JP2008194185A - ガイドワイヤ - Google Patents

ガイドワイヤ Download PDF

Info

Publication number
JP2008194185A
JP2008194185A JP2007031315A JP2007031315A JP2008194185A JP 2008194185 A JP2008194185 A JP 2008194185A JP 2007031315 A JP2007031315 A JP 2007031315A JP 2007031315 A JP2007031315 A JP 2007031315A JP 2008194185 A JP2008194185 A JP 2008194185A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
guide wire
tubular body
distal end
coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007031315A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4981471B2 (ja
Inventor
Hideo Sato
英雄 佐藤
Katsuro Mishima
克朗 三島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Terumo Corp filed Critical Terumo Corp
Priority to JP2007031315A priority Critical patent/JP4981471B2/ja
Priority to US11/905,818 priority patent/US7641622B2/en
Publication of JP2008194185A publication Critical patent/JP2008194185A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4981471B2 publication Critical patent/JP4981471B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/01Introducing, guiding, advancing, emplacing or holding catheters
    • A61M25/09Guide wires
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/01Introducing, guiding, advancing, emplacing or holding catheters
    • A61M25/09Guide wires
    • A61M2025/09133Guide wires having specific material compositions or coatings; Materials with specific mechanical behaviours, e.g. stiffness, strength to transmit torque
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/01Introducing, guiding, advancing, emplacing or holding catheters
    • A61M25/09Guide wires
    • A61M2025/0915Guide wires having features for changing the stiffness
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/01Introducing, guiding, advancing, emplacing or holding catheters
    • A61M25/09Guide wires
    • A61M2025/09175Guide wires having specific characteristics at the distal tip

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Pulmonology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)

Abstract

【課題】操作性に優れたガイドワイヤを提供すること。
【解決手段】ガイドワイヤ1は、可撓性を有する長尺なワイヤ本体10と、ワイヤ本体10の先端側の部分の外周を覆うように設置された管状体7とを有している。管状体7は、樹脂材料で構成された内層81および外層82を有する積層部8と、内層81と外層82との間に配置され、線材91を螺旋状に巻回してなる補強部材9とを備えている。補強部材9は、積層部8を補強する機能を有しており、これにより、管状体7全体としての剛性を維持することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、ガイドワイヤに関する。
ガイドワイヤは、外科的手術が困難な部位の治療、または人体への低侵襲を目的とした治療や、心臓血管造影などの検査に用いられるカテーテルを誘導するのに使用される。例えばPCI(Percutaneous Coronary Intervention:経皮的冠状動脈インターベンション)を行なう際、X線透視下で、ガイドワイヤの先端をバルーンカテーテルの先端より突出させた状態で、バルーンカテーテルと共に目的部位である冠状動脈の狭窄部付近まで挿入され、バルーンカテーテルの先端部を血管狭窄部付近まで誘導する。
このような治療に用いられるガイドワイヤとしては、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。このガイドワイヤは、可撓性を有するワイヤ本体(芯材)と、ワイヤ本体の先端部の外周を覆うように設置されたコイル(X線造影性金属コイル)と、ワイヤ本体およびコイルの最外表面を覆う被覆層(合成樹脂製被覆部材、親水性潤滑層)とで構成されている。
特許文献1に記載されたガイドワイヤを用いて前述したような操作をしたとき、冠動脈の湾曲の程度等の冠動脈の状態によっては、次に記載するような現象が生じることがあった。
例えば冠動脈の急峻に湾曲した部分にガイドワイヤのコイルが位置する(挿入された)ときに当該ガイドワイヤを押し込むと、コイルに無理な(塑性変形が生じる程度の)力が加わる場合があった。この場合、コイルを構成している素線の一部が、それに隣接する素線に乗り上げてしまい、コイルが塑性変形することがあった。このため、コイルが通常の(正常な)状態に復元せず、ワイヤ本体の基端部からの押込力がコイルを介してワイヤ本体の先端部へ確実に伝達されない、すなわち、押し込み性が著しく減少してしまうおそれがあった。
また、特許文献1のガイドワイヤにはコイルに親水性潤滑層が設けられてはいるものの、当該ガイドワイヤの太さによっては、例えば冠動脈の急峻に湾曲した部分にガイドワイヤの先端部が位置する(挿入された)ときに、先端部の親水性潤滑層と前記湾曲した部分との間に比較的大きい摩擦抵抗が生じてしまう、すなわち、先端部の親水性潤滑層が前記湾曲した部分に貼り付いてしまうことがある。このため、ワイヤ本体の基端部からトルクを掛けたとしても、そのトルクがワイヤ本体の先端部へ確実に伝達されない、すなわち、トルク伝達性が著しく減少してしまうおそれがあった。
特開平10−146390号公報
本発明の目的は、操作性に優れたガイドワイヤを提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(10)の本発明により達成される。
(1) 可撓性を有する長尺なワイヤ本体と、該ワイヤ本体の先端側の部分の外周を覆うように設置された管状体とを有するガイドワイヤであって、
前記管状体は、樹脂材料で構成された内層および外層を有する積層部と、前記内層と前記外層との間に配置された少なくとも1本の線状体とを備え、前記ワイヤ本体に対して離間していることを特徴とするガイドワイヤ。
(2) 前記線状体は、前記積層部を補強する補強部材として機能するものである上記(1)に記載のガイドワイヤ。
(3) 前記ワイヤ本体は、その先端部に外径が先端方向に向かって漸減するテーパ部を有しており、該テーパ部の基端が前記管状体の内側に位置している上記(1)または(2)に記載のガイドワイヤ。
(4) 前記管状体は、前記ワイヤ本体に対し、前記線状体の先端または前記積層部の先端が固定されている上記(1)ないし(3)のいずれかに記載のガイドワイヤ。
(5) 前記線状体は、その全体形状が螺旋状をなす上記(1)ないし(4)のいずれかに記載のガイドワイヤ。
(6) 隣接する前記線状体同士は、互いに離間している上記(5)に記載のガイドワイヤ。
(7) 前記線状体は、前記管状体の長手方向に沿って直線状に配置されているものである上記(1)ないし(6)のいずれかに記載のガイドワイヤ。
(8) 前記線状体は、複数設けられている上記(7)に記載のガイドワイヤ。
(9) 前記複数の線状体は、前記管状体の周方向に沿って間欠的に配置されている上記(8)に記載のガイドワイヤ。
(10) 前記線状体は、その一部が前記積層部の先端側および/または基端側から露出した露出部を有する上記(1)ないし(9)のいずれかに記載のガイドワイヤ。
前記露出部は、螺旋状をなし、その隣接する前記線状体同士が互いに接触しているのが好ましい。
前記内層と前記外層とは、互いに機械的特性が異なるのが好ましい。
前記ワイヤ本体の先端側の部分の外周を覆うように設置され、素線を螺旋状に形成してなるコイルをさらに有するのが好ましい。
前記コイルは、その少なくとも一部が前記管状体と重なっているのが好ましい。
前記コイルは、前記管状体の先端側に配置されているのが好ましい。
前記ワイヤ本体は、その先端部に外径が先端方向に向かって漸減するテーパ部を有しており、
前記コイルと前記管状体との境界部は、前記テーパ部の長手方向の途中に位置しているのが好ましい。
前記コイルの前記素線の線径と前記管状体の壁部の厚さとは、同じであるのが好ましい。
前記コイルの前記素線の線径は、前記線状体の線径よりも大きいのが好ましい。
本発明によれば、ガイドワイヤ1の先端部に積層部と線状体とを有する管状体を有しているため、ガイドワイヤの先端部での圧縮に対する剛性が維持される。これにより、ガイドワイヤをカテーテル内や生体内へ挿入する際に、ガイドワイヤの先端部において不本意な変形(曲げ)が生じるのが防止される。すなわち、ガイドワイヤは、耐キンク性に優れたものとなっている。また、ガイドワイヤの先端部の不本意な変形が生じるのが防止される、すなわち、先端部の正常な状態が維持されるため、ガイドワイヤを容易かつ確実に押し進めることができる。すなわち、ガイドワイヤは、押し込み性にも優れたものとなっている。
また、例えば冠動脈等のような急峻に湾曲した血管内にガイドワイヤの先端部が位置する(挿入された)ときに、当該先端部が血管壁に貼り付く(密着する)場合がある。このような場合であっても、ガイドワイヤの先端部では、ワイヤ本体が管状体に対して多少なりとも回動可能に支持されてるため、ガイドワイヤの基端側からのトルクは、ワイヤ本体の管状体に覆われている部分を介して、先端まで確実に伝達される。すなわち、ガイドワイヤは、トルク伝達性にも優れたものとなっている。
以下、本発明のガイドワイヤを添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明のガイドワイヤの第1実施形態を示す縦断面図、図2は、図1に示すガイドワイヤの先端部の拡大詳細図である。なお、以下では、説明の都合上、図1および図2中(図3〜図7および図8も同様)の右側を「基端」、左側を「先端」と言う。また、図1および図2(図3〜図7および図8も同様)では、理解を容易にするため、ガイドワイヤの長さ方向を短縮し、ガイドワイヤの太さ方向を誇張して模式的に図示しており、長さ方向と太さ方向の比率は実際とは異なる。また、図2(図3〜図7も同様)では、被覆層が省略されている。
図1に示すガイドワイヤ1は、カテーテルに挿入して用いられるカテーテル用ガイドワイヤであって、先端側に配置された第1ワイヤ2と、第1ワイヤ2の基端側に配置された第2ワイヤ3とを連結してなるワイヤ本体10と、ワイヤ本体10の先端側の部分の外周を覆うコイル4および管状体7とを有している。ガイドワイヤ1の全長は、特に限定されないが、200〜5000mm程度であるのが好ましい。
第1ワイヤ2は、弾性(可撓性)を有する線材である。第1ワイヤ2の長さは、特に限定されないが、20〜1000mm程度であるのが好ましい。
第1ワイヤ2は、小径部22と、外径漸減部(テーパ部)15と、中径部23と、外径漸減部16と、大径部24とを有し、これらの部位が第1ワイヤ2の先端側から順に配置さている。
大径部24は、外径がワイヤ長手方向に沿って一定の部位である。
大径部24より先端側には、中径部23が配置されている。この中径部23は、外径がワイヤ長手方向に沿って一定の部位であり、その外径は、大径部24の外径よりも小さい。
中径部23より先端側には、小径部22が配置されている。この小径部22は、外径がワイヤ長手方向に沿って一定の部位であり、その外径は、中径部23の外径よりも小さい。
このように、第1ワイヤ2の外径が先端方向に向かって段階的に減少していることにより、第1ワイヤ2の剛性(曲げ剛性、ねじり剛性)を先端方向に向かって段階的に減少させることができ、その結果、ガイドワイヤ1は、第1ワイヤ2で良好な柔軟性を得て、血管への追従性、安全性が向上すると共に、折れ曲がり等も防止することができる。
小径部22と中径部23との間には、外径漸減部15が配置されている。また、中径部23と大径部24との間には、外径漸減部16が配置されている。外径漸減部15および16は、それぞれ、外径が先端方向へ向かって漸減した部位である。外径漸減部15は、その両端が小径部22および中径部23と連続的に形成されて(連結されて)いる。外径漸減部16も外径漸減部15とほぼ同様に、中径部23および大径部24と連続的に形成さている。
このような外径漸減部15および16を有することにより、当該外径漸減部15および16で、それぞれ、第1ワイヤ2の剛性(曲げ剛性、ねじり剛性)を先端方向に向かって徐々に減少させることができる。その結果、前述したような外径減少による効果がさらに顕著なものとなる。
また、外径漸減部15および16のテーパ角度(外径の減少率)は、ワイヤ長手方向に沿って一定でも、長手方向に沿って変化する部位があってもよい。例えば、テーパ角度(外径の減少率)が比較的大きい箇所と比較的小さい箇所とが複数回交互に繰り返して形成されているようなものでもよい。
第1ワイヤ2の構成材料は、特に限定されず、例えば、ステンレス鋼などの各種金属材料を使用することができるが、そのなかでも特に、擬弾性を示す合金(超弾性合金を含む。)が好ましい。より好ましくは超弾性合金である。超弾性合金は、比較的柔軟であるとともに、復元性があり、曲がり癖が付き難いので、第1ワイヤ2を超弾性合金で構成することにより、ガイドワイヤ1は、その先端側の部分に十分な柔軟性と曲げに対する復元性が得られ、複雑に湾曲・屈曲する血管に対する追従性が向上し、より優れた操作性が得られるとともに、第1ワイヤ2が湾曲・屈曲変形を繰り返しても、第1ワイヤ2に復元性により曲がり癖が付かないので、ガイドワイヤ1の使用中に第1ワイヤ2に曲がり癖が付くことによる操作性の低下を防止することができる。
擬弾性合金には、引張りによる応力−ひずみ曲線のいずれの形状も含み、As、Af、Ms、Mf等の変態点が顕著に測定できるものも、できないものも含み、応力により大きく変形(歪)し、応力の除去により元の形状にほぼ戻るものは全て含まれる。
超弾性合金の好ましい組成としては、49〜52原子%NiのNi−Ti合金等のNi−Ti系合金、38.5〜41.5重量%ZnのCu−Zn合金、1〜10重量%XのCu−Zn−X合金(Xは、Be、Si、Sn、Al、Gaのうちの少なくとも1種)、36〜38原子%AlのNi−Al合金等が挙げられる。このなかでも特に好ましいものは、上記のNi−Ti系合金である。なお、Ni−Ti系合金に代表される超弾性合金は、後述する被覆層5の密着性にも優れている。
第1ワイヤ2の基端には、第2ワイヤ3の先端が溶接により連結(接続)されている。第2ワイヤ3は、弾性を有する線材である。第2ワイヤ3の長さは、特に限定されないが、20〜4800mm程度であるのが好ましい。
第2ワイヤ3は、その先端付近に配置された外径漸減部18と、外径漸減部18の基端側に隣接して配置された外径一定部32とを有している。
外径漸減部18は、その外径が先端方向に向かって漸減した部位である。また、外径一定部32は、外径がワイヤ長手方向に沿って一定の部位であり、その外径は、外径漸減部18の基端の外径と同等となっている。
このような構成の第2ワイヤ3では、外径一定部32が外径漸減部18よりも剛性の高くなる。これにより、第1ワイヤ2と第2ワイヤ3との弾性移行が滑らかに変化するという効果が得られる。
第2ワイヤ3は、第1ワイヤ2の構成材料より弾性率(ヤング率(縦弾性係数)、剛性率(横弾性係数)、体積弾性率)が大きい材料で構成されている。これにより、第2ワイヤ3に適度な剛性(曲げ剛性、ねじり剛性)が得られ、ガイドワイヤ1がいわゆるコシの強いものとなって押し込み性およびトルク伝達性が向上し、より優れた挿入操作性が得られる。
第2ワイヤ3の構成材料(素材)は、特に限定されず、ステンレス鋼(例えば、SUS304、SUS303、SUS316、SUS316L、SUS316J1、SUS316J1L、SUS405、SUS430、SUS434、SUS444、SUS429、SUS430F、SUS302等SUSの全品種)、ピアノ線、コバルト系合金、擬弾性合金などの各種金属材料を使用することができる。
コバルト系合金は、ワイヤとしたときの弾性率が高く、かつ適度な弾性限度を有している。このため、コバルト系合金で構成された第2ワイヤ3は、特に優れたトルク伝達性を有し、座屈等の問題を極めて生じ難い。コバルト系合金としては、構成元素としてCoを含むものであれば、いかなるものを用いてもよいが、Coを主成分として含むもの(Co基合金:合金を構成する元素中で、Coの含有率が重量比で最も多い合金)が好ましく、Co−Ni−Cr系合金を用いるのがより好ましい。このような組成の合金を、第2ワイヤ3の構成材料として用いることにより、前述した効果がさらに顕著なものとなる。また、このような組成の合金は、弾性係数が高く、かつ高弾性限度としても冷間成形可能で、高弾性限度であることにより、座屈の発生を十分に防止しつつ、小径化することができ、所定部位に挿入するのに適度な剛性を備えるものとすることができる。
第1ワイヤ2と第2ワイヤ3とは、それらの端部同士が接合されている。図1に示すガイドワイヤ1においては、その端面同士が溶接により接合されており、これらのワイヤ同士の境界は、溶接部14が形成さている。
第1ワイヤ2と第2ワイヤ3との溶接の方法としては、特に限定されず、例えば、レーザを用いたスポット溶接、バットシーム溶接等の突き合わせ抵抗溶接などが挙げられるが、突き合わせ抵抗溶接であるのが好ましい。これにより、溶接部14は、より高い結合強度が得られる。
また、本実施形態では、溶接部14に、外周方向に突出する突出部17が形成されている。このような突出部17が形成されることにより、第1ワイヤ2と第2ワイヤ3との接合面積が大きくなり、これらの接合強度は、特に高いものとなる。これにより、ガイドワイヤ1は、第2ワイヤ3からのねじりトルクや押し込み力がより確実に第1ワイヤ2に伝達される。
また、突出部17が形成されることにより、例えば、X線透視下で、第1ワイヤ2と第2ワイヤ3との溶接部14をより容易に視認することが可能となる。その結果、X線透視像を確認することにより、血管内などにおけるガイドワイヤ1、カテーテルの進行状況を容易かつ確実に把握することができ、施術時間の短縮、安全性の向上に寄与することができる。
突出部17を形成する方法としては、特に限定されないが、例えば、以下に記載する方法が挙げられる。
第1ワイヤ2と第2ワイヤ3との溶接にバットシーム溶接を用いる。この場合、第1ワイヤ2と第2ワイヤ3とは、バット溶接機によって、所定の電圧を印加されながら第1ワイヤ2の基端側の接続端面21と第2ワイヤ3の先端側の接続端面31とが加圧接触される。この加圧接触により、接触部分には溶融層が形成され、第1ワイヤ2と第2ワイヤ3とは強固に接続される。
また、加圧接触することによって変形された接続箇所(溶接部14)には、突出した部分が形成される。この突出した部分をなだらかに整形することにより、突出部17を形成することができる。
図1および図2に示すように、第1ワイヤ2(ワイヤ本体10)の先端部(先端側の部分)の外周は、コイル4および管状体7で覆われている。ガイドワイヤ1では、コイル4が先端側に配置され、当該コイル4に隣接して管状体7が基端側に配置されている。このように配置されたコイル4および管状体7は、それぞれ、コイル4が第1ワイヤ2の小径部22の先端から外径漸減部15の途中までを覆っており、管状体7が前記外径漸減部15の途中から中径部23の途中までを覆っている。
コイル4は、線材(素線)41を螺旋状に巻回してなる部材である。図示の構成では、第1ワイヤ2の先端側の部分(小径部22および外径漸減部15)は、コイル4の内側のほぼ中心部に挿通されている。また、第1ワイヤ2の先端側の部分は、コイル4の内面と非接触で挿通されている。
なお、図示の構成では、コイル4は、外力を付与しない状態で、螺旋状に巻回された線材41同士が接触している、すなわち、隙間なく密に配置されている。なお、螺旋状に巻回された線材41同士は、隙間なく密に配置されているのに限定されず、例えば、それらの間にやや隙間が空いてもよい。
コイル4は、金属材料で構成されているのが好ましい。コイル4を構成する金属材料としては、例えば、ステンレス鋼、超弾性合金、コバルト系合金や、金、白金、タングステン等の貴金属またはこれらを含む合金等が挙げられる。特に、貴金属のようなX線不透過材料で構成した場合には、ガイドワイヤ1にX線造影性が得られ、X線透視下で先端部の位置を確認しつつ生体内に挿入することができ、好ましい。
コイル4の先端部は、固定材料12により第1ワイヤ2の小径部22の先端に固定されており、コイル4の基端部は、固定材料13により外径漸減部15の途中に固定されている。固定材料12および13(後述する固定材料11も同様)は、それぞれ、半田(ろう材)で構成されている。なお、固定材料12および13は、半田に限らず、接着剤でもよい。また、コイル4の固定方法は、固定材料によるものに限らず、例えば、溶接でもよい。また、血管内壁の損傷を防止するために、固定材料12の先端面は、丸みを帯びているのが好ましい。
なお、ガイドワイヤ1から被覆層5が省略されている場合には、第1ワイヤ2は、コイル4に覆われて、例えばカテーテルとの接触面積が少なくなる。これにより、摺動抵抗を低減することができ、よって、ガイドワイヤ1の操作性がより向上する。
また、本実施形態の場合、コイル4は、線材41の横断面が楕円形のものを用いているが、これに限らず、線材41の断面が例えば円形、四角形(特に長方形)等のものであってもよい。
コイル4の基端側に位置する管状体7は、樹脂材料で構成された内層81および外層82を有する積層部8と、内層81と外層82との間に配置された補強部材(線状体)9とで構成されている。この管状体7は、コイル4と同様に、その中心部を第1ワイヤ2の先端側の部分(外径漸減部15および中径部23)が挿通している。また、管状体7は、その(内層81の)内周面811が第1ワイヤ2の先端側の部分と非接触、すなわち、第1ワイヤ2の先端側の部分に対して離間している。
積層部8は、その全体形状が筒状(管状)をなしている。この積層部8の内側には内層81が配置され、外側には外層82が配置されて(積層されて)いる。
外層82の表面は、基端から先端にかけて同一外径のほぼ平らな面を有している。しかし、外層82は、補強部材9の凹凸に沿って、凹凸面を有していてもよい。外層82の表面が凹凸面となっていることにより、摺動性が向上する。
内層81および外層82の構成材料(樹脂材料)は、特に限定されないが、それぞれ、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、架橋型エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリエステル(PET、PBT、PEN等)、ポリアミド、ポリイミド、ポリウレタン、ポリスチレン、ポリカーボネート、フッ素系樹脂(ポリテトラフルオロエチレン等)、シリコーン樹脂、シリコーンゴム、その他各種のエラストマー(例えば、ポリウレタン系、ポリアミド系、ポリエステル系等の熱可塑性エラストマー)等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
なお、内層81と外層82とは、それらを構成する構成材料が同じでも異なっていてもよい。
内層81と外層82との構成材料が同じである場合、管状体7の成形時に両層が相溶して補強部材9を強固に保持することができる。
内層81と外層82との構成材料が異なる場合、それらの剛性(曲げ剛性、ねじり剛性)が異なる材料を用いることができる。例えば、図2に示す構成(内層81の厚さが外層82の厚さより薄くなっている)の場合、外層82を内層81より剛性が高い材料で構成することにより、ガイドワイヤ1の先端部を剛性が高いものとすることができる。これにより、ガイドワイヤ1をカテーテル内や生体内へ挿入する際に、ガイドワイヤ1の先端部において不本意な変形(曲げ)が生じるのが防止される。すなわち、ガイドワイヤ1は、耐キンク性に優れたものとなっている。また、ガイドワイヤ1の先端部の不本意な変形が生じるのが防止される、すなわち、先端部の正常な状態が維持されるため、ガイドワイヤ1を容易かつ確実に押し進めることができる。すなわち、ガイドワイヤ1は、押し込み性にも優れたものとなっている。
また、内層81と外層82との構成材料が異なる場合、内層81を例えば、ポリテトラフルオロエチレン、フッ化エチレンプロピレン(FEP)、高密度ポリエチレン等の材料で構成し、外層82を例えば、ポリウレタンエラストマー、ポリアミドエラストマー、ポリエステルエラストマー等で構成してもよい。これにより、ガイドワイヤ1を操作した際に当該ガイドワイヤ1の先端部が湾曲した場合、内層81の一部と第1ワイヤ2の一部とが接触してこれらの間で摩擦が生じるが、前述した内層81の構成材料による作用によって、前記摩擦が低減される。これにより、ガイドワイヤ1の先端部の湾曲が円滑に行なわれる。また、前述した外層82の構成材料による作用によって、当該外層82に、後述する親水性材料(被覆層5)を容易に固定することができる。
このように、積層部8(ガイドワイヤ1)では、内層81と外層82とが互いに機械的特性(剛性、摩擦係数等)が異なるよう構成することができる。
内層81と外層82との間には、補強部材9が配置されている。この補強部材9は、積層部8を補強するものである。補強部材9がこのような機能(補強機能)を有することにより、管状体7全体としての圧縮に対する剛性を確実に維持することができる。
これにより、ガイドワイヤ1をカテーテル内や生体内へ挿入する際に、管状体7では、耐キンク性が向上する。
また、例えば冠動脈等のような急峻に湾曲した血管内にガイドワイヤ1の先端部が位置する(挿入された)ときに、当該先端部が血管壁に貼り付く(密着する)場合がある。このような場合であっても、ガイドワイヤ1の先端部では、第1ワイヤ2(ワイヤ本体10)が管状体7に対して多少なりとも回動可能に支持されている(自由度を有する)ため、ガイドワイヤ1の基端側からのトルクは、第1ワイヤ2の管状体7(コイル4も同様)に覆われている部分を介して、先端まで確実に伝達される。すなわち、ガイドワイヤ1は、トルク伝達性に優れたものとなっている。
本実施形態では、補強部材9は、線材(素線)91を積層部8と同心的に螺旋状に巻回してなるものである(図2参照)。このような形状の補強部材9により、積層部8をその長手方向に沿って均一に補強することができるとともに、周方向にも均一に補強することができる。これにより、管状体7全体としての真円度が高まり、トルク伝達性が向上する。
また、この螺旋状の補強部材9は、隣接する線材91同士が互いに離間している。これにより、管状体7の剛性を維持しつつ、ガイドワイヤ1を操作する際に例えば血管の湾曲の程度に応じて管状体7が容易に湾曲することができる。なお、線材91同士が密着していてもよい。
補強部材9(線材91)の構成材料としては、特に限定されないが、例えば、コイル4と同様の構成材料を用いることができる。コイル4をX線不透過材料で構成した場合には、補強部材9をコイル4よりも強度の高い材料で構成するのが好ましい。
なお、本実施形態の場合、補強部材9は、線材91の横断面が円形のものを用いているが、これに限らず、線材41の断面が例えば楕円形、四角形(特に長方形)等のものであってもよい。
図2に示すように、管状体7は、その(積層部8の)先端部が固定材料13により第1ワイヤ2の外径漸減部15の途中に固定されており、基端部が固定材料11により中径部23の途中に固定されている。このような固定により、管状体7をワイヤ本体10に対して確実に固定することができる。なお、本実施形態では、固定材料13は、コイル4の固定のみならず、管状体7の固定も兼ねている。
このような構成の管状体7は、前述したように第1ワイヤ2に対して離間しており、このため、第1ワイヤ2との間に間隙80が形成されている。これにより、ワイヤ本体10の先端部(先端側の部分)が湾曲する際、その変形が容易かつ円滑に行なわれる。
また、間隙80は、外径漸減部15と中径部23との境界部で、先端側(外径漸減部15側)の間隙801と、基端側(中径部23側)の間隙802とに分けることができる。
従来のガイドワイヤ(例えば、特開2004−230142号公報参照)、すなわち、ワイヤ本体の先端部の外周の全てがコイルで覆われているガイドワイヤでは、本発明のガイドワイヤ1のような外径漸減部15が形成されている場合、間隙801で、コイルに不本意な変形が生じることがある。この不本意な変形とは、コイルの隣接する線材同士の一方が他方に乗り上げ、この状態が維持されてしまう変形、すなわち、塑性変形してしまう変形のことである。
しかしながら、ガイドワイヤ1では、ワイヤ本体10との間で間隙801を画成するものが管状体7であるため、前述したような不本意な変形を確実に避けることができる。これにより、ガイドワイヤ1を正常な状態で使用することができる、すなわち、ガイドワイヤ1の先端に押し込み力を確実に伝達することができる。
また、間隙80が形成されていることにより、管状体7に対する第1ワイヤ2の中心軸回りの回動の自由度が確実に確保される。これにより、前述したガイドワイヤ1の先端部が血管壁に貼り付くような場合が生じたとしても、ガイドワイヤ1の基端側からのトルクがその先端までより確実に伝達される。
また、管状体7の内側に外径漸減部15の基端が位置しているため、ガイドワイヤ1の全体(ワイヤ本体10と管状体7と合わせた)の剛性を、外径漸減部15の基端から先端方向に向かって徐々に低減することができる。これにより、ガイドワイヤ1は、先端部で良好な柔軟性を得て、血管への追従性、安全性が向上すると共に、折れ曲がり等も防止することができる。
前述したように、ガイドワイヤ1では、固定材料13によって、コイル4および管状体7がそれぞれ外径漸減部15の途中に固定されている。このため、コイル4と管状体7との境界部が外径漸減部15の途中に位置することとなる。これにより、コイル4の不本意な変形を防止するという効果がより顕著に発揮される。
図2に示すように、コイル4の線材41の線径は、管状体7の壁部(内層81の厚さと外層82の厚さとの総厚)の厚さと同じである。また、線材41の線径は、補強部材9の線材91の線径よりも大きい。
このように線材41の線径を設定することにより、コイル4のX線造影性を高めつつ、線材91の線径を小さくすることにより、管状体7の壁部の厚さを薄くすることができると言う利点がある。
なお、管状体7の製造方法としては、特に限定されないが、例えば、次のような方法が挙げられる。
まず、芯材の外周部に内層81を設置する。内層81は、例えば、内層81の構成材料を含む溶液を、芯材の外周部に、塗布(または浸漬)し、乾燥することにより形成される。なお、内層81の構成材料を含む溶液を乾燥する前に、芯材の外周部に塗布した前記溶液に対して線材91を螺旋状に巻回する。この状態で、前記溶液を乾燥させる。
次に、外層82を、例えば、中空押出成形または電線被覆成形、好ましくは中空押出成形により、中空の管体として作製しておく。なお、この管体の厚さおよび長さを所定のものに設定しておく。
そして、この管体を前記の内層81および補強部材9を設置した芯材に被せる。
次に、外層82(管体)の上に、例えばフッ素系樹脂よりなる熱収縮チューブを被せ、これを加熱して熱収縮させる。これにより、外層82を構成する材料が溶融し、内層81および補強部材9と一体化する(接合する)。
その後、熱収縮チューブを除去する。また、これと前後して芯材を引き抜く。
このような工程により、管状体7を得る。
図1に示すように、ガイドワイヤ1の外表面には、その全体(または一部)を覆う被覆層5が設けられている。この被覆層5は、種々の目的で形成することができるが、その一例として、ガイドワイヤ1の摩擦(摺動抵抗)を低減し、摺動性を向上させることによってガイドワイヤ1の操作性を向上させることがある。
ガイドワイヤ1の摩擦(摺動抵抗)の低減を図るためには、被覆層5は、以下に述べるような摩擦を低減し得る材料で構成されているのが好ましい。これにより、ガイドワイヤ1とともに用いられるカテーテルの内壁との摩擦抵抗(摺動抵抗)が低減されて摺動性が向上し、カテーテル内でのガイドワイヤ1の操作性がより良好なものとなる。また、ガイドワイヤ1の摺動抵抗が低くなることで、ガイドワイヤ1をカテーテル内で移動および/または回転した際に、ガイドワイヤ1のキンク(折れ曲がり)やねじれ、特に溶接部14付近におけるキンクやねじれをより確実に防止することができる。
このような摩擦を低減し得る材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリエステル(PET、PBT等)、ポリアミド、ポリイミド、ポリウレタン、ポリスチレン、ポリカーボネート、シリコーン樹脂、フッ素系樹脂(PTFE、ETFE等)、またはこれらの複合材料が挙げられる。
また、被覆層5は、ガイドワイヤ1を血管等に挿入する際の安全性の向上を目的として設けることもできる。この目的のためには、被覆層5は柔軟性に富む材料(軟質材料、弾性材料)で構成されているのが好ましい。
このような柔軟性に富む材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリエステル(PET、PBT等)、ポリアミド、ポリイミド、ポリウレタン、ポリスチレン、シリコーン樹脂、ポリウレタンエラストマー、ポリエステルエラストマー、ポリアミドエラストマー等の熱可塑性エラストマー、ラテックスゴム、シリコーンゴム等の各種ゴム材料、またはこれらのうちに2以上を組み合わせた複合材料が挙げられる。
なお、被覆層5は、単層のものであってもよいし、2層以上の積層体でもよい。
また、ガイドワイヤ1の少なくとも先端部の外面には、親水性材料がコーティングされているのが好ましい。これにより、親水性材料が湿潤して潤滑性を生じ、ガイドワイヤ1の摩擦(摺動抵抗)が低減し、摺動性が向上する。従って、ガイドワイヤ1の操作性が向上する。
親水性材料としては、例えば、セルロース系高分子物質、ポリエチレンオキサイド系高分子物質、無水マレイン酸系高分子物質(例えば、メチルビニルエーテル−無水マレイン酸共重合体のような無水マレイン酸共重合体)、アクリルアミド系高分子物質(例えば、ポリアクリルアミド、ポリグリシジルメタクリレート−ジメチルアクリルアミド(PGMA−DMAA)のブロック共重合体)、水溶性ナイロン、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等が挙げられる。
このような親水性材料は、多くの場合、湿潤(吸水)により潤滑性を発揮し、ガイドワイヤ1とともに用いられるカテーテルの内壁との摩擦抵抗(摺動抵抗)を低減する。これにより、ガイドワイヤ1の摺動性が向上し、カテーテル内でのガイドワイヤ1の操作性がより良好なものとなる。
なお、被覆層5は、例えば、ガイドワイヤ1の先端部(コイル4および管状体7が設置されている部分)で省略されていてもよい。この場合、外層82は、例えばカテーテルの内周面との摺動抵抗で剥離しそうになるが、外層82内に補強部材9の一部が入り込んでいるため、当該外層82と、内層81および補強部材9との接合強度が高いものとなり、よって、剥離が確実に防止される。
<第2実施形態>
図3は、本発明のガイドワイヤ(第2実施形態)の先端部の拡大詳細図である。
以下、この図を参照して本発明のガイドワイヤの第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、管状体の構成が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図3に示すガイドワイヤ1Aの管状体7Aでは、補強部材9が積層部8の先端側および基端側から露出している。この補強部材9の露出した先端側の部分を露出部92aと言い、基端側の部分を露出部92bと言う。
このような管状体7Aは、固定材料13を介して露出部92a(先端部)がワイヤ本体10に固定され、固定材料11を介して露出部92b(基端部)がワイヤ本体10に固定されている。
各露出部92a、92bは、それぞれ、補強部材9の積層部8内の部分と同様に、螺旋状をなしている。また、各露出部92a、92bでは、それぞれ、その隣接する線材91同士が互いに接触している。
以上のような構成のガイドワイヤ1Aでは、各露出部92a、92bがそれぞれ積層部8に覆われていないため、当該各露出部92a、92bで、管状体7Aに対する第1ワイヤ2(ワイヤ本体10)の中心軸回りの回動の自由度がより確実に確保される。これにより、例えば前記第1実施形態で記載したようなガイドワイヤ1Aの先端部が血管壁に貼り付くような場合が生じたとしても、ガイドワイヤ1Aの基端側からトルクをかけた際、そのトルクが、ガイドワイヤ1Aの先端部では外径一定部32の途中から小径部22を介して、先端により確実に到達する。
このような各露出部92a、92bは、それぞれ、第1ワイヤ2の自由度をより確実に確保する、すなわち、ガイドワイヤ1Aの先端部に対する外部からの過剰な固定を緩和する緩衝部(バッファ)としての機能を有するということができる。
なお、各露出部92a、92bでは、それぞれ、その隣接する線材91同士が互いに接触しているが、これに限定されず、隣接する線材91同士が互いに離間していてもよい。また、露出部92aおよび92bのうちの一方において、隣接する線材91同士が互いに接触しており、他方において、隣接する線材91同士が互いに離間していてもよい。
<第3実施形態>
図4は、本発明のガイドワイヤ(第3実施形態)の先端部の拡大詳細図である。
以下、この図を参照して本発明のガイドワイヤの第3実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、管状体およびコイルの設置状態が異なること以外は前記第2実施形態と同様である。
図4に示すガイドワイヤ1Bでは、管状体7Bは、第1ワイヤ2の小径部22の先端から中径部23の途中までを覆っている。この管状体7Bは、その先端部(積層部8の先端)が固定材料12を介して小径部22の先端に固定されており、基端部(露出部92bの基端)が固定材料11を介して中径部23の途中で固定されている。また、管状体7Bは、その内側の途中で固定材料12を介して、第1ワイヤ2の外径漸減部15の途中に固定されている。
このような管状体7Bでは、補強部材9が外径漸減部15の途中から基端方向に延在している。管状体7B(積層部8)の補強部材9が配置されていない部分には、コイル4が配置されている。すなわち、コイル4は、管状体7B(積層部8)の補強部材9が配置されていない部分に、支持(固定)されている。これにより、ガイドワイヤ1Bの先端部には、管状体7Bとコイル4とが重なった重複部20が形成される。
重複部20が形成されていることにより、ガイドワイヤ1Bの最先端部の剛性を、例えば第1実施形態のガイドワイヤの最先端部の剛性よりも高く設定することができる。これにより、トルクを頻回かけても構造を維持することができる。
なお、露出部は、図示の構成では積層部8の基端側に位置するもの(露出部92b)であるが、これに限定されず、積層部8の先端側に位置するもの(露出部92aに相当するもの)であってもよい。
<第4実施形態>
図5は、本発明のガイドワイヤ(第4実施形態)の先端部の拡大詳細図、図6は、図5中のA−A線断面図である。
以下、これらの図を参照して本発明のガイドワイヤの第4実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、補強部材(線状体)の形成状態が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図5に示すガイドワイヤ1Cの管状体7Cでは、補強部材9が、直線状をなす線材91aで構成されており、線材91aが管状体7Cの長手方向沿って配置されている。
また、管状体7Cには、このような線材91aが4本設けられている(図6参照)。これらの線材91aは、管状体の周方向に沿って間欠的に、すなわち、等角度間隔に配置されている。
以上のような構成のガイドワイヤ1Cは、その管状体7Cの剛性の程度を、例えば第1実施形態の管状体7のそれよりも上げることができる。これにより、押し込み性やトルク伝達性が向上すると言う利点がある。
なお、線材91aの設置数は、4本に限定されず、例えば、1本、2本、3本または5本以上であってもよい。
また、複数の線材91aは、図6に示す構成では、等角度間隔に配置されている、すなわち、設置密度が管状体7Cの周方向で均等となっている。ガイドワイヤ1Cでは、これに限定されず、設置密度に大小(疎密)が生じていてもよい。
<第5実施形態>
図7は、本発明のガイドワイヤ(第5実施形態)の先端部の拡大詳細図である。
以下、これらの図を参照して本発明のガイドワイヤの第5実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、コイルの外形形状が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図7に示すガイドワイヤ1Dのコイル4Aでは、線材41の線径が先端方向に向かって漸減している。これに伴い、コイル4Aの内径および外径も、先端方向に向かって漸減する。
このような構成のガイドワイヤ1Dでは、コイル4Aの内面と第1ワイヤ2との間の空間(クリアランス)が大きくとれるので、この部分のガイドワイヤ1Dをより柔軟にすることができる。
<第6実施形態>
図8は、本発明のガイドワイヤ(第6実施形態)の先端部の拡大詳細図である。
以下、この図を参照して本発明のガイドワイヤの第6実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、補強部材(線状体)の形成状態が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図8に示すガイドワイヤ1Eの補強部材9Aでは、ワイヤ長手方向に沿って、巻回密度が異なっている。すなわち、補強部材9Aでは、ワイヤ長手方向に沿って、隣接する線材91同士が密着している密巻き部93と、隣接する線材91同士が離間している疎巻き部94とが交互に配置されている。
このような構成のガイドワイヤ1Eは、X線透視下で、各密巻き部93をそれぞれ視認することができる。その結果、X線透視像を確認することにより、血管内などにおけるガイドワイヤ1Eの進行状況を容易かつ確実に把握することができ、施術時間の短縮、安全性が向上する。
また、ガイドワイヤ1Eでは、複数(例えば2〜5つ)の密巻き部93のそれぞれの間に、一定長さ(例えば、1〜2cm)の疎巻き部94を配置することができる。この場合、管状体7(補強部材9A)を血管の狭窄部に位置させて、X線透視下で密巻き部93を目盛りとして用いて、当該狭窄部の長さを把握することができる。
以上、本発明のガイドワイヤを図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、ガイドワイヤを構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明のガイドワイヤは、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
例えば、第4実施形態の管状体に、第2実施形態で記載したような露出部が形成されていてもよい。
また、管状体の壁部の厚さは、ワイヤ長手方向に沿って一定となっているが、これに限定されず先端方向に向かって漸増していてもよい。
本発明のガイドワイヤの第1実施形態を示す縦断面図である。 図1に示すガイドワイヤの先端部の拡大詳細図である。 本発明のガイドワイヤ(第2実施形態)の先端部の拡大詳細図である。 本発明のガイドワイヤ(第3実施形態)の先端部の拡大詳細図である。 本発明のガイドワイヤ(第4実施形態)の先端部の拡大詳細図である。 図5中のA−A線断面図である。 本発明のガイドワイヤ(第5実施形態)の先端部の拡大詳細図である。 本発明のガイドワイヤ(第6実施形態)の先端部の拡大詳細図である。
符号の説明
1、1A、1B、1C、1D、1E ガイドワイヤ
10 ワイヤ本体
2 第1ワイヤ
21 接続端面
22 小径部
23 中径部
24 大径部
3 第2ワイヤ
31 接続端面
32 外径一定部
4、4A コイル
41 線材(素線)
5 被覆層
7、7A、7B、7C 管状体
8 積層部
81 内層
811 内周面
82 外層
9、9A 補強部材
91、91a 線材(素線)
92a、92b 露出部
93 密巻き部
94 疎巻き部
11、12、13 固定材料
14 溶接部
15 外径漸減部(テーパ部)
16 外径漸減部
17 突出部
18 外径漸減部
20 重複部
80、801、802 間隙

Claims (10)

  1. 可撓性を有する長尺なワイヤ本体と、該ワイヤ本体の先端側の部分の外周を覆うように設置された管状体とを有するガイドワイヤであって、
    前記管状体は、樹脂材料で構成された内層および外層を有する積層部と、前記内層と前記外層との間に配置された少なくとも1本の線状体とを備え、前記ワイヤ本体に対して離間していることを特徴とするガイドワイヤ。
  2. 前記線状体は、前記積層部を補強する補強部材として機能するものである請求項1に記載のガイドワイヤ。
  3. 前記ワイヤ本体は、その先端部に外径が先端方向に向かって漸減するテーパ部を有しており、該テーパ部の基端が前記管状体の内側に位置している請求項1または2に記載のガイドワイヤ。
  4. 前記管状体は、前記ワイヤ本体に対し、前記線状体の先端または前記積層部の先端が固定されている請求項1ないし3のいずれかに記載のガイドワイヤ。
  5. 前記線状体は、その全体形状が螺旋状をなす請求項1ないし4のいずれかに記載のガイドワイヤ。
  6. 隣接する前記線状体同士は、互いに離間している請求項5に記載のガイドワイヤ。
  7. 前記線状体は、前記管状体の長手方向に沿って直線状に配置されているものである請求項1ないし6のいずれかに記載のガイドワイヤ。
  8. 前記線状体は、複数設けられている請求項7に記載のガイドワイヤ。
  9. 前記複数の線状体は、前記管状体の周方向に沿って間欠的に配置されている請求項8に記載のガイドワイヤ。
  10. 前記線状体は、その一部が前記積層部の先端側および/または基端側から露出した露出部を有する請求項1ないし9のいずれかに記載のガイドワイヤ。
JP2007031315A 2007-02-09 2007-02-09 ガイドワイヤ Expired - Fee Related JP4981471B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007031315A JP4981471B2 (ja) 2007-02-09 2007-02-09 ガイドワイヤ
US11/905,818 US7641622B2 (en) 2007-02-09 2007-10-04 Guide wire

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007031315A JP4981471B2 (ja) 2007-02-09 2007-02-09 ガイドワイヤ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008194185A true JP2008194185A (ja) 2008-08-28
JP4981471B2 JP4981471B2 (ja) 2012-07-18

Family

ID=39686459

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007031315A Expired - Fee Related JP4981471B2 (ja) 2007-02-09 2007-02-09 ガイドワイヤ

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7641622B2 (ja)
JP (1) JP4981471B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011000199A (ja) * 2009-06-16 2011-01-06 Asahi Intecc Co Ltd 医療用ガイドワイヤ
JPWO2020225935A1 (ja) * 2019-05-07 2020-11-12
WO2021181936A1 (ja) * 2020-03-11 2021-09-16 朝日インテック株式会社 ガイドワイヤ
WO2024106201A1 (ja) * 2022-11-16 2024-05-23 朝日インテック株式会社 医療デバイス

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8308658B2 (en) * 2007-04-13 2012-11-13 Neometrics, Inc. Medical guidewire
ATE550065T1 (de) * 2007-12-28 2012-04-15 Terumo Corp Führungsdraht
AU2009333459B2 (en) 2008-12-08 2014-06-12 Scott K. Boehmke Micro-cutting machine for forming cuts in products
US10363389B2 (en) 2009-04-03 2019-07-30 Scientia Vascular, Llc Micro-fabricated guidewire devices having varying diameters
US11406791B2 (en) 2009-04-03 2022-08-09 Scientia Vascular, Inc. Micro-fabricated guidewire devices having varying diameters
US9950137B2 (en) 2009-04-03 2018-04-24 Scientia Vascular, Llc Micro-fabricated guidewire devices formed with hybrid materials
JP2012200291A (ja) * 2011-03-23 2012-10-22 Asahi Intecc Co Ltd ガイドワイヤ
JP2013094343A (ja) * 2011-10-31 2013-05-20 Asahi Intecc Co Ltd ガイドワイヤ
JP6109749B2 (ja) 2011-12-28 2017-04-05 テルモ株式会社 ガイドワイヤ
US8574170B2 (en) 2012-04-06 2013-11-05 Covidien Lp Guidewire
US10124437B2 (en) 2013-08-19 2018-11-13 Covidien Lp Laser welding of nickel titanium alloys
US11090465B2 (en) * 2014-08-21 2021-08-17 Boston Scientific Scimed, Inc. Medical device with support member
US11207502B2 (en) 2016-07-18 2021-12-28 Scientia Vascular, Llc Guidewire devices having shapeable tips and bypass cuts
US11052228B2 (en) 2016-07-18 2021-07-06 Scientia Vascular, Llc Guidewire devices having shapeable tips and bypass cuts
US10821268B2 (en) 2016-09-14 2020-11-03 Scientia Vascular, Llc Integrated coil vascular devices
US11452541B2 (en) 2016-12-22 2022-09-27 Scientia Vascular, Inc. Intravascular device having a selectively deflectable tip
EP3842091B1 (en) 2017-05-26 2023-09-13 Scientia Vascular, Inc. Micro-fabricated medical device having a non-helical cut arrangement
CN111372641A (zh) * 2017-09-30 2020-07-03 朝日英达科株式会社 导丝
US11305095B2 (en) 2018-02-22 2022-04-19 Scientia Vascular, Llc Microfabricated catheter having an intermediate preferred bending section
US12011555B2 (en) 2019-01-15 2024-06-18 Scientia Vascular, Inc. Guidewire with core centering mechanism

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6446475A (en) * 1987-08-17 1989-02-20 Toray Monofilament Co Guide wire for medical purpose
JPH02114973A (ja) * 1988-10-25 1990-04-27 Terumo Corp ガイドワイヤ
JP2003190290A (ja) * 2001-12-26 2003-07-08 Asahi Intecc Co Ltd 医療用ガイドワイヤ
JP2004275435A (ja) * 2003-03-14 2004-10-07 Terumo Corp カテーテル

Family Cites Families (39)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA1232814A (en) 1983-09-16 1988-02-16 Hidetoshi Sakamoto Guide wire for catheter
US4991588A (en) * 1986-07-21 1991-02-12 Pfizer Hospital Products Group, Inc. Doppler guide wire
USRE36628E (en) 1987-01-07 2000-03-28 Terumo Kabushiki Kaisha Method of manufacturing a differentially heat treated catheter guide wire
US5154705A (en) 1987-09-30 1992-10-13 Lake Region Manufacturing Co., Inc. Hollow lumen cable apparatus
US5069226A (en) 1989-04-28 1991-12-03 Tokin Corporation Catheter guidewire with pseudo elastic shape memory alloy
US5238004A (en) 1990-04-10 1993-08-24 Boston Scientific Corporation High elongation linear elastic guidewire
US5345945A (en) 1990-08-29 1994-09-13 Baxter International Inc. Dual coil guidewire with radiopaque distal tip
US6165292A (en) 1990-12-18 2000-12-26 Advanced Cardiovascular Systems, Inc. Superelastic guiding member
EP0824931A3 (en) 1990-12-18 1998-03-11 Advanced Cardiovascular Systems, Inc. Superelastic guiding member
CA2069052A1 (en) 1991-05-21 1992-11-22 L. Venkata Raman Superelastic formable guidewire
CA2068584C (en) 1991-06-18 1997-04-22 Paul H. Burmeister Intravascular guide wire and method for manufacture thereof
US5269759A (en) 1992-07-28 1993-12-14 Cordis Corporation Magnetic guidewire coupling for vascular dilatation apparatus
IT1255976B (it) * 1992-11-30 1995-11-17 Apparato per applicare maniglie adesive a colli
US5772609A (en) 1993-05-11 1998-06-30 Target Therapeutics, Inc. Guidewire with variable flexibility due to polymeric coatings
US5402799A (en) 1993-06-29 1995-04-04 Cordis Corporation Guidewire having flexible floppy tip
JPH0737199U (ja) 1993-12-24 1995-07-11 テルモ株式会社 ガイドワイヤー
US5498250A (en) 1994-05-18 1996-03-12 Scimed Life Systems, Inc. Catheter guide wire with multiple radiopacity
US5497786A (en) 1994-08-18 1996-03-12 Scimed Life Systems, Inc. Apparatus and method for formable guide wire tip
EP0827383B1 (en) 1995-02-28 2007-05-30 Boston Scientific Corporation Polymer implements for torque transmission
WO1996034635A2 (en) 1995-05-05 1996-11-07 Advanced Cardiovascular Systems, Inc. Intraluminal device with lubricious surface
US5722424A (en) 1995-09-29 1998-03-03 Target Therapeutics, Inc. Multi-coating stainless steel guidewire
JP3255271B2 (ja) * 1996-03-12 2002-02-12 ダイワ精工株式会社 魚釣用スピニングリール
US6001068A (en) 1996-10-22 1999-12-14 Terumo Kabushiki Kaisha Guide wire having tubular connector with helical slits
US5924998A (en) 1997-03-06 1999-07-20 Scimed Life System, Inc. Guide wire with hydrophilically coated tip
US5876356A (en) 1997-04-02 1999-03-02 Cordis Corporation Superelastic guidewire with a shapeable tip
US6093157A (en) 1997-10-22 2000-07-25 Scimed Life Systems, Inc. Radiopaque guide wire
JP3288619B2 (ja) 1997-12-05 2002-06-04 テルモ株式会社 ガイドワイヤー
US6306105B1 (en) 1998-05-14 2001-10-23 Scimed Life Systems, Inc. High performance coil wire
US6387060B1 (en) 1998-06-17 2002-05-14 Advanced Cardiovascular Systems, Inc. Composite radiopaque intracorporeal product
US6402706B2 (en) 1998-12-30 2002-06-11 Advanced Cardiovascular Systems, Inc. Guide wire with multiple polymer jackets over distal and intermediate core sections
US6234981B1 (en) 1998-12-30 2001-05-22 Advanced Cardiovascular Systems, Inc. Vapor deposition coated intracorporeal device
JP4236342B2 (ja) * 1999-07-30 2009-03-11 東レ・ダウコーニング株式会社 カルボシロキサンデンドリマーおよびデンドリマー含有有機重合体
US7115134B2 (en) * 2002-07-22 2006-10-03 Chambers Technology, Llc. Catheter with flexible tip and shape retention
JP4138583B2 (ja) 2002-08-08 2008-08-27 テルモ株式会社 ガイドワイヤ
JP4203358B2 (ja) 2002-08-08 2008-12-24 テルモ株式会社 ガイドワイヤ
JP4138582B2 (ja) 2002-08-23 2008-08-27 テルモ株式会社 ガイドワイヤ
US20040167438A1 (en) * 2003-02-26 2004-08-26 Sharrow James S. Reinforced medical device
US7182735B2 (en) 2003-02-26 2007-02-27 Scimed Life Systems, Inc. Elongated intracorporal medical device
CN100558423C (zh) 2003-12-18 2009-11-11 泰尔茂株式会社 导向线

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6446475A (en) * 1987-08-17 1989-02-20 Toray Monofilament Co Guide wire for medical purpose
JPH02114973A (ja) * 1988-10-25 1990-04-27 Terumo Corp ガイドワイヤ
JP2003190290A (ja) * 2001-12-26 2003-07-08 Asahi Intecc Co Ltd 医療用ガイドワイヤ
JP2004275435A (ja) * 2003-03-14 2004-10-07 Terumo Corp カテーテル

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011000199A (ja) * 2009-06-16 2011-01-06 Asahi Intecc Co Ltd 医療用ガイドワイヤ
US8262588B2 (en) 2009-06-16 2012-09-11 Asahi Intecc Co., Ltd. Medical guidewire
USRE45444E1 (en) 2009-06-16 2015-03-31 Asahi Intecc Co., Ltd. Medical guidewire
CN113825537B (zh) * 2019-05-07 2023-10-31 朝日英达科株式会社 导丝
WO2020225935A1 (ja) * 2019-05-07 2020-11-12 朝日インテック株式会社 ガイドワイヤ
CN113825537A (zh) * 2019-05-07 2021-12-21 朝日英达科株式会社 导丝
JP7110486B2 (ja) 2019-05-07 2022-08-01 朝日インテック株式会社 ガイドワイヤ
JPWO2020225935A1 (ja) * 2019-05-07 2020-11-12
WO2021181936A1 (ja) * 2020-03-11 2021-09-16 朝日インテック株式会社 ガイドワイヤ
JP2021142015A (ja) * 2020-03-11 2021-09-24 朝日インテック株式会社 ガイドワイヤ
JP7428552B2 (ja) 2020-03-11 2024-02-06 朝日インテック株式会社 ガイドワイヤ
WO2024106201A1 (ja) * 2022-11-16 2024-05-23 朝日インテック株式会社 医療デバイス
WO2024106172A1 (ja) * 2022-11-16 2024-05-23 朝日インテック株式会社 ガイドワイヤ

Also Published As

Publication number Publication date
JP4981471B2 (ja) 2012-07-18
US7641622B2 (en) 2010-01-05
US20080194992A1 (en) 2008-08-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4981471B2 (ja) ガイドワイヤ
JP5020630B2 (ja) ガイドワイヤ
JP6082807B2 (ja) ガイドワイヤ
JP6109749B2 (ja) ガイドワイヤ
JP5214878B2 (ja) ガイドワイヤ
JP5770676B2 (ja) ガイドワイヤ
JP6356850B2 (ja) ガイドワイヤ
JP2004230142A (ja) ガイドワイヤ
WO2013118649A1 (ja) ガイドワイヤ
JP5473677B2 (ja) ガイドワイヤ
JP4783343B2 (ja) ガイドワイヤ
JP6053696B2 (ja) ガイドワイヤ
JP5931479B2 (ja) ガイドワイヤ
JP5979894B2 (ja) ガイドワイヤ
JP5997370B2 (ja) ガイドワイヤ
JP5019868B2 (ja) ガイドワイヤ
JP5328835B2 (ja) ガイドワイヤの製造方法
JP2012070978A (ja) ガイドワイヤ
JP4376073B2 (ja) ガイドワイヤ
JP5979879B2 (ja) ガイドワイヤ
JP5135452B2 (ja) ガイドワイヤ
WO2014162391A1 (ja) ガイドワイヤ
JP4783345B2 (ja) ガイドワイヤ
JP2013154070A (ja) ガイドワイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091111

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110106

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111020

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111101

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120124

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120322

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120410

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120420

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150427

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4981471

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees