JP2008223400A - スライドドア用ガイドローラ - Google Patents

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Ichiro Kojima
一郎 小島
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Abstract

【課題】 その用途がスライドドアの案内用であることを考慮して、従来の転がり軸受の仕様に限定されない適切な構成を有しているスライドドア用ガイドローラを提供する。
【解決手段】 スライドドア用ガイドローラ1は、内輪2、外輪3、両輪2,3の中央部間に配された複数の玉4、複数の玉4を保持する保持器5、および両輪2,3の左右端部間に配された左右シール部材7を有している転がり軸受1と、転がり軸受1の外輪3に被覆されて車両のガイドレール上を転動するガイドローラ外周面を構成する樹脂製被覆部材6とを備えている。外輪3は、プレス鋼板をプレス成形することによって形成されている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、バン型の自動車などに設けられているスライドドアを支持するスライドドア用ガイドローラに関する。
自動車のスライドドアでは、車両に設けられたガイドレール上を転動してスライドドアを案内するガイドローラが必要であり、このガイドローラとして、外輪、内輪、両輪間に配置された複数の転動体、および両輪端部間に配置されたシール部材を有している転がり軸受と、転がり軸受の外輪に被覆されてガイドレール上を転動するガイドローラ外周面を構成する樹脂製被覆部材とを備えているものが知られている。(特許文献1)。
このようなスライドドア用ガイドローラで使用される転がり軸受は、例えば深溝玉軸受とされ、この場合、その外輪および内輪は、JIS標準サイズの深溝玉軸受と同様に、鍛造、旋削および研磨(超仕上げ)を行うことによって製作されている。
特開平11−334369号公報
回転軸を支持するのに使用される一般的な転がり軸受と自動車のスライドドア用ガイドローラで使用される転がり軸受とでは、その要求性能が異なっており、一般的な転がり軸受の構成および加工方法をスライドドア用ガイドローラでも使用することには改善の余地がある。
この発明の目的は、その用途がスライドドアの案内用であることを考慮して、従来の転がり軸受の仕様に限定されない適切な構成を有しているスライドドア用ガイドローラを提供することにある。
この発明によるスライドドア用ガイドローラは、車両に設けられたガイドレール上を転動してスライドドアを案内するスライドドア用ガイドローラであって、外輪、内輪、両輪間に配置された複数の転動体、および両輪端部間に配置されたシール部材を有している転がり軸受と、前記転がり軸受の外輪に被覆されて前記ガイドレール上を転動するガイドローラ外周面を構成する樹脂製被覆部材とを備えており、前記転がり軸受の外輪がプレス成形によって形成されていることを特徴とするものである。
一般的な転がり軸受の外輪および内輪は、軸受鋼などを鍛造加工することによって製作されているが、この発明によるスライドドア用ガイドローラでは、少なくとも外輪がプレス鋼板をプレス成形することで製作される。内輪については、一般的な転がり軸受の内輪と同様に、鍛造加工で製作されてもよく、外輪と同様にプレス成形で製作されてもよい。プレス鋼板は、JIS規格のSPCCやSCM等とされる
転動体は、玉でもよく、円筒ころでもよい。
シール部材は、金属製の板だけから構成された環状シールド板とされることがあり、金属製の芯金にゴム製の弾性シールが一体化された環状シールとされることがある。環状シールド板は、外径縁部および内径縁部が軸方向内方に折り曲げられて断面コ字状とされ、その外径縁部が外輪内径に圧入され、その内径縁部が内輪外径と所要の間隙をおいて対向させられる。環状シールは、例えば、その外径縁部が外輪に形成された環状溝に嵌め入れられることで、外輪に固定され、その内径縁部が内輪外径に接触させられる。
樹脂製被覆部材は、射出成形により外輪外径に一体化されることが好ましい。この場合、外輪に対して被覆部材が周方向に移動することを防止するための加工が施されていることが好ましい。被覆部材が周方向に移動することを防止するには、例えば、外輪の所定箇所に孔を加工したり、外輪の所定箇所において、一部分を他の部分よりも径方向外方に膨らませる曲げ加工したりすればよい。被覆部材の材料としては、例えば、ナイロン、ポリアセタール樹脂などが用いられる。内輪にも樹脂製被覆部材を一体化するようにしてもよい。外輪に被覆部材を一体化する構成において、シール部材を取り付けるための溝が必要な場合には、この溝を外輪に形成してもよく、被覆部材に形成してもよい。
被覆部材がある場合、被覆部材の各端部は、外輪の各端部よりも軸方向外側に突出させられており、この外輪端部よりも突出している部分に、シール部材を取り付けるための溝が形成されていることが好ましい。
また、転動体が玉の場合、深溝玉軸受と同様に、内輪および外輪とそれぞれ1点で玉が接触するようになされてもよく、内輪の軌道面と玉とは、一般的な一点接触とされ、外輪のプレス成形に際し、外輪の軌道面と玉とが二点接触となるように、外輪の形状が形成されるようにしてもよい。プレス成型品の場合、鍛造品に比べると、このような多点接触とするための加工が容易であり、多点接触とすることで、軸方向のガタを抑えることができ、開閉操作のフィーリング向上および開閉時の騒音低減が可能となる。
この発明のスライドドア用ガイドローラによると、転がり軸受の外輪がプレス成形によって形成されているので、製造時の加工時間を短縮することができ、生産量の増加と加工費低減に寄与することができる。
この発明の実施の形態を、以下図面を参照して説明する。以下の説明において、左右は、図の左右をいうものとする。
図1は、この発明のスライドドア用ガイドローラの第1実施形態を示している。
スライドドアは、図示省略するが、バン型車などで使用されて、車両側面の乗降口を閉鎖した状態から車両外方へ振りだし開放されるもので、スライドドア用ガイドローラは、車体のガイドレール上を転動しつつこのスライドドアを支持する。
図1において、スライドドア用ガイドローラは、内輪(2)、外輪(3)、両輪(2)(3)の中央部間に配された複数の玉(転動体)(4)、複数の玉(4)を保持する保持器(5)、および両輪(2)(3)の左右端部間に配された左右シール部材(7)を有している転がり軸受(1)と、転がり軸受(1)の外輪(3)に一体化された樹脂製被覆部材(6)とを備えている。内輪(2)には、スライドドアに取り付けられた軸が嵌合固定される。
内輪(2)は、鍛造加工によって形成されており、外輪(3)は、プレス鋼板をプレス成形することによって形成されている。
内輪(2)には、旋削によって軌道面(2a)が形成されている。外輪(3)の玉(4)を受ける部分(8)は、全体が所定曲率の断面円弧状に形成され、その内面が軌道面とされている。玉(4)を受ける部分(8)の両側には、円筒部(9)が設けられている。
各シール部材(7)は、金属製の板から構成された環状シールド板とされており、環状シールド板(7)は、外径縁部および内径縁部が軸方向内方に折り曲げられて断面コ字状とされ、その外径縁部が外輪(3)の円筒部(9)の軸方向中間部分の内径に圧入され、その内径縁部が内輪(2)外径と所要の間隙をおいて対向させられている。
樹脂製被覆部材(6)は、外輪(3)に射出成形により一体化されている。この実施形態では、被覆部材(6)の左右両端面と外輪(3)の左右両端面とは、面一に形成されている。外輪(3)の円筒部(9)の両端部(環状シールド板(7)よりも軸方向外側の部分)には、周方向に所定間隔で円形の孔(10)があけられており、射出成形によって、これらの孔(10)内に樹脂が入ることで、外輪(3)に対して被覆部材(6)が周方向に滑ることが防止されている。
図2は、この発明のスライドドア用ガイドローラの第2実施形態を示している。
図2において、スライドドア用ガイドローラは、内輪(12)、外輪(13)、両輪(12)(13)の中央部間に配された複数の玉(転動体)(14)、複数の玉(14)を保持する保持器(15)、および両輪(12)(13)の左右端部間に配された左右シール部材(17)を有している転がり軸受(11)と、転がり軸受(11)の外輪(13)に一体化された樹脂製被覆部材(16)とを備えている。内輪(12)には、スライドドアに取り付けられた軸が嵌合固定される。
内輪(12)は、鍛造加工によって形成されており、外輪(13)は、プレス鋼板をプレス成形することによって形成されている。
内輪(12)には、旋削によって軌道面(12a)およびシール部材(17)の内径縁部を受けるための環状のシール受け溝(12b)が形成されている。外輪(13)の玉(14)を受ける部分(18)は、全体が所定曲率の断面円弧状に形成され、その内面が軌道面とされている。玉(14)を受ける部分(18)の両側には、短い円筒部(19)が設けられている。
各シール部材(17)は、金属製の芯金(17a)にゴム製の弾性シール(17b)が接着された環状シールとされている。
樹脂製被覆部材(16)は、外輪(13)に射出成形により一体化されている。この実施形態では、外輪(13)の軸方向長さが第1実施形態のものより短くなされており、被覆部材(16)の左右両端部は、外輪(13)の左右両端部よりも、軸方向外方に突出させられている。そして、環状シール(17)の外径縁部が嵌め入れられる環状のシール取付け溝(20)は、外輪(13)ではなく、外輪(13)の左右両端部よりも突出している被覆部材(16)両端部の内径に形成されている。
各環状シール(17)は、その外径縁部が被覆部材(16)に形成されたシール取付け溝(20)に嵌め入れられることで、外輪(13)に固定され、その内径縁部が内輪(12)のシール受け溝(12b)に接触させられている。
被覆部材(16)は、外輪(13)に射出成形により一体化されており、外輪(13)の円筒部(19)の両端部(環状シール(17)よりも軸方向内側にある)の一部(19a)が他の部分よりも径方向外方に膨らまされており、射出成形によって、これらの膨らみ(19a)内に樹脂が入ることで、外輪(13)に対して被覆部材(16)が周方向に滑ることが防止されている。
図1は、この発明によるスライドドア用ガイドローラの第1実施形態を示す上半部の縦断面図である。 図2は、この発明によるスライドドア用ガイドローラの第2実施形態を示す上半部の縦断面図である。
符号の説明
(1)(11) 転がり軸受
(2)(12) 内輪
(3)(13) 外輪
(4)(14) 玉(転動体)
(6)(16) 樹脂製被覆部材
(7)(17) シール部材

Claims (1)

  1. 車両に設けられたガイドレール上を転動してスライドドアを案内するスライドドア用ガイドローラであって、外輪、内輪、両輪間に配置された複数の転動体、および両輪端部間に配置されたシール部材を有している転がり軸受と、前記転がり軸受の外輪に被覆されて前記ガイドレール上を転動するガイドローラ外周面を構成する樹脂製被覆部材とを備えており、前記転がり軸受の外輪がプレス成形によって形成されていることを特徴とするスライドドア用ガイドローラ。
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