JP2008218802A - 基板載置台及び基板処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 基板を載置したときに基板の裏面に傷がつくことを防止する。
【解決手段】本発明にかかる基板載置台は,基材110と,基材上に形成され,基板Gが載置される誘電性材料層120と,誘電性材料層上に形成された複数の凸部142とを備え,前記各凸部142は,基板Gとの接触部分である上部144を基板Gよりも低い硬度の材料で構成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は,フラットパネルディスプレイ(FPD)製造用のガラス基板などの基板を載置する基板載置台及びこの基板載置台を使用して基板に対してドライエッチング等の処理を施す基板処理装置に関する。
例えばFPD製造プロセスにおいては,被処理基板であるガラス基板に対して,ドライエッチングやスパッタリング,CVD(化学気相成長)等のプラズマ処理が多用されている。このようなプラズマ処理は,例えば処理室(チャンバ)内に一対の平行平板電極(上部電極および下部電極)を備える基板処理装置によって行われる。
具体的には処理室内に基板載置台を兼ね下部電極として機能するサセプタ上に例えば被処理基板を載置し,処理室内に処理ガスを導入するとともに,上記電極の少なくとも一方に高周波電力を印加して電極間に高周波電界を形成し,この高周波電界により処理ガスのプラズマを形成することによって,上記被処理基板に対するプラズマ処理が行われる。
このような載置台は,例えばアルミニウムからなる基材と,この基材上に形成された誘電性材料層として例えばAl溶射膜からなる絶縁層とを備える。この絶縁層の中には電極板が内蔵され,この電極板に高電圧を印加させることによって載置台上に発生するクーロン力によって被処理基板を吸着保持することができるようになっている。また,このような絶縁層の耐エッチング性を高めるため,上記絶縁層の表面全体を樹脂で被覆するものもある(例えば特許文献1,2参照)。
ところが,載置台の表面は実際には緩曲面になっているので,載置台上に被処理基板を面接触で載置させると,隙間ができてプラズマ処理によって付着物が堆積し易くなる。このため,付着物が被処理基板と接触してエッチングむらが生じたり,付着物によって被処理基板が載置台上にくっついたりするという不具合がある。これを防止するため,従来より載置台の表面には複数の凸部が形成され,被処理基板を点接触で載置できるものが知られている(例えば特許文献3参照)。
特開平9−298190号公報 特開2003−7812号公報 特開2002−313898号公報
しかしながら,載置台の表面に複数の凸部を形成すると,載置台上に被処理基板を吸着保持させたときに,被処理基板の裏面を凸部との接触で傷つけてしまう場合がある。例えば載置台の表面の凸部がAl溶射膜によって形成されており,そのような載置台にFPD用のガラス基板を載置する場合,凸部を構成するAlの硬度(ビッカース硬度)はHv1000程度と非常に硬く,一般的なガラス基板の硬度(Hv600程度)よりも高い。このようなガラス基板を載置台に静電吸着させると,ガラス基板の裏面に載置台の凸部が接触して傷がつく蓋然性が高い。
また,載置台の表面の凸部がセラミックで構成されるものもあるが(例えば特許文献3),このセラミックは一般に上記Al以上の硬度を有するので,セラミックからなる凸部についてもガラス基板の裏面を傷つける蓋然性が高い。
そこで,本発明は,このような問題に鑑みてなされたもので,その目的とするところは,基板を載置したときに基板の裏面に傷をつけることを防止できる基板載置台及び基板処理装置を提供することにある。
上記課題を解決するために,本発明のある観点によれば,基板処理装置で処理する基板を載置する基板載置台であって,基材と,前記基材上に形成され,前記基板が載置される誘電性材料層と,前記誘電性材料層上に形成された複数の凸部とを備え,前記各凸部は,少なくとも前記基板との接触部分を前記基板よりも低い硬度の材料で構成したことを特徴とする基板載置台が提供される。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,基板に対して所定の処理を施す処理室を備える基板処理装置であって,前記処理室内に設けられ,前記基板が載置される基板載置台と,前記処理室内に処理ガスを供給するガス供給手段と,前記処理室内を排気する排気手段とを備え,前記基板載置台は,基材と,前記基材上に形成され,前記基板が載置される誘電性材料層と,前記誘電性材料層上に形成された複数の凸部とを備え,前記各凸部は,少なくとも前記基板との接触部分を前記基板よりも低い硬度の材料で構成したことを特徴とする基板処理装置が提供される。
このような本発明によれば,前記各凸部は,少なくとも前記基板との接触部分を前記基板よりも低い硬度の材料で構成するため,誘電性材料層上に基板を載置したときに基板の裏面に傷をつけることを防止できる。
また,上記各凸部の上部を前記基板よりも低い硬度の材料で構成するようにしてもよく,上記各凸部の全部を前記基板よりも低い硬度の材料で構成するようにしてもよい。いずれの場合にも,基板との接触部分を基板よりも低い硬度の材料で構成することができる。
また,上記誘電性材料層は,下部誘電性材料層と,上部誘電性材料層との間に,前記基板を前記誘電性材料層上に静電吸着させるための導電層を形成してなるようにしてもよい。これにより,誘電性材料層は,その上面に基板を静電吸着させることができ,その際に基板の裏面と凸部が接触しても,その接触部分が基板よりも低い硬度の材料で構成されるので,基板の裏面に傷をつけることを防止できる。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,基板処理装置で処理する基板を載置する基板載置台であって,基材と,前記基材上に形成され,下部誘電性材料層と上部誘電性材料層との間に前記基板を前記上部誘電性材料層上に静電吸着させるための導電層を有する誘電性材料層と,前記上部誘電性材料層上に形成された複数の凸部と,前記上部誘電性材料層上の周縁に,前記凸部が形成される領域の周囲を囲むように形成された台部とを備え,前記各凸部と前記台部は,少なくとも前記基板との接触部分を前記基板よりも低い硬度の材料で構成したことを特徴とする基板載置台が提供される。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,基板処理装置で処理する基板を載置する基板載置台であって,基材と,前記基材上に形成され,下部誘電性材料層と上部誘電性材料層との間に前記基板を前記上部誘電性材料層上に静電吸着させるための導電層を有する誘電性材料層と,前記上部誘電性材料層上に形成された複数の凸部と,前記上部誘電性材料層上の周縁に,前記凸部が形成される領域の周囲を囲むように形成された台部と,前記下部誘電性材料層と,前記上部誘電性材料層上に静電吸着される前記基板の裏面との間にガスを供給するためのガス流路と,前記誘電性材料層に形成され,前記ガス流路からのガスを前記基板の裏面に案内する複数のガス孔とを備え,前記各凸部は,少なくとも前記基板との接触部分を前記基板よりも低い硬度の材料で構成したことを特徴とする基板載置台が提供される。
このような本発明によれば,上述した凸部のみならず,台部についても基板との接触部分を基板よりも低い硬度の材料で構成するので,誘電性材料層上の凸部と台部の上に基板を載置したときに,基板の裏面の周縁部についても傷をつけることを防止することができる。
また,上記台部の基板接触部分を構成する材料と,前記各凸部の基板接触部分を構成する材料とは同じ材料で構成してもよく,また異なる材料で構成してもよい。これらの基板接触部を基板よりも低い硬度の材料で構成していれば,基板の裏面に傷をつけることを防止できるからである。この場合,上記台部の基板接触部分を構成する材料としては,前記各凸部の基板接触部分を構成する材料よりも硬度を高いものを使用するようにしてもよい。これにより,上記誘電性材料層の上に基板が静電吸着された際に,基板と台部との密着性をより高めることができる。これにより,例えば基板の裏面に供給されるガスの圧力を高くすることができ,そのようにしてもガスが基板と台部との間から漏れることを防止することができる。
また,上記各凸部は,格子状に配列し,前記ガス孔は,前記各凸部の周囲にそれぞれ前記複数のガス孔が配置されるように配列するようにしてもよい。これにより,基板の裏面が各凸部の基板接触部分と接触する際の接触圧力のばらつきを抑えることができる。これにより,基板の裏面全体にわたってより確実に傷がつくことを防止できる。
なお,上述した基板は,例えばフラットパネルディスプレイ製造用のガラス基板であり,前記基板よりも低い硬度の材料は,例えばアルミニウム又は樹脂である。アルミニウム又は樹脂は,一般にガラス基板よりも硬度が低いため,ガラス基板の裏面と接触したとしても傷がつき難くなる。
本発明によれば,基板を載置した際に基板の裏面に傷がつくことを防止することができる基板載置台及び基板処理装置を提供できる。
以下に添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(基板載置台)
先ず,本発明の第1実施形態にかかる基板載置台について図面を参照しながら説明する。図1は,本実施形態にかかる基板載置台としてのサセプタの断面図であり,図2はそのサセプタを上方から見た図である。図1は図2に示すP1−P1′断面図に相当する。
図1に示すように,本実施形態にかかる基板載置台であるサセプタ100は,基材110と,基材110上に絶縁層として設けられた誘電性材料層120とを有する。なお,基材110の側面は全周にわたって,絶縁部材112で覆われている。基材110は,誘電性材料層120を支持するものであり,例えばアルミニウム等の金属やカーボンのような導電体で構成されている。
また,誘電性材料層120は,誘電性材料であればどのような種類の材料であってもよく,また高絶縁性材料のみならず電荷の移動を許容する程度の導電性を有するものを含む。このような誘電性材料層120としては,Al,Zr,Si等の絶縁材料を挙げることができる。誘電性材料層120はSiCのようにある程度の導電性を有するもので構成してもよく,また耐久性および耐食性の観点からセラミックスで構成してもよい。このような誘電性材料層120は溶射により形成してもよく,さらにその溶射後に研磨によって表面を平滑化してもよい。
なお,基材110と誘電性材料層120との熱膨張率の差による熱応力を緩和する目的で,基材110と誘電性材料層120との間にこれらの中間の熱膨張率を持つ材質からなる1層以上の中間層を設けるようにしてもよい。
誘電性材料層120は,静電電極層として機能する導電層130が内蔵されている。この導電層130に高電圧を印加させることによって,誘電性材料層120はその表面に発生するクーロン力によって基板Gを吸着保持する静電チャックとして機能させることができる。このような誘電性材料層120は,例えばサセプタ100の基材110上に,下部誘電性材料層,静電電極層,上部誘電性材料層をこの順に積層することによって構成される。
誘電性材料層120の導電層130には,直流(DC)電源132がスイッチ134を介して電気的に接続されている。スイッチ134は,例えば導電層130に対してDC電源132とグランド電位とを切り換えられるようになっている。
スイッチ134がDC電源132側に切り換えられると,DC電源132からのDC電圧が導電層130に印加される。このDC電圧が正極性の電圧である場合,基板Gの上面には負の電荷(電子、負イオン)が引き付けられるようにして蓄積する。これにより,基板G上面の負の面電荷と導電層130との間に基板Gおよび上部誘電性材料層を挟んで互いに引き合う静電吸着力つまりクーロン力が働き,この静電吸着力で基板Gはサセプタ100上に吸着保持される。スイッチ134がグランド側に切り換えられると,導電層130が除電され,これに伴って基板Gも除電され,上記クーロン力つまり静電吸着力が解除される。
誘電性材料層120の上面,すなわち基板Gを保持する側の面に相当する基板保持面には,その上方に突起する複数の凸部142が配列して形成されている。これらの凸部142が形成される領域(凸部形成領域)140の周囲には,凸部形成領域140を囲むように,誘電性材料層120の上面の周縁に沿って台部(土手部)122が形成されている。台部122の高さは,凸部142の高さとほぼ同じか又は凸部142の高さよりも若干高めに形成されている。
誘電性材料層120の凸部142は,図2に示すように誘電性材料層120上の凸部形成領域に一様に分布して形成されている。基板Gは例えば図1に示すように台部122と凸部142の上に載置される。これにより,凸部142は,サセプタ100と基板Gとの間を離隔するスペーサーとして機能し,サセプタ100上に付着した付着物が基板Gに悪影響を及ぼすことが防止される。
なお,凸部142は,その高さが50〜100μmであることが好ましい。サセプタ100上に付着する付着物の量を考慮すると,凸部142の高さを50μm以上とすることで付着物が基板Gに悪影響を及ぼすことを十分に防止することができるからである。一方,高さが100μmを超えると凸部142の強度が低下したり,基板Gのエッチングレートが低下するといった問題や,後述するように凸部142を溶射で形成する場合に溶射時間が長くなるという不都合もある。また,凸部142の径は0.5〜1mmであることが好ましい。各凸部142の間隔は0.5〜30mmであることが好ましく,5〜10mmであることがより好ましい。凸部142の配列パターンとしては,図2に示すように格子配列であってもよく,またこれに限られるものではない。
このような凸部142は,誘電性材料層120と同様に,Al,Zr,Si等の絶縁材料で構成される。また,セラミックスで構成してもよい。このような凸部142は溶射により形成してもよい。なお,凸部142は誘電性材料層120との密着性を高くするために,誘電性材料層120と同様の材料で構成するのが好ましい。
このように誘電性材料層120に凸部142を形成すると,誘電性材料層120上に基板Gを吸着保持させたときに,基板Gの裏面を凸部142との接触で傷つけてしまう場合がある。例えば凸部142をAl溶射膜で形成し,基板Gがガラス基板である場合,凸部142を構成するAlの硬度(ビッカース硬度)はHv1000程度と非常に硬く,一般的なガラス基板の硬度(Hv600程度)よりも高い。このようなガラス基板を誘電性材料層120上に静電吸着させると,ガラス基板の裏面に凸部142が接触して傷がつく蓋然性が高い。
また,凸部142はセラミックで構成してもよいが,このセラミックは一般に上記Al以上の硬度を有するので,セラミックからなる凸部142についてもガラス基板の裏面を傷つける蓋然性が高い。
そこで,本発明では,誘電性材料層上の凸部の少なくとも基板Gとの接触部分を基板Gよりも硬度の低い材料で構成する。これにより,基板を載置する際に基板の裏面に傷をつけることを防止できる。具体的には例えば図1に示すように,基板Gとの接触部分である凸部142の上部144を基板Gよりも低い硬度の材料で構成する。なお,凸部142全体を基板Gよりも低い硬度の材料で構成してもよい。
例えば基板Gがガラス基板である場合,凸部142の上部144又は凸部142全体を構成する低硬度材料として樹脂やアルミニウムを用いることが好ましい。具体的には例えば凸部142をAlで構成する場合でも,その上部144は樹脂又はアルミニウムで構成する。アルミニウム又は樹脂は,一般にガラス基板よりも硬度が低いため,ガラス基板の裏面と接触したとしても傷がつき難くなる。このような樹脂としては,例えばテフロン(登録商標)などが挙げられる。なお,低硬度材料としては,上記のものに限られるものではない。その他の低硬度材料としては,例えばシリコン樹脂,エポキシ,ポリイミドなどが挙げられる。
また,凸部142の上部144の形状は円柱または角柱としてもよく,また曲面形状や半球状に形成してもよい。凸部142の上部144の形状を曲面形状や半球状に形成することにより,基板Gと点接触させることができるので,凸部142と基板Gとの接触部分に付着物が極めて付着し難くすることができる。
(誘電性材料層上の凸部の形成方法)
次に,サセプタ100の誘電性材料層120上に上述したような凸部142を形成する方法について,図面を参照しながら説明する。図3A,図3Bはサセプタの誘電性材料層上に凸部を形成する方法を説明するための図である。図3Aは凸部142の下部143が形成された状態を示す図であり,図3Bは凸部142の下部143の上に上部144の低硬度材料層を形成している状態を示す図である。ここでは,Al溶射膜で構成された誘電性材料層120上に,Al溶射によって凸部142の下部(凸部本体)143と上部(凸部上側表面)144を形成する場合を例に挙げる。
先ず,図3Aに示すように積層形成した誘電性材料層120上に凸部142の下部143をAl溶射によって形成する。具体的には例えば基材110の上面に誘電性材料層120を積層形成したものを準備する。この誘電性材料層120は,例えばAlを溶射し,溶射後の表面を例えば門型研磨機などの研磨手段を用いて機械研磨して均一に平滑化する。次いで,平滑化された誘電性材料層120の周縁部を残し,内側を例えば門型切削機などの切削手段を用いて切削加工する。この切削加工により,誘電性材料層120の中央部が切削されて上記凸部形成領域140を構成する凹部が形成されて凹部の底に基準面が露出するとともに,誘電性材料層120の周縁に台部122が形成される。
続いて,誘電性材料層120上に例えば複数の凸部142のサイズと配置に対応する複数の貫通孔(開口パターン)が形成されたマスク部材(開口板)をセットし,マスク部材の上から例えば溶射ガンによりAlを溶射することによって,マスク部材の貫通孔内に凸部142の下部143を形成する。
なお,溶射ガンによるAlの溶射に先立って,マスク部材をセットした状態でブラスト処理を行い,マスク部材の貫通孔内に露出した誘電性材料層120の平滑表面を粗面化するようにしてもよい。これにより,Alの溶射の際にアンカー効果を持たせることができるので,溶射形成される凸部142の下部143を誘電性材料層120に堅固に接合させることができる。
そして,このマスク部材を取り外すことによって,図3Aに示す状態になる。なお,Alを溶射して凸部142の下部143を形成する際には,凸部142の下部143の高さが台部122の上面よりも低くなるようにしておく。これは後述する後の工程で凸部142の下部143の上に,上部144の低硬度材料層を形成するためである。
次に,図3Bに示すように,凸部142の下部143の上に上部144の低硬度材料層を形成する。誘電性材料層120上に,例えば凸部142の下部143を形成したときと同じ開口パターンが形成されたマスク部材(開口板)150を,各凸部142の下部143とマスク部材150の貫通孔とがそれぞれ対向するようにセットする。
そして,マスク部材150の上から例えば基板Gよりも硬度が低い低硬度材料(例えば樹脂やアルミニウム)を溶射ガン152により溶射することによって,マスク部材150の貫通孔内の凸部142の下部143の上に上部144の低硬度材料層を形成する。なお,凸部142の下部143の頂面はAlの溶射の射ち放し表面であって粗面化されているので,その上に低硬度材料を溶射することによって,凸部142の下部143の頂面とその上に溶射形成される上部144の低硬度材料層とを堅固に接合させることができる。
なお,誘電性材料層120上に凸部142を形成する方法については,上述した方法に限られるものではない。例えば先ず図4Aに示すように誘電性材料層120の凸部形成領域140に低硬度材料を溶射して低硬度材料層146を予め形成しておき,次に図4Bに示すように例えば門型切削機などの切削手段154を用いて凸部142と台部122以外の部分を切削することによって,凸部142と台部122を形成するようにしてもよい。これにより,凸部142の下部143と,上部144の低硬度材料層とを一度に形成することができる。また,凸部142の上部144の低硬度材料層は焼付けによって形成してもよい。
(基板処理装置)
次に,本発明の基板載置台を適用した第2実施形態にかかる基板処理装置について説明する。ここでは,上述したような基板載置台としのサセプタ100を具体的に基板処理装置の一例であるプラズマ処理装置に適用した場合について説明する。図5は,本実施形態にかかるプラズマ処理装置を示す断面図である。図6Aは本実施形態にかかるプラズマ処理装置に適用したサセプタを上方から見た図であり,図6Bはサセプタ上の誘電性材料層の断面図である。図6Bは図6Aに示すP2−P2′断面図に相当する。
図5に示すプラズマ処理装置200は,FPD用ガラス基板Gに対してエッチングや成層などの所定のプラズマ処理を施すための基板処理装置であり,容量結合型平行平板プラズマエッチング処理装置として構成されている。ここで,FPDとしては,液晶ディスプレイ(LCD),エレクトロルミネセンス(Electro Luminescence;EL)ディスプレイ,プラズマディスプレイパネル(PDP)等が例示される。
図5に示すように,プラズマ処理装置200は,例えば表面が陽極酸化処理(アルマイト処理)されたアルミニウムからなる略角筒形状の処理容器からなる処理室202を備える。処理室202はグランドに接地されている。処理室202内の底部には,絶縁部材で構成されるベース部材104を介して上述したサセプタ100がガラス基板Gを載置する基板載置台として配設されている。また,サセプタ100の周りを囲むように,例えばセラミックや石英の絶縁部材からなる矩形枠状の外枠部106が配設される。サセプタ100は,矩形のガラス基板Gを静電保持する基板保持機構として機能し,矩形のガラス基板Gに対応した矩形形状に形成される。
また,本実施形態にかかるサセプタ100は,その基材110に高周波電力が供給されることによって下部電極として機能する。サセプタ100の上方には,サセプタ100と平行に対向するように,上部電極として機能するシャワーヘッド210が対向配置されている。シャワーヘッド210は処理室202の上部に支持されており,内部にバッファ室222を有するとともに、サセプタ100と対向する下面には処理ガスを吐出する多数の吐出孔224が形成されている。このシャワーヘッド210はグランドに接地されており,サセプタ100とともに一対の平行平板電極を構成している。
シャワーヘッド210の上面にはガス導入口226が設けられ,ガス導入口226にはガス導入管228が接続されている。ガス導入管228には,開閉バルブ230,マスフローコントローラ(MFC)232を介して処理ガス供給源234が接続されている。
処理ガス供給源234からの処理ガスは,マスフローコントローラ(MFC)232によって所定の流量に制御され,ガス導入口226を通ってシャワーヘッド210のバッファ室222に導入される。処理ガス(エッチングガス)としては,例えばハロゲン系のガス,Oガス,Arガスなど,通常この分野で用いられるガスを用いることができる。
処理室202の側壁には基板搬入出口204を開閉するためのゲートバルブ206が設けられている。また,処理室202の側壁の下方には排気口が設けられ,排気口には排気管208を介して真空ポンプ(図示せず)を含む排気装置209が接続される。この排気装置209により処理室202の室内を排気することによって,プラズマ処理中に処理室202内を所定の真空雰囲気(たとえば10mTorr=約1.33Pa)に維持することができる。
図5に示すサセプタ100には,整合器162を介して高周波電源164の出力端子が電気的に接続されている。高周波電源164の出力周波数は,たとえば13.56MHzに選ばれる。高周波電源164からの高周波電力がサセプタ100に印加されることによって,サセプタ100に載置されたガラス基板Gの上には処理ガスのプラズマが生成され,所定のプラズマエッチング処理がガラス基板Gに施される。
図5に示すサセプタ100の内部には冷媒流路170が設けられており,チラー装置(図示せず)から所定の温度に調整された冷媒が冷媒流路170を流れるようになっている。この冷媒によって,サセプタ100の温度を所定の温度に調整することができる。
さらに,このサセプタ100には誘電性材料層120の基板保持面とガラス基板Gの裏面との間に伝熱ガス(例えばHeガス)を所定の圧力で供給する伝熱ガス供給機構を備える。伝熱ガス供給機構は,伝熱ガスをサセプタ100内部のガス流路180を介してガラス基板Gの裏面に所定の圧力で供給するようになっている。例えば図6A,図6Bに示すように,サセプタ100の誘電性材料層120には多数のガス孔182が配列して設けられており,これらのガス孔182は上記ガス流路180に連通している。なお,ガス孔182の配列パターンは,図6Aに示すものに限られるものではない。例えば図2に示すように配列している凸部142の外周を囲むように配列させてもよい。
図6Bに示すサセプタ100は,Al溶射膜で構成された誘電性材料層120上に,これとは別の材質例えばセラミックにより凸部142の下部143を構成したものである。凸部142の上部144はガラス基板Gよりも低い硬度を有する低硬度材料例えばアルミニウムで構成している。このように,誘電性材料層120,凸部142の下部143,凸部142の上部144はそれぞれ異なる材料で構成するようにしてもよい。また,図6Bに示すように凸部142の上部144は曲面になるように構成してもよい。
このような構成のプラズマ処理装置200においては,ガラス基板Gは図示しない搬送アームなどによりゲートバルブ206から搬入され,サセプタ100上に載置される。すると,導電層130に高電圧が印加されるとともに,伝熱ガスがガス孔182を介してガラス基板Gの裏面に供給される。これにより,ガラス基板Gはサセプタ100上に所定の吸着力で保持され,この状態でガラス基板Gにプラズマ処理が施される。このとき,ガラス基板Gの裏面には,誘電性材料層120上の凸部142の上部144が接触するものの,上部144はガラス基板Gよりも硬度の低いアルミニウムで構成されているので,ガラス基板Gの裏面に傷がつくことを防止できる。
また,ガラス基板Gのプラズマ処理が繰り返されることにより,誘電性材料層120の表面に付着物が蓄積するが,凸部142がスペーサーの役割を果すため,付着物がガラス基板Gに接触し難い。したがって,ガラス基板Gにサセプタ100と接触する部分および付着物と接触する部分ができてエッチングむらが生じたり,静電吸着を解除した後もガラス基板Gがサセプタ100に固着されたりする不都合を防止することができる。
また,図6Aに示すように各凸部142を格子状に配列し,伝熱ガスのガス孔182は,前記各凸部142の周囲にそれぞれ前記複数のガス孔182が配置されるように配列されるので,基板Gの裏面が各凸部142の上部144と接触する際の接触圧力のばらつきを抑えることができる。これにより,基板Gの裏面全体にわたってより確実に傷がつくことを防止できる。
なお,上記第1,第2実施形態では,基板Gと接触する部分として凸部142の上部144を基板Gよりも低い硬度の材料で構成したものについて説明したが,誘電性材料層120上の台部122の上部も基板Gと接触するので,凸部142のみならず,台部122の上部についても基板Gよりも低い硬度の材料で構成してもよい。これにより,誘電性材料層120上の凸部142と台部122の上に基板Gを載置したときに,基板Gの裏面の周縁部についても傷をつけることを防止することができる。
また,台部122の上部を構成する材料と,各凸部142の上部144を構成する材料とは同じ材料で構成してもよく,また異なる材料で構成してもよい。これらの基板接触部を基板Gよりも低い硬度の材料で構成していれば,基板Gの裏面に傷をつけることを防止できるからである。この場合,上記台部122の上部を構成する材料としては,各凸部142の上部144を構成する材料よりも硬度を高いものを使用するようにしてもよい。これにより,誘電性材料層120上に基板Gが静電吸着された際に,基板Gと台部122との密着性をより高めることができる。これにより,例えば基板Gの裏面に供給される伝熱ガスの圧力を高くすることができ,そのようにしても伝熱ガスが基板Gと台部122との間から漏れることを防止することができる。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された範疇内において,各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば上記実施形態では,本発明を適用可能な基板処理装置として,容量結合型プラズマ(CCP)処理装置を例に挙げて説明したが,必ずしもこれに限定されるものではなく,低圧で高密度のプラズマ生成を可能な誘導結合プラズマ(ICP)処理装置に本発明を適用してもよい。また,その他,プラズマ生成としてヘリコン波プラズマ生成,ECR(Electron Cyclotron Resonance)プラズマ生成を用いたプラズマ処理装置等にも本発明を適用可能である。
本発明は,FPD基板などを載置する基板載置台及び基板処理装置に適用可能である。
本発明の第1実施形態にかかる基板載置台としてのサセプタの構成を示す断面図である。 同実施形態にかかるサセプタを上方から見た図である。 サセプタの誘電性材料層上に凸部を形成する方法を説明するための図であって,凸部の下部が形成された状態を示すものである。 サセプタの誘電性材料層上に凸部を形成する方法を説明するための図であって,凸部の上部を形成している状態を示すものである。 サセプタの誘電性材料層上に凸部を形成する他の方法を説明するための図であって,凸部を形成する前の状態を示すものである。 サセプタの誘電性材料層上に凸部を形成する他の方法を説明するための図であって,凸部を形成している状態を示すものである。 本発明の第2実施形態にかかるプラズマ処理装置の概略構成を示す断面図である。 同実施形態にかかるプラズマ処理装置に適用したサセプタの部分を上方から見た図である。 同実施形態におけるサセプタ上の誘電性材料層の断面図である。
符号の説明
100 サセプタ
104 ベース部材
106 外枠部
110 基材
112 絶縁部材
120 誘電性材料層
122 台部
130 導電層
132 DC電源
134 スイッチ
140 凸部形成領域
142 凸部
143 凸部の下部
144 凸部の上部
146 低硬度材料層
150 マスク部材
152 溶射ガン
154 切削手段
162 整合器
164 高周波電源
170 冷媒流路
180 ガス流路
182 ガス孔
200 プラズマ処理装置
202 処理室
204 基板搬入出口
206 ゲートバルブ
208 排気管
209 排気装置
210 シャワーヘッド
222 バッファ室
224 吐出孔
226 ガス導入口
228 ガス導入管
230 開閉バルブ
232 マスフローコントローラ
234 処理ガス供給源
G 基板

Claims (12)

  1. 基板処理装置で処理する基板を載置する基板載置台であって,
    基材と,
    前記基材上に形成され,前記基板が載置される誘電性材料層と,
    前記誘電性材料層上に形成された複数の凸部とを備え,
    前記各凸部は,少なくとも前記基板との接触部分を前記基板よりも低い硬度の材料で構成したことを特徴とする基板載置台。
  2. 前記各凸部の上部を前記基板よりも低い硬度の材料で構成したことを特徴とする請求項1に記載の基板載置台。
  3. 前記各凸部の全部を前記基板よりも低い硬度の材料で構成したことを特徴とする請求項1に記載の基板載置台。
  4. 前記誘電性材料層は,下部誘電性材料層と,上部誘電性材料層との間に,前記基板を前記誘電性材料層上に静電吸着させるための導電層を形成してなることを特徴とする請求項1に記載の基板載置台。
  5. 基板処理装置で処理する基板を載置する基板載置台であって,
    基材と,
    前記基材上に形成され,下部誘電性材料層と上部誘電性材料層との間に前記基板を前記上部誘電性材料層上に静電吸着させるための導電層を有する誘電性材料層と,
    前記上部誘電性材料層上に形成された複数の凸部と,
    前記上部誘電性材料層上の周縁に,前記凸部が形成される領域の周囲を囲むように形成された台部とを備え,
    前記各凸部と前記台部は,少なくとも前記基板との接触部分を前記基板よりも低い硬度の材料で構成したことを特徴とする基板載置台。
  6. 基板処理装置で処理する基板を載置する基板載置台であって,
    基材と,
    前記基材上に形成され,下部誘電性材料層と上部誘電性材料層との間に前記基板を前記上部誘電性材料層上に静電吸着させるための導電層を有する誘電性材料層と,
    前記上部誘電性材料層上に形成された複数の凸部と,
    前記上部誘電性材料層上の周縁に,前記凸部が形成される領域の周囲を囲むように形成された台部と,
    前記下部誘電性材料層と,前記上部誘電性材料層上に静電吸着される前記基板の裏面との間にガスを供給するためのガス流路と,
    前記誘電性材料層に形成され,前記ガス流路からのガスを前記基板の裏面に案内する複数のガス孔とを備え,
    前記各凸部は,少なくとも前記基板との接触部分を前記基板よりも低い硬度の材料で構成したことを特徴とする基板載置台。
  7. 前記台部の基板接触部分を構成する材料と,前記各凸部の基板接触部分を構成する材料とは異なることを特徴とする請求項6に記載の基板載置台。
  8. 前記台部の基板接触部分を構成する材料は,前記各凸部を構成する材料よりも硬度が高いことを特徴とする請求項7に記載の基板載置台。
  9. 前記各凸部は,格子状に配列し,
    前記ガス孔は,前記各凸部の周囲にそれぞれ前記複数のガス孔が配置されるように配列したことを特徴とする請求項8に記載の基板載置台。
  10. 前記基板は,フラットパネルディスプレイ製造用のガラス基板であり,
    前記基板よりも低い硬度の材料は,アルミニウム又は樹脂であることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の基板載置台。
  11. 基板に対して所定の処理を施す処理室を備える基板処理装置であって,
    前記処理室内に設けられ,前記基板が載置される基板載置台と,
    前記処理室内に処理ガスを供給するガス供給手段と,
    前記処理室内を排気する排気手段とを備え,
    前記基板載置台は,基材と,前記基材上に形成され,前記基板が載置される誘電性材料層と,前記誘電性材料層上に形成された複数の凸部とを備え,前記各凸部は,少なくとも前記基板との接触部分を前記基板よりも低い硬度の材料で構成したことを特徴とする基板処理装置。
  12. 前記基板は,フラットパネルディスプレイ製造用のガラス基板であり,
    前記基板よりも低い硬度の材料は,アルミニウム又は樹脂であることを特徴とする請求項11に記載の基板処理装置。
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