JPH09262424A - フィルタ - Google Patents
フィルタInfo
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- JPH09262424A JPH09262424A JP8076415A JP7641596A JPH09262424A JP H09262424 A JPH09262424 A JP H09262424A JP 8076415 A JP8076415 A JP 8076415A JP 7641596 A JP7641596 A JP 7641596A JP H09262424 A JPH09262424 A JP H09262424A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter medium
- filter
- frame
- frame members
- folded
- Prior art date
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- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 濾材の交換性と気密性を高めると共に、コン
パクトに折り畳み可能にして運搬・保管に至便になし、
かつ上流側の粉塵捕集面を隠蔽するように折り畳み可能
にして、作業性を向上したフィルタの提供を目的とす
る。 【解決手段】 左、右枠部材1,1と上、下枠部材2,
2とで構成した枠本体Aと、ジグザグ状に折り加工さ
れ、かつ上下端面に変形防止材5を貼着した濾材Bと、
濾材固定枠Cとから成るフィルタであって、上、下枠部
材2,2の少なくとも一方を左、右枠部材1,1にスラ
イド可能に設け、左右端縁に折り加工部を介してシール
片31を連設した濾材Bを、シール片31,31を左、
右枠部材1,1の外側と濾材固定枠Cとで以て挟み込ん
で、枠本体A内に内装して成る。
パクトに折り畳み可能にして運搬・保管に至便になし、
かつ上流側の粉塵捕集面を隠蔽するように折り畳み可能
にして、作業性を向上したフィルタの提供を目的とす
る。 【解決手段】 左、右枠部材1,1と上、下枠部材2,
2とで構成した枠本体Aと、ジグザグ状に折り加工さ
れ、かつ上下端面に変形防止材5を貼着した濾材Bと、
濾材固定枠Cとから成るフィルタであって、上、下枠部
材2,2の少なくとも一方を左、右枠部材1,1にスラ
イド可能に設け、左右端縁に折り加工部を介してシール
片31を連設した濾材Bを、シール片31,31を左、
右枠部材1,1の外側と濾材固定枠Cとで以て挟み込ん
で、枠本体A内に内装して成る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルタ枠本体
(以下、枠本体という)にジグザグ状に折り加工された
濾材を気密性を有して交換可能にした、特に薄型フィル
タに関する。
(以下、枠本体という)にジグザグ状に折り加工された
濾材を気密性を有して交換可能にした、特に薄型フィル
タに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種フィルタとしては、気密性
を確保するために、ジグザグ状に折り加工された濾材の
両側端面と上下端面とを枠本体内壁に接着剤で以て固着
して、濾材を枠体内に一体に固定したものが使用されて
いる。
を確保するために、ジグザグ状に折り加工された濾材の
両側端面と上下端面とを枠本体内壁に接着剤で以て固着
して、濾材を枠体内に一体に固定したものが使用されて
いる。
【0003】また、ジグザグ状に折り加工された濾材両
端部分の折りヒダをヒートシールしてヒートシール部を
形成し、このヒートシール部を、箱体状に形成した剛性
枠の両側壁の流出側に間隔をおいて設けたリブと剛性枠
側壁との間に挿入されるようにして、濾材のみを交換可
能にしたものも提案されている(実開平6−39109
号公報参照)。
端部分の折りヒダをヒートシールしてヒートシール部を
形成し、このヒートシール部を、箱体状に形成した剛性
枠の両側壁の流出側に間隔をおいて設けたリブと剛性枠
側壁との間に挿入されるようにして、濾材のみを交換可
能にしたものも提案されている(実開平6−39109
号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者は、一定
期間使用後に濾材のみを交換することができないため、
フィルタ全体を交換しなければならず、一部焼却可能な
ものを除いて、大半が産業廃棄物として処理され、公害
の一因となっている。
期間使用後に濾材のみを交換することができないため、
フィルタ全体を交換しなければならず、一部焼却可能な
ものを除いて、大半が産業廃棄物として処理され、公害
の一因となっている。
【0005】後者は、ヒートシール部の形成やこのヒー
トシール部の挿入用リブの形成に手数を要するばかり
か、リブと側壁とで構成した隙間にヒートシール部を単
に挿入しているだけであるので、気密性に問題があり、
また濾材が折り畳み不可能であるため、運搬・保管時に
嵩張るばかりか、粉塵を捕集した上流側の汚れた面が濾
材交換時に露出して、濾材の交換・運搬作業時に汚れる
という問題がある。
トシール部の挿入用リブの形成に手数を要するばかり
か、リブと側壁とで構成した隙間にヒートシール部を単
に挿入しているだけであるので、気密性に問題があり、
また濾材が折り畳み不可能であるため、運搬・保管時に
嵩張るばかりか、粉塵を捕集した上流側の汚れた面が濾
材交換時に露出して、濾材の交換・運搬作業時に汚れる
という問題がある。
【0006】本発明は、従来技術の上記問題点を解決
し、濾材の交換性と気密性を高めると共に、コンパクト
に折り畳み可能にして運搬・保管に至便になし、かつ上
流側の粉塵捕集面を隠蔽するよう内側に折り畳み可能に
して、作業性を向上したフィルタを提供することを目的
とする。
し、濾材の交換性と気密性を高めると共に、コンパクト
に折り畳み可能にして運搬・保管に至便になし、かつ上
流側の粉塵捕集面を隠蔽するよう内側に折り畳み可能に
して、作業性を向上したフィルタを提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の本発明のフィルタは、枠本体と、ジ
グザグ状に折り加工され、かつ上下端面に変形防止材を
貼着した濾材と、枠本体に嵌合する濾材固定枠とから成
るフィルタであって、枠本体は上、下枠部材のうち少な
くとも一方を左、右枠部材にスライド可能に枢着し、か
つ上流側開口部分に濾材固定枠取付用の嵌合部を構成
し、この枠本体の嵌合部に濾材固定枠を、濾材の左右両
端縁に折り加工部を介して連設したシール片を左、右枠
部材の嵌合片と濾材固定枠間に挟み込んで、着脱可能に
嵌合して成る。この構成により、枠本体の上流側開口部
分を大きく開口できて、濾材の交換を簡単できると共
に、濾材の気密性を向上することができる。また、請求
項2記載の本発明のフィルタは、濾材の上下端面に貼着
した変形防止材に、濾材を上流側粉塵捕集面の一部又は
全部を内側にして折り畳み可能となるように、ジグザグ
状の山と山との略中央に谷底部を残して1乃至複数の切
込み部を間隔をおいて設けて成る。この構成により、濾
材は上流側の粉塵捕集面の一部又は全部を隠蔽するよう
に折り畳むことができ、運搬・保管が至便となり、かつ
フィルタ交換・運搬時に汚れず、作業性を向上すること
ができる。さらに、請求項3記載の本発明のフィルタ
は、上記濾材の上下端面に固着した変形防止材と上、下
枠部材間に、弾性を有するシート部材を介装して成る。
この構成により、濾材の上下の気密性をより一層向上す
ることができる。
に、請求項1記載の本発明のフィルタは、枠本体と、ジ
グザグ状に折り加工され、かつ上下端面に変形防止材を
貼着した濾材と、枠本体に嵌合する濾材固定枠とから成
るフィルタであって、枠本体は上、下枠部材のうち少な
くとも一方を左、右枠部材にスライド可能に枢着し、か
つ上流側開口部分に濾材固定枠取付用の嵌合部を構成
し、この枠本体の嵌合部に濾材固定枠を、濾材の左右両
端縁に折り加工部を介して連設したシール片を左、右枠
部材の嵌合片と濾材固定枠間に挟み込んで、着脱可能に
嵌合して成る。この構成により、枠本体の上流側開口部
分を大きく開口できて、濾材の交換を簡単できると共
に、濾材の気密性を向上することができる。また、請求
項2記載の本発明のフィルタは、濾材の上下端面に貼着
した変形防止材に、濾材を上流側粉塵捕集面の一部又は
全部を内側にして折り畳み可能となるように、ジグザグ
状の山と山との略中央に谷底部を残して1乃至複数の切
込み部を間隔をおいて設けて成る。この構成により、濾
材は上流側の粉塵捕集面の一部又は全部を隠蔽するよう
に折り畳むことができ、運搬・保管が至便となり、かつ
フィルタ交換・運搬時に汚れず、作業性を向上すること
ができる。さらに、請求項3記載の本発明のフィルタ
は、上記濾材の上下端面に固着した変形防止材と上、下
枠部材間に、弾性を有するシート部材を介装して成る。
この構成により、濾材の上下の気密性をより一層向上す
ることができる。
【0008】ところで、上、下枠部材の少なくとも一方
と左、右枠部材とは、左、右枠部材の少なくとも一端に
長手方向の長孔を1乃至複数設け、左、右枠部材のチャ
ンネル部分に挿入する、上、下枠部材の両端挿入部に、
頭部を有するリベットを突設して、長孔とリベットとの
係合によって、上下にスライド可能にしたものである
が、左、右枠部材にリベット、上、下枠部材に長孔を設
けることも可能である。また、他の公知の手段によっ
て、上、下枠部材の少なくとも一方をスライド可能にす
ることもある。さらに、上記リベットに代えて、ねじ類
を用いるときは、上、下枠部材をスライド後に確固に固
定することができる。
と左、右枠部材とは、左、右枠部材の少なくとも一端に
長手方向の長孔を1乃至複数設け、左、右枠部材のチャ
ンネル部分に挿入する、上、下枠部材の両端挿入部に、
頭部を有するリベットを突設して、長孔とリベットとの
係合によって、上下にスライド可能にしたものである
が、左、右枠部材にリベット、上、下枠部材に長孔を設
けることも可能である。また、他の公知の手段によっ
て、上、下枠部材の少なくとも一方をスライド可能にす
ることもある。さらに、上記リベットに代えて、ねじ類
を用いるときは、上、下枠部材をスライド後に確固に固
定することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて説明する。
図1,2,3は本発明に係るフィルタの一実施形態を示
し、図1は分解斜視図、図2は要部拡大断面図、図3は
濾材の折り畳み状態を示す斜視図で、Aはフィルタの枠
本体で、この枠本体Aは、左、右枠部材1,1と上、下
枠部材2,2とから成り、両枠部材1,1,2,2の上
流側には、外側に段部12,22を有して嵌合片11,
11,21,21を夫々一体に突設して、この4つの嵌
合片で以て後述の濾材固定枠C取付用の嵌合部を構成し
て成る。また、上、下枠部材の2,2の少なくとも一方
と左、右枠部材1,1とは、左、右枠部材1,1の少な
くとも一端に長手方向の長孔13を1乃至複数設け、
左、右枠部材のチャンネル部分に挿入する、上、下枠部
材2,2の両端部分を屈曲成形した挿入部23,23に
頭部を有するリベット24を突設して、長孔13とリベ
ット24とで以て上下にスライド可能に枢着して成る。
Bは濾材で、この濾材Bはジグザグ状に折り加工された
濾材本体3の上下端面に変形防止材4を貼着して成り、
濾材本体3の左右両端縁には、折り加工部を介して所要
幅を有するシール片31,31を連設し、変形防止材4
には、濾材本体3の山と山との略中央に谷底部を残して
1乃至複数の切込み部41,41を間隔をおいて設けて
成る。Cは濾材固定枠で、この濾材固定枠Cは上記濾材
Bのシール片31,31を左、右枠部材1,1の嵌合片
11,11の外側に当接して、上記枠本体Aの嵌合部に
確固に嵌まり込む大きさを有し、その上流側の開口部周
辺には濾材押さえ部41を設けて成る。
図1,2,3は本発明に係るフィルタの一実施形態を示
し、図1は分解斜視図、図2は要部拡大断面図、図3は
濾材の折り畳み状態を示す斜視図で、Aはフィルタの枠
本体で、この枠本体Aは、左、右枠部材1,1と上、下
枠部材2,2とから成り、両枠部材1,1,2,2の上
流側には、外側に段部12,22を有して嵌合片11,
11,21,21を夫々一体に突設して、この4つの嵌
合片で以て後述の濾材固定枠C取付用の嵌合部を構成し
て成る。また、上、下枠部材の2,2の少なくとも一方
と左、右枠部材1,1とは、左、右枠部材1,1の少な
くとも一端に長手方向の長孔13を1乃至複数設け、
左、右枠部材のチャンネル部分に挿入する、上、下枠部
材2,2の両端部分を屈曲成形した挿入部23,23に
頭部を有するリベット24を突設して、長孔13とリベ
ット24とで以て上下にスライド可能に枢着して成る。
Bは濾材で、この濾材Bはジグザグ状に折り加工された
濾材本体3の上下端面に変形防止材4を貼着して成り、
濾材本体3の左右両端縁には、折り加工部を介して所要
幅を有するシール片31,31を連設し、変形防止材4
には、濾材本体3の山と山との略中央に谷底部を残して
1乃至複数の切込み部41,41を間隔をおいて設けて
成る。Cは濾材固定枠で、この濾材固定枠Cは上記濾材
Bのシール片31,31を左、右枠部材1,1の嵌合片
11,11の外側に当接して、上記枠本体Aの嵌合部に
確固に嵌まり込む大きさを有し、その上流側の開口部周
辺には濾材押さえ部41を設けて成る。
【0010】ところで、上記上、下枠部材2,2の両方
を左、右枠部材1,1に、スライド可能にするときは、
枠本体Aの開口部分をさらに大きくできて、濾材交換を
より一層容易にすることが可能である。
を左、右枠部材1,1に、スライド可能にするときは、
枠本体Aの開口部分をさらに大きくできて、濾材交換を
より一層容易にすることが可能である。
【0011】
【実施例】以下、実施例を示す図に基づいて本発明を詳
細に説明するが、本発明はこの実施例に限定されるもの
ではない。
細に説明するが、本発明はこの実施例に限定されるもの
ではない。
【0012】図1に示すように、フィルタは、枠本体A
と、ジグザグ状に折り加工された濾材Bと、濾材固定枠
Cとから成る。上記枠本体Aは、アルミ又はアルミ合金
等の金属製の型材を押出成型又は引抜成型等によって所
定形状の略アングル状に成形した左、右枠部材1,1と
上、下枠部材2,2とから成り、両枠部材1,1,2,
2の上流側には、外側に段部12,22を有して嵌合片
11,11,21,21を夫々一体に突設して、この4
つの嵌合片で以て後述の濾材固定枠C取付用の嵌合部を
構成して成る。ところで、左、右枠部材の段部12は、
後述の濾材Bのシール片を、嵌合片11と濾材固定枠C
とで挟み込めるように、上、下枠部材の段部22より若
干大にする。また、上、下枠部材の2,2の少なくとも
一方と左、右枠部材1,1とは、左、右枠部材1,1の
少なくとも一端に長手方向の長孔13を1乃至複数設
け、左、右枠部材のチャンネル部分に挿入する、上、下
枠部材2,2の両端部分を屈曲して形成した挿入部2
3,23に頭部を有するリベット24を突設して、長孔
13とリベット24とで以て上下にスライド可能に枢着
して成る。なお、図中、14,25は、濾材Bの下流側
端面周縁部と当接する濾材当接部を構成する当接片であ
る。ところで、上記実施例において、長孔13は、左、
右枠部材1,1の一端に設けたが、両端に設けて、上、
下枠部材3,3の両方をスライド可能にすることもあ
り、また、長孔とリベットとを逆に設けることもある。
と、ジグザグ状に折り加工された濾材Bと、濾材固定枠
Cとから成る。上記枠本体Aは、アルミ又はアルミ合金
等の金属製の型材を押出成型又は引抜成型等によって所
定形状の略アングル状に成形した左、右枠部材1,1と
上、下枠部材2,2とから成り、両枠部材1,1,2,
2の上流側には、外側に段部12,22を有して嵌合片
11,11,21,21を夫々一体に突設して、この4
つの嵌合片で以て後述の濾材固定枠C取付用の嵌合部を
構成して成る。ところで、左、右枠部材の段部12は、
後述の濾材Bのシール片を、嵌合片11と濾材固定枠C
とで挟み込めるように、上、下枠部材の段部22より若
干大にする。また、上、下枠部材の2,2の少なくとも
一方と左、右枠部材1,1とは、左、右枠部材1,1の
少なくとも一端に長手方向の長孔13を1乃至複数設
け、左、右枠部材のチャンネル部分に挿入する、上、下
枠部材2,2の両端部分を屈曲して形成した挿入部2
3,23に頭部を有するリベット24を突設して、長孔
13とリベット24とで以て上下にスライド可能に枢着
して成る。なお、図中、14,25は、濾材Bの下流側
端面周縁部と当接する濾材当接部を構成する当接片であ
る。ところで、上記実施例において、長孔13は、左、
右枠部材1,1の一端に設けたが、両端に設けて、上、
下枠部材3,3の両方をスライド可能にすることもあ
り、また、長孔とリベットとを逆に設けることもある。
【0013】次に、濾材Bは、シート状に形成した不織
布を一定幅にジグザグ状に折り加工した濾材本体3の左
右端縁に、折り加工部を介してシール片31,31を連
設し、また濾材本体3の上下端面に、ホットメルト樹脂
加工した不織布、紙から成る変形防止材4を一体に貼着
して成る。この変形防止材4,4には、間隔をおいて1
乃至複数の切込み部41を、濾材本体3の山と山との略
中央に谷底部を残して設けて、濾材Bを谷底部の折りヒ
ダを中心にして濾材の上流側粉塵捕集面の一部又は全部
を隠蔽して内側に、二つ折り、三つ折り、四つ折り等に
折り畳み可能にして成る。上記切込み部41の数は、濾
材の大きさ(特に、幅)に応じて決定する。ところで、
上記切込み部は、予め濾材Bの折り畳み部を設定して、
複数枚の変形防止材4を濾材本体3の上下端面に貼着し
て形成することも可能である。なお、上記変形防止材4
は、公知の不織布又は紙の基材に樹脂、高分子、プラス
チックやこれらの接着剤等を加工したものを用いること
ができる。
布を一定幅にジグザグ状に折り加工した濾材本体3の左
右端縁に、折り加工部を介してシール片31,31を連
設し、また濾材本体3の上下端面に、ホットメルト樹脂
加工した不織布、紙から成る変形防止材4を一体に貼着
して成る。この変形防止材4,4には、間隔をおいて1
乃至複数の切込み部41を、濾材本体3の山と山との略
中央に谷底部を残して設けて、濾材Bを谷底部の折りヒ
ダを中心にして濾材の上流側粉塵捕集面の一部又は全部
を隠蔽して内側に、二つ折り、三つ折り、四つ折り等に
折り畳み可能にして成る。上記切込み部41の数は、濾
材の大きさ(特に、幅)に応じて決定する。ところで、
上記切込み部は、予め濾材Bの折り畳み部を設定して、
複数枚の変形防止材4を濾材本体3の上下端面に貼着し
て形成することも可能である。なお、上記変形防止材4
は、公知の不織布又は紙の基材に樹脂、高分子、プラス
チックやこれらの接着剤等を加工したものを用いること
ができる。
【0014】更に、濾材固定枠Cは、上記枠本体と同様
の材質の断面略L字状の枠材で以て、左、右枠部材の嵌
合片11,11の外側に濾材Bのシール片31,31を
挟み込んで、上記枠本体の嵌合部に確固に嵌まり込む大
きさを有する略ロ字形に成形したもので、その上流側の
周辺には、濾材押さえ部5を設けて成る。
の材質の断面略L字状の枠材で以て、左、右枠部材の嵌
合片11,11の外側に濾材Bのシール片31,31を
挟み込んで、上記枠本体の嵌合部に確固に嵌まり込む大
きさを有する略ロ字形に成形したもので、その上流側の
周辺には、濾材押さえ部5を設けて成る。
【0015】上記実施例のフィルタを用いて、濾材を交
換するときは、次の手順により簡単に交換することがで
きる。
換するときは、次の手順により簡単に交換することがで
きる。
【0016】まず、濾材固定枠Cを枠本体Aから外した
後、上、下枠部材2の一方又は両方を外側方向に引っ張
るとスライドして枠本体Aの開口部分が大きくなって、
濾材Bは簡単に上流側に抜き取ることができ、この抜き
取った濾材Bは、図3に示すように、切込み部41で以
て粉塵等の捕集によって汚れた上流側捕集面を内側にし
て折り畳んで搬送することができる。
後、上、下枠部材2の一方又は両方を外側方向に引っ張
るとスライドして枠本体Aの開口部分が大きくなって、
濾材Bは簡単に上流側に抜き取ることができ、この抜き
取った濾材Bは、図3に示すように、切込み部41で以
て粉塵等の捕集によって汚れた上流側捕集面を内側にし
て折り畳んで搬送することができる。
【0017】次に、新しい濾材Bを枠本体Aに内装する
ときは、上、下枠部材2の一方又は両方を引っ張って枠
本体Aの開口部分を拡大した状態にして、濾材Bを装填
した後、上、下枠部材2をスライドさせて押し込み、濾
材Bのシール片31,31を嵌合片11,11の外側に
位置させて、濾材固定枠Cを嵌合部に嵌合すると、濾材
Bは、その左右シール片31,31が挟み込まれ、また
上下端面が上、下枠部材2,2で以て圧接されて、気密
性を保って取り付けるができる。このとき、上、下枠部
材2,2と濾材Bの上下端面間に、弾性を有するシール
部材(図示省略)を介装すると、濾材の気密性をより一
層向上することができる。
ときは、上、下枠部材2の一方又は両方を引っ張って枠
本体Aの開口部分を拡大した状態にして、濾材Bを装填
した後、上、下枠部材2をスライドさせて押し込み、濾
材Bのシール片31,31を嵌合片11,11の外側に
位置させて、濾材固定枠Cを嵌合部に嵌合すると、濾材
Bは、その左右シール片31,31が挟み込まれ、また
上下端面が上、下枠部材2,2で以て圧接されて、気密
性を保って取り付けるができる。このとき、上、下枠部
材2,2と濾材Bの上下端面間に、弾性を有するシール
部材(図示省略)を介装すると、濾材の気密性をより一
層向上することができる。
【0018】ところで、上記実施例において、上、下枠
部材のスライド機構として、長孔とリベットを用いた
が、他の公知のものも使用することができる。
部材のスライド機構として、長孔とリベットを用いた
が、他の公知のものも使用することができる。
【0019】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0020】上、下枠部材の少なくとも一方をスライド
可能にしたため、濾材を簡単に交換でき、また濾材の両
端のシール片をそのままシール材として挟み込んでいる
ため、特別なシール加工を要せず安価に作製でき、気密
性に優れ、使用中濾材が収縮しても濾材両端部分の気密
性に変動が生じない。
可能にしたため、濾材を簡単に交換でき、また濾材の両
端のシール片をそのままシール材として挟み込んでいる
ため、特別なシール加工を要せず安価に作製でき、気密
性に優れ、使用中濾材が収縮しても濾材両端部分の気密
性に変動が生じない。
【0021】また、濾材をその上流側の粉塵捕集面の一
部又は全部を隠蔽して折り畳み可能にしたので、運搬・
保管時の取扱い性に優れるばかりか、交換作業時に汚れ
ず作業性が向上する。
部又は全部を隠蔽して折り畳み可能にしたので、運搬・
保管時の取扱い性に優れるばかりか、交換作業時に汚れ
ず作業性が向上する。
【0022】さらに、濾材と上、下枠部材との間に弾性
を有するシール材を介装したので、濾材の上下の気密性
をより一層向上することができる。
を有するシール材を介装したので、濾材の上下の気密性
をより一層向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフィルタの分解斜視図である。
【図2】図1の要部拡大断面図である。
【図3】濾材の折り畳み状態を示す斜視図である。
A...枠本体 B...濾材 C...濾材固定枠 1...左、右枠部材 11..嵌合片 12..段部 13..長孔 14..当接片 2...上、下枠部材 21..嵌合片 22..段部 23..挿入部 24..リベット 25..当接片 3...濾材本体 31..シール片 4...変形防止材 41..切込み部 5...濾材押さえ部
Claims (3)
- 【請求項1】 左、右枠部材と上、下枠部材とで枠体を
形成した枠本体と、ジグザグ状に折り加工され、かつ上
下端面に変形防止材を貼着した濾材と、枠本体の上流側
開口部分に取り付ける濾材固定枠とから成るフィルタで
あって、上記枠本体は上、下枠部材のうち少なくとも一
方を左、右枠部材の一端にスライド可能に枢着し、かつ
上流側開口部分に濾材固定枠取付用の嵌合部を構成し、
枠本体の嵌合部に濾材固定枠を、濾材の左右両端縁に折
り加工部を介して連設したシール片を左、右枠部材と濾
材固定枠との間に挟み込んで、嵌合したことを特徴とす
るフィルタ。 - 【請求項2】 上記変形防止材に、上流側粉塵捕集面の
一部又は全部を内側にして濾材を折り畳み可能となるよ
うに、1乃至複数の切込み部を間隔をおいて設けた請求
項1記載のフィルタ。 - 【請求項3】 上記濾材と上、下枠部材間に、弾性を有
するシート部材を介装した請求項1又は2記載のフィル
タ。
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JP8076415A JP2976065B2 (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | フィルタ |
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JP2976065B2 JP2976065B2 (ja) | 1999-11-10 |
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JP8076415A Expired - Fee Related JP2976065B2 (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | フィルタ |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021109137A (ja) * | 2020-01-09 | 2021-08-02 | 日本無機株式会社 | エアフィルタ |
-
1996
- 1996-03-29 JP JP8076415A patent/JP2976065B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN114746162B (zh) * | 2019-11-21 | 2023-09-08 | 日本无机株式会社 | 空气过滤器 |
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JP2976065B2 (ja) | 1999-11-10 |
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