JP2008221465A - ポリウレタンフォーム積層体およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】表面材11と裏面材18との間に介在するポリウレタンフォーム14の投入厚みを1.5〜3.0mmとし、表面材11側または裏面材18側で、後に接着する側のポリウレタンフォーム14の溶融厚さ14bを、先に接着する側のポリウレタンフォーム14の溶融厚さ14aより多くし、また溶融接着後の溶融接着層14a,14bを含むポリウレタンフォーム14の全厚さを0.8mm以下とする。これにより、先の溶融厚さ14aをこれまでと同様に確保しても後の溶融厚さ14bをそれ以上として、均一な溶融層を形成して接着できるようにし、しかもそのまま残るポリウレタンフォームの全厚さを小さくして復元力の影響を抑えることで、表面材に凹凸やしわなどが発生しないようにする。
【選択図】図2
Description
図1および図2は、この発明のポリウレタンフォーム積層体の製造方法の一実施の形態にかかり、図1は製造工程の概略構成図、図2は各工程でのポリウレタンフォーム積層体の断面図である。
表面材として目付200g/m2の織布を用い、ポリウレタンフォームの投入厚を2.5mmとし、表面材との溶融厚さを0.8mm、裏面材との溶融厚さを1.4mm、ポリウレタンフォームの溶融接着層を含む残厚を0.3mmとしてポリウレタンフォーム積層体を製造した。
得られたポリウレタンフォーム積層体は、表面材に凹凸やしわの発生はなく、接着性、表面外観、風合い、成形性のいずれも〇であった。
表面材として目付200g/m2の織布を用い、ポリウレタンフォームの投入厚を2.5mmとし、表面材との溶融厚さを0.7mm、裏面材との溶融厚さを1.3mm、ポリウレタンフォームの溶融接着層を含む残厚を0.5mmとしてポリウレタンフォーム積層体を製造した。
得られたポリウレタンフォーム積層体は、表面材に凹凸やしわの発生はなく、接着性、表面外観、風合い、成形性のいずれも〇であった。
表面材として目付200g/m2の織布を用い、ポリウレタンフォームの投入厚を2.2mmとし、表面材との溶融厚さを0.7mm、裏面材との溶融厚さを1.3mm、ポリウレタンフォームの溶融接着層を含む残厚を0.2mmとしてポリウレタンフォーム積層体を製造した。
得られたポリウレタンフォーム積層体は、表面材に凹凸やしわの発生はなく、接着性、表面外観、風合い、成形性のいずれも〇であった。
表面材として目付200g/m2の織布を用い、ポリウレタンフォームの投入厚を2.7mmとし、表面材との溶融厚さを0.8mm、裏面材との溶融厚さを1.4mm、ポリウレタンフォームの溶融接着層を含む残厚を0.5mmとしてポリウレタンフォーム積層体を製造した。
得られたポリウレタンフォーム積層体は、表面材に凹凸やしわの発生はなく、接着性、表面外観、風合い、成形性のいずれも○であった。
表面材として目付200g/m2の織布を用い、ポリウレタンフォームの投入厚を2.5mmとし、表面材との溶融厚さを0.5mm、裏面材との溶融厚さを1.4mm、ポリウレタンフォームの溶融接着層を含む残厚を0.6mmとしてポリウレタンフォーム積層体を製造した。
得られたポリウレタンフォーム積層体は、表面材に凹凸やしわの発生はなく、接着性において表面材の接着強度がわずかに不足し△であったが、他の表面外観、風合い、成形性のいずれも○であった。
表面材として目付200g/m2の織布を用い、ポリウレタンフォームの投入厚を1.5mmとし、表面材との溶融厚さを0.5mm、裏面材との溶融厚さを0.8mm、ポリウレタンフォームの溶融接着層を含む残厚を0.2mmとしてポリウレタンフォーム積層体を製造した。
得られたポリウレタンフォーム積層体は、表面材に凹凸やしわの発生はなく、接着性において表面材の接着強度がわずかに不足し△であったが、他の表面外観、風合い、成形性のいずれも○であった。
表面材として目付200g/m2の織布を用い、ポリウレタンフォームの投入厚を1.8mmとし、表面材との溶融厚さを0.6mm、裏面材との溶融厚さを1.0mm、ポリウレタンフォームの溶融接着層を含む残厚を0.2mmとしてポリウレタンフォーム積層体を製造した。
得られたポリウレタンフォーム積層体は、表面材に凹凸やしわの発生はなく、接着性、表面外観、風合い、成形性のいずれも○であった。
実施例1〜7での表面材の目付200g/m2の織布を用いたのに対して、表面材として目付100g/m2の無起毛編物を用い、ポリウレタンフォームの投入厚を2.5mmとし、表面材との溶融厚さを0.8mm、裏面材との溶融厚さを1.4mm、ポリウレタンフォームの溶融接着層を含む残厚を0.3mmとしてポリウレタンフォーム積層体を製造した。
得られたポリウレタンフォーム積層体は、表面材の目付けが小さいにもかかわらず表面材に凹凸やしわの発生はなく、接着性、表面外観、風合い、成形性のいずれも○であった。
表面材として目付200g/m2の織布を用い、ポリウレタンフォームの投入厚を2.5mmとし、表面材との溶融厚さを1.4mmと厚くし、裏面材との溶融厚さを0.8mm、ポリウレタンフォームの溶融接着層を含む残厚を0.3mmとしてポリウレタンフォーム積層体を製造した。
得られたポリウレタンフォーム積層体は、表面外観において凹凸が生じ×であった。
表面材として目付200g/m2の織布を用い、ポリウレタンフォームの投入厚を2.5mmとし、表面材との溶融厚さを0.3mmと少なくし、裏面材との溶融厚さを1.2mm、ポリウレタンフォームの溶融接着層を含む残厚を1.0mmとしてポリウレタンフォーム積層体を製造した。
得られたポリウレタンフォーム積層体は、接着性において表面材の剥離が生じ×であり、表面外観において凹凸が生じ、風合いにおいて表面材の風合いよりもポリウレタンフォームの風合いが強く残り、これらの評価がいずれも×であった。
表面材として目付200g/m2の織布を用い、ポリウレタンフォームの投入厚を2.7mmとし、表面材との溶融厚さを0.7mmとし、裏面材との溶融厚さを1.0mm、ポリウレタンフォームの溶融接着層を含む残厚を1.0mmとしてポリウレタンフォーム積層体を製造した。
得られたポリウレタンフォーム積層体は、接着性においては問題がなく〇であったが、表面外観、風合い、成形性のいずれも×であった。
表面材として目付200g/m2の織布を用い、ポリウレタンフォームの投入厚を3.2mmと厚くし、表面材との溶融厚さを0.8mmとし、裏面材との溶融厚さを1.7mmと多くし、ポリウレタンフォームの溶融接着層を含む残厚を0.7mmとしてポリウレタンフォーム積層体を製造した。
得られたポリウレタンフォーム積層体は、接着性および風合いは問題がなく〇であったが、表面外観において凹凸が生じ、成形性において溶融量が多く、加熱エネルギが多く必要でこれらの評価がいずれも×であった。
表面材として目付200g/m2の織布を用い、ポリウレタンフォームの投入厚を2.5mmとし、表面材との溶融厚さを0.8mmとして溶融接着後一旦巻取り、裏面材との溶融厚さを1.4mmとし、ポリウレタンフォームの溶融接着層を含む残厚を0.3mmとしてポリウレタンフォーム積層体を製造した。
得られたポリウレタンフォーム積層体は、接着性および風合いは問題がなく〇であったが、表面外観において凹凸が生じ、成形性において巻取り工程が必要で設備が複雑となるなどこれらの評価がいずれも×であった。
表面材として目付200g/m2の織布を用い、フレームラミネート法に替え、接着剤を用いて表面材とポリウレタンフォームと裏面材とをそれぞれ接着してポリウレタンフォーム積層体を製造した。
得られたポリウレタンフォーム積層体は、接着性および風合いは問題がなく〇であったが、表面外観において凹凸が生じ、成形性において接着材の塗布が煩雑であり、乾燥工程も必要でこれらの評価がいずれも×であった。
11 表面材
12 送り出しドラム
13 第1押圧ロール
14 ポリウレタンフォーム
14a 溶融接着層
14b 溶融接着層
15 送り出しドラム
16 第1バーナー
17 第2押圧ロール
18 裏面材
19 送り出しドラム
20 第2バーナー
21 巻取りドラム
Claims (3)
- 表面材と裏面材とが表裏の厚さが異なる溶融接着層を有するポリウレタンフォームを介して接着されかつこれら溶融接着層を含むポリウレタンフォームの全厚さを0.8mm以下としてなることを特徴とするポリウレタンフォーム積層体。
- 表面材と裏面材との間に介在させるポリウレタンフォームを加熱溶融して表面材と裏面材を接着させるポリウレタンフォーム積層体を製造するに際し、
前記介在させるポリウレタンフォームの投入厚みを1.5〜3.0mmとし、前記表面材または前記裏面材とのいずれか後に接着する当該ポリウレタンフォームの溶融厚さを、いずれか先に接着する当該ポリウレタンフォームの溶融厚さより多くするとともに、溶融接着後の溶融接着層を含むポリウレタンフォームの全厚さを0.8mm以下とするようにしたことを特徴とするポリウレタンフォーム積層体の製造方法。 - 前記ポリウレタンフォームを、フレームラミネート用フォームとするとともに、片面を先に溶融接着した後、巻き取らずにもう片面の溶融接着を行うようにしたことを特徴とする請求項2記載のポリウレタンフォーム積層体の製造方法。
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