JP2008199535A - 画像読取装置 - Google Patents

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泰弘 阪梨
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Abstract

【課題】簡単な機構で、原稿の両面を読み取ることができる画像読取装置を提供する。
【解決手段】原稿供給トレイ21と、原稿をその表裏を反転させながら順方向及び逆方向に搬送可能な第1反転搬送路32と、第1反転搬送路32を搬送される原稿の画像を読み取る読取部P1と、第1反転搬送路32を出た原稿をその表裏を反転させながら搬送して再度第1反転搬送路32へ戻す第2反転搬送路35と、原稿排出トレイ23とを備え、原稿を原稿供給トレイ21から第1反転搬送路32へ導入し、第1反転搬送路32を順方向に搬送する際に読取部P1で該原稿の表面を読み取り、第1反転搬送路32を順方向に出た原稿を第2反転搬送路35で第1反転搬送路32へ戻し、第1反転搬送路32を逆方向に搬送する際に読取部P1で該原稿の裏面を読み取り、原稿排出トレイ23へ排出するように構成した画像読取装置50である。
【選択図】図3

Description

本発明は、原稿を搬送する原稿搬送路とこの原稿搬送路を搬送される原稿の画像を読み取る読取部とを備える画像読取装置に関する。
ファクシミリやコピー機などの画像形成装置には、原稿を搬送する原稿搬送路とこの原稿搬送路を搬送される原稿の画像を読み取る読取部とを備える画像読取装置を設けたものがある。このような画像読取装置には、一度の搬送で原稿の両面を読み取るものがある。この原稿の両面の画像を読み取る画像読取装置として、特許文献1に示すように、原稿を原稿搬送路で読取部へ搬送してその一方の面を読み取り、その後、原稿を一旦排出トレイに搬出した後、原稿の後端部を挟持する排出ローラを逆転させて原稿をスイッチバックさせ、戻し搬送路で原稿の表裏を反転させながら再度読取部へ搬送して、原稿の他方の面を読み取るように構成したものがある。また原稿の両面の画像を読み取る画像読取装置の他の例として、特許文献2に示すように、原稿搬送路の二箇所に読取部を設け、各読取部で順に原稿の一方の面と他方の面を読み取るように構成したものがある。
特開平8−133551号公報 特開2003−324579号公報
ところで、上記のような原稿の両面の画像を読み取る画像読取装置では、搬送される原稿をスイッチバックさせるスイッチバック機構が必要であったり、読取部を二箇所に設けなければならなかったりするなど、いずれもその機構が複雑であるという問題があった。したがって、画像読取装置の低コスト化やコンパクト化を図るためには、上記の機構よりもさらに簡単な機構によって原稿の両面を読み取ることができる画像読取装置を実現する必要がある。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、より簡単な機構で、原稿の両面を読み取ることができる画像読取装置を提供することにある。
上記課題を解決するため本願の請求項1に記載の発明は、読取前の原稿が載置される原稿供給部と、原稿をその表裏を反転させながら順方向及び逆方向に搬送可能な第1反転搬送路と、第1反転搬送路を搬送される原稿の画像を読み取る読取部と、第1反転搬送路を出た原稿をその表裏を反転させながら搬送して再度第1反転搬送路へ戻す第2反転搬送路と、読取後の原稿が載置される原稿排出部と、を備え、原稿供給部から供給された原稿を第1反転搬送路へ導入し、第1反転搬送路を順方向に搬送する際に読取部で該原稿の一方の面を読み取り、第1反転搬送路を順方向に出た原稿を第2反転搬送路で搬送して第1反転搬送路へ戻し、第1反転搬送路を逆方向に搬送する際に読取部で該原稿の他方の面を読み取り、第1反転搬送路を逆方向に出た原稿を原稿排出部へ排出するように構成したことを特徴とする。
本願の請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像読取装置において、前記第2反転搬送路は、搬送方向の長さ寸法が所定寸法以上の原稿を搬送する通常搬送路と、搬送方向の長さ寸法が所定寸法以下の原稿を搬送する前記通常搬送路よりもその経路長が短いバイパス搬送路とを備えることを特徴とする。
本願の請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像読取装置において、前記第1反転搬送路は、回転方向を順方向と逆方向に切り換え可能なフィードローラを備え、原稿供給部から第2反転搬送路へ原稿を搬送する順方向の搬送と、第2反転搬送路から原稿排出部へ原稿を搬送する逆方向の搬送を切り換えて行えるように構成したことを特徴とする。
本願の請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の画像読取装置において、前記第1反転搬送路が備えるフィードローラは、原稿が第2反転搬送路を搬送されている間にその回転方向を切り換えるように構成したことを特徴とする。
本願の請求項1に記載の発明によれば、原稿供給部から供給された原稿を第1反転搬送路へ導入し、第1反転搬送路を順方向に搬送する際に読取部で該原稿の一方の面を読み取り、第1反転搬送路を順方向に出た原稿を第2反転搬送路で搬送して第1反転搬送路へ戻し、第1反転搬送路を逆方向に搬送する際に読取部で該原稿の他方の面を読み取り、第1反転搬送路を逆方向に出た原稿を原稿排出部へ排出するので、従来の画像読取装置のようにスイッチバック機構を設けたり複数の読取部を設けたりする場合と比較して、簡単な機構で、効率良く原稿の両面を読み取ることができる画像読取装置となる。さらに、原稿供給部で一方の面が上側を向いていた原稿が、原稿排出部で当該一方の面が下側を向くように排出されるため、複数枚の原稿を原稿供給部に載置して順に搬送して読み取った場合でも、原稿排出部に排出された際の原稿のページ順が元の状態に維持される。これにより、従来必要であった原稿の表裏を反転させるためだけの搬送経路が不要となるので、より短時間で原稿の両面を読み取れるようになり、読み取りの処理効率を向上させることができる画像読取装置となる。
本願の請求項2に記載の発明によれば、第2反転搬送路は、搬送方向の寸法が所定寸法以上の原稿を搬送する通常搬送路と、搬送方向の寸法が所定寸法以下の原稿を搬送する通常搬送路よりもその経路長が短いバイパス搬送路とを備えるので、用紙をその搬送方向の寸法に合った搬送路で搬送できる。これにより、第2反転搬送路を搬送されて第1反転搬送路へ戻される原稿の先端部と後端部が第2反転搬送路の入口で交差して咬み合うおそれがなくなるので、原稿の搬送がスムーズに行えるようになる。また、搬送方向の寸法が所定寸法以下の原稿を、バイパス搬送路を利用して短時間で搬送することが可能となるので、その分、原稿の読み取りの処理効率を向上させることができる。
本願の請求項3に記載の発明によれば、第1反転搬送路は、回転方向を順方向と逆方向に切り換え可能なフィードローラを備え、原稿供給部から第2反転搬送路へ原稿を搬送する順方向の搬送と、第2反転搬送路から原稿排出部へ原稿を搬送する逆方向の搬送を切り換えて行えるように構成したので、単一の第1反転搬送路を有効に活用することができ、原稿の両面を読み取ることができる画像読取装置を、簡単な構成でコンパクトに実現できる。
本願の請求項4に記載の発明によれば、第1反転搬送路が備えるフィードローラは、原稿が第2反転搬送路を搬送されている間にその回転方向を切り換えるように構成したので、読取部での原稿の読み取りの際に、フィードローラの回転方向の切り換えの影響で読取部が振動したり電気的ノイズが発生したりすることを防止でき、読み取った原稿の画質を低下させずに済むようになる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像読取装置を備えた画像形成装置を示す斜視図である。まず、同図を用いて画像形成装置の概略全体構成について説明する。本発明を適用する画像形成装置としては、画像読取装置を備えた画像形成装置であれば、コピー機やファクシミリ装置やプリンタあるいはこれらの機能を兼ね備えたいわゆる複合機のうちのいずれであっても良い。同図に示す画像形成装置1は、下段側に配置された記録部2と、上段側に配置された読取部3とを備えている。記録部2には、記録装置4と給紙カセット5及び記録紙排出トレイ6が備えられ、給紙カセット5内に収容されている記録用紙を記録装置4へ給紙し、記録装置4で記録用紙への記録を行った後、記録用紙を記録紙排出トレイ6へ排出するように構成されている。
一方、読取部3は、原稿の画像を走査して読み取る読取装置10と、読取装置10の前面側に取り付けられた操作パネル7と、読取装置10の上部にその一辺が図示しないヒンジ機構で開閉可能に取り付けられた原稿押えカバー8とを備えている。原稿押えカバー8の一端には、自動原稿搬送装置(以下、「ADF」と記す)20が設置されている。これら読取装置10とADF20によって、本発明の実施形態にかかる画像読取装置50が構成されている。
図2は、画像読取装置50の構成を示す側断面図である。まず、画像読取装置50が備える読取装置10の構成を説明する。読取装置10は、略矩形状の筐体10aを備え、筐体10aの上面にコンタクトガラス16とプラテンガラス17が設置されている。筐体10a内のコンタクトガラス16とプラテンガラス17の下側には、走査方向に沿って移動可能に担持された読取ユニット11が設置されている。読取ユニット11は、コンタクトガラス16又はプラテンガラス17上の原稿へ光を照射する光源12と、原稿からの反射光Rを所定の方向へ導くための反射ミラー13と、反射光Rを収束する集光レンズ14と、収束された反射光Rを電気信号に変換して出力する電荷結合素子(Charge Coupled Device,以下「CCD」という)15を備えるいわゆる縮小光学系のCCD読取ユニットで、原稿からの反射光RをCCD15へ導いて結像するようになっている。また詳細な説明及び図示は省略するが、電気信号に変換された画像信号は、アナログ/デジタル変換、シェーディング処理等が施された後、記録部2で記録用紙に記録され、又はCODEC等の送信部により電送される。なお、上記の読取装置10で、フラットベッドスキャナとして原稿画像の読み取りを行う場合は、原稿押えカバー8を閉じてプラテンガラス17上に載置した原稿を固定する。その状態で、筐体11a内で読取ユニット11を走査して原稿画像の読み取りを行なう。
次に、ADF20の構成を説明する。図3は、ADF20の内部の詳細構成を示す部分拡大側断面図である。ADF20は、原稿を搬送する原稿搬送路22と、原稿搬送路22の入口部22aの手前に設置された読取前の原稿を積載する原稿供給トレイ(原稿供給部)21と、原稿搬送路22の出口部22bの先方に設置された読取後の原稿を積載する原稿排出トレイ(原稿排出部)23とを備えている。なお以下の説明では、原稿搬送路22における入口部22aに近い側を上流側といい、出口部22bに近い側を下流側という。
原稿搬送路22は、入口部22aから出て原稿供給トレイ21から離れる奥側へ向かう導入搬送路30と、導入搬送路30の下流端から横向き略半円弧状に転回する第1反転搬送路32と、第1反転搬送路32の下流端32bから横向きのループ状に転回して下流端32bに再度合流する第2反転搬送路35と、第1反転搬送路32の上流端32aから出口部22bに向かって略水平方向に延びる導出搬送路40と、第2反転搬送路35と導出搬送路40を連通する連絡搬送路45とを備えて構成されている。
原稿供給トレイ21は、入口部22aに向かって低くなるように若干傾斜して取り付けられている。入口部22aには、原稿供給トレイ21上の原稿を導入搬送路30へ繰り込むピックアップローラ24が設置されている。ピックアップローラ24は、原稿供給トレイ21の先端の上方に配置され、上下に揺動する揺動アーム29の揺動端に回転自在に軸支されている。ピックアップローラ24の下流側には、原稿搬送路22の上方で回転自在に設置されたセパレートローラ25と、セパレートローラ25の下面に圧接されるリタードローラ26が設置されている。なお、ピックアップローラ24やセパレートローラ25は、図示は省略するが、回転方向に所定の負荷が掛かるとその回転が空転するワンウェイクラッチ機構を備えている。また、導入搬送路30のセパレートローラ25とリタードローラ26より下流側には、搬送ローラ27が設置されている。
第1反転搬送路32は、その上流端32aから下流端32bまでフィードローラ31の外周面31aに沿って横向き半円弧状に形成されている。そして、フィードローラ31の外周面31aの下端部が、コンタクトガラス16上の読取部P1に面している。また、第1反転搬送路32の上流端32aには、導入搬送路30と導出搬送路40の経路が分岐する第1分岐部33が設けられている。第1分岐部33には、第1分岐部33を逆方向(下流側から上流側)に搬送される原稿を導出搬送路40へ導く案内爪33aが設置されている。一方、フィードローラ31は、図示しないモーター等の駆動手段の駆動力で回転すると共に、図示しないギヤボックス等の回転方向切換手段によって、その回転方向を順方向と逆方向とに切り換えられるように構成されている。
第1反転搬送路32の下流端32bには、第2反転搬送路35の入口側経路35aと出口側経路35bが分岐する第2分岐部34が設けられている。第2分岐部34には、第2分岐部34を順方向(上流側から下流側)に搬送される原稿を入口側経路35aへ導く案内爪34aが設置されている。第2反転搬送路35は、第2分岐部34から原稿排出トレイ23の方向に向かいながら斜め上方に上昇する入口側経路35aを通り、下記するフィードローラ36の外周面36a又はフィードローラ37の外周面37aに沿って横向き半円弧状に転回し、そこから略水平に第1反転搬送路32の方へ向かう出口側経路35bを通って、第2分岐部34に合流している。
また第2反転搬送路35は、第1反転搬送路32から遠い側に配置された通常搬送路39と、第1反転搬送路32に近い側に配置されたバイパス搬送路38の二本の搬送路を備えている。通常搬送路39は、搬送方向の長さが所定以上の長い寸法の原稿を搬送するための搬送路で、バイパス搬送路38は、搬送方向の長さが所定以下の短い寸法の原稿を搬送するための搬送路である。通常搬送路39は、第1反転搬送路32から遠い側に配置したフィードローラ37の外周面37aに沿って横向き半円弧状に形成され、バイパス搬送路38は、第1反転搬送路32に近い側に配置したフィードローラ36の外周面36aに沿って横向き半円弧状に形成されている。そして、入口側経路35aにおけるバイパス搬送路38と通常搬送路39の分岐点に、第3分岐部41が設けられている。この第3分岐部41には、搬送される原稿をバイパス搬送路38と通常搬送路39とに振り分ける変向爪41aが設置されている。第3分岐部41は、画像形成装置1に予め入力された読取原稿の寸法情報に対応して、原稿の搬送経路をバイパス搬送路38と通常搬送路39とで切り換えるようになっている。なお、原稿の搬送路の選択の設定は、バイパス搬送路38で搬送しても先端部と後端部が第2分岐部34で交差して咬み合うおそれがない短い寸法の原稿であれば、バイパス搬送路38で搬送し、それ以上の長い寸法の原稿であれば、通常搬送路39で搬送するように設定すれば良い。
さらに、入口側経路35aの第3分岐部41の手前側には、入口側経路35aと導出搬送路40を連絡する連絡搬送路45が分岐する第4分岐部42が設けられている。第4分岐部42にも、搬送される原稿をいずれかの経路に振り分ける変向爪42aが設置されている。第4分岐部42は、画像形成装置1に予め入力された片面読取モード又は両面読取モードの選択に応じて、原稿の搬送経路を第2反転搬送路35と連絡搬送路45とで切り換えるようになっている。
導出搬送路40は、第1分岐部33から原稿搬送路22の出口部22bに連通している。導出搬送路40の途中には、搬送ローラ43が設置されている。また導出搬送路40の出口部22bの近傍には、導出搬送路40を搬送された原稿を出口部22bから原稿排出トレイ23へ排出する排出ローラ28が設置されている。
ここで、上記構成の画像読取装置50における原稿の搬送手順、及び読取部P1での原稿の読取動作について説明する。ここでは、読取前の原稿の束が、原稿供給トレイ21上でその表面を上に向けてページ順に載置されている場合を説明する。またここでは、原稿の表面と裏面の両面の読み取りを行う場合であって、且つ、読み取る原稿の搬送方向の長さ寸法が上記の所定寸法以上である場合を説明する。まず、原稿供給トレイ21上に原稿が載置され、図1に示す操作パネル7から原稿読取の指示が入力されると、ピックアップローラ24とセパレートローラ25が回転し、揺動アーム29が下方に揺動する。これにより、ピックアップローラ24が原稿供給トレイ21上の原稿の先端部の上面に圧接され、ピックアップローラ24の回転で、原稿がセパレートローラ25とリタードローラ26の間に繰り込まれる。
セパレートローラ25とリタードローラ26で一枚ずつ分離されて導入搬送路30へ繰り込まれた原稿は、搬送ローラ27で搬送されて、第1反転搬送路32へ送られる。第1反転搬送路32を順方向に(上流端32aから下流端32bに向かって)搬送される原稿は、フィードローラ31の外周面31aに沿って転回しながら搬送されるため、その表裏が反転する。フィードローラ31の下端部に達した原稿は、その表面が下側を向いた状態で読取部P1を通過する。その際、読取部P1で原稿の表面が読み取られる。
読取部P1を通過した原稿は、第2分岐部34から第2反転搬送路35の入口側経路35aへ導入される。入口側経路35aを搬送された原稿は、第4分岐部42から第2反転搬送路35の方に導入されてさらに進み、第3分岐部41から通常搬送路39へ導入される。通常搬送路39を通過する原稿は、フィードローラ37の外周面37aに沿って転回しながら搬送されるため、その表裏が反転する。通常搬送路39を出た原稿は、出口側経路35bを通って第2分岐部34に導入される。ここで、第2反転搬送路35を搬送された原稿の先端部が第1反転搬送路32へ戻る前に、第1反転搬送路32のフィードローラ31の回転方向が順方向から逆方向に切り換えられる。そして、第2分岐部34から第1反転搬送路32に導入された原稿は、第1反転搬送路32を逆方向に(下流端32bから上流端32aに向かって)搬送される。このとき、原稿はその表面が上側を向いた状態なので、読取部P1を通過する際に読取部P1で原稿の裏面が読み取られる。そして、第1反転搬送路32を逆方向に搬送される原稿は、フィードローラ31の外周面31aに沿って転回しながら搬送されるため、その表裏が反転する。第1反転搬送路32の上流端32aに達した原稿は、第1分岐部33で導出搬送路40へ導かれる。導出搬送路40を通過した原稿は、排出ローラ28で出口部22bから原稿排出トレイ23上に排出される。原稿排出トレイ23上に排出された原稿は、その表面が下側を向いた状態になっている。
また、上記の搬送及び読取手順において、読み取る原稿の搬送方向の長さ寸法が所定以下の寸法である場合は、予め第3分岐部41の変向爪41aの設定をバイパス搬送路38へ原稿を導くように変えておく。これにより、第2反転搬送路35を搬送される原稿が、第3分岐部41からバイパス搬送路38へ導入されるようになる。また、原稿の片面のみの読み取りを行う場合は、予め第2反転搬送路35の第4分岐部42の変向爪42aの設定を連絡搬送路45へ原稿を導くように変えておく。これにより、第2反転搬送路35の入口側経路35aを搬送される原稿が、第4分岐部42から連絡搬送路45に導入され、そのまま導出搬送路40に合流して原稿排出トレイ23上へ排出される。なおこの場合は、原稿排出トレイ23上に排出された原稿は、その表面が上側を向いた状態になっている。
以上説明したように、本実施形態の画像読取装置50では、原稿供給トレイ21から供給された原稿を第1反転搬送路32へ導入し、第1反転搬送路32を順方向に搬送する際に読取部P1で該原稿の表面を読み取り、第1反転搬送路32を順方向に出た原稿を第2反転搬送路35で搬送して第1反転搬送路32へ戻し、第1反転搬送路32を逆方向に搬送する際に読取部P1で該原稿の裏面を読み取り、第1反転搬送路32を逆方向に出た原稿を原稿排出トレイ23へ排出するので、従来の画像読取装置のように、スイッチバック機構を設けたり、複数の読取部を設けたりする場合と比較して、簡単な機構で、効率良く原稿の両面を読み取ることができる画像読取装置50となる。
また、上記の画像読取装置50では、原稿供給トレイ21上で表面が上側を向いていた原稿が、第1反転搬送路32を順方向に通過する際にその表裏が反転され、第2反転搬送路35を通過する際に再度その表裏が反転され、第1反転搬送路32を逆方向に通過する際に再々度その表裏が反転されるので、原稿排出トレイ23に排出された原稿はその表面が下側を向いた状態になる。これにより、複数枚の原稿を原稿供給トレイ21上にページ順に載置して、この原稿を上段から順に搬送して読み取った場合でも、原稿排出トレイ23に排出される原稿の束は、そのページ順が元の状態に維持される。したがって、原稿搬送路22を上記のように構成したことで、従来必要であった原稿の表裏を反転させるためだけの搬送経路が不要になるので、より短時間で原稿の両面を読み取れるようになり、原稿の読み取りの効率を向上させることができる。
また、上記実施形態の画像読取装置50では、第2反転搬送路35は、搬送方向の寸法が所定寸法以上の原稿を搬送する通常搬送路39と、搬送方向の寸法が所定寸法以下の原稿を搬送するバイパス搬送路38の二本の搬送路を備えるので、原稿をその搬送方向の寸法に合った搬送路で搬送することができる。これにより、第2反転搬送路35を搬送される原稿の先端部と後端部が、第2反転搬送路35の入口である第2分岐部34で交差して咬み合うおそれがなくなるので、原稿の搬送がスムーズに行えるようになる。また、搬送方向の寸法が所定寸法以下の原稿は、バイパス搬送路38を利用して短時間で搬送することが可能となるので、原稿の読み取りの効率を向上させることができる。
また、上記実施形態の画像読取装置50では、第1反転搬送路32は、回転方向を順方向と逆方向に切り換え可能なフィードローラ31を備え、原稿供給トレイ21から第2反転搬送路35へ原稿を搬送する順方向の搬送と、第2反転搬送路35から原稿排出トレイ23へ原稿を搬送する逆方向の搬送を切り換えて行えるように構成したので、単一の第1反転搬送路32を有効に活用することができ、原稿の両面を読み取ることができる画像読取装置50を、簡単な構成でコンパクトに実現できる。さらに、第1反転搬送路32に設置したフィードローラ31は、原稿が第2反転搬送路35を搬送されている間にその回転方向を切り換えるように構成したので、読取部P1での原稿の読み取りの際に、フィードローラ31の回転方向の切り換えの影響で読取部P1が振動したり電気的ノイズが発生したりすることを防止でき、読み取った原稿の画質を低下させずに済むようになる。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書、図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお、直接明細書及び図面に記載のない何れの形状・構造・材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。例えば、上記実施形態に示す画像読取装置50の第1反転搬送路32や第2反転搬送路35の具体的な形状等はいずれも一例であり、本発明の画像読取装置の第1反転搬送路は、原稿をその表裏を反転させながら順方向及び逆方向に搬送可能なものであれば上記以外の構成であっても良く、また、第2反転搬送路は、第1反転搬送路を出た原稿をその表裏を反転させながら搬送して第1反転搬送路へ戻すものであれば上記以外の構成であってもよい。
また、上記の画像読取装置50では、原稿の片面読み取りを行う場合は、第2反転搬送路35の入口側経路35aを搬送される原稿を、第4分岐部42から連絡搬送路45に導入し、そのまま導出搬送路40に合流させて原稿排出トレイ23上へ排出するように構成したが、この搬送経路では、原稿排出トレイ23上に排出された原稿は、その表面が上側を向いた状態になっているため、原稿のページ順が読取前の状態にならない。そのため、読取後の原稿のページ順を読取前の状態にするには、第1反転搬送路32を逆方向に搬送する際に読取部P1で原稿の読み取りを行わないようにした上で、両面読み取りを行う場合と同様の経路で原稿を搬送すればよい。
本発明の一実施形態に係る画像読取装置を備えた画像形成装置の全体構成を示す斜視図である。 画像読取装置の構成を示す側断面図である。 画像読取装置が備えるADFの内部の詳細構成を示す部分拡大側断面図である。
符号の説明
1 画像形成装置
2 記録部
3 読取部
8 原稿押えカバー
10 読取装置
11 読取ユニット
20 自動原稿搬送装置(ADF)
21 原稿供給トレイ(原稿供給部)
22 原稿搬送路
22a 入口部
22b 出口部
23 原稿排出トレイ(原稿排出部)
30 導入搬送路
31 フィードローラ
32 第1反転搬送路
32a 上流端
32b 下流端
33 第1分岐部
34 第2分岐部
35 第2反転搬送路
35a 入口側経路
35b 出口側経路
36 フィードローラ
37 フィードローラ
38 バイパス搬送路
39 通常搬送路
40 導出搬送路
41 第3分岐部
42 第4分岐部
45 連絡搬送路
50 画像読取装置
P1 読取部

Claims (4)

  1. 読取前の原稿が載置される原稿供給部と、原稿をその表裏を反転させながら順方向及び逆方向に搬送可能な第1反転搬送路と、第1反転搬送路を搬送される原稿の画像を読み取る読取部と、第1反転搬送路を出た原稿をその表裏を反転させながら搬送して再度第1反転搬送路へ戻す第2反転搬送路と、読取後の原稿が載置される原稿排出部と、を備え、
    原稿供給部から供給された原稿を第1反転搬送路へ導入し、第1反転搬送路を順方向に搬送する際に読取部で該原稿の一方の面を読み取り、第1反転搬送路を順方向に出た原稿を第2反転搬送路で搬送して第1反転搬送路へ戻し、第1反転搬送路を逆方向に搬送する際に読取部で該原稿の他方の面を読み取り、第1反転搬送路を逆方向に出た原稿を原稿排出部へ排出するように構成したことを特徴とする画像読取装置。
  2. 請求項1に記載の画像読取装置において、
    前記第2反転搬送路は、搬送方向の長さ寸法が所定寸法以上の原稿を搬送する通常搬送路と、搬送方向の長さ寸法が所定寸法以下の原稿を搬送する前記通常搬送路よりもその経路長が短いバイパス搬送路とを備えることを特徴とする画像読取装置。
  3. 請求項1又は2に記載の画像読取装置において、
    前記第1反転搬送路は、回転方向を順方向と逆方向に切り換え可能なフィードローラを備え、原稿供給部から第2反転搬送路へ原稿を搬送する順方向の搬送と、第2反転搬送路から原稿排出部へ原稿を搬送する逆方向の搬送を切り換えて行えるように構成したことを特徴とする画像読取装置。
  4. 請求項3に記載の画像読取装置において、
    前記第1反転搬送路が備えるフィードローラは、原稿が第2反転搬送路を搬送されている間にその回転方向を切り換えるように構成したことを特徴とする画像読取装置。
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