JP2009220373A - 製本装置 - Google Patents

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JP2009220373A
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Masahiko Mori
雅彦 森
Kishu Maejima
基秀 前嶋
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Abstract

【課題】待機工程において接着剤溜における接着剤を短時間のうちに温度および粘度を均一化することができる製本装置を提供することを目的とする。
【解決手段】制御手段による接着剤塗布手段の制御において、加熱手段により接着剤溜の接着剤を塗布に適する所定の塗布温度に昇温させる間に、温度測定手段で測定する接着剤の温度が所定のウォームアップ温度に達し(S2)、かつタイマー手段で測定する接着剤の加熱時間が所定の最低加熱時間に達した時に(S3)、塗布ローラによって所定の攪拌条件を満たす攪拌制御(S4)を行なう。
【選択図】図4

Description

本発明は製本装置に関し、用紙束の一側縁に熱溶融させた固形の接着剤を塗布し、用紙束に表紙をくるみ製本する技術、および糊塗布のみを行う天のり製本に係るものである。
この種の製本装置としては、例えば以下に説明するものがある。
(全体構成)
図17〜図19において、製本装置1は、本体ケーシング2の内部に接着剤塗布手段をなす塗布ユニット3、脱臭ユニット4、表紙圧着手段をなす圧着ユニット5を配置しており、本体ケーシング2の上部に用紙束6を挟持する挟持手段をなすクランプ部7と、接着剤供給ユニット9のホッパー10とを配置しており、ホッパー10に熱可塑性樹脂からなる粒状のホットメルト接着剤を貯留する。
本体ケーシング2の前部にはクランプ部7の操作ノブ11と、用紙束6の表紙12(図25および26参照)を配置する表紙台13と、製本操作の操作部14とを配置し、側部にメインスイッチ15を配置している。前部下方には前扉16を揺動開閉自在に配置し、前扉16の内側に製本した用紙束6を排出するシューター17(図25および図26参照)を設けている。
操作部14には各種の情報を表示する液晶表示部18と、製本操作の開始を指示するスタートボタン19と、製本操作の終了を指示するストップ/電源切ボタン20と、天糊製本とくるみ製本を選択指示する選択ボタン21、22と、天糊製本とくるみ製本のどちらを初期設定とするかを切り替え指示する設定ボタン23を配置している。
(クランプ部)
図20〜図22に示すように、クランプ部7は前後一対の平行な前フレーム24、後フレーム25で支持して配置しており、本体ケーシング2の上部開口26から一部が外部へ突出する固定クランプ27と可動クランプ28を備え、固定クランプ27および可動クランプ28のそれぞれに用紙束保持部材29を取外し可能に設けている。
可動クランプ28を挟持開放する操作機構は、固定クランプ27に対して可動クランプ28を接近離間自在に保持するガイドシャフト30を可動クランプ28の両側位置に配置し、ガイドシャフト30の両端を前後のフレーム24、25に固定している。各ガイドシャフト30の側部にはそれぞれネジシャフト31を配置し、ネジシャフト31の両端を前後のフレーム24、25に軸心回りに回転自在に保持しており、ネジシャフト31に螺合してネジシャフト31の軸心方向に移動する保持部32を可動クランプ28に固定している。
双方のネジシャフト31には同期ベルト33を掛け渡しており、操作ノブ11のシャフト34と一方のネジシャフト31の間には伝達ベルト35を掛け渡している。操作機構は固定クランプ27と可動クランプ28の間に用紙束6を挟持した状態で固定クランプ27と可動クランプ28の相対位置(距離)に基づいて用紙束厚を検知する用紙束厚センサ36(詳細省略図24参照)を有している。
(塗布ユニット)
図22に示すように、塗布ユニット3は本体ケーシング2の前側に設けた走行ローラ38が前フレーム24のレール39を走行し、本体ケーシング2の後側に設けた案内部40が後フレーム25に設けたレールシャフト41を摺動することで、モーター等の駆動装置を有する塗布ユニット駆動装置42(詳細省略図24参照)によってレール39およびレールシャフト41に案内されながら前後フレーム24、25の軸心方向に往復駆動される。塗布ユニット3は待機位置ではクランプ部7の側端よりも外側に位置しており、最大移動位置において接着剤供給ユニット9に対応する。接着剤供給ユニット9はホッパー10に貯留する粒状の接着剤の所定量を塗布ユニット3に排出する。
塗布ユニット3は接着剤供給ユニット9から供給するホットメルト接着剤を貯留する接着剤溜43と、溶融した接着剤に一部が浸漬するように配置する塗布ローラ44と、塗布ローラ44を支持する回転軸45と、回転軸45を駆動する塗布ローラ回転モータ46と、固定部材47に装着した加熱手段としての電磁誘導コイル48とを有している。
接着剤溜43は容器本体49が熱伝導性に優れた非強磁性体であるアルミニウムからなり、底面に強磁性体の加熱板50を設けている。前フレーム24もしくは後フレーム25には接着剤溜43の各停止位置を検知する接着剤溜位置センサ51(詳細省略図24参照)を設けている。
(圧着ユニット)
図19および図23に示すように、圧着ユニット5はモーター等の駆動装置を有する圧着ユニット駆動装置52(詳細省略図24参照)によって上下、前後に移動する基部53と、基部53に固定した固定板54と、固定板54に固定配置した押え部55と、固定板54の上で押え部55に対して接近離間する可動板56と、可動板56を駆動するモーター等の駆動装置を有して表紙圧着駆動手段をなす可動板駆動装置57(詳細省略図24参照)との間に介装する圧着力制御装置58とを有しており、図26に示すように、表紙台13および可動シューター59が一体的に移動する。本体ケーシング2の内部には圧着ユニット5の各停止位置を検知する圧着ユニット位置センサ60(詳細省略図24参照)を設けている。
圧着力制御装置58は可動板56の一端に固定した固定ブロック61と、固定ブロック61で一端を支持する連結シャフト62と、連結シャフト62に軸心方向へ移動自在に装着し、固定ブロック61に対して接近離間する可動ブロック63と、固定ブロック61と可動ブロック63の間に介装して連結シャフト62に装着し、両者を離間する方向に付勢するスプリング64とを有する。脱臭ユニット4は塗布ユニット3の接着剤溜43や塗布ローラ44から揮発する接着剤を吸引してフィルターで吸着するものである。
(制御部)
図24に示すように、製本装置1は、製本操作を制御する制御部65、装置内部の雰囲気温度もしくは室内温度を測定する温度測定手段をなす温度センサ66を本体ケーシング2の内部に配置しており、制御部65に用紙束厚センサ36、接着剤溜位置センサ51、圧着ユニット位置センサ60、温度センサ66、操作部14、塗布ユニット駆動装置42、圧着ユニット駆動装置52、可動板駆動装置57、クランプ駆動装置37を接続している。
また、制御部65は用紙束6に対する接着剤の塗布を完了した後に経過時間を計測する経過時間計測手段をなすタイマー67と、タイマー67により計測した経過時間が挟持必要時間に達したときに操作部14の液晶表示部18に「取出して下さい」の表示を指示する信号を出力する信号出力手段をなす信号出力回路68を備えている。液晶表示部18は挟持必要時間に基づく情報を報知する報知手段をなすものであり、表示内容は種々のものが設定可能で、開放可能までの時間をカウントダウン表示した後に「取出して下さい」と表示することも可能である。また、報知手段は液晶表示部18に限らず、ブザーによって構成することも可能である。
信号出力回路68は操作ノブ11による駆動に代えてクランプ駆動装置37によって可動クランプ28を駆動する場合にはクランプ駆動装置37に用紙束6の開放操作を指示する信号を出力する。
挟持必要時間、圧着必要時間は、接着剤の種類、用紙束6の厚み、接着剤の塗布量、使用環境の温度によって異なる。このため、挟持時間制御手段および圧着時間制御手段をなす制御部65は予め入力した使用接着剤毎のデータに基づいて、用紙束6の厚み、接着剤の塗布量、使用環境の温度を指標として挟持必要時間、圧着必要時間を選択設定する。
例えば、用紙束6の厚みが大きいほどに長く、接着剤の塗布量が多いほどに長く、使用環境の温度が高いほどに長くする。この挟持必要時間、圧着必要時間の選択設定に必要なデータは、用紙束の厚み6、接着剤の塗布量、使用環境の温度と挟持必要時間との相関を予め実験によって求め、得られたデータを制御部65に格納する。
温度を指標とする挟持必要時間、圧着必要時間の選択設定は製本装置1の設置初期時に温度センサ66で検知する温度を指標として固定設定するか、製本時の都度に温度センサ66で検知する温度を指標として挟持必要時間、圧着必要時間を選択設定する。
特開2005−238526号公報
以下に上記の製本装置における作用およびその課題を説明する。
(待機工程)
待機工程では、図25の(a)に示すように、初期状態において塗布ユニット3は待機位置にあり、電磁誘導コイル48の上方に接着剤溜43が対応している。次に、デフォルト値において天糊製本とくるみ製本の何れかに設定されている製本モードを、希望の製本モードに選択ボタン21、22の何れかをON操作することで切り替える。製本モードのデフォルト値は設定ボタン23の操作によって切り替える。
この状態でメインスイッチ15のON操作を受けると制御部65は、製本操作に先立って塗布ユニット3の電磁誘導コイル48に通電し、加熱板50を発熱させて接着剤溜43に貯留した接着剤を加熱して熱溶解させ、塗布ローラ回転モータ46で塗布ローラ44を回転させて待機状態となる。
(揃え工程)
次に、図25の(b)に示すように、スタートボタン19のON操作を受けると制御部65は圧着ユニット駆動装置52を駆動させて圧着ユニット5をクランプ部7の下方の上位の所定位置にまで上昇させ、圧着ユニット5の固定板54をクランプ部7の固定クランプ27および可動クランプ28の下端との間に所定間隙をあけて配置する。
この状態で、用紙束6を双方の用紙束保持部材29の間および固定クランプ27と可動クランプ28の間に挿入し、用紙束6の一側辺を固定板54で揃える。
(クランプ工程)
次に、操作ノブ11を回転操作し、シャフト34の回転力を伝達ベルト35を介してネジシャフト31に伝達し、同期ベルト33を介して双方のネジシャフト31を同期駆動し、ネジシャフト31に螺合する保持部32を移動させる。保持部32の移動に伴って可動クランプ28が固定クランプ27に接近し、用紙束6を可動クランプ28と固定クランプ27の間に挟持する。
(糊付け工程)
次に、図25の(c)に示すように、用紙束6の挟持が完了した後に、再度のスタートボタン19のON操作を受けると制御部65は圧着ユニット駆動装置52を駆動させて圧着ユニット5を下位の所定位置まで降下させる。
くるみ製本を行う場合に制御部65は、表紙台13に表紙12を載置して再度のスタートボタン19のON操作を受けるまで待機して後に糊付け操作に入り、天糊製本を行う場合には再度のスタートボタン19のON操作を受けずに糊付け操作に入る。
この糊付け操作において制御部65は、塗布ユニット駆動装置42を駆動して塗布ユニット3をレール39およびレールシャフト41に沿って往復移動させながら、塗布ローラ44の回転によって接着剤溜43の接着剤を用紙束6の背に往路と復路の両方で塗布する。
このとき、用紙束厚センサ36によって検知した用紙束厚に応じて接着剤の塗布量を変更する。用紙束厚が厚い場合には塗布ローラ44を速く回転させることで塗布量を多くし、用紙束厚が薄い場合には塗布ローラ44を遅く回転させることで塗布量を少なくする。
(天糊製本工程)
天糊製本を行う場合には、制御部65は、図25の(d)に示すように塗布ユニット3が待機位置に戻った状態で、タイマー回路67で用紙束6に対する接着剤の塗布を完了した後の経過時間を計測する。このとき、図26の(c)に示すように、可動シューター59がシューター17に対応する位置まで圧着ユニット5が表紙台13および可動シューター59と一体的に後退している。
制御部65は温度センサ66で計測する温度を使用環境の温度条件として、予め格納したデータの中から挟持必要時間を選択設定し、検知した温度が基準温度より高い時は基準温度における基準挟持必要時間よりも挟持必要時間を長く設定し、検知した温度が基準温度より低い時は基準温度における基準挟持必要時間よりも挟持必要時間を短く設定する。また、挟持必要時間は用紙束6の厚みが大きいほどに長く、接着剤の塗布量が多いほどに長く設定する。
(排出工程)
制御部65は経過時間が挟持必要時間に達すると、信号出力回路68から操作部14の液晶表示部18に「取出して下さい」等の製本完了を通知する文言の表示を指示する信号を出力する。操作者は液晶表示部18に表示された製本完了の文言を確認後に、操作ノブ11を操作して可動クランプ28を固定クランプ27から離間させる。
この操作によって図26の(c)に示すように、製本された表紙12を伴う用紙束6がクランプ部7から落下し、可動シューター59およびシューター17を通して排出される。クランプ駆動装置37を設ける場合には、信号出力回路68の信号を受けてクランプ駆動装置37が可動クランプ28を移動させてクランプ部7を開放することで製本を排出する。
(くるみ製本工程)
くるみ製本を行う場合には、図25の(d)に示すように塗布ユニット3が待機位置に戻ると、制御部65は図25の(e)に示すように、圧着ユニット駆動装置52を駆動させて圧着ユニット5を上位の所定位置まで上昇させ、表紙台13に載せた表紙12を固定板54で用紙束6の背に押圧する。
次に、図25の(f)、図23の(a)、(b)に示すように、制御部65は可動板駆動装置57を駆動して可動板56を押え部55に向けて押圧し、可動板56と押え部55の間で表紙12および用紙束6を圧着して、図25の(g)に示すように製本する。
このとき、圧着ユニット駆動装置52の押圧力は可動ブロック63からスプリング64を介して固定ブロック61に伝わり、用紙束6の厚みにかかわらず可動板56の押圧力が等しくなる。
図26の(a)に示すように、制御部65は固定板54で用紙束6の背に表紙12を押圧し、可動板56と押え部55の間で表紙12および用紙束6を圧着する状態を継続し、タイマー回路67で用紙束6に対する接着剤の塗布を完了した後の経過時間を計測する。
制御部65は温度センサ66で計測する温度を使用環境の温度条件として、予め格納したデータの中から、接着剤の塗布を完了した後に表紙12の圧着状態を維持する圧着必要時間を選択設定する。この圧着必要時間はくるみ製本における表紙12の圧着時間であるが、前述した挟持必要時間を含む時間として設定し、検知した温度が基準温度より高い時は基準温度における基準圧着必要時間よりも圧着必要時間を長く設定し、検知した温度が基準温度より低い時は基準温度における基準圧着必要時間よりも圧着必要時間を短く設定する。また、圧着必要時間は用紙束6の厚みが大きいほどに長く、接着剤の塗布量が多いほどに長く設定する。
制御部65は経過時間が圧着必要時間に達すると、図26の(b)に示すように、可動板駆動装置57を駆動して可動板56を後退させて圧着状態を開放し、圧着ユニット駆動装置52を駆動させて圧着ユニット5を表紙台13および可動シューター59と一体的に下位の所定位置まで降下させ、続いて図26の(c)に示すように、圧着ユニット5を表紙台13および可動シューター59と一体的に所定位置まで後退させて可動シューター59をシューター17に対応させる。
(排出工程)
次に、制御部65は信号出力回路68から操作部14の液晶表示部18に「取出して下さい」等の製本完了を通知する文言の表示を指示する信号を出力する。
操作者は液晶表示部18に表示された製本完了の文言を確認後に、操作ノブ11を操作して可動クランプ28を固定クランプ27から離間させる。
この操作によって図26の(d)に示すように、製本された表紙12を伴う用紙束6がクランプ部7から落下し、可動シューター59およびシューター17を通して排出される。クランプ駆動装置37を設ける場合には、信号出力回路68の信号を受けてクランプ駆動装置37が可動クランプ28を移動させてクランプ部7を開放することで製本を排出する。
(待機工程の課題)
待機工程では、メインスイッチ15のON操作を受けると制御部65が、製本操作に先立って塗布ユニット3の電磁誘導コイル48に通電し、加熱板50を発熱させて接着剤溜43に貯留した接着剤を加熱して熱溶解させ、塗布ローラ回転モータ46で塗布ローラ44を回転させて待機状態となる。
しかし、接着剤はその温度がまだ所定温度にまで達していない状態では粘度が非常に高く、この状態で塗布ローラ44を連続回転させて接着剤を攪拌すると、接着剤が塊状のままで塗布ローラ44とともに回転し、接着剤が周囲に飛散する等の問題がある。
一方、塗布ローラ44の回転による攪拌動作を行わずに、接着剤溜43における接着剤の全体が十分に所定温度に達するまで待機すると、待機工程の時間が長くなる問題がある。
ところで、接着剤溜43の接着剤は、等時間の通電を行なって加熱しても、常に同状態に熱溶解するとは限らず、センサーで検出する検知温度が常に同温度に昇温するとは限らない。これには幾つかの要因がある。
例えば、接着剤溜43の接着剤の温度を検出するセンサーの位置である。接着剤溜43における接着剤量は増減を繰り返すので、接着剤の温度を直接に測定する場合には検知温度に誤差が生じ易くなる。
しかし、接着剤の温度として接着剤溜43の壁体の温度を測定する場合にも問題がある。同型機器であっても、製造工程における部品の加工精度および組み立て精度のばらつきに起因して加熱効率およびセンサーの感度が機器毎に微小に異なる場合がある。
接着剤溜43の接着剤は全体が一様に昇温することはなく、接着剤溜43の壁面に近いほどに熱が伝わり易く、接着剤溜43の壁面から遠ざかるほどに熱が伝わり難くなる。一方、接着剤溜43の壁体は熱伝導が優れている。
このため、機器の加熱効率が優れているほどに、接着剤溜43の壁体は全体が一様に、かつ早期に昇温してセンサーの検知温度が設定温度に達するまでの時間が短くなり、加熱時間が短くなる。このため、接着剤溜43の壁面に近い領域と壁面から遠い領域とで接着剤の温度差が大きくなり、接着剤全体として見ると最低限必要な温度に達していない領域が存在するおそれがある。
加熱効率が劣っているほどに、センサーの検知温度が設定温度に達するまでの時間が長くなり、加熱時間が過剰に長くなり、待機工程の時間が長くなる。
センサーの感度が優れているほどに、センサーの検知温度が設定温度に達するまでの時間が短くなり、加熱時間が短くなる。このため、接着剤溜43の壁面に近い領域と壁面から遠い領域とで接着剤の温度差が大きくなり、接着剤全体として見ると最低限必要な温度に達していない領域が存在するおそれがある。
センサーの感度が劣っているほどに、センサーの検知温度が設定温度に達するまでの時間が長くなり、加熱時間が過剰に長くなり、待機工程の時間が長くなるとともに、加熱し過ぎて接着剤を劣化させるおそれがある。
このような、組み立て精度のばらつきに起因する加熱効率およびセンサーの感度を考慮して、組み立て時に加熱手段の出力を調整する方法も考えられる。しかし、調整手段を設けるコストや、調整する手間もかかってしまう。
さらに、加熱時間が長くなり待機工程の時間が長くなると接着剤を劣化させるおそれがあるが、劣化した接着剤は劣化前の接着剤と比べて、同温度での粘度が高くなってしまう特性をもつため、センサーの検知温度が設定温度に達しても、粘度があまり低くなっていないおそれがある。
また、環境条件として冬季と夏季では室内の常温となる温度が異なるために加熱時にロスとなる熱量が異なり、等時間の通電を行なって加熱しても、冬季と夏季では同状態に熱溶解するとは限らない。
本発明は上記した課題を解決するものであり、溶解不良となる機器の製造工程上の因子や環境因子に影響されることなく、接着剤溜における接着剤の温度および粘度を短時間のうちに均一化することができる製本装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の製本装置は、用紙束を挟持する挟持手段と、挟持手段により挟持した用紙束の背に熱溶融させた接着剤を塗布する接着剤塗布手段と、接着剤塗布手段を制御する制御手段を備え、接着剤塗布手段が塗布ユニットと塗布ユニットを用紙束の背に沿って移動させる塗布ユニット駆動装置とからなり、塗布ユニットが接着剤を貯留する接着剤溜と、接着剤溜の接着剤を加熱する加熱手段と、接着剤溜の接着剤の温度を測定する温度測定手段と、接着剤に一部が浸漬するように配置する塗布ローラと、塗布ローラを回転駆動する塗布ローラ回転モータを有し、制御手段がタイマー手段を有するものであり、制御手段による接着剤塗布手段の制御において、加熱手段により接着剤溜の接着剤を塗布に適する所定の塗布温度に昇温させる間に、温度測定手段で測定する接着剤の温度が所定のウォームアップ温度に達し、かつタイマー手段で測定する接着剤の加熱時間が所定の最低加熱時間に達した時に、塗布ローラによって所定の攪拌条件を満たす攪拌制御を行なうことを特徴とする。
また、本発明の製本装置において、所定の攪拌条件を満たす攪拌制御は、塗布ローラの正回転動作と逆回転動作を含むことを特徴とする。
また、本発明の製本装置において、ウォームアップ温度として塗布温度までの間に少なくとも2つのウォームアップ温度を設定し、各ウォームアップ温度を境とする各温度領域毎に所定の攪拌条件を満たす攪拌制御を設定し、温度測定手段で測定する接着剤の温度が最も低いウォームアップ温度に達し、かつタイマー手段で測定する接着剤の加熱時間が所定の最低加熱時間に達した時に、塗布ローラによって当該温度領域での所定の攪拌条件を満たす攪拌制御を行ない、以後順次に上位のウォームアップ温度に達した時に当該温度領域での所定の攪拌条件を満たす攪拌制御を行なうことを特徴とする。
また、本発明の製本装置において、異なる所定の攪拌条件を満たす二つの攪拌制御を設定し、温度測定手段で測定する接着剤の温度が所定のウォームアップ温度に達し、かつタイマー手段で測定する接着剤の加熱時間が所定の最低加熱時間に達した時に、最初の攪拌制御を行い、最初の攪拌制御の継続時間が所定の塗布ローラ回転時間に達した時に、次の攪拌制御を行うことを特徴とする。
また、本発明の製本装置において、ウォームアップ温度として塗布温度までの間に少なくとも2つのウォームアップ温度を設定し、各ウォームアップ温度毎に所定の最低加熱時間を設定し、各ウォームアップ温度を境とする各温度領域毎に所定の攪拌条件を満たす攪拌制御を設定し、温度測定手段で測定する接着剤の温度が最も低いウォームアップ温度に達し、かつタイマー手段で測定する接着剤の加熱時間が当該ウォームアップ温度に対応する所定の最低加熱時間に達した時に、塗布ローラによって当該温度領域での所定の攪拌条件を満たす攪拌制御を行ない、以後順次に上位のウォームアップ温度に達し、かつ当該ウォームアップ温度に対応する所定の最低加熱時間に達した時に、当該温度領域での所定の攪拌条件を満たす攪拌制御を行なうことを特徴とする。
また、本発明の製本装置において、所定の攪拌条件は、塗布ローラ回転モータにより回転駆動する塗布ローラのトルクの大きさを含み、攪拌制御を変更する毎に塗布ローラのトルクが大きくなることを特徴とする。
また、本発明の製本装置において、塗布ローラのトルクの制御は、塗布ローラ回転モータへ加える印加エネルギーのパルス条件を可変制御して行うことを特徴とする。
以上のように本発明によれば、接着剤が塗布に適した状態になっていない中間温度域では塊状の接着剤が存在するが、ウォームアップ温度、および最低加熱時間を満たすことで、ある程度に接着剤が溶融した状態を確実に実現できる。この状態で、所定の攪拌条件を満たす攪拌制御を行なうことで、塊状の接着剤の回動に起因する接着剤の飛散を防止しつつ、少しずつ適切な攪拌効果を与えることで接着剤の全体の温度および粘度の均一化を短時間で実現する。また、接着剤の昇温過程の早い時期に攪拌を開始することで接着剤の過熱によるダメージを抑制できる。さらに、過剰な加熱を防ぐことができ、接着剤の劣化を抑制できるだけでなく、通常加熱での使用状態でも除々に劣化してしまう接着剤を、確実にある程度に溶融した状態にすることができる。また、塗布ローラは正回転と逆回転とにおいて少なくとも回転数と駆動時間の条件を違えて回転させることが望ましく、攪拌効率が向上する。また、組み立て時の調整の手間を省いてコストを抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施の形態に係る製本装置は、その基本構成において先に図17〜図26において説明したものを同様に有しており、図17〜図26を参照することにより同じ構成要素には同符号を付してその詳細な説明を省略する。
(全体構成)
図1において、製本装置1は、本体ケーシング2の内部に接着剤塗布手段をなす塗布ユニット3(図9参照)、表紙圧着手段をなす圧着ユニット5およびシューター17を配置しており、本体ケーシング2の上部に用紙束6を挟持する挟持手段をなすクランプ部7を配置している。本体ケーシング2の前部にはクランプ部7の操作ノブ11(図17参照)と、用紙束6の表紙12(図14〜16参照)を配置する表紙台13とを配置している。
(クランプ部)
図20に示すように、クランプ部7は前後一対の平行な前フレーム24と後フレーム25で支持して配置しており、本体ケーシング2の上部開口26から一部が外部へ突出する固定クランプ27と可動クランプ28を備え、固定クランプ27および可動クランプ28のそれぞれに用紙束保持部材29を取外し可能に設けている。可動クランプ28を挟持開放する操作機構は、図20を参照することで詳細な説明を省略する。
(塗布ユニット)
図22に示すように、塗布ユニット3はホットメルト接着剤を貯留する接着剤溜43と、溶融した接着剤に一部が浸漬するように配置する塗布ローラ44と、塗布ローラ44を支持する回転軸45と、回転軸45を駆動する塗布ローラ回転モータ46と、固定部材47に装着した加熱手段としての電磁誘導コイル48と、接着剤溜43の接着剤温度(T2)を測定する温度測定手段をなす接着剤温度センサ71(図7参照)を有している。
接着剤溜43は容器本体49が熱伝導性に優れた非強磁性体であるアルミニウムからなり、底面に強磁性体の加熱板50を設けている。
塗布ユニット3の他の構成は、図22に示したものと同様であり、詳細な説明を省略する。
(圧着ユニット)
図1に示すように、圧着ユニット5はモーター等の駆動装置を有する圧着ユニット駆動装置52によって上下、前後に移動する基部53と、基部53に固定した固定板54と、固定板54に固定配置した押え部55と、固定板54の上で押え部55に対して接近離間する可動板56と、可動板56を駆動するボールネジ機構の可動板駆動装置57と、可動板56と可動板駆動装置57の間に介装する圧着力制御装置58(図23を参照)を有しており、表紙台13および可動シューター59が一体的に移動する。本体ケーシング2の内部には圧着ユニット5の各停止位置を検知する圧着ユニット位置センサ60(詳細省略図7参照)を設けている。圧着力制御装置58は図20を参照することで詳細な説明を省略する。
(制御部)
図7に示すように、製本装置1は、製本操作を制御する制御部65、装置内部の雰囲気温度もしくは室内温度(T1)を測定する温度測定手段をなす温度センサ66を本体ケーシング2の内部に配置しており、制御部65に用紙束厚センサ36、接着剤溜位置センサ51、圧着ユニット位置センサ60、温度センサ66、操作部14、塗布ユニット駆動装置42、圧着ユニット駆動装置52、可動板駆動装置57、クランプ駆動装置37および、接着剤温度センサ71を接続している。
また、制御部65はタイマー手段をなすタイマー回路67を有しており、タイマー回路67は種々の用途に使用する。例えば、用紙束6に対する接着剤の塗布を完了した後に経過時間を計測する経過時間計測手段として使用する。あるいは後述するウォームアップ操作時での加熱時間の測定、および塗布ローラ44の回転時間の測定に使用する。
また、制御部65は、タイマー67により計測した経過時間が挟持必要時間に達したときに操作部14の液晶表示部18に「取出して下さい」の表示を指示する信号を出力する信号出力手段をなす信号出力回路68を備えている。
信号出力回路68は操作ノブ11による駆動に代えてクランプ駆動装置37によって可動クランプ28を駆動する場合にはクランプ駆動装置37に用紙束6の開放操作を指示する信号を出力する。
以下に上記の製本装置における作用を説明する。
(待機工程)
待機工程では、図1および図14の(a)に示すように、初期状態において塗布ユニット3は待機位置にあり、電磁誘導コイル48の上方に接着剤溜43が対応している。図3に示すように、制御部65はメインスイッチ15のON操作を受けると、製本操作に先立ってウォームアップ操作(S1)を行う。
このウォームアップ操作(S1)では、塗布ユニット3の電磁誘導コイル48に通電し、加熱板50を発熱させて接着剤溜43に貯留した接着剤を加熱して熱溶解させ、接着剤溜43の接着剤を塗布に適する所定の塗布温度、ここでは175℃に昇温させる。この際に、塗布温度に達するまでの中間温度域に少なくとも2つのウォームアップ温度を設定する。ここでは、第1のウォームアップ温度として130℃を設定し、第2のウォームアップ温度として150℃を設定するが、さらに多数のウォームアップ温度を設定することも可能である。
図2〜図4に示すように、接着剤温度センサ71で測定する接着剤の温度が最も低い第1のウォームアップ温度である130℃に達するまでは何らの操作を行わずに電磁誘導コイル48による加熱だけを行なう(S2)。
次に、最も低い第1のウォームアップ温度である130℃に達し(S2)、かつタイマー回路67で測定する接着剤の加熱時間が所定の最低加熱時間、例えば220秒に達した時に(S3)、第1の攪拌動作として所定の攪拌条件を満たす第一の攪拌制御(S4)、例えば塗布ローラ44の正回転・逆回転制御を開始して150℃に達するまで行なう(S5)。
次に、最も高い第2のウォームアップ温度である150℃において第2の攪拌動作として所定の攪拌条件を満たす第二の攪拌制御(S6)、例えば塗布ローラ44の高速回転制御を開始して塗布温度の175℃に達するまで行なう(S7)。
第一の攪拌制御(S4)の正回転・逆回転制御では、塗布動作時の回転数よりも低い低回転数での塗布ローラ44の正回転と逆回転とを交互に反復して行う。正回転および逆回転は数十msec程度の短時間の回転であり、本実施の形態では正回転の回転量より逆回転の回転量を少なく設定しており、回転量を規定する回転数と駆動時間の条件を違えている。しかし、どちらの回転量が多いかはここでは問題ではなく、正回転と逆回転とに回転量の差を設定することが重要である。
つまり、同じ回転量の正回転と逆回転を短時間ずつ行うと、塗布ローラ44の同じ部位が常に気中に露出する状態となり、その結果、塗布ローラ44の表面温度が不均一となる。しかし、正回転と逆回転とに回転量の差を設定することで、塗布ローラ44が正回転方向もしくは逆回転方向の何れかへ僅かずつでも回転し、塗布ローラ44の全面が気中と液中とにわたって回転し、塗布ローラ44の表面温度が均一となる。
第二の攪拌制御(S6)の高速回転制御では、塗布動作時の回転数よりも高い高回転数で塗布ローラ44の正回転と逆回転とを交互に反復して行う。
本実施の形態では、所定の攪拌条件として塗布ローラ44の正回転と逆回転とを交互に反復して行うが、所定の攪拌条件には、塗布ローラ回転モータ46により回転駆動する塗布ローラ44のトルクの大きさを含めることができる。つまり、第一の攪拌制御(S4)に較べて第二の攪拌制御(S6)における塗布ローラ44のトルクは大きくなる。この塗布ローラ44のトルクの制御は、塗布ローラ回転モータ46へ加える印加エネルギーのパルス条件を可変制御して行う。
例えば、塗布ローラ回転モータ46としてDCモータを用いる場合には、1パルス当たりに供給する電流の通電時間を増減させることでトルクを制御する。また、DCモータではなく、パルスモータを用いてもよく、その場合には、1パルス当たりの通電時間を増減するだけでなく、供給する電圧を増減させてトルクを制御する。
上述したウォームアップ操作(S1)において、接着剤が塗布に適した状態になっていない中間温度域では塊状の接着剤が存在するが、第1のウォームアップ温度130℃、および所定の最低加熱時間(例えば220秒)を満たすことで、ある程度に接着剤が溶融した状態を確実に実現できる。
この状態で、所定の攪拌条件を満たす攪拌制御、つまり塗布ローラ44の連続回転により一度に急激に攪拌することなく、塗布ローラ44を正回転と逆回転とに交互に反復して回転させることで、塊状の接着剤の回動に起因する接着剤の飛散を防止しつつ、少しずつ適切な攪拌効果を与えることで接着剤の全体の温度および粘度の均一化を短時間で実現する。
また、接着剤の昇温過程の早い時期に攪拌を開始することで接着剤の過熱によるダメージを抑制できる。塗布ローラ44は正回転と逆回転とにおいて少なくとも回転数と駆動時間の条件を違えて回転させることで攪拌効率が向上する。塊状物が解消する程度に接着剤が溶融する状態となる第2のウォームアップ温度150℃において、塗布動作時の回転数よりも高い高回転数で塗布ローラ44の正回転と逆回転を行なうことにより、接着剤の温度むらを早期に解消させて温度および粘度の均一化を促進する。
そして、接着剤温度センサ71で測定する接着剤の温度が塗布温度175℃に達した時点でウォームアップ操作(S1)を終了して待機状態となる。
ここで、図2において、従来の技術における課題と本実施の形態における製本装置の作用効果とを説明する。
先に述べたように、機器の加熱効率が優れているほどに、接着剤溜43の壁体は全体が一様に、かつ早期に昇温してセンサーの検知温度が設定温度に達するまでの時間が短くなり、加熱時間が短くなる。また、センサーの感度が優れているほどに、センサーの検知温度が設定温度に達するまでの時間が短くなり、加熱時間が短くなる。この現象が図2でBに示すものである。
加熱効率が劣っているほどに、センサーの検知温度が設定温度に達するまでの時間が長くなり、加熱時間が過剰に長くなり、待機工程の時間が長くなる。また、センサーの感度が劣っているほどに、センサーの検知温度が設定温度に達するまでの時間が長くなり、加熱時間が過剰に長くなり、待機工程の時間が長くなるとともに、加熱し過ぎて接着剤を劣化させるおそれがある。この現象が図2でCに示すものである。
これに対して、図2でAに示すように、本実施の形態では、ウォームアップ温度、および最低加熱時間を満たすことで、ある程度に接着剤が溶融した状態を確実に実現できる。
次に、待機状態において、塗布ローラ44は、例えば10秒間回転し、10秒間停止する動作を繰返しながら、無操作時間が設定値の10分を経過するか否かを計測する(S8)。そして、無操作時間が設定値の10分を経過しない間にスタートボタン19のON操作(S9)を受けると制御部65は製本操作(S10)に入る。
無操作時間が設定値の10分を経過すると、ヒータOFF状態とするために電磁誘導コイル48への通電を停止し、脱臭ファンON継続状態とするために脱臭ユニット4の脱臭ファンの運転を継続する(S11)。そして、この状態が設定値の20分を経過するか否かを計測し(S12)、この状態が設定値の20分を経過しない間にスタートボタン19のON操作を受けると(S13)、制御部65はウォームアップ操作(S1)に戻り、設定値の20分を経過すると自動電源OFFの状態(S14)となり、制御を終了する。
製本操作(S10)に入ると、制御部65は圧着ユニット駆動装置52を駆動させて圧着ユニット5をクランプ部7の下方の上位の所定位置にまで上昇させ、圧着ユニット5の固定板54をクランプ部7の固定クランプ27および可動クランプ28の下端との間に所定間隙をあけて配置するとともに、圧着ユニット5の押え部55を固定クランプ27よりも1mm程度後退した位置に配置する。
次に、ウォームアップ操作(S1)の他の例を図5に示す。このウォームアップ操作(S1)では、第1のウォームアップ温度として130℃を設定し、第1のウォームアップ温度において異なる所定の攪拌条件を満たす二つの攪拌制御(S4)、(S6)を行なう。
つまり、接着剤温度センサ71で測定する接着剤の温度が第1のウォームアップ温度である130℃に達するまでは何らの操作を行わずに電磁誘導コイル48による加熱だけを行なう(S2)。
次に、最も低い第1のウォームアップ温度である130℃に達し(S2)、かつタイマー回路67で測定する接着剤の加熱時間が所定の最低加熱時間、例えば220秒に達した時に(S3)、第1の攪拌動作として所定の攪拌条件を満たす第一の攪拌制御(S4)、例えば塗布ローラ44の正回転・逆回転制御を開始する。
そして、第一の攪拌制御(S4)の継続時間が所定の塗布ローラ回転時間に達した時に(S15)、次の第二の攪拌制御(S6)を開始して塗布温度の175℃に達するまで行なう(S7)。そして、接着剤温度センサ71で測定する接着剤の温度が塗布温度175℃に達した時点でウォームアップ操作(S1)を終了して待機状態となる。
上述したウォームアップ操作(S1)においても、接着剤が塗布に適した状態になっていない中間温度域では塊状の接着剤が存在するが、第1のウォームアップ温度130℃、および所定の最低加熱時間(例えば220秒)を満たすことで、ある程度に接着剤が溶融した状態を確実に実現できる。
さらに、所定の攪拌条件を満たす攪拌制御、つまり塗布ローラ44の連続回転により一度に急激に攪拌することなく、塗布ローラ44を正回転と逆回転とに交互に反復して回転させることで、塊状の接着剤の回動に起因する接着剤の飛散を防止しつつ、異なる所定の攪拌条件を満たす二つの攪拌制御(S4)、(S6)を行なうことで、適切な攪拌効果を与えて接着剤の全体の温度および粘度の均一化を短時間で実現する。
次に、ウォームアップ操作(S1)の他の例を図6に示す。このウォームアップ操作(S1)では、塗布温度に達するまでの中間温度域に少なくとも2つのウォームアップ温度を設定する。ここでは、第1のウォームアップ温度として130℃を設定し、第2のウォームアップ温度として150℃を設定するが、さらに多数のウォームアップ温度を設定することも可能である。また、各ウォームアップ温度毎に所定の最低加熱時間を設定し、各ウォームアップ温度を境とする各温度領域毎に所定の攪拌条件を満たす攪拌制御を設定する。
つまり、接着剤温度センサ71で測定する接着剤の温度が最も低い第1のウォームアップ温度である130℃に達するまでは何らの操作を行わずに電磁誘導コイル48による加熱だけを行なう(S2)。
次に、最も低い第1のウォームアップ温度である130℃に達し(S2)、かつタイマー回路67で測定する接着剤の加熱時間が第一設定加熱時間(ウォームアップ操作を開始してからの経過時間)である所定の最低加熱時間、例えば220秒に達した時に(S3)、第1の攪拌動作として所定の攪拌条件を満たす第一の攪拌制御(S4)、例えば正回転・逆回転制御を開始して150℃に達するまで行なう(S5)。
次に、最も高い第2のウォームアップ温度である150℃に達し(S5)、かつタイマー回路67で測定する接着剤の加熱時間が第二設定加熱時間(ウォームアップ操作を開始してからの経過時間)である所定の最低加熱時間、例えば300秒に達した時に(S16)において第2の攪拌動作として所定の攪拌条件を満たす第二の攪拌制御(S6)、例えば高速回転制御を開始して塗布温度の175℃に達するまで行なう(S7)。
上述したウォームアップ操作(S1)においても、接着剤が塗布に適した状態になっていない中間温度域では塊状の接着剤が存在するが、第1のウォームアップ温度130℃、および所定の最低加熱時間(例えば220秒)を満たすことで、ある程度に接着剤が溶融した状態を確実に実現できる。
さらに、所定の攪拌条件を満たす攪拌制御、つまり塗布ローラ44の連続回転により一度に急激に攪拌することなく、塗布ローラ44を正回転と逆回転とに交互に反復して回転させることで、塊状の接着剤の回動に起因する接着剤の飛散を防止しつつ、異なる所定の攪拌条件を満たす二つの攪拌制御(S4)、(S6)を行なうことで、適切な攪拌効果を与えて接着剤の全体の温度および粘度の均一化を短時間で実現する。
また、過剰な加熱を防ぐことができ、接着剤の劣化を抑制できるだけでなく、通常加熱での使用状態でも徐々に劣化してしまう接着剤を、確実にある程度に溶融した状態にすることができ、組み立て時の調整の手間を省いてコストを抑制することができる。
(揃え工程)
次に、図8および図14の(b)に示すように、用紙束6を双方の用紙束保持部材29の間および固定クランプ27と可動クランプ28の間に挿入し、用紙束6の一側辺を固定板54で揃える。
(クランプ工程)
次に、操作ノブ11を回転操作し、シャフト34の回転力を伝達ベルト35介してネジシャフト31に伝達し、同期ベルト33を介して双方のネジシャフト31を同期駆動し、ネジシャフト31に螺合する保持部32を移動させる。保持部32の移動に伴って可動クランプ28が固定クランプ27に接近し、用紙束6を可動クランプ28と固定クランプ27の間に挟持する。
このとき、固定クランプ27と可動クランプ28が相対向する側に湾曲しており、固定クランプ27と可動クランプ28との距離が双方の中央位置Pで最も狭くなるように反り量が設定されているので、ネジシャフト31に螺合する保持部32で可動クランプ28の両端を押圧することで、可動クランプ28および固定クランプ27の中央部に十分な押圧力が作用し、用紙束6を揃えた状に乱れることなく保持できる。
用紙束厚センサ36は、固定クランプ27と可動クランプ28の間に用紙束6を挟持した状態で、固定クランプ27と可動クランプ28の相対位置(距離)に基づいて用紙束厚を検知する。
(糊付け工程)
次に、図9に示すように、用紙束6の挟持が完了した後に、再度のスタートボタン19のON操作を受けると制御部65は圧着ユニット駆動装置52を駆動させて圧着ユニット5を下位の所定位置まで降下させる。
くるみ製本を行う場合に制御部65は、表紙台13に表紙12を載置して再度のスタートボタン19のON操作を受けるまで待機して後に糊付け操作に入り、天糊製本を行う場合には再度のスタートボタン19のON操作を受けずに糊付け操作に入る。
(天糊製本の糊付け工程)
天糊製本において糊付けを行なう場合に、制御部65は、塗布ユニット駆動装置42を駆動して塗布ユニット3をレール39およびレールシャフト41に沿って往復移動させながら、塗布ローラ44の回転によって接着剤溜43の接着剤を用紙束6の背に往路と復路の両方で塗布する。天糊製本における排出工程は先に説明したものと同様であり、詳細な説明は省略する。
(くるみ製本の糊付け工程)
くるみ製本において糊付けを行なう場合に、制御部65は、表紙台13に表紙12を載置して再度のスタートボタン19のON操作を受けると、図10および図14の(c)に示すように、糊付け操作に入る。
この糊付け操作において制御部65は、塗布ユニット駆動装置42を駆動して塗布ユニット3をレール39およびレールシャフト41に沿って往復移動させながら、塗布ローラ44の回転によって接着剤溜43の接着剤を用紙束6の背に往路と復路の両方で塗布する。
(くるみ製本工程)
図14の(d)に示すように塗布ユニット3が待機位置に戻ると、図15の(a)に示すように、制御部65は、圧着ユニット駆動装置52を駆動させて圧着ユニット5を上昇させる。このとき、押え部55と可動板56とを用紙束6と当接しないセット位置に配置した状態で、接着剤Sを塗布した用紙束6の背に固定板54を接近させる。
さらに、制御部65は、図11および図15の(b)に示すように、圧着ユニット駆動装置52を駆動させて圧着ユニット5を上位の所定位置まで上昇させて接着剤Sを塗布した用紙束6の背に対して固定板54を対向配置し、表紙台13に載せた表紙12を固定板54で用紙束6の背に押し圧する。
この操作において、セット位置にある押え部55と可動板56は用紙束6の両側のノドの部分からは離間した状態にあり、表紙12が用紙束6の両側のノドの部分から離れているので、接着剤Sを塗布した用紙束6の背に対して固定板54を対向配置する際に、表紙12を介して固定板54に押圧される接着剤Sはその広がりを阻害されることなく、用紙束6の両側において表紙12の上に広がる。
上述の操作において、制御部65は、用紙束厚検出手段をなす用紙束厚センサ36で検出した用紙束6の厚みに応じて用紙束6の背に対する固定板54の位置を変更調整する。この用紙束6の厚みの識別は、少なくとも2段階以上の多段階的に区分範囲を設定して行うが、設定する区分範囲の幅を微小にすれば、実質的に連続した厚みの識別が可能であり、用紙束厚センサ36の検出値を直接に利用すれば全く連続した厚みの識別が可能である。
例えば、用紙束6の厚みに2段階の区分範囲を設定し、初期設定において圧着ユニット5の上位の所定位置における固定板54の上昇位置(基準位置)が用紙束6の厚みが中間値より大きい区分範囲に対応するように設定されている場合に、用紙束厚センサ36で検出した用紙束6の厚みが中間値より小さい区分範囲であると識別した場合には、固定板54の上昇位置を基準位置よりも低い位置に変更調整することで、用紙束6の背および接着剤Sに対する押圧力を弱め、用紙束6の撓みを防止する。
次に、制御部65は押え部55と可動板56とを用紙束6および表紙12を介して対向するセット位置から相互に接近させる。押え部55の接近は圧着ユニット駆動装置52による圧着ユニット5の移動によって行い、可動板56の接近は可動板駆動装置57による可動板56の移動によって行なう。
この際に、図16の(a)に示すように、制御部65は、押え部55の移動開始前に可動板駆動装置57を駆動して可動板56を押え部55に向けて移動させ、可動板56を圧着開始位置に配置する。その後、図12および図16の(b)に示すように、押え部55と可動板56とを固定クランプ27および可動クランプ28と面一となる位置まで同時に相互に接近させ、押え部55と可動板56とで用紙束6の両側のノドに表紙12を圧着することで、表紙12の上に広がった接着剤Sおよび先に糊付け工程で用紙束6のノドに塗布した接着剤Sが用紙束6のノドに押し広げられて表紙12がノドに確実に接着される。
次に、制御部65は、可動板56と押え部55の間で表紙12および用紙束6を圧着する状態を継続しつつ、タイマー回路67で用紙束6に対する接着剤の塗布を完了した後の経過時間を計測し、経過時間が圧着必要時間に達すると、図13に示すように、可動板駆動装置57を駆動して可動板56を後退させて圧着状態を開放し、圧着ユニット駆動装置52を駆動させて圧着ユニット5を表紙台13および可動シューター59と一体的に下位の所定位置まで降下させ、続いて圧着ユニット5を表紙台13および可動シューター59と一体的に所定位置まで後退させて可動シューター59をシューター17に対応させる。
(排出工程)
次に、制御部65は信号出力回路68から操作部14の液晶表示部18に「取出して下さい」等の製本完了を通知する文言の表示を指示する信号を出力する。排出操作は先に図26において説明したものと同様であり、詳細な説明を省略する。
本発明の実施の形態における製本装置を示す断面図 同製本装置の塗布ユニットにおける接着剤の温度変化を示すグラフ図 同塗布ユニットの待機工程の制御手順を示すフローチャート図 ウォームアップ操作の制御手順を示すフローチャート図 他のウォームアップ操作の制御手順を示すフローチャート図 さらに他のウォームアップ操作の制御手順を示すフローチャート図 同製本装置の構成を示すブロック図 同製本装置の揃え工程を示す断面図 同製本装置の糊付け工程を示す断面図 同製本装置の糊付け工程を示す断面図 同製本装置のくるみ製本工程を示す断面図 同製本装置のくるみ製本工程を示す断面図 同製本装置のくるみ製本工程を示す断面図 同製本装置の製本動作を説明する模式図 同製本装置の製本動作を説明する模式図 同製本装置の製本動作を説明する模式図 従来の製本装置を示す斜視図 同製本装置の正面図 同製本装置の側面図 同製本装置のクランプ部を示す平面図 同製本装置のクランプ部を示す正面図 同製本装置の塗布ユニットを示す側面図 同製本装置の圧着ユニットの側面図 同製本装置の構成を示すブロック図 同製本装置の製本動作を説明する模式図 同製本装置の製本を排出する動作を説明する模式図
符号の説明
S 接着剤
1 製本装置
2 本体ケーシング
3 塗布ユニット
4 脱臭ユニット
5 圧着ユニット
6 用紙束
7 クランプ部
8 ホットメルト接着剤
9 接着剤供給ユニット
10 ホッパー
11 操作ノブ
12 表紙
13 表紙台
14 操作部
15 メインスイッチ
16 前扉
17 シューター
18 液晶表示部
19 スタートボタン
20 ストップ/電源切ボタン
21、22 選択ボタン
23 設定ボタン
24 前フレーム
25 後フレーム
26 上部開口
27 固定クランプ
28 可動クランプ
29 用紙束保持部材
30 ガイドシャフト
31 ネジシャフト
32 保持部
33 同期ベルト
34 シャフト
35 伝達ベルト
36 用紙束厚センサ
37 クランプ駆動装置
38 走行ローラ
39 レール
40 案内部
41 レールシャフト
42 塗布ユニット駆動装置
43 接着剤溜
44 塗布ローラ
45 回転軸
46 塗布ローラ回転モータ
47 固定部材
48 電磁誘導コイル
49 容器本体
50 加熱板
51 接着剤溜位置センサ
52 圧着ユニット駆動装置
53 基部
54 固定板
57 可動板駆動装置
58 圧着力制御装置
59 可動シューター
60 圧着ユニット位置センサ
61 固定ブロック
62 連結シャフト
63 可動ブロック
64 スプリング
65 制御部
66 温度センサ
67 タイマー回路
68 信号出力回路
71 接着剤温度センサ

Claims (7)

  1. 用紙束を挟持する挟持手段と、挟持手段により挟持した用紙束の背に熱溶融させた接着剤を塗布する接着剤塗布手段と、接着剤塗布手段を制御する制御手段を備え、
    接着剤塗布手段が塗布ユニットと塗布ユニットを用紙束の背に沿って移動させる塗布ユニット駆動装置とからなり、
    塗布ユニットが接着剤を貯留する接着剤溜と、接着剤溜の接着剤を加熱する加熱手段と、接着剤溜の接着剤の温度を測定する温度測定手段と、接着剤に一部が浸漬するように配置する塗布ローラと、塗布ローラを回転駆動する塗布ローラ回転モータを有し、制御手段がタイマー手段を有するものであり、
    制御手段による接着剤塗布手段の制御において、加熱手段により接着剤溜の接着剤を塗布に適する所定の塗布温度に昇温させる間に、温度測定手段で測定する接着剤の温度が所定のウォームアップ温度に達し、かつタイマー手段で測定する接着剤の加熱時間が所定の最低加熱時間に達した時に、塗布ローラによって所定の攪拌条件を満たす攪拌制御を行なうことを特徴とする製本装置。
  2. 所定の攪拌条件を満たす攪拌制御は、塗布ローラの正回転動作と逆回転動作を含むことを特徴とする請求項1に記載の製本装置。
  3. ウォームアップ温度として塗布温度までの間に少なくとも2つのウォームアップ温度を設定し、各ウォームアップ温度を境とする各温度領域毎に所定の攪拌条件を満たす攪拌制御を設定し、
    温度測定手段で測定する接着剤の温度が最も低いウォームアップ温度に達し、かつタイマー手段で測定する接着剤の加熱時間が所定の最低加熱時間に達した時に、塗布ローラによって当該温度領域での所定の攪拌条件を満たす攪拌制御を行ない、以後順次に上位のウォームアップ温度に達した時に当該温度領域での所定の攪拌条件を満たす攪拌制御を行なうことを特徴とする請求項1または2に記載の製本装置。
  4. 異なる所定の攪拌条件を満たす二つの攪拌制御を設定し、温度測定手段で測定する接着剤の温度が所定のウォームアップ温度に達し、かつタイマー手段で測定する接着剤の加熱時間が所定の最低加熱時間に達した時に、最初の攪拌制御を行い、最初の攪拌制御の継続時間が所定の塗布ローラ回転時間に達した時に、次の攪拌制御を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の製本装置。
  5. ウォームアップ温度として塗布温度までの間に少なくとも2つのウォームアップ温度を設定し、各ウォームアップ温度毎に所定の最低加熱時間を設定し、各ウォームアップ温度を境とする各温度領域毎に所定の攪拌条件を満たす攪拌制御を設定し、
    温度測定手段で測定する接着剤の温度が最も低いウォームアップ温度に達し、かつタイマー手段で測定する接着剤の加熱時間が当該ウォームアップ温度に対応する所定の最低加熱時間に達した時に、塗布ローラによって当該温度領域での所定の攪拌条件を満たす攪拌制御を行ない、以後順次に上位のウォームアップ温度に達し、かつ当該ウォームアップ温度に対応する所定の最低加熱時間に達した時に、当該温度領域での所定の攪拌条件を満たす攪拌制御を行なうことを特徴とする請求項1または2に記載の製本装置。
  6. 所定の攪拌条件は、塗布ローラ回転モータにより回転駆動する塗布ローラのトルクの大きさを含み、攪拌制御を変更する毎に塗布ローラのトルクが大きくなることを特徴とする請求項3〜5の何れか1項に記載の製本装置。
  7. 塗布ローラのトルクの制御は、塗布ローラ回転モータへ加える印加エネルギーのパルス条件を可変制御して行うことを特徴とする請求項6に記載の製本装置。
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