JP2008216644A - 複屈折板および光ヘッド装置 - Google Patents

複屈折板および光ヘッド装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008216644A
JP2008216644A JP2007054114A JP2007054114A JP2008216644A JP 2008216644 A JP2008216644 A JP 2008216644A JP 2007054114 A JP2007054114 A JP 2007054114A JP 2007054114 A JP2007054114 A JP 2007054114A JP 2008216644 A JP2008216644 A JP 2008216644A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
birefringent plate
layer
multilayer film
optical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007054114A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008216644A5 (ja
Inventor
Koji Miyasaka
浩司 宮坂
Hiromasa Sato
弘昌 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
Priority to JP2007054114A priority Critical patent/JP2008216644A/ja
Publication of JP2008216644A publication Critical patent/JP2008216644A/ja
Publication of JP2008216644A5 publication Critical patent/JP2008216644A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Polarising Elements (AREA)
  • Optical Head (AREA)

Abstract

【課題】特定の波長帯域のレーザー光を変調させる複屈折板において、適切なリタデーションを有するとともに反射防止機能を有し、複屈折板を構成する斜方蒸着多層膜の上面および側面を保護する機能を備えた複屈折板を提供する。
【解決手段】多層膜の厚さに比べて充分に深い溝を加工した透明基板上に、斜方蒸着層の屈折率異方性Δnが高い材料と斜方蒸着層の屈折率が低い材料により構成される多層膜を、基板と多層膜との光学アドミッタンス、および複屈折板と接する媒質と多層膜との光学アドミッタンスが実質的に等しくなるとともに、特定の波長帯域のレーザー光に対して適切なリタデーションとなるように各層の厚さを調整させた複屈折板。
【選択図】図6

Description

本発明は光を回折する回折素子およびこの回折素子を備えてCD、DVDなどの光記録媒体(以下「光ディスク」という。)に対して光学的情報を書き込んだり、光学的情報を読み込むための光ヘッド装置に使われる複屈折板および複屈折板の製造方法に関する。
光ヘッド装置においてレーザー光の光学特性を変調するために複屈折板が用いられ、発振されるレーザー光の波長に合わせてリタデーションを調整し、1/4波長位相差板や1/2波長位相差板などとして使用されている。この複屈折板の材料としては、高分子液晶材料やLiNbOのような複屈折性を有する結晶材料などが使用されている。
このような材料の複屈折板を波長が405nm程度のレーザー光を用いる高密度光ディスク(Blu-ray、HD-DVD)の光ヘッド装置に適用する場合、高分子液晶材料では光劣化による信頼性に課題があり、またLiNbOのような複屈折性を有する結晶材料では加工性やコスト面に課題がある。
このほかには、斜方蒸着膜が複屈折板として利用することができる。斜方蒸着膜は蒸着する材料や蒸着する角度によって屈折率異方性Δnを設定することができる。とくに無機材料であれば、波長が405nm程度の青色光による劣化もなく、LiNbOのような複屈折性を有する結晶材料に比べても設計自由度も高く、低コストで製造できる。
斜方蒸着膜の屈折率異方性Δnが高い特性を有する材料としては、Ta、SiO、CeO、HfO、SnOなどがある。とくに、より高Δnの特性を有する材料を選択することで斜方蒸着膜の厚さを増大させることなく適正なリタデーションを得ることができる。上記材料ではTaがとくに高Δnの特性を有するため、複屈折板に使用される例が多い。
複屈折板を斜方蒸着により形成するには、真空装置において透明基板面の法線に対して斜め方向に蒸着源を配し、基板面に蒸着させる方法が用いられる。斜方蒸着膜は1つの蒸着角度の1層のみで形成すると基板面内において蒸着角度がばらつき、同時に基板面内の各点でリタデーション軸にも大きなばらつきが生じてしまう。そのため基板をダイシングして複数の複屈折板としたときに各複屈折板の光学特性にもばらつきが生じ、均一な特性を得ることが困難となる。このばらつきを抑えるために、ダイシング前の基板上に斜方蒸着膜を形成し(以下、第1工程)、その上面に、基板面の法線方向を基準に第1の工程と反対側の角度より斜方蒸着膜を重ねること(以下、第2工程)で、基板面内の光学特性の均一性を改善させることができる。
以上のことから、斜方蒸着膜で形成される複屈折板は、第1工程と第2工程により少なくとも2層以上の斜方蒸着膜から構成されることが好ましい。特許文献1および特許文献2には蒸着角度が異なる2層の斜方蒸着膜が重ねられた複屈折板が提案され、付加機能として基板からのレーザー光の反射を抑えるため、別途反射防止膜を形成することで、高い光の透過率を実現している。
斜方蒸着膜は微視的に空隙があるためそのままでは機械的耐久性に課題はあるが、斜方蒸着膜上にSiOなどの無機酸化物による保護膜を形成することによって複屈折板の信頼性を向上させることができる。特許文献1には、切断後の複屈折板の斜方蒸着側面部をエポキシ樹脂で保護する方法が提案されている。また、特許文献3および特許文献4のように斜方蒸着膜の柱状組織内に含浸液としてエポキシ樹脂や有機材料を用いて硬化させる方法も提案されている。
特開平10−255313号公報 特開2000−47033号公報 特公平7−7130号公報 特開2000−356711号公報
しかし、従来の複屈折板に含まれる反射防止膜は斜方蒸着ではなく通常の基板正面への蒸着方法により形成されている。さらに、反射防止機能を透過率、波長依存性について完全なものにするためには透明基板上に反射防止膜の下地層を形成し、その上に第1の斜方蒸着工程、第2の斜方蒸着工程により斜方蒸着膜を形成し、さらにその上に反射防止膜を形成するという非常に煩雑な工程を要していた。
また、基板を一定の形状にダイシングして複屈折板としたときに、斜方蒸着膜の側面部を保護するためには別途保護膜を形成する工程が必要となるため、製造コストが高くなるだけでなく信頼性にも課題があった。
本発明は、従来の課題を解決するためになされたものであり、製造コストの増大や光の利用効率の低下を招くことなく、光の良好な変調を実現できる信頼性が高い複屈折板および光ヘッド装置を提供することを目的とする。
本発明は、透明基板と、前記透明基板の上に設けられた少なくとも2種類の光学材料により形成された多層膜と、前記多層膜の上面に形成された保護膜とを備えた複屈折板であって、前記多層膜は、基板表面の法線に対して斜めとなる第1の方向からの斜方蒸着層と前記第1の方向と互いに逆となる前記法線に対して斜めとなる第2の方向からの斜方蒸着層とを含む少なくとも2層以上で構成されており、前記斜方蒸着層が屈折率異方性Δnを有する第1の光学材料で形成された高Δn層と前記高Δn層よりも屈折率が低い第2の光学材料で形成された低屈折率層を交互に積層した部分を含むことを特徴とする複屈折板を提供する。
また、本発明は前記高Δn層の屈折率異方性Δnが0.07以上であることを特徴とする上記に記載の複屈折板を提供する。また、前記斜方蒸着層において前記高Δn層を形成する光学材料がTaであり、前記低屈折率層を形成する光学材料がSiOである上記に記載の複屈折板を提供する。
また、前記斜方蒸着層は、前記第1の方向から斜方蒸着される前記高Δn層の厚さの合計と前記第2の方向から斜方蒸着される前記高Δn層の厚さの合計が実質的に等しいことを特徴とする上記に記載の複屈折板を提供する。
また、前記多層膜の側面と上面に一体化された保護膜が形成されたことを特徴とする上記に記載の複屈折板を提供する。また、前記多層膜の側面と上面とに保護膜が形成されており、前記保護膜は前記多層膜の側面に設けられた部分と前記多層膜の上面に設けられた部分とが一体化されている上記に記載の複屈折板を提供する。
また、前記保護膜の屈折率をnとし、前記透明基板と前記多層膜を含む層の光学アドミッタンスを(a+ib)として395〜415nmの波長の光が基板に対して垂直に入射したときに、a、bが次の不等式を満たすことを特徴とする上記に記載の複屈折板(iは虚数単位を示す)を提供する。
(a−1.02n+b <0.04n
また、所定の波長帯域の光に対して、前記多層膜上の保護膜の上面と接する媒質と、前記透明基板と前記多層膜と前記保護膜を含む層との光学アドミッタンスが実質的に等しいことを特徴とする上記に記載の複屈折板を提供する。
また、前記多層膜上の保護膜の上面と接する媒質の屈折率をnとし、前記透明基板と前記多層膜と前記保護膜を含む層の光学アドミッタンスを(a+ib)として395〜415nmの少なくとも一部の波長の光が基板に対して垂直に入射したときに、a、bが次の不等式を満たすことを特徴とする上記に記載の複屈折板(iは虚数単位を示す)を提供する。
(a−1.02n+b <0.04n
また、前記多層膜の上面に形成された前記保護膜の上に少なくとも2種類の光学材料によって形成された反射防止膜が積層された上記に記載の複屈折板を提供する。また、前記反射防止膜を形成する光学材料が、TaとSiOとで形成された上記に記載の複屈折板を提供する。
また、所定の波長帯域の光に対して前記反射防止膜の上面と接する媒質と、前記透明基板と前記多層膜と前記保護膜と前記反射防止膜を含む層との光学アドミッタンスが実質的に等しいことを特徴とする上記に記載の複屈折板を提供する。
また、前記反射防止膜の上面と接する媒質の屈折率をnとし、前記透明基板と前記多層膜と前記保護膜と前記反射防止膜を含む層の光学アドミッタンスを(a+ib)として395〜415nmの少なくとも一部の波長の光が基板に対して垂直に入射したときに、a、bが次の不等式を満たすことを特徴とする上記に記載の複屈折板(iは虚数単位を示す)を提供する。
(a−1.02n+b <0.04n
また、特定の波長の直線偏光を出射する光源と、直線偏光を出射する光を光記録媒体に集光する対物レンズと、光記録媒体からの反射光を検出する光検出器とを備えた、光記録媒体の情報の記録・再生を行う光ヘッド装置であって、前記光源と前記対物レンズとの間の光路中、または前記対物レンズと前記光検出器との間の光路中に、上記に記載の複屈折板が設置されている光ヘッド装置を提供する。
を提供する。
さらに、透明基板の表面に積層する膜の厚さに対して十分に深い加工溝を形成する工程後に、斜方蒸着膜を積層させ、前記斜方蒸着膜上にCVDにより多層膜の側面に保護膜を蒸着させる工程と、前記斜方蒸着膜の側面に保護膜を有する基板表面の前記加工溝に沿って所定の形状にダイシングされることを特徴とする複屈折板の製造方法を提供する。
本発明では、斜方蒸着膜により特定のレーザー光の波長に対して適正なリタデーションを実現しかつ、合わせて反射防止機能も有する構成とすることで、製造工程が簡易化され低コスト化が期待でき、生産性も向上する。また、蒸着前の基板表面にダイシングのラインに沿って一定の深さの溝を加工することで斜方蒸着膜の側面に容易に保護膜を形成できる。この方法を用いることにより、簡易でかつ信頼性の高い保護膜を形成することができる。
本発明の複屈折板を実現するために、使用する材料の斜方蒸着膜の特性を測定した。B270(商品名:SCHOTT社)ガラス基板に蒸着源が基板法線方向から70度傾斜させた方向となるように治具を固定してTaおよびSiO単層の斜方蒸着膜を形成し、それぞれの屈折率を測定したところTaの平均屈折率が1.84、SiOの屈折率が1.34であった。また、Taの屈折率異方性Δnは、0.078であり、SiOのΔnはほぼ0であった。使用する透明基板の材料としては、ガラスのほか、ポリカーボネート系樹脂、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、塩化ビニル系樹脂などが使用できるが、耐久性などの点からガラスの基板が好ましい。
複屈折板としては、単一の波長の光に対して適切なリタデーションにするため高い屈折率異方性Δnを有するTaの厚さを調整し、所望の位相差板を実現する。多層膜を構成する斜方蒸着材料としては、高ΔnであるTaに限らないが、Δnが低い材料ではリタデーションを調整するために膜厚が増大してしまうため比較的高いΔnを使用することが好ましい。屈折率が低い材料もSiOの斜方蒸着膜に限らず、2種類以上の透明材料であっても良いし、通常の蒸着方法で形成される膜であっても良いが、Taと同じ蒸着角度であれば製造工程が短縮され生産性が向上するため、斜方蒸着膜で構成するのが好ましい。
本実施例では、基板の蒸着面の法線方向を基準として第1工程の斜方蒸着の方向をプラス(+)とし、第2工程の方向をマイナス(−)と便宜的に決める。斜方蒸着により形成する膜厚は、基板面のリタデーション軸のばらつきを抑えるため第1工程と第2工程とで実質的に等しくなることがより好ましい。以下、図面を参照して説明するが、共通する部分には同一の符号を付してある。斜方蒸着膜は微視的に柱状の組織で緻密性が低い構造であり、蒸着する下地基板に対して斜め方向から蒸着されることで実現できる。蒸着角度を適切な値に設定することで高い蒸着レートで大きいΔnが実現できるので、生産性の点で好ましい。
図1に反射防止機能について説明するための多層膜の概念的断面図を示す。多層膜を構成する第1層11の複素屈折率をNとし、第1層11に波長λのレーザー光16の方向と多層膜基板表面の法線とがなす角度をθとし、第1層11の厚さをdとすると、第1層11の位相厚さδは(1)式で表される。また、求める多層膜の光学アドミッタンスは真空中の光学アドミッタンスで規格化されたものである。
Figure 2008216644
入射媒質14と第1層11との境界の電場をE、磁場をHとする。一方、第q−1層13と基板(第q層)14との界面の電場をE、磁場をHとする。このとき、(2)式に特性マトリクスの関係を示す。ここでηは第r層の光学アドミッタンス、δは第r層の位相厚さである。
Figure 2008216644
(2)式をEで割って(3)に示す式に変換する。ここでηは基板14の光学アドミッタンスである。
Figure 2008216644
(3)式より、多層膜10の光学アドミッタンスYは(4)で示される。
Figure 2008216644
本発明では特定の波長帯(395〜415nm)の光が基板表面に垂直となる方向から入射した場合において、基板と多層膜との光学アドミッタンス、そして多層膜と入射媒質との光学アドミッタンスを実質的に等しくさせるように層を構成することで反射防止膜機能を実現させている。さらに、上記のように同波長帯において1/4波長板として機能させるような層の構成としている。
(実施例1)
図2に本発明の実施例1に係る複屈折板の模式的断面図を示す。B270ガラス基板101を洗浄し、充分に乾燥させた後、斜方蒸着膜成膜治具を有する真空蒸着装置にガラス基板を装着しチャンバー内を真空状態とした。蒸着源が基板法線方向から+70度傾斜させた方向となるように治具を固定し、第1工程としてガラス基板上にTa層111(226nm)、SiO層112(318nm)、Ta層113(140nm)、SiO層114(10nm)、Ta層115(289nm)の順に斜方蒸着多層膜を形成した。その後第1工程で斜方蒸着させた基板を取り出し、第2工程として蒸着方向が−70度傾斜させた方向となるように基板を装着し、さらにTa層121(140nm)、SiO層122(160nm)、Ta層123(45nm)、SiO層124(160nm)、Ta層125(430nm)、SiO層126(161nm)、Ta層127(40nm)、SiO層128(236nm)の順に斜方蒸着多層膜を形成した。
以上の第1工程におけるTaの斜方蒸着多層膜の合計の厚さは655nm、第2工程におけるTaの斜方蒸着多層膜の合計の厚さは655nmであり、第1、2工程におけるTaの合計の厚さは等しいものとした。実施例1における複屈折板と接する空気の屈折率は1であり、405nmの波長の光を入射したときの複屈折板の光学アドミッタンスは1.06−i0.06(i:虚数単位)である。また、波長405nmのレーザー光を多層膜上面から照射して透過率を測定したところ、干渉の影響がなく、適正なリタデーションを有するとともに反射防止膜としての機能も同時に有することが確認された。
(実施例2)
図3に本発明の実施例2に係る複屈折板の模式的断面図を示す。実施例1で作成した斜方蒸着多層膜に波長405nmにおいて光学膜厚がλ/2となるように蒸着源の鉛直方向と基板面の法線方向が一致するようにSiOを正面より蒸着させた膜を形成した。作製した複屈折板をダイシングによって4mm×5mmに切断し60℃、湿度90%の環境下に500時間保管したところ蒸着多層膜の剥離が無いことが確認され、また、SiO膜により斜方蒸着多層膜表面の保護効果が確認された。
(実施例3)
図5に本発明の実施例3に係る複屈折板の模式的断面図を示す。最初に、図4の概念図に示すように、基板をダイシング装置により幅0.6mm、深さ0.4mm加工溝22を形成した後に洗浄し、充分に乾燥させた。その後、斜方蒸着膜成膜治具を有する真空蒸着装置にガラス基板301を装着しチャンバー内を真空状態とした。蒸着源が基板法線方向から+70度傾斜させた方向となるように治具を固定し、第1工程としてガラス基板上にSiO層311(14nm)、Ta層312(26nm)、SiO層313(15nm)、Ta層314(650nm)の順に斜方蒸着多層膜を形成した。その後第1工程で斜方蒸着させた基板を取り出し、第2工程として蒸着方向が−70度傾斜させた方向となるように基板を装着し、さらにTa層321(650nm)、SiO層322(16nm)、Ta層323(21nm)、SiO層324(155nm)の順に斜方蒸着多層膜を形成した。
斜方蒸着膜を上記のような厚さに設定することによって、上記多層斜方蒸着膜の光学アドミッタンスは405nmの波長帯においてSiOとほぼ等しいものになるため、多層斜方蒸着膜により界面との内部干渉によって生じる反射を低減することでリップルも抑制することができた。以上の斜方蒸着多層膜にCVD装置を用いて厚さ約2μmのSiO層331を成膜した。成膜後ダイシング装置により加工溝22に沿って幅0.2mmのブレードにより切断した。以上のような工程により斜方蒸着多層膜表面だけではなく斜方蒸着多層膜側面にもSiOの保護膜をつけることができた。具体的に、保護膜であるSiOの屈折率は1.48であり、405nmの波長の光を入射したときのガラス基板と斜方蒸着多層膜からなる層の光学アドミッタンスは1.54−i0.04(i:虚数単位)である。また、85℃の環境下に500時間保管して波長405nmのレーザー光を多層膜上面から照射して透過率を測定したところ透過率、リタデーション特性が良好で高耐久性、高信頼性の複屈折板300を得ることができた。
(実施例4)
図6に本発明の実施例4に係る複屈折板の模式的断面図を示す。実施例3でCVDにより作成した最表層であるSiO層331の上にさらにTa層401を14nm、SiO層402を92nmの順に蒸着源の鉛直方向と基板面の法線方向が一致するように正面より蒸着させて反射防止膜を形成した。実施例4における複屈折板と接する空気の屈折率は1であり、405nmの波長の光を入射したときの複屈折板の光学アドミッタンスは1.06+i0.04(i:虚数単位)である。この反射防止膜により、実施例3の構成における405nmの波長帯においてSiO層331と空気との界面で発生する光の反射を低減させることができ、さらに高透過率の複屈折板400を得ることができた。
(比較例1)
図7に本発明の比較例1に係る複屈折板の模式的断面図を示す。B270ガラス基板501を洗浄し、充分に乾燥させた後、斜方蒸着膜成膜治具を有する真空蒸着装置にガラス基板を装着しチャンバー内を真空状態とした。蒸着源が基板法線方向から+70度傾斜させるように治具を固定し、Ta層502を650nmの厚さとなるように斜方蒸着多層膜を形成した。その後、第1工程で斜方蒸着させた基板を取り出し、第2工程として蒸着方向が−70度傾斜させるように基板を装着し、さらにTa層503を650nmの厚さとなるように斜方蒸着多層膜を形成した。
2層の斜方蒸着多層膜が形成された基板の透過率を測定したところ波長405nmの波長帯においてTa多層膜内の干渉による反射率の増大が確認された。
(比較例2)
図8に本発明の比較例2に係る複屈折板の模式的断面図を示す。比較例1で作成した斜方蒸着多層膜に波長405nmにおいて光学膜厚がλ/2となるように蒸着源の鉛直方向と基板面の法線方向が一致するようにSiO膜601を正面より蒸着させた膜を形成した。SiO膜により表面の保護効果が向上したもののTa多層膜内の干渉による反射率の増大が確認された。
本発明によれば、複数層の斜方蒸着膜を形成することによって特定の波長帯に対して良好な1/4波長位相差板となるとともに、複数層の斜方蒸着膜が反射防止膜機能も有する。また、斜方蒸着膜の側面に対して安定した保護膜を形成することが可能となる。したがって、光ヘッド装置などの偏光変換素子等に用いられる複屈折板として有用である。
多層膜の概念的断面図 本発明の実施例1に係る複屈折板の模式的断面図 本発明の実施例2に係る複屈折板の模式的断面図 溝加工を施した基板表面の概念図 本発明の実施例3に係る複屈折板の模式的断面図 本発明の実施例4に係る複屈折板の模式的断面図 本発明の比較例1に係る複屈折板の模式的断面図 本発明の比較例2に係る複屈折板の模式的断面図
符号の説明
10 多層膜
11 多層膜の第1層
12 多層膜の第2層
13 多層膜の第q−1層
14 基板
15 入射媒体
16 レーザー光入射方向
100、200、300、400、500、600 複屈折板
21、101、301、501 ガラス基板
110、310 第1工程により形成された斜方蒸着膜層
120、320 第2工程により形成された斜方蒸着膜層
111、113、114、115、121、123、125、127、312、314、321、323、502、503 Ta斜方蒸着層
112、114、122、124、126、128、311、313、322、324 SiO斜方蒸着膜
201、402、311、601 SiO蒸着層
401 Ta蒸着層
22 加工溝

Claims (15)

  1. 透明基板と、前記透明基板の上に設けられた少なくとも2種類の光学材料により形成された多層膜と、前記多層膜の上面に形成された保護膜とを備えた複屈折板であって、前記多層膜は、基板表面の法線に対して斜めとなる第1の方向からの斜方蒸着層と前記第1の方向と互いに逆となる前記法線に対して斜めとなる第2の方向からの斜方蒸着層とを含む少なくとも2層以上で構成されており、前記斜方蒸着層が屈折率異方性Δnを有する第1の光学材料で形成された高Δn層と前記高Δn層よりも屈折率が低い第2の光学材料で形成された低屈折率層を交互に積層した部分を含むことを特徴とする複屈折板。
  2. 前記高Δn層の屈折率異方性Δnが0.07以上であることを特徴とする請求項1に記載の複屈折板。
  3. 前記斜方蒸着層において前記高Δn層を形成する光学材料がTaであり、前記低屈折率層を形成する光学材料がSiOである請求項1または請求項2に記載の複屈折板。
  4. 前記斜方蒸着層は、前記第1の方向から斜方蒸着される前記高Δn層の厚さの合計と前記第2の方向から斜方蒸着される前記高Δn層の厚さの合計が実質的に等しいことを特徴とする請求項1〜請求項3いずれか一項に記載の複屈折板。
  5. 前記多層膜の側面と上面とに保護膜が形成されており、前記保護膜は前記多層膜の側面に設けられた部分と前記多層膜の上面に設けられた部分とが一体化されている請求項1〜請求項4いずれか一項に記載の複屈折板。
  6. 所定の波長帯域の光に対して、前記保護膜と、前記透明基板と前記多層膜を含む層との光学アドミッタンスが実質的に等しいことを特徴とする請求項1〜5に記載の複屈折板。
  7. 前記保護膜の屈折率をnとし、前記透明基板と前記多層膜を含む層の光学アドミッタンスを(a+ib)として395〜415nmの波長の光が基板に対して垂直に入射したときに、a、bが次の不等式を満たすことを特徴とする請求項6に記載の複屈折板(iは虚数単位を示す)。
    (a−1.02n+b <0.04n
  8. 所定の波長帯域の光に対して、前記多層膜上の保護膜の上面と接する媒質と、前記透明基板と前記多層膜と前記保護膜を含む層との光学アドミッタンスが実質的に等しいことを特徴とする請求項1〜請求項6いずれか一項に記載の複屈折板。
  9. 前記多層膜上の保護膜の上面と接する媒質の屈折率をnとし、前記透明基板と前記多層膜と前記保護膜を含む層の光学アドミッタンスを(a+ib)として395〜415nmの少なくとも一部の波長の光が基板に対して垂直に入射したときに、a、bが次の不等式を満たすことを特徴とする請求項8に記載の複屈折板(iは虚数単位を示す)。
    (a−1.02n+b <0.04n
  10. 前記多層膜上面の保護膜の上に少なくとも2種類の光学材料によって形成された反射防止膜が積層された請求項1〜請求項9いずれか一項に記載の複屈折板。
  11. 前記反射防止膜を形成する光学材料が、TaとSiOとで形成された請求項10に記載の複屈折板。
  12. 所定の波長帯域の光に対して前記反射防止膜の上面と接する媒質と、前記透明基板と前記多層膜と前記保護膜と前記反射防止膜を含む層との光学アドミッタンスが実質的に等しいことを特徴とする請求項10または請求項11に記載の複屈折板。
  13. 前記反射防止膜の上面と接する媒質の屈折率をnとし、前記透明基板と前記多層膜と前記保護膜と前記反射防止膜を含む層の光学アドミッタンスを(a+ib)として395〜415nmの少なくとも一部の波長の光が基板に対して垂直に入射したときに、a、bが次の不等式を満たすことを特徴とする請求項12に記載の複屈折板(i:虚数単位)。
    (a−1.02n+b <0.04n
  14. 特定の波長の直線偏光を出射する光源と、直線偏光を出射する光を光記録媒体に集光する対物レンズと、光記録媒体からの反射光を検出する光検出器とを備えた、光記録媒体の情報の記録・再生を行う光ヘッド装置であって、前記光源と前記対物レンズとの間の光路中、または前記対物レンズと前記光検出器との間の光路中に、請求項1〜請求項13のいずれか一項に記載の複屈折板が設置されている光ヘッド装置。
  15. 透明基板の表面に積層する膜の厚さに対して十分に深い加工溝を形成する工程後に、斜方蒸着膜を積層させ、前記斜方蒸着膜上にCVDにより多層膜の側面に保護膜を蒸着させる工程と、前記斜方蒸着膜の側面に保護膜を有する基板表面の前記加工溝に沿って所定の形状にダイシングされることを特徴とする複屈折板の製造方法。
JP2007054114A 2007-03-05 2007-03-05 複屈折板および光ヘッド装置 Pending JP2008216644A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007054114A JP2008216644A (ja) 2007-03-05 2007-03-05 複屈折板および光ヘッド装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007054114A JP2008216644A (ja) 2007-03-05 2007-03-05 複屈折板および光ヘッド装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008216644A true JP2008216644A (ja) 2008-09-18
JP2008216644A5 JP2008216644A5 (ja) 2009-09-10

Family

ID=39836758

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007054114A Pending JP2008216644A (ja) 2007-03-05 2007-03-05 複屈折板および光ヘッド装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008216644A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20120295069A1 (en) * 2011-05-16 2012-11-22 Sony Chemical & Information Device Corporation Phase difference element
WO2014208724A1 (ja) * 2013-06-27 2014-12-31 デクセリアルズ株式会社 偏光変換素子、偏光変換素子の製造方法、光源ユニット及び光学機器
JP2015068935A (ja) * 2013-09-27 2015-04-13 デクセリアルズ株式会社 位相差素子及びその製造方法、液晶表示装置及びその製造方法、並びに投射型画像表示装置
JP2015082035A (ja) * 2013-10-23 2015-04-27 デクセリアルズ株式会社 位相差素子及びその製造方法、液晶表示装置、並びに投射型画像表示装置
JP2015092282A (ja) * 2015-01-20 2015-05-14 デクセリアルズ株式会社 波長板の製造方法
CN106358443A (zh) * 2013-05-28 2017-01-25 日立造船株式会社 偏振成像滤波器及其制造方法
JP2017138464A (ja) * 2016-02-03 2017-08-10 Jxtgエネルギー株式会社 光学位相差部材、光学位相差部材を備える複合光学部材、及び光学位相差部材の製造方法
CN108369311A (zh) * 2016-03-18 2018-08-03 Jxtg能源株式会社 光学相位差构件、具备光学相位差构件的复合光学构件、及光学相位差构件的制造方法
WO2019102902A1 (ja) * 2017-11-21 2019-05-31 デクセリアルズ株式会社 光学素子及び投射型画像表示装置
WO2021065157A1 (ja) * 2019-10-01 2021-04-08 ソニー株式会社 光学補償素子、液晶表示装置および電子機器
CN113215534A (zh) * 2021-05-07 2021-08-06 业成科技(成都)有限公司 光学元件及其制造方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09166710A (ja) * 1995-12-15 1997-06-24 Sano Fuji Koki Kk 複屈折板およびこれを用いた光学系
JPH09277395A (ja) * 1996-04-15 1997-10-28 Alps Electric Co Ltd 光学多層膜フィルタの製造方法
JPH09297214A (ja) * 1996-05-08 1997-11-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 偏光素子
JPH1081955A (ja) * 1996-07-11 1998-03-31 Toyota Central Res & Dev Lab Inc 斜め蒸着膜素子およびこれを用いた光学装置
JPH10255313A (ja) * 1997-03-10 1998-09-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光ピックアップ及びその製造法
JP2003121603A (ja) * 2001-10-12 2003-04-23 Bridgestone Corp 反射防止フィルム

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09166710A (ja) * 1995-12-15 1997-06-24 Sano Fuji Koki Kk 複屈折板およびこれを用いた光学系
JPH09277395A (ja) * 1996-04-15 1997-10-28 Alps Electric Co Ltd 光学多層膜フィルタの製造方法
JPH09297214A (ja) * 1996-05-08 1997-11-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 偏光素子
JPH1081955A (ja) * 1996-07-11 1998-03-31 Toyota Central Res & Dev Lab Inc 斜め蒸着膜素子およびこれを用いた光学装置
JPH10255313A (ja) * 1997-03-10 1998-09-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光ピックアップ及びその製造法
JP2003121603A (ja) * 2001-10-12 2003-04-23 Bridgestone Corp 反射防止フィルム

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20120295069A1 (en) * 2011-05-16 2012-11-22 Sony Chemical & Information Device Corporation Phase difference element
US9946001B2 (en) 2011-05-16 2018-04-17 Dexerials Corporation Phase difference element having birefringent film containing titanium oxide tantalum oxide
US9376744B2 (en) * 2011-05-16 2016-06-28 Dexerials Corporation Phase-difference element having birefringent film containing TiO2 and Ta2O5
CN106358443A (zh) * 2013-05-28 2017-01-25 日立造船株式会社 偏振成像滤波器及其制造方法
JP2015215582A (ja) * 2013-06-27 2015-12-03 デクセリアルズ株式会社 偏光変換素子、偏光変換素子の製造方法、光源ユニット及び光学機器
WO2014208724A1 (ja) * 2013-06-27 2014-12-31 デクセリアルズ株式会社 偏光変換素子、偏光変換素子の製造方法、光源ユニット及び光学機器
US10042176B2 (en) 2013-06-27 2018-08-07 Dexerials Corporation Polarization conversion element, polarization-conversion-element manufacturing method, light-source unit, and optical device
JP2015068935A (ja) * 2013-09-27 2015-04-13 デクセリアルズ株式会社 位相差素子及びその製造方法、液晶表示装置及びその製造方法、並びに投射型画像表示装置
JP2015082035A (ja) * 2013-10-23 2015-04-27 デクセリアルズ株式会社 位相差素子及びその製造方法、液晶表示装置、並びに投射型画像表示装置
JP2015092282A (ja) * 2015-01-20 2015-05-14 デクセリアルズ株式会社 波長板の製造方法
CN108603972A (zh) * 2016-02-03 2018-09-28 Jxtg能源株式会社 光学相位差构件、具备光学相位差构件的复合光学构件、及光学相位差构件的制造方法
WO2017135220A1 (ja) * 2016-02-03 2017-08-10 Jxエネルギー株式会社 光学位相差部材、光学位相差部材を備える複合光学部材、及び光学位相差部材の製造方法
JP2017138464A (ja) * 2016-02-03 2017-08-10 Jxtgエネルギー株式会社 光学位相差部材、光学位相差部材を備える複合光学部材、及び光学位相差部材の製造方法
TWI711846B (zh) * 2016-02-03 2020-12-01 日商捷客斯能源股份有限公司 光學相位差構件、具備光學相位差構件之複合光學構件、及光學相位差構件之製造方法
CN108369311A (zh) * 2016-03-18 2018-08-03 Jxtg能源株式会社 光学相位差构件、具备光学相位差构件的复合光学构件、及光学相位差构件的制造方法
CN108369311B (zh) * 2016-03-18 2021-07-16 Jxtg能源株式会社 光学相位差构件、具备光学相位差构件的复合光学构件、及光学相位差构件的制造方法
WO2019102902A1 (ja) * 2017-11-21 2019-05-31 デクセリアルズ株式会社 光学素子及び投射型画像表示装置
JP2019095554A (ja) * 2017-11-21 2019-06-20 デクセリアルズ株式会社 光学素子及び投射型画像表示装置
US11294114B2 (en) 2017-11-21 2022-04-05 Dexerials Corporation Optical element and projection image display apparatus
US11573362B2 (en) 2017-11-21 2023-02-07 Dexerials Corporation Optical element and projection image display apparatus
WO2021065157A1 (ja) * 2019-10-01 2021-04-08 ソニー株式会社 光学補償素子、液晶表示装置および電子機器
CN113215534A (zh) * 2021-05-07 2021-08-06 业成科技(成都)有限公司 光学元件及其制造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008216644A (ja) 複屈折板および光ヘッド装置
US7710536B2 (en) Liquid crystal diffraction lens element and optical head device
KR100642951B1 (ko) 광헤드 장치 및 이의 제조 방법
JP2008216644A5 (ja)
JP5223236B2 (ja) 対物レンズ及び光ピックアップ装置
JP2006073042A (ja) 回折素子および光ヘッド装置
JP2011187139A (ja) グレーティング素子及びその製造方法、並びに、そのグレーティング素子を用いた光ピックアップ装置
WO2008044686A1 (fr) Élément de diffraction et dispositif à tête optique équipé de celui-ci
US20090110011A1 (en) Optical component for laser beam
JP4218240B2 (ja) 光ヘッド装置
US20140044940A1 (en) Optical recording medium and method for manufacturing optical recording medium
JP2012243378A (ja) 光学素子及び光ヘッド装置
JP4314480B2 (ja) 回折素子および光ヘッド装置
JP2012119046A (ja) レンズ及び光情報記録再生装置
JP2003222707A (ja) 光学レンズおよび光情報記録再生装置
JP5234151B2 (ja) 回折素子および光ヘッド装置
JP2004296041A (ja) 光ヘッド装置
JP5082792B2 (ja) 光ヘッド装置
JP4139140B2 (ja) 偏光ホログラム素子及びその製造方法
JP3947828B2 (ja) 光ヘッド装置及びその製造方法
JP2005339595A (ja) 光ヘッド装置
JP2013077374A (ja) 回折素子および光ヘッド装置
JP2004341471A (ja) 回折素子および光ヘッド装置
JP5171214B2 (ja) フォトニック結晶を用いた波長板の製造方法
JP5508295B2 (ja) 光ピックアップ用1/4波長板

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090729

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090904

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110202

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110329

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20110411

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110519

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120306