JP4339900B2 - モータ - Google Patents

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Description

本発明は、洗濯機などにおいて、固定部に取り付けられるステータと、回転軸に取り付けられるロータとを有するモータに関するものである。
ステータとロータを有するモータ55は、例えば、図10、図11に示すようなドラム式洗濯機50などに採用されている。これらのドラム式洗濯機50は、洗濯機本体51内にサスペンション構造によって弾性支持された水槽52内に、多数の孔53が形成された回転ドラム54が配設され、回転ドラム54はモータ55によって回転駆動され、洗濯機本体51の正面側に開閉自在に設けられた扉56を開くことにより、水槽52の正面開口部および回転ドラム54の正面開口部を通して洗濯物を回転ドラム54内から出し入れできるように構成されている。また、扉56を開いて回転ドラム54内に洗濯物を投入し、洗剤の投入を行い、運転を開始させると、水槽52内には給水管路57から給水がなされ、給水された水は孔53を通じて回転ドラム54内にも所要量の水が給水される。モータ55により回転ドラム54が所定回転速度で回転駆動されると、回転ドラム54内に収容された洗濯物は回転ドラム54の内周面に設けられた攪拌突起58に引っ掛けられて回転方向に持ち上げられ、適当な高さから落下することにより、洗濯物には叩き洗いの作用が加えられることにより洗濯がなされる。この洗濯工程の後、汚れた洗濯水は排水管路59から排水され、新たに給水された水を用いてすすぎ工程が実施され、すすぎ工程が終了すると、回転ドラム54を高速回転させて脱水工程が実施される。これらの各工程は所定の制御手順に基づいて自動実行される。
ところで、従来、洗濯工程やすすぎ工程を第1の回転速度で回転ドラムを正逆回転駆動して実行するための正逆回転可能な第1のモータと、脱水工程を第2の回転速度で回転ドラムを第2の速度で一方向に連続回転させる第2のモータとを水槽の背面に取り付け、Vベルトにて回転ドラムに回転を伝達する駆動方式(例えば、特許文献1参照)や、水槽の背面に取り付けたモータを回転ドラムの回転軸に連結し、モータの回転を回転ドラムの回転軸に直接伝達させる駆動方式(例えば、特許文献2参照)、さらに、水槽の背面に取り付けるモータを、ステータの内周面に沿ってロータを配したインナロータ方式のモータ(例えば、特許文献3参照)、あるいは、ステータの外周面に沿ってロータを配したアウタロータ方式のモータ(例えば、特許文献4参照)として、回転ドラムを回転駆動させる方式がある。
なお、図10は、従来のインナロータ方式のモータ55を使用したドラム式洗濯機50の例を示し、図11は、従来のアウタロータ方式のモータ55を使用したドラム式洗濯機50の例を示している。いずれの場合においても、モータ55は水槽52の背面である外底面にステータ60を取り付け、ロータ61を回転ドラム54の回転軸62に取り付けている。
特許文献1では、第1のモータと第2のモータを冷却する冷却ファンを水槽に固定するとともに、冷却ファンに冷却ダクトを固定し、冷却ダクトの冷却風吹き出し口を第1のモータと第2のモータに対向するように分岐しており、冷却ファンからの冷却風を冷却ダクトで送ることによって、水槽を主体とする揺動体が揺動するのに影響されることなく、2つのモータに冷却風を確実に当てて、モータの発熱を抑える技術を開示している。
特開平10−263271号公報 特開2006−43105号公報 特開2005−168116号公報 特開2004−216166号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたような冷却技術では、洗濯機本体51内への設置機器が増え、洗濯機50の大型化、重量化、さらにはコスト上昇を招く原因になる。そこで、付帯機器を追加設置することなく、モータの発熱を抑えるために、モータ自体に冷
却機能を付与できれば好適である。
本発明者らは、このような観点からモータの開発を種々試みているが、図11に示すアウタロータタイプのロータ61を有するモータ55の場合、特に、発熱源であるステータ60の外周面に沿ったロータ61は、ロータ61を回転軸62に取り付けるための天蓋部分を有しており、この天蓋部分がステータ60の洗濯機などへの取り付け方向に対して反対側からステータ60を覆う形態になる。このため、ステータ60で発生した熱が逃げにくく、モータ55の発熱を抑えにくい。従って、モータ55をより高トルクで駆動したい場合には特に大きな問題となる。
例えば、ロータ61の天蓋部分に複数の通気穴を円周方向に配設したり、天蓋部分の内面に放射状のリブを設けたりして、ステータ60とロータ61との間の空気を攪拌するようにしても、ステータ60側の熱を奪うことは難く、冷却効果もさほど上がらない。
これに対して、本発明者らは、ステータをモールドしている樹脂材料は空気よりも熱伝導性が高いことに着目し、ステータ自体で放熱性を高める新たな形態を見出し、モータの発熱を大きく低減できる技術を知見した。
本発明は、そのような新たな知見のもとに、ロータがステータを覆う形態を有するモータにおいて、ステータ自体の形態により放熱性を向上させ、ステータからの発熱を抑えることのできるモータを提供することを目的としている。
上記の課題を解決するため、本発明の請求項1に係るモータは、樹脂材料によってモールドされた略円環状のステータを有し、前記ステータのコア部は、複数のアウタティースと、前記複数のアウタティース間を連結する円環状のヨークとからなり、巻線が前記アウタティース間の前記ヨークに径方向に巻回され、前記ステータの外周面に沿った位置に、樹脂材料によってモールドされた略円環状のロータが配され、前記ステータの少なくとも軸方向に位置する樹脂モールド体の端面前記ヨークに径方向に巻回された巻線部分から軸方向に伸延した端面を凹形状とした凹部とすることで、半径方向に延びる凹部と凸部とが交互に形成された凹凸形状としことを特徴とするものである。
このような請求項1に係るモータによれば、ステータのコア部は、複数のアウタティースと、複数のアウタティース間を連結する円環状のヨークとからなり、巻線がアウタティース間のヨークに径方向に巻回されることで分布巻タイプのモータとし、モータを回転駆動したときに発生するモータ回転音の静音化を図ることができる一方で、ステータの外周面に沿った位置にロータを配することにより、ステータは、その固定部への取付方向に対して反対側に位置する端面および外周面からロータで覆われることになり、ステータは発熱源であるので、ステータとロータとの隙間に熱が籠りやすくなるが、ステータをモールドしている樹脂モールド体の少なくとも軸方向に位置する端面ヨークに径方向に巻回された巻線部分から軸方向に伸延した端面を凹形状とした凹部とすることで、半径方向に延びる凹部と凸部とが交互に形成された凹凸形状として、放熱に寄与する表面積を増大させることにより、空気よりも高い熱伝導性を有する樹脂モールド体端面を介して、高い放熱性を得ることができる。樹脂モールド体端面の凹凸形状は、半径方向に延びる凹部と凸部とを円周方向に多数配列して構成することができ、樹脂モールド体端面の表面積を容易に増大して放熱性を高めることができる。
さらに、凹部を、巻線から軸方向に伸延した端面上、すなわち、軸方向の内方に位置する巻線に対向する直上位置に配設しており、熱が放散される空気層と巻線との距離を短くすることにより、巻線から発生する熱を樹脂モールド体に籠らせることなく、樹脂モール
ド体端面からの放熱性を向上させることができる。
そして、このような巻線に対向する直上位置に凹部を配設した凹凸形状をステータの樹脂モールド体端面上に形成することにより、樹脂モールド体端面からの放熱性を向上させる構成によれば、簡単でコストが掛からず、また、特に嵩張ってモータの大型化を招くようなこともない。
本発明の請求項に係るモータは、上記請求項に係るモータにおいて、前記ステータのコア部は、アウタティースの半径方向内側にインナティースをさらに備えるとともに、前記ステータの内周面に沿った位置に、樹脂材料によってモールドされた略円環状のロータがさらに配されることを特徴とするものである。
このような請求項に係るモータによれば、ステータの内周面および外周面の双方に沿ってロータを配することにより、ステータの外周面に沿って配されたロータ(アウタロータ)に加え、ステータの内周面に沿ったデッドスペースを利用してロータ(インナロータ)を配して、1つのステータと2つのロータとの間で電磁力を作用させることで、モータを特に大型化することなく、回転トルクを増加することができるとともに、しかも、ステータは、その固定部への取付方向に対して反対側に位置する端面から内・外周面にわたってロータで覆われることになり、ステータとロータとの隙間に熱が籠りやすくなるが、凹凸形状を有する樹脂モールド体の端面からの放熱性の向上により、モータの発熱を効果的に抑えることができる。
本発明の請求項に係るモータは、上記請求項またはに係るモータにおいて、前記ロータは、前記ステータの凹凸形状とした端面に対向する内面に、適当な間隔を隔てて配置され、半径方向に延びる複数の凸部が設けられていることを特徴とするものである。
このような請求項に係るモータによれば、軸方向に位置するステータの凹凸形状とした端面に対向するロータの内面に、半径方向に延びる複数の凸部を設けることにより、ロータの回転に伴い、ステータとロータとの隙間に介在する空気が攪拌され、ステータの凹凸形状を有する樹脂モールド体の端面からの放熱が促進され、さらに効果的にモータの発熱を抑えることができる。
本発明のモータによれば、ステータをモールドしている樹脂モールド体の軸方向の端面を凹凸形状とし、凹部は、ヨークに径方向に巻回された巻線部分から軸方向に伸延した位置に配設することにより端面における表面積を増大させるとともに、熱が放散される空気層と巻線との距離を短くすることにより、巻線から発生する熱を樹脂モールド体に籠らせることがないという、簡単でコストの掛からない、また、特に嵩張るようなことのない方法により、樹脂モールド体からの放熱性を向上させ、発熱源となるステータの発熱を抑えることができる。また、その分だけ高トルクでの運転ができる。しかも、樹脂モールドの軸方向での層厚はステータ、ロータ間の径方向の空隙によるような制限はないので、冷却の優先度に応じ凹凸の段差を増大して放熱性能を必要十分に高められる。
以下、本発明のモータに係る最良の実施の形態について、図面に基づき説明する。なお、下記に開示される実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の技術的範囲は、実施の形態で開示された内容ではなく、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれると解されるべきである。
まず、本発明の実施の形態に係るモータ5を備えたドラム式洗濯機1の構造・動作について、図1〜図2に基づき詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るモータを適用したドラム式洗濯機の要部構成を示す断面図であり、図2は、ドラム式洗濯機の内部を見た背面図である。
本実施の形態のドラム式洗濯機1は既述した基本構成を有し、図1に示すように洗濯機筐体2内にサスペンション構造によって弾性支持された水槽3内に、多数の透孔4cが形成された回転ドラム4が配設されている。回転ドラム4はモータ5によって回転駆動され、洗濯機筐体2の正面側に開閉自在に設けられた扉6を開くことにより水槽3の正面開口部および回転ドラム4の正面開口部を通して洗濯物を回転ドラム4内から出し入れできる。また、扉6を開いて回転ドラム4内に洗濯物を投入し、洗剤の投入を伴い運転を開始させると、水槽3内には給水管路7から給水がなされ、給水された水は透孔4cを通じて回転ドラム4内にも所要量の水が給水される。モータ5により回転ドラム4が例えば40rpm程度の回転速度で回転駆動されると、回転ドラム4内に収容された洗濯物は回転ドラム4の内周面に設けられた攪拌突起4dに引っ掛けられて回転方向に持ち上げられ、適当な高さから落下することにより、洗濯物には叩き洗いの作用が加えられることにより洗濯がなされる。この洗濯工程の後、汚れた洗濯水は排水管路8により排水され、新たに給水された水を用いてすすぎ工程が実施される。すすぎ工程が終了すると、回転ドラム4を、例えば1000rpm程度の回転速度で高速回転させて、脱水工程が実施される。これらの各工程は所定の制御手順に基づいて自動実行される。なお、本実施の形態のドラム式洗濯機1は、送風機14により水槽3および回転ドラム4内の空気を吸引して、除湿および加熱を順次に行い、乾いた高温空気として水槽3および回転ドラム4内に送風することを繰り返す循環送風経路9を装備したドラム式洗濯乾燥機といわれるドラム式洗濯機であり、上記の脱水工程後に乾燥工程も自動実行される。
このような各工程を自動実行するために、操作パネル19からのモード設定や制御プログラムに従い、マイクロコンピュータを搭載した制御基板などにより構成される制御部18によって、モータ5、給水管路7、排水管路8、循環送風経路9を自動制御して、洗浄工程、すすぎ工程、乾燥工程を行う機能を有している。
なお、給水管路7は、電磁弁の開閉によって実線矢印で示すように適時に給水でき、また、給水を利用して洗剤収容部(図示省略)の洗剤を水槽3内に適時に投入できるように構成されている。排水管路8は、電磁弁の開閉によって洗濯工程終了時、すすぎ工程終了時など、必要なときに一点鎖線矢印で示すように排水できるように構成されている。
循環送風経路9は、水槽3および回転ドラム4内の空気を送風機14によって、図1、図2に示す破線矢印で示すように循環させる循環経路において、水槽3および回転ドラム4からの導入空気中の糸くずなどを捕集し、除塵するフィルタ17、除塵後の導入空気を除湿する蒸発器12、除湿後の空気を加熱して渇いた高温空気とする凝縮器13を有し、送風機14を凝縮器13の下流側に配置して、湿気の影響を受けにくくしている。図示した例では、蒸発器12、凝縮器13は、圧縮機15により冷媒を循環されて循環空気と熱交換を行うものであり、空気調和機16を構成するものである。しかし、加熱乾燥手段はこれらに限られることはない。
回転ドラム4は、その回転軸20に水槽3の背面3aに取り付けたモータ5が直結されて、水槽3と共に、開口側から底部側に向けて回転軸方向を水平方向から角度θ=20±10°に傾斜させて設置され、水平方向に設置する場合に比べて、回転ドラム4を同じ高さに設置しても開口が斜め上向きとなることで、屈んだりする無理な姿勢を取らずに、洗濯物を容易に出し入れできる。特に、本発明者らの経験からは、傾斜角度θを20±10°とすることにより、子供(幼児を除く)から大人までの身長差があっても、車椅子利用者であっても、洗濯物の出し入れの作業が最も行い易い状態が得られる。また、回転ドラム4内に給水された水が背面側に溜まって、少ない水量でも深い貯水状態が得られる利点もある。なお、図1に示す例では、回転軸20は回転ドラム4の背面に直結して、モータ5の回転を伝達するようにしているが、これに限られることはない。
次に、本実施形態に係るモータのドラム式洗濯機1への取り付け構造について、図3〜図8に基づき詳細に説明する。図3は、本発明の実施の形態に係るモータのドラム式洗濯機への取り付け部分のほぼ半部を示す断面図であり、図4のモータの水槽背面への取り付け状態を示す断面図である。また、図5は、モータのステータとロータとを分解した斜視図であり、図6は、ステータとロータの平面断面図であり、さらに、図7は、ロータの背面図である。図8は、モータのステータ端面に形成された凹凸形状の位置関係を示す平面図である。
ここで、本実施の形態のモータ5は、図3、図4に示すように、水槽3の背面3a(具体的には、背面に固定されたステ−タ取り付け座体33)に固定されたステータ取り付け座体33に対して円周方向に配された複数の取り付け手段30により取り付けられたステータ21と、回転軸20に接続され、水槽3の背面3aに回転自在に支持されたロータ25とを有している。
ステータ21は、図6に示すように、半径方向に延びたインナティース23aと、アウタティース23bと、これらのティース23a、23b間を連結する略円環状のヨーク23cとを備えるステータコア23を有し、このヨーク23cに巻線24が巻回されるとともに、全体が樹脂材料でモールドされることにより樹脂モールド体22が形成されている。なお、図6では、巻線24がヨーク23cに径方向巻回されたトロイダル巻線方式を採用した場合を示している。
ロータ25は、図3、図4に示すように、ステータ21の内周面(樹脂モールド体22の内周面22b)に沿って設けられたインナロータ25aと、ステータ21の外周面(樹脂モールド体22の外周面22c)に沿って設けられたアウタロータ25bとを有している。インナロータ25aは、インナティース23aに対向するインナ磁石27aと、これに対応するインナコア28aとを有し、アウタロータ25bは、アウタティース23bに対向するアウタ磁石27bと、これに対応するアウタコア28bとを有し、全体が樹脂材料でモールドされることにより樹脂モールド体26が形成されている。
ステータ21をモールドする樹脂モールド体22においては、略円環状の形状を有し、詳しくは後述するが、その軸方向に位置して回転ドラム4の反対側にある端面22aに、半径方向に延びる凹部22dが複数本設けられることにより、端面22aと凹部22dで凹凸形状が形成されている。また、ロータ25をモールドする樹脂モールド体26においては、外縁部がアウタロータ25bを支持するとともに、中央部が回転軸20に固定され、外縁部と中央部との間が中央部側で外方に向けて膨らむ略円形椀状の天蓋部26aとして形成され、ステータ21に対向する天蓋部26aの内面に半径方向に延びる複数の凸部26bが設けられているとともに、天蓋部26aの円周方向に沿って複数の開口窓26cが設けられている。
以上のように構成されることにより、1つのステータ21と、その内・外周面22b、22cに沿って配されたインナロータ25aおよびアウタロータ25bとの間で発生する電磁力は、分布巻タイプのモータと同じ作用となることから、大きな騒音や振動を発生させることなく、ロータをステータに対して回転させている。ステータ21の内周面22b側に形成される回転軸20の軸受部31との間のデッドスペースを活かしてインナロータ25aを配設することにより、モータ5の回転トルクを増大させており、これによって、負荷が高くても、安定した状態で回転ドラム4を回転軸20を介して回転駆動させることができる。
また、ステータ21およびロータ25は、上述したように、それぞれ樹脂材料でモールドされ、樹脂モールド体22、26を有しているが、これらの樹脂モールド体22、26に用いられる樹脂材料としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂など、必要とされる絶縁階級や使用環境に応じて様々な材料が適用可能であり、発煙、発火といった安全面から考えると、難燃材、望ましくは不燃材を適用するのが良い。本発明において対象としている洗濯機の例においては、例えば、不飽和ポリエステルなどを適用するのが好適である。
水槽3の背面3aに金属製のステ−タ取り付け座体33がボルト止めなどにより固定され、回転ドラム4の回転軸20がこのステ−タ取り付け座体33の中央部を貫通するように形成された軸受部31に回転可能に軸支されている。ステータ21をステ−タ取り付け座体33に取り付ける複数の取り付け手段30は、図4、図5に示すように、樹脂モールド体22の外周面22cに外方に延びて形成された取り付け足32と、この取り付け足32をステ−タ取り付け座体33に螺子締結するボルト34などの締結具類とで構成されている。そして、取り付け足32には、取り付け孔32aが穿設され、図4に示すように、この取り付け孔32aに水槽3の反対側方向からボルト34を通して、ステ−タ取り付け座体33の螺子孔33aにねじ合わせて締結することにより、ステータ21を水槽3の背面3a(ステ−タ取り付け座体33)に確固に取り付けるように構成されている。
また、ロータ25には、図4〜図5、図7に示すように、樹脂モールド体26におけるステータ21の水槽3とは反対側の軸方向に位置する端面22aに被さる天蓋部26aの中央部に、金属製のボス36をインサートして形成した取り付け孔26dが形成されている。この取り付け孔26dを軸受部31に軸受された回転軸20の後端部に、天蓋部26aおよび回転軸20双方のセレーション部26e、20a、ないしはキーとキー溝とで構成される回り止め手段を係合させて嵌め合わせた後、押えワッシャ37を当てがい、ボルト38などの締結具類にて回転軸20に締結することにより、ロータ25を回転軸20に確固に取り付けるようにしている。なお、モータ5の洗濯機筐体2への取り付けを伴う組み立ての手順は種々に選択できる。また、回り止め手段やステータ21とロータ25との空隙の位置決め手段も種々な手法のものを採用することができる。
ところで、モータ5は、ステータ21の内・外周面(樹脂モールド体22の内・外周面22b、22c)に沿ってインナロータ25a、25bを配して回転トルクを高めても、ステータ21が有する発熱源となる巻線24による温度上昇を抑えられなければ、駆動トルクが制限される。これに対応するため、本実施の形態では、ステータ21が空気よりも熱伝導性の良い樹脂材料によってモールドされた樹脂モールド体22を有していることに着目して、ステータ21の軸方向に位置して回転ドラム4の反対側にある端面22aを、図3〜図5、図7に示すように、凹凸形状としている。
この凹凸形状は、半径方向に延びる凹部22dが複数本形成されることにより構成され、凹部22dは、巻線24から軸方向に伸延した端面22a上に配設されている。このようにして、樹脂モールド体22における放熱に寄与する表面積を増大させることにより、空気よりも高い熱伝導性を有する樹脂モールド体22の端面22aを介して、高い放熱性
を得ることができる。樹脂モールド体22端面22aの凹凸形状は、半径方向に延びる凹部22dを円周方向に多数配列して構成することができ、樹脂モールド体22端面22aの表面積を容易に増大して放熱性を高めることができ、ロータ21、延いてはモータ5の温度上昇を抑えることができる。
さらに、凹部22dを、巻線24から軸方向に伸延した端面22a上、すなわち、軸方向の内方に位置する巻線24に対向する直上位置に配設しており、熱が放散される空気層と巻線24との距離を短くすることにより、巻線24から発生する熱を樹脂モールド体22に籠らせることなく、樹脂モールド体22端面22aからの放熱性を向上させることができる。そして、このような巻線24に対向する直上位置に凹部22dを配設した凹凸形状をステータ21の樹脂モールド体22端面22a上に形成することにより、樹脂モールド体22端面22aからの放熱性を向上させる構成によれば、構造的にも簡単でコストが掛からず、また、特に嵩張ってモータ5の大型化を招くようなこともない。
さらに、本実施の形態においては、凹部22dがステータ21の中心から遠ざかるにしたがって拡幅される凹溝によって形成されており、凹部22dの表面積を最大限に拡張することができ、巻線24近傍にこもる熱を効果的に放熱させることができる。この結果、発熱源となるステータ21の発熱が抑えられ、温度上昇を抑制したことにより、モータ5を高い回転トルクで回転駆動させることができる。
本実施形態のモータ5では、ステータ21のステータコア23(コア部)をインナティース23aと、アウタティース23bと、これらのティース23a、23b間を連結する円環状のヨーク23cとで構成し、このヨーク23cに巻線24を巻回して、分布巻タイプのモータ5とすることにより、モータ5を回転駆動したときに発生するモータ回転音の静音化を図ることができるとともに、これらの多数のヨーク23cに巻回された個々の巻線24に対向するように、ステータ21の樹脂モールド体22端面22aに凹部22dを配設しているので、巻線24から発生する熱を樹脂モールド体22内部に籠らせることなく、樹脂モールド体22端面22aからの放熱性を向上させることができる。
本実施形態のモータ5は、ロータ25として、少なくともステータ21の外周面22cに沿ってアウタロータ25bを有するものであり、ステータ21は、そのステータ取り付け座体33への取付方向に対して反対側に位置する端面22aおよび外周面22cからロータ25で覆われることになり、ステータ21とロータ25との隙間に熱が籠りやすくなるが、凹凸形状を有する樹脂モールド体22の端面22aからの放熱性の向上により、モータ5の発熱を効果的に抑えることができる。また、端面22aに設けた半径方向に延びる凹部22dによって、ロータ25に随伴する空気の流れにほぼ直交してその流れを掻き乱し、樹脂モールド体22に接触する空気の更新を図ることができるので、冷却効果を高めることができる。
また、本実施の形態のモータ5のように、アウタロータ25bに加え、ステータ21の内周面22bに沿ってインナロータ25aを有するものであると、1つのステータ21と2つのロータ25(25a、25b)との間で電磁力を作用させることで、モータ5を特に大型化することなく、回転トルクを増加することができるとともに、しかも、ステータ21は、そのステータ取り付け座体33への取付方向に対して反対側に位置する端面22aから内・外周面22b、22cにわたってロータ25で覆われることになり、ステータ21とロータ25との隙間に熱が籠りやすくなるが、凹凸形状を有する樹脂モールド体22の端面22aからの放熱性の向上により、モータ5の発熱を効果的に抑えることができる。これによって、大きな回転トルクを有するモータ5であって、モータ5の発熱が懸念される場合であっても、高い回転トルクでの運転を保証することができる。
さらに、ステータ21の端面(樹脂モールド体22の端面22a)に対向するロータ25の内面(天蓋部26aの内面)に、半径方向に延びる複数の凸部26bが設けられていると、ロータ25の回転に伴い、ステータ21とロータ25との隙間に介在する空気が攪拌され、ステータ21の凹凸形状を有する樹脂モールド体22の端面22aからの放熱・冷却が促進され、さらに効果的にモータ5の発熱を抑えることができる。さらに、ロータ25の天蓋部26aに開口窓26cが設けられていると、ロータ25の回転に伴い、ステータ21とロータ25との隙間に介在する空気が入れ替えられることにより更新され、より効果的に攪拌されるので、ステータ21の凹凸形状を有する樹脂モールド体22の端面22aからの放熱・冷却がより促進され、さらに相乗的にモータ5の発熱を抑えることができる。
上記の実施形態では、ステータ21の軸方向に位置する樹脂モールド体22の端面22aを凹凸形状としているが、これに加えて、樹脂モールド体22の外周面22cを凹凸形状としてもよい。この凹凸形状は、半径方向に対して垂直あるいは傾斜して延びる複数の凹溝45(図5には1つだけ図示)が円周方向に配列されることにより形成され、この凹溝45は、巻線24から半径方向に伸延した外周面22c上に配設されるのが好適である。このような外周面22cに設けられた凹凸形状によっても、樹脂モールド体22の表面積を増大し、空気よりも高い熱伝導性を有する樹脂モールド体22の外周面22cを介して、高い放熱性を得ることができる。樹脂モールド体22外周面22cの凹凸形状は、凹溝45を円周方向に多数配列して構成することができ、樹脂モールド体22外周面22cの表面積を容易に増大して放熱性を高めることができる。さらに、凹溝45を、巻線24から半径方向に伸延した外周面22c上、すなわち、巻線24に対向する直上位置に配設すれば、熱が放散される空気層と巻線24との距離を短くすることにより、巻線24から発生する熱を樹脂モールド体22に籠らせることなく、樹脂モールド体22外周面22cからの放熱性を向上させることができる。
このような本発明に係るモータ5は、洗濯、すすぎ、脱水を行う洗濯機や、さらに乾燥をも行う洗濯乾燥機に好適に用いることができ、特に高い回転トルクが必要とされる洗濯機や洗濯乾燥機に好適に用いることができる。
次に、本実施の形態のモータ5をドラム式洗濯乾燥機に適用したときの回転駆動モードとそのときの洗濯物の挙動について、図9を用いて説明する。図9は、本発明の実施の形態に係るドラム式洗濯機での正逆連続回転駆動モードでの(a)駆動手順と(b)そのときの洗濯物の挙動を説明する模式図である。
ところで、本実施の形態に係るドラム式洗濯機1では、回転ドラム4の回転軸方向を水平方向から角度θ=20±10°に傾斜させて設置している関係から、水平方向に設置する場合に比べて、洗濯物70が回転軸方向にも低い位置に集まりやすい傾向を示す。本実施の形態のドラム式洗濯機1は、インナロータ25aとアウタロータ25bとを有し、回転トルクを強化したモータ5の特性を活かして、回転ドラム4に対する制御部18による駆動制御に関し、回転ドラム4の90°を超え180°未満での急正弧回転、急逆弧回転を40rpm〜60rpm程度の回転速度で交互に繰り返す正逆弧回転駆動モードを備え、通常の、回転ドラム4の回転によって持ち上げられた洗濯物70がその自重が勝る高さから落下する挙動を示す回転速度で回転ドラム4の連続回転を正逆交互に繰り返す正逆連続回転駆動モードと併用できるようにしている。正逆弧回転駆動モードは、後に詳述するように、洗濯物70が低い位置に集まりやすい傾向を利用して、洗濯物70の絡み、捩れの発生を大きく低減し、機械力の働きを高めながら皺も生じ難くすることを意図した駆動モードである。これら両駆動モードを必要に応じて洗濯、すすぎ、乾燥工程のどの段階でも実行することができる。
まず、洗濯、すすぎ工程において正逆弧回転駆動モードを実行する場合について、説明する。正逆弧回転駆動モードで洗濯、すすぎ工程を実行するのは特に過酷で駆動負荷が大きいが、本実施の形態のモータ5であれば、十分なトルクで安定して回転ドラム4を回転駆動させることができ、90°を超え180°未満の弧回転駆動により、洗濯物70を図9(a)の丸付き符号2、4、6に例示する破線位置から実線位置へと最大限90°を超えて180°未満まで持ち上げることができる。また、この弧回転駆動を図9(a)に示す丸付き符号2、4、6、4、6・・の順に正逆交互に行うことにより、図9(a)に示す丸付き符号3、5に示すように、洗濯物70の持ち上げの最終時点ないしはその近傍で反転のための減速状態ないしは制動状態を生じて、洗濯物70に与えられていた回転慣性による強制剥がし力と洗濯物70の自重によって、洗濯物70を回転ドラム4内面から確実かつ瞬時に剥がして落すことができる。さらに、正逆交互の弧回転駆動によって、洗濯物70の持ち上げ位置、落下位置を毎回の弧回転駆動において、図9(b)に示すように、左右交互に入れ換えられるので、洗濯物70の解し作用を高められることができ、さらに、機械力を洗濯物70に満遍なく及ぼすことができる。
また、正逆弧回転駆動モードは駆動負荷が大きいが、駆動負荷の低い正逆連続回転駆動モードを併用することにより、機械的負荷を軽減しながら、正逆連続回転駆動モードにおいて生じる洗濯物70の絡み、捩れ、皺などの洗濯物70に対する機械力付与の不均衡を正逆弧回転駆動モードの実行割合を調整することで是正することができる。また、両駆動モードにおける洗濯やすすぎ中の洗濯物70に異なった2通りの挙動、具体的には、正逆円弧回転駆動モードによってしっかりした手もみ洗いの挙動を、正逆連続回転駆動モードによっては洗濯物70を大きく連続に動かし、むら無く洗う均一な洗い挙動を実行し、それらを併用することにより、両駆動モードにおける特徴的な挙動を相乗的に兼ね備えた洗濯およびすすぎ工程を実行することができる。さらに、正逆円弧回転駆動モードだけでは、大きな回転トルクを得るため、消費電力も大きくなるが、正逆連続回転駆動モードを併用することにより省電力化を図ることができる。
次に、乾燥工程において正逆弧回転駆動モードを実行する場合について、説明する。この乾燥工程における駆動手順ならびに洗濯物70の挙動は、基本的に、上述した洗濯、すすぎ工程において正逆弧回転駆動モードを実行する場合と同様であり、ここでは説明を省略する。正逆弧回転駆動モードを乾燥工程で実行するのは、洗濯、すすぎ工程において実行する場合に比べて駆動負荷は幾分か軽減されるが、正逆連続回転駆動モードに比べれば大きな駆動負荷となる。
乾燥工程では、回転ドラム4の弧回転駆動により、洗濯物70を回転ドラム4の左右片側上部まで持ち上げることを正逆交互に行い、洗濯物70の持ち上げの最終時点ないしはその近傍での減速状態ないしは制動状態にて、洗濯物70をその慣性による強制剥がし力と洗濯物70の自重によって回転ドラム4の内面から確実かつ瞬時に剥がして、回転ドラム4の左右反対側に落すことの繰り返しにより、弧回転駆動ごとに洗濯物70の持ち上げ位置、落下位置を左右交互に入れ換え、洗濯物70の解し作用を高めて、絡みはもとより、捩れや、回転ドラム4の内面への貼り付きを防止し、洗濯物70の取り出しを容易とするとともに、洗濯物70に皺が付くのを大幅に緩和することができる。
また、このような正逆弧回転駆動モードを乾燥工程で実行することにより、洗濯工程、すすぎ工程終了の脱水ステップにおいて、洗濯物70に絡み、捩れ、皺よりが生じ、回転ドラム4内面に強く押し付けられて貼り付いた状態の癖が付けられることがあっても、洗濯物70の持ち上げ位置および落し位置の左右交互の入れ換えに伴う高い解し作用、機械力の作用によって、スムーズに解しながら、洗濯物70内部に乾燥した高温空気が及ぶようにすることができるので、むら無く乾燥することができる。また、洗濯物70の落下時の叩き作用により、皺伸ばし効果に付随して洗濯物70の解れによる拡がりと繊維の再生
が図れるので、乾燥仕上がり時の感触を大きく高めることができる。
さらに、乾燥工程において、正逆連続回転駆動モードを実行すると、洗濯物70における乾燥空気との接触効率を高めることができ、総じて乾燥効率を向上させることができる。したがって、正逆弧回転駆動モードと正逆連続回転駆動モードとを併用することにより、乾燥時間をさらに短縮できるとともに、さらに、洗濯物70の絡み、捩れや、回転ドラム4内面への貼り付きを防止し、洗濯物70の取り出しを容易とするとともに、洗濯物70に皺が付くのを大幅に緩和することができる。このように、両駆動モードにおける長所を相乗的に兼ね備えた乾燥工程を実行することができる。また、正逆円弧回転駆動モードだけでは、大きな回転トルクを得るため、消費電力も大きくなるが、正逆連続回転駆動モードを併用することにより省電力化を図ることができる。
このように、本実施の形態のモータ5を用いたドラム式洗濯機1において、正逆弧回転駆動モードと正逆連続回転駆動モードとを併用することによって洗濯物70に機械力を及ぼすことができるとともに、叩き作用による叩き洗い効果、叩きすすぎ効果に加えて、絡み・捩れの防止効果や皺伸ばし効果のある、すなわち、両駆動モードにおける特徴・長所を相乗的に兼ね備えた洗濯、すすぎ、乾燥の各工程を実行することができる。
本発明は、モータの発熱源となるステータの放熱を図るのに実用して、ステータ自体の簡単な改良にて自己放熱性を高めステータの発熱を抑えられる。
本発明の実施の形態に係るモータを適用したドラム式洗濯機の要部構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係るドラム式洗濯機の内部を見た背面図である。 本発明の実施の形態に係るドラム式洗濯機のモータ取り付け部分のほぼ半部を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係るドラム式洗濯機のモータの水槽背面への取り付け状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係るモータのステータとロータとを分解した斜視図である。 本発明の実施の形態に係るモータにおけるステータとロータの平面断面図である。 本発明の実施の形態に係るモータにおけるロータの背面図である。 本発明の実施の形態に係るモータにおけるステータ端面に形成された凹凸形状の位置関係を示す平面図である。 本発明の実施の形態に係るドラム式洗濯機での正逆連続回転駆動モードでの(a)駆動手順と(b)そのときの洗濯物の挙動を説明する模式図である。 インナロータタイプのモータを採用した従来のドラム式洗濯機を示す断面図である。 アウタロータタイプのモータを採用した従来のドラム式洗濯機を示す断面図である。
1 ドラム式洗濯機
2 洗濯機筐体
3 水槽
4 回転ドラム
5 モータ
20 回転軸
21 ステータ
22 樹脂モールド体
22a 端面
22d 凹部
23 ステータコア
23a インナティース
23b アウタティース
23c ヨーク
24 巻線
25 ロータ
25a インナロータ
25b アウタロータ
26 樹脂モールド体
26a 天蓋部
26b 凸部

Claims (3)

  1. 樹脂材料によってモールドされた略円環状のステータを有し、前記ステータのコア部は、複数のアウタティースと、前記複数のアウタティース間を連結する円環状のヨークとからなり、巻線が前記アウタティース間の前記ヨークに径方向に巻回され、
    前記ステータの外周面に沿った位置に、樹脂材料によってモールドされた略円環状のロータが配され、
    前記ステータの少なくとも軸方向に位置する樹脂モールド体の端面前記ヨークに径方向に巻回された巻線部分から軸方向に伸延した端面を凹形状とした凹部とすることで、半径方向に延びる凹部と凸部とが交互に形成された凹凸形状としことを特徴とするモータ。
  2. 前記ステータのコア部は、アウタティースの半径方向内側にインナティースをさらに備えるとともに、前記ステータの内周面に沿った位置に、樹脂材料によってモールドされた略円環状のロータがさらに配されることを特徴とする請求項に記載のモータ。
  3. 前記ロータは、前記ステータの凹凸形状とした端面に対向する内面に、適当な間隔を隔てて配置され、半径方向に延びる複数の凸部が設けられていることを特徴とする請求項またはに記載のモータ。
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