JP7121242B2 - 車両用内装材、及びその製造方法 - Google Patents
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Description
前記エンボス模様の凹部の繊維布帛層の厚み変化率が20%以上50%以下であり、かつ複合シートの厚み変化率が30%以上であることを特徴とする車両用内装材。
表面に型押凸部が突設されたエンボスロールと表面が金属製のバックアップロールとの間に前記複合シートの繊維布帛層側を前記エンボスロール側にして供給して、エンボスロールとバックアップロールとの間で前記複合シートを加熱押圧する加熱押圧工程を備え、
前記加熱押圧工程では、前記エンボスロールは40℃から105℃の温度範囲であり、前記バックアップロールは200℃から235℃の温度範囲であり、かつ
前記エンボスロールの温度が前記バックアップロールの温度より100℃以上低いことを特徴とする車両用内装材の製造方法。
複合シートの厚み変化率が30%以上である請求項2又は3に記載の車両用内装材の製造方法。
エンボス模様の凹部5における繊維布帛層2の厚み変化率(%)=100×(T0-T1)/T0
エンボス模様の凹部5における複合シート4の厚み変化率(%)=100×(H0-H1)/H0
繊維布帛層:織物(厚さ1.0mm)
クッション層:軟質ウレタンフォーム(密度20Kg/m3、厚さ5mm、株式会社イノアックコーポレーション製 商品名EL67)
クッション層の裏基布:丸編地(目付40g/m2)
複合シート:上記繊維布帛層にクッション層をフレームラミネーション法により積層一体化(総厚6.0mm)
実施例1において、エンボスロール8の表面温度を190℃、バックアップロール9の表面温度を100℃にした以外は実施例1と同様にした。エンボス模様の凹部における繊維布帛層の厚み変化率は82%、エンボス模様の凹部における複合シート材の厚み変化率は15%であった。エンボス模様の評価は、「××」、凹部の評価は「×」であった。
実施例1において、エンボスロール8の表面温度を120℃にした以外は実施例1と同様にした。エンボス模様の凹部における繊維布帛層の厚み変化率は56%、エンボス模様の凹部における複合シートの厚み変化率は38%であった。エンボス模様の評価は「×」、凹部の評価は「△」であった。
実施例1において、エンボスロール8の表面温度を120℃にし、エンボスロール8に対するバックアップロール9の表面速度比を1.10にした以外は実施例1と同様にした。エンボス模様の凹部における繊維布帛層の厚み変化率は63%、エンボス模様の凹部における複合シートの厚み変化率は54%であった。エンボス模様の評価は「×」、凹部の評価は「△」であった。
実施例1において、エンボスロール8の表面温度を150℃にし、エンボスロール8に対するバックアップロール9の表面速度比を1.10にした以外は実施例1と同様にした。エンボス模様の凹部における繊維布帛層の厚み変化率は70%、エンボス模様の凹部における複合シートの厚み変化率は56%であった。なお、図7は比較例4の断面写真である。エンボス模様の評価は「×」、凹部の評価は「×」であった。
実施例1において、エンボスロール8の表面温度を180℃にし、エンボスロール8に対するバックアップロール9の表面速度比を1.10にした以外は実施例1と同様にした。エンボス模様の凹部における繊維布帛層の厚み変化率は75%、エンボス模様の凹部における複合シートの厚み変化率は68%であった。エンボス模様の評価は「×」、凹部の評価は「×」であった。
エンボス模様を上にして机に並べた後、エンボス模様の真上からと斜め45度の方向から、凹凸形状を比較例1と比べて目視観察し、次の基準で評価した。判定の「○」以上を合格とした。
(判定基準)
「◎」:凹凸形状がマイルドで、複合シート全体は凹凸形状が大きく明瞭である。
「○」:凹凸形状がマイルドで、複合シート全体は凹凸形状もある。
「△」:凹凸形状がマイルドで、複合シート全体は凹凸形状が小さい。
「×」:凹凸形状がシャープで、複合シート全体は凹凸形状もある。
「××」:凹凸形状がシャープで、複合シート全体は凹凸形状が小さい。
エンボス模様の凹部における繊維布帛層の繊維のダメージ(潰れ)の有無を比較例1と比べて目視観察し、次の基準で評価した。判定の「○」以上を合格とした。
(判定基準)
「◎」:繊維に潰れが認められない。
「○」:繊維に潰れはほとんど認められない。
「△」:繊維に潰れが認められる。
「×」:繊維に潰れが明らかに認められる。
2・・・繊維布帛層
3・・・クッション層
4・・・複合シート
5・・・エンボス模様の凹部
6・・・エンボス模様の凸部
7・・・ロールエンボス装置
8・・・エンボスロール
9・・・バックアップロール
T0・・・エンボス模様の凸部の繊維布帛層2の厚さ
T1・・・エンボス模様の凹部の繊維布帛層2の厚さ
H0・・・エンボス模様の凸部の複合シート4の厚さ
H1・・・エンボス模様の凹部の複合シート4の厚さ
Claims (4)
- 繊維布帛層とクッション層とが積層一体化された複合シートにエンボス模様が形成された車両用内装材であって、
前記エンボス模様の凹部の繊維布帛層の厚み変化率が20%以上50%以下であり、かつ複合シートの厚み変化率が30%以上であることを特徴とする車両用内装材。 - 繊維布帛層とクッション層とが積層一体化された複合シートにエンボス模様を形成する車両用内装材の製造方法であって、
表面に型押凸部が突設されたエンボスロールと表面が金属製のバックアップロールとの間に前記複合シートの繊維布帛層側を前記エンボスロール側にして供給して、エンボスロールとバックアップロールとの間で前記複合シートを加熱押圧する加熱押圧工程を備え、
前記加熱押圧工程では、前記エンボスロールは40℃から105℃の温度範囲であり、前記バックアップロールは200℃から235℃の温度範囲であり、かつ
前記エンボスロールの温度が前記バックアップロールの温度より100℃以上低いことを特徴とする車両用内装材の製造方法。 - 前記加熱押圧工程において、前記エンボスロールに対する前記バックアップロールのロールの表面速度比が1.0~1.05である請求項2に記載の車両用内装材の製造方法。
- 前記加熱押圧工程において、前記複合シートのエンボス模様の凹部の繊維布帛層の厚み変化率が20%以上50%以下であり、かつ
複合シートの厚み変化率が30%以上である請求項2又は3に記載の車両用内装材の製造方法。
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JP2020215808A JP7121242B2 (ja) | 2020-12-08 | 2020-12-08 | 車両用内装材、及びその製造方法 |
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---|---|---|---|---|
JP2003326598A (ja) | 2002-05-09 | 2003-11-19 | Suminoe Textile Co Ltd | 凹凸模様を有する表皮材及びその製造方法 |
JP2016147432A (ja) | 2015-02-12 | 2016-08-18 | 住江織物株式会社 | 座席用表皮材、及び座席用表皮材の製造方法 |
JP2019077040A (ja) | 2017-10-19 | 2019-05-23 | セーレン株式会社 | 化粧シート、エンボス加工方法及びエンボス加工型 |
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