JP3487636B2 - 接着装置 - Google Patents

接着装置

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JP3487636B2
JP3487636B2 JP09783094A JP9783094A JP3487636B2 JP 3487636 B2 JP3487636 B2 JP 3487636B2 JP 09783094 A JP09783094 A JP 09783094A JP 9783094 A JP9783094 A JP 9783094A JP 3487636 B2 JP3487636 B2 JP 3487636B2
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中村  文彦
直喜 米田
博也 矢野
辰美 倉富
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Toppan Forms Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定の位置に糊付を行
った二つ折りや三つ折りあるいは切重ねされた重ね合わ
せ用紙を上下一対の圧着ローラ間に圧入して所定の形状
に仕上げる接着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の接着装置は、上下一対の
圧着ローラを回転駆動させ手差しによって、単片の重ね
合わせ用紙を一セットずつ挿入して圧着処理していた
が、接着装置の電源を押して直接圧着ローラを回転させ
るか、電源を入れた後装置本体に設けた手動のスタート
ボタンを押すことにより圧着ローラを回転駆動させてか
ら重ね合わせ用紙を挿入し圧着処理を行い、処理が終了
した後は、停止スイッチを押して装置を停止させており
処理動作が煩雑であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本願発明は、上記の点
を考慮して為されたものであって、単片の重ね合わせ用
紙を片手で挿入するだけで圧着ローラの回転駆動を開始
し、またこれら重ね合わせ用紙を連続的に挿入しても装
置が不必要に停止することなくきわめて操作性のよい接
着装置を提供することを目的としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の接着装置は、上下一対の圧着ローラと、この
圧着ローラを回転駆動させるための駆動用モータと、こ
の駆動用モータに駆動用電力を供給するための電源用メ
インスイッチと、前記圧着ローラ間に重ね合わせ用紙を
挿入するためのガイド部材と、このガイド部材の所定位
置で挿入された用紙を検出する第1の用紙検出部と、前
記第1の用紙検出部が用紙を検出したときにONの状態
となるスタートスイッチと、前記メインスイッチとスタ
ートスイッチがONの状態となったときにまたは、前記
メインスイッチがONの状態となった後に前記スタート
スイッチがONの状態となったときに前記圧着ローラを
駆動回転させる制御部を設けてなる接着装置におい
て、前記制御部は、前記第1の用紙検出部にて用紙の後
端が検出された後、前記圧着ローラの回転量に基づいて
該圧着ローラ間を用紙が通過した状態を演算し、当該状
態から所定時間経過後に前記圧着ローラの回転駆動を停
止させることを特徴とする。
【0005】
【0006】
【作用】挿入ガイドに沿って挿入することにより重ね合
わせ用紙を第1の用紙検出部で検出して圧着ローラが回
転駆動を開始する。また、圧着ローラを通過される重ね
合わせ用紙は、第2の用紙検出部で重ね合わせ用紙の通
過を検出し、所定時間経過後圧着ローラの回転駆動を停
止するので、所定時間内に連続的に重ね合わせ用紙を挿
入すれば、圧着ローラは回転駆動状態のまま、連続して
圧着処理が行えさらに所定時間経過後は自動的に圧着ロ
ーラが停止しスムースで効率のよい処理操作が行える。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づき詳
細に説明する。ここにおいて、図1は接着装置を示す側
面説明図、図2は接着装置の使用状態におけるフローを
示す説明図である。
【0008】図1に示すように、接着装置1は、上下一
対の圧着ローラ2,3と、この圧着ローラ2,3を回転
駆動させるための駆動用モータ4が設けられ、外部から
の電源により駆動されるようになっている。上下一対の
圧着ローラ2,3間に重ね合わせ用紙Pを挿入および排
出を案内するためにガイド部材11,16が設けられ、
重ね合わせ用紙Pをこのガイド部材11にすべらせなが
ら挿入すれば容易に圧着ローラ2,3間に供給できる。
【0009】 駆動用モータ4には、メインスイッチ8
と、スタートスイッチ15の両方のON,OFF状態に
より電源の供給をコントロールする制御部9が介在して
接続されている。スタートスイッチ15は、ガイド部材
11の所定位置に設けられたガイド部材11上に挿入さ
れた用紙を検出する第1の用紙検出部5が用紙を検出し
たときにONの状態(接続)となり、駆動用モータ4に
電源が供給されるためには、少なくともこれらメインス
イッチ8とスタートスイッチ15がONになることが必
要である。この状態が満たされれば駆動用モータ4に電
源を供給してもよいが、用紙が詰まった状態であった
り、第1の用紙検出部5にゴミが詰まったりしていてメ
インスイッチ8をONにしたときいきなり圧着ローラ
2、3が回転すると、接着装置に不必要な負荷がかかっ
たりするので理想的には、スタートスイッチ15がすで
にONの状態になっているときには、駆動用モータ4に
は電源が供給されないようになっている。すなわち、メ
インスイッチ8がONの状態となった後にスタートスイ
ッチ15がONになったときに圧着ローラに電源を供給
し回転駆動させるようになることが望ましい。
【0010】さらに、圧着ローラ2,3の排出口側のガ
イド16には、圧着ローラ2,3を通過した重ね合わせ
用紙Pを検出する第2の用紙検出部6が設けられて制御
部9に接続されている。制御部9は、この第2の用紙検
出部6が重ね合わせ用紙Pの通過を確認して所定時間経
過後に電源の供給を停止するようにコントロールしてい
る。
【0011】7は、表示部で第2の用紙検出部6を通過
した重ね合わせ用紙Pの通過枚数のカウント数、圧着ロ
ーラ2,3間のギャップ値等を表示できるようになって
いる。
【0012】10は、圧着ローラ2,3より排出された
重ね合わせ用紙Pを受けるスタッカであり、このスタッ
カ10は、ストッパ14と用紙受け台12から構成さ
れ、さらにこの用紙受け台12は、(図中)左側端がフ
ック状に折りまげられ、装置本体内に設けられた溝13
に差し込まれ、所望の溝13に固定できるようになっ
て、接着装置1本体より引き出し長さを調節でき、受け
る用紙Pのサイズにより可変に設定可能となっている。
【0013】さらに、圧着ローラ2の上部のカバー21
は、支点23を中心に右上に回転し開閉することがで
き、メンテナンスが容易になっている。22は、カバー
21の内側に取付け取外しでがきるシリコン塗布フェル
トで、カバー21を閉めたときに圧着ローラ2に圧接さ
れるようになって圧着ローラ表面にシリコン膜を形成
し、重ね合わせ用紙上の印字によるトナー等の付着を防
止している。
【0014】次に、図2に示す接着装置1の使用状態に
おけるフローに基づいて理想的な駆動状態を説明する
と、メインスイッチ8をON(ステップ101)にする
と、第1、第2の用紙検出部5、6起動する(ステップ
102)。ステップ103で用紙Pが検出されるとステ
ップ104に移るが、メインスイッチ8がONにされた
時点で最初から用紙Pがあった場合は、一旦用紙Pが取
り省かれるまで停止の状態となる(ステップ105、1
08、109)。ステップ104でNOの場合は、圧着
ローラ2、3は駆動し重ね合わせ用紙Pは、第2の用紙
検出部6(ステップ107)を通過し、所定時間(例え
ば7〜8秒)経過しない限り圧着ローラ2、3は停止せ
ずに順次圧着作業が行える。
【0015】作業を中断する場合は、ステップ107で
引き続き重ね合わせ用紙Pを挿入しなければステップ1
08で自動的に圧着ローラ2、3は停止し、次の重ね合
わせ用紙Pを挿入するまで待機状態となる。ステップ1
09でメインスイッチをOFFにすれば作業を終了でき
る。
【0016】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではなく、例えば、第2の用紙検出部6は、第1
の用紙検出部と兼用してもよく、第1の用紙検出部
で、用紙を検出し、さらに用紙の後端を検出後、圧着ロ
ーラ2,3の回転量によって圧着ローラ間を用紙が通過
した状態を演算してもよい。
【0017】
【発明の効果】以上説明したところで明らかなように、
本発明によれば、重ね合わせ用紙を挿入ガイドに沿って
挿入することにより圧着ローラが回転駆動を開始する。
また、圧着ローラを通過される重ね合わせ用紙は、第2
の用紙検出部で重ね合わせ用紙の通過を検出し、所定時
間経過後圧着ローラの回転駆動を停止するように構成さ
れているので、所定時間内に連続的に重ね合わせ用紙を
挿入すれば、圧着ローラは回転駆動状態のまま、連続し
て圧着処理が行えさらに所定時間経過後は自動的に圧着
ローラが停止しスムースで効率のよい処理操作が行える
などの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】接着装置全体を概略的に示す側面図。
【図2】接着装置の使用状態におけるフローを示す説明
図。
【符号の説明】
1 接着装置 2、3 圧着ロール 4 駆動用モータ 5 第1の用紙検出部 6 第2の用紙検出部 8 メインスイッチ 9 制御部 11 ガイド部材 15 スタートスイッチ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−11518(JP,A) 特開 平4−243767(JP,A) 特開 平5−183675(JP,A) 実開 平2−146027(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 37/04 C09J 5/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下一対の圧着ローラと、この圧着ロー
    ラを回転駆動させるための駆動用モータと、この駆動用
    モータに駆動用電力を供給するための電源用メインスイ
    ッチと、前記圧着ローラ間に重ね合わせ用紙を挿入する
    ためのガイド部材と、このガイド部材の所定位置で挿入
    された用紙を検出する第1の用紙検出部と、前記第1の
    用紙検出部が用紙を検出したときにONの状態となるス
    タートスイッチと、前記メインスイッチとスタートスイ
    ッチがONの状態となったときに前記圧着ローラを駆動
    回転させる制御部を設けてなる接着装置において、 前記制御部は、前記第1の用紙検出部にて用紙の後端が
    検出された後、前記圧着ローラの回転量に基づいて該圧
    着ローラ間を用紙が通過した状態を演算し、当該状態か
    ら所定時間経過後に前記圧着ローラの回転駆動を停止さ
    せる ことを特徴とする接着装置。
  2. 【請求項2】 前記制御部は、前記メインスイッチがO
    Nの状態となった後に前記スタートスイッチがONの状
    態となったときに前記圧着ローラを駆動回転させること
    を特徴とする請求項1記載の接着装置。
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