JP2008220244A - 穀粒搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 穀粒による摩滅が発生しにくいものでありながら、安価かつ軽量に得ることができる穀粒搬送装置を提供する。
【解決手段】 搬送上手側スクリューコンベヤ20と搬送下手側スクリューコンベヤ40とを交差する状態で接続する筒体部31と、搬送上手側スクリューコンベヤ20のスクリュー軸22と搬送下手側スクリューコンベヤ40のスクリュー軸42とを連動させるベベルギヤ機構70Aと、ベベルギヤ機構70Aを収容するギヤケース部32と、筒体部31とギヤケース部32とを有した伝動ケース30とを備えている。筒体部31とギヤケース部32とをアルミ素材の鋳造によって一体成形してある。搬送上手側スクリューコンベヤ20のスクリュー23の搬送終端部23aに対向するケース内面35と、搬送下手側スクリューコンベヤ40のスクリュー43の搬送始端部43aに対向するケース内面37とを伝動ケース30に形成するよう筒体部31の内側に設けた一対の鋼板ライナー33,34を備えてある。
【選択図】 図2

Description

本発明は、搬送上手側スクリューコンベヤと搬送下手側スクリューコンベヤとを交差する状態で接続する筒体部と、前記搬送上手側スクリューコンベヤのスクリュー軸と前記搬送下手側スクリューコンベヤのスクリュー軸とを連動させるベベルギヤ機構と、前記ベベルギヤ機構を収容するギヤケース部と、前記筒体部と前記ギヤケース部とを有した伝動ケースとを備えた穀粒搬送装置に関する。
上記した穀粒搬送装置として、従来、たとえば特許文献1に記載されたものがあった。
特許文献1に記載された穀粒搬送装置は、グレンタンクに設けた底スクリューと、この底スクリューによる穀粒搬送を可能にする底壁体と、グレンタンクの後方側に設けた穀粒取り出し部と、この穀粒取り出し部に下端側が支持された縦スクリューコンベヤとを備えている。
底スクリューと底壁体とは、搬送上手側スクリューコンベヤを構成している。縦スクリューコンベヤは、搬送下手側スクリューコンベヤとなっている。穀粒取り出し部は、伝動ケースによって形成されており、搬送上手側スクリューコンベヤと搬送下手側スクリューコンベヤとを交差した状態で接続する筒体部を備えている。穀粒取り出し部は、底スクリューと縦スクリューとを連動させるベベルギヤ機構としてのギヤを収容したギヤケース部を備えている。
この種の穀粒搬送装置では、搬送上手側スクリューコンベヤと搬送下手側スクリューコンベヤとを接続している筒体部において、搬送上手側スクリューコンベヤと搬送下手側スクリューコンベヤのスクリューによる移送力を受けて移動する穀粒が筒体部の内面に摺接する。このため、従来、前記伝動ケースとして、筒体部内面の摩滅を発生しにくくするよう、筒体部とギヤケース部とを鉄材の鋳造によって一体成形した伝動ケースを採用されていた。
特開2005−210938号公報(段落〔0015〕,〔0020〕、図6)
従来の穀粒搬送装置では、鋳造後の仕上げ加工のために製作費が高くなっていた。また、鋳鉄製のために重くなりがちであった。
本発明の目的は、穀粒による摩滅が発生しにくいものでありながら、安価かつ軽量に得ることができる穀粒搬送装置を提供することにある。
本第1発明は、搬送上手側スクリューコンベヤと搬送下手側スクリューコンベヤとを交差する状態で接続する筒体部と、前記搬送上手側スクリューコンベヤのスクリュー軸と前記搬送下手側スクリューコンベヤのスクリュー軸とを連動させるベベルギヤ機構と、前記ベベルギヤ機構を収容するギヤケース部と、前記筒体部と前記ギヤケース部とを有した伝動ケースとを備えた穀粒搬送装置において、
前記筒体部と前記ギヤケース部とをアルミ素材の鋳造によって一体成形して備え、
前記搬送上手側スクリューコンベヤのスクリューの搬送終端部に対向するケース内面を前記伝動ケースに形成するよう前記筒体部の内側に設けた鋼板ライナーと、前記搬送下手側スクリューコンベヤのスクリューの搬送始端部に対向するケース内面を前記伝動ケースに形成するよう前記筒体部の内側に設けた鋼板ライナーとを備えてある。
本第1発明の構成によると、筒体部とギヤケース部とのアルミ素材の鋳造による一体成形により、伝動ケースの鋳造後の仕上げ加工を不要にあるいは少なく済ませることができ、かつ、伝動ケースの重量軽減をできる。前記各ケース内面を鋼板ライナーによって形成したものだから、アルミ素材の鋳造によって形成するよりも、ケース内面の穀粒との接触による摩滅が発生しにくい。
従って、穀粒による摩滅が発生しにくいように耐久性に優れた穀粒搬送装置でありながら安価に得ることができる。また、コンバインに装備するのに、伝動ケースに起因する重量増大や重心アップを抑制しながら装備できるなど有利に使用することができる。
本第2発明は、本第1発明の構成において、前記伝動ケースに、前記搬送上手側スクリューコンベヤのスクリュー軸芯と、前記搬送下手側スクリューコンベヤのスクリュー軸芯とを通るケース分割面を備えてある。
本第2発明の構成によると、鋼板ライナーを分割伝動ケースの内部に取り付け、この後に分割伝動ケースを連結して伝動ケースを組み立てるという組み立て方法を採用し、鋼板ライナーを筒体部内に取り付けた伝動ケースを得ることができる。すると、鋼板ライナーを筒体部内の所定の取り付け位置に精度よく取り付けながら、鋼板ライナーの取り付けと伝動ケースの組み立てとを一挙に行うことができる。
これにより、鋼板ライナーが精度よく位置決めされて良好に作用する伝動ケースを容易に組み立て、耐久性及び重量の面で優れた穀粒搬送装置を組み立て面からも安価に得ることができる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施例に係る穀粒搬送装置Aが装備されたコンバインの全体側面図である。この図に示すように、コンバインは、左右一対のクローラ式走行装置1,1によって自走するように構成され、かつ、運転座席2を有した運転部と、前記運転座席2の下方に位置するエンジン3を有した原動部とが装備された自走機体を備え、この自走機体の機体フレーム4の前部に連結された刈取り部5を備え、前記機体フレーム4の後部に機体横方向に並べて設けられた脱穀装置6と穀粒タンク10とを備え、前記穀粒タンク10に付設された本実施例に係る穀粒搬送装置Aを備えている。
刈取り部5は、これの刈取り部フレーム5aが昇降シリンダ(図示せず)によって機体フレーム4に対して上下に揺動操作されることにより、刈取り部5の前端部に機体横方向に並んで位置する分草具5bが地面付近に位置した下降作業状態と、前記分草具5bが地面から高く上昇した上昇非作業状態とに昇降する。刈取り部5を下降作業状態にして自走機体を走行させると、刈取り部5は、前記分草具5bによって稲、麦などの植立穀稈をこれと隣り合う植立穀稈と分草し、各分草具5bからの植立穀稈を対応する引起し装置5cによって引起し処理するとともに一つのバリカン形の刈取り装置5dによって刈取り処理し、刈取り装置5dからの刈取り穀稈を搬送装置(図示せず)によって機体後方向きに搬送して脱穀装置6に供給する。脱穀装置6は、刈取り穀稈を脱穀処理する。穀粒タンク10は、脱穀装置6から搬送された脱穀粒を回収して貯留する。
穀粒タンク10は、タンク底部11と、このタンク底部11に脱着自在なタンク本体12とを備えている。タンク底部11は、自走機体前後方向視で下細りのタンク内空間を備えるよう成形された板金部材によって構成してある。タンク底部11は、機体フレーム4に固定されている。タンク本体12は、タンク底部11の内部空間に臨む開口を底に備えるよう成形された樹脂材によって構成してある。
図1に示すように、前記穀粒搬送装置Aは、前記タンク底部11に自走機体前後向きに設けた排出スクリューコンベヤ20(以下、排出コンベヤ20と略称する。)と、前記タンク底部11の後側に位置した伝動ケース30と、前記穀粒タンク10の後側に自走機体上下向きに位置した縦スクリューコンベヤ40(以下、縦コンベヤ40と略称する。)と、この縦コンベヤ40の上端部に始端側が接続された中継スクリューコンベヤ50(以下、中継コンベヤ50と略称する。)と、この中継コンベヤ50の終端側に始端部が接続された横スクリューコンベヤ60(以下、横コンベヤ60と略称する。)とを備えている。横コンベヤ60は、縦コンベヤ40の軸芯まわりに旋回操作でき、中継コンベヤ50の軸芯まわりに上下に起伏操作できる。
図2に示すように、前記排出コンベヤ20は、前記タンク底部11の壁板で成る樋形の搬送ガイド21と、この搬送ガイド21の内側を回転自在に通っているスクリュー軸22と、このスクリュー軸22に一体回転自在に設けたスクリュー23とを備えている。この排出コンベヤ20は、前記伝動ケース30の下端側の内部で前記スクリュー軸22に一体回転自在に設けた回転羽根24を備えている。
図2は、前記伝動ケース30の断面図である。この図に示すように、前記伝動ケース30は、筒体部31と、この筒体部31の中間での内側に設けたギヤケース部32とを備えている。前記筒体部31は、前記排出コンベヤ20の搬送ガイド体21の後端部と、前記縦コンベヤ40の搬送筒41の下端部とを連通状態にして接続している。前記ギヤケース部32は、前記排出コンベヤ20のスクリュー軸22の後端部22aに取り付けられたベベルギヤ71を備えたベベルギヤ機構70Aを収容している。
前記伝動ケース30は、これの全体にわたるアルミ素材の鋳造によって作製してある。これにより、前記筒体部31と前記ギヤケース部32とは、アルミ素材の鋳造によって一体成形されている。
前記伝動ケース30は、前記筒体部31の下端側の内部に設けた鋼板ライナー33と、前記筒体部31の上端側の内部に設けた鋼板ライナー34とを備えている。前記下端側の鋼板ライナー33は、前記排出コンベヤ20の前記スクリュー23の搬送終端部23aと前記回転羽根24とに対向するケース内面35を形成し、かつ、ギヤケース部32の壁面に対するカバー36を形成している。前記上端側の鋼板ライナー34は、前記縦コンベヤ40のスクリュー43の搬送始端部43aに対向するケース内面37を形成し、かつ、ギヤケース部32の壁面に対するカバー38を形成している。前記下側の鋼板ライナー33と前記上側の鋼板ライナー34とは、上側と下側とに入れ替えても装着することができる互換性を備えるよう同一の取り付け仕様になっている。
前記ベベルギヤ機構70Aは、前記ベベルギヤ71を備える他、このベベルギヤ71に噛み合ったベベルギヤ72を備えている。前記ベベルギヤ71は、前記スクリュー軸22の端部22aに一体回転自在に連結されている。前記ベベルギヤ72は、前記縦コンベヤ40のスクリュー軸42の下端部42aに一体回転自在に連結されている。
つまり、ベベルギヤ機構70Aは、排出コンベヤ20のスクリュー軸22と、縦コンベヤ40のスクリュー軸42とを連動させている。
前記縦コンベヤ40は、前記搬送筒41と前記スクリュー軸42と、スクリュー軸42に一体回転自在に設けた前記スクリュー43とを備えている。図3に示すように、縦コンベヤ40は、前記中継コンベヤ50の搬送筒体51の始端側の内部で前記スクリュー軸42に一体回転自在に設けた回転羽根44を備えている。縦コンベヤ40の搬送筒41は、この搬送筒41の下端部に連結された旋回ギヤ45(図2参照)によってスクリュー軸42の軸芯まわりに伝動ケース30に対して回転操作され、これによって横コンベヤ60を旋回させる。
図3に示すように、前記中継コンベヤ50は、前記搬送筒体51を備える他、この搬送筒体51の内部に回転自在に支持させたスクリュー軸52と、このスクリュー軸52に一体回転自在に設けたスクリュー53と、このスクリュー53よりも搬送下手側で前記スクリュー軸52に一体回転自在に設けた回転羽根54とを備えている。中継コンベヤ50の搬送筒体51における搬送下手側部51aは、これに連結された操作ギヤ55によってスクリュー軸52の軸芯まわりに搬送上手側部51bに対して回転操作され、これによって横コンベヤ60を起伏させる。
中継コンベヤ50のスクリュー軸52は、このスクリュー軸52の搬送上手側の端部52aに取り付けられたベベルギヤ75を備えたベベルギヤ機構70Bによって前記縦コンベヤ40のスクリュー軸42に連動されている。前記ベベルギヤ機構70Bは、前記スクリュー軸52の端部52aに一体回転自在に連結された前記ベベルギヤ75を備える他、このベベルギヤ75に噛み合ったベベルギヤ76とを備えている。前記ベベルギヤ76は、縦コンベヤ40のスクリュー軸42の上端部42bに一体回転自在に連結されている。前記ベベルギヤ機構70Bは,前記搬送筒体51の前記搬送上手側部51bの内側に設けたギヤケース部56に収容されている。
図3に示すように、前記横コンベヤ60は、中継コンベヤ50の前記搬送筒体51の搬送終端側に始端部が連結された搬送筒61と、この搬送筒61の内部に回転自在に設けたスクリュー軸62と、このスクリュー軸62に一体回転自在に設けたスクリュー63とを備えている。
図3に示すように、横コンベヤ60のスクリュー軸62は、このスクリュー軸62の搬送上手側の端部62aに取り付けられたベベルギヤ78を備えたベベルギヤ機構70Cによって前記中継コンベヤ50のスクリュー軸52に連動されている。前記ベベルギヤ機構70Cは、前記スクリュー軸62の端部62aに一体回転自在に連結された前記ベベルギヤ78を備える他、このベベルギヤ78に噛み合ったベベルギヤ79を備えている。前記ベベルギヤ79は、中継コンベヤ50のスクリュー軸52の端部52bに一体回転自在に連結されている。前記ベベルギヤ機構70Cは,前記搬送筒体51の前記搬送下手側部51aの内側に設けたギヤケース部57に収容されている。
穀粒搬送装置Aは、穀粒タンク10に貯留された脱穀粒を次の如く排出する。
すなわち、排出コンベヤ20への伝動系に設けられた排出クラッチ(図示せず)を入り状態に切り換え操作する。すると、前記エンジン3から出力された駆動力をスクリュー軸22の前端側に導入して排出コンベヤ20を駆動する。この排出コンベヤ20スクリュー軸23の駆動力をベベルギヤ機構70Aによってスクリュー軸42に伝達して縦コンベヤ40を駆動する。この縦コンベヤ40のスクリュー軸42の駆動力をベベルギヤ機構70Bによってスクリュー軸52に伝達して中継コンベヤ50を駆動する。この中継コンベヤ50のスクリュー軸52の駆動力をベベルギヤ機構70Cによってスクリュー軸62に伝達して横コンベヤ60を駆動する。
すると、排出コンベヤ20は、スクリュー23によってタンク底部11の脱穀粒を搬送ガイド21に沿わせて自走機体後方向きに搬送し、タンク底部11から排出して伝動ケース30の内部に送り込む。排出コンベヤ20は、伝動ケース30に送り込んだ脱穀粒を、スクリュー23の伝動ケース30の内部に位置する搬送終端部23aと前記回転羽根24とによる移送力によって伝動ケース30の内部を上昇移動させる。スクリュー23の前記搬送終端部23aと前記回転羽根24とによる移送力を受けた脱穀粒の一部は、伝動ケース30の前記ケース内面35や前記カバー36に摺接する。ケース内面35は鋼板ライナー33によって形成されており、アルミ素材で形成されるに比してケース内面35の摩滅が発生しにくい。カバー36は、ギヤケース部32の穀粒による摩滅を防止する。
縦コンベヤ40は、伝動ケース30の内部を上昇してスクリュー43の伝動ケース30の内部に位置する搬送始端部43aに流入した脱穀粒をスクリュー43によって搬送筒41に沿わせて搬送する。スクリュー43の搬送始端部43aによる移送力を受けた脱穀粒の一部は、伝動ケース30前記ケース内面37や、前記カバー38に摺接する。ケース内面37は鋼板ライナー34によって形成されており、アルミ素材で形成されるに比してケース内面37の摩滅が発生しにくい。カバー36は、ギヤケース部32の穀粒による摩滅を防止する。
縦コンベヤ40は、中継コンベヤ50の搬送筒体51の始端部内に送り込んだ脱穀粒を、スクリュー43の搬送筒体51の内部に位置する搬送終端部43bと前記回転羽根44とによる移送力によって搬送筒体51に沿わせて移動させ、中継コンベヤ50に送り込む。
中継コンベヤ50は、縦コンベヤ40から送り込まれた脱穀粒をスクリュー53によって搬送筒体51に沿わせて搬送し、横コンベヤ60に送り込む。横コンベヤ60は、中継コンベヤ60から送り込まれた脱穀粒をスクリュー63によって搬送筒61に沿わせて搬送し、この搬送筒61の搬送終端部に設けてある吐出筒64(図1参照)から排出する。
図4は、前記伝動ケース30が備える前記各鋼板ライナー33,34の斜視図である。この図に示すように、前記各鋼板ライナー33,34は、前記ケース内面35,37を備えた湾曲板で成るライナー部33a,34aと、このライナー部33a,34aの一側部に連設された前記カバー36,38とを備えている。
図5は、前記伝動ケース30の正面図である。図6は、伝動ケース30の断面図である。
これらの図と図2とに示すように、伝動ケース30は、前記排出コンベヤ20のスクリュー軸芯Xと、前記縦コンベヤ40のスクリュー軸芯Yとを通るケース分割面Bで一対の分割伝動ケース30a,30aに分割して形成し、この一対の分割伝動ケース30a,30aを複数本の連結ボルト39によって締め付け連結することによって作製してある。伝動ケース30は、前記各鋼板ライナー33,34を位置決めする取り付け段部30bを一対の分割ケース30a,30aにわたって形成して備えている。
つまり、伝動ケース30では、一方の分割伝動ケース30aの取り付け段部30bに鋼板ライナー33,34を取り付け、この後、鋼板ライナー33,34を支持した一方の分割伝動ケース30aと、他方の分割伝動ケース30aとを組み合わせて連結するという組み立て方法を採用することにより、各鋼板ライナー33,34の取り付けと、伝動ケース30の組み立てとを行う。
図3に示すように、前記中継コンベヤ50の搬送筒体51における前記搬送上手側部51bと前記搬送下手側部51aとは、前記伝動ケース30と同一の構成を備えている。すなわち、中継コンベヤ50の搬送筒体51は、二個の伝動ケース30,30を前記回転操作ギヤ55を挟んで相対回転自在に連結した構造になっている。
〔別実施例〕
本発明の穀粒搬送装置は、上記実施例の如くコンバインに装備されるものの他、倉庫の穀粒タンクなど、各種の取り付け対象装置に装備されるものの場合でも、本発明の目的を達成することができる。従って、前記排出コンベヤ20を搬送上手側スクリューコンベヤ20と呼称し、前記縦コンベヤ40を搬送下手側スクリューコンベヤ40と呼称する。
コンバインの全体側面図 排出スクリューコンベヤと伝動ケースと縦スクリューコンベヤとの断面図 縦スクリューコンベヤと中継スクリューコンベヤと横スクリューコンベヤとの断面図 鋼板ライナーの斜視図 伝動ケースの正面図 伝動ケースの鋼板ライナー配設部での断面図
符号の説明
20 搬送上手側スクリューコンベヤ
22 搬送上手側スクリューコンベヤのスクリュー軸
23 搬送上手側スクリューコンベヤのスクリュー
23a スクリューの終端部
30 伝動ケース
31 筒体部
32 ギヤケース部
33,34 鋼板ライナー
35,37 ケース内面
40 搬送下手側スクリューコンベヤ
42 搬送下手側スクリューコンベヤのスクリュー軸
43 搬送下手側スクリューコンベヤのスクリュー
43a スクリューの始端部
70A ベベルギヤ機構
X 搬送上手側スクリューコンベヤのスクリュー軸芯
Y 搬送下手側スクリューコンベヤのスクリュー軸芯
B ケース分割面

Claims (2)

  1. 搬送上手側スクリューコンベヤと搬送下手側スクリューコンベヤとを交差する状態で接続する筒体部と、前記搬送上手側スクリューコンベヤのスクリュー軸と前記搬送下手側スクリューコンベヤのスクリュー軸とを連動させるベベルギヤ機構と、前記ベベルギヤ機構を収容するギヤケース部と、前記筒体部と前記ギヤケース部とを有した伝動ケースとを備えた穀粒搬送装置であって、
    前記筒体部と前記ギヤケース部とをアルミ素材の鋳造によって一体成形して備え、
    前記搬送上手側スクリューコンベヤのスクリューの搬送終端部に対向するケース内面を前記伝動ケースに形成するよう前記筒体部の内側に設けた鋼板ライナーと、前記搬送下手側スクリューコンベヤのスクリューの搬送始端部に対向するケース内面を前記伝動ケースに形成するよう前記筒体部の内側に設けた鋼板ライナーとを備えてある穀粒搬送装置。
  2. 前記伝動ケースに、前記搬送上手側スクリューコンベヤのスクリュー軸芯と、前記搬送下手側スクリューコンベヤのスクリュー軸芯とを通るケース分割面を備えてある請求項1記載の穀粒搬送装置。
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