JP2008182425A - フィルタ回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】連続する複数のサンプリングタイミングで混入する幅狭のノイズを除去する。
【解決手段】フィルタ回路1は入力信号処理回路2と信号レベル判定回路3とを備える。入力信号処理回路2は、クロック信号CLKでデジタル入力信号Dinをサンプリングして保持し、隣り合うサンプリングタイミングの間においてデジタル入力信号Dinにレベル変化が生じた場合、その保持した信号を反転する。信号レベル判定回路3は、サンプリング入力信号Dsをクロック信号CLKで複数段に順次遅延させ、遅延させた各段の信号が全て一致したときに、その一致したレベルを持つ信号Doutを出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、デジタル信号に含まれるノイズを除去するフィルタ回路に関する。
信号線にノイズが混入する場合、その信号線を介して入力される信号をサンプリングすることによりデジタル信号値の系列からノイズを除去するノイズ除去回路が開示されている(特許文献1参照)。このノイズ除去回路は、ノイズが時間幅の短いパルスとして混入することに着目し、入力信号をクロック信号によりサンプリングした上で、所定の幅以下のパルス信号を取り除くようになっている。
具体的には、デジタル信号を順次遅延するための複数の遅延器と、遅延器の出力の全てがHレベルの場合に第1の判定信号を発生する第1の論理回路と、遅延器の出力の全てがLレベルの場合に第2の判定信号を発生する第2の論理回路と、第1の判定信号が入力されるとHレベルを出力し、第2の判定信号が入力されるとLレベルを出力するRSフリップフロップとを備えて構成されている。
特開2000−134070号公報
特許文献1記載のノイズ除去回路は、サンプリングタイミングにおける信号レベルのみに基づいてノイズを除去する。そのため、例えば一定レベルの信号が入力されている時に、当該信号レベルとは異なるレベルを持ちサンプリング周期よりも短い幅を持つノイズが、連続する複数のサンプリングタイミングで入ると、上記信号レベルとは異なるレベルが所定数以上連続してサンプリングされることになる。その結果、RSフリップフロップの出力が反転し、ノイズを正規の信号として出力してしまう。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、連続する複数のサンプリングタイミングでノイズが入っても当該ノイズを除去することができるフィルタ回路を提供することにある。
請求項1に記載した手段によれば、入力信号処理回路は、クロック信号によりデジタル入力信号をサンプリングして保持するとともに、各サンプリングタイミングの間においてデジタル入力信号にレベル変化が生じた場合、上記保持した信号を反転する。これにより、例えば一定レベルの信号が入力されている時に、当該信号レベルとは異なるレベルを持ちサンプリング周期よりも短い幅を持つノイズが、連続する複数のサンプリングタイミングで入った場合、入力信号処理回路は、保持した信号の反転動作を繰り返してサンプリング周期ごとにレベルが変化するサンプリング入力信号を出力する。
信号レベル判定回路は、このサンプリング入力信号をクロック信号に同期して複数段に順次遅延させ、これら遅延させた各段の信号が全て一致したことを条件として当該一致したレベルを持つ信号を出力する。上述した例の場合には、サンプリング入力信号がサンプリング周期ごとに変化するので、信号レベル判定回路は、サンプリングタイミングにおけるノイズレベルを信号レベルとして出力することはなく、連続的に混入する幅狭のノイズを確実に除去できる。
請求項2に記載した手段によれば、入力信号処理回路は、クロック信号に同期してデジタル入力信号をサンプリングして得たサンプリング入力信号を保持するサンプリング回路と、各サンプリングタイミングの間におけるデジタル入力信号のレベル変化を検出するレベル変化検出回路と、デジタル入力信号のレベル変化が検出されない場合には、サンプリング回路により保持されたサンプリング入力信号を保持し、デジタル入力信号のレベル変化が検出された場合には、現在保持している信号のレベルを反転して保持するレベル変化情報付加回路とを備えている。
すなわち、サンプリング回路とレベル変化情報付加回路はそれぞれ保持回路を備えており、レベル変化情報付加回路は、レベル変化検出回路から出力されるレベル変化検出信号に基づいて、サンプリング回路から出力されるサンプリング入力信号と、自ら保持している信号のレベル反転信号との何れか一方を選択して保持する。これにより、入力信号処理回路は、サンプリングしたデジタル入力信号に対し、さらにデジタル入力信号のレベル変化情報が付加されたサンプリング入力信号を出力する。
請求項3に記載した手段によれば、レベル変化検出回路は、各サンプリングタイミングの間(各サンプリング周期)におけるデジタル入力信号の第1レベルから第2レベルへの変化、第2レベルから第1レベルへの変化をそれぞれ検出するレベル変化検出回路を備えている。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、入力したデジタル信号値の系列からノイズを除去するフィルタ回路(ノイズ除去回路)の構成を示している。このフィルタ回路1に入力されるデジタル入力信号Dinは、例えば変速機において車輪の回転速度、エンジンの回転数などを検出する回転数検出センサの出力信号、通信システムにおける通信信号などの2値化信号である。フィルタ回路1はCMOS素子により構成されており、前段のバイポーラ素子により構成されたアナログ回路(図示せず)とともに、BiCMOSプロセスによるICとして形成されている。
フィルタ回路1は、クロック信号CLKに同期して動作する入力信号処理回路2と信号レベル判定回路3とから構成されている。入力信号処理回路2は、サンプリングタイミング(クロック信号CLKのアップエッジ)でデジタル入力信号Dinをサンプリングして保持し、隣り合うサンプリングタイミングの間(各サンプリング周期)においてデジタル入力信号Dinにレベル変化が生じた場合、その保持した信号を反転するようになっている。そして、保持した信号をサンプリング入力信号Dsとして出力する。
信号レベル判定回路3は、サンプリング入力信号Dsをクロック信号CLKのアップエッジで複数段に順次遅延させ、これら遅延させた各段の信号が全てHレベル(第1レベル)となったことに応じてHレベルの信号Doutを出力し、これら遅延させた各段の信号が全てLレベル(第2レベル)となったことに応じてLレベルの信号Doutを出力する。
図2は、入力信号処理回路2の構成を示している。入力信号処理回路2は、レベル変化検出回路4、サンプリング回路5およびレベル変化情報付加回路6から構成されている。このうちレベル変化検出回路4は、各サンプリングタイミングの間におけるデジタル入力信号Dinのレベル変化の有無を検出するものであり、リセット端子(Lレベルでリセット)を持つ2つのDフリップフロップ7、8を備えている。
Dフリップフロップ7は、各サンプリングタイミングの間におけるデジタル入力信号DinのHレベルからLレベルへの変化を検出する回路であり、そのデータ端子にはHレベルに対応する電圧Vccが与えられており、リセット端子にはデジタル入力信号Dinが与えられている。Dフリップフロップ8は、各サンプリングタイミングの間におけるデジタル入力信号DinのLレベルからHレベルへの変化を検出する回路であり、そのデータ端子には電圧Vccが与えられており、リセット端子にはNOT回路9を介してデジタル入力信号Dinの反転信号が与えられている。
これらDフリップフロップ7、8の各出力端子(ノード1−1、1−2)は、それぞれNOT回路10、11を介してAND回路12に入力されている。AND回路12の出力端子(ノード1−3)から出力されるレベル変化検出信号Daは、直前のサンプリングタイミング以降にデジタル入力信号Dinのレベル変化があった場合にHレベルになり、レベル変化がなかった場合にLレベルのままとなる。
サンプリング回路5は、Dフリップフロップ13を備えており、クロック信号CLKのアップエッジでデジタル入力信号Dinをサンプリングして保持する。Dフリップフロップ13の出力端子をノード1−4とする。レベル変化情報付加回路6は、Dフリップフロップ14を備えている。レベル変化検出回路4から出力されるレベル変化検出信号DaがLレベルの場合には、サンプリング回路5により保持されたデジタル入力信号DinをDフリップフロップ14に保持し、レベル変化検出信号DaがHレベルの場合には、Dフリップフロップ14が保持している信号のレベルを反転して保持し直す。
このレベル変化検出信号Daに基づく択一的保持動作は、AND回路15、16、OR回路17およびNOT回路18、19により行われる。AND回路15には、レベル変化検出信号Daと、Dフリップフロップ14の出力信号をNOT回路19により反転した信号とが入力され、AND回路16には、レベル変化検出信号DaをNOT回路18により反転した信号と、サンプリング回路5から出力されるデジタル入力信号Dinとが入力されている。これらAND回路15、16の出力信号は、OR回路17を介してDフリップフロップ14のデータ端子に与えられており、Dフリップフロップ14の出力端子(ノード1−5)からはサンプリング入力信号Dsが出力される。
図3は、信号レベル判定回路3の構成を示している。直列に接続された6個のDフリップフロップ21〜26は、入力信号処理回路2から与えられるサンプリング入力信号Dsをクロック信号CLKの周期(サンプリング周期)ずつ順次遅延させて伝播する遅延回路20を構成している。AND回路27は、Dフリップフロップ21〜26の出力信号を入力とし、順次遅延させた各段の信号が全てHレベル(第1レベル)となったときにHレベルの信号を出力する。NOR回路28は、Dフリップフロップ21〜26の出力信号を入力とし、順次遅延させた各段の信号が全てLレベル(第2レベル)となったときにHレベルの信号を出力する。
AND回路27、NOR回路28よりも後の回路は、クロック信号CLKに同期して動作するRSフリップフロップ29を構成している。RSフリップフロップ29は、AND回路27とNOR回路28の各出力信号を入力とするOR回路30とDフリップフロップ31とを備えている。Dフリップフロップ31は、OR回路30の出力信号がLレベルの場合には、自ら保持している信号をそのまま保持し、OR回路30の出力信号がHレベルの場合には、AND回路27の出力信号を保持する。
このOR回路30の出力信号に基づく択一的保持動作は、AND回路32、33、OR回路34およびNOT回路35により行われる。AND回路32には、OR回路30の出力信号をNOT回路35により反転した信号とDフリップフロップ31の出力信号とが入力され、AND回路33には、OR回路30の出力信号とAND回路27の出力信号とが入力されている。これらAND回路32、33の出力信号は、OR回路34を介してDフリップフロップ31のデータ端子に与えられており、Dフリップフロップ31の出力端子(ノード2−10)からはフィルタ処理後の出力信号Doutが出力される。なお、以降の説明において、Dフリップフロップ21〜26の各出力端子をノード2−1〜2−6とし、AND回路27、NOR回路28、OR回路30の各出力端子をノード2−7、2−8、2−9とする。
次に、フィルタ回路1の動作について図4ないし図12に示すタイミングチャートを参照しながら説明する。
図4は、デジタル入力信号Dinにノイズが混入していない場合の入力信号処理回路2のタイミングチャートであり、図5は、デジタル入力信号Dinにサンプリング周期よりも短い幅を持つノイズが混入している場合の入力信号処理回路2のタイミングチャートである。何れも、上から順にデジタル入力信号Din、クロック信号CLK、ノード1−1〜ノード1−5の信号を示しており、デジタル入力信号Dinでの格子表示を付した部分がノイズである。
ノード1−1の信号は、直前のサンプリングタイミング以降にデジタル入力信号DinにHレベルからLレベルへの変化が一度でもあったときにLレベルとなり、HレベルからLレベルへの変化が一度もなかったときにHレベルとなる。ノード1−2の信号は、直前のサンプリングタイミング以降にデジタル入力信号DinにLレベルからHレベルへの変化が一度でもあったときにLレベルとなり、LレベルからHレベルへの変化が一度もなかったときにHレベルとなる。その結果、ノード1−3のレベル変化検出信号Daは、既述したように直前のサンプリングタイミング以降にデジタル入力信号Dinのレベル変化が一度でもあった場合にHレベルとなり、レベル変化が一度もなかった場合にLレベルのままとなる。
レベル変化検出信号DaがLレベルの場合には、次のサンプリングタイミング(クロック信号CLKのアップエッジ)で、サンプリング回路5により保持されたデジタル入力信号DinをDフリップフロップ14に保持する。レベル変化検出信号DaがHレベルの場合には、次のサンプリングタイミングで、Dフリップフロップ14が保持している信号のレベルを反転して保持し直す。ノード1−5のサンプリング入力信号Dsは、上記Dフリップフロップ14の出力信号である。
ノイズが入らない図4では、デジタル入力信号Dinのレベルが変化すると、その変化後最初のサンプリングタイミングで、サンプリング入力信号Dsはデジタル入力信号Dinのレベルに変化する。これに対し、サンプリング周期よりも短い幅を持つノイズが入る図5では、ノイズが入る毎に次のサンプリングタイミングでサンプリング入力信号Dsが反転する。そして、1サンプリング周期の間にデジタル入力信号Dinに一度もレベル変化がなかった場合に、当該周期が終了するサンプリングタイミングで、サンプリング入力信号Dsはデジタル入力信号Dinのレベルに一致する。
図6〜図12は、信号レベル判定回路3におけるタイミングチャートで、何れも上から順にクロック信号CLK、ノード1−5、ノード2−1〜ノード2−10の各信号を示している。ノード2−7の信号は、ノード2−1からノード2−6の各信号が全てLレベルのときにHレベルとなり、ノード2−8の信号は、ノード2−1からノード2−6の各信号が全てHレベルのときにHレベルとなる。従って、ノイズか否かの判定信号であるノード2−9の信号は、ノード2−1からノード2−6の信号が全てLレベルまたは全てHレベルのときにHレベル(正規の信号と判定)となり、それ以外のときにLレベル(ノイズと判定)となる。
図6は、Lレベルのデジタル入力信号Dinに対してサンプリング周期よりも短い幅(または等しい幅)を持つノイズが1度混入した場合を示している。この場合、ノード1−5のサンプリング入力信号Dsは1サンプリング周期だけHレベルとなり、それが遅延回路20を構成する各Dフリップフロップ21〜26にサンプリング周期ずつ遅れながら順次伝播される。このHレベルの信号が遅延回路20を通過するまでの6サンプリング周期の間、ノード2−7からノード2−9の信号はLレベルとなる。ノード2−9の信号がLレベルの期間、出力信号Doutは現在の値(Lレベル)を保持し続ける。
図7は、Lレベルのデジタル入力信号Dinに対してサンプリング周期よりも短い幅を持つノイズが連続的に混入した場合を示している。図5に示したように、サンプリング入力信号Dsは、連続するサンプリングタイミングで同じレベル(Hレベル)のノイズが混入しても、ノイズが混入する毎にレベルが反転する。このレベル反転を繰り返すサンプリング入力信号Dsは、遅延回路20を伝播する。
従って、サンプリング周期よりも短い幅を持つノイズがデジタル入力信号Dinに連続的に混入している期間(厳密には当該ノイズが消滅してサンプリング入力信号Dsのレベルが一定となってから6サンプリング周期が経過するまでの期間)、ノード2−7からノード2−9の信号はLレベルとなる。この期間では出力信号Doutは現在の値(Lレベル)を保持し続ける。
図7では、サンプリング周期よりも短い幅を持つHレベルのノイズが2回連続してサンプリングタイミングに混入した場合を示したが、3回以上連続してサンプリングタイミングに混入する場合も、同様にサンプリング入力信号Dsがレベル反転を繰り返す。従って、フィルタ回路1が連続的に混入する幅狭のノイズを正規信号と誤り(ノイズレベルに等しい)Hレベルの出力信号Doutを出力することはない。
なお、図8は、Hレベルのデジタル入力信号Dinに対してサンプリング周期よりも短い幅(または等しい幅)を持つノイズが1度混入した場合を示しており、図9は、Hレベルのデジタル入力信号Dinに対してサンプリング周期よりも短い幅を持つノイズが連続的に混入した場合を示している。これらの場合の動作も、図6、図7に示す場合の動作と同様となる。
以上説明した幅狭のノイズの混入に対し、図10〜図12は、それぞれLレベルのデジタル入力信号Dinに対して2サンプリング周期、5サンプリング周期、6サンプリング周期の間連続してHレベルを保つノイズが混入した場合を示している。一定レベルを保ち続けるノイズが混入する場合は、サンプリング周期よりも短い幅を持つノイズが連続的に混入する場合とは異なり、ノード1−5のサンプリング入力信号Dsは反転せず、ノイズの持つレベル(図10〜図12ではHレベル)のままとなる。
その結果、図12に示すようにデジタル入力信号Dinに6サンプリング周期以上の長さを持つノイズが混入すると、遅延回路20を構成する各Dフリップフロップ21〜26の出力信号が全てHレベルとなり出力信号Doutが(ノイズの持つレベルに等しい)Hレベルに変化する。
以上説明した本実施形態のフィルタ回路1は、従来と同様の構成を持つ信号レベル判定回路3の前段に入力信号処理回路2を備えている。この入力信号処理回路2は、クロック信号CLKによりデジタル入力信号Dinをサンプリングして保持するとともに、各サンプリングタイミングの間にデジタル入力信号Dinにレベル変化が生じた場合、その保持したサンプリング入力信号Dsを反転する。つまり、入力信号処理回路2は、従来回路では考慮されていなかったサンプリングタイミングの間におけるデジタル入力信号Dinのレベル変化を検出し、レベル変化を検出したときにはサンプリング入力信号Dsを強制的に変化させる。
これにより、例えば一定レベルのデジタル入力信号Dinが入力されている時に、当該信号レベルとは異なるレベルを持ちサンプリング周期よりも短い幅を持つノイズが、連続する複数のサンプリングタイミングで混入した場合でも、入力信号処理回路2は、サンプリング周期ごとにレベルが反転するサンプリング入力信号Dsを出力する。サンプリング入力信号Dsのレベルが反転することにより、ノード2−9の信号がHレベルとなることを阻止できる。その結果、フィルタ回路1は、デジタル入力信号Dinに混入する幅狭のノイズを正規信号と誤って出力する(通過させる)ことがなく、幅狭のノイズを確実に除去可能となる。また、入力信号処理回路2は図2に示すように小規模の論理回路で構成できるので、チップ面積の増大も抑えられる。
なお、一定レベルを保ち続けるノイズについても、その長さが6サンプリング周期未満であれば除去することができる。それを超える長さを持つ連続ノイズが混入する虞がある場合には、信号レベル判定回路3の遅延回路20を構成するDフリップフロップの直列接続数(段数)を増やすこと、或いはクロック信号CLKの周期(サンプリング周期)を長くすることが有効である。例えばクロック周波数が1μsの場合には0〜6μsの幅を持つノイズを除去できるのに対し、クロック周波数が2μsの場合には0〜12μsの幅を持つノイズを除去できる。
本発明は上記し且つ図面に示す実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のように変形または拡張が可能である。
フィルタ回路1は、車両用ICに限らず、高精度な制御が必要となる種々のICにおいて、ノイズによる誤動作を防止するのに有効である。所定値以下の時間幅を持つノイズを除去できるので、パルスマスクしたい回路全般に適用できる。
本発明の一実施形態を示すフィルタ回路の全体構成図 入力信号処理回路の構成図 信号レベル判定回路の構成図 ノイズが混入していない場合の入力信号処理回路のタイミングチャート サンプリング周期よりも短い幅を持つノイズが混入している場合の入力信号処理回路のタイミングチャート サンプリング周期よりも短い幅(または等しい幅)を持つノイズが1度混入した場合の信号レベル判定回路のタイミングチャート サンプリング周期よりも短い幅を持つノイズが連続的に混入した場合の信号レベル判定回路のタイミングチャート 図6相当図 図7相当図 2サンプリング周期の間同一レベルを保つノイズが混入した場合の信号レベル判定回路のタイミングチャート 5サンプリング周期の間同一レベルを保つノイズが混入した場合の信号レベル判定回路のタイミングチャート 6サンプリング周期の間同一レベルを保つノイズが混入した場合の信号レベル判定回路のタイミングチャート
符号の説明
1はフィルタ回路、2は入力信号処理回路、3は信号レベル判定回路、4はレベル変化検出回路、5はサンプリング回路、6はレベル変化情報付加回路である。

Claims (3)

  1. クロック信号によりデジタル入力信号をサンプリングして保持し、各サンプリングタイミングの間において前記デジタル入力信号にレベル変化が生じた場合、前記保持した信号を反転する入力信号処理回路と、
    この入力信号処理回路から出力されるサンプリング入力信号を前記クロック信号に同期して複数段に順次遅延させ、これら遅延させた各段の信号が全て第1レベルとなったことに応じて当該第1レベルの信号を出力し、これら遅延させた各段の信号が全て第2レベルとなったことに応じて当該第2レベルの信号を出力する信号レベル判定回路とを備えていることを特徴とするフィルタ回路。
  2. 前記入力信号処理回路は、
    前記クロック信号に同期して前記デジタル入力信号をサンプリングし、そのサンプリング入力信号を保持するサンプリング回路と、
    前記各サンプリングタイミングの間における前記デジタル入力信号のレベル変化を検出するレベル変化検出回路と、
    このレベル変化検出回路により前記デジタル入力信号のレベル変化が検出されない場合には、前記サンプリング回路により保持されたサンプリング入力信号を保持し、前記レベル変化検出回路により前記デジタル入力信号のレベル変化が検出された場合には、自ら保持している信号のレベルを反転して保持するレベル変化情報付加回路とから構成されていることを特徴とする請求項1記載のフィルタ回路。
  3. 前記レベル変化検出回路は、
    前記各サンプリングタイミングの間における前記デジタル入力信号の第1レベルから第2レベルへの変化を検出する回路と、前記各サンプリングタイミングの間における前記デジタル入力信号の第2レベルから第1レベルへの変化を検出する回路とを備えて構成されていることを特徴とする請求項2記載のフィルタ回路。
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