JP3062076B2 - エアフィルター装置 - Google Patents
エアフィルター装置Info
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Description
気の浄化に用いるためのエアフィルター装置に関する。
多数のプリーツを形成してアコーディオン状に折り畳ん
だ濾材、又はこれをさらにV字状、M字状等に折曲形成
した濾材を、前面及び後面が開放されたフィルター枠内
に収容したエアフィルター装置は、すでに知られてい
る。
従来は、濾材は、フィルター枠内に接着剤等によって固
定されているものが殆んどであった。しかし、フィルタ
ー枠内に濾材を挿入して接着固定する作業は煩わしいも
のであって、生産効率の観点から問題がある。また、長
期の使用による目づまり等によって濾材の濾過効率が低
下し、或いは、不時の事故によって濾材が損傷を受けた
ような場合には、原則として、濾材のみでなく、エアフ
ィルター装置全体を廃棄しなければならず、濾材とフィ
ルター枠は、材質を異にする素材で製作される場合が殆
んどであるため、近時の社会的要請である分別廃棄の観
点からも問題があった。
濾材を交換しうるエアフィルター装置が提案されてい
る。例えば、特開平6−269624号公報には、フィ
ルター枠の天板を、その一方の縁部(空気流の下流側の
縁部)を軸として揺動可動であるように取り付けてお
き、一方、濾材の上下端面には発泡材等からなるシール
材を貼着しておき、この濾材を上流側からフィルター枠
の内部に押し込んだ後に、天板を押さえつけながら枠の
上流側開口に「蓋材」を嵌め、天板と蓋材を、ボルト、
ナットで結合させるか、又は突起と止め受け孔の係合さ
せる等によって濾材を安定させる(濾材取り外しの際は
上記と逆の順序で取り外す)ようにした、濾材交換式の
エアフィルター装置が提案されている。
式では、螺番等によって天板を揺動可能に取り付けた枠
体と、枠体の上流側開口に嵌合させて、ボルト、ナット
等により天板と結合させる蓋体とを予め製作することが
不可欠であるので、フィルター装置の製造が却って煩雑
となる欠点がある。
ルター枠の固定天板の下側(すなわち、天板と濾材との
間)に上下動自在な中板を置き、天板の中板側に回動自
在な「押し付け具」を取り付け、押し付け具の回動によ
る中板の上下動によって、枠の内部の濾材を押さえつけ
(すなわち、取り付け状態とする)又は解放する(すな
わち、取出し可能状態とする)ようにした方式のものも
記載されている。
在な「押し付け具」を取り付けたフィルター枠を製作し
なければならず、しかも、そのような押し付け具によっ
て中板全面を均一に押さえつけるためには、押し付け具
の数を多くするか、又はその構造を複雑にしなければな
らないので、前記の天板揺動方式のものよりも、さらに
製作が煩雑とならざるをえない。
として提案されているエアフィルター装置は、実際には
実施し難い難点を有するものであった。
簡単であって、かつ濾材の交換作業が容易であり、さら
に、廃棄の際には装置全体をそのまま廃棄しうるエアフ
ィルター装置を提供することである。このため、本発明
においては、フィルター枠の天板側又は底板側に、上下
動可能な中板と、該中板と天板又は底板との間に、差し
込み式の押圧板を配設する構成のものとした。すなわ
ち、本発明にかかるエアフィルター装置は、基本的に、
天板、底板及び両側板を有して前面側及び後面側が解放
されているフィルター基枠と、フィルター基枠の天板又
は底板の内方側に上下動可能に配設された中板と、該中
板と天板又は底板との間に配設された差し込み式の押圧
板と、上記中板と天板又は底板との間に収容される濾材
とを有する構成からなるものである。
木材又は合成樹脂によって製作することができるが、製
作の容易性、ならびにフィルター装置の廃棄の際の便宜
の観点からは、合成樹脂の一体成形によって製作するこ
とが好ましい。合成樹脂成形によって製作する場合、フ
ィルター基枠を上下二つの部分に分けて成形製作し、こ
れを、側板部分で嵌合、接着して1個のフィルター基枠
とするようにすると、成形作業をさらに容易とすること
ができる。
面側(濾過空気の下流側)に、単数又は複数のリブを設
けるように製作することが望ましい。これらのリブは、
内部に配設される諸部材が後面側に脱落することを防止
するために有効である。例えば、濾材の脱落を防止する
ためには、後面側開口の上下中間位置に、左右両側板を
つないで横方向にのびるリブを設け、中板や差し込み式
押圧板の脱落防止のためには、天板又は底板の後面側縁
部に、内方に突出しつつ縁部に沿ってのびるリブを設け
る。これらのリブに、濾材の位置決めのための凹部や突
状部を設けてもよい。
度の大きさの、合成樹脂製の平板状のものが好ましく、
フィルター基枠の天板の下側又は底板の上側に配設さ
れ、上下双方に配設してもよい。天板側に配設する場合
には、下方への落下脱落を防ぐため、側板の内壁に、段
部や凹部等の落下防止部位を設け、落下防止部位と天板
との間に中板を挿入して配設するとよい。その際、中板
と天板との間に、押圧板を挿入しうる間隔が残るように
する必要がある。中板を底板側に設ける場合には、必ら
ずしも側板に段部や凹部等を設ける必要はないが、無用
の脱落を防ぐため、側板の下部に形成された段部や凹部
等と底板との間に、中板を挿入配設するようにすること
が望ましい。中板の濾材当接側の面には、濾材を弾力的
に押圧して当接部位をシールするためのシール材を貼付
しておく必要があるが、濾材の中板当接側端部にシール
材が貼着されている場合には、中板側のシール材を省略
することもできる。
押圧板も、合成樹脂製のものとすることが好ましい。こ
の押圧板を、中板と天板(又は底板)との間に差し込む
ことによって中板が下方又は上方に移動し、それによっ
て濾材は、中板と、天板(又は底板)との間に挟圧され
ることになる。押圧板を差し込んだり引き出したりする
際の便宜のため、押圧板の前面側縁部に沿って、取手用
のリブを設けるようにすることが望ましい。
は、まずフィルター基枠に中板を挿入し、この状態の基
枠に前面側開口から濾材を挿入して位置決めし、次い
で、中板と、天板又は底板との間の隙間に押圧板を挿入
すればよい。これによって、濾材は、押圧板によって下
方に押し下げられた(又は上方に押し上げられた)中板
と、天板(又は底板)との間にはさまれた状態でフィル
ター枠内に安定的に保持される。濾材を交換する場合に
は、押圧板を前方又は後方に引き抜いてから濾材を取り
出し、次いで、組み立ての際と同じ順序で新しい濾材を
装着すればよい。
換を極めて能率的に行うことができ、しかも、枠内にお
ける濾材の安定状態は非常に良く、濾材の上下端面付近
に、空気洩れの隙間が生じることもない。また、フィル
ター基枠、中板、押圧板等の枠部材を合成樹脂で製作
し、濾材を合成樹脂繊維の不織布で製作した場合には、
廃棄の際には、枠と濾材を分別することなく、そのまま
一体として廃棄することができる。
ター装置の一実施例において、発泡ポリプロプレン樹脂
の一体成形によって製作されたフィルター基枠1は、天
板2、底板3及び左右両側板4,4からなる函状のもの
で、前方側(空気流入口となる側)及び後方側(空気流
出口となる側)は開放されている。
には、底板3に沿って基枠1の前後にのびる溝状凹部9
が形成されており、溝状凹部内9に、上面にシール材7
を貼着した中板6、ならびに、前面側縁部に取手リブ8
aを備える押圧板8が嵌入されている。押圧板8は中板
6と底板3の間にはさまれた状態であり、中板6は溝状
凹部9内において上下方向に摺動可能である。なお、押
圧板8の前面側には取手リブ8aが設けられているた
め、前面側からは中板6の縁部は見えない状態となる
が、図1においては、説明の便宜のため、中板6と押圧
板8の上下接触面を点線で示してある。 濾材5は、濾
材用の不織布をアコーディオン状に折りたたみ、これを
さらに、図3に示すようにM字形状に折曲したものであ
って、側面には多数のプリーツ縁5aが露出している。
5bは濾材端面、5cはM字形状に折曲した際に表に表
われる折曲端面である。濾材5は、天板2と、中板6の
上面側のシール材と間に挟圧された状態で配設され、後
面側の折曲端面5cは、フィルター基枠2の後面側開口
の左右両側板4,4をつなぐリブ10に接し、リブ10
の内側に設けられた突起10aによって位置ぎめされて
いる。
まず、フィルター基枠1の底板3上に中板6を、シール
材7を上面側とした状態で、溝状凹部9に沿って挿入し
ておく。次いで、フィルター基枠1内にその前面側から
濾材5を挿入する。溝状凹部9の上下方向幅は、中板6
の厚さと押圧板8の厚さの合計とほぼ同じであり、ま
た、溝状凹部9の上端から天板2までの高さは、濾材5
の高さとほぼ同じであるので、底板3上に中板6を載置
してその上に濾材5を載置すると、濾材5の上端と天板
との間には、押圧板8の厚さとほぼ同じ大きさの間隔が
生じることになる。また、濾材5の挿入の際には、その
後端側の折曲部を、フィルター基枠1の後面開放部を横
切って設けられているリブ10の位置決め突起10aに
当接させることによって位置決めする。
と中板6の間に溝状凹部9に沿ってフィルター基枠1の
前面側から押圧板8を差し込む。押圧板8の先端には差
し込みを容易にするためのテーパ部8bが形成されてお
り、また、差し込み後の抜け出し防止のため、所定の位
置まで差し込むと、底板上に形成されている突起3b
と、押圧板8の裏面側に形成されている係合凹部8cと
が係合するようになっている。
れると、押圧板8の高さだけ、中板6と、その上に載置
されている濾材5が持ち上げられて、濾材5の上端は天
板2に当接し、濾材5は天板5と中板6の間に挟まれた
状態となる。濾材5の上端側にはシール材11が貼着さ
れており、中板6の上面にはシール材7が貼着されてい
るので、濾材5は、これらのシール材を介して、天板2
と中板6との間で弾圧的に支持された状態で安定し、空
気洩れの隙間が生じることもない。
用のため濾材5に目づまりを生じたような場合には、き
わめて簡単な作業で濾材5を新しいものと交換すること
ができる。すなわち、押圧板8の前縁には取手リブ8a
が設けられているので、これに手を掛けて前方に引き出
せば押圧板8を簡単に外すことができ、それによって、
中板6と濾材5が降下して濾材5と天板2との間には隙
間ができ、濾材5を直ちに引き出すことができる。その
後、前記組み立ての際と同じく、新しい濾材5を中板6
の上に載置して再び押圧板8を挿入すればよい。
体を廃棄する場合には、装置全体が合成樹脂素材で構成
されているので、部材を分別することなく、そのまま廃
棄すればよい。
斜視図。
た縦断面図。
た横断面図。
Claims (7)
- 【請求項1】 天板、底板及び左右両側板を有して前面
側及び後面側が開放されているフィルター基枠と、フィ
ルター基枠内に配設される濾材と、濾材と天板又は底板
との間に上下動自在に配設される中板と、中板と天板又
は底板との間に差し込まれることによって、濾材を中板
を介して底板側又は天板側に押圧し、フィルター基枠内
において濾材を安定的に保持するための着脱自在な押圧
板とを有する、エアフィルター装置。 - 【請求項2】 中板の濾材当接面側にシール材が貼着さ
れている、請求項1のエアフィルター装置。 - 【請求項3】 フィルター基枠1に、その後面側開放部
を横切り、かつ濾材の位置決め用の突起を有するリブが
設けられている、請求項1又は2のエアフィルター装
置。 - 【請求項4】 濾材の天板又は底板との当接側端部に、
シール材が貼着されている、請求項1、2又は3のエア
フィルター装置。 - 【請求項5】 押圧板には、その装置前面側縁部に沿っ
て取手用リブが設けられ、かつ後面側端部には、上下方
向における先細状部分が設けられている、請求項1、
2、3又は4のエアフィルター装置。 - 【請求項6】 中板及び押圧板が、フィルター基枠の側
板内側に形成された溝状凹部内に挿入されている、請求
項1、2、3、4又は5のエアフィルター装置。 - 【請求項7】 フィルター基枠、中板及び押圧板が、い
ずれも合成樹脂製のものである、請求項1、2、3、
4、5又は6のエアフィルター装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8087001A JP3062076B2 (ja) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | エアフィルター装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8087001A JP3062076B2 (ja) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | エアフィルター装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09239222A JPH09239222A (ja) | 1997-09-16 |
JP3062076B2 true JP3062076B2 (ja) | 2000-07-10 |
Family
ID=13902653
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8087001A Expired - Lifetime JP3062076B2 (ja) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | エアフィルター装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3062076B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006102710A (ja) * | 2004-10-08 | 2006-04-20 | Techno Sai Kk | プレ・メイン一体型エアフィルタ |
CN113171661B (zh) * | 2021-05-14 | 2022-08-12 | 嵊州陌桑高科股份有限公司 | 尘埃粒子控制装置 |
-
1996
- 1996-03-06 JP JP8087001A patent/JP3062076B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09239222A (ja) | 1997-09-16 |
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