と記録信号品位の関係を例示するものである。図6において、横軸は記録パワー強度〔mW〕、縦軸左はアシンメトリ(β値)、縦軸右はジッタ〔%〕である。黒丸印のβ値は、横軸の記録パワーと強い相関関係があり、記録パワーの増加に比例して、β値もほぼ直線的に上昇する。白三角印のジッタは、記録品位を表す代表的な指標であり、記録パワー8〔mW〕近辺でほぼジッタボトム値が得られている。このとき、記録パワーにおけるβ値は、略ゼロである。すなわち、β値ゼロになる記録パワーを設定して記録すると、ジッタボトムとなる最良の記録品位が得られることを示している。β値と記録パワーの相関は、β値が約10%変化すると、記録パワーも約10%変化することがわかる。検出されたβ値が目標β値より正に大きければ、記録パワーが過剰であり、負に大きければ記録パワーが不足していることを意味する。このように、β値を用いて記録パワーの最適化を行う処理は通常OPC(Optimum Power Control)と呼ばれ、複数の記録パワーで試行記録を行い、再生信号のβ値が目標β値になるように記録パワーが設定される。
たとえば、目標β値がゼロのディスクにデータを記録する際、試行記録などで再生信号のβ値が5%であったとすると、記録パワーを5%下げるように制御して、記録パワーの最適化を行う。なおβ値の変化と最適記録パワーの関係は、環境温度変化には依存しないので、常に目標β値に合致するように記録パワーを制御すれば、記録品位を安定に保つことができる。
一方、ディスクへの記録はサーボ記録再生プロセッサ114において、ディスクフォーマットに準拠した変調処理で記録パターンが生成される。LD/ドライバ105は、記録パターンに応じてレーザー発光パルスの波形整形・タイミング制御がなされ、所謂ライトストラテジ動作を担う。
ディスクコントローラ115は、ショックプルーフ動作で記録を行なう。具体的には、装置に入出力されるデータのレート(低速)とディスクに記録するレート(高速)の差を利用して、ディスクアクセスを間欠的に動作させる。即ち、外部インタフェースからの信号がメモリ117に蓄積される間、ディスクアクセスを休止状態にしておく。休止状態とは、電力消費の多いLDを消灯して、関連する電気回路ブロックの動作を止めることである。メモリ117に所定量のデータが蓄積されたらディスクアクセスを開始して、メモリ117からディスク101に記録を行なう。ディスクへの記録が終了したら、ディスクアクセスを再び休止状態にする。このようにディスクアクセスを間欠的に行なうことで、休止時にLD消灯できるので、平均的な電力消費が削減できる。また、装置外部から振動や衝撃が加わっても、メモリ117がバッファとなり、サーボ復帰処理(リトライ処理)できるので、耐震信頼性向上の効果が得られる。
また、OPU120内部には温度センサ108が設けられており、ディスクコントローラ115によって、LD近傍の温度を検知する機能を有する。
(第1の実施形態)
<光学的記録再生装置100のチルト調整フロー>
図2は、本発明による第1のチルト調整を示すフローチャートである。図2を用いて具体的な調整フローを説明する。
[ステップS201:最適記録パワー取得]
このステップは、ディスクへの最適記録パワーを求める処理である。
上位コマンドからの指示等により、ディスクコントローラ115は、記録レーザーパワーを決定するOPC(Optimum Power Control)を実施する。具体的には、OPU120をディスクの所定領域PCA(Power Calibration Area)に移動し、試行記録と再生動作を実施する。試行記録時、記録レーザーパワーを複数段階変更しながら記録を行う。再生時は、試行記録したデータを再生し、記録レーザーパワー毎に再生データを取得して、信号品質を判断する。信号品質は、再生信号振幅の対象性を示すβ値を指標とする。ディスク毎に、記録品位が最良となるβ値(目標βo値)が予め装置に準備されており、これに合致する記録パワーを最適記録パワーとして、所定レジスタに格納する。同時に、OPCを行った時刻、温度などの条件も属性情報として保持しておく。ディスクコントローラ115は複数レジスタを内蔵しており、当該レジスタへのデータアクセスならびに演算機能を有する。
なお、ステップS201に示すOPC実施は、必ずしも所定のPCA領域に移動して、試行記録動作を実施する必要はない。すなわち、ユーザーデータ領域で試行記録を行なっても良い。あるいはまた、既記録済みのデータを再生してβ値を求め、目標βoとの差分を補正するように記録パワーを決定しても良い。さらに、信号品位の評価指標はβ値だけでなく、エッジのゆらぎを示すジッタ値、あるいは再生データの信頼性を示すエラー率などを勘案しても良い。
[ステップS202:ユーザーデータ記録]
ディスクコントローラ115は、所定レジスタに格納された最適記録パワーを設定して、ディスクへの記録動作を行なう。ディスクコントローラ115は、上位コマンドの指示によって、間欠記録あるいは連続記録を行なう。
[ステップS203:記録継続?]
このステップは、記録継続の判断を行なう。上位コマンドからの記録動作が継続指示されれば、ステップS205に移行する。記録停止の指示があれば、エンドに移行して処理を終了する。
[ステップS204:記録パワー探索?]
ディスクコントローラ115は、記録パワー再探索の要否を判断する。たとえば、ステップS201で最適記録パワーを求めた後、所定以上の時間経過があれば、記録パワーの探索を要とする。あるいは、最適記録パワーを求めてから所定以上の温度変化があったら、記録パワーの探索を要とする。このように、S204は、記録パワーの再探索が必要な場合に、ステップS205に移行する。記録パワーの再探索が必要でない場合は、ステップS202に戻って、記録動作を継続する。
[ステップS205:再生β値 取得(βN)]
このステップは、ディスクに記録されているデータを再生し、β値を求める処理を行う。ここでは、記録動作の終了直後、直前に記録された記録最終データを再生してβ値を求める。ディスクコントローラ115は、求めた値βNを、所定レジスタに格納する。また、コントローラ115は、複数レジスタを内蔵しており、当該レジスタへのデータアクセスならびに演算によって、△βを算出する。
[ステップS206:β値の変化量判定]
ここでは、β値の変化量が所定値を超えるか否かを検出し、次のステップ207において、チルト調整を実施するかの判断をしている。
例えば、ディスクコントローラ115は、所定レジスタに格納されたβo値とβN値の差の大きさを求め、所定閾値(Th値)と比較する。
|βN−βo| > Th値
ここで、β値の変化量|βN−βo|が、Th値より大きいと判断された場合、ステップS207に移行する。
そうでない場合は、ステップS201に戻って、記録パワーを設定する。このとき、ステップS205で求めたβN値に応じて、βoとの差分を補正するよう記録パワーを決定する。
本実施形でのTh値は、たとえば5〔%〕に設定されている。これは、βo値とβN値の差が5%を越えたら、ステップS207に移行する設定である。
なお、ステップS207への移行判断における所定値とは、β値の変化量であるβN値とβo値の差の絶対値だけでなく、βN値とβo値の比やβN値の符号だけを見てもよい。
[ステップS207:チルト調整実施]
チルト調整について図面を用いて詳述する。図11はアクチュエータ130の構成を示し、図11(a)は斜視図、図11(b)は側面図である。アクチュエータ130は、固定部26と可動部25から成り、固定部26は永久磁石21a,21b、21c、ヨーク24、及び支持基台17で構成されている。可動部25は対物レンズ102、フォーカスコイル19a、19b、トラッキングコイル18及びこれらを保持するレンズ保持部材15で構成されている。
ワイヤ16a,16b,16c,16d,16e,16fは線状で弾性及び高導電性を有する。それの一端は支持基台17に固定され、他端は可動部25が光ディスクに対してフォーカス方向、トラッキング方向、ラジアルチルト方向への変位が自在であるようにレンズ保持部材15の側面に固定されている。
ここで、フォーカスコイル19a、19b、トラッキングコイル18の各コイルの巻線端末28は、レンズ保持部材15の側面に設けられた端子27によって、ワイヤ16a,16b,16c,16d,16e,16fに接続される。
図1のアクチュエータドライバ113は、フォーカスエラー信号あるいはトラッキングエラー信号に基づて、フォーカス駆動信号をフォーカスコイル19a、19bに、トラッキング駆動信号をトラッキングコイル18に供給する。アクチュエータ130はこれら駆動信号と永久磁石21a,21b、21cが発生する磁束との間で発生する電磁的な力によって可動部25を光ディスクに対して3方向に駆動する。3方向とは、光ディスクと対物レンズのフォーカス方向、トラック溝に直行するトラッキング方向、そして2つのフォーカスコイル19a、19bに互いに異なる方向に推力を与えることによって対物レンズを半径方向に傾ける、ラジアルチルト方向である。なお、フォーカス駆動信号とは、フォーカスエラー信号を所定レベルに制定するために、フォーカスコイル19a、19bに供給する電流信号である。
チルト調整S207は、ディスクの反りに対して対物レンズの傾きを補正するステップであり、ディスクコントローラ115によって実行される。図4は、チルト調整を説明する図である。同図において、横軸は対物レンズのチルト設定値、縦軸は再生信号の振幅値を示している。具体的には、対物レンズ102をアクチュエータ103によってディスク接線方向を中心に左右に複数段階、たとえばT0からT6のように傾ける。対物レンズに与えたチルトT0、T6・・・毎に、再生信号の振幅値M0、M1・・・を各々取得する。そして、再生信号振幅値が最大になるチルトを設定する。対物レンズ中心(光軸)とディスク面のチルトが増えると、光ビームスポットに収差が大きくなり、再生信号振幅が低下する。図4の例では、再生信号振幅が最大値M3となるチルトT3を設定する。チルト調整のふり幅は、再生信号の最大を探索するのに必要な振幅変化が得られる程度まで傾ける必要がある。振幅最大値の探索には、たとえば図4において、振幅がほぼ等しいM0とM6のチルトであるT0、T6を求め、T0とT6のチルト角のセンター値に設定することも有効である。
チルト調整S207を実施後、ステップS201に戻り、最適記録パワーの取得を行う。これは、チルト調整S207によって、光ビームスポットの実効的な強度が変わるため、記録パワーの最適値がズレてしまうからである。
ここで、図7を用いて、本実施形に基づくチルト調整の全体像を補足説明する。図7は、ディスク断面視によるチルトと再生信号β値の半径位置依存性を示す図である。同図において、半径Roで最適記録パワーPoを求める(ステップS201)。ディスクコントローラは、所定の間隔、たとえば間欠駆動周期毎にβN値を求め、所定のレジスタをβ1、β2のようにβ値更新する(ステップS206〜S202繰り返し)。この例では、ディスク外周方向になると、チルトの影響によってβ値が低下している。外周RNにおいて、
|βN−βo| > 5〔%〕
の条件が真になったとき、チルト調整が実施される(ステップS207)。引き続き、βN値が求められ、半径位置RNで記録パワーPoが再設定される。以降、このように再生信号β値の変化量を監視しながら、記録動作を続ける。
以上、本発明による第1の実施フローについて詳述した。ステップS206において、再生β値の変化量を監視することで、記録時において適切なタイミングでチルト調整を実施できる。
通常、チルト(反り)の発生は、装置内の急激な温湿度変化、あるいはディスク自体の保管状態、あるいはディスク組成の特質に基づくため、システムとして予測不能である。特に、リアルタイムに伝送される高品位映像データを記録する際は符号量も多く、ベリファイ等を行なう記録のリカバリーは難しい。本実施形では、記録時のチルト調整を、適切なタイミングで実施できる。すなわち、記録タスクの競合を抑えられるとともに、チルトの発生を確実に捕捉してチルト調整ができるので、記録再生システムの信頼性向上に大きく寄与する。
また、チルト調整を行うことにより、ディスクの傾きによるコマ収差そのものを低減させているので、従来技術(特開2001−23174公報等)に記載されているようなレーザーパワーの増減により記録品位を高める手法とは全く異なる。すなわち、本願発明は、従来技術に比べて装置内の温度変化を低減させることもできるのである。
(第2の実施形態)
<光学的記録再生装置100のチルト調整フロー>
図3は、本発明による第2のチルト調整を示すフローチャートである。本実施形では、再生信号β値の変化量を監視して、チルト調整量を決定することができる。図3を用いて具体的な調整フローを説明する。
[ステップS301:ディスク種類 判別]
このステップは、ディスクの種別を判別する。たとえば相変化のRWタイプ、あるいはライトワンスのRタイプなどを識別する。同時に、ディスク・インフォメーションからメーカーIDを読み取って、ディスクメーカーも認識する。検出されたディスクメーカー情報は、後述のディスク記録膜の特性識別に用いる。
[ステップS302:最適記録パワーの初期値(Po)取得、フォーカス駆動信号の初期値(Fo)取得]
このステップは、ディスクへの最適記録パワー初期値(Po)、フォーカス駆動信号の初期値(Fo)を求める処理である。
最適記録パワーを求める処理は、実施例1で前述したとおりである。ここでは、フォーカス駆動信号の初期値(Fo)を求める処理について図面を用いて説明する。図8は、ディスク上の異なる半径位置A、Bにおける対物レンズの位置と、アクチュエータ103のフォーカス駆動信号の時間推移を示している。
フォーカス駆動信号は、ディスクの面ブレに追従しているため、ディスク回転周期に同期して上下に変動している。そして、OPU120と対物レンズ102の相対レンズ位置変化に応じて、フォーカス駆動信号の平均的なレベルが変化する。図8は、Bにおいてディスクが反っている様子を示しており、半径位置Aより半径位置Bの方が、OPUと対物レンズ102の相対位置が、△LP分、遠くに位置している。その分、フォーカス駆動信号の平均レベルも上がって、B>Aとなっている。
このステップでは、最適記録パワー初期値(Po)を求める際、同時に、フォーカス駆動信号の平均レベル(Fo)を取得する。取得されたフォーカス駆動信号の初期値(Fo)は、所定のレジスタに格納される。この後、フォーカス駆動信号の平均レベルの変化を監視することで、対物レンズがOPU120からディスク面に近づいたか、反対に遠ざかったか、変化の方向を知ることができる。
[ステップS303:ユーザーデータ記録]
ディスクコントローラ115は、所定レジスタに格納された最適記録パワーを設定して、ディスクへの記録動作を行なう。ディスクコントローラ115は、上位コマンドの指示によって、間欠記録あるいは連続記録を行なう。
[ステップS304:記録継続?]
このステップは、記録継続の判断を行なう。上位コマンドからの記録動作が継続指示されれば、ステップS305に移行する。記録停止の指示があれば、エンドに移行して処理を終了する。
[ステップS305:記録パワー探索?]
ディスクコントローラ115は、記録パワー再探索の要否を判断する。たとえば、ステップS302最適記録パワー初期値(Po)を求めた後、所定以上の時間経過があれば、記録パワーの探索を要とする。あるいは、最適記録パワー初期値(Po)を求めてから所定以上の温度変化があったら、記録パワーの探索を要とする。このように、S305は、記録パワーの再探索が必要な場合に、ステップS306に移行する。記録パワーの再探索が必要でない場合は、ステップS303に戻って、記録動作を継続する。
[ステップS306:再生信号β値 取得(βN)、フォーカス駆動の再取得(FN)]
このステップは、再生信号β値とフォーカス駆動信号の平均値、そしてレーザー温度を求め直す処理であり、S302同様の動作を行なう。ただし、ディスクコントローラ115は、求めた再生信号βN値ならびにフォーカス駆動信号FNを、S302で求めた再生信号βo値、フォーカス駆動信号初期値Foとは異なるレジスタに格納する。すなわち、ステップS305で探索要と判断される毎に、PN、FNとしてレジスタに格納され、更新される。
[ステップS307:β値変化量判定]
ディスクコントローラ115は、所定レジスタに格納されたβo値とβN値の差の大きさを求め、所定閾値(Th値)と比較する。
|βN−βo| > Th値
ここで、β値の変化量|βN−βo|が、Th値より大きいと判断された場合、ステップS308に移行する。
そうでない場合は、ステップS302に戻って、記録パワーを更新する。このとき、ステップS205で求めたβN値に応じて、βoとの差分を補正するよう記録パワーを決定する。
本実施形でのTh値は、たとえば5〔%〕に設定されている。これは、βo値とβN値の差が5%を越えたら、ステップS308に移行する設定である。
なお、ステップS308への移行判断は、β値の変化量であるβN値とβo値の差の絶対値だけでなく、βN値とβo値の比やβN値の符号だけを見てもよい。
[ステップS308:β値変化量△β取得]
ディスクコントローラ115は、再生信号β値の変化量△βを取得する。
△β =βN−βo
[ステップS309:チルト方向判別△F取得]
ディスクコントローラ115は、フォーカス駆動信号の平均レベルFNとFoのレジスタ値を比較して、チルトの方向を取得する。すなわち、以下の通りである。
△F=FN−Fo>0ならば、ディスク面とレーザー光源が遠ざかる方向
△F=FN−Fo<0ならば、ディスク面とレーザー光源が近づく方向
[ステップS310:チルト補正実施]
本実施形の光学的記録再生装置における再生信号β値の変化量△βと、チルト補正値の関係を図10に示す。ディスクコントローラ115は、△βの検出結果と図10の補正テーブルに基づいて、チルト補正を実施する。一例として、
△β=5%、△F>0のとき、図10のチルト補正テーブルより、チルトを0.2〔deg〕、アクチュエータによって対物レンズをディスクに近づく方向に変化させる。なお、ディスクコントローラ115は複数レジスタを内蔵しており、当該レジスタへのデータアクセスならびに演算によって、△β、△Fの算出を行なう。
本実施系では、再生信号β値の変化量に基づいて、チルト可変量を一意に決定し、チルト補正を行うことができる。通常、アクチュエータを可変してチルトベストの位置を探索すると、数100mSの時間を要してしまう。本実施系は、こうしたチルト調整工程を省き、予め可変すべきチルト量を求めて一発補正を行うメリットが得られる。
以上より、チルトの発生を確実に捕捉してチルト補正ができるので、記録再生システムの信頼性向上に大きく寄与する。
また、チルト調整を行うことにより、ディスクの傾きによるコマ収差そのものを低減させているので、従来技術(特開2001−23174公報等)に記載されているようなレーザーパワーの増減により記録品位を高める手法とは全く異なる。すなわち、本願発明は、従来技術に比べて装置内の温度変化を低減させることもできるのである。
なお、本発明のチルト調整は、ディスク半径方向のチルト(所謂ラジアルチルト)の調整機構に関するものであったが、これに限定されることなく、タンジェンシャル方向のチルト調整であっても良い。なお、本発明の好ましい実施の形態について、ハードウエアを踏まえた構成について説明したが、本発明の主旨はこれに制約されることなく、ソフトウエアのみのプログラム処理によっても実現可能なことはもちろんである。
光学的記録再生装置の機能ブロック図である。 本発明の第1実施形態に関わる動作を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に関わる動作を示すフローチャートである。 チルト調整の説明図である。 チルトによる収差の影響を説明する図である。 再生信号のβ値と記録品位(ジッタ)の関係を説明する図である。 本発明による第1実施形態の動作フロー全体を説明する図である。 フォーカス駆動信号の平均レベルを説明する図である。 アクチュエータ制御信号を説明する図である。 本発明の第2実施形態に関わるチルト補正テーブルである。 アクチュエータの構成を説明する図である。
符号の説明
101 光ディスク
102 対物レンズ
103 アクチュエータ
104 光学系
105 LD/ドライバ
106 再生信号センサ
107 LDパワーモニタセンサ
108 温度センサ
109 SPM制御
110 SPM
111 パワー制御
112 送り機構
113 アクチュエータドライバ
114 サーボ記録再生プロセッサ
115 ディスクコントローラ
116 外部インタフェース
117 メモリ

Claims (4)

  1. レーザー光源と、前記レーザー光源からの光束をディスク媒体に集光させる対物レンズと、前記対物レンズの位置制御を行なうアクチュエータと、少なくとも前記レーザー光源と前記対物レンズと前記アクチュエータとを含む光ピックアップによって情報の記録または再生を行う光学的記録再生装置であって、
    前記ディスク媒体に対する前記対物レンズの傾きを調整するチルト調整手段と、前記ディスク媒体に対して記録マークを記録するためのレーザーパワーを決定する手段と、前記ディスク媒体からの反射光に基づいて前記記録マークの対称性を検出する手段とを備え、
    記録時に、前記記録マークの対称性の変化量に基づいて、前記チルト調整手段により前記対物レンズの傾きが調整されることを特徴とする光学的記録再生装置。
  2. 前記記録マークの対称性の変化量が所定値より大きい場合に、前記チルト調整手段により前記対物レンズの傾きが調整されることを特徴とする請求項1に記載の光学的記録再生装置。
  3. 前記ディスク媒体に対するフォーカス駆動信号の取得手段を備え、前記フォーカス駆動信号に基づいて前記ディスク媒体のチルトの方向を検出し、該検出結果に基づいて前記チルト調整手段により前記対物レンズの傾きが調整されることを特徴とする請求項1に記載の光学的記録再生装置。
  4. 前記ディスク媒体へ前記記録マークを記録または再生を間欠的に動作させるために、前記情報を保持するメモリ手段を備え、
    前記記録マークの対称性を検出する手段は、前記間欠的な動作に同期して検出されることを特徴とする請求項1記載の光学的記録再生装置。
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