JP2008218649A - 半導体装置およびその製造方法ならびに磁気メモリ素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】種類の異なる磁気メモリ素子の個々の特性を有効に活用できる半導体装置およびその製造方法ならびに素子特性が多様な磁気メモリ素子を提供する。
【解決手段】半導体装置は、フリー層MFを含む磁気トンネル接合TMRを有し、TMRの近傍に流れる電流が発生する磁場によって、フリー層MFの磁化方向が制御される標準MRAMと、フリー層MFを含むTMRを有し、TMRに供給されるスピン注入電流により、フリー層MFの磁化方向が制御されるSTT−MRAMとを備え、標準MRAMおよびSTT−MRAMが同一基板上に搭載される。
【選択図】図1

Description

本発明は、種類の異なる磁気メモリ素子を同一基板上に搭載した半導体装置およびその製造方法に関する。また本発明は、スピントルク注入を用いた磁気メモリ素子に関する。
磁気メモリ素子は、MRAM( Magnetic Random Access Memory)とも称され、基本的な構造として、磁性膜からなるピン(pin)層およびフリー(free)層の間に極めて薄いトンネル絶縁層が介在した磁気トンネル接合構造を備える。こうした磁気トンネル接合構造は、一般に、TMR(Tunneling Magnetoresistance)またはMTJ(Magnetic Tunnel Junction)と称される。
ピン層での磁化方向は、一定の方向に固定される。一方、フリー層での磁化方向は、外部から制御可能である。ピン層の磁化方向とフリー層磁化方向が、同じ方向に向いた平行状態である場合、磁気メモリ素子の積層方向に流れる電流の抵抗値が低くなる。逆に、ピン層の磁化方向とフリー層磁化方向が、反対方向に向いた反平行状態である場合、磁気メモリ素子の積層方向に流れる電流の抵抗値が高くなる。従って、磁化方向の平行状態または反平行状態をデジタル値の「0」または「1」に関連付けて、抵抗値の変化を読み取ることによって、従来のRAMと同様にメモリ素子として動作させることができる。
こうした磁気メモリ素子は、アドレスアクセスタイムおよびサイクルタイムがダイナミックRAMより格段に高速で、スタティックRAMと同程度に高速な読み書きが可能であり、フラッシュメモリより格段に低い消費電力で動作し、高集積度の不揮発性メモリを実現できることから、将来のメモリ素子として有望視されている。
磁気メモリ素子は、フリー層の磁化方向を制御する機構の相違に応じて、幾つかの種類に分類される。磁気トンネル接合構造の接合面をXY面とし、接合面に垂直な方向をZ方向として、X方向に沿った第1ラインおよびY方向に沿った第2ラインを磁気トンネル接合構造の近傍に配置し、第1ラインおよび第2ラインの電流の向きを独立に制御することによって、フリー層の磁化方向を制御することができる。こうした機構を持つ磁気メモリ素子を、ここでは標準MRAMと称する。
一方、磁気トンネル接合構造の積層方向に流す電流の向きを変えることによって、フリー層の磁化方向を制御することができる。即ち、ピン層側から電流を流すと、ピン層の磁化方向と同じスピン方向を持つ電子のみがフリー層に注入され、異なるスピン方向を持つ電子はピン層により反射されてしまい、フリー層に到達しない。その結果、フリー層の磁化方向はピン層の磁化方向と一致するようになる。一方、フリー層側から電流を流すと、ピン層の磁化方向と同じスピン方向を持つ電子はピン層を透過してしまい、異なるスピン方向を持つ電子はピン層により反射されて、フリー層に注入される。その結果、フリー層の磁化方向はピン層の磁化方向と異なるようになる。こうした機構を持つ磁気メモリ素子を、ここではSTT(Spin Transfer Torque: スピントルク注入)−MRAMと称する。
米国特許第5695864A号明細書 米国特許第6714444B2号明細書 特表2005−535125号公報 特開2005−116923号公報 特開2005−150482号公報 特開2000−90676号公報 特開2004−158519号公報
上述した標準MRAMおよびSTT−MRAMは、書き込み動作の原理が異なることから、特性や性能の点での幾つかの相違がある。
まず、素子構造に関して、標準MRAMは、2本の電流ラインを磁気トンネル接合に接近させて配置する必要がある。一方、STT−MRAMは、書き込みラインと読み出しラインを共用するため、標準MRAMのような2本の電流ラインは省略でき、素子の小型化に有利である。
次に、スケーリングに関して、磁気メモリ素子の集積度が高くなり、磁気トンネル接合のセルサイズが小さくなると、標準MRAMの場合は、磁化反転に必要な書き込み電流が反比例で増加する傾向がある。STT−MRAMの場合は、セルサイズが小さくなるほど、書き込み電流が減少する傾向がある。
次に、読み出し電流の制御に関して、STT−MRAMは、書き込みラインと読み出しラインを共用しており、書き込み時は大きな電流が流れ、読み出し時は小さな電流が流れる。両者の電流を区別するために、書き込み電流と読み出し電流の間のマージンをある程度確保する必要がある。そのため、読み出し電流の大きさが、マージンの下限より低く制限されることから、アクセスタイムが比較的長くなる傾向がある。標準MRAMの場合、読み出し電流の大きさに制限はなく、読み出し電流を大きくすることによって、アクセスタイムの高速化を図ることができる。
このように標準MRAMは、高速アクセスが可能であるが、集積度が高くなるほど書き込み電流が増加するという特性を有する。一方、STT−MRAMは、集積度が高くなるほど書き込み電流を減少させることができるが、アクセスタイムの短縮化は困難であるという特性を有する。
本発明の目的は、種類の異なる磁気メモリ素子の個々の特性を有効に活用できる半導体装置およびその製造方法を提供することである。
また本発明の目的は、素子特性の多様化を図ることができる磁気メモリ素子を提供することである。
本発明の一実施例によれば、上述のような標準MRAMおよびSTT−MRAMを同一基板上に搭載した半導体装置が提供される。
標準MRAMの磁気トンネル接合構造は、STT−MRAMの磁気トンネル接合構造と同じであってもよく、相違していてもよい。
また、MRAMの配置は、標準MRAMおよびSTT−MRAMが相互にあるいは外部から磁気的な影響を受けないように、ある程度以上の距離を確保することが好ましい。
この実施例によれば、標準MRAMは、高速アクセスが可能であることから、スタティックRAMとの置換えに好都合であり、一方、STT−MRAMは、高集積化が可能であることから、ダイナミックRAMやフラッシュメモリとの置換えに好都合である。従って、標準MRAMおよびSTT−MRAMを同一基板上に搭載することによって、両者の特性を有効に活用することができ、例えば、マイクロプロセッサの周辺回路として混載した場合、データ転送の高速化、データ記憶の大容量化および不揮発化、消費電力の低減化が図られる。
実施の形態1.
図1(a)は、標準MRAMの一例を示す部分斜視図であり、図1(b)は、標準MRAMの等価回路図である。図1(c)は、STT−MRAMの一例を示す部分斜視図であり、図1(d)は、STT−MRAMの等価回路図である。
まず、図1(a)を参照して、磁気トンネル接合TMRは、典型的には、磁性膜からなるピン層MPと、極めて薄いトンネル絶縁層MTと、磁性膜からなるフリー層MFとがこの順で積層されて構成される。磁気トンネル接合TMRは、楕円などの異方性を持つ平面形状を有し、その長手方向が磁化容易軸となる。ここで、磁気トンネル接合TMRの接合面をXY面とし、接合面に垂直な方向をZ方向とする。
ビットラインBLは、磁気トンネル接合TMRの上方近傍を通過するようにY方向に沿って配置され、フリー層MFと電気接続されている。なおフリー層MFとビットラインBLは、Taなどの上部電極(不図示)を介して接続してもよい。ディジットラインDLは、磁気トンネル接合TMRの下方近傍を通過するようにX方向に沿って配置される。ストラップST(下部電極)は、ディジットラインDLを迂回するように、磁気トンネル接合TMRのピン層MPから−Y方向に引き出された配線である。
磁気トンネル接合TMRの下方には、ドレイン領域DR、ゲート電極TGおよびソース領域SCを含むトランジスタTRが配置される。ドレイン領域DRとストラップSTとは、パッドPD、層間配線LTなど、Z方向の配線によって電気接続される。ソース領域SCは、X方向に延びる読み出しラインLRと電気接続される。ゲート電極TGも、X方向に延びている。
次に、標準MRAMの動作について説明する。まず書き込み動作の場合、ビットラインBLに電流がY方向に流れて、ディジットラインDLに電流がX方向に流れると、両者の電流による合成磁界が磁気トンネル接合TMRに印加され、フリー層MFの磁化方向は合成磁界の方向に揃うようになる。続いて、電流がゼロになると、フリー層MFの磁化方向は、平面形状の長手方向に沿った第1方向に一致するようになる。
一方、ビットラインBLに電流が−Y方向に流れて、ディジットラインDLに電流がX方向に流れた場合、上述の合成磁界に垂直な方向に合成磁界が発生し、フリー層MFの磁化方向は、この合成磁界の方向に揃うようになる。続いて、電流がゼロになると、フリー層MFの磁化方向は、上述の第1方向とは反対の第2方向に一致するようになる。
こうしてディジットラインDLの通電とともに、ビットラインBLでの電流の向きを制御することによって、フリー層MFの磁化方向が第1方向または第2方向に制御可能になり、「0」または「1」の2値状態を記憶することができる。その後、通電オフの状態であってもフリー層MFの磁化方向は保持される。
次に読み出し動作の場合、ディジットラインDLは関与せず、電流を、ビットラインBL→磁気トンネル接合TMR→ストラップST→パッドPD・層間配線LT→トランジスタTR→読み出しラインLRの経路で供給して、磁気トンネル接合TMRの抵抗値の変化をセンスアンプ(不図示)を用いて検出する。フリー層MFの磁化方向がピン層MPの磁化方向と平行であれば、抵抗値は低くなり、反平行であれば抵抗値は高くなる。従って、フリー層MFの2値状態は、抵抗値の大小に反映されて、外部に読み出される。
こうしたMRAMをマトリクス状に多数配列することによって、大容量の不揮発性メモリを実現できる。この場合、ビットラインBL、ディジットラインDL、読み出しラインLRを共用するため、トランジスタTRを介在させることにより、ゲート電極TGおよびビットラインBLによるマトリクス走査を実現する。
次に、STT−MRAMについて説明する。図1(c)を参照して、磁気トンネル接合TMRは、典型的には、磁性膜からなるピン層MPと、極めて薄いトンネル絶縁層MTと、磁性膜からなるフリー層MFとがこの順で積層されて構成される。磁気トンネル接合TMRは、楕円などの異方性を持つ平面形状を有し、その長手方向が磁化容易軸となる。ここで、磁気トンネル接合TMRの接合面をXY面とし、接合面に垂直な方向をZ方向とする。
ビットラインBLは、磁気トンネル接合TMRの上方近傍を通過するようにY方向に沿って配置され、フリー層MFと電気接続されている。なおフリー層MFとビットラインBLは、Taなどの上部電極(不図示)を介して接続してもよい。
磁気トンネル接合TMRの下方には、ドレイン領域DR、ゲート電極TGおよびソース領域SCを含むトランジスタTRが配置される。ドレイン領域DRとピン層MPとは、ストラップST(下部電極)、パッドPD、層間配線LTなど、Z方向の配線によって電気接続される。ソース領域SCは、X方向に延びる読み出しラインLRと電気接続される。ゲート電極TGも、X方向に延びている。
次に、STT−MRAMの動作について説明する。まず書き込み動作の場合、電流を、読み出しラインLR→トランジスタTR→パッドPD・層間配線LT→ピン層MP→フリー層MF→ビットラインBLの経路で供給すると、ピン層MPの磁化方向と同じスピン方向を持つ電子のみがフリー層MFに注入され、異なるスピン方向を持つ電子はピン層MPにより反射されてしまい、フリー層MFに到達しない。その結果、フリー層MFの磁化方向はピン層MPの磁化方向と一致するようになる。
一方、電流を、ビットラインBL→フリー層MF→ピン層MP→パッドPD・層間配線LT→トランジスタTR→読み出しラインLRの経路で供給すると、ピン層MPの磁化方向と同じスピン方向を持つ電子はピン層MPを透過してしまい、異なるスピン方向を持つ電子はピン層MPにより反射されて、フリー層MFに注入される。その結果、フリー層MFの磁化方向はピン層MPの磁化方向と異なるようになる。
こうしてビットラインBLでの電流の向きを制御することによって、フリー層MFの磁化方向が制御可能になり、「0」または「1」の2値状態を記憶することができる。その後、通電オフの状態であってもフリー層MFの磁化方向は保持される。
STT−MRAMの読み出し動作については、標準MRAMと同様である。
本発明では、こうした標準MRAMとSTT−MRAMとを同一基板に搭載することによって、両者の特性を有効に活用した高性能の半導体装置を実現する。
図2〜図9は、本発明に係る半導体装置の製造工程の一例を示す説明図であり、図2(a)〜図9(a)は標準MRAMの部分平面図、図2(b)〜図9(b)はその部分断面図である。図2(c)〜図9(c)はSTT−MRAMの部分平面図、図2(d)〜図9(d)はその部分断面図である。本実施形態では、標準MRAMおよびSTT−MRAMを同じ製造プロセスを用いて同一基板上に形成する方法について説明する。
まず、図2を参照して、シリコン等の半導体基板10の表面に、イオン注入によって不純物拡散層(半導体層)からなるドレイン領域DRおよびソース領域SCを形成し、さらにシリコン酸(窒)化膜またはhigh-k膜などからなるゲート絶縁膜を介してポリシリコンまたは金属などの導電膜からなるゲート電極TGを設けることによって、MOS−FET等のトランジスタTRを形成する。STT−MRAMでは、2つのトランジスタTRがソース領域SCを共有している。ドレイン領域DRおよびソース領域SCには金属(Ni,Co)シリサイド膜などの電極層が設けられる。特に、ソース領域SCの電極層は、紙面垂直方向に延びる読み出しラインLRとして機能する。隣接するトランジスタTRの間には、電気絶縁性の素子分離領域11を形成する。
次に、図3を参照して、基板10の上に、酸化物や窒化膜などの層間絶縁膜20を形成した後、CMP(Chemical Mechanical Polishing)などで表面を平坦にする。次に、標準MRAMではドレイン領域DRに対応する箇所に、STT−MRAMではドレイン領域DRおよびソース領域SCに対応する箇所にコンタクトホールをそれぞれ形成する。コンタクトホールの内面には、TaやTiまたはそれらの酸化膜や窒化膜などを積層したバリアメタル層を介在させてもよい。
各コンタクトホールに、W(タングステン)、Cu、Taなどの金属を埋め込んだ後、CMPなどで表面を平坦化することにより、コンタクトホール内のみに金属が残留して、プラグ状の層間配線LT,21がそれぞれ形成される。
次に、図4を参照して、層間絶縁膜20の上に、酸化物や窒化膜などの層間絶縁膜30を形成した後、ダマシン(damascene)技術を用いて、開口部の形成、Cuなどの成膜、CMPによる平坦化を行って、ディジットラインDL、パッドPD、配線31を層間絶縁膜30に埋め込む。ディジットラインDLは、標準MRAMにのみ設けられる。STT−MRAMでの配線31は、紙面垂直方向に延びており、読み出しラインLRのバイパス経路として機能する。
ここでは、1層構成のCu配線層を設けた例を示したが、層間絶縁膜の形成とダマシン技術を繰り返し適用することによって、多層のCu配線層を設けても構わない。
次に、図5を参照して、層間絶縁膜30の上に、酸化物や窒化膜などの層間絶縁膜40を形成し、CMPを施した後、パッドPDに対応する箇所にコンタクトホールを形成し、W(タングステン)、Cu、Taなどの金属などを埋め込んで、CMPなどで平坦化すると、層間配線LTが形成される。上述と同様に、コンタクトホールの内面にはバリアメタル層を介在させてもよい。
次に、図6を参照して、層間絶縁膜40の上に、ストラップST(下部電極)用の金属層41を全面に形成した後、TMRのピン層MP、トンネル絶縁層MT、フリー層MFを順次、全面に形成する。続いて、TMR用のマスクMKを用いて、写真製版、異方性エッチングを行うことにより、TMRのパターニングを行う。
図6(a)(b)に示すように、各TMRは楕円の平面形状を有するが、上述したスケーリング特性により、STT−MRAMのTMRは、標準MRAMのTMRと比べてより小型に形成できるため、1ビット当りの面積を小さくできる。つまり、STT−MRAMのTMRは、標準MRAMのTMRより長径および短径の長さ(寸法)が小さい。
本実施形態では、標準MRAMのTMRとSTT−MRAMのTMRを同じプロセスで同時に作成しているため、両者は同じ層構成を有することになる。
次に、図7を参照して、ストラップST用のマスク(不図示)を用いて、写真製版、異方性エッチングを行うことにより、ストラップSTのパターニングを行う。ここでは、TMR、ストラップSTの順にパターニングを行う例を示したが、ストラップST、TMRの順にパターニングを行っても構わない。
次に、図8を参照して、TMR間の凹みに、酸化物や窒化膜などのTMR層間膜42を形成した後、CMPなどでTMR層間膜42を研磨して、表面を平坦にする。このとき、TMR上部のTMR層間膜42を除去して、TMR上部(上部電極(不図示))を露出させることにより、その上部にビアホールを開口する必要がなく、セルサイズを小さくできると共に、プロセスを簡易にすることができる。もちろん標準的なプロセスとして、TMR上にビアホールを開口してもよい。
次に、図9を参照して、TMR層間膜42の上に、CuなどのビットラインBLをTMRと電気接続するように形成する。ここでは、1層構成の配線層を設けた例を示したが、周辺回路などの配線のために、多層の配線層を設けても構わない。続いて、こうした配線層の上に、SiNやSiOなどのパッシベーション膜51,52,53を形成する。次に、ボンディングパッドやダイシングラインなど形成するために、写真製版、ドライエッチングなどを用いて、パッシベーション膜51,52,53に開口を設ける。この後、ポリイミドなどの保護膜を成膜してもよい。
こうして同じ製造プロセスを用いて、同じ層構成を持つ標準MRAMおよびSTT−MRAMを同一基板上に形成することによって、TMR自体は同じ層構成を有するが、動作原理の異なるMRAMを同時に製造することができ、その結果、全体の製造コストを低減できる。例えば、マイクロプロセッサの周辺回路として混載した場合、標準MRAMは、キャッシュメモリやプログラムメモリとして使用されているSRAMとの置換えが可能になる。また、STT−MRAMは、メインメモリやデータメモリとして使用されているDRAMやNOR型フラッシュメモリとの置換えが可能になる。従って、データ転送の高速化、データ記憶の大容量化および不揮発化、消費電力の低減化が図られる。
実施の形態2.
図10〜図16は、本発明に係る半導体装置の製造工程の他の例を示す説明図であり、図10(a)〜図16(a)は標準MRAMの部分平面図、図10(b)〜図16(b)はその部分断面図である。図10(c)〜図16(c)はSTT−MRAMの部分平面図、図10(d)〜図16(d)はその部分断面図である。本実施形態では、標準MRAMおよびSTT−MRAMを異なる製造プロセスを用いて同一基板上に個別に形成する方法について説明する。
本実施形態において、基板10にトランジスタTRを形成し、層間絶縁膜20の内部に層間配線LT,21を形成し、層間絶縁膜30の内部にディジットラインDL、パッドPD、配線31を形成し、層間絶縁膜40の内部に層間配線LTを形成し、その上にストラップST用の金属層41を形成する各工程は、図2〜図5と同じであり説明を省略する。
ここでは、図10に示すように、標準MRAMを先に作成する。層間絶縁膜40の上に、ストラップST用の金属層41を全面に形成した後、標準MRAMのTMRのピン層MP、トンネル絶縁層MT、フリー層MFを順次、全面に形成する。続いて、TMR用のマスクMK1を用いて、写真製版、異方性エッチングを行うことにより、TMRのパターニングを行う。一方、STT−MRAMは、金属層41を形成した状態で中断している。
次に、図11を参照して、ストラップST用のマスク(不図示)を用いて、写真製版、異方性エッチングを行うことにより、標準MRAMのストラップSTのパターニングを行う。ここでは、TMR、ストラップSTの順にパターニングを行う例を示したが、ストラップST、TMRの順にパターニングを行っても構わない。STT−MRAMでは、金属層41が除去される。
次に、図12を参照して、層間絶縁膜40の上に、酸化物や窒化膜などの層間絶縁膜60を形成する。続いて、CMPを施した後、STT−MRAMにおいて、層間絶縁膜40内の層間配線LTに対応する箇所にコンタクトホールを形成し、W(タングステン)、Cu、Taなどの金属などを埋め込んで、CMPなどで平坦化すると、第2の層間配線LTが形成される。上述と同様に、コンタクトホールの内面にはバリアメタル層を介在させてもよい。
次に、図13に示すように、STT−MRAMを作成する。層間絶縁膜60の上に、ストラップST用の金属層61を全面に形成した後、STT−MRAMのTMRのピン層MP、トンネル絶縁層MT、フリー層MFを順次、全面に形成する。続いて、TMR用のマスクMK2を用いて、写真製版、異方性エッチングを行うことにより、TMRのパターニングを行う。一方、標準MRAMは、金属層61を形成した状態で中断している。
ここで、標準MRAMのTMRおよびSTT−MRAMのTMRは楕円の平面形状を有するが、上述したスケーリング特性により、STT−MRAMのTMRは、標準MRAMのTMRと比べてより小型に形成できるため、1ビット当りの面積を小さくできる。つまり、STT−MRAMのTMRは、標準MRAMのTMRより長径および短径の長さ(寸法)が小さい。
次に、図14を参照して、ストラップST用のマスク(不図示)を用いて、写真製版、異方性エッチングを行うことにより、STT−MRAMのストラップSTのパターニングを行う。ここでは、TMR、ストラップSTの順にパターニングを行う例を示したが、ストラップST、TMRの順にパターニングを行っても構わない。標準MRAMでは、金属層61が除去される。
次に、図15を参照して、STT−MRAMのTMR間の凹みに、酸化物や窒化膜などのTMR層間膜62を形成する。続いて、CMPなどで、標準MRAMの層間絶縁膜60およびSTT−MRAMのTMR層間膜62を研磨して、表面を平坦にする。このとき、TMR上部を露出させることにより、その上部にビアホールを開口する必要がなく、セルサイズを小さくできると共に、プロセスを簡易にすることができる。もちろん標準的なプロセスとして、TMR上にビアホールを開口してもよい。
次に、図16を参照して、標準MRAMの層間絶縁膜60の上に、CuなどのビットラインBLをTMRと電気接続するように形成する。STT−MRAMのTMR層間膜62の上にも、CuなどのビットラインBLをTMRと電気接続するように形成する。ここでは、1層構成の配線層を設けた例を示したが、周辺回路などの配線のために、多層の配線層を設けても構わない。続いて、こうした配線層の上に、SiNやSiOなどのパッシベーション膜71,72を形成する。次に、ボンディングパッドやダイシングラインなど形成するために、写真製版、ドライエッチングなどを用いて、パッシベーション膜51,52,53に開口を設ける。この後、PIX膜などの保護膜を成膜してもよい。
こうして異なる製造プロセスを用いて、標準MRAMおよびSTT−MRAMを同一基板上に個別に形成することによって、最適な層構成を持つ標準MRAMおよび最適な層構成を持つSTT−MRAMを独立に設計し作成することができる。例えば、マイクロプロセッサの周辺回路として混載した場合、標準MRAMは、キャッシュメモリやプログラムメモリとして使用されているSRAMとの置換えが可能になる。また、STT−MRAMは、メインメモリやデータメモリとして使用されているDRAMやNOR型フラッシュメモリとの置換えが可能になる。従って、データ転送の高速化、データ記憶の大容量化および不揮発化、消費電力の低減化が図られる。
実施の形態3.
図17(a)は、本発明に係る半導体装置のチップレイアウトの一例を示す平面図である。図17(b)は、本発明に係る半導体装置のチップレイアウトの他の一例を示す平面図である。
まず、図17(a)を参照して、半導体装置90は、CPU(中央処理装置)91と、周辺回路92,93と、標準MRAMアレイ94と、STT−MRAMアレイ95と、複数のパッド96と、電源ラインやグランドライン等のパワーライン97などで構成される。これらは1つの半導体基板上に配置され、ワンチップマイクロプロセッサとして構成される。
図17(a)において、リードに接続される複数のパッド96は、基板の上側エッジおよび下側エッジの周辺にそれぞれ配置し、2系統のパワーライン97は、上側パッド96および下側パッド96に近接して配置している。CPU91、周辺回路92,93、標準MRAMアレイ94およびSTT−MRAMアレイ95は、パワーライン97間のスペースに配置している。つまりパワーライン97の、基板の外周からの距離は、標準MRAMアレイ94およびSTT−MRAMアレイ95の、基板の外周からの距離より小さい。
図17(b)は、LOC(Lead On Chip)の構成を示すものであり、リードに接続される複数のパッド96は、基板の中央に配置している。2系統のパワーライン97は、上側パッド96および下側パッド96に近接して配置している。CPU91、周辺回路92,93、標準MRAMアレイ94およびSTT−MRAMアレイ95は、パワーライン97と基板エッジの間のスペースに配置している。つまりパワーライン97の、基板の外周からの距離は、標準MRAMアレイ94およびSTT−MRAMアレイ95の、基板の外周からの距離より大きい。
図17(a)および図17(b)のいずれの配置においても、MRAMは、書き込み動作時に磁場の影響を受けるため、標準MRAMアレイ94とSTT−MRAMアレイ95とを互いに遠ざけて、両者の距離L1は、5μm以上に設定することが好ましい。これによりメモリアレイ間の相互影響を排除することができる。
また、パワーライン97は、比較的大きな電流が流れるため、周囲に比較的大きな磁場を発生する。そのため、標準MRAMアレイ94をパワーライン97から遠ざけて、両者の距離L2,L3は、5μm以上に設定することが好ましい。同様に、STT−MRAMアレイ95もパワーライン97から遠ざけて、両者の距離L4,L5は、5μm以上に設定することが好ましい。
こうして標準MRAMアレイ94およびSTT−MRAMアレイを同一基板上に配置する場合、両者の配置を工夫することによって、外部磁界に起因する誤動作を防止することができる。
図18は、矩形断面を持つ導体の周辺に発生する磁界分布を示すグラフである。ここで、矩形断面に一様に電流Iが流れると仮定し、辺長2a,2bの矩形断面をXY面に配置し、矩形断面内の微小面積dx・dyに流れる電流が、断面中心(原点)から距離rの位置で作る磁界成分(dH,dH)は、ビオサバールの法則を用いて、下記のように表される。但し、θはベクトルrとX軸のなす角である。
Figure 2008218649
この磁界成分(dH,dH)を矩形断面の範囲で積分することによって、距離rの位置での電流Iによる磁界成分を計算することができる。
図18(a)は、幅W=40μm、厚さt=1μmの電源配線に電流I=100mAが流れたときの磁界分布を示す。図18(b)は、幅W=20μm、厚さt=1μmの電源配線に電流I=100mAが流れたときの磁界分布を示す。図18(c)は、幅W=10μm、厚さt=1μmの電源配線に電流I=100mAが流れたときの磁界分布を示す。
図17に示すワンチップマイコンでは、動作電流は、一般に100mA〜200mAで、電源配線の最大幅は10μm〜20μmである。標準MRAMアレイおよびSTT−MRAMアレイは、電源配線と同一面内にあると考えられる。図18(a)〜(c)のグラフでは、最も外側にある0〜2[Oe](地磁気レベルに相当)の範囲に標準MRAMアレイおよびSTT−MRAMアレイを配置することが好ましく、いずれの場合も5μm以上の間隔を確保すればよいことが判る。
実施の形態4.
図19(a)〜図19(c)は、磁気トンネル接合TMRの各種例を示す構成図である。
図19(a)に示すシングルピン構造は、下から順に、磁性膜からなるピン層と、極めて薄いトンネル絶縁層と、磁性膜からなるフリー層とが積層される。
図19(b)に示すデュアルピン(Dual Pin)構造は、下から順に、磁性膜からなる第1ピン層と、極めて薄いトンネル絶縁層と、磁性膜からなるフリー層と、比較的薄いスペーサ層と、磁性膜からなる第2ピン層とが積層される。この構造では、第1ピン層の磁化方向は第2ピン層の磁化方向と反平行であり、電流が下向きに流れる場合も上向きに流れる場合も、上下に配置された2つのピン層がスピンフィルタの役割を果たす。そのため、フリー層に注入される電子のスピンが各ピン層の磁化方向に揃うようになり、効率的な書き込み動作が可能になる。
図19(c)に示すデュアルTMR(Dual TMR)構造は、下から順に、磁性膜からなる第1ピン層と、極めて薄い第1トンネル絶縁層と、磁性膜からなるフリー層と、極めて薄い第2トンネル絶縁層と、磁性膜からなる第2ピン層とが積層される。この構造では、第1ピン層の磁化方向は第2ピン層の磁化方向と反平行であり、デュアルピン構造と同様に、電流が下向きに流れる場合も上向きに流れる場合も、上下に配置された2つのピン層がスピンフィルタの役割を果たす。そのため、フリー層に注入される電子のスピンが各ピン層の磁化方向に揃うようになり、効率的な書き込み動作が可能になる。
図2〜図9を参照して説明したように、同じ製造プロセスを用いて、同じ層構成を持つ標準MRAMおよびSTT−MRAMを同一基板上に形成する場合、標準MRAMおよびSTT−MRAMともに図19(a)のシングルピン構造、図19(b)のデュアルピン構造、あるいは図19(c)のデュアルTMR構造を採用することにより、製造プロセスの簡略化を図ることができる。
図10〜図16を参照して説明したように、異なる製造プロセスを用いて、異なる層構成を持つ標準MRAMおよびSTT−MRAMを同一基板上に個別に形成する場合、標準MRAMはシングルピン構造を採用し、STT−MRAMはデュアルピン構造あるいはデュアルTMR構造を採用することによって、STT−MRAM構成の最適化を図ることができる。
実施の形態5.
図20は、シングルピン構造の層構成の一例を示す構成図である。シングルピン構造のTMRにおいて、機能的な観点から、ピン層MP、トンネル絶縁層MTおよびフリー層MFに区別しているが、典型的なピン層MP及び/又はフリー層MFは多層で構成される。
例えば、ピン層MPは、Ta層101、NiFe層102、IrMn層103、CoFe層104、Ru層105、CoFe層106で構成される。トンネル絶縁層MTは、AlOで構成される。フリー層MFは、CoFe層111、NiFe層112、Ta層113で構成される。
これらのうちCoFe層104、Ru層105、CoFe層106は、SAF(Synthetic Anti-Ferromagnet)構造と呼ばれ、人工的に反強磁性を付与することによって、外部からの漏れ磁界の影響を低減することができる。
こうしたSAF構造は、ピン層MPだけでなく、フリー層MFにも設けてもよく、あるいはピン層MPおよびフリー層MFの両方に設けてもよい。さらにSAF構造は、シングルピン構造だけでなく、上述したデュアルピン構造のピン層及び/又はフリー層、あるいはデュアルTMR構造のピン層及び/又はフリー層に設けることも可能である。
実施の形態6.
図21は、磁気トンネル接合TMRの平面形状の他の例を示す平面図である。図6および図10では、標準MRAMのTMRおよびSTT−MRAMのTMRともに、楕円形状を持つ例を説明した。ここでは、STT−MRAMのTMRを楕円の2軸対称形状とし、標準MRAMのTMRをD字状の1軸対称形状として、両者の平面形状を異ならせるとともに、STT−MRAMのTMRは、標準MRAMのTMRより面積を小さくしている。標準MRAMの場合、こうしたD字状のTMRにより、ビットラインBLの電流方向の変化に対するフリー層MFの磁化方向の変化に非対称な特性が付与されるため、ノイズマージンが改善される。
実施の形態7.
本実施形態では、STT−MRAMの磁気トンネル接合TMRの下方に、標準MRAMと同様なディジットラインDLを配置して、即ち、図1(a)と同様な構造を持つSTT−MRAMを採用している。この場合、STT−MRAMのTMRは、標準MRAMのTMRと同じ層構成または異なる層構成でもよく、構造的な観点からは標準MRAMのようなシングルピン構造を採用してもよく、デュアルピン構造あるいはデュアルTMR構造を採用してもよい。
また、STT−MRAMにディジットラインDLを追加する場合、ディジットラインDLとTMRとの間の距離は、ビットラインBLとTMRとの間の距離と同じでもよいが、異なっていてもよい。
また、STT−MRAMにディジットラインDLを追加した場合、ビットラインBLに流れる電流値とディジットラインDLに流れる電流値とは同じもよいが、異なっていてもよい。
STT−MRAMに、標準MRAMと同様なディジットラインDLを配置し、STT−MRAMの書き込み動作時にディジットラインDLにも同期して電流を流すことによって、スピントルク注入による磁化だけでなく、ディジットラインDLの通電によってフリー層の磁化を補完的に制御することができる。従って、標準MRAMとSTT−MRAMの中間的な特性を持つ種々のMRAMデバイス(以下、中間MRAMと称する)を形成でき、ディジットラインDLの距離や電流値に応じて所望の特性を実現できる。
図17では、標準MRAMアレイ94と、STT−MRAMアレイ95とを同一基板に混載した例を示したが、上述した中間MRAMからなるMRAMアレイも一緒に混載することにより、3種類のMRAMを同一チップに搭載することができ、メモリ配置の多様化を図ることができる。
なお、標準MRAMアレイ94と上述した中間MRAMアレイの2種類を同一基板に混載してもよく、あるいは、STT−MRAMアレイ95と上述した中間MRAMアレイの2種類を同一基板に混載してもよい。
実施の形態8.
図6では、単一のフォトマスクを用いてTMR用のマスクMKを形成し、写真製版、異方性エッチングを行って、両者のTMRを一回のパターニングで形成した。
本実施形態では、標準MRAMとSTT−MRAMのTMRのサイズや平面形状が異なるため、個々に最適な複数のフォトマスクを用意し、個々に最適なマスクレイアウト、露光エッチング条件を用い、所望のパターンのみを残すように、写真製版・異方性エッチングを行うことにより、両者のTMRパターンを別々に形成する。
これにより、標準MRAMとSTT−MRAMの各々の最適条件を使用することが可能となり、TMRパターンを精度よく形成できるとともに、プロセスマージンやデバイス動作マージンも拡大することができる。
図1(a)は、標準MRAMの一例を示す部分斜視図、図1(b)は、標準MRAMの等価回路図、図1(c)は、STT−MRAMの一例を示す部分斜視図、図1(d)は、STT−MRAMの等価回路図である。 本発明に係る半導体装置の製造工程の一例を示す説明図である。 本発明に係る半導体装置の製造工程の一例を示す説明図である。 本発明に係る半導体装置の製造工程の一例を示す説明図である。 本発明に係る半導体装置の製造工程の一例を示す説明図である。 本発明に係る半導体装置の製造工程の一例を示す説明図である。 本発明に係る半導体装置の製造工程の一例を示す説明図である。 本発明に係る半導体装置の製造工程の一例を示す説明図である。 本発明に係る半導体装置の製造工程の一例を示す説明図である。 本発明に係る半導体装置の製造工程の他の例を示す説明図である。 本発明に係る半導体装置の製造工程の他の例を示す説明図である。 本発明に係る半導体装置の製造工程の他の例を示す説明図である。 本発明に係る半導体装置の製造工程の他の例を示す説明図である。 本発明に係る半導体装置の製造工程の他の例を示す説明図である。 本発明に係る半導体装置の製造工程の他の例を示す説明図である。 本発明に係る半導体装置の製造工程の他の例を示す説明図である。 図17(a)は、本発明に係る半導体装置のチップレイアウトの一例を示す平面図、図17(b)は、本発明に係る半導体装置のチップレイアウトの他の一例を示す平面図である。 矩形断面を持つ導体の周辺に発生する磁界分布を示すグラフである。 STT−MRAMの磁気トンネル接合TMRの各種例を示す構成図である。 シングルピン構造の層構成の一例を示す構成図である。 磁気トンネル接合TMRの平面形状の他の例を示す平面図である。
符号の説明
10 基板、 11 素子分離領域、 20,30 層間絶縁膜、 31 配線、
40 層間絶縁膜、 41 金属層、 42 TMR層間膜、
51,52,53パッシベーション膜、 60 層間絶縁膜、 61 金属層、
62 TMR層間膜、 71,72 パッシベーション膜、
96 パッド、 97 パワーライン、 BL ビットライン、
DLディジットライン、 MP ピン層、 MT トンネル絶縁層、
MF フリー層、 ST ストラップ、 TMR 磁気トンネル接合、
TRトランジスタ

Claims (33)

  1. 少なくともピン層、トンネル絶縁層およびフリー層を含む磁気トンネル接合構造を有し、該磁気トンネル接合構造の近傍に流れる電流が発生する磁場によって、磁気トンネル接合構造のフリー層の磁化方向が制御される第1磁気メモリ素子と、
    少なくともピン層、トンネル絶縁層およびフリー層を含む磁気トンネル接合構造を有し、該磁気トンネル接合構造に供給されるスピン注入電流により、磁気トンネル接合構造のフリー層の磁化方向が制御される第2磁気メモリ素子とを備え、
    第1磁気メモリ素子および第2磁気メモリ素子が、同一基板上に搭載されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 少なくともピン層、トンネル絶縁層およびフリー層を含む磁気トンネル接合構造を有し、該磁気トンネル接合構造の第1主面側および第2主面側に、第1配線および第2配線が互いに交差するようにそれぞれ配置されている第1磁気メモリ素子と、
    少なくともピン層、トンネル絶縁層およびフリー層を含む磁気トンネル接合構造を有し、該磁気トンネル接合構造の第1主面側に、第3配線が配置されている第2磁気メモリ素子とを備え、
    第1磁気メモリ素子および第2磁気メモリ素子が、同一基板上に搭載されていることを特徴とする半導体装置。
  3. 第1磁気メモリ素子は、第2磁気メモリ素子と同じ層構成を有することを特徴とする請求項1または2記載の半導体装置。
  4. 第1磁気メモリ素子および第2磁気メモリ素子は、ピン層、トンネル絶縁層およびフリー層が積層された磁気トンネル接合構造を有することを特徴とする請求項3記載の半導体装置。
  5. 第1磁気メモリ素子および第2磁気メモリ素子は、第1ピン層、トンネル絶縁層、フリー層、スペーサ層および第2ピン層が積層された磁気トンネル接合構造を有することを特徴とする請求項3記載の半導体装置。
  6. 第1磁気メモリ素子および第2磁気メモリ素子は、第1ピン層、第1トンネル絶縁層、フリー層、第2トンネル絶縁層および第2ピン層が積層された磁気トンネル接合構造を有することを特徴とする請求項3記載の半導体装置。
  7. 第1磁気メモリ素子及び/又は第2磁気メモリ素子を構成するピン層およびフリー層のうち少なくとも1層が、SAF(Synthetic Anti-Ferromagnet)構造を有することを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載の半導体装置。
  8. 基板上に、層間絶縁膜および配線層が積層された多層配線構造が設けられ、
    第1磁気メモリ素子および第2磁気メモリ素子は、該多層配線構造の同一層内に配置されることを特徴とする請求項1または2記載の半導体装置。
  9. 第1磁気メモリ素子の第1主面側に配置される第1配線と、第2磁気メモリ素子の第1主面側に配置される第3配線とが、該多層配線構造の同一層内に配置されることを特徴とする請求項8記載の半導体装置。
  10. 第1磁気メモリ素子は、第2磁気メモリ素子とは異なる層構成を有することを特徴とする請求項1または2記載の半導体装置。
  11. 第1磁気メモリ素子は、ピン層、トンネル絶縁層およびフリー層が積層された磁気トンネル接合構造を有し、
    第2磁気メモリ素子は、第1ピン層、トンネル絶縁層、フリー層、スペーサ層および第2ピン層が積層された磁気トンネル接合構造を有することを特徴とする請求項10記載の半導体装置。
  12. 第1磁気メモリ素子は、ピン層、トンネル絶縁層およびフリー層が積層された磁気トンネル接合構造を有し、
    第2磁気メモリ素子は、第1ピン層、第1トンネル絶縁層、フリー層、第2トンネル絶縁層および第2ピン層が積層された磁気トンネル接合構造を有することを特徴とする請求項10記載の半導体装置。
  13. 第1磁気メモリ素子及び/又は第2磁気メモリ素子を構成するピン層およびフリー層のうち少なくとも1層が、SAF(Synthetic Anti-Ferromagnet)構造を有することを特徴とする請求項11〜12のいずれかに記載の半導体装置。
  14. 第1磁気メモリ素子は、平面視で第2磁気メモリ素子より大きい面積を有することを特徴とする請求項1または2記載の半導体装置。
  15. 第1磁気メモリ素子および第2磁気メモリ素子は、楕円の平面形状を有することを特徴とする請求項1または2記載の半導体装置。
  16. 第1磁気メモリ素子は、第2磁気メモリ素子とは異なる平面形状を有することを特徴とする請求項1または2記載の半導体装置。
  17. 第1磁気メモリ素子は、D字状の平面形状を有し、第2磁気メモリ素子は、楕円の平面形状を有することを特徴とする請求項16記載の半導体装置。
  18. 基板上に、層間絶縁膜および配線層が積層された多層配線構造が設けられ、
    第1磁気メモリ素子および第2磁気メモリ素子は、該多層配線構造の異なる層内に配置されることを特徴とする請求項1または2記載の半導体装置。
  19. 第1磁気メモリ素子および第2磁気メモリ素子は、互いに5μm以上の距離を隔てて搭載されることを特徴とする請求項1または2記載の半導体装置。
  20. 基板上に、電源ラインおよびグランドラインが搭載され、
    第1磁気メモリ素子および第2磁気メモリ素子は、電源ラインおよびグランドラインから5μm以上の距離を隔てて搭載されることを特徴とする請求項1または2記載の半導体装置。
  21. 電源ラインおよびグランドラインの、基板の外周からの距離は、第1磁気メモリ素子の、基板の外周からの距離より小さいことを特徴とする請求項20記載の半導体装置。
  22. 電源ラインおよびグランドラインの、基板の外周からの距離は、第1磁気メモリ素子の、基板の外周からの距離より大きいことを特徴とする請求項20記載の半導体装置。
  23. 基板上に、プログラムに従ってデータ処理を実行するマイクロプロセッサが搭載され、
    第1磁気メモリ素子は、該マイクロプロセッサのキャッシュメモリとして機能し、
    第2磁気メモリ素子は、該マイクロプロセッサのメインメモリとして機能することを特徴とする請求項1または2記載の半導体装置。
  24. 基板上に、プログラムに従ってデータ処理を実行するマイクロプロセッサが搭載され、
    第1磁気メモリ素子は、該マイクロプロセッサのプログラムメモリとして機能し、
    第2磁気メモリ素子は、該マイクロプロセッサのデータメモリとして機能することを特徴とする請求項1または2記載の半導体装置。
  25. 少なくともピン層、トンネル絶縁層およびフリー層を含む磁気トンネル接合構造を有し、該磁気トンネル接合構造に供給されるスピン注入電流および該磁気トンネル接合構造の近傍に流れる電流が発生する磁場によって、磁気トンネル接合構造のフリー層の磁化方向が制御されることを特徴とする磁気メモリ素子。
  26. 磁気トンネル接合構造の第1主面側および第2主面側に、磁場発生用の電流が流れる第1配線および第2配線が互いに交差するようにそれぞれ配置され、
    第1配線に流れる電流値は、第2配線に流れる電流値とは異なることを特徴とする請求項25記載の磁気メモリ素子。
  27. 磁気トンネル接合構造の第1主面側および第2主面側に、磁場発生用の電流が流れる第1配線および第2配線が互いに交差するようにそれぞれ配置され、
    磁気トンネル接合構造と第1配線との距離は、磁気トンネル接合構造と第2配線との距離とは異なることを特徴とする請求項25記載の磁気メモリ素子。
  28. 請求項25記載の第1磁気メモリ素子と、
    少なくともピン層、トンネル絶縁層およびフリー層を含む磁気トンネル接合構造を有し、該磁気トンネル接合構造の近傍に流れる電流が発生する磁場によって、磁気トンネル接合構造のフリー層の磁化方向が制御される第2磁気メモリ素子とを備え、
    第1磁気メモリ素子および第2磁気メモリ素子が、同一基板上に搭載されていることを特徴とする半導体装置。
  29. 請求項25記載の第1磁気メモリ素子と、
    少なくともピン層、トンネル絶縁層およびフリー層を含む磁気トンネル接合構造を有し、該磁気トンネル接合構造に供給されるスピン注入電流により、磁気トンネル接合構造のフリー層の磁化方向が制御される第2磁気メモリ素子とを備え、
    第1磁気メモリ素子および第2磁気メモリ素子が、同一基板上に搭載されていることを特徴とする半導体装置。
  30. 請求項25記載の第1磁気メモリ素子と、
    少なくともピン層、トンネル絶縁層およびフリー層を含む磁気トンネル接合構造を有し、該磁気トンネル接合構造の近傍に流れる電流が発生する磁場によって、磁気トンネル接合構造のフリー層の磁化方向が制御される第2磁気メモリ素子と、
    少なくともピン層、トンネル絶縁層およびフリー層を含む磁気トンネル接合構造を有し、該磁気トンネル接合構造に供給されるスピン注入電流により、磁気トンネル接合構造のフリー層の磁化方向が制御される第3磁気メモリ素子とを備え、
    第1磁気メモリ素子、第2磁気メモリ素子および第3磁気メモリ素子が、同一基板上に搭載されていることを特徴とする半導体装置。
  31. 絶縁膜の上に、ピン層、トンネル絶縁層およびフリー層を含む磁気トンネル接合構造を形成する工程と、
    単一のフォトマスクを用いて磁気トンネル接合構造のパターニングを行って、平面視において互いに面積の異なる第1磁気メモリ素子および第2磁気メモリ素子を形成する工程とを備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  32. 絶縁膜の上に、ピン層、トンネル絶縁層およびフリー層を含む磁気トンネル接合構造を形成する工程と、
    第1フォトマスクを用いて磁気トンネル接合構造のパターニングを行って、第1磁気メモリ素子を形成する工程と、
    第2フォトマスクを用いて磁気トンネル接合構造のパターニングを行って、第2磁気メモリ素子を形成する工程とを備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  33. 第1絶縁膜の上に、ピン層、トンネル絶縁層およびフリー層を含む第1磁気トンネル接合構造を形成する工程と、
    第1フォトマスクを用いて磁気トンネル接合構造のパターニングを行って、第1磁気メモリ素子を形成する工程と、
    第2絶縁膜の上に、ピン層、トンネル絶縁層およびフリー層を含む第2磁気トンネル接合構造を形成する工程と、
    第2フォトマスクを用いて磁気トンネル接合構造のパターニングを行って、第2磁気メモリ素子を形成する工程とを備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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