JP2008198847A - 圧電トランス及び電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧電振動子を積層構造とすることなく、電圧変換効率の高い圧電トランス及び電源装置を提供する。
【解決手段】2端子型圧電振動子に直列に付加コンデンサを接続し、付加コンデンサの両端から出力を取り出す。さらに付加コンデンサの容量Cpは、共振周波数をfr、負荷抵抗の値をRL(Ω)、としたとき、Cp=1/(2πfrRL)で与えられる値とする。
【選択図】図1

Description

本発明は小型の電子機器やOA機器に用いられる圧電トランスに関し、特に低い駆動電圧で効率よく動作する圧電トランス及び電源装置に関する。
従来から、所望の直流や交流の電圧を供給するための電源装置に利用できるように、例えば、DC/DCコンバータやDC/ACインバータに用いられる圧電トランスがあった。
この圧電トランスは圧電振動子の逆圧電効果と圧電効果を利用して出力を得るものである。まず、圧電振動子に交流電圧を印加して機械的に励振し、電気的入力を機械エネルギーに変換する。次に、この機械エネルギーを圧電効果により再び電気エネルギーに変換して出力端子から出力を取り出す。
このようにして、圧電トランスは入力電圧の昇圧や降圧等による電気−機械変換の作用により、所望の電圧を得ることができる電子デバイスである。この圧電トランスは従来の電磁トランスと比較して、巻線が無いことや、電磁ノイズの放射が少ないなどの特徴を有している。
また、圧電トランスは圧電素子を薄く形成することによりトランスの厚みを小さくすることができる。よって液晶表示装置等のバックライト用のインバータに用いることができる。
図7は、圧電トランスとして最も良く知られている従来のローゼン型圧電トランスの構造を示す斜視図である。矩形の圧電セラミック板70の長軸方向において、約半分の領域の上下面に入力電極71および共通アース電極72が対抗して形成され、矢印で示すように厚さ方向に分極している。また、圧電セラミック板70の入力および共通アース電極と反対方向の端面に出力電極73が形成され、出力電極側の半分の領域は矢印で示すように長軸方向に分極されている。
図8は横効果対称3端子圧電トランスの構造を示す斜視図である。図8において、矩形の圧電セラミック版70はほぼ全面にわたって矢印で示した厚さ方向に分極している。前記矩形の圧電セラミック版70の表面には一方の端部側の半分の領域に電極81が形成され、他方の端部側の半分の領域には、前記電極81と微小間隔dを隔てて、電極82が形成されている。また前記矩形の圧電セラミック版70の裏面には、ほぼ全面にわたって電極83が形成されている。これらの電極は電極81が入力電極、電極82が出力電極、電極83が共通アース電極である。これらによって対象3端子型圧電トランスが構成されている。
図7に示したローゼン型圧電トランスは、出力側の電極面積が小さく、共通アース電極72と出力電極73との距離も長いため、出力側の静電容量が小さい。よって出力インピーダンスが高くなり、高い負荷抵抗のときに効率よく出力電圧を発生することができるため、高圧用の圧電トランスとして用いられる。「効率」とは入力された電力のうち、トランス内部で熱に変換されずに出力された電力の割合である。いわゆる電力変換効率を意味している。
これに対して、図8に示した横効果対称3端子圧電トランスは、文字通り入出力電極が対称的に形成されており、出力側の静電容量が大きい。よって出力インピーダンスが低くなり、低い負荷抵抗に対して効率よく電力を供給することができる。
図7および図8の圧電トランスの電気的な等価回路を図9に示した。図示したようにR、L、C直列回路の両端にコンデンサCd1とCd2が接続され全体としてπ型に接続された回路で表される。
図9において、コンデンサCd1、Cd2はそれぞれ入力側の制動容量および出力側の制動容量である。
ここで、「制動」と言う意味は、「圧電振動子の振動を拘束した状態で測定した静電容量」という意味である。つまり、圧電振動子の共振周波数の近くでは、振動のリアクションとしてL,C,R直列回路が現れるが、共振周波数から離れた周波数では単なるコンデンサになるということである。厳密には「制動」つまり圧電振動子の振動を拘束した状態にしなければならないが、現実には共振周波数から十分離れた周波数で測定した静電容量CfからLCRの直列回路のCを差し引いた値を制動容量としている。
圧電トランスの効果を最大にするために、下記の式で与えられる負荷抵抗RLを出力側の制動容量Cd2に並列に接続することが知られている。
RL=1/(2πfrCd2)・・・(1)
圧電トランスの効率が高くなる負荷抵抗RLの値は、圧電素子寸法と電極寸法により決まる出力側の制動容量Cd2の値に依存する。したがって、従来は負荷抵抗の値の選択自由度や出力電圧の設定の自由度が少ないという欠点があった。
また、最近の電子機器の電源電圧の低下に伴い、入出力電圧が数VのDC−DCコンバータの要求が高くなっている。圧電トランスを用いてこのような用途に適用しようとした場合には以下の2つの方法が考えられる。
(1)等価回路における抵抗を小さくする。
(2)出力側の制動容量を大きくする。
これを実現するために、図7および図8に示した圧電トランスの一層あたりの厚さを薄くして、これを複数枚積層して一体構造としたいわゆる積層型圧電トランスを用いる方法がある。
特開2001−94166
しかし、積層型圧電トランスは製造プロセスが複雑になり、専用の大掛かりの設備が必要となり、結果として圧電トランスのコストが上昇するという問題がある。
そこで、本発明は、圧電振動子に2端子構造を用いることで圧電振動子の特性を最大限に発揮させる構造を採用した。さらに付加コンデンサをこの2端子型の圧電振動子と直列に接続することで、小さい負荷抵抗RLで圧電トランスの効率が最大となるようにした。これによって低い入力電圧で大きな出力電圧を得られるようにした圧電トランスを提供することができる。
また、上記課題を解決し本発明の目的を達成するために、本発明の圧電トランスは第1、第2の電極を有する2端子型の圧電素子と、第1、第2の端子を有する付加コンデンサを直列に接続し、この付加コンデンサと並列に負荷抵抗を接続する構造としている。つまり負荷抵抗は付加コンデンサの第1、第2の端子と接続される。
また、本発明の圧電トランスは圧電振動子の共振周波数をfr、負荷抵抗の値をRL、としたとき、付加コンデンサの静電容量の値Cpを次式で与えられる値としている。
Cp=1/(2πfrRL)・・・(2)
さらに、本発明はこのような圧電トランスを有する電源装置を提供する。
本発明は、2端子型の圧電振動子を用いているので第1、第2の電極間に圧電セラミックが完全に収容される構造である。よって電気的なエネルギーの大部分を機械的なエネルギーに変換することができる。また、同様に機械的なエネルギーの大部分を電気的なエネルギーに変換することができる。したがって電気−機械変換効率を従来の横効果対称3端子圧電トランス用振動子(ローゼン型圧電振動子)より大きくすることが可能である。
さらに、2端子型の圧電振動子は電極面積を広くすることができるので、大きな制動容量を形成することができる。これによって共振周波数frと反共振周波数faの差Δf=fa−frが広くなる。このため2端子型圧電振動子の特性を電気的な等価回路で表したときの、等価抵抗を小さくすることができ、電力変換効率の高い圧電トランスを得ることができる。
また、本発明によれば、積層構造とすることなく所望の特性が得られやすいので、圧電トランスの製造コストを低減することができる。
以下に図1〜図6を用いて本発明の実施例を説明する。
図1は、本発明の圧電トランスの構造を示した斜視図である。本発明の圧電トランスは圧電振動子10が支持具40を介して基板30に取り付けられている。また付加コンデンサ20も基板30に取り付けられている。出力を取り出すには圧電振動子10に入力を印加し付加コンデンサ20に負荷抵抗RLを接続することによって行う。
基板30は必ずしも必要なものではなく、圧電振動子10または付加コンデンサ20を支持する機能を有してればよい。よって、例えば圧電振動子10を支持部40を介して筐体に直接固定する場合には筐体が基板30と同等の部材となる。また別体の支持具40を用いずに筐体の一部が支持具40の機能を有し、圧電振動子10を筐体に直接取り付ける構造でもよい。
圧電振動子10は第1の電極11および第2の電極12を有しており、矩形の圧電セラミック板70の対向する二つの面にこれら2つの電極が形成された構造である。この圧電振動子10は、前処理として、第1の電極11および第2の電極12に直流電流が印加され、矩形の圧電セラミック板の厚さ方向に分極処理が施されている。
出力を取り出すにはこの圧電振動子10に付加コンデンサ20を直列に接続する。付加コンデンサ20は第1の端子21と第2の端子22を有しており、第1の端子21は圧電振動子の第1の電極11と接続している。また第2の端子22は後述のアース端子31−a、31−bと接続している。
本発明に用いている2端子型の圧電振動子10は2つの電極を有している。本明細書では説明の便宜上、これらの電極を区別するために第1の電極、第2の電極と称している。
同様にコンデンサは通常2つの端子を有する構造であり、説明の便宜上これらの端子を区別して第1の端子21、第2の端子22と称している。
これら第1の電極、第2の電極、第1の端子、第2の端子は上記のように説明の便宜上、本明細書で称している。したがってこれらの電極、端子の接続関係については圧電振動子10と付加コンデンサ20が直列に接続されていればよく、圧電振動子10および付加コンデンサ20のどちらの端子を第1の電極、第1の端子と称するかは任意でよい。
圧電振動子10の第1の電極11、第2の電極12には長軸方向の中央部の対向する位置に、リード線34および35が半田付けされている。リード線34および35の他方は、それぞれ、基板30に形成された端子36および37に半田付けされている。
リード線34、35が圧電振動子10の長軸方向の中央部に接続されているのは、この部分が振動の節に当たる部分だからである。つまり、振動の節は理論上変位がゼロであるので、振動を減衰させずにリード線34、35を接続することができる。よってリード線34、35を接続する位置は振動の節に対応する部分であればよく、必ずしも圧電振動子の長軸方向の中央部である必要はない。
端子36、37はプリント配線により、それぞれ入力端子32、付加コンデンサ20の第1の端子21に接続されている。さらに、端子37は出力端子33に接続されている。つまり出力端子33は付加コンデンサ20の第1の端子21および圧電振動子10の第1の電極21の両方と接続している状態である。付加コンデンサ20の第2の端子22は、プリント配線の共通アース配線38に接続され、共通アース配線38は、2つのアース端子31−aおよび31−bに接続されている。
このように付加コンデンサ20の第1の端子21、第2の端子22にそれぞれ出力端子33およびアース端子31−aが接続されている。これら出力端子33、アース端子31−a間に負荷抵抗RL(図1には示されていない)を接続することによって電力を取り出すことができる。
圧電振動子10は、1/2波長モードで共振する横効果長さ振動子として動作するので、長軸方向の中央部分が共振振動の節の位置になる。したがって、この位置に支持具40を設け、圧電振動子10を基板30上に支持することが好ましい。例えば、圧電振動子10の共振振動の減衰を少なくするために、長さ方向の中央部分が軟弾性体の支持具40により支持固定することができる。
しかしながら、支持具40は圧電振動子の長軸方向の中央部に限定されることはなく、振動の節の位置に支持具を設置することが好ましい。
また、この支持具40は軟弾性体に限定されるものではなく、圧電振動子を支持する機能を有していればすべて支持具40に含まれる。したがって、軟弾性体でなくたとえば金属、プラスチックなどの材料で形成された支持具40でもよい。
さらに、支持具40が圧電振動子10を支持する形態は本発明に限定されるものではなく、例えば2本のアーム状の部材で圧電振動子を挟むように支持する形態でもよい。
図2は、本発明の圧電トランスの電気的等価回路である。図2において、L、C、R直列回路と、これに並列に接続されている制動容量Cdからなる部分が2端子型の圧電振動子10に対応する電気的な等価回路である。これらL、C、Rはそれぞれ等価インダクタンス、等価キャパシタンスおよび等価抵抗であり、Cdは制動容量である。本発明の圧電トランスは2端子型の圧電振動子10を使用しているので、制動容量Cdは1つである。
図2に示されているように、この2端子型の圧電振動子10に直列に付加コンデンサ20が接続されている。この付加コンデンサ20に負荷抵抗RLを接続することによって電力を取り出す。例えば本発明の圧電トランスに冷陰極管を接続して点灯させる場合に冷陰極管が付加抵抗RLとなる。また、詳細は後述するが本発明の圧電トランスに整流回路などの回路を接続する場合には、回路の入力インピーダンスが負荷抵抗RLとなる。
この付加コンデンサ20の容量は、負荷抵抗をRL、圧電振動子の共振周波数をfrとすると1/(2πfrRL)で与えられる値のときに効率よく電力を取り出すことができる。
図3、図4、図5は、圧電振動子10に3通りの容量の付加コンデンサ20を接続し、負荷抵抗RLの値を変えたときの最大出力電圧、最大出力電力、および効率の測定値である。圧電振動子10は例として長さ32mm、幅8mm、厚さ2.5mmの矩形の圧電セラミック板13を用い、その両面に第1の電極11および第2の電極12を形成し、厚さ方向に分極させて構成した。またこの圧電振動子10に静電容量を1000pF、5000pF、10000pFの付加コンデンサ20を接続し、負荷抵抗RLを10Ω、20Ω、50Ω、100Ω、200Ω、500Ω、1000Ωとした。
それぞれのグラフの中には、比較のために、同じ寸法の圧電セラミックを用いて構成した対称3端子型圧電トランスの測定値も示している。また、いずれの場合も入力電圧は5V(rms)である。
図3より、本発明の圧電トランスが、10Ωから1000Ωの負荷抵抗の範囲で、いずれの付加コンデンサ20の値に対しても、横効果対称3端子型圧電トランスよりも大きな出力電圧を示していることがわかる。
また、図4より、本発明の圧電トランスの出力電力は、適切な付加コンデンサ20の値を選定すれば、横効果対称3端子型圧電トランスの2倍以上になることがわかる。
また、図5より、本発明の圧電トランスは、特に、負荷抵抗が200Ω以下の領域で、横効果対称3端子型圧電トランスと比較して高い効率を示している。また、実験に用いた形状寸法の圧電トランスでは、負荷抵抗の値100Ω〜200Ωの範囲で、実用的に許容される効率80%以上を達成できることがわかる。
図5に示したように付加コンデンサ20の容量が、1000pF、5000pF、および10000pFに対する効率の曲線から、それぞれ、負荷抵抗150Ω、300Ω、1000Ω付近で効率が最大になっていることがわかる。このことは、圧電振動子10の共振周波数frを約100kHzとして、それぞれの付加コンデンサ20に対して(1)から求めた負荷抵抗159Ω、318Ω、および1590Ωと良く一致しており、逆に、付加コンデンサ20に対して(1)式から求められる負荷抵抗RLを接続すれば、効率良く電力を取り出すことができることを示している。
以上の説明では、2端子型の圧電振動子として、矩形の圧電セラミック板13の両面に第1の電極11および第2の電極12を形成して、厚さ方向に分極させて構成した圧電振動子10を用いた。しかし、本発明の圧電トランスにおいて、2端子型の圧電振動子10は必ずしもこれに限定されるものではなく、共振周波数frと反共振周波数faとの差の周波数△f=fa−frが大きく、等価抵抗Rが小さい2端子型の圧電振動子10であれば、どのタイプの圧電振動子を用いても本発明の圧電トランスAを構成することができる。
また、負荷抵抗RLと付加コンデンサ20の関係は、できるだけ、上記の(1)式あるいは(2)式の関係を満たすことが望ましいが、必ずしもぴったり一致させる必要は無く、多少効率を犠牲にしても、出力電圧を変化させたい場合には、負荷抵抗の値を変えても良い。
次に、本発明の圧電トランスAを用いた電源装置を説明する。図6は、本発明の圧電トランスを用いた電源装置(DC−DCコンバータ)の回路図である。
まず、図6に示す電源装置の構成について説明する。図6において、電源装置は、電圧変換部として、直流電圧入力91を交流方形波に変換するスイッチング回路92と、変換された交流方形波を正弦波に整形する整合回路93と、整形された交流方形波を所望の電圧に変換する圧電トランスAと、変換された電圧を整流して直流電圧出力96を出力する整流回路95とを備えている。
また、電源装置は、制御部として、整流回路95の出力電圧を検出して基準電圧と比較し出力電圧が一定になるように制御する出力電圧検出回路97と、出力電圧検出回路97の出力電圧により、圧電トランスの共振周波数にほぼ等しい周波数の方形波を発振する発振制御回路98とを備えている。
次に、動作の概略及び各ブロックの作用を説明する。
発振制御回路98は、圧電トランスAの共振周波数にほぼ等しい周波数の方形波を発振する。また、発振制御回路98は、出力電圧検出回路97の出力電圧により、発振周波数及びデューティを制御する。
スイッチング回路92は、発振制御回路98の出力により直流電圧を方形波交流電圧(電流)に変換して、方形波交流電圧を、整合回路93を介して圧電トランスAに入力する。
整合回路93は、圧電トランスAのインピーダンスと整合をとるための回路で、一般には、入力容量と圧電トランスAの共振周波数frで共振するインダクタンス値を有するインダクタが用いられる。この整合回路93は圧電トランスAの入力電圧波形を方形波から正弦波に変換する機能がある。
整合回路93を介して圧電トランスAに入力された正弦波は、圧電トランスAにより、昇圧あるいは降圧される。昇圧あるいは降圧された交流出力電圧は、整流回路95により直流電圧に変換される。
圧電トランスAは、本実施の形態の圧電トランスAであり、入力電圧を昇圧あるいは降圧する昇圧・降圧トランス又は入力電圧をそのまま出力電圧とする絶縁トランスとして機能する。
整流回路95は、圧電トランスAの正弦波出力電圧を直流電圧に変換する。整流回路95としては、一般的なダイオードブリッジやFET(電界効果トランジスタ)検波器が用いられる。
出力電圧検出回路97は、整流回路95の出力電圧を検出して基準電圧と比較し、比較結果を発振制御回路98に送り、出力電圧が一定になるように制御する。
上述したように、圧電トランスAを電源回路に用いることにより、入出力インピーダンスを小さくことができ、これにより、低電圧で大きな電力を伝送することが可能となる。このため、小型で高効率かつ電磁ノイズの発生が少ない高性能な電源装置を実現することができる。
本発明の圧電トランスの構造を示す斜視図である。 本発明の圧電トランスの等価回路である。 本発明の圧電トランスの負荷抵抗−出力電圧特性例である。 本発明の圧電トランスの負荷抵抗−出力電力特性例である。 本発明の圧電トランスの負荷抵抗−効率特性例である。 本発明の圧電トランスを用いた電源装置の回路である。 従来のローゼン型圧電トランスの構造例である。 従来の横効果対称3端子型圧電トランスの構造例である。 一般的な圧電トランスの等価回路である。
符号の説明
10:圧電振動子
11:第1の電極
12:第2の電極
13:圧電セラミック板
20:付加コンデンサ
21:第1の端子
22:第2の端子
30:基板
31−a:,31−b:アース端子
32:入力端子
33:出力端子
34,35:リード線
36,37:端子
38:共通アース配線
70:矩形の圧電セラミック板
71:入力電極
72,83:共通アース電極
73,82:出力電極
L,C,R,Cd:圧電振動子の等価回路定数
L,C,R,Cd1,Cd2:圧電トランスの等価回路定数

Claims (3)

  1. 互いに対向して配置された第1の電極と第2の電極を有する圧電振動子と、
    第1の端子と第2の端子を有し、第1の端子が圧電振動子の第1の電極に接続された付加コンデンサと、
    圧電振動子の第2の電極と接続している入力端子と、
    付加コンデンサの第1の端子および圧電振動子の第1の電極と接続している出力端子と、
    付加コンデンサの第2の端子と接続しているアース端子と、
    から構成される圧電トランス。
  2. 付加コンデンサの容量は、出力端子とアース端子間に接続される負荷抵抗をRL、圧電振動子の共振周波数をfr、とすると1/(2πfrRL)で与えられる値であることを特徴とする圧電トランス。
  3. 請求項1または2に記載の圧電トランスを有する電源装置。
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