JP2008093881A - 製本装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本身の背部を表紙に糊付けして製本する製本装置において、糊槽に収容された糊が固化した状態から溶融されるまで加熱されるウォーミングアップ工程を短縮する。
【解決手段】製本装置において、第1糊付けドラム316は、糊槽312に収容された糊に浸かった状態で駆動される。電子制御部は、糊槽312に収容された糊が固化した状態から本身12の背部へ塗布可能に溶融するまで加熱されるウォーミングアップ工程中において、第1糊付けドラム316に駆動力が与えられるよう第1モータ336を作動させ第1糊付けドラム316の回転が検知されなければ第1モータ336の作動を停止させるアクチュエータ作動制御を、第1糊付けドラム316の回転が検知されるまで所定時間毎に繰り返し実施し、第1糊付けドラム316の回転が検知された場合に第1糊付けドラム316を引き続き駆動させる。
【選択図】図3
【解決手段】製本装置において、第1糊付けドラム316は、糊槽312に収容された糊に浸かった状態で駆動される。電子制御部は、糊槽312に収容された糊が固化した状態から本身12の背部へ塗布可能に溶融するまで加熱されるウォーミングアップ工程中において、第1糊付けドラム316に駆動力が与えられるよう第1モータ336を作動させ第1糊付けドラム316の回転が検知されなければ第1モータ336の作動を停止させるアクチュエータ作動制御を、第1糊付けドラム316の回転が検知されるまで所定時間毎に繰り返し実施し、第1糊付けドラム316の回転が検知された場合に第1糊付けドラム316を引き続き駆動させる。
【選択図】図3
Description
本発明は、製本装置に関し、特に複数の用紙が重ね合わされた用紙束である本身の背部を表紙に糊付けして製本する製本装置に関する。
複数の用紙が重ね合わされた本身を表紙に糊付けして製本する、いわゆる無線綴じ製本またはくるみ製本と呼ばれる製本方式が知られている。このような方式の製本装置では、たとえば特許文献1に記載されるように、加熱されたドラムを使って本身の背部に糊を塗布する。
特開2005−246768号公報
このような製本装置は、本身の背部に糊を塗布する糊付けローラなどが設けられる。このローラは、本身の背部に当接して糊を塗布すべく、糊槽に収容された糊に浸かった状態でモータなどによって駆動され、その外周に糊を付着させる。製本するための糊は、加熱することにより溶融し常温に冷やされることによって再び固化するものが一般的に用いられる。したがって製本装置の稼働前は糊槽に収容される糊は固化した状態となっているため、糊槽に収容された糊を固化した状態から溶融するウォーミングアップ工程を終了後、本身の背部を表紙に糊付けして製本する製本工程を開始する必要がある。しかし、糊槽に収容された糊をすべて溶融するまでには比較的長い時間を要する。製本作業者はウォーミングアップ工程を経なければ製本を開始することができないため、現在ウォーミングアップ工程の短縮化が強く望まれている。
そこで、本発明は上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、本身の背部を表紙に糊付けして製本する製本装置において、糊槽に収容された糊が固化した状態から溶融されるまで加熱されるウォーミングアップ工程を短縮することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の製本装置は、複数の用紙が重ね合わされた用紙束である本身の背部を表紙に糊付けして製本する製本装置において、本身の背部に塗布されるべき糊であって固化した状態から加熱されることにより溶融する糊を収容する糊槽と、糊槽に収容された糊を加熱する加熱手段と、糊槽に収容された糊に浸かった状態で駆動される被駆動部材と、被駆動部材を駆動するアクチュエータと、被駆動部材の動きを検知する動作検知手段と、糊槽に収容された糊が固化した状態から本身の背部へ塗布可能に溶融するまで加熱手段によって加熱されるウォーミングアップ工程中において、被駆動部材に駆動力が与えられるようアクチュエータを作動させ被駆動部材の動きが検知されなければアクチュエータの作動を停止させるアクチュエータ作動制御を、被駆動部材の動きが検知されるまで繰り返し実施し、被駆動部材の動きが検知された場合に被駆動部材を引き続き駆動させるアクチュエータ作動制御部と、を備える。
糊槽に収容された糊に浸かった状態で駆動される被駆動部材は、駆動されることにより糊槽に収容された糊を攪拌する効果がある。製本に使用される糊は一般に粘性が高く、加熱された糊は糊槽内において自然に循環しにくい。このような糊をウォーミングアップ工程中に攪拌することにより、糊槽に収容された糊の温度を早期に上昇させることができることが発明者の鋭意なる研究開発の結果判明した。この態様によれば、被駆動部材を駆動できる状態にまで糊が溶融したときに迅速に被駆動部材を駆動させ、糊槽に収容された糊を攪拌することができる。このため、糊槽に収容された糊を早期に攪拌することができ、糊槽に収容された糊を溶融するウォーミングアップ工程を短縮化することができる。
本態様に係る製本装置は、糊槽に収容された糊の温度を検知する温度センサを更に備えてもよい。アクチュエータ作動制御部は、糊槽に収容された糊の温度が所定の値を超えた場合に、アクチュエータ作動制御の繰り返しを開始してもよい。
糊槽に収容された糊が固化した状態のまま被駆動部材に駆動力を与えた場合、被駆動部材、アクチュエータ、または両者に介在する駆動伝達機構にある程度の負荷が与えられる。このように糊槽に収容される糊がある程度加熱されてから被駆動部材に駆動力を与えることにより、これらの構成要素に与える負荷を軽減することができる。
本発明の別の態様もまた、製本装置である。この装置は、複数の用紙が重ね合わされた用紙束である本身の背部を表紙に糊付けして製本する製本装置において、本身の背部に塗布されるべき糊であって固化した状態から加熱されることにより溶融する糊を収容する糊槽と、糊槽に収容された糊を加熱する加熱手段と、糊槽に収容された糊に浸かった状態で駆動される第1被駆動部材と、糊槽に収容された糊に浸かった状態で駆動される第2被駆動部材と、第1被駆動部材を駆動する第1アクチュエータと、第2被駆動部材を駆動する第2アクチュエータと、第1アクチュエータにより発生した駆動力を第1被駆動部材に伝達する第1駆動伝達手段と、第2アクチュエータにより発生した駆動力を第2被駆動部材に伝達する、第1駆動伝達手段よりも強度の低い第2駆動伝達手段と、第1被駆動部材の動きを検知する第1動作検知手段と、第2被駆動部材の動きを検知する第2動作検知手段と、糊槽に収容された糊の温度を検知する温度センサと、糊槽に収容された糊が固化した状態から本身の背部へ塗布可能に溶融するまで加熱手段によって加熱されるウォーミングアップ工程中において、第1被駆動部材に駆動力が与えられるよう第1アクチュエータを作動させ第1被駆動部材の動きが検知されなければ第1アクチュエータの作動を停止させる第1アクチュエータ作動制御を、被駆動部材の動きが検知されるまで繰り返し実施し、第1被駆動部材の動きが検知された場合に第1被駆動部材を引き続き駆動させ、第2被駆動部材に駆動力が与えられるよう第2アクチュエータを作動させ第2被駆動部材の動きが検知されなければ第2アクチュエータの作動を停止させる第2アクチュエータ作動制御を、被駆動部材の動きが検知されるまで繰り返し実施し、第2被駆動部材の動きが検知された場合に第2被駆動部材を引き続き駆動させるアクチュエータ作動制御部と、を備える。アクチュエータ作動制御部は、糊槽に収容された糊の温度が第1アクチュエータ作動制御の繰り返しを開始する温度よりも高い所定の値を超えた場合に、第2アクチュエータ作動制御の繰り返しを開始する。
この態様によれば、強度の高い第1駆動伝達手段へ駆動力を与え始める時の糊の温度よりも高い温度まで糊が加熱されてから、強度の低い第2駆動伝達手段への駆動力の付与を開始することができる。このため、第2アクチュエータ作動制御を繰り返す回数や期間を低減することができ、強度の低い第2駆動伝達手段に与える負荷を軽減することができる。
本発明によれば、本身の背部を表紙に糊付けして製本する製本装置において、糊槽に収容された糊が固化した状態から溶融されるまで加熱されるウォーミングアップ工程を短縮することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態(以下、実施形態という)について詳細に説明する。
図1(a)は、本実施形態に係る製本装置800の前面図であり、図1(b)は、本の実施形態に係る製本装置800の上面図である。なお、図1(a)および図1(b)は、ともに製本装置800の主要な部分を模式的に示した図であり、製本装置800全体の筐体などの図は省略されている。
製本装置800は、本身12および表紙14から成る本10を製本する。本実施形態において本身12とは、本10のうち表紙14以外の中身の部分のことを意味し、たとえばオフセット印刷などの印刷、電子写真方式、またはインクジェット方式などの画像記録方式によって画像が記録された用紙が複数枚重ね合わされた用紙束を意味する。
本実施形態に係る製本装置800は、いわゆる無線綴じ製本またはくるみ製本と呼ばれる製本方式を採用しており、本身12の背の部分(以下「背部」という)に糊を塗り、表紙14を貼り付け且つ折りたたんで1冊の本10を製本する。このため表紙14は、本10の表面、背部、および裏面となる部分が連続する一枚の紙から成る。製本装置800は、クランプ部100、クランパ搬送部700、ミーリング部200、糊付け部300、ニッピング部400、表紙搬送制御部500、表紙位置決め移動部600を備える。
クランプ部100は、一対のクランプ板110、およびクランプ板搬送部(図示せず)を有する。クランプ板110の各々は板状に形成され、広い面同士が対向するように配置される。クランプ板搬送部は、一対のクランプ板のうち一方のクランプ板110を、他方のクランプ板110に対して離間および近接する方向に移動させる。
クランプ部100は、一方のクランプ板110を他方に近接するよう移動させることにより本身12を挟持する。このとき、クランプ部100は、背部、および天地のいずれかまたは両方の端部が位置決めされた本身12を、背部が下方を向き、背部近傍の側面がクランプ部100の下面から適度に突出するよう挟持する。
クランパ搬送部700は、上記のように本身12を挟持したクランプ部100を、挟持された本身12の背部の延在方向に搬送する。この本身12の搬送経路に近接してミーリング部200、糊付け部300、およびニッピング部400が配置される。
ミーリング部200はミーリング刃(図示せず)を備え、このミーリング刃によって、糊付けすべき本身12の背部に糊による接着強度を上げるための傷を付ける。糊付け部300は、ミーリング部200によって傷付けられた背部、および背部近傍の側面に糊を塗布する。糊付け部300の構成については図2および図3に関連して詳述する。
ニッピング部400は、本身12の糊が塗布された部分に表紙14を貼り付け且つ表紙14を折りたたむ。具体的には、表紙14は積載された状態から一枚ずつ表紙搬送制御部500によってニッピング部400に向かって送り出される。送り出された表紙14は表紙位置決め移動部600によって位置決めされ、ニッピング部400の表紙載置テーブル(図示せず)上に載置される。クランパ搬送部700は、表紙載置テーブル上に載置された表紙14の上方に本身12が位置するまでクランプ部100を搬送し停止する。ニッピング部400は、表紙載置テーブルを上方に移動させて本身12の背部に表紙14を当接させることにより、糊が塗布された本身12の背部に表紙14を接着する。またニッピング部400は、表紙14を折りたたんで糊が塗布された本身12の背部近傍の側面にも表紙14を接着する。こうして製本装置800は、本身12および表紙14から本10を製本する。
図2は、本実施形態に係る糊付け部300の上面図であり、図3は、本実施形態に係る糊付け部300の裏面図である。なお、図3では、理解を容易なものとするため外側フレーム314および糊槽312は断面によって示されている。図2では、本身12は右方向に搬送され、下方が装置前方となる。図3では、本身12は左方向に搬送される。図2および図3において、本身12が搬送されるときの背部12aの通過経路をWで示す。
糊付け部300は、糊槽312、外側フレーム314、第1糊付けドラム316、第2糊付けドラム326、第1横糊ローラ350、第2横糊ローラ352、およびスクレープローラ374などを有する。
糊槽312は鉄系材料、ステンレス、またはアルミニウム系材料などの金属材料により成形された直方体のブロックを、上部が開口し外壁となる部分が略同一の厚さとなるようにくり抜いた形状に形成される。この結果、糊槽312の内部には、糊を収容する糊室312aが形成される。糊槽312は、外側フレーム314に固定され支持される。
本実施形態において糊槽312に収容される糊は、常温では固化した状態を維持し、所定の温度まで加熱されると溶融して粘性の高い液状に変化するものが採用される。本実施形態では、140℃から180℃の間の温度で本身12の背部に塗布可能に溶融する糊が採用される。このため糊槽312には、糊室312aに収容される糊を加熱する5本のヒータが設けられている。糊室312aの本身12の搬送方向上流側の端面近傍には、糊の温度を検知する温度センサとしてのサーミスタ(図示せず)が2つ設けられている。また、製本装置800には、電子制御部(図示せず)が設けられている。電子制御部は、各種演算処理を実行するCPU、各種制御プログラムを格納するROM、データ格納やプログラム実行のためのワークエリアとして利用されるRAMを有し、装置内のヒータやアクチュエータなどを制御する。サーミスタは電子制御部に接続されており、サーミスタの検知結果は電子制御部に出力される。電子制御部は、サーミスタの検知結果を利用して、製本時において糊が固化しないよう、糊の溶融温度に応じて糊を140℃から180℃の間の適度な温度に維持するようヒータのオン、オフを制御する。
シャフト318は、円柱状に形成された第1糊付けドラム316の中心孔に挿通され第1糊付けドラム316に固定される。シャフト318はベアリング322およびベアリング324を介して糊槽312に回転可能に支持される。このとき第1糊付けドラム316は、糊室312a内において装置前後方向が軸方向となるよう本身12の搬送方向上流側に配置される。
シャフト328は、第1糊付けドラム316と略同一の円柱状に形成された第2糊付けドラム326の中心孔に挿通され第2糊付けドラム326に固定される。シャフト328はベアリング332およびベアリング334を介して糊槽312に回転可能に支持される。このとき第2糊付けドラム326は、糊室312a内において装置前後方向が軸方向となるよう第1糊付けドラム316より本身12の搬送方向下流側に配置される。
糊槽312から突出するシャフト318の装置後方の端部には、ドラムギヤ320が取り付けられている。また、糊槽312から突出するシャフト328の装置後方の端部には、ドラムギヤ330が取り付けられている。一方、糊槽312の装置後方側にはブラケット338を介して第1モータ336が設けられており、第1モータ336のモータ軸にはモータギヤ340が取り付けられている。ドラムギヤ320、ドラムギヤ330、モータギヤ340、およびアイドラギヤ376は駆動チェーン342によって連結されている。したがって、第1モータ336が作動することにより第1糊付けドラム316および第2糊付けドラム326の双方が駆動される。電子制御部は第1モータ336の作動を制御することにより、第1糊付けドラム316および第2糊付けドラム326の駆動を制御する。
第1糊付けドラム316の外周の近傍且つ本身12の搬送方向上流側には、糊量調整部材344が設けられる。糊量調整部材344は板金を曲げ加工することによって形成されている。糊量調整部材344は、第1糊付けドラム316の軸方向に直線的に延在する板金端部である糊量調整部344aを有する。糊量調整部材344は回動自在に設けられており、糊量調整部材344が回動することにより、第1糊付けドラム316の外周と糊量調整部344aとの間隔が変化する。糊量調整部材344は回動軸(図示せず)に取り付けられており、回動軸がモータなどのアクチュエータ(図示せず)によって駆動されることにより、糊量調整部材344の回動角度が変更させられる。電子制御部は、糊量調整部材344の回動角度を制御することにより、糊量調整部344aと第1糊付けドラム316外周との間隔を調整し、本身12の背部12aに塗布する糊の量を制御する。
第2糊付けドラム326の外周の近傍且つ本身12の搬送方向上流側には、糊量調整部材346が設けられる。糊量調整部346aを有するなど糊量調整部材346の構成は糊量調整部材344と同様である。電子制御部は、糊量調整部材346の回動角度を制御することにより、糊量調整部346aと第2糊付けドラム326外周との間隔も調整し、本身12の背部12aに塗布する糊の量を制御する。
第1糊付けドラム316および第2糊付けドラム326は、各々を加熱するヒータ(図示せず)を内包している。電子制御部は、製本時において第1糊付けドラム316および第2糊付けドラム326の各々の外周表面に付着した糊が固化しないよう、また糊室312aの糊が固化しないよう、ヒータのオン、オフを制御する。
第2糊付けドラム326からさらに本身12の搬送方向下流側には、第1横糊ローラ350および第2横糊ローラ352が設けられる。第1横糊ローラ350および第2横糊ローラ352は、外周にテーパー部が設けられた円盤状に形成される。第1横糊ローラ350および第2横糊ローラ352は、各々のテーパー部が対向し、各々の中心軸の下方に向かう仮想延長線が交差するよう設けられる。
本実施形態では、第2横糊ローラ352は装置前後方向に固定されている。第1横糊ローラ350は、モータなどのアクチュエータによってボールネジ(図示せず)が駆動されることにより装置前後方向に移動する。製本装置800には本身12の厚さを検出する厚さ検出部(図示せず)が設けられており、電子制御部は、検出された本身12の厚さに応じて第1横糊ローラ350を装置前後方向に移動させ、第1横糊ローラ350と第2横糊ローラ352の各々のテーパー部の間隔を、糊付けの対象となる本身12の厚さと略同一の距離に調整する。
第1横糊ローラ350および第2横糊ローラ352には、各々ハス歯ギヤ(図示せず)が設けられており、このハス歯ギヤにシャフト354に設けられたギヤ(図示せず)が噛合する。シャフト354は軸方向が装置前後方向となるよう、回転可能に糊槽312に支持される。シャフト354の装置後方側の端部にはギヤ356が設けられている。ギヤ356はギヤ358と噛合し、ギヤ358はシャフト362に設けられたギヤ360に噛合する。
シャフト362は軸方向が装置前後方向となるよう、回転可能に糊槽312に支持される。シャフト362の略中央にはスクレープローラ374が取り付けられている。スクレープローラ374は円筒状に形成されており、この円筒内部孔にシャフト362が挿通され固定されることにより、スクレープローラ374がシャフト362に取り付けられる。
スクレープローラ374は第1横糊ローラ350および第2横糊ローラ352より本身12の搬送方向下流側に配置される。またスクレープローラ374は第1糊付けドラム316およびドラムギヤ320と略同一の軸方向の長さを有し、第1糊付けドラム316およびドラムギヤ320と装置前後方向の位置が略同一の位置となるよう配置される。第1糊付けドラム316、第2糊付けドラム326、およびスクレープローラ374は、各々の最上位の箇所が、背部12aの通過経路Wに位置するよう配置される。なお、第1横糊ローラ350および第2横糊ローラ352の各々のテーパー部は、この水平面から上方にかけて本身12の側面に糊を塗布するため、この背部12aの通過経路Wから上方にかけて相互に対向するよう配置される。
シャフト362の装置後方側の端部にはギヤ370が設けられている。一方、糊槽312の装置後方側の面にはブラケット366を介して第2モータ364が設けられている。第2モータ364のモータ軸にはモータギヤ368が設けられており、モータギヤ368とギヤ370が噛合している。以上の構成により、第2モータ364が作動することによってスクレープローラ374、第1横糊ローラ350、および第2横糊ローラ352が駆動される。電子制御部は、第2モータ364の作動を制御することによって、第1横糊ローラ350、第2横糊ローラ352、およびスクレープローラ374の駆動を制御する。このように電子制御部は、第1モータ336および第2モータ364などのアクチュエータを制御するアクチュエータ制御部として機能する。
スクレープローラ374の本身12搬送方向下流側には、糊槽312の上面に当接するよう糊槽312に固定される糊切り部材372が設けられる。糊切り部材372は平板状の部材がコ字状に曲げられた形状に形成され、本身12の搬送方向上流側の曲げ部の端部である第1糊切り部372a、および下流側の曲げ部の端部である第2糊切り部372bの2つの曲げ部の端部を有する。第1糊切り部372aおよび第2糊切り部372bは、本身12が搬送されるときの背部12aの通過経路Wより微小に下方に位置するよう糊切り部材372が設けられ、スクレープローラ374を通過した本身12の背部12aの搬送方向上流側端部に糊の垂れ下がりが発生した場合、その垂れ下がった糊を除去する。
以下、本実施形態に係る糊付け部300の動作手順について説明する。糊槽312に収容される糊が充分に溶融されるまで加熱され、また第1糊付けドラム316および第2糊付けドラム326も充分に加熱された状態で、本身12は背部12aが下方に向いた状態で糊付け部300に搬入される。
電子制御部は、糊付け部300に本身12が搬入されると第1モータ336を作動させ、外周上面の移動方向が本身12の搬送方向と同じ方向となる回転方向に第1糊付けドラム316および第2糊付けドラム326を駆動させる。これにより第1糊付けドラム316および第2糊付けドラム326の外周には糊槽312に収容される糊が付着する。電子制御部は、このように付着した糊が適度な量となるよう糊量調整部材344および糊量調整部材346の各々の回動角度を調整する。
また、電子制御部は、第2モータ364を作動させて、外周上面の移動方向が本身12の搬送方向と同じ方向となる回転方向にスクレープローラ374を駆動させ、また対向するテーパー部が本身12の搬送方向と同じ方向となる回転方向に第1横糊ローラ350および第2横糊ローラ352を駆動させる。
第1糊付けドラム316および第2糊付けドラム326は、下方に向けられた背部12aに順次当接し、本身12が搬送されることにより背部12aに糊を塗布する。次に第1横糊ローラ350および第2横糊ローラ352は、対向するテーパー部で搬送される本身12を挟持することにより、本身12の背部12a近傍の側面に糊を塗布する。さらにスクレープローラ374は、下方に向けられた背部12aに当接し、本身12が搬送されることにより背部12aに塗布された糊の厚さが適度かつ均一な厚さとなるよう調整する。このように背部12aおよび背部12a近傍の側面に糊が塗布された本身12は、表紙14を貼り付ける工程を行うべく、次にニッピング部400に搬送される。
上述のように本実施形態に係る製本装置800で使用される糊は、常温で固化した状態を維持し、加熱されることにより溶融する。したがって、たとえば製本装置800の使用開始時などは糊槽312に収容された糊は固化した状態となっているため、本身12の背部に糊を塗布するためには、糊槽312に収容された糊を所定の温度まで加熱する必要がある。
このため、電子制御部は、サーミスタの検知結果を利用して糊槽312に収容される糊の温度を検知し、糊の温度が本身12の背部に塗布可能な温度に達していない場合は、その温度に達するまで、糊槽312に収容される糊を加熱するウォーミングアップ工程を実施する。このウォーミングアップ工程において、電子制御部は、糊槽312に設けられる5本のヒータ、および第1糊付けドラム316と第2糊付けドラム326の双方に内包されるヒータをオンにして糊槽312に収容される糊を加熱する。
本実施形態に係る製本装置800は糊槽312に多くの量の糊を収容可能となっているため、単にヒータをオンにしただけでは糊槽312に収容された糊を溶融するために比較的長い時間を要する。これは、製本装置800に使用される糊の粘性が高いため、加熱された糊が糊槽312内を循環しにくいことが要因の一つであることを発明者は認識した。その後、発明者の鋭意なる研究開発の結果、第1糊付けドラム316、第2糊付けドラム326、第1横糊ローラ350、または第2横糊ローラ352など、糊槽312内に収容される糊に浸かった状態で駆動される被駆動部材を駆動し、加熱された糊を糊槽312内で攪拌し循環させることで、糊槽312に収容された糊を本身12に塗布可能にまで溶融するまでの時間、すなわちウォーミングアップ時間を短縮することができることを発見した。
常温時は糊槽312に収容された糊は固化した状態となっているため、この状態ではこれらの被駆動部材を駆動することは困難である。しかし、糊が溶融し始めると、本身12に塗布可能な温度に達する前にこれらの被駆動部材を駆動することが可能になる。したがって、これらの被駆動部材が駆動可能になってから速やかに駆動を開始させることができれば、ウォーミングアップ期間中においてより長い時間、糊槽312に収容された糊を攪拌することができるため、ウォーミングアップ時間をより短縮することが可能となる。
このため、電子制御部は、上述のウォーミングアップ工程中において、糊槽312内に収容される糊に浸かった状態で駆動される被駆動部材に駆動力が与えられるようアクチュエータを作動させ被駆動部材の動きが検知されなければアクチュエータの作動を停止させるアクチュエータ作動制御を、被駆動部材の動きが検知されるまで所定の条件の下繰り返し実施し、被駆動部材の動きが検知された場合に被駆動部材を引き続き駆動させる。以下、アクチュエータとしての第1モータ336および第2モータ364のウォーミングアップ工程における制御手順について、図4および図5に関連して詳述する。
図4は、ウォーミングアップ工程中における第1モータ336の制御手順を示すフローチャートである。本フローチャートにおける処理はウォーミングアップ工程の開始と共に開始し、糊槽312の温度が本身12の背部に塗布可能な温度に達してウォーミングアップ工程が終了するまで、所定時間毎に繰り返し実施される。なお、本フローチャートにおける処理は、ウォーミングアップ工程の終了後の製本工程においても第1モータ336の駆動に影響を与えないため、ウォーミングアップ工程の終了後においてもそのまま継続して実施されてもよい。
電子制御部は、サーミスタによって検知された糊槽312に収容された糊の温度を参照し、本身12の背部に塗布可能な温度まで達していない場合に前述のウォーミングアップ工程を開始する。電子制御部は、ウォーミングアップ工程を開始すると、第1モータ336に作動信号を供給することにより、第1糊付けドラム316および第2糊付けドラム326駆動力を与えるよう第1モータ336を作動させる(S11)。
第1モータ336は、自身のモータ軸の回転を検知する回転センサ(図示せず)を有する。回転センサは、モータ軸の回転速度に応じたパルス信号を出力する。第1モータ336のモータ軸が回転したときには、第1糊付けドラム316および第2糊付けドラム326が回転するため、第1モータ336の回転を検知する回転センサは、第1糊付けドラム316および第2糊付けドラム326の回転を検知する第1動作検知手段として機能する。この回転センサは電子制御部に接続されており、回転センサが出力したパルス信号は電子制御部に入力される。電子制御部は、第1モータ336の回転センサから入力されるパルス信号を利用して、第1モータ336に作動信号を供給したときに第1モータ336が回転したか否か、すなわち第1糊付けドラム316および第2糊付けドラム326が回転したか否かを判定する(S12)。
第1モータ336は回転していないと判定された場合(S12のN)、第1糊付けドラム316または第2糊付けドラム326周辺の糊が、未だ第1糊付けドラム316または第2糊付けドラム326が回転することができる程度にまで溶融していないと考えられることから、電子制御部は、第1モータ336の作動を停止する(S13)。
このように電子制御部は、第1糊付けドラム316および第2糊付けドラム326に駆動力が与えられるよう第1モータ336を作動させ、第1糊付けドラム316および第2糊付けドラム326の回転が検知されなければ第1モータ336の作動を停止させる第1アクチュエータ作動制御を、第1モータ336の回転が検知されるまで所定時間毎に繰り返し実施する。第1モータ336が回転したと判定された場合(S12のY)、第1モータ336の作動を継続させ、引き続き第1糊付けドラム316および第2糊付けドラム326を駆動させる。
以上のように第1モータ336の作動を制御することにより、第1糊付けドラム316および第2糊付けドラム326周辺の糊が、第1糊付けドラム316および第2糊付けドラム326を駆動させることができる程度に溶融したときに、速やかに第1糊付けドラム316および第2糊付けドラム326の駆動を開始させることができる。このため、糊槽312に収容された糊を迅速に攪拌し循環させることができ、ウォーミングアップ工程を短縮化することが可能となる。
図5は、ウォーミングアップ工程中における第2モータ364の制御手順を示すフローチャートである。本フローチャートにおける処理はウォーミングアップ工程の開始と共に開始し、糊槽312の温度が本身12の背部に塗布可能な温度に達してウォーミングアップ工程が終了するまで繰り返し実施される。なお、本フローチャートにおける処理は、ウォーミングアップ工程の終了後の製本工程においても第2モータ364の駆動に影響を与えないため、ウォーミングアップ工程の終了後においてもそのまま継続して実施されてもよい。
電子制御部は、サーミスタによって検知された糊槽312に収容された糊の温度を参照し、本身12の背部に塗布可能な温度まで達していない場合に前述のウォーミングアップ工程を開始する。電子制御部は、ウォーミングアップ工程を開始すると、糊槽312に収容された糊の温度Tが所定の閾値温度T1以上か否かを判定する(S21)。本実施形態ではT1として100℃が設定されている。糊槽312に収容された糊の温度Tが所定の閾値温度T1より低いと判定された場合(S21のN)、電子制御部は、第2モータ364を作動させることなく、本フローチャートにおける処理を終了する。
糊槽312に収容された糊の温度Tが所定の閾値温度T1以上と判定された場合(S21のY)、電子制御部は、第2モータ364に作動信号を供給することにより、第1横糊ローラ350および第2横糊ローラ352に駆動力を与えるよう第2モータ364を作動させる(S22)。
第2モータ364は、第1モータ336が有する回転センサと同様の回転センサを有する。第2モータ364のモータ軸が回転したときには第1横糊ローラ350および第2横糊ローラ352も回転するため、第2モータ364の回転センサは、第1横糊ローラ350および第2横糊ローラ352の回転を検知する第2動作検知手段として機能する。第2モータ364の回転センサも電子制御部に接続されており、第2モータ364の検知信号は電子制御部に入力される。電子制御部は、第2モータ364の回転センサから入力されるパルス信号を利用して、第2モータ364に作動信号を供給したときに第2モータ364が回転したか、すなわち第1横糊ローラ350および第2横糊ローラ352が回転したか否かを判定する(S23)。
第2モータは回転していないと判定された場合(S23のN)、第1横糊ローラ350または第2横糊ローラ352周辺の糊が、未だ第1横糊ローラ350または第2横糊ローラ352が回転することができる程度にまで溶融していないと考えられることから、電子制御部は、第2モータ364の作動を停止する(S24)。
このように電子制御部は、第1横糊ローラ350および第2横糊ローラ352に駆動力が与えられるよう第2モータ364を作動させ、第1横糊ローラ350および第2横糊ローラ352の回転が検知されなければ第2モータ364の作動を停止させる第2アクチュエータ作動制御を、第2モータ364の回転が検知されるまで所定時間毎に繰り返し実施する。第2モータ364が回転したと判定された場合(S23のY)、第2モータ364の作動を継続させ、引き続き第1横糊ローラ350および第2横糊ローラ352を駆動させる。
以上のように第2モータ364の作動を制御することにより、第1横糊ローラ350および第2横糊ローラ352周辺の糊が、第1横糊ローラ350および第2横糊ローラ352を駆動させることができる程度に溶融したときに、速やかに第1横糊ローラ350および第2横糊ローラ352の駆動を開始させることができる。このため、第1横糊ローラ350および第2横糊ローラ352の回転によっても、糊槽312に収容された糊を迅速に攪拌し循環させることができ、ウォーミングアップ工程を短縮化することが可能となる。
また、S21に示されるように、電子制御部は、糊槽に収容された糊の温度が前述の第1アクチュエータ作動制御の繰り返しを開始する温度よりも高い所定温度T1を超えた場合に、第2アクチュエータ作動制御の繰り返しを開始する。
第1横糊ローラ350および第2横糊ローラ352は、ギヤ356、ギヤ358、およびギヤ360などによって構成される第2駆動伝達手段を介して、第2モータ364で発生した駆動力が伝達される。一方、第1糊付けドラム316および第2糊付けドラム326は、ドラムギヤ320、ドラムギヤ330、モータギヤ340、および駆動チェーン342などによって構成され第1駆動伝達手段を介して第1モータ336で発生した駆動力が伝達される。本実施形態では、第2駆動伝達手段は、第1駆動伝達手段よりも強度が低いものとなっている。上記のように第2モータ364を制御することにより、強度の高い第1駆動伝達手段に駆動力の付与を開始するときの糊の温度よりも高い温度まで糊が加熱されてから、強度の低い第2駆動伝達手段に駆動力の付与を開始することができる。このため、糊槽312に収容された糊の溶融がより進んだときに第2駆動伝達手段に駆動力を与えることができ、強度の低い駆動伝達手段に与える負荷を軽減することができる。
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、また、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を実施形態に対して加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施形態も本発明の範囲に含まれうる。以下、そうした例をあげる。
糊槽312に収容される糊に浸かった状態で駆動される被駆動手段は、ローラのように回転運動するものに限られず、たとえば駆動されることにより往復運動するようなものでもよい。このような被駆動手段を駆動させることによっても、糊槽312に収容される糊を攪拌することができ、ウォーミングアップ工程を短縮化させることができる。
また、図4に示される第1モータ336の制御手順において、電子制御部は、ウォーミングアップ工程を開始すると、糊槽312に収容された糊の温度Tが所定の閾値温度T2以上か否かを判定し、所定の閾値温度T2より低いと判定された場合、第1モータ336を作動させることなく、図4に示されるフローチャートにおける処理を終了してもよい。これによって、ドラムギヤ320、ドラムギヤ330、モータギヤ340、および駆動チェーン342などによって構成され、第1モータ336の駆動力を第1糊付けドラム316および第2糊付けドラム326に伝達する駆動伝達手段の負荷の増加も抑制することができる。
なお、この場合、第1横糊ローラ350および第2横糊ローラ352へ駆動力の付与を開始する閾値温度T1は、第1糊付けドラム316および第2糊付けドラム326への駆動力の付与を開始する閾値温度T2よりも高い温度に設定される。これにより、強度の低い第2駆動伝達手段の負荷の増加をより抑制することができる。
300 糊付け部、 312 糊槽、 312a 糊室、 316 第1糊付けドラム、 326 第2糊付けドラム、 350 第1横糊ローラ、 352 第2横糊ローラ、 336 第1モータ、 364 第2モータ、 400 ニッピング部、 700 クランパ搬送部、 800 製本装置。
Claims (3)
- 複数の用紙が重ね合わされた用紙束である本身の背部を表紙に糊付けして製本する製本装置において、
本身の背部に塗布されるべき糊であって固化した状態から加熱されることにより溶融する糊を収容する糊槽と、
前記糊槽に収容された糊を加熱する加熱手段と、
前記糊槽に収容された糊に浸かった状態で駆動される被駆動部材と、
前記被駆動部材を駆動するアクチュエータと、
前記被駆動部材の動きを検知する動作検知手段と、
前記糊槽に収容された糊が固化した状態から本身の背部へ塗布可能に溶融するまで前記加熱手段によって加熱されるウォーミングアップ工程中において、前記被駆動部材に駆動力が与えられるよう前記アクチュエータを作動させ前記被駆動部材の動きが検知されなければ前記アクチュエータの作動を停止させるアクチュエータ作動制御を、前記被駆動部材の動きが検知されるまで繰り返し実施し、前記被駆動部材の動きが検知された場合に前記被駆動部材を引き続き駆動させるアクチュエータ作動制御部と、
を備えることを特徴とする製本装置。 - 前記糊槽に収容された糊の温度を検知する温度センサを更に備え、
前記アクチュエータ作動制御部は、前記糊槽に収容された糊の温度が所定の値を超えた場合に、前記アクチュエータ作動制御の繰り返しを開始することを特徴とする請求項1に記載の製本装置。 - 複数の用紙が重ね合わされた用紙束である本身の背部を表紙に糊付けして製本する製本装置において、
本身の背部に塗布されるべき糊であって固化した状態から加熱されることにより溶融する糊を収容する糊槽と、
前記糊槽に収容された糊を加熱する加熱手段と、
前記糊槽に収容された糊に浸かった状態で駆動される第1被駆動部材と、
前記糊槽に収容された糊に浸かった状態で駆動される第2被駆動部材と、
前記第1被駆動部材を駆動する第1アクチュエータと、
前記第2被駆動部材を駆動する第2アクチュエータと、
前記第1アクチュエータにより発生した駆動力を前記第1被駆動部材に伝達する第1駆動伝達手段と、
前記第2アクチュエータにより発生した駆動力を前記第2被駆動部材に伝達する、前記第1駆動伝達手段よりも強度の低い第2駆動伝達手段と、
前記第1被駆動部材の動きを検知する第1動作検知手段と、
前記第2被駆動部材の動きを検知する第2動作検知手段と、
前記糊槽に収容された糊の温度を検知する温度センサと、
前記糊槽に収容された糊が固化した状態から本身の背部へ塗布可能に溶融するまで前記加熱手段によって加熱されるウォーミングアップ工程中において、前記第1被駆動部材に駆動力が与えられるよう前記第1アクチュエータを作動させ前記第1被駆動部材の動きが検知されなければ前記第1アクチュエータの作動を停止させる第1アクチュエータ作動制御を、前記被駆動部材の動きが検知されるまで繰り返し実施し、前記第1被駆動部材の動きが検知された場合に前記第1被駆動部材を継続して駆動させ、前記第2被駆動部材に駆動力が与えられるよう前記第2アクチュエータを作動させ前記第2被駆動部材の動きが検知されなければ前記第2アクチュエータの作動を停止させる第2アクチュエータ作動制御を、前記被駆動部材の動きが検知されるまで繰り返し実施し、前記第2被駆動部材の動きが検知された場合に前記第2被駆動部材を引き続き駆動させるアクチュエータ作動制御部と、を備え、
前記アクチュエータ作動制御部は、前記糊槽に収容された糊の温度が前記第1アクチュエータ作動制御の繰り返しを開始する温度よりも高い所定の値を超えた場合に、前記第2アクチュエータ作動制御の繰り返しを開始することを特徴とする製本装置。
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JP2010058440A (ja) * | 2008-09-05 | 2010-03-18 | Kyodo Seiki:Kk | 糊付装置 |
JP2010125685A (ja) * | 2008-11-27 | 2010-06-10 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 製本装置及び画像形成システム |
JP2010131805A (ja) * | 2008-12-03 | 2010-06-17 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 製本装置及び画像形成システム |
JP2013184439A (ja) * | 2012-03-09 | 2013-09-19 | Dainippon Printing Co Ltd | 糊付装置、製本装置 |
CN108357233A (zh) * | 2018-02-28 | 2018-08-03 | 重庆普天印务有限公司 | 书籍胶装设备 |
-
2006
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