JP2008219854A - 光学デバイス,光学デバイスウエハおよびそれらの製造方法、ならびに光学デバイスを搭載したカメラモジュールおよび内視鏡モジュール - Google Patents

光学デバイス,光学デバイスウエハおよびそれらの製造方法、ならびに光学デバイスを搭載したカメラモジュールおよび内視鏡モジュール Download PDF

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Toshiyuki Fukuda
敏行 福田
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Tetsushi Nishio
哲史 西尾
Tetsumasa Maruo
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Abstract

【課題】耐湿性に優れ、強度低下を防止することができ、小型、薄型で高品質な光学デバイスを提供する。
【解決手段】受光素子11aの主面に、受光領域16aと、受光領域16aの周辺に位置する周辺回路領域22とが備えられ、受光素子11aの主面とは反対側の裏面に、周辺回路領域22に電気的に接続する外部接続電極15が備えられ、受光素子11aの主面に、受光領域16aを覆う透明部材12が透明接着剤13で接着され、透明部材12の側面と透明部材12で覆われた領域外における受光素子11aの主面とを覆う封止樹脂14が備えられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、固体撮像装置やフォトIC、フォトカプラのような受光装置や、LED、面発光レーザーなどの発光素子を用いた発光装置などを搭載した災害用、埋蔵文化品調査用、医療用などの小型内視鏡モジュールに用いられる光学デバイス、この光学デバイスを複数形成する光学デバイスウエハおよびそれらの製造方法、ならびに光学デバイスを搭載したカメラモジュールおよび内視鏡モジュールに関する。
近年、携帯用電子機器等において、電子機器の小型化、薄型化、かつ軽量化とともに半導体装置の高密度実装化の要求が強くなっている。さらに、微細加工技術の進歩による半導体素子の高集積化とあいまって、チップサイズパッケージあるいはベアチップの半導体素子を直接実装する、いわゆるチップ実装技術が提案されている。このような動向は、光学デバイスにおいても同様であり、従来から種々の構成が示されている。
例えば、図16に示す従来の固体撮像装置の断面図に示すように、固体撮像装置100において固体撮像素子101の撮像領域105のマイクロレンズ104上に透明部材102を低屈折率の接着剤103で直接貼り合わせて、固体撮像装置100の薄型化と低コスト化を実現しようとした素子構造および製造方法が示されている。
この方法は、撮像領域105を有する固体撮像素子101上にマイクロレンズ104を直接形成し、さらにマイクロレンズ104上に撮像領域105との平行度を保ちつつ透明部材102を直接貼り合わせる方法である。このときにマイクロレンズ104と透明部材102との間に、低屈折率の接着剤103を隙間が無いように充填することにより、固体撮像装置100を使用する環境条件に変化があっても、電気特性および光学特性を確保し、信頼性を確保している。また、この固体撮像装置100は、固体撮像素子101上のマイクロレンズ104の上に直接透明部材102が貼り付けられて固体撮像素子101が保護されている。したがって、マイクロレンズ104とパッケージの一部である透明部材102との間に樹脂などが充填されていない空気の領域が存在することがなく、この固体撮像素子101の底面から透明部材102までを固体撮像装置100の厚さとして、回路モジュール等に実装することができる。このように、ガラスリッドを備えたセラミックパッケージが不要で直接回路モジュール等に実装できるため、低コストでかつ薄型の固体撮像装置100を実現していた(例えば、特許文献1参照)。
また、従来の他の構成の固体撮像装置について、図17を用いてその製造方法を説明する。
図17は従来の固体撮像装置の製造方法を示す工程断面図である。
まず、図17(a)に示すように、基材110の一方の面に、撮像領域を上方にして複数個の固体撮像素子111を所定間隔あけて整列して接合し、図17(b)に示すように、各々の固体撮像素子111の撮像領域を、個片に形成された柔軟性を有する保護膜112で被覆し、図17(c)、図17(d)に示すように、保護膜112を被覆した固体撮像素子111を基材110とともに平坦な挟圧面を有する金型で挟圧し、金型の挟圧面と保護膜112および隣接する固体撮像素子111で囲まれた空隙部分に封止樹脂113を充填して樹脂成形した後、図17(e)に示すように、固体撮像素子111の撮像領域から保護膜112を除去し、図17(f)に示すように、成形された封止樹脂113を介して各固体撮像素子111の撮像領域を覆うように基材110の全面にわたって透明部材114を接着し、図17(g)に示すように、隣接する固体撮像素子111間に沿って切断することで個片の固体撮像装置115とし、低コスト化を実現することができるとしている(例えば、下記特許文献2参照)。
特開2003−31782号公報 特開2003−332542号公報
しかしながら、図16に示す固体撮像装置では、固体撮像素子101上の電極パッド106を含む周辺回路領域107は保護されておらず、回路基板にワイヤボンディング等の方法により実装後、例えば、液状樹脂により個別に封止する必要があり、低コスト化が困難である。
さらに、固体撮像素子101上のマイクロレンズ104の上に透明部材102を接着剤103で直接貼り付けると、固体撮像素子101上の撮像領域105の外側にある端子電極の電極パッド106に接着剤103が流れて電極パッド106を覆うことにより、ボンディングが困難になるという課題もある。
また、水分が固体撮像素子101と透明部材102との接着界面から侵入するという問題があり、このため、耐湿性が低くなるという問題点があった。
また、図17に示す固体撮像装置では、固体撮像素子111の電極パッドを含む周辺回路領域やボンディングワイヤをトランスファー成形により一括して封止樹脂113で封止しているが、封止前に固体撮像素子111の撮像領域に保護膜112を直接貼り付け、封止後、保護膜112を除去するため、保護膜112を除去した後、固体撮像素子111と透明部材114との間に空隙116が残存し、これにより、固体撮像装置115の薄型化が困難であるという問題点があった。
また、保護膜112を除去した後、図17(g)に示すように、固体撮像素子111の撮像領域上には空隙116が形成されるため、固体撮像素子111の強度が低下するといった問題点があった。
また、保護膜112を除去するときに固体撮像素子111のマイクロレンズ間に保護膜112の樹脂が残った場合、前記残った樹脂を空隙116内から排出することは困難であり、長期的な信頼性の低下を招くという問題点もあった。
さらに、ボンディングワイヤを埋設するように封止樹脂113により封止する必要があり、薄型化が困難である。
本発明は、上記問題点を解決するために、耐湿性に優れ、強度低下を防止しながら、小型、薄型で高品質な光学デバイス,光学デバイスウエハおよびそれらの製造方法、ならびに光学デバイスを搭載したカメラモジュールおよび内視鏡モジュールを提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本第1発明の光学デバイスは、光学素子の主面に、受光領域または発光領域と、前記受光領域または発光領域の周辺に位置する周辺回路領域とが備えられ、前記光学素子の主面とは反対側の裏面に、前記周辺回路領域に電気的に接続する外部接続電極が備えられ、前記光学素子の主面に、前記受光領域または発光領域を覆う透光性部材が透光性の接着剤で接着され、前記透光性部材の側面と前記透光性部材で覆われた領域外の前記光学素子の主面とを覆う封止樹脂が備えられたものである。
これによると、光学デバイスの受光領域または発光領域を透明部材で保護し、かつ周辺回路領域を封止樹脂で保護することができるので光学デバイスの主面への機械的ダメージを防止することができる。
また、光学素子の主面全体が封止樹脂と透明接着剤とで覆われるため、光学素子の強度低下を防止することができる。
さらに、透明部材と光学素子との接着界面からの水分の侵入を封止樹脂で防止することができるので、耐湿性に優れた高信頼性の光学デバイスを作製することができる。
本第2発明の光学デバイスは、透明部材の側面に段差が形成されているものである。これによると、透明部材と封止樹脂との接着面積が増大するため、透明部材と封止樹脂とが剥離するのを防止することができ、透明部材と封止樹脂との界面からの水分の浸入も防止することができる。
本第3発明の光学デバイスは、透明部材の側面が傾斜しているものである。
これによると、透明部材と封止樹脂との接着面積が増大するため、透明部材と封止樹脂とが剥離するのを防止することができ、透明部材と封止樹脂との界面からの水分の浸入も防止することができる。
本第4発明の光学デバイスは、封止樹脂の上面が透明部材の上面と同じ高さ又は透明部材の上面よりも高いものである。これによると、透明部材の側面が封止樹脂で完全に覆われるため、光学特性に優れた光学デバイスが実現される。
本第5発明の光学デバイスは、前記光学素子が固体撮像素子、フォトIC、LEDあるいはレーザーであるものである。
本第6発明の光学デバイスウエハは、前記第1発明から第5発明のいずれかに記載の光学デバイスが縦横に複数個整列配置されたものである。
これによると、複数の光学デバイスを一括して製作することができる。
本第7発明のカメラモジュールは、前記光学素子が固体撮像素子あるいはフォトICである請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の光学デバイスが搭載されたものである。
これによると、カメラモジュールを小型薄型化することができる。
本第8発明の内視鏡モジュールは、前記第5発明に記載の光学デバイスが搭載されたものである。
これによると、災害用、埋蔵文化品調査用、医療用内視鏡モジュールを小型薄型化することができる。
本第9発明の光学デバイスウエハの製造方法は、主面に受光領域または発光領域と前記受光領域または発光領域の周辺に位置する周辺回路領域とを有し、前記主面と反対側の裏面に前記周辺回路領域に電気的に接続する外部接続電極を備えた複数の光学素子が縦横に整列配置された光学素子ウエハを準備する工程と、前記光学素子ウエハの各受光領域または発光領域にスクリーン印刷で透光性の接着剤を塗布する工程とを含むものである。
本第10発明の光学デバイスの製造方法は、主面に受光領域または発光領域と前記受光領域または発光領域の周辺に位置する周辺回路領域とを有し、前記主面と反対側の裏面に前記周辺回路領域に電気的に接続する外部接続電極を備えた複数の光学素子が縦横に整列配置された光学素子ウエハを準備する工程と、前記光学素子ウエハの各受光領域または発光領域に透光性部材を透光性の接着剤を用いて接着する工程と、金型面と前記光学素子ウエハの上下両面との間にリリースシートを介在させてクランプしながら前記透光性部材の側面と前記光学素子ウエハの主面とを封止樹脂で覆って光学デバイスウエハを製作する工程と、前記金型から取り出した前記光学デバイスウエハを個片化する工程とを含むものである。
これによると、光学素子ウエハの状態で透明部材を固着し、封止樹脂により封止後、切断して個片化することで光学デバイスを一括して複数形成することができる。
また、金型面と透明部材が固着された光学素子ウエハの上下両面との間にリリースシートを介在させてクランプしているので、リリースシートが透明部材の上面と光学素子ウエハの裏面とに圧接され、これにより、封止樹脂が透明部材の上面と光学素子ウエハの裏面とに接触することはなく、透明部材の上面や光学素子ウエハの裏面への封止樹脂の回り込みを防止することができる。
本第11発明の光学デバイスの製造方法は、主面に受光領域または発光領域と前記受光領域または発光領域の周辺に位置する周辺回路領域とを有し、前記主面と反対側の裏面に前記周辺回路領域に電気的に接続する外部接続電極を備えた複数の光学素子が縦横に整列配置された光学素子ウエハを準備する工程と、前記光学素子ウエハの各受光領域または発光領域に透光性部材を透光性の接着剤を用いて接着する工程と、スクリーン印刷で液状の封止樹脂を塗布して前記透光性部材の側面と前記光学素子ウエハの主面とを封止樹脂で覆って光学デバイスウエハを製作する工程と、前記光学デバイスウエハを個片化する工程とを含むものである。
これによると、光学素子ウエハの状態で透明部材を固着し、封止樹脂により封止後、切断して個片化することで光学デバイスを一括して複数形成することができる。また、トランスファー成形のような金型を使用する必要は無いため、封止樹脂中に離型剤を配合する必要は無く、離型剤を含有しない封止樹脂を使用することができる。したがって、封止樹脂と透明部材との接着力および封止樹脂と光学素子ウエハとの接着力が強化され、高信頼性の光学デバイスを実現することができる。また、トランスファー成形のような金型を使用する必要が無いため、安価な設備で光学デバイスを製作することができる。
本第12発明の光学デバイスの製造方法は、前記透光性部材の前記光学素子とは反対側の主面に、表面保護シールが貼着されており、前記透光性部材の側面と前記光学素子ウエハの主面とを前記封止樹脂で覆って前記光学デバイスウエハを製作する工程の後に、前記表面保護シールを除去する工程を含むものである。
これによると、透明部材の主面上にダストが付着するのを防止することができる。また、表面保護シールを除去することにより、封止樹脂の上面が透明部材の上面よりも高くなり、したがって、透明部材の側面が封止樹脂で完全に覆われ、光学特性に優れた光学デバイスが実現される。
以上のように本発明によると、耐湿性に優れ、強度低下を防止することができ、小型、薄型で高品質な光学デバイスを実現することができる。また、このような光学デバイスを有する光学デバイスウエハおよびカメラモジュールおよび災害用、埋蔵文化品調査用、医療用内視鏡モジュールおよび光学デバイスの製造方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、これらの図においては、それぞれの厚みや長さ等は図面の作成上から実際の形状と異なる。また、光学素子上の電極の個数や外部接続電極の個数も実際とは異なり、図示しやすい個数としている。さらに、各構成部材の材質も下記説明の材質に限定するものではない。
(第1の実施の形態)
先ず、第1の実施の形態を図1〜図5に基いて説明する。
図1は第1の実施の形態にかかる光学デバイスの概略斜視図である。また、図2はその構成を示す図で、図2(a)は第1の実施の形態にかかる光学デバイスの透明部材側からみた平面図、図2(b)は第1の実施の形態にかかる光学デバイスの断面図であり、図2(a)のX−X線に沿った断面図である。なお、図2(a)では、図面をわかりやすくするために透明部材および封止樹脂の一部を除去した状態を示している。ここでは光学デバイスとして固体撮像装置を例にとって図1,図2を参照しながら固体撮像装置10a(光学デバイスの一例)の構成について説明していく。
図1,図2に示すように、固体撮像装置10aは、光学素子の一例である固体撮像素子11aと、透明部材12等の透光性を有する部材と、封止樹脂14とを備えている。
固体撮像素子11aの主面には、中央近傍に形成された撮像領域16a(受光領域の一例)と、撮像領域16aの周辺に位置する周辺回路領域22とが備えられている。撮像領域16aには、整列配置された各画素上にマイクロレンズ25が形成されている。
周辺回路領域22は複数の素子電極18を含んでおり、周辺回路と内部配線17とが接続され、内部配線17は素子電極18と電気的に接続されている。また、固体撮像素子11aの主面とは反対側の裏面には、複数の外部接続電極15が備えられている。これら外部接続電極15は、半導体基材20に形成された貫通電極19を介して、素子電極18に電気的に接続されている。尚、半導体基材20の材質は、シリコンを用いた実施例によって説明をしていくが、半導体レーザーや発光ダイオードへの適用も考慮してIII−V族化合物やII−VI族化合物であってもよい。
透明部材12は、固体撮像素子11aの主面に、透明接着剤13等の透光性の接着剤を用いて接着されており、撮像領域16aの全面を覆うように配置されている。透明部材12は、上下両面が平行で光学的平面に加工されており、側面が上下両面に対して垂直であり、矩形状の投影平面を有する。尚、透明部材12の投影平面は、4つのコーナーが略45°に切り落とされていてもよいし、加えて、上下面のうち片面もしくは両面の各エッヂが面取りされたものであってもよい。
透明部材12の材質は、例えば、硼珪酸ガラス板を用いてもよいし、特定方向の干渉縞によるモワレを防止するために複屈折特性をもつ水晶板もしくは方解石板からなるローパスフィルタを使用してもよい。また、赤外線カットフィルタの両側に複屈折特性が直交するように石英板もしくは方解石板を貼り合わせたローパスフィルタを使用してもよい。さらに、透明のエポキシ系樹脂板やアクリル系樹脂板または透明アルミナ板であってもよい。尚、硼珪酸ガラス板を使用する場合の透明部材12の厚みは、200μmから1000μmの範囲で、好ましくは300μmから700μmの範囲とする。前記厚みの根拠として最低を200μmとするのは、透明部材12と透明接着剤13と封止樹脂14と固体撮像素子11aと外部接続電極15とで構成される固体撮像装置10aの実装時の取り付け高さが500μm以下の小型薄型化を実現するためであり、最高を1000μmとするのは、波長が500nmの入射光に対して90%以上の透過率を実現するためである。また、好ましい範囲を300μmから700μmの範囲とするのは、現行の製造技術を用いて最も安定して固体撮像装置10aを生産することが可能な厚みであり、且つ構成部材も廉価な汎用品を適用して安価で小型薄型の固体撮像装置10aを実現することができるためである。なお、透明部材12にアルミナ又は透明樹脂を使用する場合は、各透明部材12が有する透過率の違いを考慮して厚さを決定する必要があり、水晶、方解石では透過率の違いに加えて、複屈折による2重結像の間隔が透明部材12の厚みに関係するために固体撮像素子11aの画素間隔を考慮して厚さを決定する必要がある。
透明接着剤13は、撮像領域16a上に透明部材12を固着する際に用いる光学的に透明な接着剤であり、例えば、アクリル系樹脂、可視光の波長範囲で吸収端を持たない樹脂配合がなされたエポキシ系樹脂もしくはポリイミド系樹脂であってもよい。また、透明接着剤13は撮像領域16a上に形成されたマイクロレンズ25より低屈折率の硬化物特性を有し、硬化性能は紫外線照射または加熱で行なわれるか、或いは両方を併用することができる性能を有する。
封止樹脂14は、透明部材12の側面と、透明部材12で覆われた領域を除く固体撮像素子11aの主面(上面)とを覆っている。封止樹脂14は、上面が平面であり、厚みが透明部材12とほぼ同じ厚さに形成された遮光性の樹脂である。尚、封止樹脂14の材質は、エポキシ系樹脂を用いた実施例によって説明していくが、半導体基材20の薄型化や固体撮像装置10aとしての熱衝撃耐性や耐湿性の向上を図るために低弾性硬化物を適用する場合は、ビフェニル系樹脂やシリコン系樹脂を用いてもよい。
封止樹脂14の配合組成は、成形金型を用いてトランスファーモールドで封止樹脂14の層を形成する場合、半硬化状粉末樹脂がタブレット化された状態で主材のエポキシ系樹脂、硬化剤、硬化促進剤、無機充填材のシリカ粉末、難燃材、顔料のカーボンブラックおよび離型剤で構成される。また、スクリーン印刷法を用いて封止樹脂14の層を形成する場合は、前記の配合組成から離型剤を除いた構成の液状の封止樹脂14を使用する。
特に、本実施の形態の固体撮像装置10aに使用される封止樹脂14を構成する無機充填材と顔料の選定と配合量は、固体撮像装置10aの反りや遮光にとって重要になる。そのために、無機充填材は、樹脂成形時の溶融樹脂の流動(粘度)に影響を及ぼさない範囲で封止樹脂14の硬化物中に可能な限り多く配合して、固体撮像素子11aや透明部材12の線膨張率に近付け、固体撮像装置10aの反りを抑制する必要がある。また、硬化物の吸水率を低くして固体撮像素子11aの配線の腐食による断線不良を防止するために、溶融して結晶性を取り除いた高純度のシリカを種々の直径の球状に加工し、適正に配合して用いる。
また、顔料は高温多湿環境中で樹脂硬化物中の電気抵抗が下がり固体撮像装置10aの絶縁不良を誘発しない範囲で封止樹脂14の硬化物中に可能な限り多く配合して、透明部材12の周辺の入射光が透明部材12の側面から侵入して迷光となるのを防止する。また顔料は、例えば遮光性の高い色調のカーボンブラックを用い、封止樹脂14上からの入射光の一部が固体撮像素子11aの主面上の受動素子や能動素子のp−n接合部やゲート部に到達するのを防止し、固体撮像素子11aが誤動作するのを防止する。また、配合量を高くすることができる粒径や低分極性の材料を選択することが重要である。
外部接続電極15には、電子機器の回路基板に実装するための導電性電極21が形成されている。導電性電極21は、例えばハンダボールでもよいし、又は表面に導電性被膜を形成した樹脂ボールでもよいし、あるいはワイヤボンディングにより形成したバンプ(スタッドバンプ)でもよい。ハンダボールの場合には、Sn−Ag−Cu系、Sn−Ag−Bi系、Zn−Bi系等、種々の組成のハンダ材料を用いることができる。ハンダボールを導電性電極21とした場合には、回路基板にハンダ付け実装をすることができるが、導電性接着剤を用いて実装してもよい。また、導電性樹脂ボールを用いる場合にも、ハンダ付けあるいは導電性接着剤による接着のいずれであってもよい。また、例えばスクリーン印刷法を用いてソルダーペーストを外部接続電極15上に供給し、リフローすることで導電性電極21を形成してもよい。
以上のように、少なくとも撮像領域16aを透明部材12で覆い、透明部材12の側面と透明部材12で覆われていない周辺回路領域22の表面を封止樹脂14により封止する構成とすることで、撮像領域16aを透明部材12で保護し、かつ周辺回路領域22を封止樹脂14で保護することができるので、固体撮像装置10aの主面への機械的ダメージを防止することができる。また、固体撮像素子11aの主面全体が封止樹脂14と透明接着剤13とで覆われるため、固体撮像素子11aの強度低下を防止することができる。
さらに、透明部材12と固体撮像素子11aとの接着界面からの水分の侵入を封止樹脂14で防止することができるので、耐湿性に優れた高信頼性の固体撮像装置10aを作製することができる。
また、透明部材12の側面に封止樹脂14を形成することにより、外部の反射光が透明部材12の側面から侵入して生ずる迷光によるフレアやスミア等を防止することができる。さらに、固体撮像装置10aは、外囲器を必要とせず且つ透明部材12を固体撮像素子11aの主面に透明接着剤13で直接貼り合わせているために、チップサイズ化、薄型化を実現することができる。
次に、図3を参照しながら固体撮像装置ウエハ30の構成について説明していく。図3は固体撮像装置10aが縦横に複数個整列配置された固体撮像装置ウエハ30を示す図であり、図3(a)は第1の実施の形態にかかる光学デバイスウエハの構成を示す平面図である。図3(b)は第1の実施の形態にかかる光学デバイスウエハの構成を示す断面図であり、図3(a)に示すX−X線に沿った断面図である。尚、この固体撮像装置ウエハ30は光学デバイスウエハの一形態であり、以下、固体撮像装置ウエハを例に説明する。
固体撮像装置ウエハ30は、縦横に等間隔で配列された複数の固体撮像素子11aと、各固体撮像素子11aの撮像領域16a内に形成されるマイクロレンズ25上に配置された透明部材12と、固体撮像素子11aと透明部材12を接着する透明接着剤13と、ウエハの主面上で隣接する透明部材12間に遮光層を形成する封止樹脂14とで構成されている。
また、固体撮像装置ウエハ30は、電気的検査または光学的試験で不合格となった固体撮像素子11aの撮像領域16a上に透明部材12を貼らずにおくか、又は、樹脂成形時の封止樹脂14の上面の平坦性を維持するために、透明部材12と同じ寸法の安価なダミーブロックを予め接着してから樹脂成形を行なってもよい。尚、ダミーブロックの材質は樹脂やシリコン等である。
上述のように固体撮像装置ウエハ30は、検査で合格した固体撮像素子11aのみに透明部材12を接着するか、又は、検査で不合格となった固体撮像素子11aの位置にダミーブロックを接着することで、高価な透明部材12が無駄にならず、ウエハ状で製造することができるために安価にできると共に、薄型の固体撮像装置ウエハ30を実現することができる。
次に、図4および図5を用いて固体撮像装置10aの製造方法について説明する。図4(a)は第1の実施の形態にかかる光学デバイスの製造方法のうち固体撮像素子ウエハを準備する工程を示す工程断面図、図4(b)は第1の実施の形態にかかる光学デバイスの製造方法のうち透明接着剤を塗布する工程を示す工程断面図、図4(c)は第1の実施の形態にかかる光学デバイスの製造方法のうち透明部材を接着する工程を示す工程断面図であり、固体撮像装置10aの製造工程のうち、縦横に等間隔で配列された複数の固体撮像素子11aを形成した半導体基材20を準備する工程からそれぞれの固体撮像素子11aの撮像領域16aに透明部材12を接着する工程までを示した断面図である。また、図5(a)は第1の実施の形態にかかる光学デバイスの製造方法のうち樹脂封止工程を示す工程断面図、図5(b)は第1の実施の形態にかかる光学デバイスの製造方法で製造された光学デバイスウエハの構成を示す工程断面図、図5(c)は第1の実施の形態にかかる光学デバイスの製造方法のうち個片化工程を示す工程断面図であり、半導体基材20の主面において透明部材12を除く領域を封止樹脂14で封止し、固体撮像装置ウエハ30を製作する工程から固体撮像装置ウエハ30を複数の固体撮像装置10aに分割し、導電性電極21を形成するまでの工程を示した断面図である。ここでも、光学デバイスの一例として固体撮像装置を用いて説明する。
先ず、図4(a)に示すように、複数個の固体撮像素子11aを縦横に整列配置した半導体基材20からなる固体撮像素子ウエハ40(光学素子ウエハの一例)を準備する。尚、各固体撮像素子11aは、ウエハ状態で電気的光学的検査が行われたものである。
次に、図4(b)は透明接着剤13を塗布する工程である。各固体撮像素子11aの中央部に位置する撮像領域16a内のマイクロレンズ25上に、例えばスクリーン印刷法で、透明接着剤13を塗布して塗膜を形成する。この際、マスク41上に供給された透明接着剤13を、マスク41のパターンからスキージ42で撮像領域16a上に流し込む。
尚、透明接着剤13等の透光性の接着剤には、例えば、マイクロレンズより低屈折率の紫外線硬化型アクリル系液状樹脂を用いているが、硬化性能は熱硬化型であってもよいし、紫外線硬化型と熱硬化型の両方の性能を有するものであってもよい。また、透明接着剤13の材質は、エポキシ系樹脂又はアクリル系樹脂のいずれかであってもよいし、或いはポリイミド系樹脂であってもよい。また、透明接着剤13の塗膜を形成する方法は、描画法、ポッティング法、スタンピング法のうちのいずれかを使用してもよいし、半硬化のプリプレグシートを使用してもよい。さらに、透明接着剤13の塗膜は検査に合格した固体撮像素子11aの位置だけに形成してもよい。
図4(c)は透明部材12等の透光性を有する部材を接着する工程を示す断面図である。この工程では、固体撮像素子ウエハ40の透明接着剤13を塗布した各固体撮像素子11aの撮像領域16a上に、撮像領域16a全面が覆われる大きさに個片分割された硼珪酸ガラス等の透明部材12を、空気を取り込まないようにして載置する。この際、透明接着剤13上への透明部材12の載置は脱泡しながら減圧雰囲気中で載置してもよい。そして、透明部材12を撮像領域16a上の適正位置で撮像領域16aの面と平行に合わせ、所定の光エネルギーの紫外線を照射して透明部材12を撮像領域16aのマイクロレンズ25上に接着してもよいし、紫外線照射後に加熱して接着してもよい。尚、透明部材12は、水晶、方解石、アルミナ、透明樹脂等のうちのいずれかであってもよい。
図5(a)は樹脂封止工程を示す断面図である。この工程では、樹脂成形金型51を用いて、トランスファーモールド方式により、エポキシ系の封止樹脂14で、透明部材12の側面と透明部材12を除く領域における固体撮像素子11aの主面とを覆って、透明部材12の厚みと同じ厚みの封止樹脂14の層を形成する。尚、封止樹脂14の材料は、ビフェニル系樹脂であってもよいし、シリコン系樹脂であってもよい。
また、樹脂成形金型51は、封止樹脂14が溶融する160℃から210℃の範囲で、好ましくは175℃から195℃の温度に予め加熱されており、上型52と平面の下型53とで構成されている。下型53には、張力を加えた薄い四ふっ化エチレン樹脂製のリリースシート54aが配置されている。上型52は、透明部材12と固体撮像素子ウエハ40との厚みの総和と略同一の深さを有するキャビティ(図示せず)を備えている。上型52には、張力を加えた薄い四ふっ化エチレン樹脂製のリリースシート54bが配置されており、表面に固体撮像素子ウエハ40が収納できるように構成されている。
樹脂成形手順は、透明部材12が接着された固体撮像素子ウエハ40を、リリースシート54aを介して、下型53の所定位置に載置する。そして、固体撮像素子ウエハ40がリリースシート54bを介してキャビティ内に完全に収納されるとともに、主面側の透明部材12の上面および裏面側の外部接続電極15がリリースシート54a,54bに圧接するまで上型52を閉じる。その後、溶融した封止樹脂14をキャビティ内に注入し、キャビティ内で硬化するまで閉じた(クランプした)状態で上下の樹脂成形金型51を保持する。
そして、所定時間後に上下の樹脂成形金型51を開放して、図5(b)に示すように、樹脂封止された固体撮像素子ウエハ40すなわち固体撮像装置ウエハ30(光学デバイスウエハの一例)を取り出す。尚、樹脂成形金型51内の固体撮像素子ウエハ40の保持時間は、封止樹脂14の架橋反応が進行して変形に対する耐性が得られる強度になるまでの間行なう。尚、前記のように上型52を閉じた際、透明部材12の上面および外部接続電極15がリリースシート54a,54bに圧接しているため、透明部材12の上面と固体撮像素子ウエハ40の裏面とがそれぞれ封止樹脂14に接触することはない。このため、透明部材12の上面の傷や封止樹脂14の薄バリの発生を防止することができる。尚、リリースシート54a,54bはフレキシビリティで耐熱性を備えた反応基を持たない樹脂膜であってもよい。
次に、図5(c)に示すように、前記樹脂成形工程が終了した固体撮像装置ウエハ30の分割ラインLに沿ってダイサーで個々の固体撮像装置10aに個片分割する。また、個片分割にはレーザーを使用してステルスダイシングを行なってもよい。
最後に、各固体撮像装置10aの外部接続電極15上に導電性電極21を接合する。この工程では、導電性電極21の一例として半田ボールを固体撮像装置10aの裏面のランド面に接合するために、ランド面上にフラックスを塗布してその上に半田ボールを載置し、所定の温度分布に設定されたリフロー炉内を通過させてランドと半田ボールとを接合することで固体撮像装置10aを実現できる。
尚、前記の製造方法では、固体撮像装置ウエハ30を複数の固体撮像装置10aに個片分割した後に、半田ボールの導電性電極21を形成しているが、固体撮像装置ウエハ30を個片分割する前に導電性電極21を形成し、その後、固体撮像装置ウエハ30を個片分割してもよい。また、導電性電極21は銅やニッケルの台座上に金薄膜が形成されるメッキバンプでもよいし、金ボールボンディングによるスタッドバンプであってもよい。
上述のように、本実施の形態のウエハ状態での加工と、樹脂成形金型51を用いたウエハ状態での一体樹脂成形を行なう製造方法を適用することで、固体撮像装置10aを一括して複数形成することができ、さらに、製造ラインのコンパクト化による設備投資の削減および固体撮像装置10aの薄型化を実現することができる。また、固体撮像素子ウエハ40は、検査で合格した固体撮像素子11aのみに透明部材12を接着するか、或いは、検査で不合格となった固体撮像素子11aの位置にダミーブロックを接続することで、高価な透明部材12が無駄にならず、ウエハ状態で製造することができるため、安価な固体撮像装置10aを実現することができる。
前記第1の実施の形態では、図2,図5に示すように、固体撮像装置10aの透明部材12の上面と封止樹脂14の上面とを面一(同じ高さ)にしているが、図5(a)において金型51を閉じる際、透明部材12の上面と側面の上端部とをリリースシート54bに埋没させる(食い込ませる)ことによって、透明部材12の上面を封止樹脂14の上面よりも高く形成してもよい。これにより、リリースシート54bの食い込みを利用して、樹脂成形金型51内で一旦液状になった樹脂の薄バリが、透明部材上面に付着することを防ぐという効果を有する。
(第2の実施の形態)
次に、図6を用いて第2の実施の形態を説明する。第2の実施の形態は、前記第1の実施の形態における樹脂成形金型を用いず、スクリーン印刷を用いて固体撮像装置ウエハ30の樹脂封止を行なう製造方法である。
図6(a)は第2の実施の形態にかかる光学デバイスの製造方法のうち透明部材を接着する工程を示す工程断面図であり、この固体撮像素子ウエハ40は、先述した図4に示す工程によって製造され準備される。図6(b)は第2の実施の形態にかかる光学デバイスの製造方法のうち樹脂封止工程を示す工程断面図、図6(c)は第2の実施の形態にかかる光学デバイスの製造方法のうち個片化工程を示す工程断面図である。
図6(b)に示す樹脂封止工程では、スクリーン印刷装置を用いたスクリーン印刷方式によって、液状のエポキシ系の封止樹脂14で透明部材12の側面と透明部材12を除く領域における固体撮像素子ウエハ40の主面(上面)とを覆って、透明部材12と同じ厚さ(すなわち透明部材12の上面と面一)の封止樹脂14の層を形成する。尚、封止樹脂14の材質は、ビフェニル系樹脂であってもよいし、シリコン系樹脂であってもよい。
また、スクリーン印刷装置は、透明部材12を除く領域に液状の封止樹脂14を塗布することができるパターンが形成された印刷用メタルマスク61を備えている。試料台は、印刷時に液体の封止樹脂14が低粘度になる50℃から100℃の範囲で、好ましくは65℃から85℃の温度に予め加熱されている。そして、印刷用メタルマスク61面上に所定量供給された液体の封止樹脂14を、印刷用メタルマスク61のパターンからスキージ62を用いて流し込んで、透明部材12を除く領域に塗布する。
その後、液状の封止樹脂14が十分に広がるまで水平に保たれた清浄な環境で保存してもよいし、水平に保たれた減圧雰囲気中で液状の封止樹脂14中の空気を脱泡しながら保存してもよい。
次に、固体撮像素子ウエハ40を水平に保ち、160℃から210℃の範囲で好ましくは175℃から195℃の温度に加熱された硬化オーブン内に固体撮像素子ウエハ40を所定時間保存して、封止樹脂14を硬化する。ここで、予備硬化と最終硬化の2段方式で硬化してもよい。保存時間は、封止樹脂14の架橋反応が進行して変形に対する耐性が得られる強度になるまで行なう。
その後、図6(c)に示すように、前記樹脂成形工程が終了した固体撮像装置ウエハ30の分割ラインLに沿ってダイサーで個々の固体撮像装置10aに個片分割し、導電性電極21を接合する工程(図5(c)参照)を行なうことで、固体撮像装置10aを実現できる。
上述のように、ウエハ状態での加工と、スクリーン印刷法によりウエハ状態で一体樹脂成形を液状の封止樹脂14で行なう製造方法とを適用することで、トランスファーモールドによる樹脂封止技術を用いた製造方法で得られた耐湿性と強強度の利点に加えて、樹脂成形金型51を使用しないため、封止樹脂14の組成に離型剤を含める必要はない。これにより、固体撮像素子ウエハ40の主面や透明部材12の側面と封止樹脂14との接着力が増強され、固体撮像装置10aの信頼性が向上する。
(第3の実施の形態)
次に、図7を用いて第3の実施の形態を説明する。図7は第3の実施の形態におけるデジタル式カメラモジュールの断面図であり、固体撮像装置10aの電子機器への応用例であるデジタル式カメラモジュール70の断面図である。カメラモジュール70の構成は、ガラスエポキシの配線基板71の上面中央部に配置された実装用ランド71aに固体撮像装置10aの導電性電極21が接合されており、その固体撮像装置10aの取り付け高さHは約0.5mmから0.7mmの範囲である。尚、配線基板71はポリイミド等からなるフレキシブル配線基板であってもよい。
固体撮像装置10aの周囲には、固体撮像装置10aの撮像領域16aより広い開口を備えた固定側筐筒72が配置されて配線基板71の上面の所定位置に接着されている。固定側筐筒72の上部には、レンズ76を備えた摺動側筐筒73が嵌め込まれ、焦点調整後に固定側筐筒72と摺動側筐筒73が接着剤(図示せず)で接着固定されている。また、固定側筐筒72内の固体撮像装置10aの上方に空間を確保し、この空間にローパスフィルタ74と遮光板75とを配置した構成であってもよい。
上述のように、薄型の固体撮像装置10aの取り付け高さHを低く設計することで摺動側筐筒73の上端から配線基板71の上面までの高さを低くすることができるので、薄型のデジタルカメラを実現できる。さらに、固定側筐筒72内の固体撮像装置10aの上方に空間を確保して、そこにローパスフィルタ74と遮光板75とを配置することで、モアレの生じない、薄型で高品質のデジタルカメラを実現できる。
(第4の実施の形態)
次に、第4の実施の形態を説明する。図8は第4の実施の形態における内視鏡モジュールの断面図であり、固体撮像装置10aの電子機器への応用例として、災害用、埋蔵文化品調査用、医療用内視鏡モジュール80の断面図を示すものである。災害用、埋蔵文化品調査用、医療用内視鏡モジュール80の筐筒部の構成は、フレキシブル配線基板81と、フレキシブル配線基板81の端部近傍の一方の面に配置された実装用ランド81aに固体撮像装置10aの導電性電極21が接合されており、その固体撮像装置10aの取り付け高さHは約0.5mmから0.7mmの範囲である。
フレキシブル配線基板81の中央部近傍の固体撮像装置10aの接合側と反対面の実装用ランドに駆動用の半導体装置85と周辺回路の受動電子部品86とが接合され、フレキシブル配線基板81のもう一方の端部近傍の固体撮像装置10aの接合側と反対面にフレキシブル配線基板81の外部電極87が形成されており、それらはフレキシブル配線基板81上の配線やスルーホールで電気的に接続されている。フレキシブル配線基板81は断面が逆のN文字形となるように2箇所で折曲げられて筐筒82内に収納されている。また、中央部近傍のフレキシブル配線基板81は、別のフレキシブル配線基板の一方の面に高付加価値機能を持たせる回路を構成するために複数の電子部品が接合されたフレキシブル配線基板の裏面同志を積層した構成であってもよい。
上述のように固体撮像装置10aと共に、駆動回路用電子部品や電源回路部品が実装されたフレキシブル配線基板81を折り曲げて小型の筐筒に収納することで、耐湿性に優れ、強度低下を防止しながら、小型、薄型で高品質な災害用、埋蔵文化品調査用、医療用内視鏡モジュール80を実現できる。
(第5の実施の形態)
次に、第5の実施の形態にかかる光学デバイスを説明する。図9は第5の実施の形態にかかる光学デバイスを示す断面図である。なお、ここでは光学デバイスとして固体撮像装置90を例にとって説明する。
固体撮像装置90は、固体撮像素子11aと、固体撮像素子11aの撮像領域16a上に透明接着剤13を用いて接着された透明部材12と、透明部材12の側面並びに透明部材12で覆われた領域外における固体撮像素子11aの主面を覆う遮光性の封止樹脂14とを備えている。尚、封止樹脂14の厚さは、透明部材12の厚さよりも、20μmから150μmの範囲で、好ましくは50μmから100μmの範囲で分厚く形成されている。これにより、封止樹脂14の上面が透明部材12の上面よりも高く形成されている。
以下、前記構成における作用を説明する。封止樹脂14の上端部が透明部材12の上面から突き出るため、半導体基材20の薄型化により生ずる機械強度低下を、厚みが増した封止樹脂14によって防止することができる。また、外部の反射光が透明部材12の側面から侵入して生ずる迷光によるフレア、スミアを防止することができる。さらに、固体撮像装置90は、外囲器を必要とせず、且つ固体撮像素子11aの主面に透明部材12を直接接着して貼り合わせているため、チップサイズ化、薄型化を実現できる。また、透明部材12の側面が封止樹脂14で完全に覆われるため、光学特性に優れた固体撮像装置90が実現される。
次に、図10を用いて前記固体撮像装置90の製造方法について説明する。図10は、固体撮像装置90の製造工程のうち、固体撮像素子11aを樹脂封止する工程と固体撮像装置90に分割する工程と表面保護シール91を剥がす工程とを示す断面図である。尚、縦横に等間隔で配列された複数の固体撮像素子11aからなる固体撮像素子ウエハ40を準備する工程および外部接続電極15上に導電性電極21を形成する工程は、図4(a)および図5(c)に示した前記第1の実施の形態と同じであり、ここでの詳細な説明は省略する。
図10(a)は第5の実施の形態にかかる光学デバイスの製造方法のうち透明部材接着工程を示す工程断面図であり、それぞれの固体撮像素子11aの撮像領域16aに透明部材12を接着する工程を示す断面図である。固体撮像素子ウエハ40の透明接着剤13が塗布された固体撮像素子11aの撮像領域16a上に、硼珪酸ガラスの透明部材12を、空気を取り込まないように載置する。尚、透明部材12は撮像領域16aの全面を覆う大きさを有しており、透明部材12の上面(固体撮像素子11aとは反対側の主面)には予め表面保護シール91が貼り合わされている。これにより、透明部材12の上面にダストが付着するのを防止することができる。また、脱泡しながら減圧雰囲気中で、透明部材12を透明接着剤13上へ載置してもよい。
そして、透明部材12を撮像領域16a上の適正位置で撮像領域16aの表面と平行に合わせ、所定の光エネルギーの紫外線を照射して透明接着剤13を硬化させ透明部材12を撮像領域16aのマイクロレンズ25上に接着する。或いは、紫外線照射後に加熱して接着してもよい。尚、透明部材12は水晶、方解石、アルミナ、透明樹脂等のうちのいずれかであってもよい。
図10(b)は第5の実施の形態にかかる光学デバイスの製造方法のうち樹脂封止工程を示す工程断面図であり、この工程は、図5(a)で示した前記第1の実施の形態と同様に金型51を用いてトランスファーモールド方式により行なうことができるため、詳細な説明を省略する。但し、本工程では、透明部材12の表面に表面保護シール91が貼り合わされているため、金型51の上型52と下型53とをクランプした際、表面保護シール91が上型52のリリースシート54bに圧接する。
そして、所定時間後に上下の樹脂成形金型51を開放して、図10(c)の第5の実施の形態にかかる光学デバイスの製造方法のうち光学デバイスウエハ製造工程を示す工程断面図に示すように、樹脂封止された固体撮像素子ウエハ40すなわち固体撮像装置ウエハ30(光学デバイスウエハの一例)を取り出す。この際、表面保護シール91の上面と封止樹脂14の上面とはほぼ面一(同じ高さ)に形成される。その後、固体撮像装置ウエハ30の分割ラインLに沿ってダイサーで個々の固体撮像装置90に個片分割する。このとき、透明部材12の表面は、表面保護シール91で覆われているのでダイシング工程で損傷することはない。
次に、図10(d)は第5の実施の形態にかかる光学デバイスの製造方法のうち表面保護シール除去工程を示す工程断面図であり、透明部材12上の表面保護シール91を剥がす工程である。この工程では、表面保護シール91を透明部材12から剥がして除去し、清浄な透明部材12の上面を露出させる。これにより、封止樹脂14の上面が透明部材12の上面よりも高く形成されるため強度が向上すると共に、透明部材12の側面が封止樹脂14で完全に覆われるためにフレアやスミスを防止することができ、光学特性に優れた固体撮像装置90が実現される。
その後、各固体撮像装置90の外部接続電極15に導電性電極21を接合する。尚、本実施の形態で得られた固体撮像装置90をデジタルカメラや災害用、埋蔵文化品調査用、医療用内視鏡に適用して電子機器化する構成も前記第3および第4の実施の形態で説明してきた電子機器と同じであり、ここでの説明は省略する。
(第6の実施の形態)
図11は第6の実施の形態にかかる光学デバイスの断面図である。尚、前記第1の実施の形態の図2と同一の要素には同じ符号を付与し、説明を省略している。
透明部材93は、固体撮像素子11aのマイクロレンズ25が形成された撮像領域16a上の全面を覆って配置される大きさであり、上下両面が光学的平面に加工されて平行になっている。
透明部材93の側面は上段93aと下段93bとからなる段差93cを有している。下段93bの投影平面は、固体撮像素子11aの撮像領域16aよりも縦横ともに大きく、且つ、上段93aの投影平面よりも大きい矩形状である。また、上段93aの投影平面は固体撮像素子11aの撮像領域16aと略同じ大きさの矩形状である。上段93aと下段93bとの段差面93dは透明部材93の厚みの半分よりも上方に形成されている。
尚、上段93aの各エッヂが面取りされたものであってもよい。また、下段93bの投影平面は、4つのコーナーが略45°に切り落とされていてもよいし、加えて、上下面のうち片面もしくは両面の各エッヂが面取りされたものであってもよい。透明部材93の材質は、硼珪酸ガラス板を用いているが、石英板もしくは方解石板のいずれかからなるローパスフィルタを使用してもよいし、透明のエポキシ系樹脂板やアクリル系樹脂板または透明アルミナ板であってもよい。そして、透明部材93の厚みや透過率は前記第1の実施の形態と同様である。
以下、前記構成における作用を説明する。
前記固体撮像装置94においては、第1の実施の形態で得られた利点に加えて、封止樹脂14の層が透明部材93の上段93aの側面と下段93bの側面と段差面93dとを覆うとともに、上段93aの投影平面が固体撮像素子11aの撮像領域16aと略同じ大きさであるため、透明部材93上に遮光板を配置したのと同様の効果が得られる。さらに、透明部材93と封止樹脂14との接着面積が増大するため、透明部材93と封止樹脂14とが剥離するのを防止することができ、透明部材93と封止樹脂14との界面からの水分の侵入を防止することができる。
(第7の実施の形態)
図12は第7の実施の形態にかかる光学デバイスの断面図であり、前記第6の実施の形態の変形例である第7の実施の形態における固体撮像装置95を示す断面図である。すなわち、透明部材93の下段93bの投影平面は、撮像領域16aと略同じ大きさの矩形状であり、且つ、上段93aの投影平面よりも小さい。
これによると、第6の実施の形態と同様に第7の実施の形態にかかる光学デバイスの断面図であり、第1の実施の形態で得られた利点に加えて、透明部材93上に遮光板を配置したのと同様の効果が得られると共に、透明部材93と封止樹脂14との接着面積が増大するため、透明部材93と封止樹脂14とが剥離するのを防止することができ、透明部材93と封止樹脂14との界面からの水分の侵入を防止することができる。
(第8の実施の形態)
前記第6,第7の実施の形態にかかる固体撮像装置では透明部材93の側面に段差93cを形成したが、第8の実施の形態にかかる固体撮像装置96として、図13の第8の実施の形態にかかる光学デバイスの断面図に示すように、透明部材93の側面を傾斜させてもよい。これによると、透明部材93と封止樹脂14との接着面積が増大するため、透明部材93と封止樹脂14とが剥離するのを防止することができる。
尚、前記第6〜第8の実施の形態の固体撮像装置94〜96の製造方法やセットへの組込みは前記第1〜第5の実施の形態と同じであり、説明を省略する。
尚、上述の各実施の形態における各固体撮像装置の構成、製造方法、電子機器への組込みを実施することにより、安価で且つ光学的特性に優れた小型薄型の固体撮像装置や電子機器を提供できる。なお、前記第6〜第8の実施の形態は、固体撮像装置であったが、同様の構成を、同じ受光素子例えば、フォトIC、フォトカプラなどに適用できることは言うまでもない。
(第9の実施の形態)
図14(a)は第9の実施の形態にかかる光学デバイスの構成を透明部材側からみた平面図、図14(b)は第9の実施の形態にかかる光学デバイスの構成を示す断面図であり、3A−3A’線に沿った断面図である。また、図15(a)は第9の実施の形態にかかる光学デバイスウエハの構成を示す断面図、図15(b)は第9の実施の形態にかかる光学デバイスウエハの構成を示す平面図を示している。
本実施の形態では光学デバイスとして発光素子、特にLED(発光ダイオード)装置10bを例にとって図14,図15を参照しながらLED装置10bの構成について説明していく。なお、本実施の形態は、同様な発光素子である面発光レーザーなどにも適用可能である。
LED装置10bは、光学素子の一例であるLED素子11bと、透明部材12と、封止樹脂14とを備えている。LED素子11bの主面に形成された発光領域16bと、発光領域16bの周辺に素子電極18が備えられている。素子電極18は発光領域16bと電気的に接続され、また、LED素子11bの主面とは反対側の裏面には、複数の外部接続電極15が備えられている。これら外部接続電極15は、LED素子11bの場合、通常2端子となり、一つの端子は素子電極18から、貫通電極19により下面まで導通し、残りの端子は直接LED素子11bの裏面に接続され外部接続電極15を構成している。
尚、半導体基材20の材質は、半導体レーザーやLED(発光ダイオード)はIII−V族化合物やII−VI族化合物が主として使用され、発光ダイオードの場合、GaN基板などが多く用いられる。
透明部材12は、LED素子11bの主面に、透明接着剤13等の透光性の接着剤を用いて接着されており、発光領域16bの全面を覆うように配置されている。尚、透明部材12の端面は、4辺の内、3方が封止樹脂を備えず、透明部材12が端面露出した形態となっている。
これは、製造工程で透明部材12を短冊形状としておけば、複数のLED素子11bがウエハやブロック状態の時点で簡便に製造できるため、このような形態になるものである。透明部材12の材質は、もちろんガラス板を用いてもよいが、製造工程でLED装置10bを分割する工程を考慮すると、ダイシングのし易さを考慮して、例えば透明アクリル、透明シリコン、透明エポキシ樹脂などの有機系の透明基板を用いる方が良い。
尚、透明アクリル、透明シリコン、透明エポキシ樹脂などの有機系の透明基板を使用する場合の透明部材12の厚みは、10μmから100μmの範囲で、好ましくは20μmから80μmの範囲とする。前記厚みの根拠として最低を10μmとするのは、透明部材12と透明接着剤13と封止樹脂14とLED素子11bと外部接続電極15とで構成されるLED(発光ダイオード)装置10bの実装時の取り付け高さが100μm以下の小型薄型化を実現するためであり、最高を100μmとするのは、300μm以下の小型薄型化を実現するためである。
また、好ましい範囲を20μmから80μmの範囲とするのは、現行の製造技術を用いて最も安定してLED(発光ダイオード)装置10bを生産することが可能な厚みであり、且つ構成部材も廉価な汎用品を適用して安価で小型薄型のLED(発光ダイオード)装置10bを実現するためである。なお、透明部材12に透明樹脂を使用する場合は各透明部材12が有する透過効率を考慮して厚さを決定する必要がある。
透明接着剤13は、発光領域16b上に透明部材12を固着する際に用いる光学的に透明な接着剤であり、例えば、アクリル系樹脂、可視光の波長範囲で吸収端を持たない樹脂配合がなされたエポキシ系樹脂もしくはポリイミド系樹脂であってもよい。また、透明接着剤13は低屈折率の硬化物特性を有し、硬化性能は紫外線照射または加熱で行なわれるか、或いは両方を併用することができる性能を有する。
封止樹脂14は、特にLED素子11bの主面の素子電極18部分を覆っており、封止樹脂14は、上面が平面であり、厚みが透明部材12+透明接着剤13とほぼ同じ厚さに形成された樹脂である。発光素子の場合は、遮光性は徳に考慮する必要はなく、特に素子電極18部分をしっかり、湿度や機械的な応力などより保護していればよい。尚、封止樹脂14の材質は、エポキシ系樹脂が主に使用されるが、熱衝撃耐性や耐湿性の向上を図るために低弾性硬化物を適用する場合は、ビフェニル系樹脂やシリコン系樹脂を用いてもよい。
また図示しないが、封止樹脂14を用いず、LED素子11bの主面全面に透明部材12+透明接着剤13を貼り付け加工してもよい。この場合、透明部材12+透明接着剤13の厚みが、LED(発光ダイオード)装置10bの発光の特性および、耐湿性、耐熱性などの特性を兼ね備えなければならない。
以上のように、発光領域16bを透明部材12で保護し、かつ素子電極18部分を封止樹脂14で保護する構成とすることで、LED(発光ダイオード)装置10bの主面への機械的ダメージを防止することができる。また、LED(発光ダイオード)装置10bの主面全体が封止樹脂14と透明接着剤13とで覆われるため、LED(発光ダイオード)装置10bの強度低下を防止することができる。
また、LED(発光ダイオード)装置10bは前述した固体撮像装置10aほどの高信頼性を必要としないため、透明部材12とLED素子11bとの接着界面からの水分の侵入を、固体撮像装置10aほど強固に防止することを必要としない。その理由として、固体撮像装置10aは撮像領域16a上に25が配置されているため耐湿性がより重要視されるがLED(発光ダイオード)装置10bはマイクロレンズを必要としないからである。また、外部接続電極15も固体撮像装置10aに比較して、非常に少ないこともあげられる。通常、固体撮像装置10aは、数ピン〜数十ピンであるが、LED(発光ダイオード)や面発光レーザーは、2ピンが一般的で、接地電極等を含んでも3ピン程度である。さらに、固体撮像装置10aは最大10mm×10mm程度の大きさを有するが、LED(発光ダイオード)装置10bは0.1mm×0.1mm〜1.0mm×1.0mm程度である。そのため、透明部材12の端面が封止樹脂を備えず、透明部材12が端面露出した形態となっていても十分実用に耐えうる。
透明部材12が端面露出した形態となっていれば、製造工程において、透明部材12を短冊形状としておいて、製造できるため、より低コストでの製造が可能となる。
次に、図15はLED(発光ダイオード)装置10bが縦横に複数個整列配置された状態を示す図であり、図15(a)は断面図、図15(b)は図15(a)の透明部材12側からみた平面図である。
縦横に等間隔で配列された複数のLED(発光ダイオード)装置10bと、LED素子11b上に配置された透明部材12と、LED素子11bと透明部材12を接着する透明接着剤13と、素子電極18部分を封止する封止樹脂14とで構成されている。
また、複数のLED(発光ダイオード)装置10bが形成された、ウエハ、またはブロック状態で、分割ラインLによって分割され、良品のみ、次工程に移される。電気的検査または光学的試験で不合格となったLED(発光ダイオード)装置10bは、廃棄される。個片分割には、ダイヤモンドの砥粒をボンド材で固めたダイシングブレードを用いて、高速回転(1000rpm〜30000rpm)で切断するか、レーザーを使用して分割する方法を用いてもよい。また、透明部材12がガラス板の場合、クラックが発生しやすいので、透明部材12の厚み部分をレーザー、LED素子11bの厚み部分はダイシングブレードを用いて切断すれば、端面クラックのない高品質のLED(発光ダイオード)装置10bが得られる。
ダイシングブレードを用いて分割する場合は、LED(発光ダイオード)装置10bの実装時の取り付け高さが100μm以上、レーザーを用いる場合、LED(発光ダイオード)装置10bの実装時の取り付け高さ、100μm未満が適している。特に、レーザーの場合は実装時の取り付け高さ、50μm未満が最適である。なぜなら、50μm未満の取り付け高さ、例えば、LED(発光ダイオード)装置10bの総厚みが30μmであれば、分割する際にレーザーを複数回、重ねる必要はなく、一度で充分、分割可能なためである。
本発明は、耐湿性に優れ、強度低下を防止することができると共に、小型、薄型で高品質な光学デバイスを実現することができ、固体撮像装置やフォトIC、フォトカプラのような受光装置や、LED、面発光レーザーなどの発光素子を用いた発光装置などを搭載した災害用、埋蔵文化品調査用、医療用などの小型内視鏡モジュールに用いられる光学デバイス、この光学デバイスを複数形成する光学デバイスウエハおよびそれらの製造方法、ならびに光学デバイスを搭載したカメラモジュールおよび内視鏡モジュール等に有用である。
第1の実施の形態にかかる光学デバイスの概略斜視図 (a)第1の実施の形態にかかる光学デバイスの透明部材側からみた平面図(b)第1の実施の形態にかかる光学デバイスの断面図 (a)第1の実施の形態にかかる光学デバイスウエハの構成を示す平面図(b)第1の実施の形態にかかる光学デバイスウエハの構成を示す断面図 (a)第1の実施の形態にかかる光学デバイスの製造方法のうち固体撮像素子ウエハを準備する工程を示す工程断面図(b)第1の実施の形態にかかる光学デバイスの製造方法のうち透明接着剤を塗布する工程を示す工程断面図(c)第1の実施の形態にかかる光学デバイスの製造方法のうち透明部材を接着する工程を示す工程断面図 (a)第1の実施の形態にかかる光学デバイスの製造方法のうち樹脂封止工程を示す工程断面図(b)第1の実施の形態にかかる光学デバイスの製造方法で製造された光学デバイスウエハの構成を示す工程断面図(c)第1の実施の形態にかかる光学デバイスの製造方法のうち個片化工程を示す工程断面図 (a)第2の実施の形態にかかる光学デバイスの製造方法のうち透明部材を接着する工程を示す工程断面図(b)第2の実施の形態にかかる光学デバイスの製造方法のうち樹脂封止工程を示す工程断面図(c)第2の実施の形態にかかる光学デバイスの製造方法のうち個片化工程を示す工程断面図 第3の実施の形態におけるデジタル式カメラモジュールの断面図 第4の実施の形態における内視鏡モジュールの断面図 第5の実施の形態にかかる光学デバイスの断面図 (a)第5の実施の形態にかかる光学デバイスの製造方法のうち透明部材接着工程を示す工程断面図(b)第5の実施の形態にかかる光学デバイスの製造方法のうち樹脂封止工程を示す工程断面図(c)第5の実施の形態にかかる光学デバイスの製造方法のうち光学デバイスウエハ製造工程を示す工程断面図(d)第5の実施の形態にかかる光学デバイスの製造方法のうち表面保護シール除去工程を示す工程断面図 第6の実施の形態にかかる光学デバイスの断面図 第7の実施の形態にかかる光学デバイスの断面図 第8の実施の形態にかかる光学デバイスの断面図 (a)第9の実施の形態にかかる光学デバイスの構成を透明部材側からみた平面図(b)第9の実施の形態にかかる光学デバイスの構成を示す断面図 (a)第9の実施の形態にかかる光学デバイスウエハの構成を示す断面図(b)第9の実施の形態にかかる光学デバイスウエハの構成を示す平面図 従来の固体撮像装置の断面図 従来の固体撮像装置の製造方法を示す工程断面図
符号の説明
10a 固体撮像装置(受光デバイス)
10b LED装置(発光デバイス)
11a 固体撮像素子(受光素子)
11b LED(発光素子)
12 透明部材
13 透明接着剤
14 封止樹脂
15 外部接続電極
16a 撮像領域(受光領域)
16b 発光領域
17 内部配線
18 素子電極
19 貫通電極
20 半導体基材
21 導電性電極
22 周辺回路領域
25 マイクロレンズ
30 固体撮像装置ウエハ(光学デバイスウエハ)
40 固体撮像素子ウエハ(光学素子ウエハ)
41 マスク
42 スキージ
51 樹脂成形金型
52 上型
53 下型
54a,54b リリースシート
61 印刷用メタルマスク
62 スキージ
70 カメラモジュール
71 配線基板
71a 実装用ランド
72 固定側筐筒
73 摺動側筐筒
74 ローパスフィルタ
75 遮光板
76 レンズ
80 内視鏡モジュール
81 フレキシブル配線基板
82 筐筒
81a 実装要ランド
85 半導体装置
86 受動電子部品
87 外部電極
90,94〜96 固体撮像装置(光学デバイス)
91 表面保護シール
93 透明部材
93a 上段
93b 下段
93c 段差
100 固体撮像装置
101 固体撮像素子
102 透明部材
103 接着剤
104 マイクロレンズ
105 撮像領域
106 電極パッド
107 周辺回路領域
110 基材
111 固体撮像素子
112 保護膜
113 封止樹脂
114 透明部材
115 固体撮像装置
116 空隙

Claims (12)

  1. 光学素子の主面に、受光領域または発光領域と、前記受光領域または発光領域の周辺に位置する周辺回路領域とが備えられ、前記光学素子の主面とは反対側の裏面に、前記周辺回路領域に電気的に接続する外部接続電極が備えられ、前記光学素子の主面に、前記受光領域または発光領域を覆う透光性部材が透光性の接着剤で接着され、前記透光性部材の側面と前記透光性部材で覆われた領域外の前記光学素子の主面とを覆う封止樹脂が備えられたことを特徴とする光学デバイス。
  2. 前記透光性部材の側面に段差が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の光学デバイス。
  3. 前記透光性部材の側面が傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の光学デバイス。
  4. 前記封止樹脂の上面が前記透光性部材の上面と同じ高さ又は前記透光性部材の上面よりも高いことを特徴とする請求項1に記載の光学デバイス。
  5. 前記光学素子が固体撮像素子、フォトIC、LEDあるいはレーザーであることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の光学デバイス。
  6. 前記請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の光学デバイスが縦横に複数個整列配置されたことを特徴とする光学デバイスウエハ。
  7. 前記光学素子が固体撮像素子あるいはフォトICである請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の光学デバイスが搭載されたことを特徴とするカメラモジュール。
  8. 前記請求項5に記載の光学デバイスが搭載されたことを特徴とする内視鏡モジュール。
  9. 主面に受光領域または発光領域と前記受光領域または発光領域の周辺に位置する周辺回路領域とを有し、前記主面と反対側の裏面に前記周辺回路領域に電気的に接続する外部接続電極を備えた複数の光学素子が縦横に整列配置された光学素子ウエハを準備する工程と、前記光学素子ウエハの各受光領域または発光領域にスクリーン印刷で透光性の接着剤を塗布する工程とを含むことを特徴とする光学デバイスウエハの製造方法。
  10. 主面に受光領域または発光領域と前記受光領域または発光領域の周辺に位置する周辺回路領域とを有し、前記主面と反対側の裏面に前記周辺回路領域に電気的に接続する外部接続電極を備えた複数の光学素子が縦横に整列配置された光学素子ウエハを準備する工程と、前記光学素子ウエハの各受光領域または発光領域に透光性部材を透光性の接着剤を用いて接着する工程と、金型面と前記光学素子ウエハの上下両面との間にリリースシートを介在させてクランプしながら前記透光性部材の側面と前記光学素子ウエハの主面とを封止樹脂で覆って光学デバイスウエハを製作する工程と、前記金型から取り出した前記光学デバイスウエハを個片化する工程とを含むことを特徴とする光学デバイスの製造方法。
  11. 主面に受光領域または発光領域と前記受光領域または発光領域の周辺に位置する周辺回路領域とを有し、前記主面と反対側の裏面に前記周辺回路領域に電気的に接続する外部接続電極を備えた複数の光学素子が縦横に整列配置された光学素子ウエハを準備する工程と、前記光学素子ウエハの各受光領域または発光領域に透光性部材を透光性の接着剤を用いて接着する工程と、スクリーン印刷で液状の封止樹脂を塗布して前記透光性部材の側面と前記光学素子ウエハの主面とを封止樹脂で覆って光学デバイスウエハを製作する工程と、前記光学デバイスウエハを個片化する工程とを含むことを特徴とする光学デバイスの製造方法。
  12. 前記透光性部材の前記光学素子とは反対側の主面に、表面保護シールが貼着されており、前記透光性部材の側面と前記光学素子ウエハの主面とを前記封止樹脂で覆って前記光学デバイスウエハを製作する工程の後に、前記表面保護シールを除去する工程を含むことを特徴とする請求項10又は請求項11のいずれか1項に記載の光学デバイスの製造方法。
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