JP2008198750A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】構成部品の配置の自由度が高く、小型化が容易な電力変換装置を提供すること。
【解決手段】半導体素子を内蔵する複数の半導体モジュール2と、半導体モジュール2を両主面から冷却するための冷却器3とを有する電力変換装置1。冷却器3は、半導体モジュール2の両主面に配される複数の冷却管31と、複数の冷却管31の冷媒入口311同士及び冷媒出口312同士を連結する連結部32とを有する。冷媒入口311と冷媒出口312との双方は、これらが形成された冷却管31の表面に接触する半導体モジュール2の本体部20の幾何学的重心を通過する中央直線Mによって区切られる2つの領域のうちの一方の領域に集中して存在している。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体素子を内蔵する複数の半導体モジュールと、該半導体モジュールを両主面から冷却するための冷却器とを有する電力変換装置に関する。
従来より、インバータやDC−DCコンバータ等の電力変換装置として、図43〜図46に示すごとく、半導体素子を内蔵する複数の半導体モジュール92と、該半導体モジュール92を両主面から冷却するための冷却器93とを有する電力変換装置9がある(特許文献1、2)。
該電力変換装置9においては、図43、図44に示すごとく、半導体モジュール92をその両主面から挟持するように、冷却器93の冷却管931を配設してなる。各冷却管931は、略直線状に形成された冷媒流路932を内部に形成してなり、冷媒流路932の一端において冷媒を導入する冷媒入口933と、他端において冷媒を排出する冷媒出口934とを有している。
そして、図43に示す電力変換装置9においては、複数の冷却管931は、冷媒入口933同士、冷媒出口934同士において互いに入口ヘッダ941と出口ヘッダ942とによって接続されている。また、図44に示す電力変換装置9においては、複数の冷却管931は、冷媒入口933同士、冷媒出口934同士において互いに連結管937によって接続されている。
また、半導体モジュール92は、冷媒入口933と冷媒出口934との間における冷却管931の主面に接触配置されている。それ故、半導体モジュール931は、図45に示すごとく入口ヘッダ935と出口ヘッダ936との間、或いは図46に示すごとく一対の連結管937の間において、冷却管931に挟持された状態で配設されている。そのため、半導体モジュール92の端子(電極端子921、制御端子922)は、冷媒の流路方向及び冷却管931の積層方向の双方に直交する方向に延ばすしかなく、それ以外の方向に端子を設けることができない。
それ故、半導体モジュール93における2つの電極端子921を本体部920における同じ端面に設ける必要が生じる。そうすると、2つの電極端子921の間の沿面距離を充分にとるために半導体モジュール92が大型化し、電力変換装置9が大型化するという問題がある。
また、2つの電極端子921を本体部920の反対側の端面に配設しようとすると、一方の電極端子921を制御端子920と同じ端面に配設することとなり、制御端子922を流れる制御信号に、電極端子921からのノイズが影響してしまうおそれがある。
また、半導体モジュール92の端子の配設方向が制約されるために、電力変換装置9における半導体モジュール92の端子に接続する各種構成部品の配置が制約される。その結果、電力変換装置9の大型化を招くおそれがある。
また、半導体モジュール92の電極端子921に接続されるバスバーの取り回しが複雑になり、また長くなるために、インダクタンスを低減することが困難となるおそれもある。
特開2001−320005号公報 特開2002−26215号公報
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、構成部品の配置の自由度が高く、小型化が容易な電力変換装置を提供しようとするものである。
本発明は、半導体素子を内蔵する複数の半導体モジュールと、該半導体モジュールを両主面から冷却するための冷却器とを有する電力変換装置であって、
上記冷却器は、上記半導体モジュールの両主面に配される複数の冷却管と、該複数の冷却管の冷媒入口同士及び冷媒出口同士を連結し或いは上記冷媒入口と上記冷媒出口とを連結する連結部とを有し、
上記冷媒入口と上記冷媒出口との双方は、これらが形成された上記冷却管の表面に接触する上記半導体モジュールの本体部の幾何学的重心を通過する中央直線によって区切られる2つの領域のうちの一方の領域に集中して存在していることを特徴とする電力変換装置にある(請求項1)。
次に、本発明の作用効果につき説明する。
上記電力変換装置においては、上記冷媒入口と上記冷媒出口との双方が、これらが形成された上記冷却管の表面に接触する上記半導体モジュールの本体部の幾何学的重心を通過する中央直線によって区切られる2つの領域のうちの一方の領域に集中して存在している。これにより、上記2つの領域のうちの他方の領域には、上記冷媒入口及び上記冷媒出口の何れも存在していないため、この領域には、半導体モジュールの電極端子や制御端子を延ばすことのできる空間が存在する。何故ならば、冷媒入口及び冷媒出口の何れもが存在しない領域に、上記連結部が存在することもないからである。
そのため、上記半導体モジュールの電極端子や制御端子を冷却器の外形の外側まで延ばすに当って、方向の自由度を高くすることができる。
即ち、例えば、半導体モジュールの電極端子及び制御端子を異なる三方向に延ばすことも可能となる。これにより、半導体モジュールの電極端子や制御端子を接続する電力変換装置における他の構成部品の配置の自由度を高くすることができる。その結果、電力変換装置の小型化を容易にすることができる。
以上のごとく、本発明によれば、構成部品の配置の自由度が高く、小型化が容易な電力変換装置を提供することができる。
第2の発明は、半導体素子を内蔵する複数の半導体モジュールと、該半導体モジュールを両主面から冷却するための冷却器とを有する電力変換装置であって、
上記冷却器は、上記半導体モジュールの両主面に配される複数の冷却管と、該複数の冷却管の冷媒入口同士及び冷媒出口同士を連結し或いは上記冷媒入口と上記冷媒出口とを連結する連結部とを有し、
上記半導体モジュールは、該半導体モジュールを制御する制御回路部に接続される複数の制御端子と、制御される電力を入出させる複数の電極端子とを、上記本体部の端面から突出して設けてなり、
上記複数の制御端子と上記複数の電極端子とは、互いに異なる三方向以上に延びていることを特徴とする電力変換装置にある(請求項2)。
次に、本発明の作用効果につき説明する。
上記複数の制御端子と上記複数の電極端子とは、互いに異なる三方向以上に延びている。即ち、上記複数の制御端子と上記複数の電極端子とを、互いに異なる三方向以上に分散して延ばすことができる。これにより、各端子に接続する他の構成部品の配置を異なる三方向以上に分散して配置することができる。その結果、構成部品の配置の自由度を高くすることができる。
例えば、一つの電極端子と他の電極端子とを異なる方向に延ばすことができる。これにより、一つの電極端子に接続する構成部品を他の電極端子に接続する構成部品に影響されることなく、半導体モジュールに近接する位置に配置することも可能となる。そのため、電力変換装置の小型化を容易にすることができる。また、配線を単純化し、短くすることが可能となるため、インダクタンスの低減、電力損失の低減を図ることもできる。
また、上記複数の電極端子を半導体モジュールの本体部における異なる端面に設けることも可能となるため、複数の電極端子の間の沿面距離を充分にとりやすくなり、半導体モジュールを大型化する必要もなくなる。その結果、電力変換装置の小型化が容易となる。
以上のごとく、本発明によれば、構成部品の配置の自由度が高く、小型化が容易な電力変換装置を提供することができる。
上記第1の発明(請求項1)又は第2の発明(請求項2)において、上記電力変換装置としては、例えば、DC−DCコンバータやインバータ等がある。また、上記電力変換装置は、例えば、電気自動車やハイブリッド自動車等の動力源である交流モータに通電する駆動電流の生成に用いることができる。
また、上記半導体素子としては、例えば上記スイッチング素子の他に、該スイッチング素子におけるコレクタ−エミッタ間に接続され、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダイオード等がある。
また、上記スイッチング素子としては、例えば、IGBT素子を用いることができる。また、上記ダイオードとしては、例えば、フライホイールダイオードを用いることができる。
また、上記半導体モジュールの本体部の幾何学的重心とは、上記半導体モジュールの本体部を主面から見たときに現れる二次元的な外形形状における幾何学的重心をいう。
また、上記半導体モジュールと上記冷却管とは、例えば、交互に積層されていてもよいが(図2等参照)、冷却管の一方の面側にのみ半導体モジュールが接触するような配置(図42参照)となっているなど、必ずしも交互に積層されていなくてもよい。
また、上記半導体モジュールは、上記半導体素子を制御する制御回路部に接続される複数の制御端子と、制御される電力を入出させる複数の電極端子とを、上記本体部の端面から突出して設けてなり、上記複数の制御端子と上記複数の電極端子とは、互いに異なる三方向以上に延びていることが好ましい(請求項3)。
この場合には、上記第1の発明(請求項1)の作用効果と上記第2の発明(請求項2)の作用効果の相乗効果により、一層、構成部品の配置の自由度が高く、小型化が容易な電力変換装置を得ることができる。
また、上記複数の制御端子と上記複数の電極端子とは、互いに反対向きの二方向とその二方向に直交する一方向以上に延びていることが好ましい(請求項4)。
この場合には、端子間の沿面距離を大きくしやすくなるため、半導体モジュールの小型化を図ることができる。これにより、電力変換装置の小型化を容易にすることができる。
また、半導体モジュールの周囲の空間に、電力変換装置の他の構成部品を分散して配置しやすくなり、配線の単純化、短縮化を容易にすることができる。その結果、電力変換装置の小型化を図ることができる。
また、上記半導体モジュールの本体部は長方形状を有し、その長方形の異なる3個以上の辺に対応する端面に、上記複数の制御端子と上記複数の電極端子とが突出形成されていることが好ましい(請求項5)。
この場合には、端子間の沿面距離を一層大きくしやすくなるため、半導体モジュールの小型化を図ることができる。これにより、電力変換装置の小型化を容易にすることができる。
また、上記冷媒入口と上記冷媒出口との双方は、これらが形成された冷却管の表面に接触する上記半導体モジュールの上記本体部の一つの辺を含む直線よりも外側の領域に集中して存在していることが好ましい(請求項6)。
この場合には、上記半導体モジュールの本体部における少なくとも3つの辺の外側が全て開放されることとなるため、制御端子や電極端子の配設自由度が一層高くなる。
また、上記電極端子は、互いに反対向きの二方向に延びており、上記制御端子は、上記電極端子とは直交する方向に延びていることが好ましい(請求項7)。
この場合には、電極端子同士の沿面距離を大きくしやすいため、半導体モジュールの小型化を図ることができる。また、電極端子と制御端子とを異なる端面に配置することとなるため、電極端子を流れる電流が制御端子を流れる制御信号に影響を与えることを防ぐことができる。
また、上記冷媒入口と上記冷媒出口との双方は、これらが形成された上記冷却管の表面に接触する上記半導体モジュールの本体部の幾何学的重心を通過する中央直線によって区切られる2つの領域のうち、上記制御端子が存在しない方の領域に集中して存在していることが好ましい(請求項8)。
この場合には、半導体モジュールの大型化を防ぎ、小型の電力変換装置を得ることが容易となる。
また、上記冷却管は、プレス成形された複数の金属板を組合わせることにより形成されていることが好ましい(請求項9)。
この場合には、上記冷却管の形状を所望の形状に成形しやすく、複雑な形状とすることも容易である。これにより、電力変換装置の小型化を一層容易にすることができる。
また、上記冷却管は、内部にインナーフィンを設けていることが好ましい(請求項10)。
この場合には、冷媒と冷却管との接触面積を大きくすることができ、半導体モジュールとの熱交換効率を向上させることができる。
また、冷媒を冷却管内の冷媒流路の全体に配分しやすくなり、半導体モジュールの冷却を均等に行うことが容易となる。
また、上記半導体モジュールは、複数の上記半導体素子を内蔵してなり、該複数の半導体素子は、上記冷却管の冷媒流路の方向に対して直交する方向に並列配置されていることが好ましい(請求項11)。
この場合には、上記複数の半導体素子を均等に冷却することができる。即ち、冷媒の流路方向に沿って複数の半導体素子が配置されていると、上流側に配された半導体素子よりも下流側に配された半導体素子の冷却効率が低下してしまい、冷却効率のばらつきが生じてしまうおそれがあるが、複数の半導体素子が冷媒流路の方向に直交する方向に並列配置されていれば、そのような冷却効率のばらつきは生じ難い。
また、上記冷却管は、冷媒流路が略U字状に形成されていることが好ましい(請求項12)。
この場合には、上記冷媒入口と上記冷媒出口とを、上記冷却管の全体の中で偏った位置に集中して配置することが容易となる。これにより、上記冷媒入口と上記冷媒出口との双方を、これらが形成された上記冷却管の表面に接触する上記半導体モジュールの本体部の幾何学的重心を通過する中央直線によって区切られる2つの領域のうちの一方の領域に集中して存在させることが容易となる。
なお、ここで、略U字状には、「U」の文字が上下逆になったり(図6参照)、横向きになったり、斜めになったりした状態に近似する形状をも含む。
また、上記冷媒入口及び上記冷媒出口は、上記冷却管における上記冷媒入口と上記冷媒出口との間の冷媒流路を構成する熱交換部よりも上方に配置されていることが好ましい(請求項13)。
この場合には、上記冷却管に空気が混入しても、その空気を排出することが容易となり、上記熱交換部に空気が滞在することを防ぐことができる。これにより、空気の混入による冷却効率の低下を防ぐことができる。
また、上記冷媒出口は、上記冷媒入口よりも上方に配置されていることが好ましい(請求項14)。
この場合には、上記冷却管の内部に空気が混入したとき、その空気を冷媒の流れに沿って円滑に上記冷媒出口から排出することができる。これにより、空気の混入による冷却効率の低下を防ぐことができる。
また、上記半導体モジュールは、上記半導体素子として、少なくとも2個のスイッチング素子を内蔵してなり、少なくとも3本の上記電極端子を突出形成してなることが好ましい(請求項15)。
この場合には、半導体モジュールの数を少なくすることができ、電力変換装置の小型化を図ることができる。
また、上記複数の制御端子及び上記複数の電極端子は、互いに直交する四方向に延びていることが好ましい(請求項16)。
この場合には、半導体モジュールの周囲の空間を有効利用して、一層の電力変換装置の小型化を図ることができる。
また、上記冷却管は、上記冷媒入口から導入された冷媒が厚さ方向に折り返されて冷媒出口から排出されるような流路を有していてもよい(請求項17)。
この場合にも、上記冷媒入口と上記冷媒出口とを、上記冷却管の全体の中で偏った位置に集中して配置することが容易となる。これにより、上記冷媒入口と上記冷媒出口との双方を、これらが形成された上記冷却管の表面に接触する上記半導体モジュールの本体部の幾何学的重心を通過する中央直線によって区切られる2つの領域のうちの一方の領域に集中して存在させることが容易となる。
(実施例1)
本発明の実施例にかかる電力変換装置につき、図1〜図6を用いて説明する。
本例の電力変換装置1は、図1〜図3に示すごとく、半導体素子を内蔵する複数の半導体モジュール2と、該半導体モジュール2を両主面から冷却するための冷却器3とを有する。
図2、図3に示すごとく、冷却器3は、半導体モジュール2の両主面に配され、該半導体モジュール2と共に積層配置される複数の冷却管31と、該複数の冷却管31の冷媒入口311同士及び上記複数の冷媒出口312同士を連結する連結部32とを有する。
図1、図4に示すごとく、冷媒入口311と冷媒出口312との双方は、これらが形成された冷却管31の表面に接触する半導体モジュール2の本体部20の幾何学的重心を通過する中央直線Mによって区切られる2つの領域のうちの一方の領域に集中して存在している。
半導体モジュール2には、上記半導体素子として、スイッチング素子211と、該スイッチング素子211におけるコレクタ−エミッタ間に接続され、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダイオード212が内蔵されている。
スイッチング素子211としては、例えば、IGBT素子を用いることができ、ダイオード212としては、例えば、フライホイールダイオードを用いることができる。
また、図1、図5に示すごとく、半導体モジュール2は、スイッチング素子211を制御する制御回路部11に接続される複数の制御端子22と、制御される電力を入出させる2本の電極端子231、232とを、本体部20の端面から突出して設けてなる。複数の制御端子22と2本の電極端子231、232とは、互いに異なる三方向に延びている。
図1、図3に示すごとく、一方の電極端子231は、電源部(図示略)に接続されていると共に平滑コンデンサ12に接続されている。他方の電極端子232は、バスバー13を介して回転電機(図示略)に接続されている。
電源部の直流電力を電力変換装置1において交流電力に変換して回転電機を駆動する場合には、電極端子231が入力側となり、電極端子232が出力側となるが、回転電機において発電した交流電力を電力変換装置1において直流電力に変換して、電源部に充電する場合には、電極端子231が出力側となり、電極端子232が入力側となる。
図5に示すごとく、半導体モジュール2の本体部20は長方形状を有し、その長方形の異なる3個以上の辺に対応する端面に、制御端子22と電極端子231、232とが突出形成されている。そして、電極端子231、232は、互いに反対向きの二方向に延びており、制御端子22は、電極端子231、232とは直交する方向に延びている。
また、図1、図4に示すごとく、冷媒入口311と冷媒出口312との双方は、中央直線Mによって区切られる2つの領域のうち、制御端子22が存在しない方の領域に集中して存在している。
また、冷媒入口311と冷媒出口312との双方は、これらが形成された冷却管31の表面に接触する半導体モジュール2の本体部20の一つの辺を含む直線よりも外側の領域に集中して存在している。具体的には、本体部20における制御端子22を設けた側と反対側の辺である下辺201よりも外側(下方)に、冷媒入口311と冷媒出口312との双方が集中して配されている。
更には、冷媒入口311と冷媒出口312との双方は、本体部20の2つの側辺202、203をそれぞれ含む2つの直線の間の領域に配されている。
また、冷却管31は、図6に示すごとく、内部を流れる冷媒(矢印W)の流路(冷媒流路310)が略U字状に形成されている。本例においては、略U字状を上下逆にした流路形状となっている。即ち、冷却管31は、半導体モジュール2との接触面側から見た形状が略四角形状を有すると共にその下端部付近に冷媒入口311と冷媒出口312とを幅方向に並べて設けてある。そして、冷媒入口311と冷媒出口312との間に、冷却管31の下端部から延びる仕切部314が設けてある。該仕切部314は、冷媒流路310の上部には形成されていない。これにより、矢印Wに示すごとく、冷媒入口311から導入された冷媒が、冷媒流路310を上方へ流れ、冷媒流路310の上部において仕切部314を超えて冷媒出口312が設けられている側の冷媒流路310を下方に向かって流れる。そして、冷媒Wは、冷媒出口312から排出される。このように、冷媒Wは、冷媒流路310を略逆U字状に流れる。
そして、図1、図4に示すごとく、冷却管31における、冷媒入口311と冷媒出口312との間の冷媒流路310を構成する熱交換部313が半導体モジュール2の本体部20と接触しており、この熱交換部313を冷媒が通過する際に、半導体モジュール2との熱交換を行い、半導体モジュール2を冷却する。
冷却管31は、アルミニウム又はその合金からなる。また、半導体モジュール2における本体部20は、スイッチング素子211とダイオード212とを樹脂によってモールディングしてあり、その本体部20の端面から、制御端子22、電極端子231、232を突出させている。また、本体部20の主面には、放熱板(図示略)が露出していてもよい。
そして、冷却管31は、半導体モジュール2の本体部20の主面に密着している。その手段としては、冷却管31と半導体モジュール2との間に接着剤を介在させて接着させてもよいし、積層方向にバネ等の外力を付与することにより押圧してもよい。
また、半導体モジュール2の本体部20の主面に放熱板を露出させる場合には、本体部20の主面と冷却管31との間に絶縁材を介在させる。
また、上記冷媒としては、例えば、エチレングリコール系の不凍液が混入した水、水やアンモニア等の自然冷媒、フロリナート等のフッ化炭素系冷媒、HCFC123、HFC134a等のフロン系冷媒、メタノール、アルコール等のアルコール系冷媒、アセトン等のケトン系冷媒などを用いることができる。また、空気等の気体系冷媒を用いることもできる。
図3に示すごとく、冷却器3における積層方向の一端に配された冷却管31には、半導体モジュール2とは反対側の面に冷媒導入部323と冷媒排出部324とを設けてなる。そして、冷媒Wは、冷媒導入部323から導入されると共に連結部32を伝って、各冷却管31の冷媒入口311から各冷却管31の冷媒流路310に分配される。そして、冷媒Wは、各冷却管31の冷媒流路310を巡って冷媒出口312から連結部32を伝って冷媒排出部324へ達し、排出される。
このようにして、冷媒Wを冷却器3を巡らすことにより、半導体モジュール2との熱交換を行って、半導体モジュール2を冷却する。
次に、本例の作用効果につき説明する。
上記電力変換装置1においては、冷媒入口311と冷媒出口312との双方が、これらが形成された冷却管31の表面に接触する半導体モジュール2の本体部20の幾何学的重心を通過する中央直線Mによって区切られる2つの領域のうちの一方の領域に集中して存在している。これにより、上記2つの領域のうちの他方の領域には、冷媒入口311及び冷媒出口312の何れも存在していないため、この領域には、半導体モジュール2の電極端子231、232や制御端子22を延ばすことのできる空間が存在する。何故ならば、冷媒入口311及び冷媒出口312の何れもが存在しない領域に、上記連結部32が存在することもないからである。
そのため、半導体モジュール2の電極端子231、232や制御端子22を冷却器3の外形の外側まで延ばすに当って、方向の自由度を高くすることができる。
そして、上記複数の制御端子22と上記複数の電極端子231、232とは、互いに異なる三方向に延びている。即ち、制御端子22、電極端子231、232を、互いに異なる三方向に分散して延ばすことにより、各端子に接続する他の構成部品、即ち、制御回路部11、平滑コンデンサ12、バスバー13の配置を異なる三方向以上に分散して配置することができる。その結果、上記構成部品の配置の自由度を高くすることができる。
具体的には、一方の電極端子231と他方の電極端子232とを異なる方向に延ばすことにより、一方の電極端子231に接続する平滑コンデンサ12を他方の電極端子232に接続するバスバー13に影響されることなく、半導体モジュール2に近接する位置に配置することも可能となる。そのため、電力変換装置1の小型化を容易にすることができる。また、配線を単純化し、短くすることが可能となるため、インダクタンスの低減、電力損失の低減を図ることもできる。
更に、冷媒入口311と冷媒出口312との双方は、これらが形成された冷却管31の表面に接触する半導体モジュール2の本体部20の一つの辺(下辺201)を含む直線よりも外側(下方)の領域に集中して存在している。これにより、半導体モジュール2の本体部20における3つの辺の外側が全て開放されることとなるため、制御端子22や電極端子231、232の配設自由度が一層高くなる。
また、冷却管31は、冷媒流路310が略U字状に形成されているため、冷媒入口311と冷媒出口312とを、冷却管31の全体の中で偏った位置に集中して配置することが容易となる。これにより、冷媒入口311と冷媒出口312との双方を、中央直線Mによって区切られる2つの領域のうちの一方の領域に集中して存在させること、更には半導体モジュール2の本体部20の下辺201よりも下方に集中して存在させることが容易となる。
また、制御端子22及び電極端子231、232とは、互いに反対向きの二方向とその二方向に直交する一方向以上に延びている。これにより、端子間の沿面距離を大きくしやすくなるため、半導体モジュール2の小型化を図ることができる。これにより、電力変換装置1の小型化を容易にすることができる。
また、半導体モジュール2の周囲の空間に、制御回路部11、平滑コンデンサ12、バスバー13を分散して配置しやすくなり、配線の単純化、短縮化を容易にすることができる。その結果、電力変換装置1の小型化を図ることができる。
また、半導体モジュール2の本体部20は長方形状を有し、その長方形の異なる3個以上の辺に対応する端面に、制御端子22と電極端子231、232とが突出形成されている。これにより、端子間の沿面距離を一層大きくしやすくなるため、半導体モジュール2の小型化を図ることができ、電力変換装置1の小型化を容易にすることができる。
また、電極端子231、232は、互いに反対向きの二方向に延びており、制御端子22は、電極端子231、232とは直交する方向に延びている。これにより、電極端子231、232同士の沿面距離を大きくしやすいため、半導体モジュール2の一層の小型化を図ることができる。また、電極端子231、232と制御端子22とを異なる端面に配置することとなるため、電極端子231、232を流れる電流が制御端子22を流れる制御信号に影響を与えることを防ぐことができる。
また、冷媒入口311と冷媒出口312との双方は、中央直線Mによって区切られる2つの領域のうち、制御端子22が存在しない方の領域に集中して存在している。これにより、半導体モジュール2の大型化を防ぎ、小型の電力変換装置1を得ることが容易となる。
以上のごとく、本例によれば、構成部品の配置の自由度が高く、小型化が容易な電力変換装置を提供することができる。
(実施例2)
本例は、図7、図8に示すごとく、冷却管31を、プレス成形された複数の金属板を組合わせることにより形成した例である。
即ち、金属板をプレス成形することにより、図8に示すようなプレス成形体34を複数作製する。各プレス成形体34には、冷却管31の一部を構成する管構成部341と連結部32の一部を構成する連結部構成部342とからなる。連結部構成部342には、開口部343が穿設されている。
そして、一対のプレス成形体34を対向させた状態で重ね合せ、端縁において接合することにより、冷却管31を形成する。また、連結部構成部342においても隣合う冷却管31同士を接合して、複数の冷却管31を連結することにより、冷却器3を形成する。
これらの接合方法は、例えば、ろう付け、溶接等を用いることができる。また、上記金属板は、例えばアルミニウム又はその合金からなるものとすることができる。
なお、図8に示したプレス成形体34は、冷却器3における積層方向の端部以外に配される冷却管3を構成するものである。
そして、図7に示すごとく、冷却器3における積層方向の一端において冷媒導入部323及び冷媒排出部324が設けられる冷却管31を構成するプレス成形体34であって、冷媒導入部323及び冷媒排出部324を配設する側のプレス成形体34は、上記連結部構成部342とは異なる形状の開口部344を有する。
また、これとは反対側の冷却器3における積層方向の他端の冷却管31を構成するプレス成形体34の一方は、上記連結部構成部342及び上記開口部343を設けない。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合には、冷却管31の形状を所望の形状に成形しやすく、複雑な形状とすることも容易である。これにより、電力変換装置1の小型化を一層容易にすることができる。
また、上記プレス成形体34は、上記連結部構成部342をその一部として有するため、連結部32を別部材として作製する必要がなく、製造工数、製造コストを低減することができる。また、接合部を少なくすることができるため、耐久強度の向上にも繋がる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例3)
本例は、図9、図10に示すごとく、冷却管31の内部にインナーフィン35を設けた電力変換装置1の例である。
インナーフィン35は、半導体モジュール2が接触配置される熱交換部313における冷却管31の冷媒流路310内に配設される。また、図10に示すごとく、インナーフィン35は、アルミニウム又はその合金からなる金属板を波状に折り曲げ加工してなり、冷媒入口311および冷媒出口312の上方において、冷媒入口311と冷媒出口312との配列方向に平行な方向(図では左右方向)に冷媒Wを流通させるような向きに配設されている。
また、図9に示すごとく、上記半導体モジュール2におけるスイッチング素子211とダイオード212とは、インナーフィン35を配設した位置に対応する位置に配されている。そして、スイッチング素子211とダイオード212とは、冷却管31の冷媒流路310の方向に対して直交する方向に並列配置されている。即ち、冷媒入口311と冷媒出口312との配列方向に垂直な方向(図では上下方向)に並列配置されている。
本例の冷却管31においては、図9に示すごとく、冷媒入口311から導入された冷媒Wが、上方へ上昇して、インナーフィン35の部分に到達する。そして、冷媒Wは、インナーフィン35に沿って略水平方向に流れ、半導体モジュール2の本体部20に対応する部分を通過する。ここで、冷媒Wは半導体モジュール2との熱交換を行う。次いで、冷媒Wは、下降して冷媒出口312に達し、排出される。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合には、冷却管31の内部にインナーフィン35を設けていることにより、冷媒Wと冷却管31との接触面積を大きくすることができ、半導体モジュール2との熱交換効率を向上させることができる。
また、冷媒Wを冷却管31内の冷媒流路310の全体に配分しやすくなり、半導体モジュール2の冷却を均等に行うことが容易となる。
また、半導体モジュール2は、複数の半導体素子(スイッチング素子211とダイオード212)を、冷却管31の内部を流れる冷媒の流路方向に対して直交する方向に並列配置している。これにより、複数の半導体素子を均等に冷却することができる。即ち、冷媒の流路方向に沿って複数の半導体素子が配置されていると、上流側に配された半導体素子よりも下流側に配された半導体素子の冷却効率が低下してしまい、冷却効率のばらつきが生じてしまうおそれがあるが、複数の半導体素子が冷媒の流路方向に直交する方向に並列配置されていれば、そのような冷却効率のばらつきは生じ難い。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例4)
本例は、図11、図12に示すごとく、冷媒入口311及び冷媒出口312が、冷却管31における冷媒入口311と冷媒出口312との間の冷媒流路310を構成する熱交換部313よりも上方に配置されている電力変換装置1の例である。
上記冷却管31の形状自体は、実施例1において示した冷却管31と同じであるが、その配置の向きが上下逆となっている。
これに伴い、半導体モジュール2の配置の向きも上下逆となっている。即ち、半導体モジュール2の制御端子22は、半導体モジュール2の本体部20の下側に配設された状態となる。また、制御端子22に接続される制御回路部11は、半導体モジュール2及び冷却器3の下方に配置される。
上記冷却管31においては、冷媒入口311から導入された冷媒Wは、冷媒流路310を下方へ流れ、冷媒流路310の下部において仕切部314を超えて冷媒出口312が設けられている側の冷媒流路310を上方に向かって流れる。そして、冷媒Wは、冷媒出口312から排出される。このように、冷媒Wは、冷媒流路310を略U字状に流れる。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合には、冷却管31に空気が混入しても、その空気を排出することが容易となり、熱交換部313に空気が滞在することを防ぐことができる。これにより、空気の混入による冷却効率の低下を防ぐことができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例5)
本例は、図13に示すごとく、冷媒入口311と冷媒出口312とが、それぞれ半導体モジュール2の本体部20の幅方向の両脇に配置されている電力変換装置1の例である。
即ち、半導体モジュール2の本体部20は、冷媒入口311と冷媒出口312との間に配されている。
また、冷媒入口311と冷媒出口312との双方は、中央直線Mによって区切られる2つの領域のうち、制御端子22が存在しない方の領域に集中して存在している。
また、半導体モジュール2の電極端子231、232は、冷却管31の冷媒入口311及び冷媒出口312の上側において、側方へ突出している。そして、電極端子231、232が配置される部分においては、冷媒入口311及び冷媒出口312が配される部分よりも、冷却管31の幅が小さくなっている。
また、制御電極22は、半導体モジュール2の上方へ突出している。
上記冷却管31においては、冷媒入口311から導入された冷媒Wは、冷媒流路310を内側方向へ向かうと共に上方へ流れ、冷媒流路310の上部において仕切部314を超えて冷媒出口312が設けられている側の冷媒流路310を下方へ向かうと共に外側へ流れる。そして、冷媒Wは、冷媒出口312から排出される。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合にも、電極端子231、232、制御端子22を延ばす空間を充分に確保することができ、三方向にこれらの端子を延ばしている。これにより、構成部品の配置の自由度が高く、小型化が容易な電力変換装置を提供することができる。
また、本例の場合には、半導体モジュール2の下方にも、冷媒入口311及び冷媒出口312が存在しないため、半導体モジュール2の端子を下方から冷却器3の外形の外に突出させることも可能である。それ故、半導体モジュール2と接続する各種構成部品の配置の自由度を一層高めることができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例6)
本例は、図14に示すごとく、半導体モジュール2が、2個のスイッチング素子211を内蔵し、3本の電極端子231、232、233を突出形成してなる例である。
また、制御端子22についても、2個のスイッチング素子211に対応して、2組形成されている。また、ダイオード212も2個、半導体モジュール2の本体部20に埋設されている。
上記半導体モジュール2は、実施例1において開示した半導体モジュールを2個組合わせて一体化したものと機能上等価なものである。
また、制御端子22及び電極端子231、232、233は、互いに直交する四方向に延びている。即ち、2組の制御端子22はいずれも上方へ、電極端子231、232は本体部20の幅方向の互いに反対向きの外方へ、また、電極端子233は下方へ、それぞれ延びている。
なお、本例において、例えば、電極端子231、232は電源部に接続され、電極端子233は回転電機に接続される。
その他は、実施例5と同様である。
本例の場合には、半導体モジュール2の数を少なくすることができ、電力変換装置1の小型化を図ることができる。
また、制御端子22及び電極端子231、232、233が、互いに直交する四方向に延びているため、半導体モジュール2の周囲の空間を有効利用して、一層の電力変換装置1の小型化を図ることができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例7)
本例は、図15、図16に示すごとく、半導体モジュール2が、2個のスイッチング素子211を内蔵し、3本の電極端子231、232、233を突出形成してなり、3本の電極端子のうちの2本の電極端子231、232を、半導体モジュール2の本体部20の共通の辺から突出させた例である。
また、他の電極端子233は、本体部20における上記2本の電極端子231、232とは反対側の辺から突出させている。
なお、本例において、例えば、電極端子231、232は電源部に接続され、電極端子233は回転電機に接続される。
また、冷却管31の形状は、実施例1と同様である。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合にも、図16に示すごとく、半導体モジュール2の数を少なくすることができ、電力変換装置1の小型化を図ることができる。
また、本発明の電力変換装置1においては、異なる三方向に端子を突出させる空間を有するため、電極端子231、232、233を3本有する半導体モジュール2を、容易に実装することができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例8)
本例は、図17、図18に示すごとく、積層した冷却管31と半導体モジュール2とに、長尺のボルト16を貫通させ、冷却管31と半導体モジュール2とを積層方向に挟持した電力変換装置1の例である。
即ち、図17に示すごとく、半導体モジュール2の本体部20における対角位置にある一対の角部付近に貫通孔26を2個穿設する。また、冷却管31にも、半導体モジュール2を積層したときに半導体モジュール2の貫通孔26が位置する部分に貫通孔36を2個設ける。
そして、図18に示すごとく、複数の半導体モジュール2と複数の冷却管31とを積層した状態において、2箇所の貫通孔26、36にボルト16を貫通させ、ナット161にて締結する。これにより、冷却管31と半導体モジュール2との密着性を高めている。
なお、積層方向の両端部の冷却管31の外側には、当て板162が配置されており、該当て板162を介して、複数の半導体モジュール2と複数の冷却管31とを、ボルト16とナット161とによって固定している。これにより、冷却管31の変形を防いでいる。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合には、冷却管31と半導体モジュール2との密着性を向上させることができる。そのため、半導体モジュール2と冷媒との熱交換効率を高めることができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例9)
本例は、図19、図20に示すごとく、半導体モジュール2が、2個のスイッチング素子211を内蔵し、3本の電極端子231、232、233を突出形成してなり、冷却管31と半導体モジュール2とをボルト16によって積層方向に挟持した電力変換装置1の例である。
即ち、本例の電力変換装置1は、上記実施例7と実施例8とを組み合わせた構成を有する。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合には、上記実施例7と実施例8との双方の作用効果を奏することができる。
(実施例10)
本例は、図21〜図23に示すごとく、冷媒入口311から導入された冷媒Wが厚さ方向に折り返されて冷媒出口312から排出されるような冷媒流路310を有する冷却管31を備えた電力変換装置1の例である。
即ち、図22、図23に示すごとく、冷却管31における冷媒流路310の上部を除いて、厚み方向の略中央部分に仕切部314が設けてある。そして、仕切部314によって仕切られた一方の冷媒流路310aはその下方位置において冷媒入口311と連通しており(図22参照)、他方の冷媒流路310はその下方位置において冷媒出口312と連通している(図23参照)。
これにより、冷媒入口311から導入された冷媒Wは、図22に示すごとく一方の冷媒流路310aを上昇し、仕切部314を超える。その後、図23に示すごとく、他方の冷媒流路310bを下降して、冷媒出口312から排出される。そして、冷媒Wは、上記一方の冷媒流路310aを通過する間に、冷媒流路310aに面して配された半導体モジュール2を冷却し、上記他方の冷媒流路310bを通過する間に、冷媒流路310bに面して配された半導体モジュール2を冷却する。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合にも、冷媒入口311と冷媒出口312とを、冷却管31の全体の中で偏った位置に集中して配置することが容易となる。これにより、冷媒入口311と冷媒出口312との双方を、中央直線Mによって区切られる2つの領域のうちの一方の領域に集中して存在させることが容易となる。
また、冷媒の流路方向がスイッチング素子211とダイオード212との配列方向に略直交することとなるため、両者を略均等に冷却することができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例11)
本例は、図24、図25に示すごとく、冷媒入口311から導入された冷媒Wが厚さ方向に折り返されて冷媒出口312から排出されるような冷媒流路310を有する冷却管31を備え、隣合う冷却管31が、冷媒出口312と冷媒入口311とを連結する連結管32によって連結された電力変換装置1の例である。
図25に示すごとく、各冷却管31には、冷媒流路310の上部を除いて、厚み方向の略中央部分に仕切部314が設けてある。そして、仕切部314によって仕切られた一方の冷媒流路310aはその下方位置において冷媒入口311と連通しており、他方の冷媒流路310bはその下方位置において冷媒出口312と連通している。
また、上記冷却管31は、冷媒入口311と冷媒出口312とを、互いに反対の主面に形成してなる。そして、冷却管31を積層してなる冷却器3における冷媒Wの流れは、図25に示すごとく、一つの冷却管31を通過して冷媒出口312から排出された冷媒Wが次の冷却管31の冷媒入口311から導入され、その冷却管31の冷媒流路310を巡る。そして、この冷却管31から排出された冷媒Wが、更に次の冷却管31に導入される。このようにして、冷媒Wは、積層された冷却管31の冷媒流路310を順次巡る。
つまり、実施例1〜10における冷却器3が複数の冷却管31を並列接続してなるのに対し、本例における冷却器3は、複数の冷却管31を直列接続してなる。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合には、冷却器3の構成を簡単にすることができ、製造容易な電力変換装置1を得ることができる。
また、本例の場合にも、上記実施例10と同様に、冷媒入口311と冷媒出口312との双方を、中央直線Mによって区切られる2つの領域のうちの一方の領域に集中して存在させることが容易となる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例12)
本例は、図26〜図30に示すごとく、上記実施例3に示した冷却管31の内部に設けたインナーフィン35のバリエーションの例である。
図26、図27に示す冷却管31は、均一ピッチの波形状を有するインナーフィン35を有する。
図28に示す冷却管31は、インナーフィン35を複数、流路方向に隣接配置し、隣合うインナーフィン35の波形状がオフセット状態となるように形成されている。
この場合には、インナーフィン35に冷媒が衝突しやすく、冷媒と半導体モジュール2とが熱交換しやすい。
図29に示す冷却管31は、インナーフィン35の波形状が不均一であって、中央部分が粗であり、上下の端部側が密となっている。
この場合には、インナーフィン35の上下端部付近において熱交換しやすいが、中央部付近においては冷媒の圧力損失が小さくなり、流量を多くすることができる。
図30に示す冷却管31は、インナーフィン35の波形状が不均一であって、冷媒入口311及び冷媒出口312に近い側が粗であり、遠い側が密となっている。
この場合には、冷媒入口311及び冷媒出口312から遠い部分において熱交換がしやすくなる。
その他の構成及び作用効果については、実施例3と同様である。
(実施例13)
本例は、図31〜図33に示すごとく、冷却管31の内部に設けたインナーフィン35の上流側及び下流側における構造のバリエーションの例である。
図31に示す冷却管31は、インナーフィン35の上流側及び下流側における冷媒流路310の輪郭をテーパ状にするテーパ部315を設けた例である。この場合には、冷媒入口311から供給される冷媒の流れは、上流側のテーパ部315によってインナーフィン35に向かう流れに軌道修正される。そして、インナーフィン35を通過した冷媒は、下流側のテーパ部315によって冷媒出口312へ向かう流れに軌道修正される。これにより、冷却管31内における圧力損失を小さくすることができる。
図32に示す冷却管31は、インナーフィン35の上流側及び下流側に、複数の点状の突起フィン351を設けた例である。なお、突起フィン351の断面形状は、後述する実施例14における図35、図36に示すものと同様のものとすることができる。
この場合には、冷媒入口311から供給される冷媒の流れは、上流側の突起フィン351によって乱流となり、インナーフィン35に導入されやすくなる。そして、インナーフィン35を通過した冷媒は、下流側の突起フィン351によって乱流となり、冷媒出口312へ向かいやすくなる。これにより、冷却管31内における圧力損失を小さくすることができる。
図33に示す冷却管31は、インナーフィン35の上流側及び下流側に、冷媒の流れを変更させる複数のガイドフィン352を設けた例である。この場合には、冷媒入口311から供給される冷媒の流れは、上流側のガイドフィン352によってインナーフィン35に向かう流れに軌道修正される。そして、インナーフィン35を通過した冷媒は、下流側のガイドフィン352によって冷媒出口312へ向かう流れに軌道修正される。これにより、冷却管31内における圧力損失を小さくすることができる。
その他の構成及び作用効果については、実施例3と同様である。
(実施例14)
本例は、図34〜図36に示すごとく、冷却管31の内部に設けるインナーフィンとして、実施例3に示す波形状のインナーフィン35に代えて、点状の突起フィン351を用いた例である。
即ち、冷却管31の熱交換部313における内部に、多数の突起フィン351を設けている。突起フィン351の形状としては、例えば円形、多角形等、種々の形状とすることができる。
また、突起フィン351は、アルミ又はアルミ合金等からなる板材を、部分的に打ち出すことにより、形成することができる。そして、打ち出し方向は、図35に示すごとく,板材のベース板353に対して一方の面側のみとしてもよいし、ベース板353に対して両面側としてもよい。また、突起フィン351の先端は冷却管31の内壁面に当接している。
その他は、実施例3と同様である。
本例の場合にも、冷媒と半導体モジュールとの熱交換効率を向上させることができる。
(実施例15)
本例は、図37〜図40に示すごとく、冷却管31の内部に設けるインナーフィンとして、実施例3に示す波形状のインナーフィン35に代えて、多孔質金属354を用いた例である。
多孔質金属354としては、例えば、アルミニウムや銅などの金属粉の焼結体や発泡金属等を用いることができる。そして、多孔質金属354は、連続気孔を有する。
そして、図37、図38に示すごとく、多孔質金属354を、冷却管31の熱交換部313における内部に配設する。
また、図39に示すごとく、冷却管31に接触配置される半導体モジュールに内蔵された半導体素子213に対応する位置の多孔質金属354の幅を狭くすることもできる。この場合には、冷媒流路310のうち半導体素子213に対応する位置の抵抗を小さくして、この部分における冷媒の流量を多くすることができる。これにより、効果的に半導体素子213の放熱を行うことができる。
また、図40に示すごとく、半導体素子213に対応する位置の多孔質金属354の気孔率を大きくすることもできる。この場合にも、半導体素子213に対応する部分における冷媒の流量を多くすることができ、効果的に半導体素子213の放熱を行うことができる。
その他の構成及び作用効果は、実施例3と同様である。
(実施例16)
本例は、図41に示すごとく、冷媒出口312を冷媒入口311よりも上方に配置した例である。
即ち、実施例1(図1)に示した冷却器3を90°回転させて、冷媒出口312が冷媒入口311の直上に位置させるようにしたものである。なお、この場合、電力変換装置1全体としても、90°回転させた状態とする。
また、本例においては、上記実施例3に示したインナーフィン35を冷却管31の内部に設けている。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合には、上記冷却管31の内部に空気が混入したとき、その空気を冷媒の流れに沿って円滑に上記冷媒出口312から排出することができる。これにより、空気の混入による冷却効率の低下を防ぐことができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例17)
本例は、図42に示すごとく、冷却管31の一方の面において半導体モジュール2を冷却する構成の電力変換装置1の例である。
即ち、実施例1においては、冷却管31と半導体モジュール2とを交互に積層した構成(図2、図3参照)を採っていたが、本例の電力変換装置1は、2個一組の冷却管31の間に半導体モジュール2を配置したユニットを、複数積層したような構成である。
なお、冷却管31と半導体モジュール2とは、例えば、接着剤等によって固定することができる。また、バネ鋼材等によって一対の冷却管31の外側から挟持することによって冷却管31と半導体モジュール2とを固定することもできる。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合には、隣合う半導体モジュール2同士の間隔が冷却管31の幅に制限されることがないため、制御端子22や電極端子231、232の位置を自由に設定することができ、他の機器との位置関係の自由度を向上させることができる。
また、各冷却管31が一方の面でのみ半導体モジュール2と熱交換を行うこととなるため、両面に半導体モジュールを配置する場合のように、一方の面に配された半導体モジュールの冷却効率が他方の面に配された半導体モジュールの熱の影響を受けるといったおそれを排除することができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
実施例1における、電力変換装置の一部の説明図。 実施例1における、図1のA−A線矢視断面相当の電力変換装置の断面図。 実施例1における、電力変換装置の平面説明図。 実施例1における、半導体モジュールと冷却管とを重ね合わせた状態の説明図。 実施例1における、半導体モジュールの正面説明図。 実施例1における、冷却管の正面説明図。 実施例2における、電力変換装置の断面図。 実施例2における、プレス成形体の断面図。 実施例3における、電力変換装置の一部の説明図。 実施例3における、図9のB−B線矢視断面相当の電力変換装置の断面図。 実施例4における、電力変換装置の一部の説明図。 実施例4における、図11のC−C線矢視断面相当の電力変換装置の断面図。 実施例5における、半導体モジュールと冷却管とを重ね合わせた状態の説明図。 実施例6における、半導体モジュールと冷却管とを重ね合わせた状態の説明図。 実施例7における、半導体モジュールと冷却管とを重ね合わせた状態の説明図。 実施例7における、電力変換装置の断面図。 実施例8における、半導体モジュールと冷却管とを重ね合わせた状態の説明図。 実施例8における、電力変換装置の断面図。 実施例9における、半導体モジュールと冷却管とを重ね合わせた状態の説明図。 実施例9における、電力変換装置の断面図。 実施例10における、半導体モジュールと冷却管とを重ね合わせた状態の説明図。 実施例10における、図21のD−D線矢視断面相当の電力変換装置の断面説明図。 実施例10における、図21のE−E線矢視断面相当の電力変換装置の断面説明図。 実施例11における、半導体モジュールと冷却管とを重ね合わせた状態の説明図。 実施例11における、図24のF−F線矢視断面相当の電力変換装置の断面説明図。 実施例12における、冷却管の正面説明図。 図26のJ−J線矢視断面図。 実施例12における、冷却管の第2のバリエーションの断面説明図。 実施例12における、冷却管の第3のバリエーションの断面説明図。 実施例12における、冷却管の第4のバリエーションの断面説明図。 実施例13における、冷却管の第1のバリエーションの正面説明図。 実施例13における、冷却管の第2のバリエーションの正面説明図。 実施例13における、冷却管の第3のバリエーションの正面説明図。 実施例14における、冷却管の正面説明図。 図34のK−K線矢視断面の第1のバリエーションの説明図。 図34のK−K線矢視断面の第2のバリエーションの説明図。 実施例15における、冷却管の第1のバリエーションの正面説明図。 図37のL−L線矢視断面図。 実施例15における、冷却管の第2のバリエーションの正面説明図。 実施例15における、冷却管の第3のバリエーションの正面説明図。 実施例16における、冷却管の正面説明図。 実施例17における、電力変換装置の断面説明図。 従来例における、電力変換装置の説明図。 他の従来例における、電力変換装置の説明図。 図43のG−G線矢視断面図。 図44のH−H線矢視断面図。
符号の説明
1 電力変換装置
2 半導体モジュール
20 本体部
3 冷却器
31 冷却管
311 冷媒入口
312 冷媒出口

Claims (17)

  1. 半導体素子を内蔵する複数の半導体モジュールと、該半導体モジュールを両主面から冷却するための冷却器とを有する電力変換装置であって、
    上記冷却器は、上記半導体モジュールの両主面に配される複数の冷却管と、該複数の冷却管の冷媒入口同士及び冷媒出口同士を連結し或いは上記冷媒入口と上記冷媒出口とを連結する連結部とを有し、
    上記冷媒入口と上記冷媒出口との双方は、これらが形成された上記冷却管の表面に接触する上記半導体モジュールの本体部の幾何学的重心を通過する中央直線によって区切られる2つの領域のうちの一方の領域に集中して存在していることを特徴とする電力変換装置。
  2. 半導体素子を内蔵する複数の半導体モジュールと、該半導体モジュールを両主面から冷却するための冷却器とを有する電力変換装置であって、
    上記冷却器は、上記半導体モジュールの両主面に配される複数の冷却管と、該複数の冷却管の冷媒入口同士及び冷媒出口同士を連結し或いは上記冷媒入口と上記冷媒出口とを連結する連結部とを有し、
    上記半導体モジュールは、該半導体モジュールを制御する制御回路部に接続される複数の制御端子と、制御される電力を入出させる複数の電極端子とを、上記本体部の端面から突出して設けてなり、
    上記複数の制御端子と上記複数の電極端子とは、互いに異なる三方向以上に延びていることを特徴とする電力変換装置。
  3. 請求項1において、上記半導体モジュールは、上記半導体素子を制御する制御回路部に接続される複数の制御端子と、制御される電力を入出させる複数の電極端子とを、上記本体部の端面から突出して設けてなり、上記複数の制御端子と上記複数の電極端子とは、互いに異なる三方向以上に延びていることを特徴とする電力変換装置。
  4. 請求項2又は3において、上記複数の制御端子と上記複数の電極端子とは、互いに反対向きの二方向とその二方向に直交する一方向以上に延びていることを特徴とする電力変換装置。
  5. 請求項4において、上記半導体モジュールの本体部は長方形状を有し、その長方形の異なる3個以上の辺に対応する端面に、上記複数の制御端子と上記複数の電極端子とが突出形成されていることを特徴とする電力変換装置。
  6. 請求項5において、上記冷媒入口と上記冷媒出口との双方は、これらが形成された上記冷却管の表面に接触する上記半導体モジュールの上記本体部の一つの辺を含む直線よりも外側の領域に集中して存在していることを特徴とする電力変換装置。
  7. 請求項4〜6のいずれか一項において、上記電極端子は、互いに反対向きの二方向に延びており、上記制御端子は、上記電極端子とは直交する方向に延びていることを特徴とする電力変換装置。
  8. 請求項2〜7のいずれか一項において、上記冷媒入口と上記冷媒出口との双方は、これらが形成された上記冷却管の表面に接触する上記半導体モジュールの本体部の幾何学的重心を通過する中央直線によって区切られる2つの領域のうち、上記制御端子が存在しない方の領域に集中して存在していることを特徴とする電力変換装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項において、上記冷却管は、プレス成形された複数の金属板を組合わせることにより形成されていることを特徴とする電力変換装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項において、上記冷却管は、内部にインナーフィンを設けていることを特徴とする電力変換装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項において、上記半導体モジュールは、複数の上記半導体素子を内蔵してなり、該複数の半導体素子は、上記冷却管の冷媒流路の方向に対して直交する方向に並列配置されていることを特徴とする電力変換装置。
  12. 請求項1〜11のいずれか一項において、上記冷却管は、冷媒流路が略U字状に形成されていることを特徴とする電力変換装置。
  13. 請求項1〜12のいずれか一項において、上記冷媒入口及び上記冷媒出口は、上記冷却管における上記冷媒入口と上記冷媒出口との間の冷媒流路を構成する熱交換部よりも上方に配置されていることを特徴とする電力変換装置。
  14. 請求項1〜13のいずれか一項において、上記冷媒出口は、上記冷媒入口よりも上方に配置されていることを特徴とする電力変換装置。
  15. 請求項1〜14のいずれか一項において、上記半導体モジュールは、上記半導体素子として、少なくとも2個のスイッチング素子を内蔵してなり、少なくとも3本の上記電極端子を突出形成してなることを特徴とする電力変換装置。
  16. 請求項15において、上記複数の制御端子及び上記複数の電極端子は、互いに直交する四方向に延びていることを特徴とする電力変換装置。
  17. 請求項1〜16のいずれか一項において、上記冷却管は、上記冷媒入口から導入された冷媒が厚さ方向に折り返されて上記冷媒出口から排出されるような流路を有していることを特徴とする電力変換装置。
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