JP2008212780A - フィルタパック及びそれを用いたエアフィルタ並びにエアフィルタの製造方法 - Google Patents

フィルタパック及びそれを用いたエアフィルタ並びにエアフィルタの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008212780A
JP2008212780A JP2007050492A JP2007050492A JP2008212780A JP 2008212780 A JP2008212780 A JP 2008212780A JP 2007050492 A JP2007050492 A JP 2007050492A JP 2007050492 A JP2007050492 A JP 2007050492A JP 2008212780 A JP2008212780 A JP 2008212780A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
pack
air filter
frame
filter pack
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007050492A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5281752B2 (ja
Inventor
Osamu Tsutsumi
理 包
Shuji Niwada
修治 庭田
Masayoshi Yamada
真義 山田
Teruko Takayama
てる子 高山
Hitoshi Niinuma
仁 新沼
Ryuji Masuda
竜司 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Muki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Muki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Muki Co Ltd filed Critical Nippon Muki Co Ltd
Priority to JP2007050492A priority Critical patent/JP5281752B2/ja
Publication of JP2008212780A publication Critical patent/JP2008212780A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5281752B2 publication Critical patent/JP5281752B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Filtering Materials (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

【課題】 製造時及び使用時にわたり、フィルタ形状とひだ折りされた濾材の間隔とを安定して維持可能な、低圧損、且つ、低抵抗の薄型フィルタを提供する。
【解決手段】 ひだ折りされた濾材の前記ひだ間に挿入されることになる挿入片を複数隣接させるとともに前記挿入片間の間隔を保持できるように構成された螺旋状間隔保持部材を挿入したことを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、半導体や医薬品等の製造分野、医療分野、或いは、オフィス等において、化学物質、塵埃、悪臭等を除去する目的で使用されるエアフィルタ、これを構成するフィルタパック及びエアフィルタの製造方法に関する。
従来、フィルタパックは、シート状に形成された濾材の濾過有効濾過面積を大きくするためにひだ折りされている。このひだの間隔を保持する方法として、セパレータ方式、スタビライザ方式、リボン方式やワイヤ方式等が採用されている。
前記セパレータ方式は、アルミニウム又は樹脂を波状(ジグザグ状)に成形し、ひだ折りされた濾材のひだ間に挿入して間隔を保持する方式である。
前記スタビライザ方式は、厚紙を櫛歯状に構成した部材により、隣接するひだ内に櫛歯を挿入するようにして間隔を保持する方式である。
前記リボン方式は、濾材のひだ折りされる方向に予め樹脂製のリボン剤(ホットメルト樹脂等)を線状に付着させた後、濾材をひだ折りして間隔を保持する方式である。
前記ワイヤ方式は、特許文献1に記載されているように、楔状に折り曲げ加工されたワイヤを、折り畳まれた濾材のひだ内に挿入して間隔を保持する方式である。
しかしながら、これらの従来の方法では、次のような問題がある。
即ち、セパレータ方式では、ひだの間隔を狭くすることができず、濾材投入量を多くできないため、濾材の高密度化及び薄型化ができないという問題がある。
また、スタビライザ方式では、前記櫛歯状の厚紙を濾材に差し込んでから、フィルタ枠に収納するまでの間に、変形してしまいフィルタ枠内に収まらないという問題があった。また、隣接するひだ同士が密着して間隔保持できないとう問題や、移動中に裏返すと脱離したり、或いは、使用中にスタビライザが位置ずれして所望の間隔を保持できないという問題があった。
また、リボン方式では、ひだ折りされた濾材の気体通過方向の薄型化を要求される場合に、同じ細さ、同じ間隔でリボン剤を濾材に付着させることが困難であるために、フィルタパックの外観不良が多くなり、加工歩留まりが低下するという問題があった。
また、ワイヤ方式では、濾材の間隔保持が十分でないため、フィルタ使用時にひだ間の間隔が崩れるなどしてガス除去効率の低下や圧力損失の上昇等によりフィルタの寿命が低下するという問題があった。
特開2006−130369号公報
そこで、本発明は、製造時及び使用時にわたり、フィルタ形状とひだ折りされた濾材の間隔とを安定して維持可能な、低圧損、且つ、低抵抗の薄型フィルタを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のフィルタパックは、請求項1に記載の通り、ひだ折りされた濾材の前記ひだ間に挿入されることになる挿入片を複数隣接させるとともに前記挿入片間の間隔を保持できるように構成された螺旋状間隔保持部材を挿入したことを特徴とする。
また、請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載のフィルタパックにおいて、前記螺旋状間隔保持部材は、前記ひだに対して垂直方向の軸を有し、複数配置されたことを特徴とする。
また、請求項3に記載の本発明は、請求項1又は2に記載のフィルタパックにおいて、前記螺旋状間隔保持部材は、コイルバネであることを特徴とする。
また、請求項4に記載の本発明は、請求項1乃至3の何れかに記載のフィルタパックにおいて、前記濾材の表面側と裏面側の両方に、前記螺旋状間隔保持部材を備えたことを特徴する。
また、請求項5に記載の本発明は、請求項1乃至4の何れかに記載のフィルタパックにおいて、前記挿入片は、前記ひだに当接しないように構成されたものであることを特徴とする。
また、請求項6に記載の本発明は、請求項1乃至5の何れかに記載のフィルタパックにおいて、前記濾材の前記ひだ方向の端面は、封止剤により固化形成されたことを特徴とする。
また、本発明のエアフィルタは、請求項7に記載の通り、請求項1乃至6の何れかに記載のフィルタパックの周面を囲繞できるように構成されたフィルタ枠に収納したことを特徴とする。
また、請求項8に記載の本発明は、請求項7に記載のエアフィルタにおいて、前記フィルタ枠と前記フィルタパックとの間を封止したことを特徴とする。
また、請求項9に記載の本発明は、請求項7又は8に記載のエアフィルタにおいて、前記フィルタ枠の対向する辺の間に、前記螺旋状間隔保持部材の移動を規制するための部材を懸架したことを特徴とする。
また、本発明のエアフィルタの製造方法は、請求項10に記載の通り、ひだ折りされた濾材の前記ひだ間に挿入されることになる挿入片を複数隣接させるとともに前記挿入片間の間隔を伸縮できるように構成された螺旋状間隔保持部材を挿入することにより得られたフィルタパックを、該周面を囲繞できるように構成されたフィルタ枠に収納し、前記フィルタ枠と前記フィルタパックとの間を封止した後、前記螺旋状間隔保持部材を取り除いてエアフィルタとすることを特徴とする。
本発明によれば、ひだ折りされた濾材に容易に取付できるとともに、螺旋状間隔保持部材が、フィルタパック又はエアフィルタの運搬時及び使用時に外れて落下する問題をなくすことができる。
以下、本発明のエアフィルタの好適な実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1に示されるフィルタパック1は、図2(b)に示すひだ折りされた濾材に、同図(a)に示すような、隣接する複数の挿入片3間の間隔を保持できるように構成された螺旋状間隔保持部材4として、これを同図(c)に示すように、濾材2の表面側からひだ5間に挿入して、濾材2のひだ5間の間隔を保持できるように構成したものである。
上記の通り、螺旋状間隔保持部材4は、ひだ折りされた濾材2に簡単に取り付けることができるので作業性に優れる。また、螺旋状間隔保持部材4は、ひだ5間に固定されるため運搬時や使用時に外れることがない。
前記挿入片3の形状は、特に制限するものではないが、例を挙げると、略円弧状、三角形状、四角形状等とすることができる。また、前記挿入片3の挿入方向の先端部3aは、ひだ5に当接しないようにすることが好ましい。挿入片3の先端部3aが濾材2に当接すると、濾材2の摩耗が生じ、結果として、エアフィルタの耐久性が低下するからである。
また、各挿入片3は、それらの間の間隔を保持できる材料により連結されている必要がある。具体的には、コイルバネ、引っ張りバネ、ねじりバネ、トーションバネ等のコイル(螺旋)或いはワイヤ等の線条物を螺旋状に巻いたものを使用することができる。また、ばねは、長さ方向に徐々にコイル径が増減するもの、長さ方向の中央部のコイル径が最大となるものなどを使用することができるが、安定して間隔保持の作用を発揮するためには、長さ方向にコイル径が同一のものが最も好ましい。
前記螺旋状間隔保持部材4の中でも、コイルバネを採用することが好ましい。線状の部材を旋回させたコイルバネは、その湾曲部が挿入片3として機能し、濾材2のひだ5とは湾曲部で接するため濾材2への負荷を軽減できるからである。また、ステンレス鋼線、ピアノ線、オイルテンパ線、銅合金線、金属被覆線、クラッドワイヤなどの金属、PTFE樹脂等の合成樹脂から一体成型できるからである。尚、コイルバネは、金属やPTFE等から形成することが好ましい。発ガスを抑えることができるからである。
前記コイルバネを使用する場合、図2(a)に示すように、フィルタパック1の長さ寸法に対して、自由高さHを調整することで、ひだ5の間隔保持のための強さを加減できる。
また、濾材2の厚さに応じて、コイルバネのピッチP,ピッチ角α,コイル径Dを調整することで、ひだ5の間隔保持のための強さ、濾材2からの螺旋状間隔保持部材(コイルバネ)4の脱落性を加減できる。
また、同図(d)に示すように、コイルバネ4のコイル径Dを、ひだ折りされたフィルタパック1の気流通過方向の厚みTの1/2以上とし、且つ、(フィルタパックの厚みT)−(濾材の厚みt)+(コイルバネの線径d)以下とすることにより、コイルバネ4が濾材2のひだ5に接触することがないので、フィルタパック1の気流通過方向の厚みTを薄くしても、破損等のおそれがないエアフィルタとすることができる。
更に、コイルバネのコイル数を、ひだの数と同数にし、且つ、強度が保てる範囲でコイルバネの線径を細くするほうが、取り付け作業性に優れ、簡単に外れることも防げる。
また、同図(e)に示すように、前記コイルバネ4を、前記フィルタパック1の上流側と下流側の両方に設ける場合には、両側からのコイルバネ4によりひだ5の間隔を保持することができるので、コイル径D(高さ)を、フィルタパック1の厚みの1/2以下としてもよい。
前記螺旋状間隔保持部材4は、図1に示されるように、前記ひだ5に対して垂直方向の軸を有し、複数配置することが好ましい。濾材の形状を安定して保持することができるからである。また、等間隔で配置されることが好ましく、更に、前記濾材2の中心線Cを挟むようにして等間隔で配置されることが好ましい。
また、螺旋状間隔保持部材4は、濾材2の表裏面のそれぞれに設けることが好ましい。濾材2を表裏面から挟みこむため、位置ずれが生じにくく、容易に外れることがなく、更に、復元力も強くなるからである。
前記濾材2のひだ方向Yの端面2a,2bは、封止剤により固化形成されたものであることが好ましい。フィルタパック1の形状保持性を高め、濾材交換型エアフィルタ用フィタルパックとして使用できるからである。また、ケミカルフィルタ用の濾材2の場合には、濾材2に担持したイオン交換樹脂や活性炭が濾材2の端面2a,2bからこぼれるのを防止できるという効果もある。
上記フィルタパック1は、図2に示されるように、その周面を囲繞できるように構成されたフィルタ枠6に収納してエアフィルタ7とすることができる。このエアフィルタ7は、波形セパレータを使用しておらず、濾材2を高密度にひだ折りすることができるため、濾材2の気流通過方向の厚さを薄くすることができる。また、リボン剤を付着させる際に生じる不良品等が生じることがない。また、スタビライザ方式でもないため、間隔保持ができなかったり、櫛歯状の間隔保持部材が脱離するという問題がない。
また、フィルタパック1とフィルタ枠6との間を封止することが好ましい。エアフィルタ7とした場合に、フィルタパック1とフィルタ枠6との間から汚染した空気が下流側に漏れることがなく、清浄化できるからである。
封止剤としては、例えば、ポリウレタン樹脂、エポキシ、ポリオレフィン系のホットメルト等の樹脂など中性能、高性能フィルタに使用できるものであれば使用できる。
尚、フィルタパック1をフィルタ枠6に収納する方法としては、「濾材交換方式」、「濾材枠一体方式」等の方法があり、「濾材交換方式」は、通常粗塵フィルタ及び中性能フィルタに用いられており、製作されたフィルタパック1の周面を囲む桶状のフィルタ枠6に収納してエアフィルタ7として使用し、使用後に使用済フィルタパック1は廃棄し新規フィルタパック1と交換し、フィルタ枠6を再使用するものである。
「濾材枠一体方式」は、通常高性能フィルタに用いられており、製作されたフィルタパック1の周面を囲繞する桶状のフィルタ枠6に、ウレタン樹脂を介して固化一体化してエアフィルタ7として使用し、使用後に該フィルタパック1をフィルタ枠6から切り離して分別して廃棄し、新規エアフィルタと交換するものである。
前記フィルタ枠6の対向する辺の間に、螺旋状間隔保持部材4の移動を規制するための移動規制部材8,9を懸架することが好ましい。螺旋状間隔保持部材4が横に位置ずれしたり、フィルタパック1が垂れてしまうことによる、濾材破損の問題、フィルタパック1の偏りから生じる風速を乱す問題、螺旋状間隔保持部材4が脱落するという問題をなくすことができ、更に、フィルタ枠6を補強することができるからである。尚、螺旋状間隔保持部材4を、図3(d)に示すように、フィルタ枠6に当接(ここでは、当接された螺旋状間隔保持部材を4a,4bとしている。)させれば、位置ずれ問題及び脱落の問題は起こらないため好ましい。
また、フィルタパック1をフィルタ枠6に封止剤で固定するまでは、螺旋状間隔保持部材4としてフィルタパック1の形状保持、濾材2のひだ間の間隔保持の役割を果たし、封止剤で固定した後は、封止剤の固定がその作用を受け継ぐため、螺旋状間隔保持部材4を除去することができる。それにより、従来のセパレータ方式等の同等の品質を維持しながら、フィルタパックの変形、破損の問題、リボン付着不具合により歩留まり低下の問題をなくして、セパレータの部材低減によるコストダウンが図ることができる。
また、本発明において濾材は、合成繊維不織布に活性炭、アニオン性・カチオン性などのイオン交換樹脂等の吸着剤を担持した濾材、ガラス繊維濾紙、エレクトレット不織布、PTFE膜など中性能、高性能フィルタに使用できるものであれば使用できる。
次に、本発明のエアフィルタの製造方法について、図3を参照して説明する。
まず、ひだ折りされた濾材2の表面側(上流側)から、螺旋状間隔保持部材4として4本のコイルバネ4a,4b,4c,4dを挿入する。このとき、濾材2のひだ折りされた谷部側には、コイルバネ4a〜4dの先端部が当接しないようにして、ひだ5間の間隔を保持したフィルタパック1を形成する。
次に、フィルタ枠6の一部を作成する。まず、帯状の鋼板を、長手方向に向かって両側部を立ち上げて断面コ字状とする。そして、この鋼板をフィルタ枠の3辺となるように折り曲げてフィルタ枠6を形成する。このフィルタ枠6の対向する辺間には、螺旋状間隔保持部材4a〜4dの移動を規制するための移動規制部材8,9を懸架してリベットにより固定する。ここでは、移動規制部材8としては、同図(c)に示すように、断面がコ字状の部材を使用し、移動規制部材9としては、断面が略L字状の部材を対向させた部材を使用し、これらのいずれも、フィルタ枠6の側面にリベット等により固定される。
上記のようにして、3辺が形成されたフィルタ枠6の開放辺側から、フィルタパック1を挿入する。そして、帯状の鋼板を、長手方向に向かって両側部を立ち上げて断面コ字状に形成した部材を、残りの1辺のフィルタ枠6として、フィルタ枠6の開放辺側から被せるようにして、フィルタパック1の外周をフィルタ枠6(6,6)により囲繞する。尚、フィルタ枠6の長手方向の両端部は、リベットにより固定するためのリベット挿入口を備えた折曲部が形成されており、このリベット挿入口からリベット10,10を挿入してフィルタ枠6に固定される。
次に、同図(d)に示すように、フィタルパック1と螺旋状間隔保持部材4aとの間からフィルタ枠6の下辺6a側の凹部にウレタン樹脂製液状封止剤11を流し込み、固化してから、上辺6b側の凹部にも同様にウレタン樹脂製液状封止剤11を流し込み、フィタルパック1とフィルタ枠6の上辺6bとの間を固化する。
最後に、前記フィルタパック1から螺旋状間隔保持部材4a,4bを外してエアフィルタとする。
尚、図示した例では、フィルタ枠6の略中心線近傍に移動規制部材8,9を2本配置したが、本数や設ける位置については特に制限するものではない。
また、フィルタ枠6は一枚の帯状平板から加工して三辺枠とし残りの一辺を組み合せる構造としたが、これに限定されることなく、四辺共に一枚の帯状平板から加工する構造としてもよいし、四辺共に別々の帯状平板から加工する構造としてもよい。
また、フィルタ枠6の辺同士、或いは、移動規制部材8,9とフィルタ6の接合は、鋼板のためリベットを用いて接合したが、これに限定されることなく、溶接或いはボルト・ナットによる締め付けでもよい。枠材質が樹脂或いは紙等であれば、接着剤を用いてもよい。
また、移動規制部材8,9及びフィルタ枠6は、鋼板製としたが、ステンレス等の金属、PP、PET等の合成樹脂など中性能、高性能フィルタに使用できるものであれば使用できる。
以下に本発明の実施例を比較例とともに説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
ポリエステル樹脂繊維製不織布にイオン交換樹脂(カチオン)を担持し、ポリエステル樹脂繊維製ネットで挟持した厚さ1.2mm、目付け350g/mの低発ガスのシート状濾材2を、折り高さ20mm、折りピッチ4.4mmにひだ折りした。
次に、ステンレス鋼線を、ピッチP4.4mm,ピッチ角α80度,コイル径D12mm、自由高さH605mm(=フィルタ外寸(610mm)−枠板厚(2mm)−3mm=605mm)、線径1.2mm、コイル径12mmのコイルバネ4を濾材2の上流側端部から12mmの位置迄に差し込み、即ち、コイルバネ4の挿入方向の先端部とひだ5との間隔が8mmとなるようにして差し込み、縦寸法610mm×横寸法610mm×高さ寸法25mmの本発明のフィルタパック1を製作した。
また、フィルタ枠6は、厚さ1.0mm、アルミ製(材質)の帯状鋼板を打ち抜き、折り曲げ加工して形成した。また、移動防止用移動規制部材8,9は、厚さ2.0mm、アルミ製(材質)の帯状鋼板を打ち抜き、折り曲げ加工して形成し、立ち上げ部の高さを0.5mmとなるように形成し、互いを200mmの間隔(K)で設けた。
次に、フィルタ枠6へフィルタパック1に収容し、下辺6a及び上辺6bとフィルタパック1とをウレタン樹脂製液状封止剤により固化した。
最後にコイルバネ4を除去して、縦寸法610mm×横寸法610mm×高さ寸法25mmの本発明のエアフィルタ7とした。
(比較例1)
コイルバネ4の代わりに、ひだ折り時に材質ポリオレフィン、高さ1mm,巾1mm、本数23本/台(□610mmフィルタ、25mm等間隔)、付着量0.14g/mのリボンをシート状濾材2の両面に付着させてフィルタパックとしたこと以外は、実施例1と同様にしてエアフィルタを製作した。
(比較例2)
ひだ折りされた濾材2を、実施例1と同様にしてフィルタ枠6に収納し、最後にピッチ145mm、歯本数4本/台(□610mmフィルタ)の木質合板製の櫛歯状スタビライザを、コイルバネ4の代わりにコイルバネと同位置に差し込んで、エアフィルタとした。
(比較例3)
ひだ折りされた濾材2を、コイルバネ4の代わりに波高さ入口側6.5mm出口側2.5mm,ピッチ入口側15mm出口側3.5mm、厚さ65μmのアルミニウム製セパレータを用いて、フィルタパックを製作したこと以外は、実施例1と同様にしてエアフィルタを製作した。
(比較例4)
ひだ折りした濾材2を、特許文献1の実施例2(図4)に示すようなワイヤを用いて、フィルタパックを製作したこと以外は、実施例1と同様にしてエアフィルタを製作した。
(比較例5)
コイルバネ4を使用しないこと以外は、実施例1と同様にしてエアフィルタを製作した。
実施例及び比較例の特性を以下の方法で測定し評価した。
[圧損][ガス除去効率][寿命]
JACA No.38−2002「クリーンルーム用ケミカルエアフィルタ性能試験方法指針」により試験した。尚、対象ガスとしては、アンモニアガスを用いた。
[外観]
フィタルパックの仕上がりを目視で評価した。
[保持力]
間隔保持のための部材がフィルタパックから脱落或いは位置ずれしていないかを目視で評価した。
実施例1、比較例1〜5を比較及び評価して以下の表1に示す。
Figure 2008212780
表1において、「圧損」はエアフィルタ高さ寸法25mmとした場合、エアフィルタの面風速0.35m/s時の初期圧損が15Pa以下であれば「○」、初期圧損が15Pa以下であれば「×」と評価した。
「効率」はエアフィルタ高さ寸法25mmとした場合、ガス除去効率が90%以上であれば「○」、ガス除去効率が90%未満であれ「×」と評価した。
「寿命」はエアフィルタ高さ寸法25mmとした場合、ある特定の試験環境においてフィルタ寿命が1年以上であれば「○」、フィルタ寿命が1年未満であれ「×」と評価した。
「外観」はエアフィルタ高さ寸法25mmとした場合、フィタルパックがきれいに仕上がっていれば「○」、フィタルパックの外観が悪いなど仕上がりの悪い場合は「×」と評価した。
「保持力」はエアフィルタ高さ寸法25mmとした場合、間隔材がフィルタパックから脱落或いは位置ずれがなければ「○」、間隔材がフィルタパックから脱離或いは位置ずれがあれば「×」と評価した。
総合評価は各評価項目において全て○であれば「○」、各評価項目においてひとつでも×の評価があれば「×」と評価した。
表1の通り、実施例1は12Paで所定の圧力損失を確保でき、95%で所定のガス除去効率を確保でき、1.4年で所定のフィルタ寿命を確保でき、間隔材が金属製のため発ガスも少なく、コイルバネが移動規制部材で強固に固定されるため脱落なくしかも位置ずれの問題もないことからエアフィルタ高さ寸法25mmの薄型化が実現できた。
ところが、比較例1は、リボン式は濾材加工歩留まりが悪いという理由から薄型化ができないことがわかった。
また、比較例2は、スタビライザ式はフィルタパックとの固定力が弱いため、使用時・運搬時にフィタルパックから脱落する問題、間隔保持する作用効果が低下する問題があることがわかった。
また、比較例3は、セパレータ式はエアフィルタ高さ寸法25mmとすると使用できる濾材の面積が少なくなるため、圧損30Pa、効率80%、寿命0.6年と所定の性能が得られないという問題があることがわかった。
また、比較例4は、ワイヤはフィルタパックとの固定力が弱いため、使用時・運搬時にフィタルパックから脱落するという問題があることがわかった。更に、使用時に折山の間隔維持ができなくなり、圧損30Pa、効率80%、寿命0.6年と所定の性能が得られないという問題があることがわかった。
また、比較例5は、フィルタパックが両端で気密固定されているだけなので、使用時に折山の間隔保持ができなくなり、圧損20Pa、効率85%、寿命0.9年と所定の性能が得られないという問題があることがわかった。
本発明は、フィルタパックをウレタン樹脂封止剤で気密に封止した中性能、高性能ケミカルフィルタとして主として適用されるが、フィルタパックで封止剤を使用しない粗塵フィルタ及び中性能フィルタ等の濾材交換可能なエアフィルタにも適用できる点で、産業上の利用可能性を有する。
本発明の一実施の形態のフィルタパックの平面図 同フィルタパックにおける螺旋状間隔保持部材の挿入方法の説明図 本発明の一実施の形態のエアフィルタの製造方法の説明図
符号の説明
1 フィルタパック
2 濾材
3 挿入片
4 螺旋状間隔保持部材(コイルバネ)
5 ひだ
6 フィルタ枠
7 エアフィルタ
8,9 移動規制部材
10 リベット
11 封止剤

Claims (10)

  1. ひだ折りされた濾材の前記ひだ間に挿入されることになる挿入片を複数隣接させるとともに前記挿入片間の間隔を保持できるように構成された螺旋状間隔保持部材を挿入したことを特徴とするフィルタパック。
  2. 前記螺旋状間隔保持部材は、前記ひだに対して垂直方向の軸を有し、複数配置されたことを特徴とする請求項1に記載のフィルタパック。
  3. 前記螺旋状間隔保持部材は、コイルバネであることを特徴とする請求項1又は2に記載のフィルタパック。
  4. 前記濾材の表面側と裏面側の両方に、前記螺旋状間隔保持部材を備えたことを特徴する請求項1乃至3の何れかに記載のフィルタパック。
  5. 前記挿入片は、前記ひだに当接しないように構成されたものであることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のフィルタパック。
  6. 前記濾材の前記ひだ方向の端面は、封止剤により固化形成されたことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のフィルタパック。
  7. 請求項1乃至6の何れかに記載のフィルタパックの周面を囲繞できるように構成されたフィルタ枠に収納したことを特徴とするエアフィルタ。
  8. 前記フィルタ枠と前記フィルタパックとの間を封止したことを特徴とする請求項7に記載のエアフィルタ。
  9. 前記フィルタ枠の対向する辺の間に、前記螺旋状間隔保持部材の移動を規制するための部材を懸架したことを特徴とする請求項7又は8に記載のエアフィルタ。
  10. ひだ折りされた濾材の前記ひだ間に挿入されることになる挿入片を複数隣接させるとともに前記挿入片間の間隔を保持できるように構成された螺旋状間隔保持部材を挿入することにより得られたフィルタパックを、該周面を囲繞できるように構成されたフィルタ枠に収納し、前記フィルタ枠と前記フィルタパックとの間を封止した後、前記螺旋状間隔保持部材を取り除いてエアフィルタとすることを特徴とするエアフィルタの製造方法。
JP2007050492A 2007-02-28 2007-02-28 フィルタパック及びそれを用いたエアフィルタ Active JP5281752B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007050492A JP5281752B2 (ja) 2007-02-28 2007-02-28 フィルタパック及びそれを用いたエアフィルタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007050492A JP5281752B2 (ja) 2007-02-28 2007-02-28 フィルタパック及びそれを用いたエアフィルタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008212780A true JP2008212780A (ja) 2008-09-18
JP5281752B2 JP5281752B2 (ja) 2013-09-04

Family

ID=39833469

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007050492A Active JP5281752B2 (ja) 2007-02-28 2007-02-28 フィルタパック及びそれを用いたエアフィルタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5281752B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010125426A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Nippon Muki Co Ltd 積層フィルタ
JP2017164383A (ja) * 2016-03-17 2017-09-21 三菱製紙株式会社 脱臭フィルタ
WO2017189940A1 (en) 2016-04-28 2017-11-02 Entegris, Inc. Airborne molecular contamination filter cartridge system with combustible filter cartridge and reusable frame
KR102177850B1 (ko) * 2020-08-10 2020-11-11 현병식 기체 여과기 제조 방법
US11910020B2 (en) 2019-03-08 2024-02-20 Beijing Bytedance Network Technology Co., Ltd Signaling of reshaping information in video processing
US11956439B2 (en) 2019-07-07 2024-04-09 Beijing Bytedance Network Technology Co., Ltd. Signaling of chroma residual scaling

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03217210A (ja) * 1990-01-22 1991-09-25 Sanyo Electric Co Ltd エアフィルタ
JPH05184841A (ja) * 1992-01-14 1993-07-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd フィルター
JPH09141026A (ja) * 1995-11-17 1997-06-03 Toyobo Co Ltd フィルタ用枠体、及びそれに用いるフィルタ
JPH09262424A (ja) * 1996-03-29 1997-10-07 Kanai Hiroaki フィルタ
JPH10286415A (ja) * 1997-04-11 1998-10-27 Daikin Ind Ltd エアフィルターユニットおよびその製造方法
JP2002058943A (ja) * 2000-08-14 2002-02-26 Bridgestone Corp フィルター及びその製造方法
JP2002130760A (ja) * 2000-10-19 2002-05-09 Duskin Co Ltd レンジフード用フィルタ保持枠
JP2002517671A (ja) * 1998-06-09 2002-06-18 ドナルドソン カンパニー,インコーポレイティド 水溶性物質の通過を妨げるフィルタ構造及び濾過方法

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03217210A (ja) * 1990-01-22 1991-09-25 Sanyo Electric Co Ltd エアフィルタ
JPH05184841A (ja) * 1992-01-14 1993-07-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd フィルター
JPH09141026A (ja) * 1995-11-17 1997-06-03 Toyobo Co Ltd フィルタ用枠体、及びそれに用いるフィルタ
JPH09262424A (ja) * 1996-03-29 1997-10-07 Kanai Hiroaki フィルタ
JPH10286415A (ja) * 1997-04-11 1998-10-27 Daikin Ind Ltd エアフィルターユニットおよびその製造方法
JP2002517671A (ja) * 1998-06-09 2002-06-18 ドナルドソン カンパニー,インコーポレイティド 水溶性物質の通過を妨げるフィルタ構造及び濾過方法
JP2002058943A (ja) * 2000-08-14 2002-02-26 Bridgestone Corp フィルター及びその製造方法
JP2002130760A (ja) * 2000-10-19 2002-05-09 Duskin Co Ltd レンジフード用フィルタ保持枠

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010125426A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Nippon Muki Co Ltd 積層フィルタ
JP2017164383A (ja) * 2016-03-17 2017-09-21 三菱製紙株式会社 脱臭フィルタ
US20190291027A1 (en) * 2016-04-28 2019-09-26 Entegris, Inc. Airborne molecular contamination filter cartridge system with combustible filter cartridge and reusable frame
KR20180128984A (ko) * 2016-04-28 2018-12-04 엔테그리스, 아이엔씨. 가연성 필터 카트리지 및 재사용가능한 프레임을 갖는 공기중 분자 오염 필터 카트리지 시스템
CN109152974A (zh) * 2016-04-28 2019-01-04 恩特格里斯公司 具有可燃过滤匣及可重复使用的框架的气载分子污染物过滤匣系统
JP2019514677A (ja) * 2016-04-28 2019-06-06 インテグリス・インコーポレーテッド 可燃性のフィルタカートリッジおよび再利用可能なフレームを備えた浮遊分子状汚染フィルタカートリッジシステム
WO2017189940A1 (en) 2016-04-28 2017-11-02 Entegris, Inc. Airborne molecular contamination filter cartridge system with combustible filter cartridge and reusable frame
EP3448541A4 (en) * 2016-04-28 2020-01-01 Entegris, Inc. FILTER CARTRIDGE SYSTEM FOR AIR-CARRIED MOLECULAR IMPURITIES WITH FLAMMABLE FILTER CARTRIDGE AND REUSABLE FRAME
US10987612B2 (en) 2016-04-28 2021-04-27 Entegris, Inc. Airborne molecular contamination filter cartridge system with combustible filter cartridge and reusable frame
KR102283479B1 (ko) * 2016-04-28 2021-07-29 엔테그리스, 아이엔씨. 가연성 필터 카트리지 및 재사용가능한 프레임을 갖는 공기중 분자 오염 필터 카트리지 시스템
JP7146642B2 (ja) 2016-04-28 2022-10-04 インテグリス・インコーポレーテッド 浮遊分子汚染の制御のためのフィルタカートリッジシステム
US11910020B2 (en) 2019-03-08 2024-02-20 Beijing Bytedance Network Technology Co., Ltd Signaling of reshaping information in video processing
US11956439B2 (en) 2019-07-07 2024-04-09 Beijing Bytedance Network Technology Co., Ltd. Signaling of chroma residual scaling
KR102177850B1 (ko) * 2020-08-10 2020-11-11 현병식 기체 여과기 제조 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP5281752B2 (ja) 2013-09-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5281752B2 (ja) フィルタパック及びそれを用いたエアフィルタ
JP6687623B2 (ja) エアクリーナアセンブリ、及びフィルタカートリッジ
US9079132B2 (en) Filter arrangement and methods
CN107135648B (zh) 具有突出部的过滤介质、过滤包以及过滤器元件
EP3563922B1 (en) Air filter with tensile support member
WO2003105994A1 (en) Collapsible pleated filter element
JP5819724B2 (ja) フィルタエレメント及びそれを用いたダブルプリーツ型エアフィルタ
JP2012148275A (ja) ガスフィルタアセンブリおよびガスの濾過方法
WO2007103408A8 (en) Filter assembly with pleated media pockets
JP5260331B2 (ja) 集塵フィルタ、集塵装置、及び、ガスタービンの吸気装置。
KR20210109942A (ko) 에어 필터
EP1973629B1 (en) Cleanable dust filter comprising a zigzag pleated filter pack
JP2010125426A (ja) 積層フィルタ
KR102067077B1 (ko) 간격유지기능을 갖는 주름필터구조
JP5214893B2 (ja) エアフィルタ
US9144759B2 (en) Separatorless pleated fluid filter
US11071936B2 (en) Filter with perforated separator plates
US11731071B2 (en) Filter assembly with multiple filter media
JP4456075B2 (ja) エアフィルタ
US7288130B2 (en) Cassette filter
SE544716C2 (en) Pleated filter element with different pleat heights and air filters comprising the filter element
JPH11128643A (ja) フィルタユニット
JP6363422B2 (ja) フィルタ
JP2008188499A (ja) 空気浄化用フィルタ
JP2005205253A (ja) エアフィルタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100205

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120605

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120803

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20121204

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130304

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20130318

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130507

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130527

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5281752

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250