JP2008193526A - 自律移動支援システム及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】自律移動支援システムにおいて停電等により基地局が補助電源により動作することとなった場合に基地局をできるだけ長時間機能させる。
【解決手段】基地局200は、携帯端末300に位相が異なる複数の無線信号である標定信号を送信し、携帯端末300から情報を受信して現在位置を特定する情報をサーバ装置100に送信し、商用電源218の停電を検知すると補助電源219による動作を開始し、監視機能を停止させ、監視機能を停止させた旨の通知をサーバ装置100に送信し、サーバ装置100は、通知を受信すると監視指示の送信を停止し、基地局200は、商用電源218の復旧を検知すると、監視機能を動作させ、監視機能が動作を開始した旨の通知をサーバ装置100に送信し、サーバ装置100は、通知を受信すると監視指示の送信を再開する。
【選択図】図11

Description

本発明は、自律移動支援システムに関し、とくに停電等により基地局への電力供給が停止した際の基地局の動作を延命させる技術に関する。
昨今、「移動経路」、「交通手段」、「目的地」などの情報について、「いつでも、どこでも、だれでも」アクセスが可能なシステムを構築し、「ユニバーサル社会」の実現を目指す、いわゆる自律移動支援システム(歩行者ITS)に関する計画が各所で進められている(例えば、非特許文献1を参照)。
国土交通省、"自律移動支援プロジェクト"、[online]、平成19年1月15日検索、インターネット、<URL: http://www.jiritsu-project.jp/index.html>
上記自律移動支援システムの一例として、システムが適用される地域各所に設置される複数の基地局と、これら基地局のうち少なくとも一台と通信可能に接続するサーバ装置と、自律移動支援システムの支援対象者に携帯させる携帯端末とを含むシステムがある。ここでこのような構成からなる自律移動支援システムでは、停電等により基地局への電力供給が停止してしまうと、基地局からサーバ装置への情報提供が行えなくなり、システム全体が機能停止してしまうことになる。このため、各基地局に補助電源を併設し、停電等により商用電源からの電力供給が停止した場合は補助電源により基地局の動作を継続させるようにしている。
しかしながら補助電源の容量は限られており、また商用電源の復旧に要する時間は通常不定であるから、補助電源による運用が開始された後は、必須機能以外の機能の動作を停止させ基地局全体の消費電力を抑える必要がある。またこの場合、機能を一部停止させてしまうことにより自律移動システム全体の動作に影響が生じないようにする必要もある。
本発明はこのような背景に鑑みてなされたもので、停電等により基地局への商用電源の供給が停止して基地局が補助電源により動作することとなった場合に基地局の動作を延命させつつ自律移動支援システム全体の動作に影響が生じないようにすることが可能な自律移動支援システム及びその制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1に記載の発明は、自律移動支援システムであって、当該自律移動支援システムが展開される地域各所に設置される複数の基地局と、前記基地局のうちの少なくとも一台と通信可能に接続するサーバ装置と、当該自律移動支援システムによる支援対象者によって携帯される携帯端末と、を含み、前記基地局は、前記携帯端末に位相が異なる複数の無線信号である標定信号を送信し、前記携帯端末は、前記標定信号によって生成した当該携帯端末の現在位置を特定する情報を前記基地局に返信し、前記基地局は、前記情報を受信して前記現在位置を特定する情報を前記サーバ装置に送信し、前記サーバ装置は、前記基地局から送信されてくる前記情報を受信して記憶し、前記サーバ装置は、前記基地局に稼働状態の監視指示を随時送信し、前記基地局は、前記監視指示を受信すると自身の稼働状態の監視を開始し、前記基地局には補助電源が設けられ、前記基地局は、商用電源の停電を検知すると前記補助電源による動作を開始し、前記監視機能を停止させ、前記監視機能を停止させた旨の通知を前記サーバ装置に送信し、前記サーバ装置は、前記通知を受信すると前記監視指示の送信を停止し、前記基地局は、前記商用電源の復旧を検知すると、前記監視機能を動作させ、前記監視機能が動作を開始した旨の通知を前記サーバ装置に送信し、前記サーバ装置は、前記通知を受信すると前記監視指示の送信を再開するものである。
本発明によれば、自律移動支援システムにおいて、停電時に基地局が補助電源による動作を開始した場合、基地局側で基地局の監視機能を停止させるので補助電源の電力消費が抑えられ、基地局の動作を延命させることができる。従って、自律移動支援システム全体の機能停止を防ぐことができる。また基地局側で監視機能が停止した旨がサーバ装置に通知される。このためサーバ装置が基地局に向けて発行した監視指示が基地局に受け付けられずに無効となってしまうことがなく、自律移動支援システム全体の動作に影響が生じるのを防ぐことができる。
本発明のうち請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の自律移動支援システムであって、前記基地局は、前記商用電源の停電を検知すると、当該基地局の一部の機能である第1の機能を選択し、選択した前記第1の機能の動作を停止させるとともに、停電開始時からの経過時間tの計測を開始し、前記基地局は、前記経過時間tが予め設定されている時間t1を超えた時点で前記商用電源が復旧していない場合、当該基地局の前記第1の機能とは別の一部の機能である第2の機能を選択し、選択した前記第2の機能の動作を停止させ、前記基地局は、前記商用電源の復旧を検知すると、停止していた前記第1の機能及び前記第2の機能の動作を開始させるものである。
本発明によれば、基地局が停電を検知した場合、まず第1の機能の動作が停止し、時間t1を超えた時点でもまだ停電が継続している場合は、さらに第2の機能の動作が停止する。このように基地局の機能の動作を段階的に停止させるため、商用電力の回復の状況に応じてなるべく多くの機能を延命させることができる。
本発明のうち請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の自律移動支援システムであって、前記基地局は、停電時に動作を停止させることが可能な機能である必須機能と、停電発生時は機能している必要があるが、その後に動作を停止させることが可能な機能である発生時のみ必須な機能と、停電中に動作を停止させることが可能な機能とを含み、前記基地局は、補助電源の電池残量×安全率(0<安全率<1)=Σ(前記必須機能の消費電力×t1)+Σ(前記発生時のみ必須な機能の消費電力×t1)の関係を満たすように前記第1の機能又は前記第2の機能の前記選択を行うものである。
本発明によれば、必須機能や発生時のみ必須な機能の設定やt1の設定如何により、節電時の各機能の動作態様の自由な設定が可能となる。また補助電源の電池残量に安全率を乗じているので、電池残量の測定誤差等により基地局が完全に停止してしまうといった事態を防ぐことができる。このように本発明によれば設定の自由度と安全性の双方を確保しつつ第1の機能又は第2の機能を選択することができる。
本発明のうち請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の自律移動支援システムであって、前記基地局は、前記発生時のみ必須な機能ごとに重要度を記憶しており、前記基地局は、前記重要度が低い機能を優先的に前記第1の機能又は前記第2の機能として選択するものである。
本発明によれば、重要度に応じて各機能の延命時間を柔軟に設定することができる。
本発明のうち請求項5に記載の発明は、請求項3に記載の自律移動支援システムであって、前記必須機能には、前記標定信号に基づいて前記携帯端末の現在位置を特定する情報を生成する機能が含まれることとする。
本発明のうち請求項6に記載の発明は、請求項3に記載の自律移動支援システムであって、前記基地局は、他の前記基地局とアドホックネットワークを介して通信可能に接続する機能を有し、前記発生時にのみ必須な機能には、前記アドホックネットワークに用いるルーティングテーブルを更新する機能が含まれることとする。
本発明のうち請求項7に記載の発明は、地域各所に設置される複数の基地局と、前記基地局のうちの少なくとも一台と通信可能に接続するサーバ装置と、当該自律移動支援システムによる支援対象者によって携帯される携帯端末と、を含んで構成される自律移動支援システムの制御方法であって、前記基地局は、前記携帯端末に位相が異なる複数の無線信号である標定信号を送信し、前記携帯端末は、前記標定信号によって生成した当該携帯端末の現在位置を特定する情報を前記基地局に返信し、前記基地局は、前記情報を受信して前記現在位置を特定する情報を前記サーバ装置に送信し、前記サーバ装置は、前記基地局から送信されてくる前記情報を受信して記憶し、前記サーバ装置は、前記基地局に稼働状態の監視指示を随時送信し、前記基地局は、前記監視指示を受信すると自身の稼働状態の監視を開始し、前記基地局は、商用電源の停電を検知すると補助電源による動作を開始し、前記監視機能を停止させ、前記監視機能を停止させた旨の通知を前記サーバ装置に送信し、前記サーバ装置は、前記通知を受信すると前記監視指示の送信を停止し、前記基地局は、前記商用電源の復旧を検知すると、前記監視機能を動作させ、前記監視機能が動作を開始した旨の通知を前記サーバ装置に送信し、前記サーバ装置は、前記通知を受信すると前記監視指示の送信を再開することとする。
本発明のうち請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の自律移動支援システムの制御方法であって、前記基地局は、前記商用電源の停電を検知すると、当該基地局のうちの一部の機能である第1の機能を選択し、選択した前記第1の機能の動作を停止させるとともに、停電開始時からの経過時間tの計測を開始し、前記基地局は、前記経過時間tが予め設定されている時間t1を超えた時点で前記商用電源が復旧していない場合、当該基地局の機能のうち前記第1の機能とは別の一部の機能である第2の機能を選択し、選択した前記第2の機能の動作を停止させ、前記基地局は、前記商用電源の復旧を検知すると、停止していた前記第1の機能及び前記第2の機能の動作を開始させることとする。
本発明のうち請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の自律移動支援システムの制御方法であって、前記基地局は、停電時に動作を停止させることが可能な機能である必須機能と、停電発生時には機能している必要があるが、その後、動作を停止させることが可能な機能である発生時のみ必須な機能と、停電中に動作を停止させることが可能な機能とを含み、前記基地局は、補助電源の電池残量×安全率(0<安全率<1)=Σ(前記必須機能の消費電力×t1)+Σ(前記発生時のみ必須な機能の消費電力×t1)の関係を満たすように、前記第1の機能又は前記第2の機能の前記選択を行うこととする。
本発明によれば、停電等により基地局への電力供給が停止した際の基地局の動作を延命させることができる。
以下、本発明の一実施形態につき詳細に説明する。図1に本発明の一実施形態として説明する自律移動支援システム1の概略的な構成を示している。同図に示す自律移動支援システム1は、歩行者等の支援対象者への道案内や目的地までの誘導、支援対象者への地域情報の提供、支援対象者の現在位置や移動方向等の地理的情報の第三者による監視、支援対象者の安全確保等の各種サービスを提供するシステムである。
自律移動支援システム1は、データセンタ2等に設置されるサーバ装置100、自律移動支援システム1が展開される地域各所(電柱3等)に設置される複数の基地局200、及び支援対象者3によって携帯される携帯端末300を含んで構成される。複数の基地局200のうちの少なくとも1つは、専用線やインターネット等の有線通信網50を介してサーバ装置100に通信可能に接続している。以下、有線通信網50を介してサーバ装置100と直接通信することが可能な基地局200のことを、マスター局200Aと称し、マスター局200Aとなる基地局200以外の基地局200のことを、スレーブ局200Bと称する。有線通信網50を介して行われる通信の通信プロトコルとしては、例えば、TCP/IPが用いられる。またサーバ装置100やマスター局200Aには、有線通信網50を介して通信を行うためのネットワークアドレス(例えばIPアドレス)が付与されている。基地局200相互間ではアドホック方式の自律分散型のネットワークであるアドホックネットワーク51が形成され、基地局200間の通信はアドホックネットワーク51を介して行われる。なお、既設基地局200の周辺に新たに基地局200が増設された場合や既設基地局200が撤去された場合には、アドホックネットワーク51のルーティングテーブルが自動的に更新される。
図2Aにサーバ装置100のハードウエア構成を示している。サーバ装置100は、CPU111、メモリ112、ハードディスク113、キーボードやマウス等の入力装置114、液晶ディスプレイ等の表示装置115、有線通信網50に接続して基地局200と通信するための通信インタフェース116を有している。
CPU111は、メモリ112に記憶されているプログラムを実行することにより、サーバ装置100の各種の機能を実現する。入力装置114は、ユーザの操作入力を受け付ける。表示装置115には支援対象者3の現在位置や移動方向などの情報が地図画面に重ねてリアルタイムに表示される。通信インタフェース116は、基地局200との間で各種情報の送受信を行う。
図2Bにサーバ装置100の機能を示している。サーバ装置100は、支援対象者3への道案内情報の提供や目的地までの誘導、支援対象者の現在位置周辺の地域/地理情報の提供、支援対象者の現在位置や移動方向等の地理的情報の第三者による監視、支援対象者支援対象者の安全確保等の情報を提供する。
情報提供/収集部121は、上記各種サービスの提供を行い、主として基地局200からの各種情報の提供や収集を行う。基地局監視部122は、有線通信網50又はアドホックネットワーク51を介して基地局200に間欠的にもしくは予め設定されたタイミングで基地局200の稼働状態の監視指示(以下、ヘルスチェック信号と称する)を送信し、監視指示に応じて基地局200から送信されてくる監視結果(以下、ヘルスチェック応答と称する)を受信して記憶し、監視結果を分析する。
図3Aにマスター局200Aのハードウエア構成を示している。マスター局200Aは、CPU211、メモリ212、有線通信インタフェース213、無線通信インタフェース214、アンテナ群215、RSSI回路216(RSSI : Radio Signal Strength Indicator)、電源回路217、及び補助電源219を有している。
CPU211は、メモリ212に記憶されているプログラムを実行し、マスター局200Aが備える各種の機能を実現する。有線通信インタフェース213は、サーバ装置100との間で有線通信網50を介した通信を行う。
無線通信インタフェース214は、WAP(Wireless Access Protocol)等の無線通信プロトコルに従い他の基地局200と無線通信を行って、アドホックネットワーク51を構成する。無線通信インタフェース214は、例えばZigBee(登録商標)規格に準拠した無線通信モジュール(RF部(Radio Frequency))によって構成されている。
なお、アドホック方式の通信プロトコルとしては、例えば、Hi−TORA(Hierarchy-Temporally Ordered Routing Algorithm)、Hi−AODV(Hierarchy-Ad Hoc On-Demand Distance Vector Routing)、Hi−DSR(Hierarchy-Dynamic Source Routing)等が用いられる。(例えば「角田良明、外1名、”アドホックネットワークの自律分散クラスタリングと階層ルーティング”、2004年4月26日、第17回 回路とシステム、軽井沢ワークショップ」を参照)。
RSSI回路216は、無線通信インタフェース214によって行われる通信の受信電界強度を測定し、測定した値をCPU211に伝える。
アンテナ群215は、複数の円偏波指向性アンテナ2151を含む(図9を参照)。アンテナ群215には切替スイッチ2152が付帯する。切替スイッチ2152はいずれかのアンテナ2151を選択して無線通信インタフェース214に接続する。
電源回路217は、商用電源218から供給される交流電圧を直流電圧に変換し、マスター局200Aを構成している各ハードウエアに駆動電力を供給する。
補助電源219は、例えばリチウムイオン二次電池、鉛蓄電池等の二次電池である。補助電源219は、停電等によって商用電源からの電力供給が停止すると電源回路217に代わって上記ハードウエアに駆動電力を供給する。補助電源219の充電は通常動作時に電源回路217によって行われるほか、各基地局200に併設される太陽電池等の自然エネルギー利用の発電設備によっても行われる。
なお、CPU211、メモリ212、有線通信インタフェース213、無線通信インタフェース214、RSSI回路216、及び電源回路217は、バス220を介して互いに通信可能に接続している。
図3Bにスレーブ局200Bのハードウエア構成を示している。スレーブ局200Bは、CPU211、メモリ212、無線通信インタフェース214、アンテナ群215、RSSI回路216、電源回路217、及び補助電源219を有している。スレーブ局200Bのハードウエア構成の詳細は、基本的にマスター局200Aの対応する同名称のものと同様であるので説明を省略する。
図4Aにマスター局200Aの概略的な機能を示している。有線通信部261は、有線通信網50を介してサーバ装置100との間で各種情報の送受信を行う。アドホック通信部262は、アドホックネットワーク51を介して他の基地局200との間で情報を送受信する。標定部263は、携帯端末300の位置や移動方向等を特定するための無線信号(以下、標定信号と称する)を送信する。標定についての詳細は後述する。
動作監視部264は、サーバ装置100からヘルスチェック信号を受信したのに応じて自身の稼働状態を監視する。電源管理部265は、商用電源218からの電力供給状態を監視し、マスター局200Aのハードウエアに対する電源供給を制御する。なお、電源管理部265の機能の詳細については後述する。
図4Bにスレーブ局200Bの概略的な機能を示している。スレーブ局200Bによって提供される機能は、基本的にマスター局200Aの対応する同じ名称の機能と同様であるので説明を省略する。
図5に携帯端末300のハードウエア構成を示している。同図に示すように、携帯端末300は、CPU311、メモリ312、無線通信インタフェース313、アンテナ314、タッチパネルや操作ボタン等の入力装置315、及び液晶ディスプレイ等の表示装置316を有している。CPU311は、メモリ312に記憶されているプログラムを実行することにより携帯端末300の各種の機能を実現する。
図6に携帯端末300の機能を示している。標定信号受信部321は、基地局200との間で標定信号の送受信を行う。情報送受信部322は、基地局200の仲介によりアドホックネットワーク51や有線通信網50を介してサーバ装置100と通信し、支援対象者3に提示するための情報の受信、サーバ装置100で利用される各種情報の送信等を行う。情報表示部323は、支援対象者3に提示する情報を表示装置316に出力する。
<標定機能>
次に自律移動支援システム1が備える標定機能について説明する。基地局200の無線通信インタフェース214は、アンテナ群215を構成している複数のアンテナ2151を周期的に切り換えながら、スペクトル拡散された無線信号を送信する。一方、携帯端末300の標定信号受信部321は、アンテナ314によって基地局200の各アンテナから送信される信号を受信する。
なお、マスター局200Aは、各基地局200から送信される標定信号の電波干渉を避けるため、自身とアドホックネットワークを構成している各スレーブ局200Bに対して同期信号を送信し、同じ期間に隣接する基地局200から送信される標定信号が干渉しないようにしている。
図7に基地局200から送信される標定信号のデータフォーマットを示している。同図に示すように、標定信号は、上述した同期信号711、場所コード712(UCODE)、アンテナ情報713、及び測定信号714を含んで構成されている。本実施形態の場合、同期信号711は、32bitのプリアンブル信号と16bitの同期信号の合計48bitで構成されている。
場所コード712(UCODE)は、基地局200の設置場所を特定する情報であり、統一基準に従って位置毎に割り当てられる128bitのコードからならなる。アンテナ情報713は、アンテナ2151の高さやアンテナ2151の識別子、アンテナ2151の指向方向を示す16bitのデータ等で構成される。測定信号714は、携帯端末300の存在する方向と携帯端末300までの相対距離を検出するための信号を含み、基点となる4つのアンテナ2151を順次切替ながら送信される2048チップの拡散符号を含む。
図8は基地局200と携帯端末300との位置関係を示したものである。同図では、携帯端末300は地上高1(m)に存在し、基地局200は地上高H(m)に設置されている。基地局200の直下から携帯端末300までの距離はL(m)である。
図9にアンテナ群215のそれぞれを構成している各アンテナ2151と携帯端末300との位置関係を説明している。基地局200のアンテナ群215を構成している各アンテナ2151は、指向方向を斜め下方向に向けて設置されている。アンテナ群215には、3cm間隔(この間隔は標定信号として2.4GHz帯の電波を用いた場合における1/4波長に相当)で略正方形状に隣接配置された4つの円偏波指向性アンテナが含まれる。アンテナ群215の高さ位置における水平方向とアンテナ群215に対する携帯端末300の方向とのなす角をαとすれば、同図から、
α=arcTan(D(m)/L(m))=arcSin(ΔL(cm)/3(cm))
となる。ここでΔL(cm)は、アンテナ群215を構成しているアンテナ2151のうちの特定の2基と携帯端末300との間の伝搬路長差である。
ここでアンテナ群215を構成している特定の2基のアンテナ2151から送信される標定信号の位相差をΔθとすると、
ΔL(cm)=Δθ/2π/λ(cm)
となる。標定信号として、例えば、2.4GHz帯の電波を用いた場合には、λ≒12(cm)であるので、
α=arcSin(2Δθ/π)
となる。ここで測定可能範囲(−π/2<Δθ<π/2)において、α=Δθ(ラジアン)となり、基地局200が存在する方向を検知することができる。
次に図10を参照しつつ上記結果を利用して携帯端末300の場所を特定する方法について説明する。
図10に示すように、基地局200のアンテナ群215,245の地上高をH(m)、携帯端末300の地上高をh(m)、基地局200の直下の地表面の位置を原点として直交座標軸(X軸、Y軸)を設定した場合における、基地局200から携帯端末300の方向とX軸とがなす角をΔΦ(x)、基地局200から携帯端末300の方向とY軸とがなす角をΔΦ(y)とすると、原点に対する携帯端末300の位置Δd(x),Δd(y)は次式で表される。
Δd(x)=(H−h)×Tan(ΔΦ(x))
Δd(y)=(H−h)×Tan(ΔΦ(y))
ここで原点の位置を(X1,Y1)とすれば、携帯端末300の現在位置(Xx,Yy)は、
Xx=X1+Δd(x)
Yy=Y1+Δd(y)
として求められる。
以上に説明した標定処理は、上述のように基地局200から送信される標定信号を携帯端末300側で受信することにより行ってもよいし、これとは逆に携帯端末300側にアンテナ群を設け、携帯端末300側から標定信号を送信し、これを基地局200側で受信して基地局200側で携帯端末300までの相対位置を測定するようにしてもよい。
なお、以上に説明した標定原理の詳細については、例えば、特開2004−184078号公報、特開2005−351877号公報、特開2005−351878号公報、特開2006−23261号公報等に記載がある。
<節電機能>
次に、図11を参照しつつ自律移動支援システム1が備える基地局200の節電機能について説明する。図11は電源回路217が停電を検知した場合に基地局200及びサーバ装置100で行われる処理を説明するフローチャートである。
基地局200は、商用電源の電力供給状態をリアルタイムに監視している(S1111、S1112)。基地局200は、商用電源の電力供給が停止したこと(停電)を検知すると(S1112:YES)、補助電源219の電池残量に応じて基地局200を構成しているハードウエアのうち停電中も動作を継続させる機能を決定する(S1113)。
図12に基地局200の機能の詳細を示している。同図には、基地局200の各機能について、機能1211、停電中動作1212、重要度1213、消費電力1214、及び装置1215の項目別に基地局200の機能に関する情報を対応づけて示している。機能の欄1211には具体的な機能の内容を記載している。
停電中動作の欄1212には、その機能を停電中に動作させる必要があるかどうかを表示している。その機能を停電中に必ず動作させなければならない場合は「必須」を表示している。停電発生時には必ず動作している必要があるが、その後、動作を停止させても良い機能については「発生時のみ必須」を表示している。動作させなくても基地局200の基本的な動作に支障がない機能については何も表示していない。
重要度の欄1213には、停電中動作1212に「発生時のみ必須」を記載した各機能の重要度を表示している。数字が小さい程、その機能が重要な機能である事を示す。
消費電力の欄1214には、各機能の消費電力の目安を表示している。
装置の欄1215には、その機能を有する基地局200の種類(マスター局200A、スレーブ局200B)を表示している。「○」が表示されている基地局200はその機能を有していることを示す。
図12に示した各機能について説明する。
機能の欄1211に「同期信号送信」と表示している機能は、マスター局200Aが標定信号の送信タイミングを決めるための同期信号711を生成してスレーブ局200Bに無線送信する機能である。本機能は現在位置検知に必須の標定信号の送信に関する機能であるので停電時も継続して動作させる必要がある。従って、停電中の動作は「必須」である。
機能の欄1211に「サーバ装置との通信」と表示している機能は、マスター局200Aがサーバ装置100と有線通信網50を介して通信するための機能である。本機能が停止するとサーバ装置100において標定された携帯端末300の現在位置等の情報を収集できなくなり、自律移動支援システム1の基本的なサービスが停止してしまうことになるため、本機能は停電時においても継続して動作させる必要がある。従って、停電中の動作は「必須」である。
機能の欄1211に「スレーブ局との信号送受信」と表示している機能は、マスター局200Aがアドホックネットワーク51を介してスレーブ局200Bと通信するための機能である。本機能が停止するとスレーブ局200Bはサーバ装置100と通信できなくなり、自律移動支援システム1の基本的なサービスが停止してしまうことになるので本機能は停電時においても継続して動作させる必要がある。従って、停電中の動作は「必須」である。
機能の欄1211に「標定信号送信」と表示している機能は、基地局200の標定信号の送信機能である。本機能が停止してしまうと携帯端末300の位置や移動方向の標定ができなくなってしまうため、本機能は停電時においても継続して動作させる必要がある。従って、停電中の動作は「必須」である。
機能の欄1211に「マスター局との信号送受信」と表示している機能は、スレーブ局200Bがアドホックネットワーク51を介してマスター局200Aと交信するためのスレーブ局200B側の通信機能である。本機能が停止するとスレーブ局200Bはサーバ装置100と通信できなくなり、自律移動支援システム1の基本的なサービスが停止してしまうことになるので本機能は停電時においても継続して動作させる必要がある。従って、停電中の動作は「必須」である。
機能の欄1211に「CPU」と表示している機能はCPUの機能そのものであるが、CPUが停止すれば基地局200の基本的な機能が停止してしまうため、停電中の動作は「必須」である。
機能の欄1211に「商用電源監視」と表示している機能は、商用電源の供給状態、すなわち停電の発生又は復旧を監視する機能である。この機能が停止してしまうと停電の復旧を検知することができなくなる。従って、停電中の動作は「必須」である。
機能の欄1211に「RAMの内容保持」と表示している機能は、RAMの内容を保持させる機能であるが、この機能が停止してしまうとRAMの内容が消えてしまい、基地局200の動作に支障を来す。従って、停電中の動作は「必須」である。
機能の欄1211に「補助電源残量監視」と表示している機能は、補助電源219の残量を監視する機能であるが、機能を停止させても基地局200の基本的な機能が損なわれることはない。しかし、図11のS1113において停電中も継続して動作させる機能を決定する際、基地局200は補助電源219の残量を条件として参照する。停電中の動作は「発生時のみ必須」である。
機能の欄1211に「節電運転制御」と表示している機能は、後述する通常モード、一次節電モード、二次節電モード間の切り換えを制御する機能である。本機能が停止すると節電モードから通常運転モードに復帰させることができなくなるので、停電中の動作は「必須」である。
機能の欄1211に「基地局間ルーティング生成」と表示している機能は、基地局200間のルーティングを生成、管理する機能である。この機能は、例えば、既設基地局200の周辺に新たな基地局200が設置された場合や周辺の既設基地局200が撤去された場合等に、アドホックネットワーク51のルーティングテーブルを更新する機能である。この機能を停止させても基地局200の基本的な機能が失われてしまうことはない。従って、この機能は停電時において停止させることが可能である。
機能の欄1211に「周辺基地局探索」と表示している機能は、既設基地局200の周辺に新たな基地局200が設置された場合にその基地局200の存在を検知する機能である。この機能を停止させても基地局200の基本的な機能が失われてしまうことはない。従って、この機能は停電時において停止させることが可能である。
機能の欄1211に「RF部監視」と表示している機能は、アドホックネットワーク51を介した通信や標定信号の送受信等を行う無線通信モジュールの動作を監視する機能である。本機能は監視機能であるため、停止させても基地局200の基本的な機能が失われてしまうことはない。従って、本機能は停電時において停止させることが可能である。
機能の欄1211に「ヘルスチェック信号送信」と表示している機能は、マスター局200Aのみが有する機能であり、マスター局200Aがスレーブ局200Bの稼働状態を取得する際のヘルスチェック信号の送信を行う機能である。本機能を停止させても基地局200の基本的な機能が失われてしまうわけではない。従って、本機能は停電時において停止させることが可能である。
機能の欄1211に「ヘルスチェック応答」と表示している機能は、スレーブ局200Bのみが有する機能であり、スレーブ局200Bが、上記マスター局200Aから送られてくるヘルスチェック信号に応答する機能である。本機能を停止させても基地局200の基本的な機能が失われてしまうわけではない。従って、本機能は停電時において停止させることが可能である。
機能の欄1211に「RF部オン・オフ制御」と表示している機能は、RF部のオン・オフを制御する機能である。この機能を停止させても基地局200の基本的な機能が失われてしまうわけではない。従って、この機能は停電時において停止させることが可能である。
機能の欄1211に「電波強度測定機能」と表示している機能は、アドホック通信において基地局200間で無線通信の信号強度を測定する機能である。この機能を停止させても基地局200の基本的な機能が失われてしまうわけではない。従って、この機能は停電時において停止させることが可能である。
基地局200は、停電中も継続して動作させる機能を、図12に基づいて決定する。具体的には、0<安全率<1とした場合に、
補助電源の電池残量×安全率(例えば0.6)
=Σ(「必須」の消費電力×t)+Σ(「発生時のみ必須」の機能の消費電力×t)
となるように行う。なお、停電中動作1212が「発生時のみ必須」の機能については、重要度1213が高いものから順に(重要度の番号が小さいものから順に)決定する。
次に基地局200は、停電を検知した旨をサーバ装置100に通知する(S1114)。サーバ装置100は、停電検知通知を受信する(S1115)。
次に基地局200は、S1113で継続動作させることを決定した機能以外の機能の動作を停止させる(S1116)。また機能の停止とともに停止時間t(すなわち、バックアップ電源から電力を供給している時間)の計測を開始する。なお、この状態のことを、以下、一次節電モードと称する。機能の動作停止は、具体的には、停止させる各機能へのソフトウエア的な制御、又は電源回路217から該当機能への電力供給を停止させることにより行われる。
次にS1113において決定した停電中に動作継続させない機能に監視機能(例えば、図12に示す「ヘルスチェック信号送信」や「ヘルスチェック応答」の機能)が含まれている場合には(S1117)、監視機能を停止させる旨の通知(以下、監視機能停止通知と称する)をサーバ装置100に送信する(S1118)。サーバ装置100は、監視機能停止通知を受信すると、監視機能停止通知を送信してきた基地局200への監視信号の送信を停止する(S1120)。
一次節電モードで動作中、基地局200は停電が復帰したかどうかをリアルタイムに監視している(S1121)。停電復帰を検知した場合(S1121:YES)、基地局200は動作を停止させていた機能を起動させ、通常の稼働状態(以下、通常運転モードと称する)に復帰する(S1122)。また基地局200は、停電が復帰した旨の通知(以下、停電復帰通知と称する)をサーバ装置100に送信する(S1123)。
サーバ装置100は停電復帰通知を受信すると(S1124)、監視信号の送信停止を解除する(S1125)。
一方、S1121において、停電復帰を検知しなかった場合(S1121:NO)、基地局200は、次に停電時間tがデフォルトの停電時間t1を超えたかどうかを判断する(S1131)。停電時間tがデフォルトの停電時間t1を超えている場合には(S1131:YES)、図12において停電中動作1212が「必須」以外の全ての機能(停電中動作1212が「発生時のみ必須」のものを含む)を停止させる運転モードである二次節電モードに移行する(S1132)。
以上の実施形態の説明は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
本発明の一実施形態として説明する自律移動支援システム1の概略的な構成を示す図である。 本発明の一実施形態として説明するサーバ装置100のハードウエア構成を示す図である。 本発明の一実施形態として説明するサーバ装置100の機能を示す図である。 本発明の一実施形態として説明するマスター局200Aのハードウエア構成を示す図である。 本発明の一実施形態として説明するスレーブ局200Bのハードウエア構成を示す図である。 本発明の一実施形態として説明するマスター局200Aの概略的な機能を示す図である。 本発明の一実施形態として説明するスレーブ局200Bの概略的な機能を示す図である。 本発明の一実施形態として説明する携帯端末300のハードウエア構成を示す図である。 本発明の一実施形態として説明する携帯端末300の機能を示す図である。 本発明の一実施形態として説明する基地局200から送信される標定信号のデータフォーマットを示す図である。 本発明の一実施形態として説明する基地局200と携帯端末300との位置関係を示す図である。 本発明の一実施形態として説明するアンテナ群215(245)のそれぞれを構成している各アンテナ2151(2451)と携帯端末300との位置関係を説明する図である。 本発明の一実施形態として説明する携帯端末300の場所を特定する方法を説明する図である。 本発明の一実施形態として説明する電源回路217が停電を検知した場合に基地局200及びサーバ装置100で行われる処理を説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態として説明する基地局200の機能の詳細を示す図である。
符号の説明
1 自律移動支援システム
100 サーバ装置
121 情報提供/収集部
122 基地局監視部
200 基地局
200A マスター局
200B スレーブ局
213 有線通信インタフェース
214 無線通信インタフェース
215 アンテナ群
2151 アンテナ
2152 切替スイッチ
217 電源回路
218 商用電源
219 補助電源
261 有線通信部
262 アドホック通信部
263 標定部
264 動作監視部
265 電源管理部
300 携帯端末
313 無線通信インタフェース
314 アンテナ
321 標定信号受信部

Claims (9)

  1. 自律移動支援システムであって、
    当該自律移動支援システムが展開される地域各所に設置される複数の基地局と、
    前記基地局のうちの少なくとも一台と通信可能に接続するサーバ装置と、
    当該自律移動支援システムによる支援対象者によって携帯される携帯端末と、
    を含み、
    前記基地局は、前記携帯端末に位相が異なる複数の無線信号である標定信号を送信し、
    前記携帯端末は、前記標定信号によって生成した当該携帯端末の現在位置を特定する情報を前記基地局に返信し、
    前記基地局は、前記情報を受信して前記現在位置を特定する情報を前記サーバ装置に送信し、
    前記サーバ装置は、前記基地局から送信されてくる前記情報を受信して記憶し、
    前記サーバ装置は、前記基地局に稼働状態の監視指示を随時送信し、
    前記基地局は、前記監視指示を受信すると自身の稼働状態の監視を開始し、
    前記基地局には補助電源が設けられ、
    前記基地局は、商用電源の停電を検知すると前記補助電源による動作を開始し、前記監視機能を停止させ、前記監視機能を停止させた旨の通知を前記サーバ装置に送信し、
    前記サーバ装置は、前記通知を受信すると前記監視指示の送信を停止し、
    前記基地局は、前記商用電源の復旧を検知すると、前記監視機能を動作させ、前記監視機能が動作を開始した旨の通知を前記サーバ装置に送信し、
    前記サーバ装置は、前記通知を受信すると前記監視指示の送信を再開すること
    を特徴とする自律移動支援システム。
  2. 請求項1に記載の自律移動支援システムであって、
    前記基地局は、前記商用電源の停電を検知すると、当該基地局の一部の機能である第1の機能を選択し、選択した前記第1の機能の動作を停止させるとともに、停電開始時からの経過時間tの計測を開始し、
    前記基地局は、前記経過時間tが予め設定されている時間t1を超えた時点で前記商用電源が復旧していない場合、当該基地局の前記第1の機能とは別の一部の機能である第2の機能を選択し、選択した前記第2の機能の動作を停止させ、
    前記基地局は、前記商用電源の復旧を検知すると、停止していた前記第1の機能及び前記第2の機能の動作を開始させること、
    を特徴とする自律移動支援システム。
  3. 請求項2に記載の自律移動支援システムであって、
    前記基地局は、停電時に動作を停止させることが可能な機能である必須機能と、停電発生時には機能している必要があるが、その後、動作を停止させることが可能な機能である発生時のみ必須な機能と、停電中に動作を停止させることが可能な機能とを含み、
    前記基地局は、
    補助電源の電池残量×安全率(0<安全率<1)=Σ(前記必須機能の消費電力×t1)+Σ(前記発生時のみ必須な機能の消費電力×t1)
    の関係を満たすように、前記第1の機能又は前記第2の機能の前記選択を行うこと
    を特徴とする自律移動支援システム。
  4. 請求項3に記載の自律移動支援システムであって、
    前記基地局は、前記発生時のみ必須な機能に対応づけて重要度を記憶しており、
    前記基地局は、前記重要度が低い機能を優先的に前記第1の機能又は前記第2の機能として選択すること
    を特徴とする自律移動支援システム。
  5. 請求項3に記載の自律移動支援システムであって、
    前記必須機能には、前記標定信号に基づいて前記携帯端末の現在位置を特定する情報を生成する機能が含まれること
    を特徴とする自律移動支援システム。
  6. 請求項3に記載の自律移動支援システムであって、
    前記基地局は、他の前記基地局とアドホックネットワークを介して通信可能に接続する機能を有し、
    前記発生時にのみ必須な機能には、前記アドホックネットワークに用いるルーティングテーブルを更新する機能が含まれること
    を特徴とする自律移動支援システム。
  7. 地域各所に設置される複数の基地局と、
    前記基地局のうちの少なくとも一台と通信可能に接続するサーバ装置と、
    当該自律移動支援システムによる支援対象者によって携帯される携帯端末と、
    を含んで構成される自律移動支援システムの制御方法であって、
    前記基地局は、前記携帯端末に位相が異なる複数の無線信号である標定信号を送信し、
    前記携帯端末は、前記標定信号によって生成した当該携帯端末の現在位置を特定する情報を前記基地局に返信し、
    前記基地局は、前記情報を受信して前記現在位置を特定する情報を前記サーバ装置に送信し、
    前記サーバ装置は、前記基地局から送信されてくる前記情報を受信して記憶し、
    前記サーバ装置は、前記基地局に稼働状態の監視指示を随時送信し、
    前記基地局は、前記監視指示を受信すると自身の稼働状態の監視を開始し、
    前記基地局は、商用電源の停電を検知すると補助電源による動作を開始し、前記監視機能を停止させ、前記監視機能を停止させた旨の通知を前記サーバ装置に送信し、
    前記サーバ装置は、前記通知を受信すると前記監視指示の送信を停止し、
    前記基地局は、前記商用電源の復旧を検知すると、前記監視機能を動作させ、前記監視機能が動作を開始した旨の通知を前記サーバ装置に送信し、
    前記サーバ装置は、前記通知を受信すると前記監視指示の送信を再開すること
    を特徴とする自律移動支援システムの制御方法。
  8. 請求項7に記載の自律移動支援システムの制御方法であって、
    前記基地局は、前記商用電源の停電を検知すると、当該基地局のうちの一部の機能である第1の機能を選択し、選択した前記第1の機能の動作を停止させるとともに、停電開始時からの経過時間tの計測を開始し、
    前記基地局は、前記経過時間tが予め設定されている時間t1を超えた時点で前記商用電源が復旧していない場合、当該基地局の機能のうち前記第1の機能とは別の一部の機能である第2の機能を選択し、選択した前記第2の機能の動作を停止させ、
    前記基地局は、前記商用電源の復旧を検知すると、停止していた前記第1の機能及び前記第2の機能の動作を開始させること、
    を特徴とする自律移動支援システムの制御方法。
  9. 請求項8に記載の自律移動支援システムの制御方法であって、
    前記基地局は、停電時に動作を停止させることが可能な機能である必須機能と、停電発生時には機能している必要があるが、その後、動作を停止させることが可能な機能である発生時のみ必須な機能と、停電中に動作を停止させることが可能な機能とを含み、
    前記基地局は、
    補助電源の電池残量×安全率(0<安全率<1)=Σ(前記必須機能の消費電力×t1)+Σ(前記発生時のみ必須な機能の消費電力×t1)
    の関係を満たすように、前記第1の機能又は前記第2の機能の前記選択を行うこと
    を特徴とする自律移動支援システムの制御方法。
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