JP2008205288A - 不揮発性半導体記憶装置の製造方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】仮想接地型アレイ構成の不揮発性半導体記憶装置の製造方法において、ポケット注入を傾斜を持たせて行う際における「影」領域を小さくし、微細化デバイスにおける短チャンネル効果を抑制する。
【解決手段】まず、半導体基板101上に、積層絶縁膜102、下部多結晶シリコン膜103、及びシリコン窒化膜104を順次形成する。次に、フォトレジスト105をマスクとしたエッチングにより、シリコン窒化膜104の側面を順テーパー状に形成する。次に、シリコン窒化膜104をマスクとしたエッチングにより、多結晶シリコン膜103をほぼ垂直形状に形成する。次に、半導体基板101の主面の法線方向に対して傾斜した注入角度でポケット注入1aを行った後、半導体基板101の主面の法線方向に沿ってビットライン注入を行う。次に、多結晶シリコン膜103間を埋め込み絶縁膜109で埋め込み、上部多結晶シリコン膜110を形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、仮想接地型アレイ構成の不揮発性半導体記憶装置の製造方法に関する。
近年、仮想接地型アレイ構成の不揮発性半導体記憶装置は、高集積を実現する技術として注目されている。
図10(a)〜(c)は、第1の背景技術に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を示す工程断面図を示している(例えば、特許文献1参照)。
図10(a)に示すように、素子分離600が形成されたシリコン基板601上に電荷トラップ層602、第1の多結晶シリコン膜603、及びシリコン窒化膜604を順次堆積した後に、シリコン窒化膜604及び第1の多結晶シリコン603を選択的にエッチングし、シリコン窒化膜604及び第1の多結晶シリコン603をマスクとしてビットライン拡散層608を形成する。
次に、図10(b)に示すように、絶縁膜(図示せず)を形成した後にCMPで研磨することで、シリコン窒化膜604及び第1の多結晶シリコン603が除去された領域に絶縁間膜609を埋め込む。
次に、図10(c)に示すように、シリコン窒化膜604を除去した後、第2の多結晶シリコン膜610を形成する。
図11(a)〜(c)は、第2の背景技術に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を示す工程断面図を示している(例えば、特許文献2参照)。
ここで、第1の背景技術では開示されていないが、通常、短チャネル効果を抑制する目的及びホットキャリアを効果的に発生させる目的で、ビットライン拡散層よりチャネル側にビットライン注入と逆導電型のポケット注入を行うことが知られている。このポケット注入層の形成方法が、第2の背景技術に開示されている。
図11(a)に示すように、シリコン基板701上に、積層構造の電荷トラップ層702、及び第1の多結晶シリコン膜703を順次堆積した後に、第1の多結晶シリコン膜703を選択的にエッチングし、第1の多結晶シリコン膜703をマスクとするイオン注入704を行ってポケット注入層705を形成する。
次に、図11(b)に示すように、第1の多結晶シリコン膜703の側面にスペーサー713を形成した後、第1の多結晶シリコン膜703及びスペーサー713をマスクとするイオン注入707を行ってビットライン拡散層708を形成する。
USP 06803284 USP 06482706
しかしながら、上記背景技術に係る不揮発性半導体記憶装置は、微細化デバイスにおける短チャンネル効果の抑制が困難であるという課題を有していた。
短チャネル効果を抑制するためには、ビットライン拡散層よりチャネル側にポケット注入層を形成しなければならない。そのためには、第2の背景技術に開示されるように、スペーサーを形成した後にビットライン拡散層を形成することが考えられるが、この場合、同じビットライン抵抗を実現するためには、ビットラインピッチがスペーサー分拡大することになる。
一方で、ビットライン拡散層よりチャネル側にポケット注入層を形成する技術として、ポケット注入を傾斜させて注入する技術が一般的に知られている。この場合は、同じマスクを用いて、例えばポケット注入を25度の傾斜をつけて行うと共に、ビットライン注入を垂直に行うことで、所望のプロファイルが実現される。
ところが、ポケット注入を傾斜をつけて行う場合、隣り合うゲート電極の後述する「影」領域には注入が行われないことから、注入角度として「影」領域を無視して大きく傾斜させることができない。この「影」領域は、第1の背景技術で言えば、第1の多結晶シリコン膜603、及びシリコン窒化膜604を合計した高さが高い程大きくなり、また、隣り合う第1の多結晶シリコン膜603の距離が微細化により狭くなる程「影」領域として許容できる大きさが小さくなる。
図12は、ポケット注入を傾斜をつけて行う際において、「影」領域の影響を説明するための第1の背景技術の断面構造の部分拡大図である。
隣り合う第1の多結晶シリコン膜603の距離をs、「影」領域の長さをx、電荷トラップ層602、第1の多結晶シリコン膜603及びシリコン窒化膜604の合計の高さをh、半導体基板601の主面の法線方向に沿って注入した場合の角度を0°として、その法線方向から傾斜した注入角度をθとすると、
s>x
x=h・tan(90−θ)=h/tan(θ)
でなければならない。
本関係式によれば、「影」領域を小さくするためには、電荷トラップ層602、第1の多結晶シリコン膜603及びシリコン窒化膜604を合計した高さhを低くすることで解決することもできる。しかしながら、シリコン窒化膜604は、後続工程のCMP研磨においてストッパ膜として使用するために100nm〜200nm程度の膜厚が必要であり、微細化しても膜厚を減少させることができない。言い換えれば、微細化しても「影」領域の長さxが変化しないため、隣り合う第1の多結晶シリコン膜603の距離sを縮小することができないのである。
以上のように、背景技術に係る不揮発性半導体記憶装置においては、微細化デバイスにおける短チャンネル効果の抑制が困難であるという課題を有していた。
前記に鑑み、本発明の目的は、仮想接地型アレイ構成の不揮発性半導体記憶装置の製造方法において、ポケット注入を傾斜を持たせて行う際における「影」領域を小さくし、微細化デバイスにおける短チャンネル効果を抑制することにある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法は、半導体基板の表面領域に列方向に並ぶように形成された拡散層からなる複数のビットラインと、ビットラインと交差する行方向に並ぶように形成された複数のワードラインとからなるメモリアレイ構造を有する不揮発性半導体記憶装置の製造方法であって、半導体基板上に積層絶縁膜を形成する工程(a)と、積層絶縁膜上に第1の導電膜を形成する工程(b)と、導電膜上に第1の絶縁膜を形成する工程(c)と、列方向に並んで残存するようにパターン化された第1の絶縁膜及び第1の導電膜からなる積層パターンを形成する工程(d)と、積層パターンをマスクに用いて、半導体基板の主面の法線方向に対して傾斜角度を持つ方向に沿って第1の不純物注入を行うことにより、半導体基板の導電型と同一導電型の第1の不純物拡散層を形成する工程(e)とを備え、工程(d)は、上面の幅が下面の幅よりも短い形状を有するように、第1の絶縁膜をパターン化する工程を含む。
本発明の第1の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法によると、上面の幅が下面の幅よりも短い形状を有するように第1の絶縁膜をパターン化する工程の後に、半導体基板の主面の法線方向に対して傾斜角度を持つ方向に沿って第1の不純物注入を行うことにより、第1の不純物拡散層を形成するため、当該注入の際における「影」領域を小さくすることができる。これにより、微細化と短チャネル効果の抑制を容易に両立することができる。
本発明の第1の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法において、工程(d)よりも後に、パターン化された第1の絶縁膜及び第1の導電膜をマスクに用いて、半導体基板の主面の法線方向に沿って第2の不純物注入を行うことにより、半導体基板の導電型と逆導電型の第2の不純物拡散層を形成する工程(f)をさらに備える。
これにより、第1の不純物拡散層と第2の不純物拡散層の距離を増加することができる。
本発明の第1の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法において、工程(e)及び工程(f)よりも後に、第1の絶縁膜及び第1の導電膜がパターン化の際に除去された領域上に第2の絶縁膜を埋め込む工程(g)をさらに備える。
このようにすると、第1の導電膜間を効果的に絶縁することができる。
本発明の第1の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法において、工程(g)の後に、第1の絶縁膜を除去して第1の導電膜の表面を露出させる工程(h)と、露出した第1の導電膜の表面と直接接続すると共に第2の絶縁膜上を覆うように第2の導電膜を形成する工程(i)と、選択的エッチングにより、行方向に並んで残存するようにパターン化された第2の導電膜を形成する工程(j)とをさらに備える。
このようにすると、第1の導電膜同士を電気的に接続し、ワードラインを形成することができる。
本発明の第1の形態に係る不揮発性半導体装置の製造方法において、工程(d)は、選択的エッチングにより、列方向に並んで残存すると共に上面の幅が下面の幅よりも短い形状を有するように、第1の絶縁膜をパターン化する工程(da1)と、工程(da1)の後に、パターン化された第1の絶縁膜をマスクに用いて、第1の導電膜を略垂直形状にパターン化する工程(da2)とを含む。
このように、列方向に並んで残存すると共に上面の幅が下面の幅よりも短い形状を有する第1の絶縁膜を同一の工程で形成することもできる。
本発明の第1の形態に係る不揮発性半導体装置の製造方法において、工程(d)は、選択的エッチングにより、列方向に並んで残存するように第1の絶縁膜をパターン化する工程(db1)と、工程(db1)の後に、上面の幅が下面の幅よりも短い形状を有するように、第1の絶縁膜をエッチングする工程(db2)と、工程(db2)の後に、エッチングされた第1の絶縁膜をマスクに用いて、第1の導電膜を略垂直形状にパターン化する工程(db3)とを含む。
このようにすると、第1の絶縁膜と第1の導電膜の選択比が高いエッチング条件を用いれば、第1の絶縁膜の上面の幅が該第1の絶縁膜の下面の幅よりも短くなる形状にエッチングする処理を確実に行うことができる。
本発明の第1の形態に係る不揮発性半導体装置の製造方法において、工程(d)は、選択的エッチングにより、列方向に並んで残存するように第1の絶縁膜をパターン化する工程(dc1)と、工程(dc1)の後に、パターン化された第1の絶縁膜をマスクに用いて、第1の導電膜を略垂直形状にパターン化する工程(dc2)と、工程(dc2)の後に、上面の幅が下面の幅よりも短い形状を有するように、第1の絶縁膜をエッチングする工程とを含む。
このようにすると、積層絶縁膜のエッチングを工程(dc2)で同時に行うことができるため、工程簡略化が可能となる。
本発明の第1の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法において、積層絶縁膜は、電荷トラップ膜を含む。
このようにすると、電荷の捕獲を安定して行うことができる。
本発明の第2の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法は、半導体基板の表面領域に列方向に並ぶように形成された拡散層からなる複数のビットラインと、ビットラインと交差する行方向に並ぶように形成された複数のワードラインとからなるメモリアレイ構造を有する不揮発性半導体記憶装置の製造方法であって、半導体基板上にトンネル絶縁膜を形成する工程(k)と、トンネル絶縁膜上に第1の導電膜を形成する工程(l)と、第1の導電膜上に第1の絶縁膜を形成する工程(m)と、選択的エッチングにより、列方向に並んで残存するようにパターン化された第1の絶縁膜を形成する工程(n)と、パターン化された第1の絶縁膜をマスクに用いたエッチングにより、略垂直形状にパターン化された第1の導電膜を形成する工程(o)と、パターン化された第1の絶縁膜及び第1の導電膜をマスクに用いて、半導体基板の主面の法線方向に対して傾斜角度を持つ方向に沿って第1の不純物注入を行うことにより、半導体基板の導電型と同一導電型の第1の不純物拡散層を形成する工程(p)と、パターン化された第1の絶縁膜及び第1の導電膜をマスクに用いて、半導体基板の主面の法線方向に沿って第2の不純物注入を行うことにより、半導体基板の導電型と逆の導電型の第2の不純物拡散層を形成する工程(q)と、工程(p)及び工程(q)の後に、第1の絶縁膜及び第1の導電膜がパターン化の際に除去された領域上に第2の絶縁膜を埋め込む工程(r)と、工程(r)の後に、第1の絶縁膜を除去して第1の導電膜の表面を露出させる工程(s)と、露出した第1の導電膜の表面上及び第2の絶縁膜上を覆うように積層絶縁膜を形成する工程(t)と、積層絶縁膜上に第2の導電膜を形成する工程(u)とを備え、工程(n)は、上面の幅が下面の幅よりも短い形状を有するように、第1の絶縁膜をパターン化する工程を含む。
本発明の第2の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法によると、上面の幅が下面の幅よりも短い形状を有するように第1の絶縁膜をパターン化する工程の後に、半導体基板の主面の法線方向に対して傾斜角度を持つ方向に沿って第1の不純物注入を行うことにより、第1の不純物拡散層を形成するため、当該注入の際における「影」領域を小さくすることができる。これにより、微細化と短チャネル効果の抑制を容易に両立することができる。
本発明の第2の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法において、積層絶縁膜は下方より順に形成された、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜、及びシリコン酸化膜からなる。
このようにすると、トラップ膜電極間絶縁膜の信頼性を向上することができる。
本発明の第1及び第2の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法において、第1の絶縁膜が有する上面の幅が下面の幅よりも短い形状は、順テーパー形状である。
本発明の第1及び第2の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法において、第1の絶縁膜が有する上面の幅が下面の幅よりも短い形状は、第1の絶縁膜の上部が丸味を帯びた形状である。
本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法によれば、仮想接地型アレイ構成の不揮発性半導体記憶装置の製造方法において、ポケット注入を傾斜をつけて行う際における「影」領域を小さくすることができるため、微細化と短チャネル効果の抑制を容易に両立することができる。
以下、本発明の各実施形態について、図面を参照しながら説明する。
以下の本発明の各実施形態では、半導体基板の表面領域に列方向に並ぶように形成された拡散層からなる複数のビットラインと、ビットラインと交差する行方向に並ぶように形成された複数のワードラインとからなるメモリアレイ構造を有する不揮発性半導体記憶装置の製造方法について説明するものである。
(第1の実施形態)
以下に、本発明の第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置について、図1(a)〜(f)及び図2(a)〜(f)を参照しながら説明する。
図1(a)〜(f)及び図2(a)〜(f)は、本発明の第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を示す工程断面図である。
まず、図1(a)に示すように、半導体基板101上に、膜厚が5nmである下部酸化膜、膜厚が5nmであるシリコン窒化膜、及び膜厚が7nmである上部酸化膜を順次形成することにより、積層絶縁膜102を形成する。続いて、積層絶縁膜102上に、膜厚が40nmである下部多結晶シリコン膜103及び膜厚が150nmであるシリコン窒化膜104を順次形成する。
次に、図1(b)に示すように、シリコン窒化膜104の上に、フォトレジスト105を塗布した後、所望の領域を開口する。
次に、図1(c)に示すように、シリコン窒化膜104を例えばCFガスの流量150×10−3(ml/min)、CHFガスの流量170×10−3(ml/min)、Oガスの流量6×10−3(ml/min)、圧力8(Pa)、上部電極パワー550(W)、下部電極パワー500(W)、及び120秒の条件下で、シリコン窒化膜104が約85°の順テーパー形状の側面を持つようにエッチングを行う(以下、シリコン窒化膜の側面の形状について言及するときは上方から見た形状を言うものとする)。続いて、フォトレジスト105を除去する。
次に、図1(d)に示すように、シリコン窒化膜104をマスクとして、多結晶シリコン膜103及び積層絶縁膜102の所望の領域を順次エッチング除去することにより半導体基板101を露出させる。このとき、露出した半導体基板101を挟んで隣り合う多結晶シリコン膜103間のスペースは例えば80nmである。
次に、図1(e)に示すように、シリコン窒化膜104を覆うように、シリコン酸化膜からなる注入保護膜106を5nm形成する。
次に、図1(f)に示すように、半導体基板101の主面の法線方向に対して25度傾いた傾斜角度を持つ方向に沿って、例えばBを注入エネルギー20keV、2×1013atoms/cm−2の条件下、イオン注入1aを行うことにより、ポケット注入層107を形成する。
次に、図2(a)に示すように、半導体基板101の主面のほぼ法線方向に沿って、例えばAsと注入エネルギー50keV、2×1015atoms/cm−2の条件下、イオン注入1bを行うことにより、ビットライン拡散層108を形成する。
次に、図2(b)に示すように、高密度プラズマCVD法により、注入保護膜106の上にシリコン酸化膜からなる埋め込み絶縁膜109を形成する。
次に、図2(c)に示すように、CMP法により、シリコン窒化膜104が露出するまで研磨を行う。このとき、図2(c)に示すように、シリコン窒化膜104をオーバー研磨することが好ましい。こうすることで、残渣がない安定した形状が得られる。
次に、図2(d)に示すように、フッ酸を用いて埋め込み絶縁膜の上層をエッチング除去してその高さを調整する。
次に、図2(e)に示すように、シリコン窒化膜104を除去して下部多結晶シリコン膜103表面を露出する。
次に、図2(f)に示すように、下部多結晶シリコン膜103と接するように上部多結晶シリコン膜110を形成する。その後、上部多結晶シリコン膜110を所望の形状にパターニングしてワードラインを形成する。
以上説明した本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法によると、シリコン窒化膜104の側面をテーパー形状に形成した上で、ポケット注入を傾斜を持たせて行うため、ポケット注入を傾斜をつけて行う際における「影」領域を小さくすることができる。このため、隣り合う多結晶シリコン膜103間のスペースが狭い場合であっても、半導体基板101の主面の法線に対して大きく傾けた注入角度でポケット注入を行うことができる。
ここで、シリコン窒化膜104の側面の順テーパー形状の角度をどの程度に設定すべきかについて、計算式を用いて以下に説明する。
図3は、本発明の第1の実施形態におけるポケット注入を傾斜をつけて行う際において、シリコン窒化膜104の側面の順テーパー形状の角度の大きさを説明するための図1(d)に示した断面構造の部分拡大図である。
隣り合う下部多結晶シリコン膜103間の距離をs、半導体基板101の表面から下部多結晶シリコン膜103の上面までの膜厚をh1、シリコン窒化膜104の膜厚をh2、シリコン窒化膜104のテーパー角をα、半導体基板101の主面の法線方向に沿って注入した場合の角度を0°として、その法線方向から傾斜した注入角度をθとし、シリコン窒化膜104のテーパー形状によって発生したシリコン窒化膜104の上部寸法と下部寸法との差をtとする。
このとき、
s>x
t=h2・tan(90−α)= h2/tan(α)
x=(h1+h2)・tan(θ)−t
の関係であるので、これらの式をまとめると、
tan(α)<h2/[(h1+h2)tan(θ)−s]
となり、テーパー角αは、
α<tan−1[h2/{(h1+h2)tan(θ)−s}]
となる。
例えば、h1=50nm、h2=150nm、s=80nm、θ=25°の時、α<84.9°となる。一方、仮に順テーパー形状が形成されていない場合、すなわち、α=90 °で、h1、h2、θの値が上記と同じ時、s>93.3nmとなる。したがって、テーパー角αを84.9°にすることで、隣り合う下部多結晶シリコン膜103間のスペースを13.3nmを小さくすることができるという効果が得られる。
このように、本発明の第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法によると、微細化と短チャネル効果の抑制を容易に両立することができる。
(第2の実施形態)
以下に、本発明の第2の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置について、図4(a)〜(f)及び図5(a)〜(g)を参照しながら説明する。
図4(a)〜(f)及び図5(a)〜(g)は、本発明の第2の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を示す工程断面図である。
まず、図4(a)に示すように、半導体基板201上に、膜厚が5nmである下部酸化膜、膜厚が5nmであるシリコン窒化膜、及び膜厚が7nmである上部酸化膜を順次形成することにより、積層絶縁膜202を形成する。続いて、積層絶縁膜202上に、膜厚が40nmである下部多結晶シリコン膜203と膜厚が150nmであるシリコン窒化膜204を順次形成する。
次に、図4(b)に示すように、シリコン窒化膜204の上に、フォトレジスト205を塗布した後、所望の領域を開口する。
次に、図4(c)に示すように、シリコン窒化膜204を例えばCFガスの流量250×10−3(ml/min)、CHFガスの流量70×10−3(ml/min)、Oガスの流量30×10−3(ml/min)、圧力8(Pa)、上部電極パワー550(W)、下部電極パワー500(W)、及び120秒の条件下で、シリコン窒化膜204をほぼ垂直形状にエッチングを行う。続いて、フォトレジスト205を除去する。
次に、図4(d)に示すように、CFガスの流量50×10−3(ml/min)、CHFガスの流量150×10−3(ml/min)、Arガスの流量1000×10−3(ml/min)、圧力13(Pa)、上部電極パワー500(W)、下部電極パワー260(W)、及び30秒の条件下で、シリコン窒化膜204の上部が丸味を帯びた形状を持つようにオーバーエッチを行う。
次に、図4(e)に示すように、シリコン窒化膜204をマスクとして、多結晶シリコン膜203及び積層絶縁膜202の所望の領域を順次エッチング除去することにより半導体基板201を露出させる。このとき、露出した半導体基板101を挟んで隣り合う多結晶シリコン膜203間のスペースは例えば80nmである。
次に、図4(f)に示すように、シリコン窒化膜204を覆うように、シリコン酸化膜からなる注入保護膜206を5nm形成する。
次に、図5(a)に示すように、半導体基板201の主面の法線方向に対して25度傾いた注入角度を持つ方向に沿って、例えばBを注入エネルギー20keV、2×1013atoms/cm−2の条件下、イオン注入2aを行うことにより、ポケット注入層207を形成する。
次に、図5(b)に示すように、半導体基板201の主面のほぼ法線方向に沿って、例えばAsと注入エネルギー50keV、2×1015atoms/cm−2の条件下、イオン注入2bを行うことにより、ビットライン拡散層208を形成する。
次に、図5(c)に示すように、高密度プラズマCVD法により、注入保護膜206の上にシリコン酸化膜からなる埋め込み絶縁膜209を形成する。
次に、図5(d)に示すように、CMP法により、シリコン窒化膜204が露出するまで研磨を行う。このとき、図5(d)に示すように、シリコン窒化膜204をオーバー研磨することが好ましい。こうすることで、残渣がない安定した形状が得られる。
次に、図5(e)に示すように、フッ酸を用いて埋め込み絶縁膜の上層をエッチング除去してその高さを調整する。
次に、図5(f)に示すように、シリコン窒化膜204を除去して下部多結晶シリコン膜203表面を露出する。
次に、図5(g)に示すように、下部多結晶シリコン膜203と接するように上部多結晶シリコン膜210を形成する。その後、上部多結晶シリコン膜210を所望の形状にパターニングしてワードラインを形成する。
以上説明した本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法によると、シリコン窒化膜204の上部を丸味を帯びた形状に形成した上で、ポケット注入を傾斜を持たせて行うため、ポケット注入を傾斜をつけて行う際における「影」領域を小さくすることができる。このため、隣り合う多結晶シリコン膜203間のスペースが狭い場合であっても、半導体基板201の主面の法線に対して大きく傾けた注入角度でポケット注入を行うことができる。これにより、微細化と短チャネル効果の抑制を容易に両立することができる。
なお、本実施形態におけるシリコン窒化膜204の形状は上部が丸味を帯びた形状であるが、目安としては、第1の実施形態で示した式に、h1の値として、シリコン窒化膜204の側面における丸味を帯び始める位置から半導体基板101表面までの膜厚を用い、h2の値として、シリコン窒化膜204の側面における丸味を帯び始める位置からシリコン窒化膜204の上面までの膜厚を用いることで、近似することができる。
(第3の実施形態)
以下に、本発明の第3の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置について、図6(a)〜(f)及び図7(a)〜(g)を参照しながら説明する。
図6(a)〜(f)及び図7(a)〜(g)は、本発明の第3の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を示す工程断面図である。
まず、図6(a)に示すように、半導体基板301上に、膜厚が5nmである下部酸化膜、膜厚が5nmであるシリコン窒化膜、及び膜厚が7nmである上部酸化膜を順次形成することにより、積層絶縁膜302を形成する。続いて、積層絶縁膜302上に、膜厚が40nmである下部多結晶シリコン膜303と膜厚が150nmであるシリコン窒化膜304を順次形成する。
次に、図6(b)に示すように、シリコン窒化膜304の上に、フォトレジスト305を塗布した後、所望の領域を開口する。
次に、図6(c)に示すように、シリコン窒化膜304を例えばCFガスの流量250×10−3(ml/min)、CHFガスの流量70×10−3(ml/min)、Oガスの流量30×10−3(ml/min)、圧力8(Pa)、上部電極パワー550(W)、下部電極パワー500(W)、及び120秒の条件下で、シリコン窒化膜304をほぼ垂直形状にエッチングを行う。続いて、フォトレジスト305を除去する。
次に、図6(d)に示すように、シリコン窒化膜304をマスクとして、多結晶シリコン膜303をエッチング除去することにより積層絶縁膜302を露出させる。このとき、露出した半導体基板301を挟んで隣り合う多結晶シリコン膜303間のスペースは例えば80nmである。
次に、図6(e)に示すように、CFガスの流量50×10−3(ml/min)、CHFガスの流量150×10−3(ml/min)、Arガスの流量1000×10−3(ml/min)、圧力13(Pa)、上部電極パワー500(W)、下部電極パワー260(W)、及び30秒の条件下で、シリコン窒化膜304の上部が丸味を帯びた形状を持つようにオーバーエッチを行うと同時に積層絶縁膜302を除去する。こうすると、シリコン窒化膜304の上部形状に丸味を帯びさせる工程と積層絶縁膜302を除去する工程とを共通化できるため、上述した第2の実施形態と比較して、工程を簡略化を図ることができる。
次に、図6(f)に示すように、シリコン窒化膜304を覆うように、シリコン酸化膜からなる注入保護膜306を5nm形成する。
次に、図7(a)に示すように、半導体基板301の主面の法線方向に対して25度傾いた注入角度を持つ方向に沿って、例えばBを注入エネルギー20keV、2×1013atoms/cm−2の条件下、イオン注入3aを行うことにより、ポケット注入層307を形成する。
次に、図7(b)に示すように、半導体基板301の主面のほぼ法線方向に沿って、例えばAsと注入エネルギー50keV、2×1015atoms/cm−2の条件下、イオン注入3bを行うことにより、ビットライン拡散層308を形成する。
次に、図7(c)に示すように、高密度プラズマCVD法により、注入保護膜306の上にシリコン酸化膜からなる埋め込み絶縁膜309を形成する。
次に、図7(d)に示すように、CMP法により、シリコン窒化膜304が露出するまで研磨を行う。このとき、図7(d)に示すように、シリコン窒化膜304をオーバー研磨することが好ましい。こうすることで、残渣がない安定した形状が得られる。
次に、図7(e)に示すように、フッ酸を用いて埋め込み絶縁膜の上層をエッチング除去してその高さを調整する。
次に、図7(f)に示すように、シリコン窒化膜304を除去して下部多結晶シリコン膜303表面を露出する。
次に、図7(g)に示すように、下部多結晶シリコン膜303と接するように上部多結晶シリコン膜310を形成する。その後、上部多結晶シリコン膜310を所望の形状にパターニングしてワードラインを形成する。
以上説明した本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法によると、シリコン窒化膜304の上部を丸味を帯びた形状に形成した上で、ポケット注入を傾斜を持たせて行うため、ポケット注入を傾斜をつけて行う際における「影」領域を小さくすることができる。このため、隣り合う多結晶シリコン膜303間のスペースが狭い場合であっても、半導体基板301の主面の法線に対して大きく傾けた注入角度でポケット注入を行うことができる。これにより、微細化と短チャネル効果の抑制を容易に両立することができる。また、上述の通り、製造工程の簡略化を図ることができる。
なお、本実施形態におけるシリコン窒化膜304の形状は上部が丸味を帯びた形状であるが、目安としては、第2の実施形態での説明と同様である。
(第4の実施形態)
以下に、本発明の第4の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置について、図8(a)〜(f)及び図9(a)〜(f)を参照しながら説明する。
図8(a)〜(f)及び図9(a)〜(g)は、本発明の第4の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を示す工程断面図である。
まず、図8(a)に示すように、半導体基板401上に、膜厚が10nmであるトンネル膜411を形成する。続いて、トンネル膜411上に、膜厚が40nmである下部多結晶シリコン膜403と膜厚が150nmであるシリコン窒化膜404を順次形成する。
次に、図8(b)に示すように、シリコン窒化膜404の上に、フォトレジスト305を塗布した後、所望の領域を開口する。
次に、図8(c)に示すように、シリコン窒化膜404を例えばCFガスの流量150×10−3(ml/min)、CHFガスの流量170×10−3(ml/min)、Oガスの流量6×10−3(ml/min)、圧力8(Pa)、上部電極パワー550(W)、下部電極パワー500(W)、及び120秒の条件下で、シリコン窒化膜404が約85°の順テーパー形状の側面を持つようにエッチングを行う。続いて、フォトレジスト405を除去する
次に、図8(d)に示すように、シリコン窒化膜404をマスクとして、多結晶シリコン膜403及びトンネル膜411を順次エッチング除去することにより半導体基板401を露出させる。このとき、露出した半導体基板401を挟んで隣り合う多結晶シリコン膜403間のスペースは例えば80nmである。
次に、図8(e)に示すように、シリコン窒化膜404を覆うように、シリコン酸化膜からなる注入保護膜406を5nm形成する。
次に、図8(f)に示すように、半導体基板401の主面の法線方向に対して25度傾いた注入角度を持つ方向に沿って、例えばBを注入エネルギー20keV、2×1013atoms/cm−2の条件下、イオン注入4aを行うことにより、ポケット注入層407を形成する。
次に、図9(a)に示すように、半導体基板401の主面のほぼ法線方向に沿って、例えばAsと注入エネルギー50keV、2×1015atoms/cm−2の条件下、イオン注入4bを行うことにより、ビットライン拡散層408を形成する。
次に、図9(b)に示すように、高密度プラズマCVD法により、注入保護膜406の上にシリコン酸化膜からなる埋め込み絶縁膜409を形成する。
次に、図9(c)に示すように、CMP法により、シリコン窒化膜404が露出するまで研磨を行う。このとき、図9(c)に示すように、シリコン窒化膜404をオーバー研磨することが好ましい。こうすることで、残渣がない安定した形状が得られる。
次に、図9(d)に示すように、フッ酸を用いて埋め込み絶縁膜の上層をエッチング除去してその高さを調整する。
次に、図9(e)に示すように、シリコン窒化膜404を除去して下部多結晶シリコン膜403表面を露出する。
次に、図9(f)に示すように、下部多結晶シリコン膜403上に電極間絶縁膜412及び上部多結晶シリコン膜410を順次形成する。その後、上部多結晶シリコン膜410および電極間絶縁膜412を所望の形状にパターニングしてワードラインを形成する。
以上説明した本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法によると、シリコン窒化膜404の側面を順テーパー形状に形成した上で、ポケット注入を傾斜を持たせて行うため、ポケット注入を傾斜をつけて行う際における「影」領域を小さくすることができる。このため、隣り合う多結晶シリコン膜403間のスペースが狭い場合であっても、半導体基板401の主面の法線に対して大きく傾けた注入角度でポケット注入を行うことができる。これにより、微細化と短チャネル効果の抑制を容易に両立することができる。
なお、本実施形態におけるシリコン窒化膜404の形状は順テーパー形状であるから、上述した第1の実施形態で用いた計算式を本実施形態でも同様に用いることができる。
また、本実施形態では、シリコン窒化膜404の形状を順テーパー形状に形成する場合について説明したが、上述の第2及び第3の実施形態で説明したように、シリコン窒化膜404の上部を丸味を帯びた形状に形成する工程を適用することもできる。
また、以上の各実施形態では、半導体基板の主面の法線方向に対して傾斜した注入角度を持つ方向からのイオン注入を、半導体基板の主面のほぼ法線方向からのイオン注入よりも前に行う場合について説明したが、イオン注入の順序はこの逆の場合であってもかまわない。
以上説明したように、本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方法は、仮想接地型アレイ構成の不揮発性半導体記憶装置の製造方法にとって特に有用である。
(a)〜(f)は、本発明の第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を示す工程断面図である。 (a)〜(f)は、本発明の第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を示す工程断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法におけるテーパー角を説明するための断面図である。 (a)〜(f)は、本発明の第2の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を示す工程断面図である。 (a)〜(g)は、本発明の第2の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を示す工程断面図である。 (a)〜(f)は、本発明の第3の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を示す工程断面図である。 (a)〜(g)は、本発明の第3の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を示す工程断面図である。 (a)〜(f)は、本発明の第4の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を示す工程断面図である。 (a)〜(g)は、本発明の第4の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を示す工程断面図である。 第1の背景技術に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を示す工程断面図である。 第2の背景技術に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を示す工程断面図である。 背景技術に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法における課題を説明するための断面図である。
符号の説明
101、201、301、401、601、701 半導体基板
102、202、302、602、702 積層絶縁膜
103、203、303、403、603、703 下部多結晶シリコン膜
104、204、304、404、604 シリコン窒化膜
105、205、305、405 フォトレジスト
106、206、306、406 注入保護膜
107、207、307、407、705 ポケット注入層
108、208、308、408、608、708 ビットライン拡散層
109、209、309、409、609 埋め込み絶縁膜
110、210、310、410、610 上部多結晶シリコン膜
411 トンネル膜
412 電極間絶縁膜
600 素子分離
713 スペーサー
1a、1b、2a、2b、3a、3b、4a、4b、704、707 イオン注入

Claims (12)

  1. 半導体基板の表面領域に列方向に並ぶように形成された拡散層からなる複数のビットラインと、前記ビットラインと交差する行方向に並ぶように形成された複数のワードラインとからなるメモリアレイ構造を有する不揮発性半導体記憶装置の製造方法であって、
    前記半導体基板上に積層絶縁膜を形成する工程(a)と、
    前記積層絶縁膜上に第1の導電膜を形成する工程(b)と、
    前記導電膜上に第1の絶縁膜を形成する工程(c)と、
    列方向に並んで残存するようにパターン化された前記第1の絶縁膜及び前記第1の導電膜からなる積層パターンを形成する工程(d)と、
    前記積層パターンをマスクに用いて、前記半導体基板の主面の法線方向に対して傾斜角度を持つ方向に沿って第1の不純物注入を行なうことにより、前記半導体基板の導電型と同一導電型の第1の不純物拡散層を形成する工程(e)とを備え、
    前記工程(d)は、上面の幅が下面の幅よりも短い形状を有するように、前記第1の絶縁膜をパターン化する工程を含む、不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  2. 請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法において、
    前記工程(d)よりも後に、前記パターン化された第1の絶縁膜及び第1の導電膜をマスクに用いて、前記半導体基板の主面の法線方向に沿って第2の不純物注入を行なうことにより、前記半導体基板の導電型と逆導電型の第2の不純物拡散層を形成する工程(f)をさらに備える、不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  3. 請求項2に記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法において、
    前記工程(e)及び前記工程(f)よりも後に、前記第1の絶縁膜及び前記第1の導電膜が前記パターン化の際に除去された領域上に第2の絶縁膜を埋め込む工程(g)をさらに備える、不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  4. 請求項3に記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法において、
    前記工程(g)の後に、
    前記第1の絶縁膜を除去して前記第1の導電膜の表面を露出させる工程(h)と、
    前記露出した第1の導電膜の表面と直接接続すると共に前記第2の絶縁膜上を覆うように第2の導電膜を形成する工程(i)と、
    選択的エッチングにより、行方向に並んで残存するようにパターン化された前記第2の導電膜を形成する工程(j)とをさらに備える、不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  5. 請求項1〜4のうちのいずれか1項に記載の不揮発性半導体装置の製造方法において、
    前記工程(d)は、
    選択的エッチングにより、前記列方向に並んで残存すると共に前記上面の幅が下面の幅よりも短い形状を有するように、前記第1の絶縁膜をパターン化する工程(da1)と、
    前記工程(da1)の後に、前記パターン化された第1の絶縁膜をマスクに用いて、前記第1の導電膜を略垂直形状にパターン化する工程(da2)とを含む、不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  6. 請求項1〜4のうちのいずれか1項に記載の不揮発性半導体装置の製造方法において、
    前記工程(d)は、
    選択的エッチングにより、前記列方向に並んで残存するように前記第1の絶縁膜をパターン化する工程(db1)と、
    前記工程(db1)の後に、前記上面の幅が下面の幅よりも短い形状を有するように、前記第1の絶縁膜をエッチングする工程(db2)と、
    前記工程(db2)の後に、前記エッチングされた第1の絶縁膜をマスクに用いて、前記第1の導電膜を略垂直形状にパターン化する工程(db3)とを含む、不揮発性半導体装置の製造方法。
  7. 請求項1〜4のうちのいずれか1項に記載の不揮発性半導体装置の製造方法において、
    前記工程(d)は、
    選択的エッチングにより、前記列方向に並んで残存するように前記第1の絶縁膜をパターン化する工程(dc1)と、
    前記工程(dc1)の後に、前記パターン化された第1の絶縁膜をマスクに用いて、前記第1の導電膜を略垂直形状にパターン化する工程(dc2)と、
    前記工程(dc2)の後に、前記上面の幅が下面の幅よりも短い形状を有するように、前記第1の絶縁膜をエッチングする工程とを含む、不揮発性半導体装置の製造方法。
  8. 請求項1〜7のうちのいずれか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法において、
    前記積層絶縁膜は、電荷トラップ膜を含む、不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  9. 半導体基板の表面領域に列方向に並ぶように形成された拡散層からなる複数のビットラインと、前記ビットラインと交差する行方向に並ぶように形成された複数のワードラインとからなるメモリアレイ構造を有する不揮発性半導体記憶装置の製造方法であって、
    前記半導体基板上にトンネル絶縁膜を形成する工程(k)と、
    前記トンネル絶縁膜上に第1の導電膜を形成する工程(l)と、
    前記第1の導電膜上に第1の絶縁膜を形成する工程(m)と、
    選択的エッチングにより、列方向に並んで残存するようにパターン化された前記第1の絶縁膜を形成する工程(n)と、
    前記パターン化された第1の絶縁膜をマスクに用いたエッチングにより、略垂直形状にパターン化された前記第1の導電膜を形成する工程(o)と、
    前記パターン化された第1の絶縁膜及び第1の導電膜をマスクに用いて、前記半導体基板の主面の法線方向に対して傾斜角度を持つ方向に沿って第1の不純物注入を行なうことにより、前記半導体基板の導電型と同一導電型の第1の不純物拡散層を形成する工程(p)と、
    前記パターン化された第1の絶縁膜及び第1の導電膜をマスクに用いて、前記半導体基板の主面の法線方向に沿って第2の不純物注入を行なうことにより、前記半導体基板の導電型と逆の導電型の第2の不純物拡散層を形成する工程(q)と、
    前記工程(p)及び前記工程(q)の後に、前記第1の絶縁膜及び前記第1の導電膜が前記パターン化の際に除去された領域上に第2の絶縁膜を埋め込む工程(r)と、
    前記工程(r)の後に、前記第1の絶縁膜を除去して前記第1の導電膜の表面を露出させる工程(s)と、
    前記露出した第1の導電膜の表面上及び前記第2の絶縁膜上を覆うように積層絶縁膜を形成する工程(t)と、
    前記積層絶縁膜上に第2の導電膜を形成する工程(u)とを備え、
    前記工程(n)は、上面の幅が下面の幅よりも短い形状を有するように、前記第1の絶縁膜をパターン化する工程を含む、不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  10. 請求項9に記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法において、
    前記積層絶縁膜は下方より順に形成された、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜、及びシリコン酸化膜からなる、不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  11. 請求項1〜10のうちのいずれか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法において、
    前記第1の絶縁膜が有する前記上面の幅が下面の幅よりも短い形状は、順テーパー形状である、不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  12. 請求項1〜10のうちのいずれか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法において、
    前記第1の絶縁膜が有する前記上面の幅が下面の幅よりも短い形状は、前記第1の絶縁膜の上部が丸味を帯びた形状である、不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
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