JP2008194271A - モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】回転位置検出手段を簡単に位置精度よく装備してロータの回転位置検出が精度よく行えるようにする。
【解決手段】ステータ5aにロータ5bの回転位置検出手段26を有し、この回転位置検出手段26は、ステータ5aに設けられた少なくとも2箇所のほぼ軸方向に凸あるいは凹である軸方向に向く第1の位置決め部41と、少なくとも1箇所のほぼ径方向に凸あるいは凹である径方向に向く第2の位置決め部42とに嵌合している位置決め構造として上記の目的を達成する。
【選択図】図9

Description

本発明は、洗濯機などの固定部に取り付けられるステータと、洗濯機などの駆動用の軸に取り付けられるロータとを有したモータに関するものである。
このようなモータは、例えば図13、図14に示すようなドラム型洗濯機などに採用されている。このドラム型洗濯機は、洗濯機本体51内にサスペンション構造によって弾性支持された水槽52内に、多数の孔53が形成された回転ドラム54が配設され、回転ドラム54はモータ55によって回転駆動され、洗濯機本体51の正面側に開閉自在に設けられた扉56を開くことにより水槽52の正面開口部及び回転ドラム54の正面開口部を通して洗濯物を回転ドラム54内から出し入れできるように構成されている。また、扉56を開いて回転ドラム54内に洗濯物を投入し、洗剤の投入を伴い運転を開始させると、水槽52内には給水系57から給水がなされ、給水された水は孔53を通じて回転ドラム54内にも所要量の水が給水される。モータ55により回転ドラム54が所定回転速度で回転駆動されると、回転ドラム54内に収容された洗濯物は回転ドラム54の内周面に設けられた攪拌突起58に引っ掛けられて回転方向に持ち上げられ、適当な高さから落下することにより、洗濯物には叩き洗いの作用が加えられることにより洗濯がなされる。この洗濯工程の後、汚れた洗濯水は排水系59により排水され、新たに給水された水を用いてすすぎ工程が実施され、すすぎ工程が終了すると回転ドラム54を高速回転させて脱水工程が実施される。これらの工程は所定の制御手順に基づいて自動実行される。
ところで、従来、洗濯工程やすすぎ工程を第1の回転数で回転ドラムを正逆回転駆動して実行するための正逆回転可能な第1のモータと、脱水工程を第2の回転数で回転ドラムを第2の速度で一方向に連続回転させる第2のモータとを水槽の背面に取り付け、Vベルトにて回転ドラムに回転を伝達する駆動方式(例えば、特許文献1参照。)や、水槽の背面に取り付けたモータの回転を回転ドラムの回転軸に直接伝達させる駆動方式(例えば、特許文献2参照。)、さらに、水槽の背面に取り付けるモータを、ステータの内周にロータを配したインナロータ式のモータ(例えば、特許文献3参照。)、あるいはロータの外周にロータを配したアウタロータ式のモータ(例えば、特許文献4参照。)等により回転ドラムを駆動する方式がある。
なお、図13は上記従来のドラム式洗濯機のインナロータ方式のモータ55を使用した状態を示し、図14は上記従来のドラム式洗濯機のアウタロータ方式のモータ55を使用した状態を示している。いずれの場合においても、モータ55は水槽52の背面である外底面にステータ60を取り付け、ロータ61を回転ドラム54の回転軸62に取り付けている。
ステータ60を水槽52の外底面に取り付ける技術としては例えば特許文献3に開示されており、ステータ60およびロータ61はモールドされ、ステータ60のモールドに形成した取り付け足63を螺子やボルト64によって取り付けるようにしている。
一方、脱水工程後に回転ドラムを90°以下の微小回転角内で、特に10°以上30°未満の微小回転角で複数回正逆回転させることにより、回転ドラム内に貼り付いた洗濯物を剥がしたり、回転ドラム内の上部で固まった状態の洗濯物を解したりすることができ、さらに脱水時のアンバランスを解消を図ったり、乾燥後の洗濯物の取り出し勝手をよくしたりできるようにした技術も既に知られている(例えば、特許文献5参照。)。
特開平10−263271号公報 特開2006−43105号公報 特開2005−168116号公報 特開2004−216166号公報 特開2000−254385号公報
上記のようなモータは洗濯機への取り付けを伴う組み立てにおいて、洗濯機側に取り付けるステータと駆動用の軸に取り付けるロータとは、通常、所定の位置決めがなされ、適正なモータ特性を発揮するかが検査される。これに対し、特許文献5に記載のようにモータを360°未満に弧回転させることを正逆回転を交互に繰り返すような駆動をする場合、モータの弧回転を正逆交互に切り換える回転位置を検出し、この検出信号を基にモータの正逆駆動の反転制御をすることができる。
このために本発明者は、ステータ側に回転位置検出手段を設けてステータ周辺に生じる周方向の電気的変化からロータの回転位置を検出することを検討しており、洗濯機の水平または傾斜して配した回転ドラムを40rpm〜60rpm程度の急弧回転を急激に正逆反転させる駆動を目指している。
このような正逆弧回転駆動の駆動負荷は大きく、正逆反転時の急制動を適正な位置から働かせる必要を経験しているが、ステータのティースに対して回転位置検出手段に装備したセンサの位置を精度よく位置決めする必要がある。
それには、モータに精度よく位置決めして取り付けることが考えられる。しかし、精度よく位置決めしようとすると、位置決め手段が複雑になって取り付け作業が手間取るなどの問題がある。そこで、本発明者は回転位置検出手段の取り付けにつき試行錯誤しながら、簡易にまた個人差なく回転位置検出手段をステータに適正に取り付けられる手法を見出した。
本発明の目的はそのような知見のもとに、回転位置検出手段を簡単に位置精度よく装備してロータの回転位置検出が精度よく行えるモータを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明に係るモータは、ステータにロータの回転位置検出手段を有し、この回転位置検出手段は、前記ステータに設けられた少なくとも2箇所のほぼ軸方向に凸あるいは凹である軸方向に向く第1の位置決め部と、少なくとも1箇所のほぼ径方向に凸あるいは凹である径方向に向く第2の位置決め部とに嵌合していることを特徴としている。
このような特徴によれば、2個の第1の位置決め部と、第2の位置決め部とはステータ上に一体形成するなどした固定的なものとしてステータのティースと一義的な径方向位置、周方向位置、および軸方向位置の関係を持って得られる。従って、回転位置検出手段は、軸方向にほぼ向く凸あるいは凹である第1の位置決め部2個との軸方向での嵌合により、外周方向への位置ずれ、周方向配列ティース最外周の円弧面に対する同心度をほぼ規制した位置決めを受け、また、径方向にほぼ向く凸あるいは凹である第2の位置決め部との径方向での嵌合により、内周方向への位置ずれ、複数の周方向配列ティースに対する周方向の対向関係をほぼ規制した位置決めを受けることになる。また、第1、第2の位置決め部はステータ上で、それらに嵌合する1つの回転位置検出手段上の対応する嵌合部と同じ位置関係にあることから、回転位置検出手段の第1、第2の位置決め部との軸方向および径方向の嵌合は、同時にもできるが、少なくとも、その一方を優先し嵌合条件を半減して始めると、その初期嵌合から、回転位置検出手段を他方との嵌合位置に近付け 、あるいは、位置合わせでき、以降、一方との嵌合を進めながら他方との嵌合を容易に開始できる。さらに、回転位置検出手段の位置決め後は、その位置決め位置が保持される向きにてそのまま螺子止めするなどすれば位置ずれなく達成できる。
さらに、回転位置検出手段の前記軸方向に向く第1の位置決め部に対してほぼ垂直な設置面と、前記ステータの軸方向に対してほぼ垂直な受面とが当接することによって、前記回転位置検出手段の前記軸方向位置が決定され、前記ステータの受面は、前記ステータにおけるそれが用いられる洗濯機への取り付け方向反対側に向けて設けたことを特徴とすることができる。
このような特徴によれば、回転位置検出手段は、第1の位置決め部との軸方向の嵌合時に、回転位置検出手段上の第1の位置決め部にほぼ直角な設置面が、ステータ上の軸方向にほぼ垂直な受面に当接して軸方向位置が決定されて、複数の周方向配列ティースやロータとの軸方向位置の規制と、ステータのティース配列平面に対する傾きの第1の位置決め部と協働して、または単独で規制される位置決めを受けられ、さらに位置精度が高まる。また、受面がステータの洗濯機への取り付け方向反対側であることにより外方に向いた回転位置検出手段の取り付け状態が得られ、メンテナンス時の取り外しや交換に便利である。
さらに、ステータの内周および外周の双方にロータを有したことを特徴とすることにより、ステータのティースに対し内外周からロータを対向させて磁気作用させ、ステータの内周にできるデッドスペースを利用してトルクアップしながら、外周のロータを設けることでロータがステータの取り付け方向反対側から覆うことに対し、そのような覆いを避けた範囲の選択にて回転位置検出手段の着脱できる取り付けが実現できる。
本発明のモータによれば、回転位置検出手段は、ステータ上の周方向配列のティースと一義的な位置関係となる2個の軸方向にほぼ向く凸あるいは凹である第1の位置決め部との嵌合によって、2個の第1の位置決め部を基準とした外周方向への位置ずれ、周方向配列ティース最外周の円弧面に対する同心度をほぼ規制した位置決めと、第2の位置決め部を基準とした内周方向への位置ずれ、複数の周方向配列ティースに対する周方向の対向関係をほぼ規制した位置決めとを受けるので、所定数のティースに対する回転位置検出手段の位置決め精度を高められる。また、ステータ上の第1、第2の位置決め部と、それらに嵌合する回転位置検出手段上の位置とは互いに対応し、それらの嵌合は、少なくとも、その一方を優先した嵌合条件半減状態で簡易に始めながら、その初期嵌合から、回転位置検出手段を他方との嵌合位置に近付けるか位置合わせして、以降、一方との嵌合を進めながら他方との嵌合を容易に開始して終えられるので、前記高い精度での位置決めが個人差なく簡単かつ短時間に達成できる。さらに、位置決め後はその位置決め状態が維持されるステータ向きでそのまま螺子止めするなどして容易に取り付けられる。従って、回転位置検出手段の高い位置決め精度を確保して簡単かつ短時間に取り付けられる。
以下本発明の実施の形態に係るドラム式洗濯機につき図1〜図12を参照しながら説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の説明は本発明の具体例であって、特許請求の範囲の記載の内容を限定するものではない。
本実施の形態のドラム式洗濯機は既述した基本構成を有し、図1に示すように洗濯機本体1内にサスペンション構造によって弾性支持された水槽2内に、多数の孔3が形成された回転ドラム4が配設されている。回転ドラム4はモータ5によって回転駆動され、洗濯機本体1の正面側に開閉自在に設けられた扉6を開くことにより水槽2の正面開口部及び 回転ドラム4の正面開口部を通して洗濯物を回転ドラム4内から出し入れできる。また、扉6を開いて回転ドラム4内に洗濯物を投入し、洗剤の投入を伴い運転を開始させると、水槽2内には給水系7から給水がなされ、給水された水は孔3を通じて回転ドラム4内にも所要量の水が給水される。モータ5により回転ドラム4が例えば50rpm程度の回転速度で回転駆動されると、回転ドラム4内に収容された洗濯物は回転ドラム4の内周面に設けられた攪拌突起8に引っ掛けられて回転方向に持ち上げられ、適当な高さから落下することにより、洗濯物には叩き洗いの作用が加えられることにより洗濯がなされる。この洗濯工程の後、汚れた洗濯水は排水系11により排水され、新たに給水された水を用いてすすぎ工程が実施される。すすぎ工程が終了すると回転ドラム4を例えば1000rpm程度で高速回転させて脱水工程が実施される。これらの工程は所定の制御手順に基づいて自動実行される。なお、本実施の形態のドラム式洗濯機は、送風機12により水槽2および回転ドラム4内の空気を吸引して除湿および加熱を順次に行い乾いた高温空気として水槽2および回転ドラム4内に送風することを繰り返す乾燥系13を装備したドラム式洗濯乾燥機といわれるドラム式洗濯機としてあり、前記脱水工程後に乾燥工程も自動実行される。
このような自動実行のために、操作パネル14からのモード設定や制御プログラムに従い、マイクロコンピュータを搭載した制御基板9などの制御装置によってモータ5、給水系7、排水系11、乾燥系13を自動制御して洗浄工程、すすぎ工程、乾燥工程を行う機能を有している。なお、給水系7は電磁弁の開閉によって実線矢印で示すように適時に給水でき、また給水を利用して洗剤収容部の洗剤を水槽2内に適時に投入できるようになっている。排水系11は電磁弁の開閉によって洗濯工程終了時、すすぎ工程終了時など必要なときに一点鎖線矢印で示すように排水できるようになっている。乾燥系13は水槽2および回転ドラム4内の空気を送風機12によって図1、図2に示す破線矢印で示すように循環させる循環経路において、水槽2および回転ドラム4からの導入空気中の糸くずなどを捕集し除塵するフィルタ15、除塵後の導入空気を除湿する除湿部16、除湿後の空気を加熱して渇いた高温空気とする加熱部17を有し、送風機12は加熱部17の下流に配置し湿気の影響を受けにくくしている。図示例では除湿部16、加熱部17は圧縮機18により冷媒を循環されて循環空気と熱交換を行う蒸発器および凝縮器であり、空気調和機19を構成するものとしてある。しかし、これに限られることはない。
回転ドラム4は回転軸4aに水槽2の背面に取り付けたモータ5が直結されて、水槽2と共に、開口側から底部側に向けて回転軸方向を水平方向から角度θ=20±10°に傾斜させて設置し、水平方向での設置の場合に比べ、回転ドラム4を同じ高さに設置しても開口が斜め上向きとなることで屈んだりする無理な姿勢を取らずに洗濯物を容易に出し入れできる。特に、本発明者等の経験からは傾斜角度θは20±10°とすることにより、子供(幼児を除く)から大人までの身長差があっても、車椅子利用者であっても、洗濯物の出し入れの作業が最も行い易い状態が得られる。また、回転ドラム4内に給水された水が背面側に溜まって少ない水量でも深い貯水状態が得られる利点もある。なお、図1に示す例では回転軸4aは回転ドラム4の背面に直結してモータ5の回転を伝達するようにしているが、これに限られることはない。
ここで、本実施の形態の前記モータ5は、図4〜図7に示すように、周方向に配した複数の取り付け手段30により水槽2の背面に複数の箇所で取り付けられたステータ5aと、前記回転軸4aに接続され水槽2の背面部に回転自在に支持されたロータ5bとを有している。ステータ5aは径方向に延びたティース20aを持ったコア20に巻線24を巻きつけている。なお、図5は巻線24が周方向に巻回されているトロイダル巻線方式のモータ5を示している。ロータ5bはティースに対向する磁石22とこれに対応するコア23とを有している。また、ステータ5aおよびロータ5bのいずれも樹脂材料でモールドした樹脂モールド部分31、37を有している。
モータ5はステータ5aがその周方向に配した複数の取り付け手段30により水槽2の背面に取り付けられて、水槽2内の回転ドラム4に回転を伝達する回転軸4aに取り付けられたロータ5bとの間の三相交流による電磁作用によって、ロータ5bを回転させられる。これにより少なくとも回転軸4aを介して回転ドラム4を駆動し、洗濯工程、すすぎ工程、脱水工程、乾燥工程などを実行することができる。
ところで、回転ドラム4の回転軸方向を水平方向から角度θ=20±10°に傾斜させて設置している関係から、水平方向での設置の場合に比べ洗濯物が回転軸方向にも低い位置に集まりやすい傾向を示す。このような傾向性も含め、絡み、捩れの発生を大きく改善し機械力の働きを高めながら皺も生じ難くすることを意図して、本実施の形態では、回転ドラム4に対する制御基板9による駆動制御に関し、回転ドラム4の90°を超え180°未満での急正弧回転、急逆弧回転を40rpm〜60rpm程度の回転速度で交互に繰り返す正逆弧回転駆動モードと、回転ドラム4の回転によって持ち上げられた洗濯物がその自重が勝る高さから落下する挙動を示す回転速度で回転ドラム4の連続回転を正逆交互に繰り返す正逆連続回転駆動モードとを備えたものとしている。従って、これら両駆動モードを必要に応じどのようにも実行することができる。
特に、回転ドラム4の90°を超え180°未満の弧回転により洗濯物を最大限90°を超えて180°未満まで持ち上げられるし、この弧回転駆動を正逆交互に行うことで、洗濯物の持ち上げの最終時点ないしはその近傍で回転の反転のための減速ないしは制動状態が生じて洗濯物に与えられていた回転慣性による強制剥がし力および自重によって回転ドラム内面から確実かつ瞬時に剥がして落すことができるし、正逆交互の弧回転駆動によって洗濯物の持ち上げ位置、落下位置を毎回の弧回転駆動において左右交互に入れ換えられるので、洗濯物の解し作用を高められるし、機械力を洗濯物に及ぼすことができる。また、正逆弧回転駆動モードのみでは、洗濯物の絡み、捩れ、皺より等が軽減される一方で、洗濯物の上下方向の位置が入れ替わりにくく、洗いむらが生じやすいが、正逆連続回転駆動モードを併用することによって、洗濯物の上下方向の位置の入れ替わりを実現することができ、すなわち、正逆連続回転駆動モードにおける洗濯物の絡み、捩れ、皺よりを軽減するとともに、正逆弧回転駆動モードにおける洗濯物に対する機械力付与の不均衡を軽減することで、両モードによって洗濯やすすぎ中の洗濯物に異なった2通りの挙動、具体的には正逆弧回転駆動モードによっては洗濯物の絡み、捩れ、皺よりを軽減しつつしっかりした手もみ洗いの挙動を、正逆連続回転駆動モードによっては洗濯物を大きく連続に動かしむらを軽減しながら洗う均一な洗い挙動を与えられる。
また、正逆弧回転駆動モードは、急正弧回転、急逆弧回転を交互に繰り返す動作を行うので、モータ5にかかる駆動負荷が大きいが、モータ5にかかる駆動負荷が小さい正逆連続回転駆動モードを併用することによって、モータ5にかかる駆動負荷を軽減することができる。
特に、正逆弧回転駆動モードでは、回転ドラム4の90°を超え180°未満の弧回転により図4に示す洗濯物21を図12(a)の丸付き符号2、4、6に例示する破線位置から実線位置へと最大限90°を超えて180°未満まで持ち上げられる。また、この弧回転駆動を図12(a)に示す丸付き符号2、4、6、4、6・・の順に正逆交互に行うことで、図12(a)に示す丸付き符号3、5のように、洗濯物21の持ち上げの最終時点である実線位置ないしはその近傍で回転の反転のための減速ないしは制動状態が生じて洗濯物21に与えられていた慣性による強制剥がし力および自重によって回転ドラム4の内面から破線位置から実線位置への矢印で示すような放物線を描いて確実かつ瞬時に剥がして落すことができる。しかも、正逆交互の弧回転駆動によって洗濯物21の持ち上げ位置、落下位置を毎回の弧回転駆動において図12(b)に示すように左右交互に入れ換えられるので、洗濯物21の解し作用を高められるし、機械力を洗濯物21に及ぼすことができる。
この結果、回転ドラム4の弧回転により洗濯物21を回転ドラム4の左右片側上部まで持ち上げることを正逆交互に行い、洗濯物21の持ち上げの最終時点ないしはその近傍での減速ないしは制動状態にて洗濯物21をその慣性による強制剥がし力および自重によって回転ドラム4の内面から確実かつ瞬時に剥がして回転ドラム4の左右反対側に落すことの繰り返しにより、弧回転ごとに洗濯物21の持ち上げ位置、落下位置を左右交互に入れ換え、洗濯物21の解し作用を高めて絡みはもとより捩れや回転ドラム4の内面への貼り 付きを防止し、洗濯物21の取り出しが容易で洗濯物21に皺が付くのを大幅に緩和することができる。また、洗濯物21に機械力を及ぼすことができるし叩き作用による叩き洗い効果、叩きすすぎ効果、叩きによる皺伸ばし効果のある洗濯物21の落下回数を大幅に増大するので、洗い効果を始めとするドラム式洗濯機が行う各工程での機能を高められる。従って、このような正逆弧回転駆動モードを乾燥工程で実行することにより、脱水工程で洗濯物21が洗濯工程、すすぎ工程終了時の絡み、捩れ、皺より状態にて回転ドラム4内面に強く押し付けられて脱水後の状態で示すように貼り付き強く癖付けられることがあっても、洗濯物21の持ち上げ位置および落し位置の左右交互の入れ換えと、それによる洗濯物21同士の左右入れ換えを伴う高い解し作用、機械力の作用によってスムーズに解しながら洗濯物21個々へ乾燥した高温空気が及ぶようにすることができるのでむら無く短時間に乾燥させられる。また、水無し状態での洗濯物21の落下時の叩き作用による皺伸ばしを伴い個々の洗濯物21の解れによる拡がりと繊維の再生が図れるので仕上がり状態を大きく高められる。
また、本実施の形態のロータ5bはさらに、図1、図5に示すようにステータ5aの外側および内側に配設された磁石22およびそれに対応する図5に示すコア23を持ったインナロータ5b1とアウタロータ5b2とを有したものとしている。これにより、1つのステータ5aによって内外周のコア23を持ったインナロータ5b1およびアウタロータ5b2との間で電磁作用をなし、前記振動、騒音の低減の妨げになるようなことなく、ステータ5a内周側に回転軸4aの軸受部24との間に得られるデッドスペースを活かしてモータトルクを増大させられる。これによって、前記正逆弧回転駆動モードのような過酷な駆動負荷の高い駆動を安定して実行できる。
さらに詳述すると、取り付け手段30は図5、図6に示すように、ステータ5aを樹脂材料によりモールドした樹脂モールド部分31の水槽2への取り付け側である軸方向端面の外周に外方に延びて形成した取り付け足32と、この取り付け足32を水槽2の背面に設けた金属製の取り付け座体33に螺子締結するボルト34などの締結具類とで構成している。このために各取り付け足32には図4〜図6に示すように取り付け孔32aが設けられ、図5に示すようにこの取り付け孔32aに反水槽2側からボルト34を通して水槽2の背面にボルト止めなどして設けたモータ取り付け座体33の螺子孔33aにねじ合わせて締結することにより、ステータ5aを水槽2の背面に確固に取り付けるようにしている。
また、ロータ5bも図5〜図7に示すように樹脂材料によってモールドされた樹脂モールド部分37を有し、この樹脂モールド部分37におけるステータ5aの反水槽2側に被さる天井部37aの中央部に金属製のボス38をインサートして形成した取り付け孔37bを形成している。この取り付け孔37bを前記軸受部24に軸受された回転軸4aの反水槽2側である後端部に、双方のセレーション部37b1、4a1ないしはキーとキー溝を係合させる回り止め作業を伴い嵌め合わせた後、押えワッシャ39を当てがいボルト40などの締結具類にて回転軸4aに締結することにより、ロータ5bを回転軸4aに確固に取り付けるようにしてある。しかし、モータ5の洗濯機本体1への取り付けを伴う組み立ての手順は種々に選択できる。また、回り止め手段やステータ5aとロータ5bとの空隙の位置決め手段も種々な手法のものを採用することができる。
このように、トルクアップしたモータ5を用いて正逆弧回転駆動モードを実行するのに、急正弧回転と急逆弧回転との急激な制動を伴う反転を繰り返すのに、反転位置にばらつきが生じると、制御性悪化によるトルク低下、速度変動や、振動や軸受部24の片減りによる早期寿命低下を招きかねない。
これに対応するには、モータ5の回転位置、従ってロータ5bの回転位置を回転位置検 出手段26によって精度よく検出する必要がある。回転位置検出手段26は例えば三相交流のU、V、Wに対応した図8に示すように3つのセンサ26aが、センサケース26bのステータ5a側の端面26cに、軸方向すなわちロータ側に向け設けられている。洗濯機をはじめとしたダイレクトドライブを行うためのモータ5としては、低速大トルクが要求されることから、極数の多いモータ設計が行われることが多い。ここで極数を2Pとすると、機械角360°は電気角(360×P)°に相当するため、回転位置検出手段26の機械的な位置決め誤差が、電気的にはP倍に増幅される。モータ5を制御する場合、電気的な誤差が大きいということは、制御性の悪化をもたらすことを表し、極数が多い程、同じ制御性を確保する場合であっても、回転位置検出手段26の機械的な位置決め誤差を小さくしなければならないことが分かる。例えばモータ5は30極モータを表しているが、この場合、電気角360°は機械角24°に相当し、回転位置検出手段26の位置決め誤差が、電気的には15倍に増幅されることとなる。一方、3つのセンサ26aは、通常、コア20に巻回された3相巻線24のU、V、W相にそれぞれ対応した電気的な周期で信号を発生することで、3相巻線24のU、V、W相それぞれに電流を通電するタイミングを切り換えるように配設する。このためには、例えば、3つのセンサ26aを電気角120°置きとなるような機械的な位置に配設する方法や、電気角60°置きとなるような機械的な位置に配設する方法が考えられる。なお、これらいずれの方法についても、前述した位置決め誤差がP倍に増幅される。ここで、モータ5に示した、極数が30の場合を例として取り上げると、回転位置検出手段26が機械角でわずか1°ずれただけで、電気角は15°と大幅にずれることとなる。モータトルクTは、極数を2P、鎖交磁束をψa、モータ電流をIa、相誘起電圧とモータ電流の位相差すなわち進角をβ、q軸インダクタンスをLq、d軸インダクタンスをLdとした時に、
T=P(ψa・Ia・cosβ+0.5・(Lq−Ld)・Ia^2・sin(2・β))
・・・(1)
として表され、前述の電気角のずれはβのずれとして表れる。トルク制御や回転数制御など、モータの制御を行う上では、βが15°といった大幅なばらつきを有してしまうと、制御されるべきモータトルクの値が大幅にばらつくために、制御性が非常に悪化することは、式(1)から容易に判断できる。そのため、回転位置検出手段26を高精度に位置決めして取り付け、望みの制御性が十分得られる程度、例えば、βのばらつきが±5°程度といった精度が比較的良い状態まで回転位置の検出誤差を減少することが重要となる。
このような検出誤差を防止するため本実施の形態では、ステータ5aにロータ5bの回転位置検出手段26を設けるのに、この回転位置検出手段26は、ステータ5aに設けられた少なくとも2箇所の図9、図10に示すようなほぼ軸方向に凸あるいは凹、具体的には凸である軸方向に向く第1の位置決め部41と、少なくとも1箇所、具体的には2箇所のほぼ径方向に凸あるいは凹、具体的に凸である径方向に向く第2の位置決め部42とに図8に示し、図9仮想線で示すように嵌合している。この嵌合のために、回転位置検出手段26は、例えば、図8、図9、図10に示すように、センサケース26bの周方向両側の取り付け穴26dの近傍に第1の位置決め部41と軸方向に嵌合し合う軸方向に向いた凹あるいは凸、具体的には凹の1つである第1の嵌合部43が形成され、ステータ5a側の端面26cに第2の位置決め部42と径方向に嵌合し合う径方向に向いた凹あるいは凸、具体的には凹である第2の嵌合部44が形成されている。
このような2個の第1の位置決め部41と、第2の位置決め部42とはステータ5a上に、本実施例でいうと図10に示すように樹脂モールド部分31に一体形成するなどした固定的なものとしてステータ5aの図5に示すティース20aと一義的な径方向位置、周方向位置、および軸方向位置の関係を持って得られる。従って、回転位置検出手段26は、軸方向にほぼ向く2個の第1の位置決め部41との軸方向での嵌合により、外周方向への位置ずれ、周方向配列ティース20a最外周の円弧面に対する同心度をほぼ規制した位置決めを受ける。また、回転位置検出手段26は、径方向にほぼ向く第2の位置決め部との径方向での嵌合により、内周方向への位置ずれ、複数の周方向配列ティース20aに対する周方向の対向関係をほぼ規制した位置決めを受ける。また、第1、第2の位置決め部41、42は図8に示すように、ステータ5a上で、それらに嵌合する1つの回転位置検出手段26上の対応する第1、第2の嵌合部43、44と同じ位置関係にあることから、回転位置検出手段26の第1、第2の位置決め部41、42との軸方向および径方向の嵌合は、同時にもできるが、少なくとも、その一方を優先し嵌合条件を半減して始めると、その初期嵌合から、回転位置検出手段26を他方との嵌合位置に近付け、あるいは、位置合わせでき、以降、一方との嵌合を進めながら他方との嵌合を容易に開始できる。さらに、回転位置検出手段26の位置決め後は、その位置決め位置が保持される向きにてそのまま図11に示すように螺子45により螺子止めするなどすれば位置ずれなく達成できる。
このように、回転位置検出手段26は、ステータ5a上の周方向配列のティース20aと一義的な位置関係となる2個の第1の位置決め部41との軸方向の嵌合関係によって、2個の第1の位置決め部41を基準とした外周方向への位置ずれ、周方向配列ティース20a最外周の円弧面に対する同心度をほぼ規制した位置決めと、第2の位置決め部42を基準とした内周方向への位置ずれ、複数の周方向配列ティース20aに対する周方向の対向関係をほぼ規制した位置決めとを受けるので、所定数のティース20aに対する回転位置検出手段26の位置決め精度を高められる。
また、ステータ5a上の第1、第2の位置決め部41,42と、それらに嵌合する回転 位置検出手段26上の第1、第2の嵌合部43、44とは互いに対応し、それらの嵌合は、少なくとも一方を優先した嵌合条件半減状態で簡易に始めながら、その初期嵌合から、回転位置検出手段26を他方との嵌合位置に近付けるか位置合わせして、以降、一方との嵌合を進めながら他方との嵌合を容易に開始して終えられるので、前記高い精度での位置決めが個人差なく簡単かつ短時間に達成できる。
さらに、位置決め後はその位置決め状態が維持されるステータ5aの向き、具体的には受面5cが上向きとなる姿勢のまま螺子止めするなどして容易に取り付けられる。
したがって、回転位置検出手段26の高い位置決め精度を確保して簡単かつ短時間に取り付けられる。
回転位置検出手段26の第1、第2の位置決め部41、42との軸方向および径方向の嵌合を同時に行うには、例えば、図10に示すステータ5aと回転位置検出手段26との関係のように、径方向に向く第2の位置決め部42でありながら、回転位置検出手段26の第2の嵌合部44との嵌合が、第1の位置決め部41と第1の嵌合部43とのように軸方向にも嵌合し合える関係にすればよい。しかし、本実施の形態ではステータ5aの第1の位置決め部41と回転位置検出手段26の第1の嵌合部43との軸方向の嵌合量を小さく設定してあり、具体的にはステータ5aの回転位置検出手段26の設置面26eを受ける受面5cからの第1の位置決め部41の突出量を小さく設定することによって、回転位置検出手段26を2個の第1の位置決め手段41の上を滑らせながら、第2の嵌合部44を第2の位置決め部42に対し径方向から嵌合させていくときの、回転位置検出手段26の受面5cに対する傾きを小さく抑えられるようにしている。
この結果、第2の嵌合部44の第2の位置決め部42への径方向からの嵌合完了時点にて第1の嵌合部43が第1の位置決め部41に対し径方向および周方向の双方において位置合わせされることになるのを利用して、受面5cに対しての傾きの小さな回転位置検出手段26の第1の嵌合部43を突出量の小さな第1の位置決め部41に対して拗れなく嵌合させて位置決めしながら、その嵌合のための遊びを抑えられる分だけ径方向の位置決め精度を高められる。また、優先して嵌合させることとなる第2の位置決め部42と第2の嵌合部44との嵌合は単独で行えるので、周方向の遊びがなくても容易に嵌合させられ周方向配列ティース20aに対し最も重要となるセンサ26aの周方向位置を高精度に位置決めでき位置検出精度をさらに高められる。
このような、回転位置検出手段26をティース20a配列平面、受面5cに対して小さな傾き姿勢にして第2の位置決め位置と第2の嵌合部44との径方向での嵌合を、第1の位置決め部41と第2の嵌合部42との軸方向の嵌合に優先して行う位置決め手順において、回転位置検出手段26をティース20a配列平面、受面5cに対し平行な姿勢に保って行うこともできるが、2個の第1の位置決め部41および受面5c上を傾斜姿勢で滑らせながら第2の位置決め部42に第2の嵌合部44を嵌め合せていくと、その嵌合完了時点で第1の位置決め部41に第1の嵌合部43を滑り込ませるようにして容易に嵌合し始めることができる。
いずれにしても、図11に示すようにステータ5aの受面5cをステータ5aのロータ5bよりも外方に延びるようにした取り付け足32に形成するが、受面5cのステータ5a側の上にロータ5bが被さるような位置関係において、受面5cおよびロータ5b間にできる図9、図11に示すような隙間46を通じ回転位置検出手段26を側方から挿入して位置決めを行って取り付け、また、取り付けおよび位置決めを解いて回転位置検出手段26を取り外しメンテナンスすることもできる。従って、回転位置検出手段26の着脱をロータ5bが邪魔になるようなことなく簡単に行える。
さらに、図8に示すように、回転位置検出手段26の軸方向に向く第1の位置決め部41に対してほぼ垂直な設置面26eと、図9に示すステータ5aの軸方向に対してほぼ垂直な受面5cとが図6、図11に示すように当接することによって、回転位置検出手段26の軸方向位置が決定され、ステータ5aの受面5cは図6、図9、図11に示すように、ステータ5aにおけるそれが用いられる洗濯機本体1への取り付け方向反対側に向けて設けている。
これにより、回転位置検出手段26は、第1の位置決め部41との第1の嵌合部43による軸方向の嵌合時に、回転位置検出手段26上の第1の位置決め部41にほぼ直角な設置面26eが、ステータ5a上の軸方向にほぼ垂直な受面5cに当接して軸方向位置が決定されて、ステータ5aの複数の周方向配列ティース20aやロータ5bとの軸方向位置の規制と、ステータ5aのティース配列平面に対する傾きの第1の位置決め部41と協働して、または単独で規制される位置決めを受けられ、さらに位置精度が高まる。また、受面5cがステータ5aの洗濯機本体1への取り付け方向反対側であることにより外方に向いた回転位置検出手段26の取り付け状態が得られ、メンテナンス時の取り外しや交換に便利である。特に、水平ないしは傾斜して配置される回転ドラム4を装備している場合、洗濯機本体1のモータ5の取り付け対象となる水槽2の背面が洗濯機本体1の背面の直ぐ内側に位置することになるので、洗濯機本体1の背面板を図2に示すように取り外した状態で簡単に着脱できる。
モータのロータの回転位置検出手段の取り付けに実用して、容易にしかも高精度に位置決めでき、高い位置検出精度が得られる。
本発明の実施の形態に係るモータを適用したドラム式洗濯機の要部構成を示す断面図である。 図1のドラム式洗濯機の内部を見た背面図である。 図1のドラム式洗濯機のモータ取り付け部分のほぼ半部を示す断面図である。 図1のドラム式洗濯機に採用しているモータの背面図である。 図4のモータの水槽の背面への取り付け状態を示す断面図である。 図4のモータのステータとロータとを分解した斜視図である。 図4のモータにおけるロータの背面図である。 図4のモータに用いるロータの回転位置検出手段を取り付け状態で示す平面図、および回転位置検出手段単独での背面図である。 図4のモータの仮想線で示す回転位置検出手段に対する位置決め手段の正面視位置関係、平面視位置関係と、位置決め状態を示す正面図および平面図である。 モータの位置決め手段とこれに嵌合する回転位置検出手段の嵌合部との対応関係を示す斜視図である。 図4のモータの回転位置検出手段の取り付け状態を示す斜視図である。 図1のドラム式洗濯機での正逆連続回転駆動モードでの工程図および洗濯物の挙動説明図である。 インナロータタイプのモータを採用した従来のドラム式洗濯機を示す断面図である。 アウタロータタイプのモータを採用した従来のドラム式洗濯機を示す断面図である。
符号の説明
1 洗濯機本体
5 モータ
5a ステータ
5b ロータ
5b1 インナロータ
5b2 アウタロータ
5c 受面
20 コア
20a ティース
22 磁石
23 コア
26 回転位置検出手段
26a センサ
26b センサケース
26c 端面
26d 取り付け穴
26e 設置面
30 取り付け手段
31、37 樹脂モールド部分
32 取り付け足
33 取り付け座体
34 ボルト
41 第1の位置決め部
42 第2の位置決め部
43 第1の嵌合部
44 第2の嵌合部
45 螺子

Claims (3)

  1. ステータにロータの回転位置検出手段を有し、この回転位置検出手段は、前記ステータに設けられた少なくとも2箇所のほぼ軸方向に凸あるいは凹である軸方向に向く第1の位置決め部と、少なくとも1箇所のほぼ径方向に凸あるいは凹である径方向に向く第2の位置決め部とに嵌合していることを特徴とするモータ。
  2. 回転位置検出手段の前記第1の位置決め部に対してほぼ垂直な設置面と、前記ステータの軸方向に対してほぼ垂直な受面とが当接することによって、前記回転位置検出手段の前記軸方向位置が決定され、前記ステータの受面は、前記ステータにおけるそれが用いられる洗濯機への取り付け方向反対側に向けて設けた請求項1に記載のモータ。
  3. ステータの内周および外周の双方にロータを有する請求項1または2に記載のモータ。
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