JP2008221806A - 製本装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】用紙束の背に接着剤を均一に塗布し、あるいは必要に応じて用紙束の背の所定部位に余分に接着剤を塗布することができる製本装置を提供する。
【解決手段】制御手段による接着剤塗布手段の操作において、塗布ローラ44が用紙束6の背上を転動する塗布工程の初期に、塗布ローラ44の周速度が塗布ユニット3の移動速度より速くなる初期速度差の下で塗布ローラから用紙束の背に接着剤を塗布する。
【選択図】図4

Description

本発明は製本装置に関し、用紙束の一側縁に熱溶融させた固形の接着剤を塗布し、用紙束に表紙をくるみ製本する技術、および糊塗布のみを行う天のり製本に係るものである。
この種の製本装置としては、例えば以下に説明するものがある。
(全体構成)
図14〜図16において、製本装置1は、本体ケーシング2の内部に接着剤塗布手段をなす塗布ユニット3、脱臭ユニット4、表紙圧着手段をなす圧着ユニット5を配置しており、本体ケーシング2の上部に用紙束6を挟持する挟持手段をなすクランプ部7と、接着剤供給ユニット9のホッパー10とを配置しており、ホッパー10に熱可塑性樹脂からなる粒状のホットメルト接着剤を貯留する。
本体ケーシング2の前部にはクランプ部7の操作ノブ11と、用紙束6の表紙12(図22〜23参照)を配置する表紙台13と、製本操作の操作部14とを配置し、側部にメインスイッチ15を配置している。前部下方には前扉16を揺動開閉自在に配置し、前扉16の内側に製本した用紙束6を排出するシューター17(図22〜図23参照)を設けている。
操作部14には各種の情報を表示する液晶表示部18と、製本操作の開始を指示するスタートボタン19と、製本操作の終了を指示するストップ/電源切ボタン20と、天糊製本とくるみ製本を選択指示する選択ボタン21、22と、天糊製本とくるみ製本のどちらを初期設定とするかを切り替え指示する設定ボタン23を配置している。
(クランプ部)
図17〜図19に示すように、クランプ部7は前後一対の平行な前フレーム24、後フレーム25で支持して配置しており、本体ケーシング2の上部開口26から一部が外部へ突出する固定クランプ27と可動クランプ28を備え、固定クランプ27および可動クランプ28のそれぞれに用紙束保持部材29を取外し可能に設けている。
可動クランプ28を挟持開放する操作機構は、固定クランプ27に対して可動クランプ28を接近離間自在に保持するガイドシャフト30を可動クランプ28の両側位置に配置し、ガイドシャフト30の両端を前後のフレーム24、25に固定している。各ガイドシャフト30の側部にはそれぞれネジシャフト31を配置し、ネジシャフト31の両端を前後のフレーム24、25に軸心回りに回転自在に保持しており、ネジシャフト31に螺合してネジシャフト31の軸心方向に移動する保持部32を可動クランプ28に固定している。
双方のネジシャフト31には同期ベルト33を掛け渡しており、操作ノブ11のシャフト34と一方のネジシャフト31の間には伝達ベルト35を掛け渡している。操作機構は固定クランプ27と可動クランプ28の間に用紙束6を挟持した状態で固定クランプ27と可動クランプ28の相対位置(距離)に基づいて用紙束厚を検知する用紙束厚センサ36(詳細省略図21参照)を有している。
(塗布ユニット)
図19に示すように、塗布ユニット3は本体ケーシング2の前側に設けた走行ローラ38が前フレーム24のレール39を走行し、本体ケーシング2の後側に設けた案内部40が後フレーム25に設けたレールシャフト41を摺動することで、モーター等の駆動装置を有する塗布ユニット駆動装置42(詳細省略図21参照)によってレール39およびレールシャフト41に案内されながら前後フレーム24、25の軸心方向に往復駆動される。塗布ユニット3は待機位置ではクランプ部7の側端よりも外側に位置しており、最大移動位置において接着剤供給ユニット9に対応する。接着剤供給ユニット9はホッパー10に貯留する粒状の接着剤の所定量を塗布ユニット3に排出する。
塗布ユニット3は接着剤供給ユニット9から供給するホットメルト接着剤を貯留する接着剤溜43と、溶融した接着剤に一部が浸漬するように配置する塗布ローラ44と、塗布ローラ44を支持する回転軸45と、回転軸45を駆動する塗布ローラ回転モータ46と、固定部材47に装着した加熱手段としての電磁誘導コイル48とを有している。
塗布ローラ44は固定クランプ27に対応する側に鍔部44aを備えており、鍔部44aの内側が用紙束6の一側に近接している。接着剤溜43は容器本体49が熱伝導性に優れた非強磁性体であるアルミニウムからなり、底面に強磁性体の加熱板50を設けている。前フレーム24もしくは後フレーム25には接着剤溜43の各停止位置を検知する接着剤溜位置センサ51(詳細省略図21参照)を設けている。
(圧着ユニット)
図16および図20に示すように、圧着ユニット5はモーター等の駆動装置を有する圧着ユニット駆動装置52(詳細省略図21参照)によって上下、前後に移動する基部53と、基部53に固定した固定板54と、固定板54に固定配置した押え部55と、固定板54の上で押え部55に対して接近離間する可動板56と、可動板56を駆動するモーター等の駆動装置を有して表紙圧着駆動手段をなす可動板駆動装置57(詳細省略図21参照)との間に介装する圧着力制御装置58とを有しており、図23に示すように、表紙台13および可動シューター59が一体的に移動する。本体ケーシング2の内部には圧着ユニット5の各停止位置を検知する圧着ユニット位置センサ60(詳細省略図21参照)を設けている。
圧着力制御装置58は可動板56の一端に固定した固定ブロック61と、固定ブロック61で一端を支持する連結シャフト62と、連結シャフト62に軸心方向へ移動自在に装着し、固定ブロック61に対して接近離間する可動ブロック63と、固定ブロック61と可動ブロック63の間に介装して連結シャフト62に装着し、両者を離間する方向に付勢するスプリング64とを有する。脱臭ユニット4は塗布ユニット3の接着剤溜43や塗布ローラ44から揮発する接着剤を吸引してフィルターで吸着するものである。
(制御部)
図21に示すように、製本装置1は、製本操作を制御する制御部65、装置内部の雰囲気温度もしくは室内温度を測定する温度検知手段をなす温度センサ66を本体ケーシング2の内部に配置しており、制御部65に用紙束厚センサ36、接着剤溜位置センサ51、圧着ユニット位置センサ60、温度センサ66、操作部14、塗布ユニット駆動装置42、圧着ユニット駆動装置52、可動板駆動装置57、クランプ駆動装置37を接続している。
また、制御部65は用紙束6に対する接着剤の塗布を完了した後に経過時間を計測する経過時間計測手段をなすタイマー67と、タイマー67により計測した経過時間が挟持必要時間に達したときに操作部14の液晶表示部18に「取出して下さい」の表示を指示する信号を出力する信号出力手段をなす信号出力回路68を備えている。液晶表示部18は挟持必要時間に基づく情報を報知する報知手段をなすものであり、表示内容は種々のものが設定可能で、開放可能までの時間をカウントダウン表示した後に「取出して下さい」と表示することも可能である。また、報知手段は液晶表示部18に限らず、ブザーによって構成することも可能である。
信号出力回路68は操作ノブ11による駆動に代えてクランプ駆動装置37によって可動クランプ28を駆動する場合にはクランプ駆動装置37に用紙束6の開放操作を指示する信号を出力する。
挟持必要時間、圧着必要時間は接着剤の種類、用紙束6の厚み、接着剤の塗布量、使用環境の温度によって異なる。このため、挟持時間制御手段および圧着時間制御手段をなす制御部65は予め入力した使用接着剤毎のデータに基づいて、用紙束6の厚み、接着剤の塗布量、使用環境の温度を指標として挟持必要時間、圧着必要時間を選択設定する。
例えば、用紙束6の厚みが大きいほどに長く、接着剤の塗布量が多いほどに長く、使用環境の温度が高いほどに長くする。この挟持必要時間、圧着必要時間の選択設定に必要なデータは、用紙束の厚み6、接着剤の塗布量、使用環境の温度と挟持必要時間との相関を予め実験によって求め、得られたデータを制御部65に格納する。
温度を指標とする挟持必要時間、圧着必要時間の選択設定は製本装置1の設置初期時に温度センサ66で検知する温度を指標として固定設定するか、製本時の都度に温度センサ66で検知する温度を指標として挟持必要時間、圧着必要時間を選択設定する。
特開2004−351726号公報 特開2004−209753号公報
以下に上記の製本装置における作用およびその課題を説明する。
(待機工程)
待機工程では、図22の(a)に示すように、初期状態において塗布ユニット3は待機位置にあり、電磁誘導コイル48の上方に接着剤溜43が対応している。次に、デフォルト値において天糊製本とくるみ製本の何れかに設定されている製本モードを、希望の製本モードに選択ボタン21、22の何れかをON操作することで切り替える。製本モードのデフォルト値は設定ボタン23の操作によって切り替える。
この状態でメインスイッチ15のON操作を受けると制御部65は、製本操作に先立って塗布ユニット3の電磁誘導コイル48に通電し、加熱板50を発熱させて接着剤溜43に貯留した接着剤を加熱して熱溶解させ、塗布ローラ回転モータ46で塗布ローラ44を回転させて待機状態となる。
(揃え工程)
次に、図22の(b)に示すように、スタートボタン19のON操作を受けると制御部65は圧着ユニット駆動装置52を駆動させて圧着ユニット5をクランプ部7の下方の上位の所定位置にまで上昇させ、圧着ユニット5の固定板54をクランプ部7の固定クランプ27および可動クランプ28の下端との間に所定間隙をあけて配置する。
この状態で、用紙束6を双方の用紙束保持部材29の間および固定クランプ27と可動クランプ28の間に挿入し、用紙束6の一側辺を固定板54で揃える。
(クランプ工程)
次に、操作ノブ11を回転操作し、シャフト34の回転力を伝達ベルト35介してネジシャフト31に伝達し、同期ベルト33を介して双方のネジシャフト31を同期駆動し、ネジシャフト31に螺合する保持部32を移動させる。保持部32の移動に伴って可動クランプ28が固定クランプ27に接近し、用紙束6を可動クランプ28と固定クランプ27の間に挟持する。
(糊付け工程)
次に、図22の(c)に示すように、用紙束6の挟持が完了した後に、再度のスタートボタン19のON操作を受けると制御部65は圧着ユニット駆動装置52を駆動させて圧着ユニット5を下位の所定位置まで降下させる。
くるみ製本を行う場合に制御部65は、表紙台13に表紙12を載置して再度のスタートボタン19のON操作を受けるまで待機して後に糊付け操作に入り、天糊製本を行う場合には再度のスタートボタン19のON操作を受けずに糊付け操作に入る。
この糊付け操作において制御部65は、塗布ユニット駆動装置42を駆動して塗布ユニット3をレール39およびレールシャフト41に沿って往復移動させながら、塗布ローラ44の回転によって接着剤溜43の接着剤を用紙束6の背に往路と復路の両方で塗布する。
このとき、用紙束厚センサ36によって検知した用紙束厚に応じて接着剤の塗布量を変更する。用紙束厚が厚い場合には塗布ローラ44を速く回転させることで塗布量を多くし、用紙束厚が薄い場合には塗布ローラ44を遅く回転させることで塗布量を少なくする。
(天糊製本工程)
天糊製本を行う場合には、制御部65は、図22の(d)に示すように塗布ユニット3が待機位置に戻った状態で、タイマー回路67で用紙束6に対する接着剤の塗布を完了した後の経過時間を計測する。このとき、図23の(c)に示すように、可動シューター59がシューター17に対応する位置まで圧着ユニット5が表紙台13および可動シューター59と一体的に後退している。
制御部65は温度センサ66で計測する温度を使用環境の温度条件として、予め格納したデータの中から挟持必要時間を選択設定し、検知した温度が基準温度より高い時は基準温度における基準挟持必要時間よりも挟持必要時間を長く設定し、検知した温度が基準温度より低い時は基準温度における基準挟持必要時間よりも挟持必要時間を短く設定する。また、挟持必要時間は用紙束6の厚みが大きいほどに長く、接着剤の塗布量が多いほどに長く設定する。
(排出工程)
制御部65は経過時間が挟持必要時間に達すると、信号出力回路68から操作部14の液晶表示部18に「取出して下さい」等の製本完了を通知する文言の表示を指示する信号を出力する。操作者は液晶表示部18に表示された製本完了の文言を確認後に、操作ノブ11を操作して可動クランプ28を固定クランプ27から離間させる。
この操作によって図23の(c)に示すように、製本された表紙12を伴う用紙束6がクランプ部7から落下し、可動シューター59およびシューター17を通して排出される。クランプ駆動装置37を設ける場合には、信号出力回路68の信号を受けてクランプ駆動装置37が可動クランプ28を移動させてクランプ部7を開放することで製本を排出する。
(くるみ製本工程)
くるみ製本を行う場合には、図22の(d)に示すように塗布ユニット3が待機位置に戻ると、制御部65は図22の(e)に示すように、圧着ユニット駆動装置52を駆動させて圧着ユニット5を上位の所定位置まで上昇させ、表紙台13に載せた表紙12を固定板54で用紙束6の背に押し圧する。
次に、図22の(f)、図20の(a)、(b)に示すように、制御部65は可動板駆動装置57を駆動して可動板56を押え部55に向けて押圧し、可動板56と押え部55の間で表紙12および用紙束6を圧着して、図22の(g)に示すように製本する。
このとき、圧着ユニット駆動装置52の押圧力は可動ブロック63からスプリング64を介して固定ブロック61に伝わり、用紙束6の厚みにかかわらず可動板56の押圧力が等しくなる。
図23の(a)に示すように、制御部65は固定板54で用紙束6の背に表紙12を押圧し、可動板56と押え部55の間で表紙12および用紙束6を圧着する状態を継続し、タイマー回路67で用紙束6に対する接着剤の塗布を完了した後の経過時間を計測する。
制御部65は温度センサ66で計測する温度を使用環境の温度条件として、予め格納したデータの中から、接着剤の塗布を完了した後に表紙12の圧着状態を維持する圧着必要時間を選択設定する。この圧着必要時間はくるみ製本における表紙12の圧着時間であるが、前述した挟持必要時間を含む時間として設定し、検知した温度が基準温度より高い時は基準温度における基準圧着必要時間よりも圧着必要時間を長く設定し、検知した温度が基準温度より低い時は基準温度における基準圧着必要時間よりも圧着必要時間を短く設定する。また、圧着必要時間は用紙束6の厚みが大きいほどに長く、接着剤の塗布量が多いほどに長く設定する。
制御部65は経過時間が圧着必要時間に達すると、図23の(b)に示すように、可動板駆動装置57を駆動して可動板56を後退させて圧着状態を開放し、圧着ユニット駆動装置52を駆動させて圧着ユニット5を表紙台13および可動シューター59と一体的に下位の所定位置まで降下させ、続いて図23の(c)に示すように、圧着ユニット5を表紙台13および可動シューター59と一体的に所定位置まで後退させて可動シューター59をシューター17に対応させる。
(排出工程)
次に、制御部65は信号出力回路68から操作部14の液晶表示部18に「取出して下さい」等の製本完了を通知する文言の表示を指示する信号を出力する。
操作者は液晶表示部18に表示された製本完了の文言を確認後に、操作ノブ11を操作して可動クランプ28を固定クランプ27から離間させる。
この操作によって図23の(d)に示すように、製本された表紙12を伴う用紙束6がクランプ部7から落下し、可動シューター59およびシューター17を通して排出される。クランプ駆動装置37を設ける場合には、信号出力回路68の信号を受けてクランプ駆動装置37が可動クランプ28を移動させてクランプ部7を開放することで製本を排出する。
(糊付け工程の課題)
糊付け工程では、塗布ユニット駆動装置42を駆動して塗布ユニット3をレール39およびレールシャフト41に沿って往復移動させながら、塗布ローラ44の回転によって接着剤溜43の接着剤を用紙束6の背に往路と復路の両方で塗布する。
この糊付け工程において、塗布ローラ44が用紙束6に接触し始めるときに、塗布ローラ44の表面の接着剤が用紙束6の端部の角に当接する衝撃によって用紙束6が開く傾向があり、この現象は塗布ローラ44が用紙束6から離脱する際にも同様に起こる場合がある。この現象が発生すると製本物の両端部が拡幅し、あるいは両端部に余剰な接着剤が塗布されて接着剤の塗布厚が用紙束6の背の全長において均一にならないことで品質を損ねる要因となる。
また、天のり製本では用紙束の背上に均一に塗布することが外観上望ましいが、この糊量でくるみ製本を行うと、ノド部に十分に糊が回らずに、ノド部の接着強度を上げることが困難となる。
また、塗布ローラ44の回転が停止する待機状態において塗布ローラ44の上部は接着剤の液面上に露出しており、周囲の空気に触れて温度が接着剤溜43の接着剤の温度よりも低下している。このため、接着剤溜43の接着剤から露出していた塗布ローラ44の上部と、接着剤溜43の接着剤中にあった塗布ローラ44の下部とでその表面温度が異なり、塗布ローラ44の回転によって接着剤溜43の接着剤を塗布ローラ44の表面に汲み上げる際に、塗布ローラ44の表面に対する接着剤の付着にむらが生じ、結果として用紙束6における接着剤の塗布厚および温度が不均一となる。
本発明は上記した課題を解決するものであり、用紙束の背に接着剤を均一に塗布し、あるいは必要に応じて用紙束の背の所定部位に余分に接着剤を塗布することができる製本装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の製本装置は、用紙束を挟持する挟持手段と、挟持手段により挟持した用紙束の背に熱溶融させた接着剤を塗布する接着剤塗布手段と、接着剤塗布手段を制御する制御手段を備え、接着剤塗布手段が塗布ユニットと塗布ユニットを用紙束の背に沿って移動させる塗布ユニット駆動装置とからなり、塗布ユニットが溶融した接着剤を貯留する接着剤溜と、接着剤に一部が浸漬するように配置する塗布ローラと、塗布ローラを回転駆動する塗布ローラ回転モータを有するものであり、制御手段による接着剤塗布手段の操作において、塗布ローラが用紙束の背上を転動する塗布工程の初期に、塗布ローラの周速度が塗布ユニットの移動速度より速くなる初期速度差の下で塗布ローラから用紙束の背に接着剤を塗布することを特徴とする。
また、制御手段による接着剤塗布手段の操作において、塗布ローラの周速度と塗布ユニットの移動速度との初期速度差は、塗布ユニットの移動速度の+5〜50%であることを特徴とする。
また、制御手段による接着剤塗布手段の操作において、塗布ローラが用紙束の背上を転動する塗布工程の終期に、塗布ローラの周速度が塗布ユニットの移動速度より遅くなる終期速度差の下で塗布ローラが用紙束の背から離脱し、終期速度差が塗布ユニットの移動速度の50%以下であることを特徴とする。
また、制御手段による接着剤塗布手段の操作において、塗布ローラが用紙束の背上を転動する塗布工程の初期と終期での塗布ユニットの移動速度は塗布工程の中期での移動速度に対して等速もしくは遅速とすることを特徴とする。
また、制御手段による接着剤塗布手段の操作において、塗布ローラが用紙束の背上を転動する塗布工程の初期と終期に、塗布ユニットの移動速度を塗布工程の中期に比べて遅速とすることを特徴とする。
また、制御手段による接着剤塗布手段の操作において、塗布ローラが用紙束の背上を転動する塗布工程の終期に、塗布ローラの回転速度を減速するブレーキ制御を行なうことを特徴とする。
また、ブレーキ制御による塗布ローラの回転速度の減速率は、くるみ製本工程での減速率が天のり製本工程での減速率より大きくなることを特徴とする。
また、ブレーキ制御の開始位置から塗布ローラの回転が停止する回転停止位置までの制動距離は、くるみ製本工程での制動距離が天のり製本工程での制動距離より小さくなることを特徴とする。
また、塗布ローラが塗布工程の終端において回転を停止した状態で用紙束の背から離脱することを特徴とする。
また、制御手段による接着剤塗布手段の操作において、塗布ローラが用紙束の背上を転動する塗布工程の中期に、少なくとも一回、塗布ローラの回転速度を減速するブレーキ制御を行なうことを特徴とする。
また、制御手段による接着剤塗布手段の操作において、塗布工程に入る前の待機工程で塗布ローラが空転することを特徴とする。
また、塗布ローラの回転速度は、待機工程と塗布工程の初期とにおいて等しいことを特徴とする。
また、塗布ローラの空転時間は、往路における塗布工程前の待機工程に比べて復路における塗布工程前の待機工程で短くなることを特徴とする。
以上のように本発明によれば、糊付け工程では、塗布ユニット駆動装置を駆動して塗布ユニットを用紙束の背に沿って移動させながら、塗布ローラの回転によって接着剤溜の接着剤を塗布ローラの表面に汲み上げて用紙束の背に転移させて塗布する。
この際に、塗布ローラの周速度と塗布ユニットの移動速度との速度差は、初期速度差において塗布ユニットの移動速度の+5〜50%が好ましく、終期速度差において塗布ユニットの移動速度の50%以下が好ましく、離脱時においては停止した状態であることが好ましく、塗布ユニットの移動速度は塗布工程の初期と終期において中期に比べて遅速とすることが好ましい。
このため、塗布ローラが用紙束に接触し始めるときに、塗布ローラの表面の接着剤が用紙束の端部の角に当接する衝撃を緩和することができ、製本物の両端部の拡幅ならびに過剰な接着剤の塗布を防止する。
塗布ローラのブレーキ制御において、くるみ製本工程での減速率を天のり製本工程での減速率より大きくし、あるいは、くるみ製本工程での制動距離を天のり製本工程での制動距離より小さくすることで、さらには、塗布ローラが回転を停止した状態で用紙束の背から離脱することで、天のり製本工程では塗布工程の全工程において接着剤を均一に塗布し、くるみ製本工程では塗布工程の中期において接着剤を均一に塗布し、塗布工程の初期と終期においてのみ接着剤を中期より厚く塗布する。この結果、用紙束に表紙を圧着するくるみ製本において製本物の端部における接着強度を向上させつつ、端部から接着剤がはみ出すことを防止して製本物の品質の向上を図ることができる。
更には、くるみ製本において中期で少なくとも一回減速ブレーキを行うことで、両端部のみならず、接着強度の向上を図ることができる。
塗布工程に入る前の待機工程で塗布ローラが空転することにより、塗布ローラの全周にわたる表面において温度を均一にして、用紙束における接着剤の塗布厚および温度を均一とする。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施の形態に係る製本装置は、その基本構成において先に図14〜図23において説明したものを同様に有しており、図14〜図23を参照することにより同じ構成要素には同符号を付してその詳細な説明を省略する。
(全体構成)
図1において、製本装置1は、本体ケーシング2の内部に接着剤塗布手段をなす塗布ユニット3(図6参照)、表紙圧着手段をなす圧着ユニット5およびシューター17を配置しており、本体ケーシング2の上部に用紙束6を挟持する挟持手段をなすクランプ部7を配置している。本体ケーシング2の前部にはクランプ部7の操作ノブ11(図14参照)と、用紙束6の表紙12(図11〜13参照)を配置する表紙台13とを配置している。
(クランプ部)
図4および図17に示すように、クランプ部7は前後一対の平行な前フレーム24と後フレーム25で支持して配置しており、本体ケーシング2の上部開口26から一部が外部へ突出する固定クランプ27と可動クランプ28を備え、固定クランプ27および可動クランプ28のそれぞれに用紙束保持部材29を取外し可能に設けている。可動クランプ28を挟持開放する操作機構は、図17を参照することで詳細な説明を省略する。
(塗布ユニット)
図2、図3、図6に示すように、塗布ユニット3はホットメルト接着剤を貯留する接着剤溜43と、溶融した接着剤に一部が浸漬するように配置する塗布ローラ44とを有している。塗布ローラ44は両側に鍔部44a、44bを有しており、双方の鍔部44a、44bは用紙束6の両側のノドから所定距離a、bだけ離間している。製本最大厚の用紙束6を配置した場合に、用紙束6に対して塗布ローラ44の両側の鍔部44a、44bは同等距離(a=b)だけ離間する状態となる。本実施の形態においては、双方の鍔部44a、44bは同径であるが、固定クランプ27に対応する鍔部44aの直径に対して可動クランプ28に対応する鍔部44bの直径を大きく設定することも可能である。塗布ユニット3の他の構成は、図19に示したものと同様であり、詳細な説明を省略する。
(圧着ユニット)
図1に示すように、圧着ユニット5はモーター等の駆動装置を有する圧着ユニット駆動装置52によって上下、前後に移動する基部53と、基部53に固定した固定板54と、固定板54に固定配置した押え部55と、固定板54の上で押え部55に対して接近離間する可動板56と、可動板56を駆動するボールネジ機構の可動板駆動装置57と、可動板56と可動板駆動装置57の間に介装する圧着力制御装置58(図20を参照)を有しており、表紙台13および可動シューター59が一体的に移動する。本体ケーシング2の内部には圧着ユニット5の各停止位置を検知する圧着ユニット位置センサ60(詳細省略図21参照)を設けている。圧着力制御装置58は図20を参照することで詳細な説明を省略する。
(制御部)
図21に示すように、製本装置1は、製本操作を制御する制御部65、装置内部の雰囲気温度もしくは室内温度を測定する温度検知手段をなす温度センサ66を本体ケーシング2の内部に配置しており、制御部65に用紙束厚センサ36、接着剤溜位置センサ51、圧着ユニット位置センサ60、温度センサ66、操作部14、塗布ユニット駆動装置42、圧着ユニット駆動装置52、可動板駆動装置57、クランプ駆動装置37を接続している。
また、制御部65は用紙束6に対する接着剤の塗布を完了した後に経過時間を計測する経過時間計測手段をなすタイマー67と、タイマー67により計測した経過時間が挟持必要時間に達したときに操作部14の液晶表示部18に「取出して下さい」の表示を指示する信号を出力する信号出力手段をなす信号出力回路68を備えている。
信号出力回路68は操作ノブ11による駆動に代えてクランプ駆動装置37によって可動クランプ28を駆動する場合にはクランプ駆動装置37に用紙束6の開放操作を指示する信号を出力する。
以下に上記の製本装置における作用を説明する。
(待機工程)
待機工程では、図1および図11の(a)に示すように、初期状態において塗布ユニット3は待機位置にあり、電磁誘導コイル48の上方に接着剤溜43が対応している。メインスイッチ15のON操作を受けると制御部65は、製本操作に先立って塗布ユニット3の電磁誘導コイル48に通電し、加熱板50を発熱させて接着剤溜43に貯留した接着剤を加熱して熱溶解させ、塗布ローラ回転モータ46で塗布ローラ44を回転させて待機状態となる。
この待機状態において、塗布ローラ44は、例えば10秒間回転し、10秒間停止する動作を繰返す。
スタートボタン19のON操作を受けると制御部65は圧着ユニット駆動装置52を駆動させて圧着ユニット5をクランプ部7の下方の上位の所定位置にまで上昇させ、圧着ユニット5の固定板54をクランプ部7の固定クランプ27および可動クランプ28の下端との間に所定間隙をあけて配置するとともに、圧着ユニット5の押え部55を固定クランプ27よりも1mm程度後退した位置に配置する。
(揃え工程)
次に、図5および図11の(b)に示すように、用紙束6を双方の用紙束保持部材29の間および固定クランプ27と可動クランプ28の間に挿入し、用紙束6の一側辺を固定板54で揃える。
(クランプ工程)
次に、操作ノブ11を回転操作し、シャフト34の回転力を伝達ベルト35介してネジシャフト31に伝達し、同期ベルト33を介して双方のネジシャフト31を同期駆動し、ネジシャフト31に螺合する保持部32を移動させる。保持部32の移動に伴って可動クランプ28が固定クランプ27に接近し、用紙束6を可動クランプ28と固定クランプ27の間に挟持する。
このとき、固定クランプ27と可動クランプ28が相対向する側に湾曲しており、固定クランプ27と可動クランプ28との距離が双方の中央位置Pで最も狭くなるように反り量が設定されているので、ネジシャフト31に螺合する保持部32で可動クランプ28の両端を押圧することで、可動クランプ28および固定クランプ27の中央部に十分な押圧力が作用し、用紙束6を揃えた状態に乱れることなく保持できる。
用紙束厚センサ36は、固定クランプ27と可動クランプ28の間に用紙束6を挟持した状態で、固定クランプ27と可動クランプ28の相対位置(距離)に基づいて用紙束厚を検知する。
(糊付け工程)
次に、図3および図6に示すように、用紙束6の挟持が完了した後に、再度のスタートボタン19のON操作を受けると制御部65は圧着ユニット駆動装置52を駆動させて圧着ユニット5を下位の所定位置まで降下させる。
くるみ製本を行う場合に制御部65は、表紙台13に表紙12を載置して再度のスタートボタン19のON操作を受けるまで待機して後に糊付け操作に入り、天糊製本を行う場合には再度のスタートボタン19のON操作を受けずに糊付け操作に入る。
(天糊製本の糊付け工程)
天糊製本において糊付けを行なう場合に、制御部65は、塗布ユニット駆動装置42を駆動して塗布ユニット3をレール39およびレールシャフト41に沿って往復移動させながら、塗布ローラ44の回転によって接着剤溜43の接着剤を用紙束6の背に往路と復路の両方で塗布する。
この際に、図4(b)および(c)に示すように、往路において、塗布ローラ44は往路の待機工程の待機位置(w)から用紙束6の背に接触する往路の塗布工程の初期位置(a)に移動し、用紙束6の背から離脱する塗布工程の終期位置(b)までの往路の塗布工程(a−b)で用紙束6の背上を転動し、終期位置(b)から復路の待機工程の待機位置(w’)に至る。復路において、塗布ローラ44は復路の待機工程の待機位置(w’)から用紙束6の背に接触する復路の塗布工程の初期位置(a’)に移動し、用紙束6の背から離脱する塗布工程の終期位置(b’)までの復路の塗布工程(a’−b’)で用紙束6の背上を転動し、終期位置(b’)から待機工程の待機位置(w)に至る。
往路における塗布工程に入る前の待機工程および復路における塗布工程前の待機工程では塗布ローラ44が所定の回転速度(周速度Vw)で空転する。この塗布ローラ44の回転速度(周速度Vw)は、待機工程と塗布工程の初期とにおいて等しく、待機工程の塗布ローラ44の周速度Vwが塗布工程の初期の塗布ローラ44の周速度Vinと等しく、塗布ローラ44の空転時間は、往路の待機工程に比べて復路の待機工程において短くなり、往路の待機工程で3〜5秒程度であり、復路の待機工程で1秒程度である。
この塗布ローラ44の空転により、塗布ローラ44の全周にわたる表面において温度を均一にする。すなわち、接着剤溜43の接着剤から露出する塗布ローラ44の上部と、接着剤溜43の接着剤中にある塗布ローラ44の下部との表面温度の異なりを塗布ローラ44の回転によって解消し、塗布ローラ44の全周にわたる表面において温度ムラをなくし、塗布ローラ44に付く接着剤の膜厚を均一にする。
塗布工程の初期には、塗布ローラ44の周速度Vinが塗布ユニット3の移動速度Vm1より速くなる初期速度差の下で塗布ローラ44から用紙束6の背に接着剤を塗布する。この初期速度差は、塗布ユニット3の移動速度Vm1の+5〜50%である。このため、塗布ローラ44が用紙束6に接触し始めるときに、塗布ローラ44の表面の接着剤が用紙束6の端部の角に当接する衝撃を緩和することができる。
塗布工程の初期と終期での塗布ユニット3の移動速度は、塗布工程の中期での移動速度に対して等速もしくは遅速とし、初期の移動速度Vm1と中期の移動速度Vm2と終期の移動速度Vm3は、Vm1≦Vm2、Vm3≦Vm2の関係を有する。
塗布工程の中期では塗布ローラ44の周速度Vrと塗布ユニット3の移動速度Vm2との中期速度差は初期速度差より減少し、塗布工程の終期では塗布ローラ44の周速度Voutと塗布ユニット3の移動速度Vm3との終期速度差が塗布ユニットの移動速度Vm3の50%以下で塗布ローラ44が用紙束6の背から離脱する。このため、用紙束6の端部に過剰な接着剤が塗布されず、塗布工程の全工程において接着剤を均一に塗布することができる。
上述した操作を往路と復路で繰返すことにより、塗布ローラ44の表面の接着剤が用紙束6の両端部の角に当接する衝撃を緩和することができ、製本物の両端部の拡幅ならびに過剰な接着剤の塗布を防止でき、天のり製本工程での塗布工程の全工程において接着剤を均一に塗布できる。天糊製本における排出工程は先に説明したものと同様であり、詳細な説明は省略する。
(くるみ製本の糊付け工程)
くるみ製本において糊付けを行なう場合に、制御部65は、表紙台13に表紙12を載置して再度のスタートボタン19のON操作を受けると、図4、図7および図11の(c)に示すように、糊付け操作に入る。
この糊付け操作において制御部65は、塗布ユニット駆動装置42を駆動して塗布ユニット3をレール39およびレールシャフト41に沿って往復移動させながら、塗布ローラ44の回転によって接着剤溜43の接着剤を用紙束6の背に往路と復路の両方で塗布する。
この際に、図4(b)および(c)に示すように、往路において、塗布ローラ44は往路の待機工程の待機位置(w)から用紙束6の背に接触する往路の塗布工程の初期位置(a)に移動し、用紙束6の背から離脱する塗布工程の終期位置(c)までの往路の塗布工程(a−c)で用紙束6の背上を転動し、塗布工程(a−c)の終期のブレーキ開始位置(d)において塗布ローラ回転モータ46のブレーキ制御を行なって塗布ローラ44の回転速度を減速し、終期位置(c)で塗布ローラ44の回転を停止し、復路の待機工程の待機位置(w’)に至る。
復路において、塗布ローラ44は復路の待機工程の待機位置(w’)から用紙束6の背に接触する復路の塗布工程の初期位置(a’)に移動し、用紙束6の背から離脱する塗布工程の終期位置(c’)までの復路の塗布工程(a’−c’)で用紙束6の背上を転動し、塗布工程(a’−c’)の終期のブレーキ開始位置(d’)において塗布ローラ回転モータ46のブレーキ制御を行なって塗布ローラ44の回転速度を減速し、終期位置(c’)で塗布ローラ44の回転を停止し、待機工程の待機位置(w)に至る。
往路における塗布工程に入る前の待機工程および復路における塗布工程前の待機工程では塗布ローラ44が所定の回転速度(周速度Vw)で空転する。この塗布ローラ44の回転速度(周速度Vw)は、待機工程と塗布工程の初期とにおいて等しく、待機工程の塗布ローラ44の周速度Vwが塗布工程の初期の塗布ローラ44の周速度Vinと等しく、塗布ローラ44の空転時間は、往路の待機工程に比べて復路の待機工程において短くなり、往路の待機工程で3〜5秒程度であり、復路の待機工程で1秒程度である。
この塗布ローラ44の空転により、塗布ローラ44の全周にわたる表面において温度を均一にする。すなわち、接着剤溜43の接着剤から露出する塗布ローラ44の上部と、接着剤溜43の接着剤中にある塗布ローラ44の下部との表面温度の異なりを塗布ローラ44の回転によって解消する。
塗布工程の初期には、塗布ローラ44の周速度Vinが塗布ユニット3の移動速度Vm1より速くなる初期速度差の下で塗布ローラ44から用紙束6の背に接着剤を塗布する。この初期速度差は、塗布ユニット3の移動速度Vm1の+5〜50%である。このため、塗布ローラ44が用紙束6に接触し始めるときに、塗布ローラ44の表面の接着剤が用紙束6の端部の角に当接する衝撃を緩和することができる。
塗布工程の初期と終期での塗布ユニット3の移動速度は、塗布工程の中期での移動速度に対して等速もしくは遅速とし、初期の移動速度Vm1と中期の移動速度Vm2と終期の移動速度Vm3は、Vm1≦Vm2、Vm3≦Vm2の関係を有する。
塗布工程の中期では塗布ローラ44の周速度Vrと塗布ユニット3の移動速度Vm2との中期速度差は初期速度差より減少し、塗布工程の終期ではブレーキ制御を行なって塗布ローラ44の回転速度を減速し、終期位置(c’)で塗布ローラ44の回転を停止した状態で塗布ローラ44が用紙束6の背から離脱する。
このブレーキ制御による塗布ローラ44の回転速度の減速率は、天のり製本の糊付け工程での減速率より大きく制御し、ブレーキ制御の開始位置(d、d’)から塗布ローラの回転が停止する回転停止位置(c、c’)までの制動距離(d−c、d’−c’)は、天のり製本の糊付け工程での制動距離(b−w’、b’−w)より小さくなる。
このように、塗布ローラ44のブレーキ制御により塗布工程の終期において、減速率を大きくし、あるいは制動距離を小さくし、さらには塗布ローラ44を回転が停止した状態で用紙束6の背から離脱させることで、塗布工程の中期、用紙束6の背の中間部には接着剤を均一に塗布し、用紙束6の端部にのみ接着剤を中間部より厚く塗布する。この端部における接着剤の塗布厚はブレーキ制御を急激に行なうほどに厚くなる傾向にある。
本実施の形態では、塗布ローラ44が塗布工程の終端において回転を停止した状態で用紙束6の背から離脱するが、塗布工程の終端において塗布ローラ44がブレーキ後の所定回転速度で回転する状態で用紙束6の背から離脱することも可能である。
前述した天糊製本では、糊が製本物の表面に露出するので外観の見栄えを良くするために均一な厚さに接着剤を塗布することが求められる。一方、くるみ製本では用紙束6と表紙12との接着強度を確保する必要があり、特に製本物の端部における用紙束6と表紙12の接着強度を上げるために用紙束6のノドに広がる接着剤が必要である。
しかし、くるみ製本において用紙束6の背の全長に接着剤を厚く塗布すると、表紙12の圧着時に背の中間部の接着剤が押圧され、この中間部の接着剤が用紙束6の端部に移動して端部に塗布した接着剤を外部へ押し出し、製本物の端部から接着剤がはみ出すことになる。
このため、上述したように、塗布工程の終期において塗布ローラ44のブレーキ制御を行い、用紙束6の背の中間部に接着剤を均一に塗布し、用紙束6の端部にのみ接着剤を中間部より厚く塗布することで、表紙12の圧着時に用紙束6の端部の接着剤に過剰な力が作用することを抑制して製本物の端部から接着剤がはみ出すことを防止し、かつ製本物の端部における接着強度を向上させることができる。
また、A4の長辺綴じ程度の、綴じる長さが長い場合など、中期の塗布工程においてもブレーキを適宜行うことで部分的に糊を多くし、更に接着強度を向上させることもできる。この場合のブレーキは端部よりも減速率を低くして、付き過ぎを防止するのが好ましい。
くるみ製本の糊付けでは、図3(b)に示すように、塗布ローラ44が用紙束6の背上を転動する際に、用紙束6の両側面から所定距離だけ離間する位置に鍔部44a、44bがあることで、塗布ローラ44の回転によって塗布ローラ44の表面に汲み上げる接着剤Sが両側の鍔部44a、44bに堰き止められて、鍔部44a、44bと用紙束6のノドとの間で溜りを形成して多少の盛り上がりを形成し、接着剤Sを用紙束6の両側のノドの部分、つまり鍔部44a、44bに対向する部位に付着させる。
(くるみ製本工程)
図11の(d)に示すように塗布ユニット3が待機位置に戻ると、図12の(a)に示すように、制御部65は、圧着ユニット駆動装置52を駆動させて圧着ユニット5を上昇させる。このとき、押え部55と可動板56とを用紙束6と当接しないセット位置に配置した状態で、接着剤Sを塗布した用紙束6の背に固定板54を接近させる。
さらに、制御部65は、図8および図12の(b)に示すように、圧着ユニット駆動装置52を駆動させて圧着ユニット5を上位の所定位置まで上昇させて接着剤Sを塗布した用紙束6の背に対して固定板54を対向配置し、表紙台13に載せた表紙12を固定板54で用紙束6の背に押し圧する。
この操作において、セット位置にある押え部55と可動板56は用紙束6の両側のノドの部分からは離間した状態にあり、表紙12が用紙束6の両側のノドの部分から離れているので、接着剤Sを塗布した用紙束6の背に対して固定板54を対向配置する際に、表紙12を介して固定板54に押圧される接着剤Sはその広がりを阻害されることなく、用紙束6の両側において表紙12の上に広がる。
上述の操作において、制御部65は、用紙束厚検出手段をなす用紙束厚センサ36で検出した用紙束6の厚みに応じて用紙束6の背に対する固定板54の位置を変更調整する。この用紙束6の厚みの識別は、少なくとも2段階以上の多段階的に区分範囲を設定して行うが、設定する区分範囲の幅を微小にすれば、実質的に連続した厚みの識別が可能であり、用紙束厚センサ36の検出値を直接に利用すれば全く連続した厚みの識別が可能である。
例えば、用紙束6の厚みに2段階の区分範囲を設定し、初期設定において圧着ユニット5の上位の所定位置における固定板54の上昇位置(基準位置)が用紙束6の厚みが中間値より大きい区分範囲に対応するように設定されている場合に、用紙束厚センサ36で検出した用紙束6の厚みが中間値より小さい区分範囲であると識別した場合には、固定板54の上昇位置を基準位置よりも低くい位置に変更調整することで、用紙束6の背および接着剤Sに対する押圧力を弱め、用紙束6の撓みを防止する。
次に、制御部65は押え部55と可動板56とを用紙束6および表紙12を介して対向するセット位置から相互に接近させる。押え部55の接近は圧着ユニット駆動装置52による圧着ユニット5の移動によって行い、可動板56の接近は可動板駆動装置57による可動板56の移動によって行なう。
この際に、図13の(a)に示すように、制御部65は、押え部55の移動開始前に可動板駆動装置57を駆動して可動板56を押え部55に向けて移動させ、可動板56を圧着開始位置に配置する。その後、図9および図13の(b)に示すように、押え部55と可動板56とを固定クランプ27および可動クランプ28と面一となる位置まで同時に相互に接近させ、押え部55と可動板56とで用紙束6の両側のノドに表紙12を圧着することで、表紙12の上に広がった接着剤Sおよび先に糊付け工程で用紙束6のノドに塗布した接着剤Sが用紙束6のノドに押し広げられて表紙12がノドに確実に接着される。
次に、制御部65は、可動板56と押え部55の間で表紙12および用紙束6を圧着する状態を継続しつつ、タイマー回路67で用紙束6に対する接着剤の塗布を完了した後の経過時間を計測し、経過時間が圧着必要時間に達すると、図10に示すように、可動板駆動装置57を駆動して可動板56を後退させて圧着状態を開放し、圧着ユニット駆動装置52を駆動させて圧着ユニット5を表紙台13および可動シューター59と一体的に下位の所定位置まで降下させ、続いて圧着ユニット5を表紙台13および可動シューター59と一体的に所定位置まで後退させて可動シューター59をシューター17に対応させる。
(排出工程)
次に、制御部65は信号出力回路68から操作部14の液晶表示部18に「取出して下さい」等の製本完了を通知する文言の表示を指示する信号を出力する。排出操作は先に図23において説明したものと同様であり、詳細な説明を省略する。
本発明の実施の形態における製本装置を示す断面図 同製本装置の塗布ユニットを示す斜視図 同塗布ユニットの要部を示す拡大図 同塗布ユニットの塗布工程を示す模式図 同製本装置の揃え工程を示す断面図 同製本装置の糊付け工程を示す断面図 同製本装置の糊付け工程を示す断面図 同製本装置のくるみ製本工程を示す断面図 同製本装置のくるみ製本工程を示す断面図 同製本装置のくるみ製本工程を示す断面図 同製本装置の製本動作を説明する模式図 同製本装置の製本動作を説明する模式図 同製本装置の製本動作を説明する模式図 従来の製本装置を示す斜視図 同製本装置の正面図 同製本装置の側面図 同製本装置のクランプ部を示す平面図 同製本装置のクランプ部を示す正面図 同製本装置の塗布ユニットを示す側面図 同製本装置の圧着ユニットの側面図 同製本装置の構成を示すブロック図 同製本装置の製本動作を説明する模式図 同製本装置の製本を排出する動作を説明する模式図
符号の説明
S 接着剤
1 製本装置
2 本体ケーシング
3 塗布ユニット
4 脱臭ユニット
5 圧着ユニット
6 用紙束
7 クランプ部
8 ホットメルト接着剤
9 接着剤供給ユニット
10 ホッパー
11 操作ノブ
12 表紙
13 表紙台
14 操作部
15 メインスイッチ
16 前扉
17 シューター
18 液晶表示部
19 スタートボタン
20 ストップ/電源切ボタン
21、22 選択ボタン
23 設定ボタン
24 前フレーム
25 後フレーム
26 上部開口
27 固定クランプ
28 可動クランプ
29 用紙束保持部材
30 ガイドシャフト
31 ネジシャフト
32 保持部
33 同期ベルト
34 シャフト
35 伝達ベルト
36 用紙束厚センサ
37 クランプ駆動装置
38 走行ローラ
39 レール
40 案内部
41 レールシャフト
42 塗布ユニット駆動装置
43 接着剤溜
44 塗布ローラ
44a、44b 鍔部
45 回転軸
46 塗布ローラ回転モータ
47 固定部材
48 電磁誘導コイル
49 容器本体
50 加熱板
51 接着剤溜位置センサ
52 圧着ユニット駆動装置
53 基部
54 固定板
57 可動板駆動装置
58 圧着力制御装置
59 可動シューター
60 圧着ユニット位置センサ
61 固定ブロック
62 連結シャフト
63 可動ブロック
64 スプリング
65 制御部
66 温度センサ
67 タイマー回路
68 信号出力回路

Claims (13)

  1. 用紙束を挟持する挟持手段と、挟持手段により挟持した用紙束の背に熱溶融させた接着剤を塗布する接着剤塗布手段と、接着剤塗布手段を制御する制御手段を備え、接着剤塗布手段が塗布ユニットと塗布ユニットを用紙束の背に沿って移動させる塗布ユニット駆動装置とからなり、塗布ユニットが溶融した接着剤を貯留する接着剤溜と、接着剤に一部が浸漬するように配置する塗布ローラと、塗布ローラを回転駆動する塗布ローラ回転モータを有するものであり、制御手段による接着剤塗布手段の操作において、塗布ローラが用紙束の背上を転動する塗布工程の初期に、塗布ローラの周速度が塗布ユニットの移動速度より速くなる初期速度差の下で塗布ローラから用紙束の背に接着剤を塗布することを特徴とする製本装置。
  2. 制御手段による接着剤塗布手段の操作において、初期速度差が塗布ユニットの移動速度の+5〜50%であることを特徴とする請求項1に記載の製本装置。
  3. 制御手段による接着剤塗布手段の操作において、塗布ローラが用紙束の背上を転動する塗布工程の終期に、塗布ローラの周速度が塗布ユニットの移動速度より遅くなる終期速度差の下で塗布ローラが用紙束の背から離脱し、終期速度差が塗布ユニットの移動速度の50%以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の製本装置。
  4. 制御手段による接着剤塗布手段の操作において、塗布ローラが用紙束の背上を転動する塗布工程の中期に、塗布ローラの周速度と塗布ユニットの移動速度との中期速度差が初期速度差より減少することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の製本装置。
  5. 制御手段による接着剤塗布手段の操作において、塗布ローラが用紙束の背上を転動する塗布工程の初期と終期での塗布ユニットの移動速度は塗布工程の中期での移動速度に対して等速もしくは遅速とすることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の製本装置。
  6. 制御手段による接着剤塗布手段の操作において、塗布ローラが用紙束の背上を転動する塗布工程の終期に、塗布ローラの回転速度を減速するブレーキ制御を行なうことを特徴とする請求項1に記載の製本装置。
  7. ブレーキ制御による塗布ローラの回転速度の減速率は、くるみ製本工程での減速率が天のり製本工程での減速率より大きくなることを特徴とする請求項6に記載の製本装置。
  8. ブレーキ制御の開始位置から塗布ローラの回転が停止する回転停止位置までの制動距離は、くるみ製本工程での制動距離が天のり製本工程での制動距離より短くなることを特徴とする請求項6に記載の製本装置。
  9. 塗布ローラが塗布工程の終端において回転を停止した状態で用紙束の背から離脱することを特徴とする請求項8に記載の製本装置。
  10. 制御手段による接着剤塗布手段の操作において、塗布ローラが用紙束の背上を転動する塗布工程の中期に、少なくとも一回、塗布ローラの回転速度を減速するブレーキ制御を行なうことを特徴とする請求項1に記載の製本装置。
  11. 制御手段による接着剤塗布手段の操作において、塗布工程に入る前の待機工程で塗布ローラが空転することを特徴とする請求項1に記載の製本装置。
  12. 塗布ローラの回転速度は、待機工程と塗布工程の初期とにおいて等しいことを特徴とする請求項11に記載の製本装置。
  13. 塗布ローラの空転時間は、往路における塗布工程前の待機工程に比べて復路における塗布工程前の待機工程で短くなることを特徴とする請求項11に記載の製本装置。
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