JP5668515B2 - シェル型ニードル軸受 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、自動変速機や無段変速機等の変速機や、コンプレッサ等の補機に使
用されるシェル型ニードル軸受に関する。
従来のシェル型ニードル軸受としては、例えば、図8に示すものが知られている。このシェル型ニードル軸受は、軸方向の両端部において径方向内方に延びる鍔部101,102を有するシェル型外輪103と、該外輪103の軌道面103aに転動自在に組込まれた複数のニードル104と、各ニードル104を転動自在に保持する保持器105とを備えている。
このシェル型ニードル軸受は、先ず、平板状鋼鈑からなる外輪素材を深絞り加工してカップ状に形成した後、カップの底部を打ち抜いて一方の端部に径方向内方に延びるボトム側鍔部101を形成し、次に、軌道面103aを加工した後、全体に焼入れ処理(例えば浸炭焼入れ)を施す。
そして、この外輪素材に、保持器105とニードル104を組み込んだ上で、外輪素材のボトム側鍔部101から離間する側の端部を径方向内方に折り曲げてカール側鍔部102を形成する。ボトム側鍔部101及びカール側鍔部102により、保持器105及びニードル104の外輪103からの抜け止めが施されて、保持器105及びニードル104が外輪103内に保持されている。
なお、カップの底部分を打ち抜いた状態で一旦焼入れ処理が施されるため、カール側鍔部102の折り曲げ加工を行なうに際しては、該曲げ部分に部分的に焼きなまし処理を施して割れが発生しないようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−106576号公報
しかしながら、特許文献1のような従来のシェル型ニードル軸受では、外輪にニードルおよび保持器を組み込んだ後で外輪のカール側鍔部(薄肉部分)を折り曲げるという手順をとらざるを得ないので、外輪を製造するときの工程数が多くなってしまうなど、製造コストが高くなってしまっていた。
記課題を解決するために、請求項1に記載のシェル型ニードル軸受は、軸方向両端部において径方向内方に延びるフランジ部を有する外輪と、前記外輪に転動自在に組込まれた複数のニードルと、前記複数のニードルを転動自在に保持する樹脂製の保持器と、を備えた、自動車の補機に用いられるシェル型ニードル軸受であって、一方のフランジ部の内径が前記保持器の外径より大きく、前記一方のフランジ部と前記保持器の間に、前記保持器の軸方向の移動を規制するC形止め輪が配され、前記C形止め輪は、前記一方のフランジ部を折り曲げ形成する際に設けられた凹部に設けられており、前記C形止め輪の外径が前記一方のフランジ部の内径より大きく、前記C形止め輪の内径が前記保持器の外径よりも小さくかつ径方向に対向する前記ニードル間の距離よりも大きいことを特徴とする。
本発明によれば、外輪は、従来に比べ、フランジ部の折り曲げ加工を行なうに際して、必要であった焼きなまし処理工程を削減でき、コストを削減できる。
本発明の第1の実施形態を説明する図である。 本発明の第2の実施形態を説明する図である。 本発明の第3の実施形態を説明する図である。 本発明の第4の実施形態を説明する図である。 本発明の第5の実施形態を説明する図である。 本発明の第6の実施形態を説明する図である。 本発明の第7の実施形態を説明する図である。 従来のシェル型ニードル軸受を説明する図である。
図1は、本発明の第1例の実施形態を示している。本例のシェル型ニードル軸受1は、外輪2と、保持器3と、複数本のニードル4とを備える。このうちの外輪2は、軸受鋼、肌焼鋼等の硬質金属板に絞り加工等の塑性加工を施す事により、全体を円筒状に形成したもので、内周面に外輪軌道5を、両端部に内向フランジ部6、7を、それぞれ有する。又、上記保持器3は、耐油性及び必要とする強度及び剛性を有する合成樹脂(例えばポリアミド66、同46)を射出成形し、全体を円筒状に造られた保持器である。この様な保持器3は、軸方向に離隔した状態で互いに同心に配置された、それぞれが円環状である同径のリム部8、8同士の間に、複数本の柱部を、円周方向に間隔をあけて互いに平行に配置している。そして、円周方向に隣り合う柱部と、上記両リム部8、8とにより四周を囲まれる部分を、それぞれが軸方向に長い矩形であるポケット9としている。そして、これら各ポケット9内に上記各ニードル4を、転動自在に保持している。更に、これら各ニードル4を、上記外輪軌道5と、上記外輪2の内径側に配置した内径側部材(図示せず)の外周面(内輪軌道)とに転がり接触させている。
本例の場合には、他方の内向フランジ部6より薄肉の一方の内向フランジ部7の内径を、保持器3の外径より大きくしている。そして、外輪2の一方の内向フランジ部7側から保持器3を外輪2に挿入する。
また、保持器3は、保持器3の軸方向の移動を規制する抜け止め手段である図1(b)に示したC形止め輪10を、他方の内向フランジ部6より外径側に薄肉とした一方の内向フランジ部7を段部11からC形止め輪10の厚さより大きな位置で折り曲げることで形成した環状凹部12に配置することで、外輪2に対して抜け止めされる。C形止め輪10は、外径が内向フランジ部7より大きく、内径が保持器3の外径より小さい。
このように、本発明の第1例の実施形態では、従来のようなフランジ部の焼きなまし処理工程を必要としないことから、製造コストを削減できる。また、外輪の軌道面に硬化低下を招くことがなく軸受の耐久性の向上を図ることができる。
次に、図2は、本発明の第2例の実施形態を示している。なお、第1例の実施形態と同等部分については同一符号を付して、説明を省略或いは簡略化する。
第2例のシェル型ニードル軸受1は、図2(b)に示すようにC形止め輪13の円周方向3箇所に、その外周面から径方向外側に向けて突出した突部14が設けられている。また、外輪2の凹部12には、C形止め輪13の突部14に対応する位置に、絞り加工等する際に同時に形成された溝15、15が設けられており、C形止め輪13の突部14が係合している。
このように、本発明の第2例の実施形態では、回り止め機構を設けることで、シェル型ニードル軸受1が作動中に、C形止め輪13が保持器3との接触により連れ回り、外輪2との摺動により摩耗することを防止できる。
次に、図3は、本発明の第3例の実施形態を示している。なお、第1例の実施形態と同等部分については同一符号を付して、説明を省略或いは簡略化する。
第3例のシェル型ニードル軸受1は、図3(b)に示すようにC形止め輪16の外周面端部の円周方向3箇所に、凹部17が設けられている。また、外輪2の一方のフランジ部7のC形止め輪16の凹部17に対応する位置に、更に内側に折り曲げられて形成された突部18が設けられており、一方のフランジ部7の突部18とC形止め輪16の凹部17とを係合させている。
このように、本発明の第3例の実施形態では、第2例の実施形態と同様に、回り止め機構を設けることで、シェル型ニードル軸受1が作動中に、C形止め輪16が保持器3との接触により連れ回り、外輪2との摺動により摩耗することを防止できる。
次に、図4は、本発明の第4例の実施形態を示している。なお、第1例の実施形態と同等部分については同一符号を付して、説明を省略或いは簡略化する。
第4例のシェル型ニードル軸受1は、C形止め輪19の外周面端部に、段差部20が設けられている。
このように、本発明の第4例の実施形態では、段差部20を設けることで、C形止め輪19の肉厚を確保しつつ、凹部12の軸方向長さを短くできるので、シェル型ニードル軸受1の小型化を図ることができる。
次に、図5は、本発明の第5例の実施形態を示している。なお、第1例の実施形態と同等部分については同一符号を付して、説明を省略或いは簡略化する。
第5例のシェル型ニードル軸受1は、C形止め輪21の外周面端部に、段差部22が設けられている。また、外輪2の一方のフランジ部7の凹部12に段部23が設けられており、C形止め輪21の段差部22と係合している。
このように、本発明の第5例の実施形態では、位置決め機構を設けることで、C形止め輪21の軸方向への移動を抑制でき、保持器3との摺動を防止できる。
次に、図6は、本発明の第6例の実施形態を示している。なお、第1例の実施形態と同等部分については同一符号を付して、説明を省略或いは簡略化する。
第6例のシェル型ニードル軸受1は、C形止め輪24の外周面に、環状溝25が設けられている。そして、外輪の一方のフランジ部7とC形止め輪24の環状溝25が係合している。
このように、本発明の第6例の実施形態では、5例の実施形態と同様に、位置決め機構を設けることで、C形止め輪24の軸方向への移動を抑制でき、保持器3との摺動を防止できる。
次に、図7は、本発明の第7例の実施形態を示している。なお、第1例の実施形態と同等部分については同一符号を付して、説明を省略或いは簡略化する。
第7例のシェル型ニードル軸受1は、C形止め輪26の外周面端部に、面取り部27が設けられている。そして、外輪2の一方のフランジ部7の隅R部28側に面取り部27が対向するように、C形止め輪26を環状凹部12に配置している。
このように、本発明の第7例の実施形態では、C形止め輪26の外周面端部に、面取り部27を設けることで、外輪2の一方のフランジ部7の隅R部28とエッジで接触することを防止できる。また、C形止め輪26の面取りは、外輪2の一方のフランジ部7の隅Rより大きくすることが好ましい。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良等が可能である。
1 シェル型ニードル軸受
2 外輪
3 保持器
4 ニードル
5 外輪軌道
6 内向フランジ部
7 内向フランジ部
8 リム部
9 ポケット
10 C形止め輪
11 段部
12 環状凹部
13 C形止め輪
14 突部
15 溝
16 C形止め輪
17 凹部
18 突部
19 C形止め輪
20 段差部
21 C形止め輪
22 段差部
23 段部
24 C形止め輪
25 環状溝
26 C形止め輪
27 面取り部
28 隅R部

Claims (2)

  1. 軸方向両端部において径方向内方に延びるフランジ部を有する外輪と、前記外輪に転動自在に組込まれた複数のニードルと、前記複数のニードルを転動自在に保持する樹脂製の保持器と、を備えた、自動車の補機に用いられるシェル型ニードル軸受であって
    一方のフランジ部の内径が前記保持器の外径より大きく、
    前記一方のフランジ部と前記保持器の間に、前記保持器の軸方向の移動を規制するC形止め輪が配され、
    前記C形止め輪は、前記一方のフランジ部を折り曲げ形成する際に設けられた凹部に設けられており、
    前記C形止め輪の外径が前記一方のフランジ部の内径より大きく、
    前記C形止め輪の内径が前記保持器の外径よりも小さく、かつ径方向に対向する前記ニードル間の距離よりも大きいことを特徴とするシェル型ニードル軸受。
  2. 前記C形止め輪は、円周方向の複数箇所に外周面から径方向外側に向けて突出した突部を備え、前記凹部は、前記突部に対応する位置に溝が設けられており、前記突部が前記溝に係合していることを特徴とする請求項1に記載のシェル型ニードル軸受。
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