JP2008226399A - 垂直磁気記録ヘッド及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録媒体との対向面に露出する平坦化非磁性層の剥がれや欠けを防止できる垂直磁気記録ヘッド及びその製造方法を得る。
【解決手段】記録媒体に対して垂直記録磁界を与える主磁極層と、この主磁極層の上または下に間隔をあけて位置し、記録媒体から戻ってきた垂直記録磁界を受け取るリターンヨーク層と、このリターンヨーク層の周囲を埋めて平坦化する平坦化非磁性層とを備え、リターンヨーク層のトラック幅方向の両側に、記録媒体との対向面に露出する前端面からハイト方向に向けて該リターンヨーク層のトラック幅方向の寸法を徐々に広げる傾斜面または湾曲面が形成されている垂直磁気記録ヘッドにおいて、リターンヨーク層と平坦化非磁性層の界面に密着層を介在させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、記録媒体に垂直な記録磁界を与えて記録動作する垂直磁気記録ヘッドに関する。
垂直磁気記録ヘッドは、周知のように、記録媒体との対向面で所定間隔をあけて位置する主磁極層及びリターンヨーク層と、この主磁極層とリターンヨーク層の間に介在する非磁性絶縁層と、この非磁性絶縁層内に配置され、主磁極層及びリターンヨーク層に記録磁界を与える記録コイルとを有している。主磁極層とリターンヨーク層は記録媒体との対向面よりハイト方向奥側で磁気的に接続されていて、記録コイルの通電により主磁極層とリターンヨーク層の間に記録磁界が誘導されると、記録媒体との対向面で主磁極層とリターンヨーク層の間に漏れ記録磁界が生じる。この記録磁界は、主磁極層の記録媒体との対向面に露出する前端面から記録媒体のハード膜に垂直に入射し、該記録媒体のソフト膜を通ってリターンヨーク層に戻る。これにより、記録媒体は、主磁極層の前端面との対向部分で磁気記録がなされる。リターンヨーク層の周囲には、該リターンヨーク層より上層に積層形成される各層のパターニング精度を確保するため、例えばAl23やSiO2等の非磁性材料からなる平坦化非磁性層が形成されていて、この平坦化非磁性層の上面とリターンヨーク層の上面が同一面となるように平坦化加工が施されている。
このような垂直磁気記録ヘッドにおいて、リターンヨーク層の平面形状は、矩形状に形成されることが従来一般的であった。しかし、リターンヨーク層の平面形状が矩形状であると、記録媒体との対向面に露出する前端面とトラック幅方向の両端面からなる角部(直角部)に外部磁界や記録媒体から戻ってくる記録磁界が集中しやすく、リターンヨーク層の角部で記録媒体に意図しない記録や消去が行われてしまうことが明らかになってきた。このリターンヨーク層による意図しない記録及び消去を回避する構造としては、例えば特許文献1、2に、リターンヨーク層(特許文献2では補助磁極層)のトラック幅方向の両側に、記録媒体との対向面に露出する前端面からハイト方向に向けて該リターンヨーク層のトラック幅方向の寸法を徐々に広げる傾斜面または湾曲面を形成することが提案されている。外部磁界や記録媒体から戻ってくる記録磁界を上記傾斜面または湾曲面の広い範囲で吸収すれば、記録磁界の集中が緩和されるのでリターンヨーク層による意図しない記録及び消去を抑制でき、外部磁界耐性及び信頼性が向上する。
特開2004−039148号公報 特開2004−280921号公報
しかしながら、リターンヨーク層のトラック幅方向の両側に上記傾斜面または湾曲面が形成されていると、記録媒体との対向面を形成するための研磨加工や後工程洗浄(超音波洗浄)等によって、記録媒体との対向面に露出し、該対向面から傾斜面または湾曲面までを埋める平坦化非磁性層に剥がれや欠けが生じてしまう。リターンヨーク層のトラック幅方向の両側に設ける傾斜面または湾曲面の角度(記録媒体との対向面と傾斜面または湾曲面がなす角度)が小さくなるほど、外部磁界耐性は向上するが、平坦化非磁性層の剥がれや欠けは大きくなる。
本発明は、記録媒体との対向面に露出する平坦化非磁性層の剥がれや欠けを防止できる垂直磁気記録ヘッド及びその製造方法を得ることを目的とする。
本発明は、リターンヨーク層と平坦化非磁性層の密着性を高めれば、記録媒体との対向面からリターンヨーク層のトラック幅方向の両側に形成した傾斜面または湾曲面までの狭小領域においても平坦化非磁性層の剥がれや欠けを防止できることに着目してなされたものである。
すなわち、本発明の垂直磁気記録ヘッドは、記録媒体との対向面に露出し、記録媒体に対して垂直な記録磁界を与える主磁極層と、記録媒体との対向面において主磁極層の上または下に位置し、記録媒体を通過して戻ってきた記録磁界を受け取るリターンヨーク層と、このリターンヨーク層の周囲を埋めて平坦化する平坦化非磁性層とを備え、リターンヨーク層のトラック幅方向の両側に、記録媒体との対向面に露出する前端面からハイト方向に向けて該リターンヨーク層のトラック幅方向の寸法を徐々に広げる傾斜面または湾曲面が形成されている垂直磁気記録ヘッドにおいて、リターンヨーク層と平坦化非磁性層の界面に、該リターンヨーク層と平坦化非磁性層の密着性を該リターンヨーク層と平坦化非磁性層が直接接しているときより高める、密着層を介在させたことを特徴としている。
また本発明の垂直磁気記録ヘッドは、記録媒体との対向面に露出し、記録媒体に対して垂直な記録磁界を与える主磁極層と、記録媒体との対向面において主磁極層の上または下に位置し、記録媒体を通過して戻ってきた記録磁界を受け取るリターンヨーク層と、磁気抵抗効果を利用して記録媒体から記録情報を読み出す磁気抵抗効果素子と、この磁気抵抗効果素子を挟んで上下に位置し、トラック幅方向の両側に、記録媒体との対向面に露出する前端面からハイト方向に向けてトラック幅方向の寸法を徐々に広げる傾斜面または湾曲面が形成された一対のシールド層と、各シールド層の周囲を埋めて平坦化する平坦化非磁性層とを備え、各シールド層と平坦化非磁性層の界面に、シールド層と平坦化非磁性層の密着性を該シールド層と平坦化非磁性層が直接接しているときより高める、密着層を介在させたことを特徴としている。
本発明は、リターンヨーク層と平坦化非磁性層の間に密着層を形成する製造方法の態様によれば、トラック幅方向の両側に、記録媒体との対向面となる位置からハイト方向に向けてトラック幅方向の寸法を徐々に広げる傾斜面または湾曲面を有するリターンヨーク層を形成する工程と、このリターンヨーク層の上面及び側面全体に、該リターンヨーク層と後工程で形成する平坦化非磁性層の密着性を該リターンヨーク層と平坦化非磁性層が直接接しているときより高める、密着層を成膜する工程と、この密着層の上に、リターンヨーク層及びその周囲を埋める厚さで平坦化非磁性層を形成する工程と、リターンヨーク層が露出するまで平坦化非磁性層に研磨加工を施し、リターンヨーク層の上面を平坦化する工程とを有することを特徴としている。
また本発明は、シールド層と平坦化非磁性層の間に密着層を形成する製造方法の態様によれば、磁気抵抗効果素子より上方または下方の積層位置に、トラック幅方向の両側に、記録媒体との対向面となる位置からハイト方向に向けてトラック幅方向の寸法を徐々に広げる傾斜面または湾曲面を有するシールド層を形成する工程と、このシールド層の上面及び側面全体に、シールド層と後工程で形成する平坦化非磁性層の密着性を該シールド層と平坦化非磁性層が直接接しているときより高める、密着層を成膜する工程と、この密着層の上に、シールド層及びその周囲を埋める厚さで平坦化非磁性層を形成する工程と、シールド層が露出するまで平坦化非磁性層に研磨加工を施し、シールド層の上面を平坦化する工程とを有することを特徴としている。
密着層は、Ti、Cr、Ta、Zr、Hfのうち少なくとも一種を含んで形成することができる。ここで、Ti、Cr、Ta、Zr、Hfのうち少なくとも一種を含むとは、Ti、Cr、Ta、Zr、Hfのいずれか、または、Ti、Cr、Ta、Zr、Hfを1以上を含む積層体、化合物、酸化物及び窒化物のことをいう。
リターンヨーク層及びシールド層はNi−Feにより形成し、平坦化非磁性層はAl23、SiO2、Ta、DLC(Diamond like Carbon)のうち少なくとも一種により形成することが実際的である。
本発明によれば、密着層を介してリターンヨーク層及びシールド層と平坦化非磁性層とが良好に密着し、記録媒体との対向面からリターンヨーク層及びシールド層の傾斜面または湾曲面までの狭小部分においても平坦化非磁性層の機械的強度を確保できる。これにより、記録媒体との対向面に露出する平坦化非磁性層の剥がれや欠けを防止できる垂直磁気記録ヘッド及びその製造方法が得られる。
以下、図面に基づいて本発明を説明する。各図においてX方向はトラック幅方向、Y方向はハイト方向、Z方向は薄膜磁気ヘッドを構成する各層の積層方向及び記録媒体の移動方向で定義される。
図1は本発明による薄膜磁気ヘッドHの積層構造を素子中央で切断して示す縦断面図であり、図2は、薄膜磁気ヘッドHの積層構造を記録媒体との対向面側から見て示す横断面図である。図3は、薄膜磁気ヘッドHを上方(保護層140側)側から見て示す平面図である。
薄膜磁気ヘッドHは、スライダ(ヘッド基板)100に、薄膜を積層してなる再生部Rと記録部Wを有する垂直磁気記録ヘッドである。再生部Rは磁気抵抗効果を利用して記録媒体Mからの磁気情報を読み出し、記録部Wは記録媒体Mに垂直記録磁界Φを与えることで記録媒体Mのハード膜Maを垂直方向に磁化させて記録動作する。
記録媒体Mは、残留磁化の高いハード膜Maを媒体表面側に、磁気透過率の高いソフト膜Mbをハード膜Maよりも内側に有している。この記録媒体Mは、例えばディスク状であり、ディスクの中心が回転軸中心となって回転させられる。スライダ1はAl23・TiCで形成されており、スライダ100の一端面100aが記録媒体Mに対向し、記録媒体Mが回転すると、表面の空気流によりスライダ1は記録媒体Mの表面から浮上する。
スライダ100のトレーリング側端面100bには、Al23からなるアンダーコート膜101が形成され、このアンダーコート膜101の上に、下部シールド層102と、上部シールド層105と、この下部シールド層102及び上部シールド層105の間を埋めるギャップ絶縁層104と、このギャップ絶縁層104内に位置する多層膜103とを有している。多層膜103は、AMR、GMR、TMRなどの磁気抵抗効果素子である。下部シールド層102と上部シールド層105の周囲には、Al23、SiO2、Ta、DLC等の非磁性材料からなる平坦化非磁性層130(第1平坦化非磁性層131、第2平坦化非磁性層132)が形成されていて、下部シールド層102の上面と第1平坦化非磁性層131の上面が同一面となるように、また、上部シールド層105の上面と第2平坦化非磁性層132の上面が同一面となるように、平坦化されている。
記録部Wは、上部シールド層105上に積層形成されていて、Ni−Fe、Co−Fe、Ni−Fe−Coなどの飽和磁束密度の高い強磁性材料からなる主磁極層110及びリターンヨーク層120と、記録媒体Mとの対向面(媒体対向面)Fで主磁極層110とリターンヨーク層120の間に介在させたAl23、SiO2、Au、Ru等の非磁性材料からなる磁気ギャップ層115と、主磁極層110に記録磁界を与えるコイル層(107、117)と、主磁極層110よりも飽和磁束密度に低い磁性材料で該主磁極層110の直下に形成した補助ヨーク層109と、磁気ギャップ層115上に媒体対向面Fから所定距離後退させて形成したハイト決め層119とを有している。
主磁極層110は、媒体対向面Fに露出する前端面110aを有し、この前端面110aの図示X方向の寸法が書込トラック幅に規定されている。リターンヨーク層120は、媒体対向面Fに露出する前端面120aで所定間隔(ギャップ間隔)をあけて主磁極層110と対向し、該前端面120aよりもハイト方向奥側に位置する接続部120bで主磁極層110と接続する。主磁極層110及び補助ヨーク層109の周囲には、例えばAl23、SiO2、Al−Si−O等からなる無機絶縁層111、112が形成されていて、主磁極層110の上面と無機絶縁層112の上面が同一面となるように、また、補助ヨーク層109の上面と無機絶縁層111の上面が同一面となるように平坦化されている。補助ヨーク層109は媒体対向面Fから所定距離後退させた位置に配置されていて、図2に示されるように媒体対向面Fでは、主磁極層110の前端面110aの直下に補助ヨーク層109は露出せず、無機絶縁層111が露出している。リターンヨーク層120の周囲には、例えばAl23、SiO2、Ta、DLC等の非磁性材料からなる平坦化非磁性層130(第3平坦化非磁性層133)が形成されていて、リターンヨーク層120の上面と第3平坦化非磁性層133の上面が同一面となるように平坦化されている。
上部シールド層105上にコイル絶縁下地層106を介して積層した下層コイル107と磁気ギャップ層115上にコイル絶縁下地層116を介して積層した上層コイル117は、トラック幅方向に延びる複数のコイル線をハイト方向に複数列並べて形成したもので、各コイル線の端部同士が接続され、主磁極層110及び補助ヨーク層109を中心として両層の上下に巻回されたソレノイド状コイルをなす。下層コイル107及び上層コイル117の各コイル線は、例えばAu、Cu、Al、Pt、Ag、W、Ni、NiP、Rh、Fe、Co、Cr、Ta、Tiから選ばれる1種または2種以上の非磁性金属材料から形成され、無機絶縁材料または有機絶縁材料からなるコイル絶縁層108、118で覆われている。コイル絶縁層108、118の上面は平坦化されており、この平坦面の上に補助ヨーク層109及びリターンヨーク層120がそれぞれ形成されている。リターンヨーク層120及び第3平坦化非磁性層133の上には、Al23からなる保護層140が形成されている。
上記リターンヨーク層120には、図3に示されるように、トラック幅方向の両側に、媒体対向面Fに露出する前端面120aからハイト方向奥側に向けて該リターンヨーク層120のトラック幅方向の寸法を徐々に広げる傾斜面αが形成されている。前端面120aと傾斜面αの間には角部120cが生じるものの、この角部120c(前端面120aと傾斜面αの間の角度θ)は鈍角であるから、記録媒体Mを通過してリターンヨーク層120に戻ってくる垂直記録磁界Φや外部磁界が角部120cに一極集中せず、前端面120aや傾斜面αの広い範囲に分散して吸収される。よって、垂直記録磁界Φを大きくしても、角部120cから発生する磁界を弱く抑えられ、該角部120cで意図しない記録及び消去がされてしまうという不具合を抑制することができる。これにより、高記録密度化に対応した記録特性が得られる。
図3には図示されていないが、下部シールド層102及び上部シールド層105にも、トラック幅方向の両側に、媒体対向面Fに露出する前端面からハイト方向奥側に向けて該下部シールド層102及び上部シールド層105のトラック幅方向の寸法を徐々に広げる傾斜面が、リターンヨーク層120に形成した傾斜面αと同様に、形成されている。下部シールド層102及び上部シールド層105は媒体対向面Fに露出しており、媒体対向面F近傍に磁性材料からなる角部(直角部)が存在していると磁界集中が生じる虞がある。このため、本実施形態では、下部シールド層102及び上部シールド層105にもリターンヨーク層120と同様に傾斜面αを形成し、媒体対向面Fにおいて主磁極層110以外の部分での磁界集中を抑制する。
上記構成の薄膜磁気ヘッドHでは、リターンヨーク層120とリターンヨーク層120の周囲を埋める第3平坦化非磁性層133の間に、密着層200(第3密着層203)が設けられている。密着層200は、具体的に例えばTi、Cr、Ta、Zr、Hfのいずれかまたはこれらの積層体や化合物、酸化物、窒化物からなり、リターンヨーク層120と第3平坦化非磁性層133の密着性を該リターンヨーク層120と第3の平坦化非磁性層133が直接接している場合より高める。本実施形態では、リターンヨーク層120がNi−Fe(パーマロイ)で形成され、第3平坦化非磁性層133がAl23で形成されているから、密着層200をTiにより形成してある。密着層200の膜厚は、10〜500Åあればよい。この密着層200がリターンヨーク層120と第3平坦化非磁性層133の間に介在することで、媒体対向面Fからリターンヨーク層120の傾斜面αまでの狭小部分においても第3平坦化非磁性層133の機械的強度を十分に確保することができる。これにより、媒体対向面Fを形成するための研磨加工時やヘッド動作時において、媒体対向面Fに露出している第3平坦化非磁性層133の剥がれや欠けを防止することができる。
同様にして、下部シールド層102と下部シールド層102の周囲を埋める第1平坦化非磁性層131の間、及び、上部シールド層105と上部シールド層105の周囲を埋める第2平坦化非磁性層132の間にも、それぞれ密着層200(第1密着層201、第2密着層202)が設けられている。本実施形態では、下部シールド層102及び上部シールド層105がリターンヨーク層120と同様にNi−Fe(パーマロイ)で形成され、第1平坦化非磁性層131及び第2平坦化非磁性層132が第3平坦化非磁性層133と同様にAl23で形成されているから、第1密着層201及び第2密着層202も第3密着層203と同様にTiにより形成してある。この第1密着層201が下部シールド層102と第1平坦化非磁性層131の間に介在すること、また、第2密着層202が上部シールド層105と第2平坦化非磁性層132の間に介在することで、媒体対向面Fから下部シールド層102及び上部シールド層105の傾斜面までの狭小部分においても第1平坦化非磁性層131及び第2平坦化非磁性層132の機械的強度を十分に確保することができる。これにより、媒体対向面Fを形成するための研磨加工時やヘッド動作時において、媒体対向面Fに露出している第1平坦化非磁性層131及び第2平坦化非磁性層132の剥がれや欠けを防止することができる。
次に、図4〜図7を参照し、図1〜図3に示した薄膜磁気ヘッドHの製造方法について説明する。図4〜図7において、(a)は薄膜磁気ヘッドHの製造方法の一工程を示す平面図、(b)は(a)のA−A線に沿う断面図である。
ここで、本実施形態のリターンヨーク層120、下部シールド層102及び上部シールド層105はすべてNi−Fe(パーマロイ)からなり、同様の工程で形成可能であるから、以下ではリターンヨーク層120、下部シールド層102及び上部シールド層105の区別をせず、単に、Ni−Fe層150として説明する。また、第1〜第3平坦化非磁性層131〜133はAl23を用いて同様の工程で形成可能であるから、第1〜第3の区別をせず、単に、平坦化非磁性層130として説明する。同様に、第1〜第3密着層201〜203はTiを用いて同様の工程で形成可能であるから、第1〜第3の区別をせず、単に、密着層200として説明する。
以下では、本願発明の特徴部分であるNi−Fe層150と平坦化非磁性層130の間に介在する密着層200を形成する工程のみを抽出して説明する。これら以外の各層は、常法に則って形成できるので、説明を省略する。
先ず、図4に示すように、下部シールド層102、上部シールド層105またはリターンヨーク層120となるNi−Fe層150を、トラック幅方向の両側に、媒体対向面Fとなる位置(図4に破線で示す)からハイト方向に向けてトラック幅方向の寸法を徐々に広げる傾斜面αを有する平面形状で形成する。Ni−Fe層150は、フォトリソグラフィ技術またはメッキ法を用いて形成することができる。このNi−Fe層150は、下部シールド層102であればアンダーコート膜101の上に、上部シールド層105であればギャップ絶縁層104の上に、リターンヨーク層120であれば主磁極層110及びコイル絶縁層118の上に、それぞれ形成する。
次に、図5に示すように、Ni−Fe層150の上面及び側面全体に、Tiからなる密着層200を成膜する。密着層200の成膜には、スパッタ法や蒸着法を用いることができる。密着層200の膜厚は10〜500Å程度あればよい。
続いて、図6に示すように、密着層200の上に、Ni−Fe層150とその周囲を完全に埋める厚さで、Al23からなる平坦化非磁性層130を形成する。このAl23からなる平坦化非磁性層130は、スパッタ法により形成することができる。
平坦化非磁性層130を形成したら、図7に示すように、Ni−Fe層150の上面が露出する位置まで平坦化非磁性層130に研磨加工(CMP;Chemical Mechanical Polishing)を施して、Ni−Fe層150の上面150aと平坦化非磁性層130の上面130aを同一面(平坦面)とする。
以上の工程により、下部シールド層102、上部シールド層105またはリターンヨーク層120となるNi−Fe層150と平坦化非磁性層130との間に、密着層200を形成することができる。本実施形態では、平坦化非磁性層130の下に密着層200を残しているが、平坦化非磁性層130の下の密着層200はあってもなくてもよい。
以上のように本実施形態によれば、リターンヨーク層120と第3平坦化非磁性層133の間に第3密着層203が介在しているので、リターンヨーク層120と第3平坦化非磁性層133の密着強度が該リターンヨーク層120と第3平坦化非磁性層133が直接接している場合に比べて高くなり、媒体対向面Fからリターンヨーク層120のトラック幅方向の両側に形成された傾斜面αまでの狭小領域でも第3平坦化非磁性層133の機械的強度を十分に確保できる。これにより、図7の媒体対向面Fとなる位置までの研磨加工や後工程洗浄が施されても、また、ヘッド動作時に外力が加えられた場合でも、媒体対向面Fに露出する第3平坦化非磁性層133の欠けや剥がれを防止することができる。
また本実施形態では、下部シールド層102及び上部シールド層105と第1平坦化非磁性層131及び第2平坦化非磁性層132の間にもそれぞれ第1密着層201及び第2密着層202が介在しているので、下部シールド層102及び上部シールド層105と第1平坦化非磁性層131及び第2平坦化非磁性層132の密着強度が該下部シールド層102及び上部シールド層105と第1平坦化非磁性層131及び第2平坦化非磁性層132が直接接している場合に比べて高くなり、媒体対向面Fからシールド層102、105のトラック幅方向の両側に形成された傾斜面までの狭小領域においても第1平坦化非磁性層131及び第2平坦化非磁性層132の機械的強度を十分に確保できる。これにより、図7の媒体対向面Fとなる位置まで研磨加工が施されても、また、ヘッド動作時に外力が加えられた場合でも、媒体対向面Fに露出する第1平坦化非磁性層131及び第2平坦化非磁性層132の欠けや剥がれを防止することができる。
本実施形態では、下部シールド層102、上部シールド層105及びリターンヨーク層120がそれぞれ傾斜面を有しているが、下部シールド層102、上部シールド層105及びリターンヨーク層120には、この傾斜面に替わる湾曲面が形成されていてもよい。また、下部シールド層、上部シールド層及びリターンヨーク層の他に、記録媒体との対向面に露出する磁性層を具備する垂直磁気記録ヘッドでは、この磁性層に対してもトラック幅方向の両側に、記録媒体との対向面に露出する前端面からハイト方向に向けてトラック幅方向の寸法を徐々に広げる傾斜面または湾曲面を形成し、該磁性層と該磁性層の周囲を埋める平坦化非磁性層の間に密着層を介在させることが好ましい。また、リターンヨーク層には、主磁極層と磁気的接合のないフローティングシールドの態様も含まれる。
本発明による薄膜磁気ヘッドの積層構造を素子中央で切断して示す断面図であって、図3のI−I線に沿う断面図に対応している。 同薄膜磁気ヘッドの積層構造を媒体対向面側から見て示す断面図である。 同薄膜磁気ヘッドを上方から見て示す平面図である。 同薄膜磁気ヘッドの製造方法の一工程を示す(a)平面図、(b)断面図である。 図4に示す工程の次工程を示す(a)平面図、(b)断面図である。 図5に示す工程の次工程を示す(a)平面図、(b)断面図である。 図6に示す工程の次工程を示す(a)平面図、(b)断面図である。
符号の説明
102 下部シールド層
105 上部シールド層
110 主磁極層
120 リターンヨーク層
120a 前端面
120b 接続部
120c 角部
130 平坦化非磁性層
131 第1平坦化非磁性層
132 第2平坦化非磁性層
133 第3平坦化非磁性層
150 Ni−Fe層
200 密着層
201 第1密着層
202 第2密着層
203 第3密着層
F 媒体対向面
H 薄膜磁気ヘッド(垂直磁気記録ヘッド)
M 記録媒体
R 再生部
W 記録部
α 傾斜面
Φ 垂直記録磁界

Claims (8)

  1. 記録媒体との対向面に露出し、記録媒体に対して垂直な記録磁界を与える主磁極層と、前記記録媒体との対向面において前記主磁極層の上または下に位置し、前記記録媒体を通過して戻ってきた記録磁界を受け取るリターンヨーク層と、このリターンヨーク層の周囲を埋めて平坦化する平坦化非磁性層とを備え、前記リターンヨーク層のトラック幅方向の両側に、前記記録媒体との対向面に露出する前端面からハイト方向に向けて該リターンヨーク層のトラック幅方向の寸法を徐々に広げる傾斜面または湾曲面が形成されている垂直磁気記録ヘッドにおいて、
    前記リターンヨーク層と前記平坦化非磁性層の界面に、前記リターンヨーク層と平坦化非磁性層の密着性を該リターンヨーク層と平坦化非磁性層が直接接しているときより高める、密着層を介在させたことを特徴とする垂直磁気記録ヘッド。
  2. 記録媒体との対向面に露出し、記録媒体に対して垂直な記録磁界を与える主磁極層と、前記記録媒体との対向面において前記主磁極層の上または下に位置し、前記記録媒体を通過して戻ってきた記録磁界を受け取るリターンヨーク層と、磁気抵抗効果を利用して記録媒体から記録情報を読み出す磁気抵抗効果素子と、この磁気抵抗効果素子を挟んで上下に位置し、トラック幅方向の両側に、前記記録媒体との対向面に露出する前端面からハイト方向に向けてトラック幅方向の寸法を徐々に広げる傾斜面または湾曲面が形成された一対のシールド層と、各シールド層の周囲を埋めて平坦化する平坦化非磁性層とを備えた垂直磁気記録ヘッドにおいて、
    前記各シールド層と前記平坦化非磁性層の界面に、前記シールド層と平坦化非磁性層の密着性を該シールド層と平坦化非磁性層が直接接しているときより高める、密着層を介在させたことを特徴とする垂直磁気記録ヘッド。
  3. 請求項1または2記載の垂直磁気記録ヘッドにおいて、前記密着層は、Ti、Cr、Ta、Zr、Hfのうち少なくとも一種を含む垂直磁気記録ヘッド。
  4. 請求項1ないし3のいずれか一項に記載の垂直磁気記録ヘッドにおいて、前記リターンヨーク層及び前記シールド層はNi−Feにより形成し、前記平坦化非磁性層はAl23、SiO2、Ta、DLCのうち少なくとも一種により形成した垂直磁気記録ヘッド。
  5. トラック幅方向の両側に、記録媒体との対向面となる位置からハイト方向に向けてトラック幅方向の寸法を徐々に広げる傾斜面または湾曲面を有するリターンヨーク層を形成する工程と、
    このリターンヨーク層の上面及び側面全体に、前記リターンヨーク層と後工程で形成する平坦化非磁性層の密着性を該リターンヨーク層と平坦化非磁性層が直接接しているときより高める、密着層を成膜する工程と、
    この密着層の上に、前記リターンヨーク層及びその周囲を埋める厚さで平坦化非磁性層を形成する工程と、
    前記リターンヨーク層が露出するまで前記平坦化非磁性層に研磨加工を施し、前記リターンヨーク層の上面を平坦化する工程と、
    を有することを特徴とする垂直磁気記録ヘッドの製造方法。
  6. 磁気抵抗効果素子より上方または下方の積層位置に、トラック幅方向の両側に、記録媒体との対向面となる位置からハイト方向に向けてトラック幅方向の寸法を徐々に広げる傾斜面または湾曲面を有するシールド層を形成する工程と、
    このシールド層の上面及び側面全体に、前記シールド層と後工程で形成する平坦化非磁性層の密着性を該シールド層と平坦化非磁性層が直接接しているときより高める、密着層を成膜する工程と、
    この密着層の上に、前記シールド層及びその周囲を埋める厚さで平坦化非磁性層を形成する工程と、
    前記シールド層が露出するまで前記平坦化非磁性層に研磨加工を施し、前記シールド層の上面を平坦化する工程と、
    を有することを特徴とする垂直磁気記録ヘッドの製造方法。
  7. 請求項6または7記載の垂直磁気記録ヘッドの製造方法において、前記密着層は、Ti、Cr、Ta、Zr、Hfのうち少なくとも一種を含んで形成する垂直磁気記録ヘッドの製造方法。
  8. 請求項6ないし7のいずれか1項に記載の垂直磁気記録ヘッドの製造方法において、前記リターンヨーク層及び前記シールド層はNi−Feにより形成し、前記平坦化非磁性層はAl23、SiO2、Ta、DLCのうち少なくとも一種により形成する垂直磁気記録ヘッドの製造方法。
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