JP2008230261A - ブレーキ制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 意図しないHDC制御の介入を防止したブレーキ制御装置を提供する。
【解決手段】 車両が坂道走行中または平坦路走行中かを判断する坂道判断手段と、車速を検出する車速検出手段と、前記車両が坂道走行中の場合、前記車速が目標車速を上回っているときは前記ホイルシリンダの液圧を増圧し、前記車速が目標車速を下回っているときは前記ホイルシリンダの液圧を減圧することにより、前記車速を一定値に収束させる定速走行制御を実行するコントロールユニットとを備えるブレーキ制御装置において、前記コントロールユニットは、前記坂道判断手段により坂道走行から平坦路走行へ移行したと判断された場合、前記定速走行制御を終了することとした。
【選択図】 図7

Description

本発明は、下り坂において各車輪の制動力を制御することにより安定走行を実現するヒルディーセント(HDC)システムを備えたブレーキ制御装置に関する。
従来、車両挙動制御(VDC)を行う車両において、ブレーキロック時の舵効き不足を防止し、急坂での障害物回避性や車線のトレース性を確保するため、坂道降坂時の車速を目標車速に収束させるヒルディーセント(HDC)システムを備えたブレーキ制御装置が開示されている。
特表平10−507145号公報
しかしながら上記従来技術にあっては、HDCシステムは車両に設けられた手動スイッチのONによって起動されるため、スイッチON状態のまま平坦路を走行した場合、目標車速に収束させるために制動力が介入してしまい、意図しない減速が発生するという問題があった。また、HDC制御介入時には通常時には作動しないポンプが駆動されるため、作動音が発生して運転者に違和感を与えてしまう。
本発明は上記問題に着目してなされたもので、その目的とするところは、意図しないHDC制御の介入を防止したブレーキ制御装置を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明では、車両が坂道走行中または平坦路走行中かを判断する坂道判断手段と、車速を検出する車速検出手段と、前記車両が坂道走行中の場合、前記車速が目標車速を上回っているときは前記ホイルシリンダの液圧を増圧し、前記車速が目標車速を下回っているときは前記ホイルシリンダの液圧を減圧することにより、前記車速を一定値に収束させる定速走行制御を実行するコントロールユニットとを備えるブレーキ制御装置において、前記コントロールユニットは、前記坂道判断手段により坂道走行から平坦路走行へ移行したと判断された場合、前記定速走行制御を終了することとした。
よって、意図しないHDC制御の介入を防止したブレーキ制御装置を提供できる。
以下、本発明のブレーキ制御装置を実現する最良の形態を、図面に示す実施例に基づいて説明する。
[ブレーキ制御装置のシステム構成]
図1は本願ブレーキ制御装置のシステム構成図である。ブレーキ制御装置は、コントロールユニット1、ブレーキユニット2、Gセンサ3、車輪速センサ4を有する。
コントロールユニット1は、車輪速センサ4により検出された車輪速VW(FL〜RR)、Gセンサ3により検出された車両前後方向加速度Gに基づきブレーキユニット2に制御指令を出力する。この指令に基づき、ブレーキユニット2は各車輪FL,FR,RL,RRの制動力を最適に制御する。なお、前後加速度Gは車速の微分値を用いてもよく特に限定しない。
[油圧回路]
図2は、ブレーキユニット2の油圧回路図である。ブレーキユニット2はP,S系統を有するタンデム型油圧回路である。ポンプPは一方向ポンプであり、モータMにより駆動される。ポンプPの吸入側は油路51,52及びイン側ゲートバルブ21,22を介してマスタシリンダ20と接続し、吐出側は油路53〜56及びインバルブ25〜28を介して各ホイルシリンダW/C(FL〜RR)と接続する。
油路53〜56はそれぞれアウトバルブ29〜32及び油路57,58を介してリザーバ41,42と接続し、油路51,52とともにポンプPの吸入側と接続する。さらに、インバルブ25〜28のポンプP側は油路61,62及びアウト側ゲートバルブ23,24を介してマスタシリンダ20と接続する。
アウト側ゲートバルブ23,24には、マスタシリンダ20への逆流を防止するチェックバルブ33,34が並列に設けられている。また、各インバルブ25〜28にはそれぞれ各ホイルシリンダW/C(FL〜RR)への逆流を防止するチェックバルブ35〜38が並列に設けられている。さらに、油路51,52であってイン側ゲートバルブ21,22とポンプPとの間にはダイヤフラム43,44が設けられている。
(増圧時)
増圧時には、イン側ゲートバルブ21,22及びインバルブ25〜28を開弁し、アウトバルブ29〜32を閉弁してポンプPを駆動する。ポンプ駆動によりマスタシリンダ20から作動油が汲み出され、油路51,52及び油路53〜56を介して各ホイルシリンダW/C(FL〜RR)に導入されて増圧が行われる。
(減圧時)
減圧時には、インバルブ25〜28を閉弁、アウトバルブ29〜32を開弁して各ホイルシリンダW/C(FL〜RR)の作動油をリザーバ41,42に還流することで減圧が行われる。
[HDC(ヒルディーセントシステム)制御基本制御処理]
図3は、HDC制御の基本制御処理の流れを示すフローチャートである。以下、各ステップにつき説明する。
ステップS10では平坦路または坂道の判断を行い、ステップS1へ移行する。
ステップS1ではHDC制御スイッチがONであり、かつステップS10の結果が降坂路面であるかどうかが判断される。YESであればHDC制御を実行するためステップS100へ移行し、NOであればHDC制御を終了するためステップS700へ移行する。
ステップS100ではHDC制御時における目標車輪速を演算し、ステップS200へ移行する。
ステップS200ではPID制御に用いる車輪速の目標値と実際値との偏差、この偏差の微分値及び積分値それぞれの信号を演算し、ステップS300へ移行する。
ステップS300では、フロント輪FL,FRに対する制御量をPID制御により演算し、ステップS2へ移行する。リヤ輪RL,RRに対する制御量はPID制御ではなくGセンサ3からの前後G信号に基づき決定される。
ステップS2では、ステップS300で求めたフロント輪FL,FRに対する制御量(液圧)(PBS_HDC)とFL,FR輪の実液圧Prとの大小関係が判断され、(PBS_HDC)>Prであれば実液圧不足としてステップS4へ移行し、それ以外であればステップS3へ移行する。
ステップS3では(PBS_HDC)<Prであれば実液圧過多としてステップS600へ移行し、それ以外であれば(PBS_HDC)=PrであるためステップS700へ移行して保持制御を実行する。
ステップS4では増圧準備のためモータMをONし、ステップS400へ移行する。
ステップS400ではPID制御で演算された制御液圧に基づきフロント輪FL,FRの増圧制御を実行し、ステップS5へ移行する。
ステップS500ではPID制御で演算された制御液圧に基づきフロント輪FL,FRの減圧制御を実行し、ステップS5へ移行する。
ステップS600では保持制御を実行し、ステップS5へ移行する。
ステップS5では制御開始からの時間が10msを経過したかどうかが判断され、YESであればステップS1へ戻り、NOであれば時間計測を継続する。
ステップS6ではモータMをOFFとして制御を終了する。
[路面勾配推定制御]
図4〜図6は車両前進降坂時における路面勾配推定制御を示す図である。車両前後方向の加速度を検出する前後Gセンサ3の信号は車体の加減速およびピッチングにより変動するため(図4参照)、前後Gセンサ3の検出値のみでは路面勾配推定精度が低い。
したがって、本願では車輪速センサ値を微分して車体加減速度(車体G)を求め、前後Gセンサ3の検出値との差分を演算する(図5参照)。さらに、車体Gと前後Gセンサ値との差分をフィルタ処理することで、ノイズを除去して路面勾配の推定精度を向上させる(図6参照)。
なお、路面勾配推定の際は車両進行方向が登坂方向か降坂方向かを判断するため、変速機のギヤポジションを検出して前進・後進のいずれかを判断し、前後Gセンサ値と比較する。
[平坦路/坂道判断制御処理]
図7は平坦路/坂道判断制御処理(図3:ステップS1)の流れを示すフローチャートである。
ステップS11では前後Gセンサ3により前後Gを検出し、ステップS12へ移行する。
ステップS12では車輪速に基づき車体加減速度(車体G)を算出し、ステップS13へ移行する。
ステップS13ではギヤポジションを検出し、ステップS14へ移行する。
ステップS14では前後Gと車体Gとの差分、およびギヤポジションに基づき路面勾配を推定し、降坂か登坂かを判断して制御を終了する。
[目標車輪速計算制御処理]
図8は、目標車輪速計算制御処理の流れを示すフローチャートである。図3の基本制御フローにおけるステップS100に相当する。
ステップS101では、マップによりアクセル開度に基づく目標車輪速VMOKUを算出し、図3のステップS200へ移行する。
[PID制御信号計算制御処理]
図9は、制御車輪速信号計算制御処理の流れを示すフローチャートである。図3の基本制御フローにおけるステップS200に相当する。
ステップS201では、PID制御に用いる車輪速の目標値と実際値との偏差の初期値VWSA0、偏差VWSA、偏差VWSAの微分値VWSAD及び積分値VWSAIそれぞれの信号を演算し、ステップS300へ移行する。
ここで、各制御信号は
偏差の初期値VWSA0=実車輪速VW−目標車輪速VMOKU
偏差VWSA=VWSA+1/4(VW−VWSA)
偏差微分値VWSAD=(VWSA−30ms前のVWSA)/30ms
偏差積分値VWSAI=VWSA+10ms前のVWSA
以上、各式により算出される。
[制御量演算制御処理]
図10は、制御量演算制御処理の流れを示すフローチャートである。図3の基本制御フローにおけるステップS300に相当する。
ステップS301では、フロント輪FL,FRの制御量をPID制御により以下の式に基づいて偏差分(比例分)制御量P_HDC、微分分制御量D_HDC、積分分制御量I_HDCを演算し、それぞれを加算することで最終的な制御量PBS_HDCを演算し、フロント各車輪速VW(FL,FR)を目標車輪速VMOKUへ収束させる。
各制御量は、ゲインKP,KD,KIを用いて以下の式により算出される。
偏差分(比例分)制御量P_HDC=偏差VWSA×KP
微分分制御量D_HDC=偏差微分値VWSAD×KD
積分分制御量I_HDC=偏差積分値VWSAI×KI
制御量PBS_HDC=P_HDC+D_HDC+I_HDC
[ソレノイド増圧制御処理]
図11は、ソレノイド増圧制御処理の流れを示すフローチャートである。図3の基本制御フローにおけるステップS400に相当する。
ステップS401では、常閉のイン側ゲートバルブ21,22をON(開弁)し、常開のアウト側ゲートバルブ23,24をON(閉弁)してステップS5へ移行する。
[ソレノイド減圧制御処理]
図12は、ソレノイド減圧制御処理の流れを示すフローチャートである。図3の基本制御フローにおけるステップS500に相当する。
ステップS501では、常閉のイン側ゲートバルブ21,22をOFF(閉弁)し、常開のアウト側ゲートバルブ23,24をOFF(開弁)してステップS5もしくはステップS6へ移行する。
[ソレノイド保持制御処理]
図13は、ソレノイド保持制御処理の流れを示すフローチャートである。図3の基本制御フローにおけるステップS600に相当する。
ステップS601では、常閉のイン側ゲートバルブ21,22をOFF(閉弁)し、常開のアウト側ゲートバルブ23,24をON(閉弁)してステップS5へ移行する。
[実施例1の効果]
(1)車両が坂道走行中または平坦路走行中かを判断する坂道判断手段(ステップS10)と、車速を検出する車輪速センサ4(車速検出手段)と、車両が坂道走行中の場合、車速が目標車速を上回っているときはホイルシリンダW/C(FL〜RR)の液圧を増圧し、車速が目標車速を下回っているときはホイルシリンダW/C(FL〜RR)の液圧を減圧することにより、車速を一定値に収束させる定速走行制御を実行するコントロールユニット1とを備えるブレーキ制御装置において、コントロールユニット1は、坂道判断手段により坂道走行から平坦路走行へ移行したと判断された場合、HDC制御(定速走行制御)を終了(ステップS1)することとした。
これにより、平坦路進入時にはHDCシステムのスイッチON/OFFによらずHDCシステムを終了させることが可能となり、不要なHDC制御の介入を防止して意図しない減速および作動音の発生を抑制することができる。
実施例2につき説明する。基本構成は実施例1と同様であるため異なる点についてのみ説明する。実施例1では車両加減速度と前後Gセンサ値の差分に基づき路面勾配を推定したが、実施例2では車両加減速度を用いない点で異なる。
実施例2では前後Gセンサ値に閾値を設け、アクセルオフ状態で前後Gセンサ値の絶対値が平坦路面判定閾値Xg以下であれば平坦路面と判断し、勾配路面判定閾値よりも大きければ勾配路面と判断する。勾配路面であって前後Gセンサ値が負であれば降坂路面、正であれば登坂路面である。
また、低勾配路面等では前後Gセンサ値の絶対値が平坦路面判定閾値Xg以上、かつ勾配路面判定閾値以下となる。この場合、一定G以上経過時間カウンタのカウントアップを開始し、この一定G以上経過時間カウンタが一定時間(Zms)継続すれば、登坂もしくは降坂路面と判断する。
[実施例2における平坦路面/坂道判断制御処理]
図14は実施例2における平坦路/坂道判断制御処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS111では前後Gセンサ値<Xg(平坦路面判定閾値)かどうかが判断され、YES1であれば平坦路面としてステップS114へ移行し、NOであればステップS112へ移行する。
ステップS112では前後Gセンサ値の絶対値≧Yg(勾配路面判定閾値:Xg<Yg)であるかどうかが判断され、YES1であれば降坂路面としてステップS116へ移行し、NOであればステップS113へ移行する。
ステップS113では前後Gセンサ値がXg以上Yg以下の範囲内であって路面は平坦でも降坂でもない状態である。
このため一定G以上経過時間カウンタXGCNTの値がZmS1以上であるかどうかを判断し、YES1であればステップS116へ移行し、NOであればステップS117へ移行する。
ステップS114では平坦路面であるため、一定G以上経過時間カウンタXGCNTをクリアし、ステップS115へ移行する。
ステップS115では勾配判断フラグをクリアし、平坦路面と判断して制御を終了する。
ステップS116では勾配判断フラグをセットし、降坂路面と判断して制御を終了する。
ステップS117では一定G以上経過時間カウンタXGCNTをインクリメントし、制御を終了する。
[実施例2の効果]
(2)アクセルオフ状態で前記車両の前後G値が平坦路面判定閾値Xg(ステップS111:第1の閾値)を超え、かつ勾配路面判定閾値Yg(ステップS112:第2の閾値)を超えてから一定G以上経過時間カウンタXGCNTが所定時間Zmsを経過した場合(ステップS113:所定の判断時間が経過した場合)、坂道走行中と判断(ステップS116)することとした。
これにより降坂状態を短時間で判断することが可能となり、実施例1の効果に加えて降坂路進入時における勾配検出遅れを回避できるとともに、低勾配降坂路など勾配検出が難しい場合であっても確実かつ速やかにHDC制御(定速走行制御)を実行することができる。
実施例3につき説明する。基本構成は実施例2と同様である。実施例3では、実施例2において車体速度も考慮に加えて平坦路/坂道判断制御を行う点で異なる。
[実施例3における平坦路面/坂道判断制御処理]
図15は実施例3における平坦路/坂道判断制御処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS121ではブレーキスイッチがONであるかどうかが判断され、YESであればブレーキ中と判断してステップS122へ移行し、NOであれば走行中と判断してステップS124へ移行する。
ステップS122では、実施例3における一定G以上経過時間カウンタXGCNT2≧所定時間βmsかどうかが判断され、YESであれば勾配路面で停車中と判断してステップS127へ移行し、NOであればステップS123へ移行する。
ステップS123では前後Gセンサ値の絶対値≧所定値αであるかどうかが判断され、YESであればステップS129へ移行し、NOであれば平坦路面で停車中と判断してステップS130へ移行する。
ステップS124では車輪速センサ値に基づいて演算された車体速度≧γであるかどうかが判断され、YESであればステップS125へ移行し、NOであれば制御を終了する。
ステップS125では勾配予備判断フラグがセットされているかどうかが判断され、YESであれば勾配路面を走行中と判断してステップS126へ移行し、NOであれば平坦路を走行中と判断してステップS128へ移行する。
ステップS126では勾配判断フラグをセットし、勾配路面と判定して制御を終了する。
ステップS127では勾配判断予備フラグをセットし、ステップS128へ移行する。
ステップS128では勾配判断フラグをクリアし、平坦路面と判定して制御を終了する。
ステップS129では一定G以上経過時間カウンタXGCNT2をインクリメントし、ステップS128へ移行する。
ステップS130では一定G以上経過時間カウンタXGCNT2をクリアし、ステップS131へ移行する。
ステップS131では勾配判断予備フラグをクリアし、ステップS128へ移行する。
[実施例3の効果]
(ロ)停車時かつブレーキON時(ステップS121)であって車両の前後Gセンサ値が所定値α以上(ステップS123)かつ所定時間β継続(ステップS122)した後、ブレーキがOFFされて車両が加速し、所定車速γ以上(ステップS124)となった場合に坂道走行中と判断(ステップS126)することとした。
これにより、勾配路面に停車中に車両が走行を開始した場合、速やかにHDC制御(定速走行制御)を実行することができる。
[他の実施例]
以上、本発明を実施するための最良の形態を実施例に基づいて説明してきたが、本発明の具体的な構成は各実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
更に、上記各実施例から把握しうる請求項以外の技術的思想について、以下にその効果とともに記載する。
(イ)請求項1に記載のブレーキ制御装置において、
前記坂道判断手段は、前記車両の前後Gおよび車両加減速度に基づき路面勾配を判断し、前記車両が坂道走行中か平坦路走行中かを判断すること
を特徴とするブレーキ制御装置。
前後Gおよび車両加減速度を用いることで、車両の加減速やピッチングによるGセンサ値の変動を除去して路面勾配を推定することが可能となり、路面勾配の推定精度を向上させることができる。
(ロ)請求項1または請求項2または上記(イ)に記載のブレーキ制御装置において、
前記坂道判断手段は、停車時かつブレーキON時であって前記車両の前後G値が所定値以上かつ所定時間継続した後、ブレーキがOFFされて前記車両が加速し、所定車速以上となった場合に坂道走行中と判断すること
を特徴とするブレーキ制御装置。
勾配路面に停車中に車両が走行を開始した場合、速やかに定速走行制御を実行することができる。
ブレーキ制御装置のシステム構成図である。 ブレーキユニットの油圧回路図である。 HDC制御の基本制御処理の流れを示すフローチャートである。 車両前進降坂時における路面勾配推定制御を示す図である。 車両前進降坂時における路面勾配推定制御を示す図である。 車両前進降坂時における路面勾配推定制御を示す図である。 平坦路/坂道判断制御処理(図3:ステップS1)の流れを示すフローチャートである。 目標車輪速計算制御処理の流れを示すフローチャートである。 制御車輪速信号計算制御処理の流れを示すフローチャートである。 制御量演算制御処理の流れを示すフローチャートである。 ソレノイド増圧制御処理の流れを示すフローチャートである。 ソレノイド減圧制御処理の流れを示すフローチャートである。 ソレノイド保持制御処理の流れを示すフローチャートである。 実施例2における平坦路/坂道判断制御処理の流れを示すフローチャートである。 実施例3における平坦路/坂道判断制御処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 コントロールユニット
2 ブレーキユニット
3 Gセンサ
4 車輪速センサ
20 マスタシリンダ
21,22 イン側ゲートバルブ
23,24 アウト側ゲートバルブ
25〜28 インバルブ
29〜32 アウトバルブ
33〜38 チェックバルブ
41,42 リザーバ
43,44 ダイヤフラム
51〜58 油路
61,62 油路
M モータ
P ポンプ
W/C ホイルシリンダ

Claims (2)

  1. 車両が坂道走行中または平坦路走行中かを判断する坂道判断手段と、
    車速を検出する車速検出手段と、
    前記車両が坂道走行中の場合、前記車速が目標車速を上回っているときは前記ホイルシリンダの液圧を増圧し、前記車速が目標車速を下回っているときは前記ホイルシリンダの液圧を減圧することにより、前記車速を一定値に収束させる定速走行制御を実行するコントロールユニットと
    を備えるブレーキ制御装置において、
    前記コントロールユニットは、前記坂道判断手段により坂道走行から平坦路走行へ移行したと判断された場合、前記定速走行制御を終了すること
    を特徴とするブレーキ制御装置。
  2. 請求項1に記載のブレーキ制御装置において、
    前記坂道判断手段は、アクセルオフ状態で前記車両の前後G値が第1の閾値を超えてから第1の判断時間が経過した場合、または第2の閾値を超えてから第2の判断時間が経過した場合、坂道走行中と判断すること
    を特徴とするブレーキ制御装置。
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