JPH09141026A - フィルタ用枠体、及びそれに用いるフィルタ - Google Patents

フィルタ用枠体、及びそれに用いるフィルタ

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JPH09141026A
JPH09141026A JP30016095A JP30016095A JPH09141026A JP H09141026 A JPH09141026 A JP H09141026A JP 30016095 A JP30016095 A JP 30016095A JP 30016095 A JP30016095 A JP 30016095A JP H09141026 A JPH09141026 A JP H09141026A
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frame
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JP30016095A
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Shigeru Yakura
茂 矢倉
Takahito Kobayashi
孝仁 小林
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Toyobo Co Ltd
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Toyobo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のフィルタ用枠体は、1種類のフィルタ
の厚さに対応した一定形状のものであるから、フィルタ
の厚さの変更ができないという問題がある。そこで本発
明は、種々の厚さのフィルタ(或いは複数のフィルタ)
を装着することができ、しかもフィルタの脱着が容易な
フィルタ用枠体及びそれに用いるフィルタを提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 フィルタの一方側に当接する第1止め部
材(縁枠6,止め棒5)と、フィルタの他方側に当接す
る第2止め部材(穴4,棒部材3)が設けられた枠体で
ある。第1止め部材は枠体に固定されており、第2止め
部材は被処理流体の進行方向(矢印A)の任意位置で位
置決めできる。フィルタの厚みに応じて、フィルタを第
1止め部材と第2止め部材の間に挟んで固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気清浄用フィル
タ等のフィルタを取付けるためのフィルタ用枠体、及び
それに用いるフィルタに関するものであり、主としてビ
ル空調設備やクリーンルーム設備において、部屋の壁や
天井等に設けられた吸気口若しくは噴出口に取付けられ
るフィルタ用枠体及びフィルタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】前記空気清浄用フィルタとしては、シー
ト状のフィルタ材をジグザグ状に折曲げたもの(以下、
フィルタと称す)が一般的に用いられ、塵埃や臭気成
分を除去している。
【0003】一方、前記壁等に設けられた吸気口や噴出
口には、予め前記フィルタを支持するための枠体が備え
られている。該枠体は木製や金属製等であり、室内側及
び室外側に向けて夫々開口を有し、上記フィルタが室
内側から着脱自在に取付けられる構造となっている。
【0004】また、他のフィルタとして、上記フィルタ
の周囲に一定形状に形作られたダンボールやプラスチ
ック板等の保形縁を接着したフィルタもあり(以下、フ
ィルタと称す)、上記枠体に脱着自在に嵌着される。
フィルタの空気清浄力が低下して新しいフィルタへ取り
替えるに際しては、フィルタは保形縁によって寸法が
安定しているため脱着操作が容易である。また、フィル
タと枠体を一体型として、吸気口等へ直接取付けるタイ
プのものある。このタイプのものは取り替え作業が比較
的簡単である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】フィルタの使用態様と
して、空気の汚染状況や所望する清浄度に応じて、厚い
フィルタから薄いフィルタへの変更、或いは薄いフィル
タから厚いフィルタへの変更を望む場合や、複数のフィ
ルタを重ねて使用することを望む場合等がある。また、
フィルタ材の吸塵力等の違いによっては、薄くても十分
に効力を発揮するフィルタ、或いは厚いものでないと不
十分なフィルタ等があり、同一の清浄度を希望する場合
であっても、フィルタ交換時にフィルタ厚さの変更が生
じる場合がある。しかし上記従来のフィルタ用枠体は、
1種類のフィルタ厚さに対応した一定形状のものである
から、上述の様な変更ができないという問題がある。
【0006】一方、上記フィルタ/枠体一体型のもので
は、フィルタが劣化したときに、金属製等の枠体自体も
一緒に廃棄しなければならず、コスト高となるという問
題があり、やはりフィルタのみを交換するタイプのもの
が主流である。
【0007】本発明は以上の様な問題に鑑みてなされた
ものであり、任意厚さのフィルタ、或いは複数のフィル
タを重ねて装着することができ、しかもフィルタの脱着
が容易なフィルタ用枠体及びそれに用いるフィルタを提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るフィルタ用
枠体は、フィルタの一方側に当接する第1止め部材、及
び前記フィルタの他方側に当接する第2止め部材が設け
られ、前記フィルタの厚みに応じて、前記フィルタを上
記第1止め部材と上記第2止め部材の間に挟んで固定す
るものであることを要旨とする。また、前記第1止め部
材は前記枠体に固定されており、前記第2止め部材は、
被処理流体の進行方向の任意位置で位置決めできるもの
が好ましい。
【0009】加えて、前記第2止め部材が棒部材である
ことがより好ましい。更に、前記棒部材の両端を夫々挿
入して固定する為に前記枠体の内壁に1対の穴が形成さ
れ、該1対の穴が被処理流体進行方向に沿って複数組設
けられたものであることが一層好ましい。また更に、前
記各対をなす穴の少なくとも一方の内部に、穴の開口方
向に弾発作用を示す弾性部材を有することがより好まし
い。
【0010】或いは、前記各対をなす穴の少なくとも一
方の穴の内部が、被処理流体進行方向に連通した溝穴で
あり、該溝穴に被処理流体進行方向に延びる一枚の板バ
ネが備えられていることがより好ましい。若しくは、前
記棒部材が長手方向に伸縮する弾性機構を有することが
より好ましい。本発明に係るフィルタは、前記枠体に用
いるものであって、前記枠体からの取出用舌片を有する
ことを要旨とする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係るフィルタ用枠体に
は、フィルタの一方側に当接する第1止め部材と、前記
フィルタの他方側に当接する第2止め部材が設けられ、
これらに挟むフィルタの厚みに応じる様になっており、
即ち前記第1止め部材は固定式若しくは可動式で、前記
第2止め部材は可動式となっている。この様に第1,2
止め部材の一方若しくは両方が位置変更可能であるか
ら、フィルタを第1,2止め部材で挟んで固定する際
に、フィルタの厚みに応じて固定することができる。
【0012】以下に、固定式の第1止め部材と可動式の
第2止め部材を備えたフィルタ用枠体を例にとって本発
明を説明する。図1の(a) は本発明に係るフィルタ用枠
体の一具体例を示す斜視図であり、図1の(b) は該フィ
ルタ用枠体1にフィルタ2を取付けた様子を表す斜視図
である。図2は本発明に係るフィルタの一具体例を示す
斜視図であり、(a) はフィルタ2を上流側から見た図、
(b) はフィルタ2を下流側から見た図である。
【0013】フィルタ用枠体1の枠本体13は、上流側
及び下流側が開口した角筒体であり、この筒の内部にフ
ィルタ2がぴったりと嵌め込まれる様になっている。枠
本体13の下流側には固定式の第1止め部材として、縁
枠6及び止め棒5が設けられている。枠体1の下流側の
開口は、縁枠6によって、フィルタ2の外側形状よりや
や小さく開口する様になっており、また止め棒5が下流
側開口の中央を横断する様に配設されている。フィルタ
2は、その下流側の縁部や中央部が、上記縁枠6や止め
棒5に当接して下流側から脱落しない様に位置決め固定
されている。
【0014】枠本体13の内壁には、互いに対向する内
壁に1対の穴4(手前側の穴4は図面に現れない)が、
夫々被処理流体(空気)の進行方向に複数組形成されて
いる。該穴4には棒部材3が脱着自在に取付け可能とな
っており、該棒部材3が上記1対の穴4の間を架け渡す
様に装着さて、フィルタ2の上流側の面に対して、その
ほぼ中央を横断する様に当接し、フィルタ2を上流側か
ら位置決め固定をする。こうしてフィルタ2は上流側及
び下流側の両方から挟み付けられる様にして固定され
る。尚、被処理流体は図1における左手前側から右奥側
に流れている(矢印A参照)。
【0015】本具体例の第2止め部材は上記穴4と上記
棒部材3により構成されており、複数組形成された上記
穴4のうちの任意の対の穴4を選ぶことで、被処理流体
の進行方向の任意位置に棒部材3を取付けることがで
き、フィルタ厚みに対応する。枠本体13や棒部材3の
材質としては、金属,プラスチック,或いは木材が推奨
される。
【0016】フィルタ2は、シート状のフィルタ材7が
ジグザグに折り曲げ加工され、その外周に外枠9が接着
されて一定形状に形作られているものであり、外枠9に
取出し用の舌片8が設けられている。またフィルタ2の
下流側面の縁部分には、弾力性を有するスポンジ製のシ
ール部材16が取付けられている。
【0017】外枠9の材質としては、剛性を有するもの
であれば良く、例えば厚紙,プラスチック,ベニヤ板等
が挙げられる。フィルタ材7としては、30デニール以下
(好ましくは3デニール以下)の極細繊維で作られたシ
ート状のものが推奨され、該繊維としてはポリエステル
繊維,ポリアミド繊維,ポリオレフィン繊維等が挙げら
れる。また上記シート状物をエレクトレット化したもの
であっても良く、この場合の繊維としてはポリオレフィ
ン繊維等が推奨される。
【0018】本具体例に係るフィルタ用枠体1は、前述
の様な第2止め部材を備えているから、フィルタ2の厚
さ(被処理流体進行方向長さ)に変更があっても、棒部
材3を取付ける穴4の対を適宜選択することで、フィル
タ2の厚さに応じて上流側の位置決め固定ができる。
【0019】同様にフィルタ2の厚さの変更のみなら
ず、フィルタ2を複数取付ける場合にも、枠体1に取付
け可能である。この場合には、複数のフィルタ2を重ね
て枠体1に挿入し、棒部材3で止める様にしても良く、
或いは1枚1枚のフィルタ2を夫々棒部材3で止める様
にしても良い。
【0020】図3の(a) は本発明に係るフィルタ用枠体
の他の具体例を示す斜視図であり、図3の(b) は該フィ
ルタ用枠体21に図2に示すフィルタ2を取付けた様子
を表す斜視図である。図1に示す具体例では、複数組の
対をなす穴4が、枠本体13の対抗する内壁に夫々1列
設けられたものであったが、図3に示す具体例では、枠
本体33の対抗する内壁に夫々2列設けられ、その各々
に棒部材3を取付ける構成となっている。また止め棒2
5は、下流側開口を斜めに横断する様にして、2本配設
されている。
【0021】本具体例においても前述と同様に、フィル
タ2の厚さに応じて対の穴4を選び、棒部材3を取付け
ることで、厚さの異なる種々のフィルタに対応すること
ができる。また複数のフィルタを重ねて取付けることも
できる。
【0022】尚、前記具体例では第1止め部材として縁
枠6と止め棒5,25の両方を備えたものを示したが、
第1止め部材として縁枠6或いは止め棒5,25のいず
れか一方を設ける様にしても良い。止め棒5,25のみ
の場合は、枠体1の下流側開口をフィルタ2の外側形状
いっぱいまで大きくすることができる。また第1止め部
材が下流側であり縁枠6のみ場合は、被処理流体の流れ
の圧力によってフィルタ2が湾曲し、枠体から外れてし
まう恐れがあるが、止め棒5,25を備えたものはフィ
ルタ2が湾曲したときでも枠体1内に安定して固定する
ことができる。尚、フィルタ2の湾曲は、フィルタ2が
大きい場合や流体の圧力が大きい場合に起こる恐れがあ
るが、フィルタ2が小さい場合や被処理流体の流れが緩
やかな場合はフィルタ2の湾曲は起こらず、縁枠6のみ
で十分である。
【0023】次に、棒部材3を穴4に取付ける態様につ
いて述べる。該取付の態様として、穴4の内部に、穴の
開口方向に弾発作用を示す弾性部材を設ける様にするの
が好ましい。図4は弾性部材を有する穴4の具体例を示
す斜視図であり、穴4内には圧縮コイルバネ10が設け
られている。棒部材3の脱着に際してはコイルバネ10
を圧縮し、対向する1対の穴4間を架け渡す様に棒部材
3を取付け、また取り外す。
【0024】図5は同じく弾性部材を有する穴4の他の
具体例を示す図で、(a) は当該穴4の付近を示す斜視
図、(b) は(a) のB−B線断面図である。図に示す様
に、被処理流体進行方向に複数の貫通孔15が設けられ
た孔付板12が、枠体1内壁に設けられた溝16を覆う
ことによって、連通した空間14を有する溝孔を形成し
ており、即ち穴4の内部は連なった空間14を形成して
いる。尚、孔付板12としては、プラスチック板や金属
板等の丈夫なものが推奨される。
【0025】空間14には1枚の板バネ11が備えられ
ている。板バネ11はその両端が固定され、棒部材3の
押圧に反発する方向に弾性力を示す。尚、棒部材3を取
付けていない状態のときは、板バネ11は図5(b) に一
点鎖線で示す様に、真っ直ぐとなっている。棒部材3の
脱着の際には板バネ11を押圧して脱着する。
【0026】上記コイルバネ10(図4参照)や板バネ
11(図5参照)の様な弾性部材によって、一定した固
定長さを有する棒部材3であっても、その両方端が枠体
1内側の対壁の穴4から弾発的に押圧され、しっかり固
定される。尚、弾性部材としては、上記の例の様なバネ
に限るものではなく、ゴム等でも良い。
【0027】また、棒部材3を穴4に取付ける態様とし
て、棒部材3自体に、長手方向に伸縮する弾性機構を備
えても良く、該棒部材は1対の穴4を夫々押圧して固定
される。或いは弾性を有さずとも、ネジ方式等によって
長さ変更自在な構造とすることで、同様の安定固定状態
を得ることができる。
【0028】穴4の形状及び棒部材3の断面形状は、円
形が好ましい。例えば矩形の場合は、棒部材3と穴4の
矩形の向きを合わせて嵌入しなければならず、操作が煩
雑となるが、円形の場合は方向を合わせる必要がない為
操作が容易である。
【0029】また、フィルタ2としては、舌片8を設け
たものが好ましく(図2,図1(b),図3(b) 参照)、
該フィルタ2の場合は、枠体1,21内にぴったりと嵌
め込まれたフィルタ2を取り出す際に、舌片8を手前へ
引いて取り出すことができるので、操作が容易である。
【0030】フィルタ2の前記シール部材16として
は、スポンジ製に限らず、弾力性のあるゴムシート製で
あっても良く、シート部材16によって上流側の縁枠6
とのシール性が向上し、被処理流体がフィルタ2を通ら
ずに隙間から漏れるという不具合を防ぐことができる。
【0031】尚、シール部材16をフィルタ2の外周
面、即ち枠本体13の内壁と当接する面に設けても良
く、この場合も同様に、被処理流体の漏れを防ぐことが
できる。殊に、縁枠6の設けられていない枠体や、第
1,2止め部材が共に可動式の場合に、上記の様なシー
ル部材をフィルタ2の外周面に設ける構成は有用であ
る。
【0032】本発明に係るフィルタ用枠体としては、前
記各具体例に限るものではなく、種々の変形変更が可能
である。例えば、図1に示す具体例では複数組の対をな
す穴4を、枠本体13の対抗する内壁に夫々1列設け、
また図3に示す具体例では2列設けたが、これらに限る
ものではなく、3列以上設け、その夫々に棒部材3を取
付ける様にしても良い。
【0033】また、前記具体例では、1対の穴4を枠本
体13内壁の対向する壁面に夫々設けたが、これに限る
ものではなく、枠本体13内壁のうち隣合う壁面に夫々
対として設けても良く、この場合は棒部材3が斜め方向
に装着されることとなる。
【0034】或いは、前記具体例では下流側に固定式の
第1止め部材を設け、上流側に任意の位置に位置決めで
きる可動式の第2止め部材を設ける様にしたが、逆に上
流側を固定式の第1止め部材とし、下流側を可動式の第
2止め部材としても良い。また、前記具体例では第1止
め部材を固定式としたが、図6に示す様に第1,2止め
部材を共に可動式としても良い。
【0035】図6の(a) は第1,2止め部材が可動式の
フィルタ用枠体31の具体例を示す斜視図で、図6の
(b) は該フィルタ用枠体31にフィルタ2を取付けた様
子を表す斜視図である。前記と同様に、枠本体43の内
壁には、対抗する内壁に対となって穴4が設けられ、こ
の対の穴4は被処理流体進行方向に複数組、2列ずつ設
けられている。穴4は第1止め部材と第2止め部材に共
有して用いられ、即ち第2止め部材は穴4と棒部材3に
より構成され、第1止め部材は穴4と棒部材17によっ
て構成されている。本具体例の場合は、第2止め部材の
みならず第1止め部材も対の穴4を適宜選択して棒部材
17を取付けることができ、従って第1,2止め部材の
位置を適宜変えて位置決めし、フィルタの厚さに応じて
フィルタを固定することができる。
【0036】
【実施例】本実施例に係るフィルタ用枠体は、図3に示
す様な機構を有する第1止め部材(縁枠6,止め棒2
5)と、図5に示す様な板バネの弾性機構を有する穴4
及び棒部材3からなる第2止め部材を備えている。また
本実施例に係るフィルタは、図2に示す構成である。
【0037】フィルタ材7として、ポリオレフィン系高
分子シートと補強用繊維シートを積層したシートを用
い、山の高さ60mm,山の数114 となる様にジグザクに折
曲げ形成したものを用いる。尚、ヒダ形状の保形の為、
山の頂部に合成樹脂製の細い棒を2.5cm 間隔で接着固定
している。該ジグザク状のフィルタ材7の外周及び上・
下流面の縁部分には、厚さ1.5mm の紙製の外枠9が接着
され、フィルタ2が575mm (縦)×575mm (横)×65mm
(厚さ)の一定形状に保形されている。尚、外枠9の厚
さとしては0.5 〜3mm が推奨される。
【0038】枠体1の枠本体13は厚さ15mmの木製の板
で構成され、枠本体13の外形寸法は610mm (縦)×61
0mm (横)×290mm (奥行き)で、内形寸法は580mm
(縦)×580mm (横)×290mm (奥行き)である。尚、
枠本体13の板厚は2 〜20mmが推奨される。縁枠6は58
0mm (長さ)×20mm(幅)×15mm(厚さ)の木製の角材
が4本用いられ、夫々枠本体13の4辺に対して設けら
れている(図1参照)。止め棒25は510mm (長さ)×
15mm(幅)×0.6mm (厚さ)の鋼板であり、枠体の下流
側開口の下辺と止め棒25のなす角度、及び下流側開口
の上辺と止め棒25のなす角度は30゜である。
【0039】孔付板12は厚さ0.6mm の鋼板で、100mm
(長さ)×40mm(幅)であり、直径6mm の孔が10mmのピ
ッチで5個設けられている(図5参照)。尚、孔付板1
2としては厚さ1〜3mm,幅10〜20mmが推奨される。溝
部16は12mm(幅)×4mm (深さ)であり、板バネ11
は100mm (長さ)×10mm(幅)×0.5mm (厚さ)であ
る。これら穴付き板12と板バネ11及び溝部16で構
成される部分は、枠本体33の対抗する内壁面に夫々2
つずつ設けられており、即ち図3に示す枠体の様に穴4
の列が2列設けられたものである。棒部材3は断面円形
の金属製の棒であり、長さ589mm で、断面の円の直径は
5mm である。前述の様に、フィルタ2を枠体21内に装
着し、棒部材3を任意の穴4に取付けてフィルタ2を固
定する。
【0040】
【発明の効果】本発明に係るフィルタ用枠体は、種々の
厚さのフィルタでも装着が可能であり、しかもその装着
操作が簡便で、取付或いは取替作業に要する時間が短い
という効果がある。また、本発明に係るフィルタは、取
出用舌片を引くことで、容易に枠体から取り外すことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) は本発明に係るフィルタ用枠体の一具体例
を示す斜視図、(b) は該フィルタ用枠体にフィルタを取
付けた様子を表す斜視図。
【図2】本発明に係るフィルタの一具体例を示す斜視
図。
【図3】(a) は本発明に係るフィルタ用枠体の他の具体
例を示す斜視図、(b) は該フィルタ用枠体にフィルタを
取付けた様子を表す斜視図。
【図4】コイルバネを有する穴の具体例を示す斜視図。
【図5】(a) は板バネを有する穴の付近を示す斜視図、
(b) は(a) のB−B線における断面図。
【図6】(a) は本発明に係るフィルタ用枠体の他の具体
例を示す斜視図、(b) は該フィルタ用枠体にフィルタを
取付けた様子を表す斜視図。
【符号の説明】
1,21,31:フィルタ用枠体 2:フィルタ 3,17:棒部材 4:穴 5,25:止め棒 6:縁枠 7:フィルタ材 8:舌片 9:外枠 10:コイルバネ 11:板バネ 12:孔付板 13,33,42:枠本体 14:空間 16:シール部材

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルタを設置するための枠体であっ
    て、該枠体には、前記フィルタの一方側に当接する第1
    止め部材、及び前記フィルタの他方側に当接する第2止
    め部材が設けられ、前記フィルタの厚みに応じて、前記
    フィルタを上記第1止め部材と上記第2止め部材の間に
    挟んで固定するものであることを特徴とするフィルタ用
    枠体。
  2. 【請求項2】 前記第1止め部材は前記枠体に固定され
    ており、前記第2止め部材は、被処理流体の進行方向の
    任意位置で位置決めできるものである請求項1に記載の
    フィルタ用枠体。
  3. 【請求項3】 前記第2止め部材が棒部材である請求項
    2に記載のフィルタ用枠体。
  4. 【請求項4】 前記棒部材の両端を夫々挿入して固定す
    る為に前記枠体の内壁に1対の穴が形成されており、該
    1対の穴は被処理流体進行方向に沿って複数組設けられ
    たものである請求項3に記載のフィルタ用枠体。
  5. 【請求項5】 前記各対をなす穴の少なくとも一方の内
    部に、穴の開口方向に弾発作用を示す弾性部材を設けた
    請求項4に記載のフィルタ用枠体。
  6. 【請求項6】 前記各対をなす穴の少なくとも一方の穴
    の内部は、被処理流体進行方向に連通した溝穴とし、該
    溝穴に被処理流体進行方向に延びる一枚の板バネが備え
    られている請求項5に記載のフィルタ用枠体。
  7. 【請求項7】 前記棒部材が長手方向に伸縮する弾性機
    構を有する請求項3または4に記載のフィルタ用枠体。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7に用いるフィルタであっ
    て、該フィルタは前記枠体からの取出用舌片を有するこ
    とを特徴とするフィルタ。
JP30016095A 1995-11-17 1995-11-17 フィルタ用枠体、及びそれに用いるフィルタ Withdrawn JPH09141026A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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