JP5310194B2 - 端末位置特定システムおよび方法 - Google Patents

端末位置特定システムおよび方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5310194B2
JP5310194B2 JP2009085051A JP2009085051A JP5310194B2 JP 5310194 B2 JP5310194 B2 JP 5310194B2 JP 2009085051 A JP2009085051 A JP 2009085051A JP 2009085051 A JP2009085051 A JP 2009085051A JP 5310194 B2 JP5310194 B2 JP 5310194B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
mobile terminal
fixed
processing
area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009085051A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010239391A (ja
Inventor
直美 赤羽
靖 古屋
Original Assignee
サクサ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by サクサ株式会社 filed Critical サクサ株式会社
Priority to JP2009085051A priority Critical patent/JP5310194B2/ja
Publication of JP2010239391A publication Critical patent/JP2010239391A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5310194B2 publication Critical patent/JP5310194B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、無線通信技術に関し、特に移動体端末から送信された電波に基づいて移動体端末の位置を特定する技術に関する。
電波を用いて移動体端末の位置を特定する技術としてGPS(Global Positioning System)機能がある。GPS機能は、3つ以上の人工衛星からの基準電波を受信することにより、移動体端末の位置を特定している。
従来、このようなGPS機能を利用して、移動体端末の位置を特定することにより、移動体端末での通信動作を制御する技術が提案されている(例えば、特許文献1など参照)。
この技術は、自動車との間でブルートゥース(Bluetooth:登録商標)を介して無線通信する携帯端末が、駐車した自動車から離れて通信不能となった時点で、その駐車位置を携帯端末のGPS機能で検出しておくとともに自動車との無線通信を休止モードに切り替え、GPS機能で検出した現在位置が元の駐車位置と等しくなった際、自動車との無線通信を再開モードに切り替えるものである。これにより、携帯端末の消費電力が削減されるとともに、携帯端末の動作切替操作を自動化することが可能となる。
特開2006−287644号公報
しかしながら、このような従来技術では、移動体端末の位置特定をGPS機能で行っているため、元々、位置特定精度に十数m以上の誤差を含んでおり、電波状況によっては誤差が大きくなるとともに、屋内や地下など人工衛星からの基準電波が届かない場所で利用できないことから、実用性が低いという問題点があった。特に、階層化されたビル駐車場や地下駐車場での駐車位置の特定や、デパートでの商品販売場所の特定を行うことは難しい。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、GPS機能を用いることなく、実用に応じた精度で移動体端末の位置を特定できる位置特定技術を提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかる端末位置特定システムは、無線通信エリアの一部が互いに重なり合うよう配置された複数の固定端末と、これら固定端末とデータ通信を行う処理端末とを含み、固定端末は、移動体端末から無線送信された接続要求の受信に応じて、自己の無線通信エリア内での当該移動体端末の検出を処理端末へ通知するとともに前記移動体端末へ接続応答を通知し、当該接続応答に応じて当該移動体端末との間で無線リンクを確立し、処理端末から通知された当該移動体端末の位置情報を、当該無線リンクを介して当該移動体端末へ無線送信する移動体端末処理部を備え、処理端末は、無線通信エリアの重なりで区分される個別エリアごとに、当該個別エリアに位置する移動体端末からの接続要求を検出可能な固定端末のリストが登録されているエリア情報を記憶する記憶部と、固定端末からの移動体端末の検出通知に応じて、エリア情報から当該移動体端末を検出した固定端末と対応する個別エリアを特定し、当該個別エリアを含む位置情報を固定端末へ通知する端末位置特定部とを備えている。
また、本発明にかかる端末位置特定方法は、無線通信エリアの一部が互いに重なり合うよう配置された複数の固定端末と、これら固定端末とデータ通信を行う処理端末とを含む端末位置特定システムで用いられる端末位置特定方法であって、固定端末が、移動体端末から無線送信された接続要求の受信に応じて、自己の無線通信エリア内での当該移動体端末の検出を処理端末へ通知するとともに前記移動体端末へ接続応答を通知し、当該接続応答に応じて当該移動体端末との間で無線リンクを確立し、処理端末から通知された当該移動体端末の位置情報を、当該無線リンクを介して当該移動体端末へ無線送信する移動体端末処理ステップと、処理端末が、無線通信エリアの重なりで区分される個別エリアごとに、当該個別エリアに位置する移動体端末からの接続要求を検出可能な固定端末のリストが登録されているエリア情報を記憶する記憶ステップと、処理端末が、固定端末からの移動体端末の検出通知に応じて、エリア情報から当該移動体端末を検出した固定端末と対応する個別エリアを特定し、当該個別エリアを含む位置情報を固定端末へ通知する端末位置特定ステップとを備えている。
本発明によれば、GPS機能を用いることなく、各固定端末の配置位置に応じた精度で移動体端末の位置を特定できる。
本発明の本実施の形態にかかる端末位置特定システムの構成を示すブロック図である。 本実施の形態にかかる固定端末の構成を示すブロック図である。 本実施の形態にかかる処理端末の構成を示すブロック図である。 エリア情報の構成例である。 エリア情報の登録例である。 本実施の形態にかかる移動体端末の構成を示すブロック図である。 本実施の形態にかかる端末位置特定システムの端末位置特定動作を示すシーケンス図である。 移動体端末における位置情報の表示画面例である。 エリア情報の他の構成例である。 移動体端末における位置情報の他の表示画面例である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[本実施の形態]
まず、図1を参照して、本発明の本実施の形態にかかる端末位置特定システムについて説明する。図1は、本発明の本実施の形態にかかる端末位置特定システムの構成を示すブロック図である。
この端末位置特定システム1は、携帯電話端末やPDAなどの無線通信機能を有する移動体端末30の位置を特定するシステムであり、無線通信エリアWの一部が互いに重なり合うよう配置された複数の固定端末10と、これら固定端末10と通信回線40を介してデータ通信を行う処理端末20とを含んでいる。
図1の例では、駐車場やデパートなどの施設である、移動体端末30の位置検出を行う対象エリア50内に、M1〜M9の9個の固定端末10が3×3のマトリクス状に配置されており、これら固定端末10の無線通信エリアWの一部が互いに重なり合っている。例えば、固定端末M1の無線通信エリアWには、固定端末M2,M4,M5の無線通信エリアWが重なり合っている。
本実施の形態は、固定端末10で、移動体端末30から無線送信された接続要求の受信に応じて、当該移動体端末の検出を処理端末20へ通知し、処理端末20で、固定端末からの移動体端末の検出通知に応じて、無線通信エリアの重なりで区分される個別エリアのうち、当該移動体端末を検出した1つ以上の固定端末と対応する個別エリアを特定するようにしたものである。
[固定端末]
次に、図2を参照して、本実施の形態にかかる固定端末の構成について説明する。図2は、本実施の形態にかかる固定端末の構成を示すブロック図である。
固定端末10は、全体として無線通信装置からなり、主な機能部として、無線インターフェース部(以下、無線I/F部という)11、通信インターフェース部(以下、通信I/F部という)12、記憶部15、および制御部16が設けられている。
無線I/F部11は、専用の無線回路からなり、ブルートゥースや無線LANなどの無線通信方式で移動体端末30と無線通信を行う機能を有している。
通信I/F部12は、専用の通信回路からなり、LANなどの通信回線40を介して処理端末20や他の固定端末10とデータ通信を行う機能を有している。
記憶部15は、半導体メモリやハードディスクなどの記憶装置からなり、制御部16での処理動作に用いる各種処理情報やプログラムを記憶する機能を有している。
制御部16は、CPUとその周辺回路を有し、記憶部15のプログラムを読み込んで実行することにより、各種処理部を実現する機能を有している。制御部16で実現される主な処理部として、移動体端末処理部16Aがある。
移動体端末処理部16Aは、移動体端末30から無線送信された接続要求を無線I/F部11で受信する機能と、この接続要求の受信に応じて、自己の無線通信エリアW内での移動体端末30の検出を、通信I/F部12を介して処理端末20へ通知する機能と、処理端末20から通知された位置情報を当該移動体端末30へ無線送信する機能とを有している。
[処理端末]
次に、図3を参照して、本実施の形態にかかる処理端末の構成について説明する。図3は、本実施の形態にかかる処理端末の構成を示すブロック図である。
処理端末20は、全体としてサーバ装置やパーソナルコンピュータなどの情報処理装置からなり、主な機能部として、通信インターフェース部(以下、通信I/F部という)22、操作入力部23、画面表示部24、記憶部25、および制御部26が設けられている。
通信I/F部22は、専用の通信回路からなり、LANなどの通信回線40を介して固定端末10とデータ通信を行う機能を有している。
操作入力部23は、キーボードやマウスなどの操作入力装置からなり、オペレータの操作を検出して制御部26へ出力する機能を有している。
画面表示部24は、LCDやPDPなどの画面表示装置からなり、制御部26から出力された操作メニューや移動体端末30の位置情報などの各種情報を画面表示する機能を有している。
記憶部25は、半導体メモリやハードディスクなどの記憶装置からなり、制御部26での処理動作に用いる各種処理情報やプログラムを記憶する機能を有している。記憶部25で記憶する主な処理情報として、エリア情報25Aがある。
図4は、エリア情報の構成例である。このエリア情報25Aでは、各固定端末10の無線通信エリアWの重なりで区分される個別エリアごとに、当該個別エリアに位置する移動体端末30からの接続要求を検出可能な固定端末10のリストが登録されている。
図5は、エリア情報の登録例である。ここでは、固定端末M1の無線通信エリアW1と重なりを持つ固定端末M2,M4,M5の無線通信エリアW2,W4,W5が示されている。例えば、個別エリアA5は、無線通信エリアW1,W2,W5が重なり合うエリアであり、この個別エリアA5内の地点Pに移動体端末30が存在する場合、移動体端末30から送信された電波は、固定端末M1,M2,M5の3つで受信されることになる。
制御部26は、CPUとその周辺回路を有し、記憶部25のプログラムを読み込んで実行することにより、各種処理部を実現する機能を有している。制御部26で実現される主な処理部として、端末位置特定部26Aがある。
端末位置特定部26Aは、固定端末10からの移動体端末30の検出通知を通信I/F部21を介して受信する機能と、この検出通知の受信に応じてエリア情報25Aから当該移動体端末30を検出した固定端末10と対応する個別エリアを特定する機能と、当該個別エリアを含む当該移動体端末30の位置情報を固定端末10へ通信I/F部21を介して通知する機能とを有している。
次に、図6を参照して、本実施の形態にかかる移動体端末の構成について説明する。図6は、本実施の形態にかかる移動体端末の構成を示すブロック図である。
移動体端末30は、全体として携帯電話端末やPDAなどの通信情報端末からなり、主な機能として、無線インターフェース部(以下、無線I/F部という)31、音声処理部32、操作入力部33、画面表示部34、記憶部35、および制御部36が設けられている。
無線I/F部31は、専用の無線回路からなり、ブルートゥースや無線LANなどの無線通信方式で固定端末10と無線通信を行う機能を有している。
音声処理部32は、専用の音声処理回路からなり、無線I/F部31を介して受信した音声データを音声信号に復号してスピーカから出力するとともに、マイクからの入力音声信号を音声データに符号化して無線I/F部31へ出力する機能と、制御部36からの指示に応じて着信音などの各種信号音をスピーカから出力する機能とを有している。
操作入力部33は、ダイヤルキーやカーソルキーなどの操作検出装置からなり、利用者の操作を検出して制御部36へ出力する機能を有している。
画面表示部34は、LCDなどの画面表示装置からなり、制御部36から出力された操作メニューや移動体端末30の端末位置などの各種情報を画面表示する機能を有している。
記憶部35は、半導体メモリやハードディスクなどの記憶装置からなり、制御部36での処理動作に用いる各種処理情報やプログラムを記憶する機能を有している。
制御部36は、CPUとその周辺回路を有し、記憶部35のプログラムを読み込んで実行することにより、各種処理部を実現する機能を有している。制御部36で実現される主な処理部として、位置確認処理部36Aがある。
位置確認処理部36Aは、操作入力部33で検出された利用者の位置検出要求に応じて、自己と通信可能な固定端末10を検索する接続要求を無線I/F部31から送信する機能と、固定端末を介して無線I/F部31で受信した処理端末からの位置情報を画面表示する機能とを有している。
[本実施の形態の動作]
次に、図7を参照して、本実施の形態にかかる端末位置特定システムの動作について説明する。図7は、本実施の形態にかかる端末位置特定システムの端末位置特定動作を示すシーケンス図である。
ここでは、前述した図5を参照して、固定端末M1,M2,M5の無線通信エリアW1,W2,W5が重なり合っている個別エリアA5の地点Pに存在する移動体端末30の位置を特定する場合を例として説明する。なお、端末位置特定システム1は、端末位置を特定する際、無線通信方式としてブルートゥースを用いるものとする。
移動体端末30の利用者が、自己の位置を確認するため位置特定操作を行った場合、移動体端末30の制御部36は、操作入力部33により位置特定操作を検出する。これに応じて、位置確認処理部36Aは、自己と無線通信可能な相手端末を検索する際に用いる接続要求を無線I/F部31から無線送信する(ステップ100)。
ここで、移動体端末30から送信された接続要求は、移動体端末30が存在する個別エリアA5を自己の無線通信エリアW1,W2,W5に含む固定端末M1,M2,M5に届き、個別エリアA5を自己の無線通信エリアW4に含まない固定端末M4には届かないことになる。
したがって、固定端末M1,M2,M5の移動体端末処理部16Aは、無線I/F部11を介して移動体端末30からの接続要求を受信し、自己の無線通信エリアW1,W2,W5で移動体端末30を検出したことを通知する端末検出通知を、通信I/F部12から処理端末20に対して送信する(ステップ110)。この端末検出通知には、当該接続要求で通知された移動体端末30のアドレスからなる対象端末識別情報が含まれている。
一般に、無線通信では、相手端末のアドレスを指定することにより、その相手端末と個別に無線通信を行うものとなっている。したがって、アドレスが分からない場合、自己と無線通信可能な相手端末を検索する動作を行う。
例えば、ブルートゥースの場合、各端末はそれぞれ固有のデバイスアドレスを有しており、相手端末のデバイスアドレスが分からない場合にはInquiryメッセージを送信して、待ち受け状態としてInquiry Scan動作を行っている相手端末からの応答に応じて、デバイスアドレスなどの通信パラメータを収集することにより、自己と無線通信可能な相手端末を検索する機能が設けられている。
本実施の形態では、このような移動体端末30が主体として用いる端末検索機能を、固定端末10における移動体端末30の検出に利用して、移動体端末30から各固定端末10に対して送信された接続要求に基づき、移動体端末30が固定端末10の無線通信エリア内に存在していることを検出するようにしたものである。
処理端末20の端末位置特定部26Aは、通信I/F部22を介して固定端末M1,M2,M5から、移動体端末30を対象端末識別情報とする端末検出通知をそれぞれ受信し、これに端末検出通知に基づき移動体端末30の端末位置を特定する(ステップ111)。ここでは、記憶部25のエリア情報25Aを参照して、これら端末検出通知の送信元である固定端末M1,M2,M5の組合せを固定端末リストとする個別エリアを取得することにより、移動体端末30の端末位置を特定する。
続いて、端末位置特定部26Aは、これら固定端末M1,M2,M5のうちのいずれか1つ、ここでは固定端末M1を移動体端末30の通信相手として選択し(ステップ112)、移動体端末30の端末位置として特定した個別エリアを含む位置情報を、通信I/F部22から通信相手として選択した固定端末M1へ送信する(ステップ113)。
この際、通信相手の選択方法としては、後述する移動体端末30での通信相手の選択方法と一致したものを用いる。
一方、ステップ100において、固定端末M1,M2,M5の移動体端末処理部16Aは、無線I/F部11を介して移動体端末30からの接続要求を受信した場合、その移動体端末30に対して無線通信可能な旨を通知するための接続応答を無線I/F部11から返送する(ステップ101)。
移動体端末30の位置確認処理部36Aは、無線I/F部31を介して固定端末M1,M2,M5からの接続応答を受信し、いずれかの固定端末、ここで固定端末M1を通信相手として選択し(ステップ102)、選択した固定端末M1と無線通信のための無線リンクを確立する(ステップ103)。
この際、通信相手の選択方法としては、これら接続応答の送信元である固定端末のアドレス順に基づき通信相手を選択すればよい。
したがって、位置確認処理部36Aは、その後、処理端末20からの位置情報を通信I/F部12により受信し(ステップ113)、無線I/F部11から移動体端末30に対して無線送信する(ステップ114)。
一方、移動体端末30の位置確認処理部36Aは、無線I/F部31により位置情報を受信した場合、その位置情報を画面表示部34で画面表示することにより、移動体端末30の現在位置を利用者に通知し(ステップ115)、無線I/F部31を制御して固定端末M1との無線リンクを切断する(ステップ116)。これにより、一連の端末位置特定動作が終了する。
図8は、移動体端末における位置情報の表示画面例である。ここでは、固定端末M1〜M6の配置位置と各個別エリアA1〜A7の位置関係が示されており、個別エリアA1〜A7のうち移動体端末30の現在位置が個別エリアA5であることが示されている。
また、実際の施設と固定端末M1〜M6の配置位置も示す必要があるが、図8の例では、固定端末M1〜M6の配置位置を利用者が視認可能である場合を例としている。通常、駐車場では、駐車エリアごとに番号や記号などのエリア識別情報が予め付与されており、柱や照明用ポール、さらには専用の支柱に目印として掲示されている。したがって、例えば目印が掲示されている柱に各固定端末を配置しておき、固定端末M1〜M6の配置位置を示す「M1」〜「M6」に代えてエリア識別情報を画面表示すればよい。
図9は、エリア情報の他の構成例である。図9に示すように、エリア情報25Aにおいて、個別エリアごとに実際の施設で目印となるエリア識別情報を登録しておき、このエリア識別情報を位置情報により処理端末20から固定端末10を介して移動体端末30へ送信するようにしてもよい。
さらには、実際の施設における区画情報や地図情報を移動体端末30へ送信し、これら区画情報や地図情報と合わせて現在位置を表示してもよい。図10は、移動体端末における位置情報の他の表示画面例である。ここでは、デパートの区画情報と現在位置とが合わせて表示されており、各区画には図9で述べたエリア識別情報、ここでは店舗名称が表示されている。利用者はその掲示に基づき、目的地まで移動することができる。
また、図8や図10の表示画面において、利用者が目的地としてA3を選択操作した場合、現在位置から目的地へ進むべき方向を矢印で画面表示してもよい。これにより、利用者を目的地までナビゲートすることができる。
[本実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、固定端末10で、移動体端末30から無線送信された接続要求の受信に応じて、当該移動体端末の検出を処理端末20へ通知し、処理端末20で、固定端末からの移動体端末の検出通知に応じて、無線通信エリアの重なりで区分される個別エリアのうち、当該移動体端末を検出した1つ以上の固定端末と対応する個別エリアを特定するようにしたので、GPS機能を用いることなく、各固定端末の配置位置に応じた精度で移動体端末の位置を特定できる。
[実施の形態の拡張]
以上では、固定端末10の配置例として、図9に示したような、3×3のマトリクス状に配置した場合を例として説明したが、これに限定されるものではなく、対象エリア50内の構成や利用者が移動する経路に応じて、固定端末10を適宜配置すればよい。
また、以上では、固定端末10とは別個に処理端末20を設け、この処理端末20で移動体端末30の現在位置を特定する場合を例として説明したが、処理端末20における位置確認処理部36Aおよびエリア情報25Aを、固定端末10のいずれか1つに設けて現在位置を特定するようにしてもよい。
また、処理端末20における位置確認処理部36Aおよびエリア情報25Aを、すべての固定端末10に設け、いずれか1つの固定端末10が現在位置を特定するようにしてもよい。この場合には、例えば、移動体端末30からの接続要求を受信した固定端末10のうちから、アドレス順などの条件に基づきあるいはランダムに、現在位置特定処理を行う固定端末10を、これら固定端末の間で決定すればよい。
また、以上では、移動体端末30とリンクを確立する固定端末10を、移動体端末30と処理端末20で同様に選択し、当該固定端末10を介して処理端末20から移動体端末30へ位置情報を送信する場合を例として説明したが、これに限定されるものではない。
例えば、図7のステップ103において、移動体端末30により選択されてリンク確立した固定端末10から処理端末20へ、移動体端末30とのリンク確立を通知し、この通知に基づいて、移動体端末30とリンク確立した固定端末10へ処理端末20から位置情報を送信してもよい。あるいは、端末検出の送信元である各固定端末10へ処理端末20から位置情報を送信し、このうち移動体端末30とリンク確立した固定端末10だけが、当該位置情報を移動体端末30へ送信するようにしてもよい。
また、以上において、移動体端末30から接続要求を送信する際(図7のステップ100)、利用者から操作入力された目的地を指定し、これを固定端末10が接続要求から取得して端末検出通知で処理端末20へ通知し、処理端末20で現在位置から目的地までナビゲートするためのナビゲート情報を生成し、位置情報とともに移動体端末30へ送信するようにしてもよい。
ナビゲート情報については、例えば現在位置の目的地の組合せごとに、何を目印としてどの方向に移動すればよいかを示すメッセージ文を、予め記憶部25に登録しておき、前述の用にして特定した移動体端末30の現在位置と、接続要求時に指定された目的地との組に対応するメッセージ文を選択すればよい。これにより、利用者を目的地までナビゲートすることができる。
また、以上では、本発明にかかる端末位置特定システム1を、駐車場やデパートに適用した場合を例として説明したが、これに限定されるものではなく、他の施設や場所に適用してもよい。
1…端末位置特定システム、10,M1,〜,M9…固定端末、11…無線I/F部、12…通信I/F部、15…記憶部、16…制御部、16A…移動体端末処理部、20…処理端末、22…通信I/F部、23…操作入力部、24…画面表示部、25…記憶部、25A…エリア情報、26…制御部、26A…端末位置特定部、30…移動体端末、31…無線I/F部、32…音声処理部、33…操作入力部、34…画面表示部、35…記憶部、36…制御部、36A…位置確認処理部、40…通信回線、50…対象エリア。

Claims (2)

  1. 無線通信エリアの一部が互いに重なり合うよう配置された複数の固定端末と、これら固定端末とデータ通信を行う処理端末とを含み、
    前記固定端末は、移動体端末から無線送信された接続要求の受信に応じて、自己の無線通信エリア内での当該移動体端末の検出を前記処理端末へ通知するとともに前記移動体端末へ接続応答を通知し、当該接続応答に応じて当該移動体端末との間で無線リンクを確立し、前記処理端末から通知された当該移動体端末の位置情報を、当該無線リンクを介して当該移動体端末へ無線送信する移動体端末処理部を備え、
    前記処理端末は、前記無線通信エリアの重なりで区分される個別エリアごとに、当該個別エリアに位置する移動体端末からの接続要求を検出可能な前記固定端末のリストが登録されているエリア情報を記憶する記憶部と、前記固定端末からの前記移動体端末の検出通知に応じて、前記エリア情報から当該移動体端末を検出した前記固定端末と対応する個別エリアを特定し、当該個別エリアを含む前記位置情報を前記固定端末へ通知する端末位置特定部とを備える
    ことを特徴とする端末位置特定システム。
  2. 無線通信エリアの一部が互いに重なり合うよう配置された複数の固定端末と、これら固定端末とデータ通信を行う処理端末とを含む端末位置特定システムで用いられる端末位置特定方法であって、
    前記固定端末が、移動体端末から無線送信された接続要求の受信に応じて、自己の無線通信エリア内での当該移動体端末の検出を前記処理端末へ通知するとともに前記移動体端末へ接続応答を通知し、当該接続応答に応じて当該移動体端末との間で無線リンクを確立し、前記処理端末から通知された当該移動体端末の位置情報を、当該無線リンクを介して当該移動体端末へ無線送信する移動体端末処理ステップと、
    前記処理端末が、前記無線通信エリアの重なりで区分される個別エリアごとに、当該個別エリアに位置する移動体端末からの接続要求を検出可能な前記固定端末のリストが登録されているエリア情報を記憶する記憶ステップと、
    前記処理端末が、前記固定端末からの前記移動体端末の検出通知に応じて、前記エリア情報から当該移動体端末を検出した前記固定端末と対応する個別エリアを特定し、当該個別エリアを含む前記位置情報を前記固定端末へ通知する端末位置特定ステップと
    を備えることを特徴とする端末位置特定方法。
JP2009085051A 2009-03-31 2009-03-31 端末位置特定システムおよび方法 Active JP5310194B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009085051A JP5310194B2 (ja) 2009-03-31 2009-03-31 端末位置特定システムおよび方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009085051A JP5310194B2 (ja) 2009-03-31 2009-03-31 端末位置特定システムおよび方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010239391A JP2010239391A (ja) 2010-10-21
JP5310194B2 true JP5310194B2 (ja) 2013-10-09

Family

ID=43093346

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009085051A Active JP5310194B2 (ja) 2009-03-31 2009-03-31 端末位置特定システムおよび方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5310194B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20150081210A1 (en) * 2013-09-17 2015-03-19 Sony Corporation Altering exercise routes based on device determined information

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0998474A (ja) * 1995-09-29 1997-04-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 移動通信装置
JP2000134671A (ja) * 1998-10-27 2000-05-12 Sony Corp 情報サービスシステム及びその通信端末装置並びに情報サービス方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010239391A (ja) 2010-10-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6807479B2 (en) Communication navigation system, information server unit and communication terminal unit for the same, and method and program for communication navigation
JP5560229B2 (ja) 経路探索システム及び経路探索方法
JP5934104B2 (ja) 時間範囲を用いた位置情報提供方法
CN108780155B (zh) 一种定位方法、终端及服务器
CN102045637A (zh) 一种地图数据分区下载方法及位置服务终端
JP2013205226A (ja) 位置補正システム、位置補正方法、位置情報サーバ、及び、プログラム
JP6076027B2 (ja) ナビゲーションシステム
US20160007155A1 (en) Method and apparatus for providing information regarding a device
JP2007322307A (ja) ナビゲーション装置
JP5310194B2 (ja) 端末位置特定システムおよび方法
JP5420443B2 (ja) デフォルメ地図を用いたナビゲーションシステム、ナビゲーションサーバ、ナビゲーション装置、ナビゲーション方法、コンピュータプログラム、および、記録媒体
JP6034810B2 (ja) 行き先候補表示システム、行き先候補表示方法及びプログラム
JP2006031398A (ja) ナビゲーションサーバ、携帯電話機、ナビゲーション装置およびナビゲーション方法
JP2012222432A (ja) 携帯端末装置
JP5814184B2 (ja) ナビゲーションシステム、装置、方法及びコンピュータプログラム
JP5905227B2 (ja) ナビゲーション装置および自動チェックイン方法
JP5813390B2 (ja) 情報処理システム、情報処理装置、情報処理プログラムおよび情報処理方法
KR100701950B1 (ko) 이동통신 단말기의 위치정보 제공시스템 및 그의 동작방법
CN105136148A (zh) 一种室内路线生成方法及用户终端
JP2015222373A (ja) 地図情報表示装置及び地図情報表示方法
JP5961239B2 (ja) 位置情報処理システム
JP5903975B2 (ja) ナビゲーションアプリがインストールされた電子機器、電子機器の制御方法及びコンピュータプログラム
TWI572184B (zh) 位置顯示方法及使用此方法的行動通訊裝置與電腦程式產品
US20230273043A1 (en) Map image display device
JP2008011246A (ja) 通信手段報知装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120124

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120412

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130122

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130315

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130604

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130617

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5310194

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150