JP2008187051A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 微細化および低コストでの製造が可能な半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】 第1選択トランジスタ22は、一端がセルトランジスタ列の一端と接続され、積層された第1導電膜52と電極間絶縁膜53と第2導電膜54と、ソース/ドレイン拡散層55と、を有する。第2選択トランジスタ23は、第1選択トランジスタの他端とビット線15との間に接続され、積層された第1導電膜62と電極間絶縁膜63と第2導電膜64と、ソース/ドレイン拡散層65と、を有する。第3選択トランジスタ13は、セルトランジスタ列の他端とソース線との間に接続される。第1、第2選択トランジスタの一方において第1導電膜と第2導電膜とが接続され、他方において第1導電膜と第2導電膜とが電気的に分離されている。第1、第2選択トランジスタの他方の第2導電膜は、別の選択トランジスタの第1導電膜と接続されている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、半導体記憶装置に関し、例えば、電極間絶縁膜を介して積層された浮遊ゲート電極と制御ゲート電極を有する積層ゲート型トランジスタを有する半導体記憶装置に関する。
電気的に書き換え可能で且つ高集積化が可能な不揮発性半導体記憶装置として、NAND型フラッシュEEPROM(electrically erasable programmable read only memory)が知られている。NAND型フラッシュEEPROMのメモリセルトランジスタは、半導体基板上に形成された「積層ゲート(スタックゲート)構造」を有している。積層ゲート構造は、基板上に積層された、トンネル絶縁膜と、電荷蓄積を目的とする浮遊ゲート電極層と、電極間絶縁膜と、制御ゲート電極層と、を有する。
複数個のメモリセルトランジスタが直列接続された構造と、この直列接続構造の両端にさらに直列接続された選択ゲートトランジスタとから、NANDストリングが構成される。さらに、複数のNANDストリングが行方向に順次並べられることによりメモリセルアレイが構成される。同一行に属する選択ゲートトランジスタのゲート電極は相互に接続され、同一行に属するメモリセルトランジスタの制御ゲート電極は相互に接続される。
NANDストリング内の一端の選択ゲートトランジスタはソース線コンタクトプラグを介してソース線と接続され、他端の選択トランジスタはビット線コンタクトプラグを介してビット線と接続される。
ソース線から各NANDストリングに供給される電位は、どのNANDストリングにおいても同じである。このため、ソース線と選択ゲートトランジスタ(ソース線側選択ゲートトランジスタ)とを接続するコンタクトプラグ(ソース線コンタクトプラグ)は、複数のソース線側選択ゲートトランジスタの活性領域に亘っていても構わない。よって、ソース線コンタクトプラグの形成に対しては、微細化が進んでも、それほど制限が課されない。
一方、ビット線は、NANDストリングごとに独立して設けられるため、各ビット線は相互に絶縁されている必要がある。このため、ビット線と選択ゲートトランジスタ(ビット線側選択ゲートとランジスタ)とを接続するコンタクトプラグ(ビット線コンタクトプラグ)は、自身が接続されるべき活性領域以外の活性領域に達していてはならない。このため、ビット線コンタクトの形成は、微細化の進行に連れて、困難になっている。
この問題に対して、各NANDストリングに対して、相互に閾値の異なる直列接続された2つのビット線側選択ゲートトランジスタを設ける構造が提案されている。そして、2つのビット線側選択ゲートトランジスタを適切にオン・オフすることによって、行方向に隣接する2つのNANDストリングの一方のみをビット線と電気的に接続することができる。この技術を用いれば、隣接する2つのNANDストリングで1つのビット線を共用することができる。よって、2つのNANDストリングに対して1つのコンタクトプラグを共用することが可能となり、ビット線コンタクトプラグの形成に対する制限が緩和される。したがって、半導体記憶装置のより一層の微細化が可能となる。
閾値が相互に異なる2つのビット線側選択ゲートトランジスタは、2つのゲートトランジスタのチャネル領域に異なる不純物を注入することによって実現される。しかしながら、選択ゲートトランジスタのチャネル領域の面積は微細化に伴って非常に小さい。このように、微細な領域に2種の異なる不純物を注入することは、精密な処理が必要な処理装置が必要になるため、半導体記憶装置の製造コストの上昇に繋がる。
この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては次のものがある。
特開平06-275800号公報
本発明は、微細化および低コストでの製造が可能な半導体記憶装置を提供しようとするものである。
本発明の一態様による半導体記憶装置は、(1)電気的に直列接続され、電気的に情報の記録および消去が可能な複数のメモリセルトランジスタを含んだ第1セルトランジスタ列と、(2)一端が前記第1セルトランジスタ列の一端と電気的に接続され、半導体基板の上方において積層された第1導電膜と電極間絶縁膜と第2導電膜と、ソース/ドレイン拡散層と、を有する第1選択トランジスタと、(3)前記第1選択トランジスタの他端とビット線との間に電気的に接続され、前記半導体基板の上方において積層された第1導電膜と電極間絶縁膜と第2導電膜と、ソース/ドレイン拡散層と、を有する第2選択トランジスタと、(4)前記第1セルトランジスタ列の他端とソース線との間に電気的に接続された第3選択トランジスタと、を具備し、前記第1、第2選択トランジスタの一方において前記第1導電膜と前記第2導電膜とが接続され、他方において前記第1導電膜と前記第2導電膜とが電気的に分離されており、前記第1、第2選択トランジスタの他方の一部を構成する前記第2導電膜は、前記第1、第2選択トランジスタとは別の選択トランジスタの第1導電膜と接続されている、ことを特徴とする。
本発明の一態様による半導体記憶装置は、(1)電気的に直列接続された第1選択トランジスタと第2選択トランジスタと電気的に情報の記録および消去が可能な複数のメモリセルトランジスタと第3選択トランジスタとをそれぞれが含んだ第1NANDストリングおよび第2NANDストリングと、(2)前記第3選択トランジスタ側において前記第1、第2NANDストリングと電気的に接続されたソース線と、を具備し、前記第1選択トランジスタの各々は、半導体基板の上方において積層された第1導電膜と電極間絶縁膜と第2導電膜と、ソース/ドレイン拡散層と、を有し、前記第2選択トランジスタの各々は、半導体基板の上方において積層された第1導電膜と電極間絶縁膜と第2導電膜と、ソース/ドレイン拡散層と、を有し、前記第2導電膜は、前記第1、第2NANDストリング間で共用され、前記第1、第2NANDストリングは前記第1選択トランジスタ側において1つのビット線と電気的に接続され、前記第1NANDストリングの前記第2選択トランジスタおよび前記第2NANDストリングの前記第1選択トランジスタにおいて前記第1導電膜と前記第2導電膜とが接続され、前記第1NANDストリングの前記第1選択トランジスタおよび前記第2NANDストリングの前記第2選択トランジスタにいおいて前記第1導電膜と前記第2導電膜とが電気的に分離されている、ことを特徴とする。
本発明によれば、微細化および低コストでの製造が可能な半導体記憶装置を提供できる。
以下に本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。ただし、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
また、以下に示す各実施形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、この発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る半導体記憶装置の主要部の構成を示す機能ブロック図である。図1に示すように、半導体記憶装置は、メモリセルアレイ1と制御回路2とを含む。
メモリセルアレイ1は、複数のNANDストリング10を含んでいる。NANDストリングは、直列接続された複数のメモリセルトランジスタ11と、選択ゲート12と、選択ゲートトランジスタ13とからなる。複数のNANDストリング10が、NANDストリングの延びる方向と交わる方向(図の左右方向(行方向))に複数個設けられる。
各メモリセルトランジスタ11は、いわゆる積層ゲート構造型のMOSFET(metal oxide semiconductor field effect transistor)からなる。積層ゲート構造のMOSトランジスタは、後に詳述するように、トンネル絶縁膜、浮遊ゲート電極、電極間絶縁膜、制御ゲート電極、ソース/ドレイン拡散層を含む。各メモリセルトランジスタ11は、浮遊ゲート電極に蓄えられる電子に応じて情報を記憶する。複数のメモリセルトランジスタ11は、直列に接続されることによりメモリセル列を構成する。
各メモリセル列の一端は、選択ゲートトランジスタ13の一端と接続される。選択ゲートトランジスタ13は、通常のMOSFETからなり、例えば積層ゲート構造型のMOSFETの制御ゲート電極と浮遊ゲート電極を接続することによって実現することができる。選択ゲートトランジスタ13の他端は、ソース線コンタクトプラグを介してソース線14と接続される。
各メモリセル列の他端は、選択ゲート12と接続される。選択ゲート12は、メモリセル列の他端とビット線15との電気的な接続、非接続を制御する。
選択ゲート12は、直列接続された少なくとも2つの積層ゲート構造型の、選択ゲートMOSFET(以下、MOSFETをトランジスタと称する)22、23からなる。選択ゲートトランジスタ22、23も、トンネル絶縁膜、浮遊ゲート電極、電極間絶縁膜、制御ゲート電極、ソース/ドレイン拡散層を含んでいる。
後に詳述するように、1つのNANDストリングにおいて、選択ゲートトランジスタ22、23のうち一方の制御ゲート電極と浮遊ゲート電極とが接続されている。選択ゲートトランジスタ22の一端は、メモリセル列の他端と接続され、他端は選択ゲートトランジスタトランジスタ23の一端と接続される。行方向において隣接する2つのNANDストリングから1つの組が構成され、この組を構成するNANDストリング内の2つの選択ゲートトランジスタ23の各他端は、ビット線コンタクトプラグを介して同じビット線15と接続される。
行方向において隣接する(同じ行に属する)メモリセルトランジスタ11の各制御ゲート電極は、相互に接続される。行方向において隣接する(同じ行に属する)選択ゲートトランジスタ13のゲート電極同士は接続される。行方向に隣接する(同じ行に属する)各選択ゲートトランジスタ22の制御ゲート電極は相互に接続され、行方向に隣接する(同じ行に属する)各選択ゲートトランジスタ23の制御ゲート電極は相互に接続される。
制御回路2は、デコーダ、センスアンプ、電位発生回路等の、外部からの信号に応じて所定のデータをメモリセルに書き込んだり、メモリセルから読み出したりするのに必要な複数の回路要素を有する。
選択ゲートトランジス13のゲート電極、選択ゲートトランジスタ22、23の各制御ゲート電極、メモリセル11の制御ゲート電極は、制御回路2と接続されている。そして、制御回路2(制御回路2内の電位発生回路)は、選択ゲートトランジスタ13のゲート電極、選択ゲートトランジスタ22の制御ゲート電極、選択ゲートトランジスタ23の制御ゲート電極、メモリセル11の制御ゲート電極に、行ごとに独立して1種のまたは2種以上の電位を印加可能な構成を有する。
ビット線コンタクトプラグおよびソース線コンタクトプラグは、列方向(NADストリングの延びる方向)に隣接する2つのNANDストリングで共有される。したがって、ビット線コンタクトプラグおよびソース線コンタクトプラグに対してNANDストリングは対称構造を有する。
次に、図2、図3(a)、図3(b)図3(c)を参照して、本発明の一実施形態に係る半導体記憶装置の構造について説明する。図2は、本発明の一実施形態に係る半導体記憶装置の主要部の概略的な上面図である。図3(a)は、図2のIIIA−IIIA線に沿った構造の主要部を概略的に示す断面図である。図3(b)は、図2のIIIB−IIIB線に沿った構造の主要部を概略的に示す断面図である。図3(c)は、図2のIIIC−IIIC線に沿った構造の主要部を概略的に示す断面図である。
図2、図3(a)、図3(b)、図3(c)に示すように、例えばシリコンからなる基板31の表面にn型のウェル32が形成される。ウェル32内には、p型のウェル33が形成される。基板31の表面には、素子分離絶縁膜34が形成される。分離絶縁膜34は、例えばSTI(shallow trench isolation)構造を有し、素子領域35を区画し、基板31の表面より突出し、図2において上下方向に伸びている。
素子領域35内の基板31上には、メモリセルトランジスタ11、選択ゲートトランジスタ22、23が形成されている。
メモリセルトランジスタ11は、少なくともトンネル絶縁膜41、浮遊ゲート電極42、電極間絶縁膜43、制御ゲート電極44を有する。
選択ゲートトランジスタ22は、少なくともトンネル絶縁膜51、浮遊ゲート電極52、電極間絶縁膜53、制御ゲート電極54を有する。
選択ゲートトランジスタ23は、少なくともトンネル絶縁膜61、浮遊ゲート電極62、電極間絶縁膜63、制御ゲート電極64を有する。
トンネル絶縁膜41、51、61は、素子領域35内の基板31上に設けられ、例えばシリコン酸化膜から実質的に構成される。浮遊ゲート電極42、52、62は、それぞれトンネル絶縁膜41、51、61上に設けられ、下部は分離絶縁膜34に対して自己整合的に形成され、上部は素子分離絶縁膜34から突出し、例えば、導電性のポリシリコン膜から実質的に構成される。個々の浮遊ゲート電極42、52、62は、全て、電気的に相互に独立している。
制御ゲート電極44は電極間絶縁膜43上に形成され、例えば導電性のポリシリコンから実質的に構成される。
制御ゲート電極54、64は、それぞれ電極間絶縁膜53、54上に形成され、例えば導電性のポリシリコンから実質的に構成される。制御ゲート電極54、64は、また、後述する、電極間絶縁膜53、63の除去部56内で浮遊ゲート電極52、62上にそれぞれ形成される。
制御ゲート電極44、54、64は、積層構造であっても良い。
行方向に隣接するセルトランジスタ11の制御ゲート電極44は、相互に接続され、行方向(図2の左右方向)に延伸している。同様に、行方向に隣接する選択ゲートトランジスタ22の制御ゲート電極54は相互に接続されるとともに行方向に延伸し、行方向に隣接する選択ゲートトランジスタ23の制御ゲート電極64は相互に接続されるとともに行方向に延伸している。
電極間絶縁膜43、53、63は、それぞれ浮遊ゲート電極42、52、62の表面を覆うとともに分離絶縁膜34上に形成される。電極間絶縁膜43、53、63は、各々が、例えば、積層されたシリコン酸化膜、シリコン窒化膜、シリコン酸化膜からなる。
電極間絶縁膜53、63は、以下に述べる法則に従って、一部に除去部56を有する。除去部56内において、電極間絶縁膜53、63が除去され、浮遊ゲート電極52、62の一部が露出し、この露出した部分に制御ゲート電極54、64がそれぞれ接している。除去部56は、ある選択ゲートトランジスタ22において浮遊ゲート電極52と制御ゲート電極54とを接続し、ある選択ゲートトランジスタ23において浮遊ゲート電極62と制御ゲート電極64とを接続するために設けられる。
図1を用いて説明したように、1つのNANDストリング10内の選択ゲートトランジスタ22、23の一方において、浮遊ゲート電極52、62と、制御ゲート電極54、64と、がそれぞれ接続される。これに加えて、ビット線15を共用する2つのNANDストリング10内の2つの選択ゲートトランジスタ22の一方のみと2つの選択ゲートトランジスタ23の一方のみにおいて、浮遊ゲート電極52、62と制御ゲート電極54、64とがそれぞれ接続される。以上の法則に従った接続を実現するために、あるNANDストリング10内の選択ゲートトランジスタ22、23の一方のみ、ビット線15を共有する2つのNANDストリング10内の2つの選択ゲートトランジスタ22の一方のみ、この2つのNANDストリング10内の2つの選択ゲートトランジスタ23の一方のみ、に除去部56が形成される。
除去部56において、浮遊ゲート52、62と制御ゲート電極54、64がそれぞれ接続されれば、その具体的な構造は問われない。例えば、除去部56の列方向(図2の上下方向)における長さは、例えば浮遊ゲート電極52、62の列方向の長さより小さく、このため、図3(a)から分かるように、浮遊ゲート電極52、62の両端に電極間絶縁膜53、63が残存するようにすることができる。しかしながら、除去部56の列方向の長さは、浮遊ゲート電極52、62の列方向の長さと同じ、すなわち電極間絶縁膜53、63が、対象の選択ゲートトランジスタ22、23の全体に亘って除去されていても良い。
さらに、除去部56内において、制御ゲート電極52、62の側面上の電極間絶縁膜53、63は、除去されていても良いし、残存していてもよい。図では、除去された状態を例示している。
上記のように、1つのNANDストリング10内の選択ゲートトランジスタ22、23の一方で、且つビット線15を共用する2つのNANDストリング10内の2つの選択ゲートトランジスタ22の一方と2つの選択ゲートトランジスタ23の一方において、浮遊ゲート電極52、62と制御ゲート電極54、64とがそれぞれ接続される。この法則を維持していれば、ビット線15を共用しない2つのNANDストリング10内の2つの選択ゲートトランジスタ22同士、2つの選択ゲートトランジスタ23同士は、この法則に縛られる必要はない。そこで、図2に示すように、除去部56は、ビット線15を共有しない2つのNANDストリング10内の2つの選択ゲートトランジスタ22または2つの選択ゲートトランジスタ23を覆うように形成されることが可能である。この手法を用いる場合、除去部56の行方向(図2の左右方向)の長さは、ビット線15を共用しない2つのNANDストリング10内の選択ゲートトランジスタ22(または23)の両端に達する。この技術によれば、行方向に沿って隣接する2つの選択ゲートトランジスタ22(または23)からなる組を1つの単位として、除去部56が形成される組、除去部56が形成されない組が交互に並ぶ。この技術によれば、除去部56を効率よく形成することができる。
ソース/ドレイン領域45、55、65は、それぞれトンネル絶縁膜41、51、61の下方のチャネル領域を挟むように基板31の表面に形成され、拡散された不純物からなる。相互に隣接するソース/ドレイン拡散層45、55、65は、隣接するメモリセルトランジスタ11、選択ゲートトランジスタ22、23により共用されている。
メモリセルトランジスタ11および選択ゲートトランジスタ22、23の各ゲート構造(トンネル絶縁膜、浮遊ゲート電極、電極間絶縁膜、制御ゲート電極)の図3(a)における側面は、絶縁膜71により覆われている。絶縁膜71は、例えばシリコン酸化膜から実質的に構成される。
絶縁膜71の表面、制御ゲート電極44、54、64の上面、メモリセルトランジスタ11および選択ゲートトランジスタ22、23相互の基板31の表面は、絶縁膜72により覆われている。絶縁膜72は、例えばシリコン窒化膜から実質的に構成される。
絶縁膜72上の全面には、層間絶縁膜73が設けられる。層間絶縁膜73は、例えば、BPSG(boron phosphorous silicate glass)等のシリコン酸化膜から実質的に構成される。層間絶縁膜73の表面には、ビット線15が設けられる。
選択ゲートトランジスタ23の、選択ゲートトランジスタ22と反対側のソース/ドレイン拡散層65には、コンタクトプラグ74が設けられている。プラグ74は、ビット線15の下面と接続されている。プラグ74は、ビット線15を共用する2つのNANDストリング10の活性領域35に亘っている。
なお、図示しないが、ソース線14と接続される選択ゲートトランジスタ13も、セルトランジスタ11、選択ゲートトランジスタ22、23と同様の積層ゲート構造のトランジスタから構成される。すなわち、基板31上に、トンネル絶縁膜(ゲート絶縁膜)、浮遊ゲート電極、電極間絶縁膜、制御ゲート電極が順次積層される。トンネル絶縁膜の下方のチャネル領域を挟むように、基板31の表面にソース/ドレイン領域が形成される。ソース/ドレイン領域の一方は、メモリセル列の端のセルトランジスタ11のソース/ドレイン拡散層45と共通とされ、他方は、コンタクトプラグを介してソース線14と接続される。
全ての選択ゲートトランジスタ13の電極間絶縁膜は、図3(a)の選択ゲートトランジスタ22と同様に、一部が除去されている。そして、この除去された領域内で制御ゲート電極が浮遊ゲート電極と接続される。この結果、選択ゲートトランジスタ13は、通常のMOSトランジスタと同じ動作を行う。図2において、参照符号75は、選択ゲートトランジスタ13のゲート電極であり、同じ行に属する選択ゲートトランジスタ13によって共用されている。
図2に示すように、メモリセルトランジスタ11、選択ゲートトランジスタ13、22、23からなる1つのNANDストリング10は、プラグ74およびソース線14用のプラグ(図示せぬ)に対して対象に設けられる。
次に、図4(a)、図4(b)、図4(c)乃至図11(a)、図11(b)、図11(c)を参照して、図2、図3(a)、図3(b)、図3(c)の半導体記憶装置の製造方法について説明する。図4(a)、図5(a)、図6(a)、図7(a)、図8(a)、図9(a)、図10(a)、図11(a)は、図3(a)の構造を工程順に示している。図4(b)、図5(b)、図6(b)、図7(b)、図8(b)、図9(b)、図10(b)、図11(b)は、図3(b)の構造を工程順に示している。図4(c)、図5(c)、図6(c)、図7(c)、図8(c)、図9(c)、図10(c)、図11(c)は、図3(c)の構造を工程順に示している。
なお、ソース線13と接続される選択ゲートトランジスタ13の構造は、図示していないが、以下のことを除いて、選択ゲートトランジスタ22、23と同じである。異なるのは、選択ゲートトランジスタ22、23については、電極間絶縁膜43が除去されるものと、されないものが混在するのに対して、全ての選択ゲートトランジスタ13の電極間絶縁膜に開口(除去部)が形成されることである。よって、選択ゲートトランジスタ13についての記述は省略する。しかしながら、各工程において、選択ゲートトランジスタ22、23の形成に用いられる膜の形成、除去、加工、不純物の注入等が、選択ゲートトランジスタ13についても行われることにより、選択ゲートトランジスタ13が選択ゲートトランジスタ22、23と同時に作製される。
図4(a)、図4(b)、図4(c)に示すように、基板31の表面に、イオン注入によって、ウェル32、33が順次形成される。次に、メモリセルトランジスタ11、選択ゲートトランジスタ22、23の閾値電圧制御のために、これらトランジスタのチャネル領域の形成予定位置に不純物が注入される。
次に、基板31上の全面に、例えば熱酸化によって、絶縁膜41aが形成される。絶縁膜41aは、後の工程でパターニングされることによってトンネル絶縁膜41、51、61となる膜である。次に、絶縁膜41a上に、例えばCVD(chemical vapor deposition)、イオン注入等によって、導電膜42aが形成される。導電膜42aは、後の工程でパターニングされることによって浮遊ゲート42、52となる膜である。次に、電極膜42a上に、例えばシリコン窒化膜からなるマスク材81が形成される。
次に、図5(a)、図5(b)、図5(c)に示すように、リソグラフィ工程と、RIE(reactive ion etching)等の異方性エッチングとにより、マスク材81の分離絶縁膜34の形成予定領域に開口が形成される。次に、このマスク材81をマスクとして用いた、RIE等の異方性エッチングによって、絶縁膜42aおよび導電膜41aを貫き且つ基板31の表面の一部に達する溝が形成される。次に、この溝に、例えばCVD、CMP(chemical mechanical polishing)によって、マスク材81と同じ高さまで、分離絶縁膜34を構成する絶縁膜が埋め込まれる。
次に、図6(a)、図6(b)、図6(c)に示すように、マスク材81が除去される。次に、例えばRIE等を用いたエッチバックによって、分離絶縁膜34の上面が、絶縁膜41aより若干高い位置まで下げられる。
次に、図7(a)、図7(b)、図7(c)に示すように、ここまでの工程で得られる構造上の全面に、例えばCVDによって、絶縁膜43aが堆積される。この結果、絶縁膜43aは、分離絶縁膜34の上面、導電膜42aの表面を覆う。絶縁膜43aは、後の工程でパターニングされることによって電極間絶縁膜43、53、63となる膜である。
次に、図8(a)、図8(b)、図8(c)に示すように、絶縁膜43a上の全面に、例えばCVDによって、マスク材82が形成される。次に、例えばリソグラフィ工程によって、マスク材82の、電極間絶縁膜53、63が除去される予定の領域(除去部56の形成予定領域)に開口83が形成される。次に、マスク材82をマスクとして用いたRIE等の異方性エッチングによって、絶縁膜43aの一部が除去される。この結果、除去部56内において、電極膜42aが露出する。
次に、図9(a)、図9(b)、図9(c)に示すように、次に、マスク材82が除去される。次に、ここまでの工程で得られる構造上の全面に、例えばCVDによって、導電膜44aが形成される。導電膜44aは、後の工程でパターニングされることによって制御ゲート電極44、54、64となる膜である。この工程において、導電膜44aは、除去部56内で、材料膜43aの表面上に形成される。
次に、図10(a)、図10(b)、図10(c)に示すように、例えばCVDおよびリソグラフィ工程によって、導電膜44a上に、セルトランジスタ11、選択ゲートトランジスタ22、23、のゲート構造形成予定領域の上方に残存するパターンを有するマスク材(図示せぬ)が形成される。次に、このマスク材を用いて、例えばRIE等の異方性エッチングによって、導電膜44a、絶縁膜43a、導電膜42a、絶縁膜41aの一部が除去される。この結果、トンネル絶縁膜41、51、61、浮遊ゲート電極42、52、62、電極間絶縁膜43、53、63、制御ゲート電極44、54、64が形成される。
次に、図11(a)、図11(b)、図11(c)に示すように、制御ゲート電極44、54、64をマスクとして用いたイオン注入によって、ソース/ドレイン領域45、55、65が形成される。次に、CVDおよびエッチングによって、トンネル絶縁膜41、51、61、浮遊ゲート電極42、52、62、電極間絶縁膜43、53、63、制御ゲート電極44、54、64の側面上に絶縁膜71が形成される。
次に、図3(a)、図3(b)、図3(c)に示すように、ここまでの工程によって得られる構造上の全面に、例えばCVDによって絶縁膜72、73が順次形成される。次に、リソグラフィ工程と、RIE等の異方性エッチングとによって、ビット線15用の配線溝およびプラグ74用の孔が形成される。次に、例えば、CVD法によって、導電材料が埋め込まれることによって、ビット線15およびプラグ74が形成される。
次に、図12乃至図17を参照して、本発明の一実施形態に係る半導体記憶装置の動作について説明する。
図12、図15は、本発明の一実施形態に係る半導体記憶装置の動作時の一状態を示す平面図であり、図2の平面図に対応する。図13、図14は、それぞれ、図12の1点鎖線に囲まれたNANDストリング10a、10bの図3(a)に対応する断面図である。図16、図17は、それぞれ、図15の1点鎖線に囲まれたNANDストリング10a、10bの図3(a)に対応する断面図である。NANDストリング10a、10bは、ビット線15を共有する。
図13、図16に示すように、NANDストリング10aの選択ゲートトランジスタ22(22a)の制御ゲート電極54と浮遊ゲート電極52とは分離され、選択ゲートトランジスタ23(23a)の制御ゲート電極64と浮遊ゲート電極62とは接続されている。一方、図14、図17に示すように、NANDストリング10bの選択ゲートトランジスタ22(22b)の制御ゲート電極54と浮遊ゲート電極52とは接続され、選択ゲートトランジスタ23(23b)の制御ゲート電極64と浮遊ゲート電極62とは分離されている。
図12乃至図14は、NANDストリング10aが選択され、NANDストリング10bが非選択とされるための状態を描いている。一方、図16乃至図17は、NANDストリング10aが非選択とされ、NANDストリング10bが選択されるための状態を描いている。なお、図13、図14、図16、図17において、説明に必要な要素のみが示されており、その他の要素は省略されており、また、参照符号91、92はチャネルである。
まず、NANDストリング10aが選択される場合を説明する。図12乃至図14に示すように、制御ゲート電極54には、制御回路2によって第1電位が供給される。第1電位は、制御ゲート電極54、64と浮遊ゲート電極52、62とがそれぞれ接続されている、されていないに関わらず選択ゲートトランジスタ22a、22b、23a、23bをオンさせるに足る大きさの電位である。
一方、制御ゲート電極64には、制御回路2によって、少なくとも第1電位より小さい第2電位が供給される。第2電位は、制御ゲート電極54、64と浮遊ゲート電極52、62とがそれぞれ接続されている選択ゲートトランジスタ22a、22b、23a、23bをオンさせるに足る大きさ以上で、制御ゲート電極54、64と浮遊ゲート電極52、62とがそれぞれ接続されていない選択ゲートトランジスタ22a、22b、23a、23bをオンさせるに足る大きさ未満の電位である。
第1電位、第2電位は、選択ゲートトランジスタ22a、22b、23a、23bの各層の寸法、チャネル領域の不純物濃度等の様々な要因によって決定される。制御ゲート電極54、64と浮遊ゲート電極52、62とがそれぞれ接続されてない選択ゲートトランジスタ22a、22b、23a、23bに印加されると、カップリングによって、浮遊ゲート電極52、62には、例えば、制御ゲート電極54、64への印加電位の半分の電位が生じる。この現象を利用して、第1電位は、その半分の電位でも選択ゲートトランジスタ22a、22b、23a、23bをオンさせることができる電位、第2電位は、その半分の電位では選択ゲートトランジスタ22a、22b、23a、23bをオンさせることができない電位、に設定される。例えば、浮遊ゲート電極52、62に1Vの電位が生じた場合に選択ゲートトランジスタ22a、22b、23a、23bにチャネルが形成されるとすると、第1電位、第2電位は、それぞれ例えば2.4V、1、2Vとすることができる。
上記のような電位が印加されることによって、NANDストリング10aにおいては、図13に示すように、選択ゲートトランジスタ22a、23aがともにオンする。この結果、セルトランジスタ11がビット線15と電気的に接続される。書き込みの際にセルトランジスタ11に印加される電位は、本発明の実施形態を用いない場合と同じである。
一方、NANDストリング10bにおいては、図14に示すように、選択ゲートトランジスタ22bはオンするが、選択ゲートトランジスタ23bはオンしない。このため、セルトランジスタ11とビット線15とは、電気的に分離されている。
次に、NANDストリング10bが選択される場合を説明する。図15乃至図17に示すように、制御ゲート電極54には第2電位が印加され、制御ゲート電極64には第1電位が印加される。この結果、図16に示すように、選択ゲートトランジスタ23bはオンするが、選択ゲートトランジスタ22bはオンしない。このため、NANDストリング10aにおいては、セルトランジスタ11とビット線15とは、電気的に分離されている。一方、図17に示すように、選択ゲートトランジスタ22b、23bはともにオンする。この結果、NANDストリング10bにおいては、セルトランジスタ11がビット線15と電気的に接続される。
上記のように、第1、第2電位と除去部56の有無の組み合わせによって、選択ゲートトランジスタ22、23のオン、オフが制御される。この制御が確実に行われるように、選択ゲートトランジスタ22、23は、少なくとも閾値電圧を含む特性が厳密に制御される必要がある。一方で、半導体記憶装置の微細化の進展に従って、特性を揃えることが困難になってきている。特に、除去部56を有する選択ゲートトランジスタ22、23を制御ゲート電極54、64に第2電位(低い方の電位)を印加してオンさせる場合の動作マージンが小さい。このため、この動作を保証するための製造ばらつきに対するマージンが小さい。
そこで、閾値制御のためのチャネル領域の不純物濃度を異ならせることによって、選択ゲートトランジスタ22、23の閾値を異ならせる手法を用いることができる。上記の説明では、選択ゲートトランジスタ22、23の閾値電圧は同じ(例えば1V)である。これに対して、例えば、除去部56を有する選択ゲートトランジスタ22、23の閾値のみをより低くする。こうすることによって、除去部56を有する選択ゲートトランジスタ22、23が第2電位でオンしやすくなる。これにより、選択ゲートトランジスタ22、23の製造ばらつきに対するマージンを緩和できる。
このような構造は、例えば、図8(a)、図8(b)、図8(c)の工程で、除去部56の形成後、マスク材82の開口から導電膜42aを介してチャネル領域に不純物を注入することによって実現できる。この不純物は、注入されたチャネル領域を含んだ選択ゲートトランジスタ22、23の閾値を減ずるものが用いられる。
本発明の実施形態に係る半導体記憶装置によれば、2つのNANDストリング10が1つのビット線15と接続される。このように、ビット線コンタクト74の必要数を減ずることによって、半導体記憶装置の微細化が可能となる。
また、1つのNADストリングのメモリセルトランジスタの直列構造の一端が、直列接続された2つの積層ゲート構造型の選択ゲートトランジスタ22、23を介してビット線15と接続される。また、1つのNANDストリング10内の選択ゲートトランジスタ22、23の一方で、且つ1つのビット線15を共用する2つのNANDストリング10において2つの選択ゲートトランジスタ22の一方と、2つの選択ゲートトランジスタ23の一方を満たす選択ゲートトランジスタ22、23において、浮遊ゲート電極52、62と制御ゲート電極54、64とが接続される。そして、制御ゲート電極54、64に適切な電位を印加することによって、ビット線15を共用する2つのNANDストリング10の一方のみがビット線15と接続される。この構造は、高価な半導体製造装置を用いることなく従来のNAND型フラッシュメモリの製造工程を用いて実現できる。このため、製造コストの増大を招くことなく、2つのNANDストリング10で1つのビット線を共用することによって半導体装置を微細化できる。
その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。
本発明の一実施形態に係る半導体記憶装置の機能ブロック図。 本発明の一実施形態に係る半導体記憶装置の上面図。 図2の一部の断面図。 図3の半導体記憶装置の製造工程の一状態を示す断面図。 図4に続く工程での断面図。 図5に続く工程での断面図。 図6に続く工程での断面図。 図7に続く工程での断面図。 図8に続く工程での断面図。 図9に続く断面図。 図10に続く工程での断面図。 本発明の一実施形態に係る半導体記憶装置の動作時の一状態を示す平面図。 図12の一部の断面図。 図12の一部の断面図。 本発明の一実施形態に係る半導体記憶装置の動作時の一状態を示す平面図。 図15の一部の断面図。 図15の一部の断面図。
符号の説明
11…メモリセル、13、22、23…選択ゲートトランジスタ、31…基板、32…nウェル、33…pウェル、34…分離絶縁膜、35…素子領域、41、51、61…トンネル絶縁膜、42、52、62…浮遊ゲート電極、43、53、63…電極間絶縁膜、44、54、64…制御ゲート電極、45、55、65…ソース/ドレイン領域、56…除去部、71…側壁絶縁膜、72…絶縁膜、73…層間絶縁膜、74…コンタクトプラグ。

Claims (5)

  1. 電気的に直列接続され、電気的に情報の記録および消去が可能な複数のメモリセルトランジスタを含んだ第1セルトランジスタ列と、
    一端が前記第1セルトランジスタ列の一端と電気的に接続され、半導体基板の上方において積層された第1導電膜と電極間絶縁膜と第2導電膜と、ソース/ドレイン拡散層と、を有する第1選択トランジスタと、
    前記第1選択トランジスタの他端とビット線との間に電気的に接続され、前記半導体基板の上方において積層された第1導電膜と電極間絶縁膜と第2導電膜と、ソース/ドレイン拡散層と、を有する第2選択トランジスタと、
    前記第1セルトランジスタ列の他端とソース線との間に電気的に接続された第3選択トランジスタと、
    を具備し、
    前記第1、第2選択トランジスタの一方において前記第1導電膜と前記第2導電膜とが接続され、他方において前記第1導電膜と前記第2導電膜とが電気的に分離されており、
    前記第1、第2選択トランジスタの他方の一部を構成する前記第2導電膜は、前記第1、第2選択トランジスタとは別の選択トランジスタの第1導電膜と接続されている、
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 電気的に直列接続され、電気的に情報の記録および消去が可能な複数のメモリセルトランジスタを含んだ第2セルトランジスタ列と、
    一端が前記第2セルトランジスタ列の一端と電気的に接続され、半導体基板の上方において積層された第1導電膜と電極間絶縁膜と第2導電膜と、ソース/ドレイン拡散層と、を有する第4選択トランジスタと、
    前記第4選択トランジスタの他端と前記ビット線との間に電気的に接続され、前記半導体基板の上方において積層された第1導電膜と電極間絶縁膜と第2導電膜と、ソース/ドレイン拡散層と、を有する第5選択トランジスタと、
    前記第2セルトランジスタ列の他端と前記ソース線との間に電気的に接続された第6選択トランジスタと、
    を具備し、
    前記第1選択トランジスタの前記第2導電膜と前記第4選択トランジスタの前記第2導電膜とが接続されており、前記第2選択トランジスタの前記第2導電膜と前記第5選択トランジスタの前記第2導電膜とが接続されており、
    前記第2選択トランジスタと第4選択トランジスタにおいて前記第1導電膜と前記第2導電膜とが接続され、
    前記第1選択トランジスタと前記第5選択トランジスタにおいて前記第1導電膜と前記第2導電膜とが電気的に分離されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 前記第1セルトランジスタ列を前記ビット線と電気的に接続させる際、前記第1、第4選択トランジスタの前記第2導電膜に前記第1選択トランジスタをオンさせるに足る電位が印加され、前記第2、第5選択トランジスタの前記第2導電膜に前記第2選択トランジスタをオンさせるに足る大きさ以上で且つ前記第5選択トランジスタをオンさせるに足る大きさ未満の電位が印加され、
    前記第2セルトランジスタ列を前記ビット線と接続させる際、前記第1、第4選択トランジスタの前記第2導電膜に前記第4選択トランジスタをオンさせるに足る大きさ以上で且つ前記第1選択トランジスタをオンさせるに足る大きさ未満の電位が印加され、前記第2、第5選択トランジスタの前記第2導電膜に前記第5選択トランジスタをオンさせるに足る大きさの電位が印加される、
    ことを特徴とする請求項2に記載の半導体記憶装置。
  4. 電気的に直列接続された第1選択トランジスタと第2選択トランジスタと電気的に情報の記録および消去が可能な複数のメモリセルトランジスタと第3選択トランジスタとをそれぞれが含んだ第1NANDストリングおよび第2NANDストリングと、
    前記第3選択トランジスタ側において前記第1、第2NANDストリングと電気的に接続されたソース線と、
    を具備し、
    前記第1選択トランジスタの各々は、半導体基板の上方において積層された第1導電膜と電極間絶縁膜と第2導電膜と、ソース/ドレイン拡散層と、を有し、
    前記第2選択トランジスタの各々は、半導体基板の上方において積層された第1導電膜と電極間絶縁膜と第2導電膜と、ソース/ドレイン拡散層と、を有し、
    前記第2導電膜は、前記第1、第2NANDストリング間で共用され、
    前記第1、第2NANDストリングは前記第1選択トランジスタ側において1つのビット線と電気的に接続され、
    前記第1NANDストリングの前記第2選択トランジスタおよび前記第2NANDストリングの前記第1選択トランジスタにおいて前記第1導電膜と前記第2導電膜とが接続され、前記第1NANDストリングの前記第1選択トランジスタおよび前記第2NANDストリングの前記第2選択トランジスタにおいて前記第1導電膜と前記第2導電膜とが電気的に分離されている、
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  5. 前記第1NANDストリングの前記メモリセルトランジスタを前記ビット線と接続させる際、前記第1選択トランジスタの前記第2導電膜に前記第1NANDストリングの前記第1選択トランジスタをオンさせるに足る大きさの電位が印加され、前記第2選択トランジスタの前記第2導電膜に前記第1NANDストリングの前記第2選択トランジスタをオンさせるに足る大きさ以上で且つ前記第2NANDストリングの前記第2選択トランジスタをオンさせるに足る大きさ未満の電位が印加され、
    前記第2NANDストリングの前記メモリセルトランジスタを前記ビット線と接続させる際、前記第1選択トランジスタの前記第2導電膜に前記第2NANDストリングの前記第1選択トランジスタをオンさせるに足る大きさ以上で且つ前記第1NANDストリングの前記第1選択トランジスタをオンさせるに足る大きさ未満の電位が印加され、前記第2選択トランジスタの前記第2導電膜に前記第2NANDストリングの前記第2選択トランジスタをオンさせるに足る大きさの電位が印加される、
    ことを特徴とする請求項4に記載の半導体記憶装置。
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