JP2008218741A - レーザーアニール装置及びレーザーアニール方法 - Google Patents

レーザーアニール装置及びレーザーアニール方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 強度分布の均一なレーザービームを用いてレーザーアニールを行う。
【解決手段】レーザー発振器11、レーザービームを2以上に分割させるビームホモジナイザ13、分割されたレーザービームを一つに重ね合わせる集光手段、及び重ね合わされたレーザービームが照射される基板を載置する載置台を備えたレーザーアニール装置1であって、集光手段と載置台との間に2以上のスリット板16、17が配置され、それぞれのスリット板の開口部161、171の長手方向の長さは、レーザービームの長手方向の長さより短く、載置台に近づくにつれて順次短くなるように構成されているレーザーアニール装置。
【選択図】図5

Description

本発明は、レーザーアニール装置及びレーザーアニール方法に関する。
低温ポリシリコン薄膜トランジスタ(LTPS TFT)を用いた有機ELディスプレイ(OELD)や液晶ディスプレイ(LCD)は、高精細、高画質なフラットパネルディスプレイとして注目されている。このLTPS TFTの製造工程においては、レーザービーム源から発振されたレーザービームを線状のレーザービームに成形し、線状のレーザービームをガラス基板上の非晶質シリコン膜(以下、a−Si膜とも称す)に対して走査することにより、a−Si膜を結晶化させて多結晶シリコン膜を形成するレーザーアニール工程が用いられる。
この線状のレーザービームの長手方向の強度分布が均一でないと、レーザーアニール工程によって得られた多結晶シリコン膜の結晶性が不均一となり、TFTの電気特性がばらついてしまい、製品に大きな影響を与えることとなる。そのため、レーザー発振器から射出したレーザービームをビームホモジナイザを用いて複数に分割させ、このレーザービームをアニール対象であるa−Si膜上で再びひとつになるように重ね合わせることで、レーザービームの強度分布を均一にして、多結晶シリコン膜の結晶性を均一にする方法がある。ところが、この方法では、複数に分割したレーザービームを完全にひとつになるように重ね合わせることは困難である。完全にひとつになるように重ね合わせられないと、線状のレーザービームの端部が、中央部とは異なる強度を有するようになる。アニール対象物は、このようなレーザービームの端部が照射された領域においては、他の領域とは異なる結晶性となることが多い。
このような問題を解決するため、光学系にスリット板を設けて、線状のレーザービームの中央部のみスリット板の開口部を通過させ、端部はスリット板の開口部以外の箇所にあたって遮られるようにする方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−91264号公報(図6及び請求項2等)
しかしながら、上記方法では、スリット板にあたったレーザービームによってスリット板の温度が上昇し、この温度上昇により、開口部の縁部周辺に、開口部中央部とはレーザービームの屈折率が異なる領域が形成される。このため、アニールを続けていると、レーザービームのうち、この開口部の縁部周辺の領域を通過したレーザービームと開口部の中央部を通過したレーザービームとでは強度が異なってくるので、所望の結晶性の均一な多結晶シリコン膜を得ることができないという問題がある。
そこで、本発明の課題は、上記従来技術の問題点を解決することにあり、結晶性の均一な多結晶シリコン膜を得るために、強度分布が均一なレーザービームを用いたレーザーアニール装置及びレーザーアニール方法を提供することにある。
本発明のレーザーアニール装置は、レーザー発振器、レーザービームを2以上に分割させるビームホモジナイザ、分割されたレーザービームを一つに重ね合わせる集光手段、及び重ね合わされたレーザービームが照射される基板を載置する載置台を備えたレーザーアニール装置であって、集光手段と載置台との間に2以上のスリット板が配置され、それぞれのスリット板の開口部の長手方向の長さは、レーザービームの長手方向の長さより短く、載置台に近づくにつれて順次短くなるように構成されていることを特徴とする。このような2以上のスリット板を設けることで、均一な強度分布をもつレーザービームの中央部のみ開口部を通過させてアニール対象に照射することが可能となる。
前記スリット板を2つ設けた場合に、ビームホモジナイザの射出口と集光手段としての結像レンズとの距離をX1、結像レンズと載置台との距離をX2、レーザー発振器側のスリット板と載置台との距離をX3、載置台側のスリット板と載置台との距離をX4、ビームホモジナイザの射出口の一辺の長さをYとすると、レーザー発振器側のスリット板の開口部の長手方向の長さY1は、
Y1>Y×(X2−X3)/X1
を満たすように構成され、載置台側のスリット板の開口部の長手方向の長さY2は、
Y2≦Y×(X2−X4)/X1
を満たすように構成されることが好ましい。
前記各スリット板のうち少なくとも1つのスリット板が、冷却手段を備えることが好ましい。冷却手段を設けることで、スリット板が加熱されるのを防止し、レーザービームの光路中の屈折率の変化を抑えることができる。
前記各スリット板のうち少なくとも1つのスリット板が、スリット板にあたるレーザービームを反射させる反射手段を備えたことが好ましい。反射手段を設けることで、スリット板に照射されるレーザービーム量を減少させ、スリット板の加熱を防止するので、レーザービームの光路中の屈折率の変化を抑えることができる。
本発明のレーザーアニール方法は、レーザービーム発振器から射出されたレーザービームをビームホモジナイザで2以上に分割し、次いで、分割したレーザービームを一つに重ね合わせ、この重ね合わせたレーザービームを基板に照射してレーザーアニールを行うレーザーアニール方法であって、重ね合わせたレーザービームを、基板に照射する前に、2以上配置されたスリット板の各開口部で、その長手方向の長さがレーザービームの長手方向の長さより短く、基板に近づくにつれて順次短くなる各開口部を通過させ、次いで、スリット板の開口部を通過したレーザービームを、アニール対象物に照射してレーザーアニールを行うことを特徴とする。
この場合に、前記スリット板に設けられた冷却手段によって、レーザービームがあたって加熱されたスリット板を冷却しながらレーザーアニールを行うことが好ましい。また、前記スリット板に設けられたレーザービーム反射手段によって、レーザービームの一部を反射して、スリット板が加熱されることを防止しながらレーザーアニールを行うことが好ましい。
本発明のレーザーアニール装置及びレーザーアニール方法によれば、レーザービームの強度分布が均一となるので、結晶均一性のよい多結晶膜を得ることができるという優れた効果を奏する。
図1は、本発明のレーザーアニール装置1の光学系の配置の概略を示す模式図であり、(a)はレーザービームLの長手方向(幅広方向)の模式図、(b)はレーザービームLの短手方向(集光方向)の模式図を示す。レーザーアニール装置1は、レーザー発振器11と、レーザー発振器11から発振されたレーザービームを長手方向でのみ集光する1軸方向シリンドリカルレンズ12と、レーザービームを複数に分割(分岐)させるビームホモジナイザ13と、この分割したレーザービームを長手方向でのみ重ね合わせる結像レンズ14と、結像レンズ14から射出したレーザービームを短手方向でのみ集光するフォーカスレンズ15と、通過するレーザービームの一部を遮断するための第1スリット板16及び第2スリット板17と、レーザービームが照射されてアニールされるa−Si膜を形成した基板が載置される載置台18とからなる。以下、このレーザーアニール装置1について説明する。
まず、レーザー発振器11から発振されたレーザービームLは、図示しないビームエキスパンダに入射され、平行光の状態で直径だけを拡大された後、1方向シリンドリカルレンズ12に入射されて、長手方向でのみ集光される。レーザー発振器11としては、ランダム偏光のレーザー発振器であって、高出力(例えば、200W以上)のものが好ましい。このようなレーザー発振器としては、ガスレーザーであれば、例えば、COレーザー、エキシマレーザー、希ガスレーザーがあげられる。また、固体レーザーとしては、例えば、YAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット単結晶)レーザー、セラミックレーザー、半導体レーザー等が上げられる。
次いで、長手方向でのみ集光されたレーザービームは、ビームホモジナイザ13に入射され、光路内で全反射を複数回繰り返し、複数に分割される。このビームホモジナイザは、図1中では、例として光導波管としたが、レーザービームを分割することができればどのようなものであってもよく、回折格子や、複数のレンズが1次元又は2次元に配列されたシリンドリカルレンズアレイや、フライレンズアレイなどでもよい。また、ライトパイプであってもよい。この場合、干渉縞による影響を低減するためには、分割数は多いほうがよい。
この分割数は、ビームホモジナイザ13として光導波管を用いた場合には、レーザービームの半径、光導波管の直前に配置されたシリンドリカルレンズ12の焦点距離及び光導波管の外寸によって決定される。
レーザービームは、上記のように光導波管の内壁で全反射し、反射ごとに2つずつビームレットが増えていくことから、反射回数をmとすれば、分割数は(2m+1)であらわすことができる。この分割数2m+1を、シリンドリカルレンズに入射する前のレーザ光のビームの半径をr1、シリンドリカルレンズ12の焦点距離をf、光導波管の幅を2r2、光導波管中でレーザービームが正反射を繰り返す距離を2yからどのように決定できるのか、以下図2を参照して説明する。
図2に示すように、レーザービームが、光導波管の内側及び外側で互いに相似な三角形を形成するので、この関係から、
y = f・r2 / r1
を得る。ここで、レーザービームLの長手方向における光導波管12の長さをlとするとこの導波管の中でのレーザービームの反射回数mは、
m=l/2yと表すことができる。
そうすると、上記各式から、分割数(2m+1)は、
2m+1={(l・r1)/(f・r2)}+1
で表すことができ、分割数は、レーザービームの半径、シリンドリカルレンズ12の焦点距離及び光導波管の外寸で決定されていることが明らかである。
ビームホモジナイザ13を通過したレーザービームは、長手方向でのみレーザービームを重ね合わせ、短手方向ではレーザービームがそのまま通過する結像レンズ14に入射され、その後、フォーカスレンズ15に入射される。このようにしてレーザービームを重ね合わせることで、レーザービームの強度が均一になる。この点について、図3を用いて説明する。
図3(a)は、ビームホモジナイザ13を通過する前のレーザービームLの強度分布を模式的に示すものである。このように、中心部の強度が高いレーザービームを、ビームホモジナイザ13で、例えば、説明のため(1)〜(4)の4つのビームレットに分割する。そして、この各ビームレットを、結像レンズ14によって一つに重ね合わせると、図3(b)に示すように、矩形のレーザービームとなって、強度が均一となる。しかしながら、実際には、レーザービームはレンズの収差等により完全に重なり合わず、図3(c)に示すように、重ね合わせたレーザービームの端部の強度はなだらかな曲線を描き、中央部の強度と同一にならない。
そこで、レーザービーム中央部の強度とは異なる強度のレーザービーム端部が基板に照射されないように、図1中では、第1スリット板16及び第2スリット板17を設けている。スリット板について、以下図4及び図5を用いて説明する。
図4は、スリット板を一枚設けた場合のスリット板とレーザービームとの関係を示す模式図である。スリット板を1段のみとしたレーザーアニール装置では、レーザービームLの端部のレーザービームL1がスリット板にあたって、スリット板が加熱され、開口部の縁部周辺には、熱の影響を受けにくい中央部とはレーザービームの屈折率が異なる領域A1が形成される。この領域A1を通過したレーザービームL2にはゆらぎが生じる。その結果、レーザービームL中の、レーザービームの屈折率の異なる領域A1を通過したレーザービーム(端部)L2と、この領域A1を通過していないレーザービーム(中央部)L3とでは、強度分布が同一にはならず、このレーザービームを用いてレーザーアニール処理すれば、得られた多結晶膜の結晶性にばらつきが生じることとなる。
そこで、本発明では、図5に示すように、それぞれ開口部を有するスリット板を2段としている。第1スリット板16の開口部161は、その長手方向の長さがレーザービームの長手方向の長さより短くなるように、第2スリット板17の開口部171は、第1スリット板よりもさらにその長手方向の長さが短くなるように構成し、強度分布が異なる端部を完全にスリット板で遮断するようにしている。即ち、レーザービーム端部のレーザービームL1が第1スリット板16に当たって生じた熱によって、第1スリット板の開口部の縁部周辺には、レーザービームの屈折率が異なる領域A2が形成される。そして、第1スリットを通過したレーザービームのうち、屈折率が異なる領域A2を通過したレーザービームL2のみが、第1スリット板よりもさらにその長手方向の長さが短い、即ち狭い開口部171を有する第2スリット板17にあたり、所望の強度分布の均一なレーザービームL3のみ開口部171を通過して、基板に照射されるように構成している。この場合、第2スリット板17に当たるレーザービームL2が少ない量なので、第2スリット板では温度上昇もほとんどない。従って、レーザービームの屈折率が中央部とは異なる領域もほとんど形成されず、強度分布の均一なレーザービームを得ることができる。
このように各スリット板を通過させて所望のレーザービームを得るためには、第2スリット17に照射されるレーザービーム量を減少させるための第1スリット板16と、強度分布が均一なレーザービームのみ通過させる第2スリット板17とが、光導波管13の射出口と結像レンズ14との距離をX1、結像レンズ14と載置台18との距離をX2とし、第1のスリット板と載置台との距離をX3、第2のスリット板と載置台との距離をX4とし、ビームホモジナイザの射出口の一辺の長手方向の長さをYとした場合に、第1のスリット板16の開口部161の長手方向の長さY161は、Y161>Y×(X2−X3)/X1
を満たすように構成され、第2のスリット板の開口部171の長手方向の長さY171は、Y171≦Y×(X2−X4)/X1を満たすように構成されているという関係を満たすように設置されることが好ましい。このような関係を満たせば、レーザービームの強度分布が均一な部分のみレーザーアニールに用いることができるだけでなく、スリット板をひとつだけ設けた場合と比べて、レーザービームで加熱されて生じる熱量を大幅に減少させて強度分布が均一なレーザービームを幅広く得ることができる。
この場合、スリット板の開口部は、それぞれ矩形状で設けられている。また、結像レンズ14に入射したビームレットのうち、一番端を通ったビームレットの焦点を点Aとすると、第1のスリット板の開口部は、この焦点よりも外側にくるように設置される。また、第2スリット板17は、得られたレーザービームのエッジがよりシャープになるように、基板により近い位置に設置されることが好ましい。
これらの各スリット板は、レーザービームが当たっても変形等が生じないようにモリブデン等の高融点金属からなることが好ましい。
また、各スリット板には、レーザービームの屈折率の変化を防止するために、冷却手段を設けることが好ましい。冷却手段としては、冷媒式のものがある。また、光路の屈折率の変化を防止するために、第1スリット板16のレーザー源側表面には、反射材を設けてもよい。反射材を設けることで、レーザービームが反射され、各スリット板の温度上昇を防止できる。この場合、反射材は反射したレーザービームが光路に戻らないように、角度をつけ、レーザービームが減衰するように設置することが好ましい。
このようにして、載置台18上に載置されているa−Si膜を形成した基板に40μm×140mmの線状のレーザービームを照射し、アニールして多結晶膜を得る。
本発明のレーザーアニール装置を用いてa−Si膜をアニールする場合、例えば、ガラス基板上にCVD法によりSiN、SiO、a−Siを、順次厚さ100Å、3000Å、500Åで成膜したものをアニール装置内の載置台18に載置し、脱水素アニール工程を350〜500℃で5〜15分間行った後に、レーザー出力300〜700mJ/cmで、真空チャンバー内の雰囲気を窒素雰囲気などの不活性ガス雰囲気とし、圧力:大気圧、温度:常温の条件でレーザーアニールを行う。
本実施の形態では、スリット板の例として2段スリット板をあげたが、2段以上の多段のものであってよい。この場合に、各スリット板の開口部は、その長手方向の長さがレーザービームの長手方向の長さより短く、また、載置台18に近づくにつれて短くなるように構成すれば、レーザービームの強度分布が均一なレーザービームの中央部のみ通過させることができる。
本実施の形態では、位相差板を設けなかったが、結像レンズ14を射出したレーザービームが4つに分割されているので、この分割されたレーザービームの一方の光路に、例えば、図1(a)中Bで示された位置に、位相差板をもうけて、他方のレーザービームに対して位相差を設けるように構成してもよい。このように構成すれば、よりレーザービームの干渉を抑えることができる。
また、本実施の形態においては、結像レンズ14を1枚だけ用いたが、球面収差が問題となる場合には、複数枚のレンズからなる結像レンズを適宜配置すればよい。
前記した実施の形態では、スリット板によってレーザービームの強度を均一にして結晶性が均一な膜を得ることができるようにアニールすることについて述べたが、レーザービームが干渉して、照射方向に対して縦又は斜めの干渉縞が生じる場合がある。
そこで、第2の実施の形態として、縦の干渉縞が生じる場合には、前記レーザーアニール装置に、さらに複屈折結晶を設け、この複屈折結晶でレーザービームを2つ(常光、異常光)に分割して、干渉を低減させてもよい。この複屈折結晶が空間的な光学ローパスフィルターとして機能することにより、レーザービームの空間的な高調波成分を除去して、レーザービームのコヒーレント性に起因する縦の縞状の照射痕を低減することができる。又、レーザービームが複屈折結晶に入射されて分割して得られた各ビームレットは、それぞれ異なる偏光パターンとなるので、互いに干渉しにくいため、より照射痕を低減することが可能となる。2軸性水晶結晶又はLi結晶であることが好ましい。
この複屈折結晶は、光路中であればどこに配置してもよい。好ましくは、収差がなるべく生じない様に、レーザービームが平行光である位置に配置することである。平行光でない位置に配置した場合には、レンズデザインを変更するか、レンズの位置調整により収差が生じないようにすればよい。
また、第3の実施の形態として、斜めの干渉縞が生じる場合には、レーザービームの光路中に波長板を設け、干渉を低減させることができる。この波長板は、波長板の遅延軸に対する垂線とビーム偏光方向のうちの長軸方向との間で所定の角度をなすように配置されている。レーザービームはこの所定の角度をなすように配置された波長板に入射されることで、ランダム偏光であるレーザービームのうち、斜めの縞状の照射痕の原因となる偏光方向の成分が円偏光となるので、干渉しにくくなり、斜めの縞状の照射痕を低減することができる。波長板としては、入射光線に対して1波長未満の波長差を生じさせる機能を有する波長板が好ましい。例えば、1/2波長板、1/3波長板、2/3波長板、1/4波長板、3/4波長板、1/5波長板、2/5波長板、3/5波長板、4/5波長板、1/8波長板、3/8波長板、5/8波長板などが挙げられる。
この場合の斜めの照射痕の原因となる偏光成分を低減するための所定の角度は、波長板の種類及びレーザー発振器11によって変わってくる。例えば、4分の1波長板と、Nd:YAGを活性媒質とし、平均パワー200W、パルス繰り返し周波数:4kHz、ビーム品質:M≒10、レーザー直径:12.5mmのレーザー発振器を用いた場合、このランダム偏光の偏光成分のうち長軸方向を基準とし、この基準に対して反時計回りに傾けた前記遅延軸の垂線がこの基準となす傾斜角φが、−10<φ<30°となるように4分の1波長板が配置されている場合には、レーザービームの走査方向に対して斜めの照射痕を低減することができる。特に、傾斜角φが0≦φ≦20°である場合は、斜めの照射痕を大幅に低減することができるので好ましい。また、傾斜角φが170<φ<210°の場合にも、それぞれ前記の長軸方向と垂線との関係が−10<φ<30°の場合と同一であるので、斜めの縞状の照射痕の原因となる偏光方向の成分が円偏光となって干渉しにくくなり、レーザービームの走査方向に対して斜めの照射痕を低減することができる。この場合にも、傾斜角φが180≦φ≦200°である場合は、斜めの照射痕を大幅に低減することができるので好ましい。これ以外にも、傾斜角φが100<φ<150°又は280<φ<330°の場合にも、レーザービームの走査方向に対して斜めの縞状の照射痕を低減することが可能である。特に、傾斜角φが110≦φ≦140°又は290≦φ≦320°である場合には、斜めの照射痕を大幅に低減することができるので好ましい。
上記では、波長板として4分の1波長板を配置した場合について説明したが、4分の1波長板でなくとも、波長板であれば、所定の角度(傾斜角)をなすように配置すれば、上記と同様の結果を得ることができる。例えば、波長板として、例えば、波長板として、3分の1波長板を配置した場合には、所定の角度を、40<φ<90°、100<φ<140°、220<φ<270°、又は280<φ<320°、好ましくは50≦φ≦80°、110≦φ≦130°、230≦φ≦260°、又は290≦φ≦310°となるように配置すればよい。4分の3波長板を配置した場合には、−10<φ<60°、110<φ<170、170<φ<240°、又は290<φ<350°、好ましくは、0≦φ≦50°、120≦φ≦160°、180≦φ≦230°、又は300≦φ≦340°となるように配置すればよい。これらの4分の1波長板ではない波長板を用いた場合にも、波長板は光路中であればどこに配置してもよいが、収差がなるべく生じない様に、レーザービームが平行光である位置に配置することが好ましい。
また、上記の複屈折結晶及び波長板をレーザーアニール装置に共に設けることも可能である。
本実施の形態では、アニール対象物としてa−Si膜を挙げたが、a−Si膜以外にも、非晶質シリコンゲルマニウム膜、非晶質シリコンカーバイト膜などをアニール対象物としてもよい。
図1に示すレーザーアニール装置1を用いて、レーザーアニールを行った。レーザー発振器11としては、波長532nm、繰り返し周波数4kHz、出力200W、ビーム径12mmのNd:YAGレーザー発振器を用いた。このレーザー発振器11から発振されたレーザービームはビームエキスパンダによりビーム径80mmまで広げられて1軸方向シリンドリカルレンズ12(焦点距離210mm)に入射され、次いで、レーザービームは光導波管13(150mm×100mm×7mm:射出口のビームの長手方向の長さは7mm)に入射されて4分割された。そして、この光導波管13と50mm離れて設置された結像レンズ14(焦点距離50mm)に入射されて、重ね合わされた。その後、レーザービームは、フォーカスレンズ15(焦点距離300mm)を通過して、第1スリット板16の開口部(140mm)を通過した後に、第1スリットとは80mm離れて設置された第2スリット板17(開口部:140mm)を通過した。最後に、2段スリット板を通過させて得られた強度分布が均一なレーザービームが、結像レンズ14からの距離が1100mm、第2スリットからの距離が25mmの位置になるように載置されたアニール対象基板(ガラス基板上に、SiN膜(1000Å)、SiO膜(3000Å)及びa−Si膜(500Å)を順次形成したもの)に照射され(レーザービーム断面は200mm×40μm)、多結晶Si膜を得た。なお、スリット板の冷却手段としては冷媒式のものを用いた。
得られた多結晶Si膜の表面状態を、図6に示す。これは、得られた多結晶Si膜の表面に斜めに光を当てて光の反射具合から、多結晶Si膜の表面状態を観察したものである。図6中、レーザービーム照射領域は、E1で示された領域である。この場合には、レーザービームの強度分布が均一であるために、得られた多結晶Si膜の表面状態は良好であった。
図6に示したように、本実施例では得られた多結晶Si膜は、結晶均一性に優れていた。
(比較例1)
実施例1とは、冷却手段を設けなかった以外は、すべて同一の条件でレーザーアニールを行った。得られた多結晶Si膜の表面状態を図7に示す。これは、多結晶Si膜の表面に斜めに光を当てて光の反射具合から、多結晶Si膜の表面状態を観察したものである。図7中、レーザービーム照射領域は、E2で示された領域である。この場合には、得られた多結晶Si膜の端部領域での光の反射が一様ではないことから(特に図7中点線で囲った領域E21では光の反射状態が一様ではないことが顕著である)、レーザービームの強度分布が均一ではなく、端部と他の部分とでは得られた膜の結晶性が異なっていたことがわかった。
(比較例2)
実施例1とは、スリット板を1段にした以外はすべて同一の条件でレーザーアニールを行ったが、得られた多結晶Si膜は面内の結晶均一性が悪かった。
本発明によれば、レーザーアニールに用いるレーザービームが均一な強度分布を保ったままアニール対象物に照射されるので、結晶性の均一な多結晶膜を得ることができる。これにより、デバイスの製造工程における歩留まり及び信頼性の向上、また、基板からのデバイス取り数の増加が可能になる。したがって、本発明は、フラットパネルディスプレイの製造分野に利用することができる。
本発明のレーザーアニール装置を示す模式図であり、(a)は幅広方向、(b)は集光方向を示す。 光導波管によるレーザービームの分割について説明するための模式図である。 レーザービームの強度分布について説明する模式図であり、(a)は、ビームホモジナイザ入射前のレーザービームの強度分布を示す模式図、(b)は、重ね合わされたレーザービームの強度分布を示す模式図、(c)は実際に重ね合わされたレーザービームの強度分布を示す模式図である。 スリット板を一枚設けた場合のスリット板とレーザービームとの関係を示す模式図である。 本発明のレーザーアニール装置に用いる第1スリット板16及び第2スリット板17との関係について説明する模式図である。 実施例1で得られた基板の表面を示す図である。 比較例1で得られた基板の表面を示す図である。
符号の説明
1 レーザーアニール装置 11 レーザー発振器
12 一方向シリンドリカルレンズ 13 光導波管
14 結像レンズ 15 フォーカスレンズ
16 第1のスリット板 17 第2のスリット板
18 載置台 161 開口部
171 開口部 L レーザービーム

Claims (7)

  1. レーザー発振器、レーザービームを2以上に分割させるビームホモジナイザ、分割されたレーザービームを一つに重ね合わせる集光手段、及び重ね合わされたレーザービームが照射される基板を載置する載置台を備えたレーザーアニール装置であって、集光手段と載置台との間に2以上のスリット板が配置され、それぞれのスリット板の開口部の長手方向の長さは、レーザービームの長手方向の長さより短く、載置台に近づくにつれて順次短くなるように構成されていることを特徴とするレーザーアニール装置。
  2. 前記スリット板を2つ設けた場合に、ビームホモジナイザの射出口と集光手段としての結像レンズとの距離をX1、結像レンズと載置台との距離をX2、レーザー発振器側のスリット板と載置台との距離をX3、載置台側のスリット板と載置台との距離をX4、ビームホモジナイザの射出口の一辺の長さをYとすると、レーザー発振器側のスリット板の開口部の長手方向の長さY1は、
    Y1>Y×(X2−X3)/X1
    を満たすように構成され、載置台側のスリット板の開口部の長手方向の長さY2は、
    Y2≦Y×(X2−X4)/X1
    を満たすように構成されることを特徴とする請求項1記載のレーザーアニール装置。
  3. 前記各スリット板のうち少なくとも1つのスリット板が、冷却手段を備えたことを特徴とする請求項1または2記載のレーザーアニール装置。
  4. 前記各スリット板のうち少なくとも1つのスリット板が、スリット板にあたるレーザービームを反射させる反射手段を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のレーザーアニール装置。
  5. レーザービーム発振器から射出されたレーザービームをビームホモジナイザで2以上に分割し、次いで、分割したレーザービームを一つに重ね合わせ、この重ね合わせたレーザービームを基板に照射してレーザーアニールを行うレーザーアニール方法であって、重ね合わせたレーザービームを、基板に照射する前に、2以上配置されたスリット板の各開口部で、その長手方向の長さがレーザービームの長手方向の長さより短く、基板に近づくにつれて順次短くなる各開口部を通過させ、次いで、スリット板の開口部を通過したレーザービームを、アニール対象物に照射してレーザーアニールを行うことを特徴とするレーザーアニール方法。
  6. 前記スリット板に設けられた冷却手段によって、レーザービームがあたって加熱されたスリット板を冷却しながらレーザーアニールを行うことを特徴とする請求項5記載のレーザーアニール方法。
  7. 前記スリット板に設けられたレーザービーム反射手段によって、レーザービームの一部を反射して、スリット板が加熱されることを防止しながらレーザーアニールを行うことを特徴とする請求項5または6記載のレーザーアニール方法。
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