JP2008234484A - リセット回路及びシステム - Google Patents

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【課題】本発明は、CPUの外部に異常の原因がある場合に適切なリセット動作を実行可能なリセット回路及びシステムを提供することを目的とする。
【解決手段】リセット回路は、クロック信号パルスを計数する計数動作によるカウント値が所定値に到達すると第1の内部信号をアサートするとともに外部から供給される第1の外部信号に応じて計数動作をリセットするカウンタと、カウンタが出力する第1の内部信号のアサートに応答してリセット出力信号をアサートするとともに、外部から供給される第2の外部信号が第1の状態の場合にはリセット出力信号をアサートした後に所定期間後にネゲートし、第2の外部信号が第2の状態の場合には第2の外部信号が第2の状態から第1の状態に変化したことに応答してリセット出力信号をネゲートするリセット信号制御回路を含むことを特徴とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、一般にCPUのリセットを制御するリセット回路及びシステムに関し、詳しくはCPUの異常動作に応じてCPUをリセットするリセット回路及びシステムに関する。
実行中のマイクロコントローラ(以下CPU)の暴走を監視するための機構の1つとして、CPUチップの外部に設けたリセットICに内蔵するウォッチドッグタイマがある。ウォッチドッグタイマはカウンタで構成され、カウンタによりクロック信号のパルスを計数している。このカウンタは、CPUから定期的にアサートされる信号によりリセットされるよう構成される。
CPUが正常に動作している場合には、カウンタは定期的にリセットされてオーバーフローすることはない(或いは所定のカウント値に到達することはない)。CPUが実行しているソフトウェアのエラー等によりCPUが暴走状態やハングアップ状態になると、上記信号が所定のタイミングでアサートされなくなり、ウォッチドッグタイマのカウンタがオーバーフローする(或いは所定のカウント値に到達する)。カウンタがオーバーフロー(或いは所定のカウント値に到達)すると、ウォッチドッグタイマはCPUに対するリセット信号をアサート(有効状態に)する。これによりCPUをリセットし、暴走状態から正常状態に戻すことができる。
このようなウォッチドッグタイマによりソフトウェアの暴走状態を監視する機能は、自動車内部の制御ユニット等のフェールセーフティが求められるシステムにおいては必須の機能である。
図1は、リセットICの構成の一例を示す図である。図1に示すリセットIC10は、ウォッチドッグタイマ回路11、コンパレータ12、ロジック回路13、及びリセット出力回路14を含む。図2は、監視対象のCPUとリセットIC10とが接続された監視システムの構成図である。
図2に示されるように、CPU15は、トグル動作をするクリア信号CLRを出力している。このクリア信号CLRが、図1に示すリセットIC10のウォッチドッグタイマ回路11に入力される。ウォッチドッグタイマ回路11を構成するカウンタは、クリア信号CLRの例えば立ち上がりエッジに応答してリセットされる。CPU15の異常によりクリア信号CLRの立ち上がりが所定のタイミングで発生しない場合、カウンタがオーバーフローし、これに応じてウォッチドッグタイマ回路11はロジック回路13への出力信号をアサートする。ロジック回路13は、ウォッチドッグタイマ回路11からの信号のアサートに応答して、リセット出力回路14への出力をアサートする。リセット出力回路14は、ロジック回路13からの信号のアサートに応答して、リセット出力/RSTをアサートする。図2に示されるように、リセット出力/RSTは例えば負論理信号であり、負のリセットパルスがカウンタのオーバーフローに応答して出力される。このリセットパルスに応じてCPU15がリセットされる。
なおコンパレータ12は、基準電圧と入力電源電圧VCCとを比較して、比較結果を示す信号をウォッチドッグタイマ回路11及びロジック回路13に供給する。コンパレータ12は、この比較動作により、電源電圧の状態を監視する機能を提供するものであるが、上記のウォッチドッグタイマ回路11の監視動作に直接関連するものではない。
図3は、リセットIC10によりCPU15を監視するシステムにおいてCPU15が更に外部デバイスに接続されている構成を示す図である。図3の外部デバイス16は、例えばメモリや入出力インターフェース等のユニットであり、例えばバス17を介してCPU15に接続されている。
図4は、図3のシステム構成において外部デバイス16に異常が発生した場合の問題について説明する図である。図3のシステム構成において、外部デバイス16に異常が発生することにより、CPU15が暴走状態やハングアップ状態に陥ったとする。この場合、図4に示すように、CPUの異常によりクリア信号CLRが停止し、それに応じてリセット信号/RSTに負のリセットパルスが生成される。このリセットパルスに応答して、CPU15がリセットされる。
リセットされるとCPU15は正常状態に回復するので、リセット後にクリア信号CLRが正常なタイミングで出力される。仮にCPU15の異常動作の原因がCPU15自体の予期せぬエラー(実行中のソフトウェアのエラー等)にあれば、リセットにより異常の原因が取り除かれて、その後は正常な動作が継続することになる。しかしCPU15の異常動作の原因が外部デバイス16にある場合、CPU15のリセットにより外部デバイス16の問題が解消されることにはならない可能性がある。この場合、図4に示すように、CPU15が正常状態に回復してクリア信号CLRが正常なタイミングで出力され始めても、その後また直ぐに、外部デバイス16の異常に起因してCPU15が暴走状態やハングアップ状態に陥ってしまう。この結果、CPU15の異常動作→リセット信号/RSTのアサート→CPU15のリセット→CPU15の異常動作というサイクルを繰り返すことになってしまう。
外部デバイス16に不具合がありCPU15が正常動作を継続できないのであれば、外部デバイス16の不具合が解消するまでCPU15は動作を停止していることが好ましい場合がある。特に、図3のシステムが自動車内部の制御ユニット等の場合には、上記のように異常動作を繰り返すことは、セーフティ機能として望ましくない。故障しているならば、無闇に動作することなく、停止している方が安全だからである。
特開平4−162150号公報 特開平8−230771号公報
以上を鑑みて本発明は、CPUの外部に異常の原因がある場合に適切なリセット動作を実行可能なリセット回路及びシステムを提供することを目的とする。
リセット回路は、クロック信号パルスを計数する計数動作によるカウント値が所定値に到達すると第1の内部信号をアサートするとともに外部から供給される第1の外部信号に応じて該計数動作をリセットするカウンタと、該カウンタが出力する該第1の内部信号のアサートに応答してリセット出力信号をアサートするとともに、外部から供給される第2の外部信号が第1の状態の場合には該リセット出力信号をアサートした後に所定期間後にネゲートし、該第2の外部信号が第2の状態の場合には該第2の外部信号が該第2の状態から該第1の状態に変化したことに応答して該リセット出力信号をネゲートするリセット信号制御回路を含むことを特徴とする。
またシステムは、CPUと、該CPUに接続される外部デバイスと、該CPUからの第1の外部信号と該外部デバイスからの第2の外部信号とを受け取り、該CPUをリセットするリセット出力信号を該CPUに供給するリセットICを含み、該リセットICは、クロック信号パルスを計数する計数動作によるカウント値が所定値に到達すると第1の内部信号をアサートするとともに該第1の外部信号に応じて該計数動作をリセットするカウンタと、該カウンタが出力する該第1の内部信号のアサートに応答して該リセット出力信号をアサートするとともに、該第2の外部信号が第1の状態の場合には該リセット出力信号をアサートした後に所定期間後にネゲートし、該第2の外部信号が第2の状態の場合には該第2の外部信号が該第2の状態から該第1の状態に変化したことに応答して該リセット出力信号をネゲートするリセット信号制御回路を含むことを特徴とする。
本発明の少なくとも一つの実施例によれば、外部デバイスが正常でCPUが異常となった場合には、リセット出力信号をアサートした後に所定期間後にネゲートすることにより、CPUをリセット及びリセット解除して、正常状態に戻すことができる。また外部デバイスに不具合がある場合には、第2の外部信号(状態信号)が第2の状態から第1の状態に変化したことに応答してリセット出力信号をネゲートする。即ち、外部デバイスの不具合が解消されて状態信号がネゲート状態となるまで、CPUのリセット状態を保持して、CPUの暴走動作が繰り返されるのを防ぐことができる。
以下に、本発明の実施例を添付の図面を用いて詳細に説明する。
図5は、本発明によるリセットICの構成の一例を示す図である。図5において、図1と同一の構成要素は同一の番号で参照し、その説明は適宜省略する。
図5に示すリセットIC20は、ウォッチドッグタイマ回路11、ロジック回路13、リセット出力回路14、リセット履歴回路21、及び論理ゲート22を含む。リセットIC20のウォッチドッグタイマ回路11、ロジック回路13、及びリセット出力回路14は、図1に示す従来技術のリセットIC10の対応する各回路と同一の構成・機能を有する回路である。なおコンパレータ12は、本発明に直接の関係がないのでリセットIC20には示されていない。
図6は、監視対象のCPU、CPUに接続される外部デバイス、及びリセットICを含む監視システムの構成図である。図6に示されるように、CPU15は、リセットIC20に対してトグル動作をするクリア信号CLRを供給している。リセットIC20が出力するリセット信号/RSTはCPU15に供給される。CPU15は、例えばバス17を介して外部デバイス30に接続される。図6の外部デバイス30は、例えばメモリや入出力インターフェース等のユニットであり、正常/異常を示す状態信号STATEをリセットIC20に供給する。外部デバイス30が正常の場合に状態信号STATEはネゲート状態(無効状態)となり、外部デバイス30が異常の場合に状態信号STATEはアサート状態(有効状態)となる。
図7は、図5のリセットIC20の内部動作を示す信号波形図である。図5及び図7を参照し、リセットIC20の動作について以下に説明する。
図5において、CPU15からのクリア信号CLRが、リセットIC20のウォッチドッグタイマ回路11に入力される。ウォッチドッグタイマ回路11を構成するカウンタは、クロック信号パルスを計数する計数動作によるカウント値が所定値に到達すると出力信号をアサートするとともに、外部から供給されるクリア信号CLRの例えば立ち上がりエッジに応答して上記計数動作をリセットする。図7の(f)に示されるように、CPU15の異常によりクリア信号CLRの立ち上がりが所定のタイミングで発生しない場合、カウンタがオーバーフローし(即ち所定値に到達し)、これに応じてウォッチドッグタイマ回路11はロジック回路13及びリセット履歴回路21への出力信号をアサートする。このウォッチドッグタイマ回路11の出力信号のアサートが、図7の(c)にHIGHパルスとして示される。
ロジック回路13は、ウォッチドッグタイマ回路11からの信号のアサートに応答して、リセット出力回路14への出力をアサートする。リセット出力回路14は、ロジック回路13からの信号のアサートに応答して、その出力を所定期間アサート状態にする。リセット出力回路14の出力は例えば負論理信号であり、図7の(d)に示されるように、所定期間長の負のリセットパルスがカウンタのオーバーフローに応答して出力される。ウォッチドッグタイマ回路11からロジック回路13を介してリセット出力回路14に信号が伝搬していくので、リセット出力回路14の出力は図7の(d)に示されるように若干の遅延を有する。このリセット出力回路14の出力は論理ゲート22に供給される。
リセット履歴回路21は、外部デバイス30から供給される状態信号STATEがネゲート状態の場合には出力をネゲートするとともに、状態信号STATEがアサート状態の場合にはウォッチドッグタイマ回路11が出力する信号のアサートに応答してリセット履歴回路21の出力をアサートする。状態信号STATEは負論理信号として図7(a)に示されている。図7の例では、状態信号STATEがアサート状態(LOW)の場合にウォッチドッグタイマ回路11が出力する信号のアサート(HIGH)に応答して、図7(b)に示すようにリセット履歴回路21の出力がアサート状態(HIGH)となる。出力をアサート状態とした後は、リセット履歴回路21はその出力のアサート状態(HIGH)を保持し、状態信号STATEがネゲート状態(HIGH)になると、それに応答して出力をネゲート状態(LOW)とする。リセット履歴回路21の出力は論理ゲート22に供給される。
論理ゲート22は、リセット出力回路14からの信号をそのまま受け取り、リセット履歴回路21からの信号を反転して受け取るAND回路である。リセット出力回路14からの信号は図7の(d)に示されるように負論理であり、リセット履歴回路21からの信号は図7の(b)に示されるように正論理である。従って、論理ゲート22は両方の入力が負論理のAND回路となり、両方の入力が正論理のNOR回路と等価である。従って、リセット出力回路14の出力又はリセット履歴回路21の出力の何れか一方でもアサート状態となると、論理ゲート22の出力はLOWとなる。論理ゲート22の出力は負論理のリセット信号/RSTであり、図7(e)に示す例では、図7(b)に示すリセット履歴回路21の出力のアサート状態(HIGH)に応答してアサート状態(LOW)となっている。
図8は、図6の構成において外部デバイス30の動作が正常でCPU15の動作が異常な場合のリセットIC20の動作を示す動作波形図である。図8(d)に示すように、CPU15の異常によりクリア信号CLRの立ち上がりが所定のタイミングで発生しない場合、カウンタがオーバーフローし、これに応じてウォッチドッグタイマ回路11はロジック回路13への出力信号をアサートする。このウォッチドッグタイマ回路11の出力信号のアサートが、図8の(b)にHIGHパルスとして示される。
ロジック回路13は、ウォッチドッグタイマ回路11からの信号のアサートに応答して、リセット出力回路14への出力をアサートする。リセット出力回路14は、ロジック回路13からの信号のアサートに応答して、負論理出力を所定期間アサートする。論理ゲート22は、リセット出力回路14の負論理出力のアサートに応じて、図8(c)に示されるようにリセット信号/RSTを所定期間アサート(LOW)状態とする。このリセット信号/RSTの負のリセットパルスにより、CPU15がリセットされる。
なおこの場合、状態信号STATEは、図8(a)に示すようにネゲート状態(HIGH)に固定である。従って、図5のリセット履歴回路21の出力はネゲート状態に固定であり、リセット信号/RSTに影響しない。
このようにして、リセット履歴回路21、ロジック回路13、リセット出力回路14、及び論理ゲート22により、リセット信号/RSTを制御するリセット信号制御回路が構成される。このリセット信号制御回路においては、ウォッチドッグタイマ回路11が出力する信号のアサートに応答してリセット信号/RSTをアサートするとともに、外部から供給される状態信号STATEが第1の状態(ネゲート状態)の場合にはリセット信号/RSTをアサートした後に所定期間後にネゲートし、状態信号STATEが第2の状態(アサート状態)の場合には状態信号STATEが第2の状態(アサート状態)から第1の状態(ネゲート状態)に変化したことに応答してリセット信号/RSTをネゲートする。
従って、外部デバイス30が正常でCPU15が異常となった場合には、状態信号STATEが第1の状態(ネゲート状態)であり、リセット信号/RSTをアサートした後に所定期間後にネゲートすることにより、CPU15をリセット及びリセット解除して、正常状態に戻すことができる。また外部デバイス30に不具合がある場合には、状態信号STATEが第2の状態(アサート状態)であり、状態信号STATEが第2の状態(アサート状態)から第1の状態(ネゲート状態)に変化したことに応答してリセット信号/RSTをネゲートする。即ち、外部デバイス30の不具合が解消されて状態信号STATEがネゲート状態となるまで、CPU15のリセット状態を保持して、CPU15の暴走動作が繰り返されるのを防ぐことができる。
図9は、リセット履歴回路21の回路構成の一例を示す図である。図9のリセット履歴回路21は、フリップフロップ31を含む。フリップフロップ31のデータ入力端子Dとクロック入力端子CLKとは、ウォッチドッグタイマ回路11からの出力に共通に接続される。従って、状態信号STATEがLOWの状態で、ウォッチドッグタイマ回路11からの出力がLOWからHIGHになると、その立ち上がりエッジに応答してフリップフロップ31にデータ"1"が格納される。フリップフロップ31のデータ"1"は、ウォッチドッグタイマ回路11の出力がLOWに戻ってもそのまま保持される。従って、リセット履歴回路21の出力は、ウォッチドッグタイマ回路11の出力のアサートに応答してアサート状態になると、そのままアサート状態(HIGH)が保持される。
その後、外部デバイス30から入力される状態信号STATEがネゲート状態(HIGH)になると、このネゲート状態に応答してフリップフロップ31がリセットされる。フリップフロップ31がリセットされると格納データがデータ"0"となり、リセット履歴回路21の出力はネゲート状態(LOW)になる。なお状態信号STATEが最初からネゲート状態である場合には、フリップフロップ31に常にリセットがかかっている状態となるので、ウォッチドッグタイマ回路11の出力に関わらず、リセット履歴回路21の出力はネゲート状態(LOW)に固定である。
図10は、本発明によるリセットIC20を適用した監視システムの変形例の構成を示す図である。図10において、図6と同一の構成要素は同一の番号で参照し、その説明は省略する。
図10のシステムは、図6のシステムと比較して、外部デバイス35及びANDゲート36が新たに設けられている点が異なる。外部デバイス35は、バス17を介してCPU15に接続される。外部デバイス35は、例えばメモリや入出力インターフェース等のユニットであり、その動作状態の正常/異常を示す状態信号STATE2を出力する。外部デバイス30から出力される状態信号STATE1と外部デバイス35から出力される状態信号STATE2とに対して、ANDゲート36により論理積がとられ、その論理積の値がシステム全体の状態信号STATEとしてリセットIC20に供給される。
図11は、図10のシステムの動作を説明するための動作波形図である。図11(a)に示されるように、まず外部デバイス30に不具合が発生し、状態信号STATE1がHIGHからLOWに変化する。これに応じてCPU15の動作が異常となり、図11(f)に示されるように、クリア信号CLRが停止する。クリア信号CLRが停止するとウォッチドッグタイマ回路11が出力をアサートし、これに応答して、リセットIC20が出力するリセット信号/RST(図11(e))がアサート状態(LOW)となる。
また図11(a)の状態信号STATE1がLOWになると、これに応答して図11(c)に示す全体の状態信号STATEがLOWになる。全体の状態信号STATEがLOWの状態(アサート状態)であるので、ウォッチドッグタイマ回路11の出力アサートに応答してリセット履歴回路21の出力(図11(d))がアサート状態(HIGH)となり、全体の状態信号STATEがネゲート状態(HIGH)になるまで、リセット履歴回路21の出力のアサート状態が保持される。
図11の例では、外部デバイス30の後に外部デバイス35にも不具合が発生し、図11(b)に示すように状態信号STATE2がHIGHからLOWに変化している。外部デバイス30の不具合が解消されて、図11(a)に示す状態信号STATE1がLOWからHIGHに戻っても、外部デバイス35の不具合が解消して図11(b)に示す状態信号STATE2がLOWからHIGHに戻るまで、図11(c)に示す全体の状態信号STATEはLOWからHIGHに戻らない。外部デバイス30と外部デバイス35との双方の不具合が解消されて全体の状態信号STATEがHIGHになると、これに応答してリセット履歴回路21の出力がネゲートされる(LOWになる)。これに応答して、リセットIC20が出力するリセット信号/RST(図11(e))がネゲート状態(HIGH)となる。
このように図10に示すシステム構成では、複数の外部デバイスの不具合に起因してCPUが異常動作をする場合に、複数の外部デバイスの全てについて不具合が解消されるまで、CPUをリセット状態に保持することが可能となる。従って、異常動作の原因が解消されていない状態でCPUが動作を再開して異常動作を繰り返してしまうという状態を避けることが可能となる。
以上、本発明を実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の範囲内で様々な変形が可能である。
リセットICの構成の一例を示す図である。 監視対象のCPUとリセットICとが接続された監視システムの構成図である。 リセットICによりCPUを監視するシステムにおいてCPUが更に外部デバイスに接続されている構成例を示す図である。 図3のシステム構成において外部デバイスに異常が発生した場合の問題について説明する図である。 本発明によるリセットICの構成の一例を示す図である。 監視対象のCPU、CPUに接続される外部デバイス、及びリセットICを含む監視システムの構成図である。 図5のリセットICの内部動作を示す信号波形図である。 図6の構成において外部デバイスの動作が正常でCPUの動作が異常な場合のリセットICの動作を示す動作波形図である。 リセット履歴回路の回路構成の一例を示す図である。 本発明によるリセットICを適用した監視システムの変形例の構成を示す図である。 図10のシステムの動作を説明するための動作波形図である。
符号の説明
10 リセットIC
11 ウォッチドッグタイマ回路
12 コンパレータ
13 ロジック回路
14 リセット出力回路
15 CPU
16 外部デバイス
20 リセットIC
21 リセット履歴回路
22 論理ゲート
30 外部デバイス
35 外部デバイス

Claims (5)

  1. クロック信号パルスを計数する計数動作によるカウント値が所定値に到達すると第1の内部信号をアサートするとともに外部から供給される第1の外部信号に応じて該計数動作をリセットするカウンタと、
    該カウンタが出力する該第1の内部信号のアサートに応答してリセット出力信号をアサートするとともに、外部から供給される第2の外部信号が第1の状態の場合には該リセット出力信号をアサートした後に所定期間後にネゲートし、該第2の外部信号が第2の状態の場合には該第2の外部信号が該第2の状態から該第1の状態に変化したことに応答して該リセット出力信号をネゲートするリセット信号制御回路
    を含むことを特徴とするリセット回路。
  2. 該リセット信号制御回路は、
    該カウンタが出力する該第1の内部信号のアサートに応答して第2の内部信号を該所定期間アサートするリセット出力回路と、
    該第2の外部信号が該第1の状態の場合には第3の内部信号をネゲートするとともに、該第2の外部信号が該第2の状態の場合には該カウンタが出力する該第1の内部信号のアサートに応答して該第3の内部信号をアサートするリセット履歴回路と、
    該リセット出力回路が出力する該第2の内部信号と該リセット履歴回路が出力する該第3の内部信号との論理和を該リセット出力信号として出力する論理ゲート
    を含むことを特徴とする請求項1記載のリセット回路。
  3. CPUと、
    該CPUに接続される外部デバイスと、
    該CPUからの第1の外部信号と該外部デバイスからの第2の外部信号とを受け取り、該CPUをリセットするリセット出力信号を該CPUに供給するリセットIC
    を含み、該リセットICは、
    クロック信号パルスを計数する計数動作によるカウント値が所定値に到達すると第1の内部信号をアサートするとともに該第1の外部信号に応じて該計数動作をリセットするカウンタと、
    該カウンタが出力する該第1の内部信号のアサートに応答して該リセット出力信号をアサートするとともに、該第2の外部信号が第1の状態の場合には該リセット出力信号をアサートした後に所定期間後にネゲートし、該第2の外部信号が第2の状態の場合には該第2の外部信号が該第2の状態から該第1の状態に変化したことに応答して該リセット出力信号をネゲートするリセット信号制御回路
    を含むことを特徴とするシステム。
  4. 該リセット信号制御回路は、
    該カウンタが出力する該第1の内部信号のアサートに応答して第2の内部信号を該所定期間アサートするリセット出力回路と、
    該第2の外部信号が該第1の状態の場合には第3の内部信号をネゲートするとともに、該第2の外部信号が該第2の状態の場合には該カウンタが出力する該第1の内部信号のアサートに応答して該第3の内部信号をアサートするリセット履歴回路と、
    該リセット出力回路が出力する該第2の内部信号と該リセット履歴回路が出力する該第3の内部信号との論理和を該リセット出力信号として出力する論理ゲート
    を含むことを特徴とする請求項3記載のシステム。
  5. 該外部デバイスは、動作が正常なときに該第2の外部信号を該第1の状態に設定し、動作が異常なときに該第2の外部信号を該第2の状態に設定するよう構成されることを特徴とする請求項3記載のシステム。
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